JP3199617B2 - ダンピング演算方法ならびに装置 - Google Patents

ダンピング演算方法ならびに装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダンピング演算方法
および装置、特に、フィードバック制御系のダンピング
演算方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィードバック制御系の時間応答が不安
定あるいは振動的となる場合、ダンピング演算方法とし
て、1次進み遅れ伝達関数(1+TD1s)/(1+TD2
s)を閉回路に入れ、時定数TD1およびTD2を選定す
る。選定方法には、一般に、時定数TD1をその系の遮断
角周波数ωC の逆数に、また時定数TD2をαTD1(α>
1あるいはα<1)に採る方法が採られている(参考文
献:大島康次郎・荒木献次郎共著:サーボ機構、pp1
26−134、オーム社(昭和63年3月))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のダンピング
演算方法では、ダンピング演算の結果得られる制御系の
遮断角周波数ωC ′が元の遮断角周波数ωC より大きく
なったりあるいは小さくなったりする。すなわち、
ωC ′>ωC あるいはωC ′<ωC 等の場合がある。制
御系は遮断角周波数ωC を基本として設計されるので、
ダンピング演算の結果、基本設計からずれる。このため
所定の応答特性が得られなくなるという問題がある。
【0004】また、ダンピング伝達関数を用いる主目的
は、利得が0(dB)のときの位相、すなわち遮断角周
波数ωC における位相余裕を所定の値以上になるように
することにある。ところが従来の方法では、ダンピング
演算の結果、最大位相余裕を与える角周波数が系の遮断
角周波数ωC と一致しない。このため、最適の時定数T
D1およびTD2を求めることができないという問題があ
る。
【0005】次に、最大の問題は、n形制御系(整数n
≧1)では単調でない応答波形となるため、所定の時定
数TD1およびTD2が求まらない場合が生ずることであ
る。
【0006】そこで、時定数の選定方法として、例え
ば、遮断角周波数ωC に対し、変分角周波数ΔωC を加
減算した逆数として、時定数TD1およびTD2を設定する
ことが考えられる。しかしながら、角周波数は、10を
底とする対数関数となっているため、ダンピング演算後
の制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝達関数を接続
する前と一致しない。このため、所定の設計値とするこ
とができないという問題が存在する。
【0007】この発明の目的は、ダンピング演算あるい
はダンピング繰返し演算する場合、その結果として得ら
れる制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝達関数を接
続する前と不変であるダンピング演算方法ならびに装置
を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、進み補償すなわち
時定数の関係がTD1>TD2の場合であっても、あるいは
遅れ補償すなわち時定数の関係がTD1<TD2の場合であ
っても適用できるダンピング演算方法ならびに装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前向き伝達
関数G(s),後向き伝達関数H(s),ダンピング伝
達関数D(s)を備えているフィードバック制御系であ
って、ダンピング伝達関数D(s)として、1次進み遅
れ伝達関数
【数5】 を採用しているフィードバック制御系のダンピング演算
装置において、ダンピング伝達関数D(s)を接続しな
いときの遮断角周波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周
波数ステップΔωと、フィードバック制御系の許容応答
誤差εとを入力するための入力手段と、入力手段によっ
て入力された遮断角周波数ωC および角周波数ステップ
Δω毎に変化させた変分角周波数ΔωC を用いて、T1
=ΔωC /ωC およびT2 =1/ωC ・ΔωC により等
間隔逆関数T1 およびT2 を演算する第1演算手段と、
第1演算手段によって演算された等間隔逆関数T1 およ
びT2 を用いて、フィードバック制御系のインディシャ
ル応答Cを演算する第2演算手段と、第2演算手段によ
って演算されたインディシャル応答Cが、許容応答誤差
ε以内の所定の応答となっているか否かを判別する判別
手段と、判別手段により所定の応答となっていると判別
されたとき、等間隔逆関数T1およびT2 を、ダンピン
グ伝達関数D(s)のダンピング定数TD1およびTD2
設定する設定手段とを備え、フィードバック制御系の遮
断角周波数が、ダンピング伝達関数を接続する前と不変
であるようにしたことを特徴とする。
【0010】また、この発明は、前向き伝達関数G
(s),後向き伝達関数H(s),ダンピング伝達関数
D(s)を備えているフィードバック制御系であって、
ダンピング伝達関数D(s)として、1次進み遅れ伝達
関数
【数6】 を採用しているフィードバック制御系のダンピング演算
方法において、ダンピング伝達関数D(s)を接続しな
いときの遮断角周波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周
波数ステップΔωと、フィードバック制御系の許容応答
誤差εとを入力するステップと、入力された遮断角周波
数ωC および角周波数ステップΔω毎に変化させた変分
角周波数ΔωC を用いて、T1 =ΔωC /ωC およびT
2 =1/ωC ・ΔωC により等間隔逆関数T1 およびT
2 を演算するステップと、演算された等間隔逆関数T1
およびT2 を用いて、フィードバック制御系のインディ
シャル応答Cを演算するステップと、演算されたインデ
ィシャル応答Cが、許容応答誤差ε以内の所定の応答と
なっているか否かを判別するステップと、所定の応答と
なっていると判別されたとき、等間隔逆関数T1 および
2 を、ダンピング伝達関数D(s)のダンピング定数
D1およびTD2に設定するステップとを含み、フィード
バック制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝達関数を
接続する前と不変であるようにすることを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の演算装置では、遮断角周波数ωC および
変分角周波数ΔωC が、入力手段により入力される。第
1の演算手段では、入力された遮断角周波数ωC および
変分角周波数ΔωC を用いて、等間隔逆関数式により、
等間隔逆関数T1 およびT2 の演算が実行される。第2
の演算装置では、演算手段により等間隔逆関数T1 およ
びT2 を用いてインディシャル応答Cの演算が実行され
る。次に、判別手段により、演算されたインディシャル
応答が所定の応答となっているかを判別する。判別手段
より、所定の応答となっていると判別されたとき、設定
手段により、等間隔逆関数T1 およびT2 をダンピング
定数TD1およびTD2として使用する。
【0012】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明のダンピ
ング演算方法ならびに装置について説明する。 (1)制御系の構成の説明 図1は、本発明が適用される制御系の構成を示してい
る。制御系は、基本的には、前向き伝達関数G(s)
1、後ろ向き伝達関数H(s)2、およびダンピング伝
達関数D(s)3を備えている。複雑な多重制御系も伝
達関数を等価交換することにより、図1の構成に導くこ
とができる。図1において、Rは基準値、Cは制御量で
ある。
【0013】図において、ダンピング伝達関数D(s)
が接続されていない構成で、基準値に階段状関数を与え
たときの応答が制御量Cとして出力される。この応答
は、伝達関数G(s)およびH(s)の内容により、不
安定あるいは振動的となる場合がある。このような場
合、ダンピング伝達関数D(s)を接続し、その時定数
を設定することにより、安定あるいは非振動的な応答と
することができる。(2)ダンピング伝達関数の定数設
定方法図1の制御系において、ダンピング伝達関数3が
ない場合の開回路一巡周波数伝達関数G(jω)H(j
ω)のデシベル利得g(dB)は次式となる。
【数7】 g=20log10|G(jω)・H(jω)|・・・・・・・・・・・(1) (1)式において、遮断角周波数すなわちg=1となる
角周波数をωC (rad/s)とする。このωC は、設
計値として所定値となるように、一巡利得を決める。
【0014】次に、ダンピング伝達関数D(s)を接続
する。この場合、ダンピング伝達関数は次式に示すよう
な1次進み遅れ形を用いる。
【0015】
【数8】
【0016】(2)式において、TD1,TD2はダンピン
グ時定数、sはラプラス演算子である。
【0017】これらのダンピング時定数TD1,TD2を選
定するため、まず式(2)を次式の周波数伝達関数D
(jω)で表わす。
【0018】
【数9】
【0019】ダンピング時定数T1 ,T2 は、初期値と
して、遮断角周波数ωC に対し次式のように選ぶ。
【0020】
【数10】
【0021】この場合、周波数伝達関数の周波数特性
を、図2に示すように、横軸が角周波数ω(rad/
s)の対数目盛、縦軸が利得gD (dB)の等間隔目盛
のグラフ、すなわちボード線図上に示す。図2には、式
(3)の各項、すなわち(1)1+jωT1 、(2)1
/(1+jωT2 )、(3)(1+jωT1 )/(1+
jωT2 )、(4)√T2 /T1 (1+jωT1 )/
(1+jωT2 )の各項を示す。
【0022】次に、ダンピング時定数T1 ,T2 を変化
させるとき、図1の開回路一巡周波数伝達関数G(j
ω)H(jω)D(jω)の遮断角周波数を、ダンピン
グ伝達関数を接続しないときの遮断角周波数の設計値ω
C と同一とするには、次の関係式を満足していることが
必要且つ十分条件である。
【0023】
【数11】
【0024】ここに、ΔωC は変分角周波数である。
【0025】この場合のダンピング周波数伝達関数D
(jω)の分母子の項の特性は、図2の実線に示すよう
になる。この点が本発明の骨子である。ボード線図上、
遮断角周波数ωC を中心として変分角周波数ΔωC に対
する逆関数となっているため、式(5)の関数T1 ,T
2 を等間隔逆関数と名付ける。換言すれば、式(5)を
用いてダンピング時定数を選定すると、図1の制御系の
遮断角周波数は、設計値ωC と一致することになる。 (3)ダンピング演算処理手順の説明 図3は、ダンピング演算装置の第1の実施例の機能ブロ
ック図である。このダンピング演算装置は、遮断角周波
数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周波数ステップΔω,
許容応答誤差εを入力するための入力手段11と、この
入力手段によって入力された遮断角周波数ωC および変
分角周波数ΔωC を用いて、等間隔逆関数T1 およびT
2 を演算する第1演算手段12と、この第1演算手段に
よって演算された等間隔逆関数T1 およびT2 を用い
て、インディシャル応答Cを演算する第2演算手段13
と、この第2演算手段によって演算されたインディシャ
ル応答Cが、所定の応答となっているか否かを判別する
判別手段14と、この判別手段により所定の応答となっ
ていると判別されたとき、等間隔逆関数T1 およびT2
をダンピング定数TD1およびTD2に設定する設定手段1
5とを備えている。
【0026】図4は、図3の判別手段の詳細な機能ブロ
ック図である。
【0027】判別手段14は、第2演算手段によって演
算されたインディシャル応答の最大値CP と定常値CS
とを比較して、差ΔCが正か否かを判別する第1判別手
段21と、第1判別手段21によって差ΔCが正である
と判別されたときに、変分の値をΔωC より大きい値に
置き換える第3の演算手段22と、第1判別手段21に
よって差ΔCが正でないと判別されたときに、変分の値
をΔωC より小さい値に置き換える第4の演算手段23
と、第2演算手段によって演算されたインディシャル応
答の最大値CP と定常値CS との差ΔCの絶対値|ΔC
|と、許容応答誤差εとを比較して差が負か否かを判別
する第2判別手段24とから構成されている。
【0028】図5は、ダンピング演算の処理手順を示す
フローチャートである。入力手段11により、遮断角周
波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周波数ステップΔ
ω,許容応答誤差εが入力される。初期値として、与え
られた遮断角周波数ωC に対して式(4)によりT1
2 が与えられる。また、遮断角周波数のステップ量Δ
ω=0、および変分角周波数ΔωC =1に置かれる。
(ステップ1)第1演算手段12は、入力された遮断角
周波数ωC および変分角周波数ΔωCから式(5)を用
いて等間隔逆関数T1 ,T2 を演算する。(ステップ
2)第2演算手段13は、この等間隔逆関数T1 ,T2
を式(3)に代入し、図1に基づいて、階段状関数を基
準値Rに入力し、制御系のインディシャル応答Cを演算
する。その結果、図6に示すような振動的な応答になっ
たとする。このとき、インディシャル応答(制御量)C
の最大値をCP とし、定常値をCS とするとき、最大誤
差ΔCを次式のように定義する。(ステップ3)
【数12】 ΔC=CP −CS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) 判別手段14は、第1の判別手段21においてΔCの値
の正負を判別する。(ステップ4)その結果、ΔC>
0、すなわちオーバーシュートの場合には、第3の演算
手段22が変分角周波数ΔωC をステップ量Δω増加す
る。(ステップ5)もし、式(6)の結果がΔC<0、
すなわちアンダーシュートの場合には、第4の演算手段
23が変分角周波数ΔωC をステップ量√Δω減少させ
る。(ステップ6)第2の判別手段24は、最大誤差の
絶対値|ΔC|が許容値ε以内かどうかを判別する。す
なわち、図6において応答の最大値CP が許容範囲CS
±ε以内になっているかどうかを判別する。許容範囲以
内でない場合はステップ2に戻って、等間隔逆関数T
1 ,T2 を計算する。(ステップ7)ステップ7におい
て、最大値CP が許容範囲内の場合には、設定手段15
が、ステップ1〜ステップ7の処理手順により、演算し
て決定された等間隔逆関数T1 ,T2 を、ダンピング時
定数TD1,TD2とする。(ステップ8)以上の実施例で
は、判別手段14は、ステップ4,ステップ5,ステッ
プ6,ステップ7を実行したが、他の方法として、ニュ
ートン法等他の方法を用いることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上の処理手順により決定されたダンピ
ング時定数TD1,TD2を、図1のダンピング伝達関数D
(s)すなわち式(2)に用いることにより、設計値と
して最初に与えた遮断角周波数ωC を変化させずに、不
安定あるいは振動的であった応答を、所定の安定化ある
いは非振動的応答とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】等価変換後の制御系のブロック線図である。
【図2】ダンピング周波数伝達関数の分母および分子の
伝達関数のボード線図である。
【図3】ダンピング演算装置の機能ブロック図である。
【図4】判別手段14の機能ブロック図である。
【図5】ダンピング時定数の演算処理手順を示すフロー
チャートである。
【図6】図1の制御系のインディシャル応答のグラフで
ある。
【符号の説明】
1 前向き伝達関数 2 後向き伝達関数 3 ダンピング伝達関数 11 入力手段 12 第1演算手段 13 第2演算手段 14 判別手段 15 設定手段 21 第1の判別手段 22 第3の演算手段 23 第4の演算手段 24 第2の判別手段 R 基準値 C 制御値

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前向き伝達関数G(s),後向き伝達関数
    H(s),ダンピング伝達関数D(s)を備えているフ
    ィードバック制御系であって、ダンピング伝達関数D
    (s)として、1次進み遅れ伝達関数 【数1】 を採用しているフィードバック制御系のダンピング演算
    装置において、 ダンピング伝達関数D(s)を接続しないときの遮断角
    周波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周波数ステップΔ
    ωと、フィードバック制御系の許容応答誤差εとを入力
    するための入力手段と、 入力手段によって入力された遮断角周波数ωC および角
    周波数ステップΔω毎に変化させた変分角周波数ΔωC
    を用いて、T1 =ΔωC /ωC およびT2 =1/ωC
    ΔωC により等間隔逆関数T1 およびT2 を演算する第
    1演算手段と、 第1演算手段によって演算された等間隔逆関数T1 およ
    びT2 を用いて、フィードバック制御系のインディシャ
    ル応答Cを演算する第2演算手段と、 第2演算手段によって演算されたインディシャル応答C
    が、許容応答誤差ε以内の所定の応答となっているか否
    かを判別する判別手段と、 判別手段により所定の応答となっていると判別されたと
    き、等間隔逆関数T1およびT2 を、ダンピング伝達関
    数D(s)のダンピング定数TD1およびTD2に設定する
    設定手段とを備え、 フィードバック制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝
    達関数を接続する前と不変であるようにしたダンピング
    演算装置。
  2. 【請求項2】前向き伝達関数G(s),後向き伝達関数
    H(s),ダンピング伝達関数D(s)を備えているフ
    ィードバック制御系であって、ダンピング伝達関数D
    (s)として、1次進み遅れ伝達関数 【数2】 を採用しているフィードバック制御系のダンピング演算
    装置において、 ダンピング伝達関数D(s)を接続しないときの遮断角
    周波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周波数ステップΔ
    ωと、フィードバック制御系の許容応答誤差εとを入力
    するための入力手段と、 入力手段によって入力された遮断角周波数ωC および角
    周波数ステップΔω毎に変化させた変分角周波数ΔωC
    を用いて、T1 =ΔωC /ωC およびT2 =1/ωC
    ΔωC により等間隔逆関数T1 およびT2 を演算する第
    1演算手段と、第1演算手段によって演算された等間隔
    逆関数T1 およびT2 を用いて、フィードバック制御系
    のインディシャル応答Cを演算する第2演算手段と、 第2演算手段によって演算されたインディシャル応答C
    の最大値CP と定常値CS と比較して、差ΔCが正か否
    かを判別する第1判別手段と、 第1判別手段によって差ΔCが正であると判別されたと
    きに、変分の値をΔωC より大きい値に置き換える第3
    の演算手段と、 第1判別手段によって差ΔCが正でないと判別されたと
    きに、変分の値をΔωC より小さい値に置き換える第4
    の演算手段と、 第2演算手段によって演算されたインディシャル応答C
    の最大値CP と定常値CS との差ΔCの絶対値|ΔC|
    と、許容応答誤差εと比較して差が負か否かを判別する
    第2判別手段と、 第2判別手段により差が負と判別されたときに、等間隔
    逆関数T1 およびT2を、ダンピング伝達関数D(s)
    のダンピング定数TD1およびTD2に設定する設定手段と
    を備え、 フィードバック制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝
    達関数を接続する前と不変であるようにしたダンピング
    演算装置。
  3. 【請求項3】前向き伝達関数G(s),後向き伝達関数
    H(s),ダンピング伝達関数D(s)を備えているフ
    ィードバック制御系であって、ダンピング伝達関数D
    (s)として、1次進み遅れ伝達関数 【数3】 を採用しているフィードバック制御系のダンピング演算
    方法において、 ダンピング伝達関数D(s)を接続しないときの遮断角
    周波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周波数ステップΔ
    ωと、フィードバック制御系の許容応答誤差εとを入力
    するステップと、 入力された遮断角周波数ωC および角周波数ステップΔ
    ω毎に変化させた変分角周波数ΔωC を用いて、T1
    ΔωC /ωC およびT2 =1/ωC ・ΔωC により等間
    隔逆関数T1 およびT2 を演算するステップと、 演算された等間隔逆関数T1 およびT2 を用いて、フィ
    ードバック制御系のインディシャル応答Cを演算するス
    テップと、 演算されたインディシャル応答Cが、許容応答誤差ε以
    内の所定の応答となっているか否かを判別するステップ
    と、 所定の応答となっていると判別されたとき、等間隔逆関
    数T1 およびT2 を、ダンピング伝達関数D(s)のダ
    ンピング定数TD1およびTD2に設定するステップとを含
    み、 フィードバック制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝
    達関数を接続する前と不変であるようにするダンピング
    演算方法。
  4. 【請求項4】前向き伝達関数G(s),後向き伝達関数
    H(s),ダンピング伝達関数D(s)を備えているフ
    ィードバック制御系であって、ダンピング伝達関数D
    (s)として、1次進み遅れ伝達関数 【数4】 を採用しているフィードバック制御系のダンピング演算
    方法において、 ダンピング伝達関数D(s)を接続しないときの遮断角
    周波数ωC ,変分角周波数ΔωC ,角周波数ステップΔ
    ωと、フィードバック制御系の許容応答誤差εとを入力
    するステップと、 入力された遮断角周波数ωC および角周波数ステップΔ
    ω毎に変化させた変分角周波数ΔωC を用いて、T1
    ΔωC /ωC およびT2 =1/ωC ・ΔωC により等間
    隔逆関数T1 およびT2 を演算するステップと、 演算された等間隔逆関数T1 およびT2 を用いて、フィ
    ードバック制御系のインディシャル応答Cを演算するス
    テップと、 演算されたインディシャル応答Cの最大値CP と定常値
    S と比較して、差ΔCが正か否かを判別するステップ
    と、 差ΔCが正であると判別されたときに、変分の値をΔω
    C より大きい値に置き換えるステップと、 差ΔCが正でないと判別されたときに、変分の値をΔω
    C より小さい値に置き換えるステップと、 演算されたインディシャル応答Cの最大値CP と定常値
    S との差ΔCの絶対値|ΔC|と、許容応答誤差εと
    比較して差が負か否かを判別するステップと、 差が負と判別されたときに、等間隔逆関数T1 およびT
    2 を、ダンピング伝達関数D(s)のダンピング定数T
    D1およびTD2に設定するステップとを含み、 フィードバック制御系の遮断角周波数が、ダンピング伝
    達関数を接続する前と不変であるようにするダンピング
    演算方法。
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