JP3199305B2 - 光波長変換素子およびその作成方法並びに光波長変換モジュール - Google Patents
光波長変換素子およびその作成方法並びに光波長変換モジュールInfo
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Description
波等に変換する光導波路型の光波長変換素子に関し、特
に詳細には、光導波路基板として強誘電体結晶基板を用
い、この光導波路に周期ドメイン反転構造を形成してな
る光波長変換素子に関するものである。
子の作成方法および、この光波長変換素子を利用した光
波長変換モジュールに関するものである。
分極(ドメイン)を周期的に反転させた領域を設けた光
波長変換素子を用いて、基本波を第2高調波に波長変換
する方法が既にBleombergenらによって提案されている
(Phys.Rev.,vol.127,No.6,1918(1962)参照)。
この方法においては、ドメイン反転部の周期Λを、 Λc=2π/{β(2ω)−2β(ω)} ただしβ(2ω)は第2高調波の伝搬定数 β(ω)は基本波の伝搬定数 で与えられるコヒーレント長Λcの整数倍になるように
設定することで、基本波と第2高調波との位相整合(い
わゆる疑似位相整合)を取ることができる。
示されるように、非線形光学材料からなる光導波路を有
し、そこを導波させた基本波を波長変換する光導波路型
の光波長変換素子において、上述のような周期ドメイン
反転構造を形成して、効率良く位相整合を取る試みもな
されている。
ン反転構造を形成した従来の光導波路型の光波長変換素
子は、基板の自発分極の向きの点から2つのタイプに大
別されている。一方のタイプの光波長変換素子は図3に
示すように、一つの基板表面2a(それに沿って光導波
路1が延びる基板表面)に対して、矢印Pで示す基板2
の自発分極の向きが垂直になっているものであり、別の
タイプの光波長変換素子は図4に示すように、上記基板
表面2aに対して基板2の自発分極の向きが平行になっ
ているものである。
上記の特開平5−29207号等に示されているもので
あり、ドメイン反転部を基板表面から十分に深く形成で
きる反面、半導体レーザーと組み合わせて用いる場合に
は基本波の入射光学系が複雑化するという難点が認めら
れる。以下、この点について詳しく説明する。
ーンは図中Aで示すように、矢印Rで示す偏光ベクトル
の向きに平行な方向のビーム径が小さく、それに直角な
方向のビーム径が大きいものとなる。またこのとき、偏
光ベクトルの向きは基板2の自発分極の向き(一般にL
iNbO3 等の強誘電体において、自発分極の向きはZ
軸と平行である)と一致し、導波モードはTMモードと
なる。一方、半導体レーザー3から出射したレーザービ
ーム4のビームパターンは、図中Bに示すように、矢印
Qで示す偏光ベクトルの向きに平行な方向のビーム径が
大きく、それに直角な方向のビーム径が小さいものとな
る。
ーザービーム4を光導波路1に入力させるためにそれぞ
れの偏光方向を合わせるとビーム形状がミスマッチし、
レーザービーム4を効率良く光導波路1に入力させるこ
とができない。そうであると、第2高調波の強度が小さ
いものとなってしまう。
ンはそのままにしてその偏光方向を90°回転させるため
に、コリメーターレンズ5と集光レンズ6との間にλ/
2板7を配してなる複雑な基本波入射光学系が必要とな
る。
変換素子の場合は、上記のようなλ/2板7を配さない
状態でレーザービーム4の直線偏光方向と基板2のZ軸
方向とが一致するので、複雑な基本波入射光学系は不要
で、また半導体レーザー3を光導波路1の端面に直接結
合することも可能となる。なお、このときの導波モード
はTEモードとなる。
光波長変換素子は、ドメイン反転部8を基板表面2aか
ら十分に深く形成することができないという問題があ
る。この点を、図19を参照して詳しく説明する。
8を形成するための電極を示している。また、ドメイン
反転部8の並び方向および基板2の厚さ方向は、それぞ
れ基板のX軸方向およびY軸方向である。波長変換する
基本波の実際的な波長を考慮すると、図中aで示すドメ
イン反転部8の周期は数μm程度となる。これを便宜的
に5μmとすると、最大波長変換効率を得るためにドメ
イン反転部8の幅と非反転部の幅との比を1:1にする
ためには、ドメイン反転部8の幅(図中のb寸法)は2.
5 μmとなる。電極Dを現在の一般的なプロセスで作成
する場合、図中cで示す電極線幅を0.5 μmよりも細く
するのは困難であり、c=0.5 μmとすると、電極Dか
らドメイン反転部8の並び方向にd=1μmだけドメイ
ン反転部8を成長させれば、ドメイン反転部8の幅が2.
5 μmとなる。
自発分極の向きに沿った方向では大きく、自発分極の向
きと垂直な方向(つまりX軸方向およびY軸方向)では
小さくなっており、また、ドメイン反転領域のX軸方向
およびY軸方向の成長速度は同じである。したがって、
上述のようにしてドメイン反転部8の幅を2.5 μmとす
ると、その深さ(Y軸方向の寸法)は1μm程度となっ
てしまう。
の光波長変換素子においては、ドメイン反転部の深さが
導波光の界分布よりも浅い1μm程度にとどまってお
り、そのため、ドメイン反転部と導波光との重なり積分
が小さくて波長変換効率が低くなるという問題があっ
た。
であり、ドメイン反転部が十分に深く形成され、その一
方、半導体レーザーを基本波光源として用いる場合に、
複雑な基本波入射光学系を必要とせずに高い波長変換効
率が得られる光波長変換素子を提供することを目的とす
るものである。
を作成する方法を提供することを目的とするものであ
る。
子を用いて、高い波長変換効率の下に高出力の波長変換
波を発生することができる光波長変換モジュールを提供
することを目的とするものである。
素子は、請求項1に記載の通り、非線形光学効果を有す
る強誘電体結晶基板に、その一表面に沿って延びる光導
波路が形成されるとともに、この光導波路に基板の自発
分極の向きを反転させて該自発分極の向きと平行に延び
るドメイン反転部が周期的に形成されてなり、該光導波
路においてドメイン反転部の並び方向に導波する基本波
を波長変換する光波長変換素子において、基本波の導波
方向に垂直な面内において、基板の自発分極の向きが該
基板の上記一表面に対して、角度θ(0°<θ<90°)
をなしていることを特徴とするものである。
と、光導波路がプロトン交換により形成されたものであ
る場合は、請求項2に記載のようにθ<70°に設定する
のが望ましい。また、光導波路がプロトン交換およびア
ニールにより形成されたものである場合は、請求項3に
記載のようにθ<20°に設定するのが望ましい。
と、請求項4に記載のように0.2 °<θとするのが望ま
しく、請求項5に記載のように0.5 °<θとすればさら
に好ましい。
結晶基板としては、請求項6に記載のように何もドープ
されていないLiNbx Ta1-x O3 (0≦x≦1)
や、請求項7に記載のようにMgOがドープされたLi
NbO3 基板が挙げられるが、本発明ではそれに限ら
ず、ZnがドープされたLiNbx Ta1-x O3 基板
や、Sc、MgOがドープされたLiNbx Ta1-x O
3 基板や、KTiOPO4 、KNbO3 等のその他の材
料からなる基板を用いることも可能である。上記のMg
OがドープされたLiNbO3 基板は、光損傷に強いの
で、ノンドープのLiNbx Ta1-x O3 基板等よりも
好ましい。
めの本発明による光波長変換素子の作成方法は、請求項
8に記載の通り、単分極化された非線形光学効果を有す
る強誘電体結晶を、その自発分極の向きに対して角度θ
(0°<θ<90°)をなす面でカットして基板を形成
し、この基板に、外部から所定パターンに従って電場を
印加することにより、分極の向きが前記自発分極の向き
に対して180°反転して該自発分極の向きと平行に延
びる、周期的に繰り返すドメイン反転部を形成し、この
基板に、そのカット面と平行な一表面に沿って延びて、
上記ドメイン反転部を含む光導波路を形成することを特
徴とするものである。
て、上記電場の印加は、請求項9に記載のように、基板
に取り付けた所定パターンの電極を介して行なうことに
より、良好になされ得る。
項10に記載のように、該電極を介して直接電圧を印加
する方法を好適に用いることができる。
のようにコロナ帯電法を適用しても、さらには請求項1
2に記載のように電子線照射法を適用しても良好になさ
れ得るものである。
は請求項13に記載のように、上述した本発明による光
波長変換素子と、この光波長変換素子の光導波路に基本
波としてのレーザービームを入射させる半導体レーザー
とからなり、そして、光波長変換素子の光導波路におい
てレーザービームがTEモードで導波するように構成さ
れていることを特徴とするものである。
子においては、図1に示すように基板2の自発分極の向
きつまりZ軸方向が、基板表面2aに対して垂直にはな
っていないので、半導体レーザー3から出射したレーザ
ービーム4をその直線偏光方向(矢印Q方向)が基板表
面2aと平行となる状態で光導波路1に入射させても、
非線形光学定数d33が利用されて波長変換が可能とな
る。なおこの場合、レーザービーム4の電界ベクトルの
向きは基板表面2aと平行な向きとなり、該レーザービ
ーム4は光導波路1をTEモードで導波する。そのとき
の実効的な非線形光学定数はd33cos θとなる。また図
1では、前述した図3および4中のものと同等の要素に
は、同番号を付してある。
線偏光方向が基板表面2aと平行となる状態で光導波路
1に入射させるのであれば、直線偏光方向を回転させる
前述のλ/2板等は不要で基本波入射光学系は簡単なも
のとなり、半導体レーザー3を光導波路1の端面に直接
結合することも可能となる。また、レーザービーム4を
このようにして光導波路1に入射させる場合は、前述し
たようにレーザービーム4の光導波路1への入力効率も
高くなる。
軸方向が基板表面2aに対して角度θをなしていると
き、図2に示すようにドメイン反転部8の深さdは基本
的にd=Ltan θであるが、図4の従来技術に関して説
明したドメイン反転領域の広がり1μmを考慮すれば d=Ltan θ+1μm ……(1) となる。ここでLの値は、ドメイン反転させるために電
場を印加する手段(図2では、一例として櫛形電極10と
平板電極11を示す)の大きさによって直接的に定まるも
のではなく、θの値が大きくなるにつれて増大する傾向
を示す。なお、先に図4に示した従来装置においてはθ
=0°としてドメイン反転部8を形成するからLが最小
となり、図3に示した従来装置においてはθ=90°とし
てドメイン反転部8を形成するからLが最大(つまり電
場印加用電極に対向する部分全域でドメイン反転が起き
る)となっている。
により、ドメイン反転部8の深さdを十分に大きくする
ことが可能である。このようにしてドメイン反転部8を
十分に深くすることができれば、ドメイン反転部8と導
波光との重なり積分が大きくなり、高い波長変換効率が
得られるようになる。
成の光波長変換素子を用いた上で、実際にレーザービー
ムがTEモードで導波するように半導体レーザーを配設
したものであるから、上述の通りにレーザービームの光
導波路への入力効率が高くなり、基本波入射光学系は簡
単なものとなり、そして高い波長変換効率が得られるも
のとなる。
いて光ビームがTEシングルモードで導波するのは、Z
軸と基板表面とがなす角度φが0°<φ<70°の場合で
あると考えられている(例えばJournal of Optical Com
munications 5(1984)1. pp16〜19参照)。本発明におい
ては、この角度φがすなわち角度θであるから、光導波
路がプロトン交換により形成されたものである場合は、
角度θをθ<70°の範囲に設定すると、波長変換が効率
良くなされるようになる。
ルによって形成された光導波路において光ビームがTE
シングルモードで導波するのは、Z軸と基板表面とがな
す角度φが0°<φ<20°の場合であることが分かって
いる。したがって、光導波路がプロトン交換およびアニ
ールにより形成されたものである場合は、角度θをθ<
20°の範囲に設定すると、波長変換が効率良くなされる
ようになる。
なデューティ比を持つ(つまりドメイン反転部と非反転
部の幅の比が1:1である)ドメイン反転構造を形成し
た場合、図2に示したL寸法は、θが数度以内であれば
概ね50μmとなることが分かった。また一般に、導波モ
ードの界分布は最も細くすると1.2 μm程度にすること
ができる。したがって前述の(1)式より、θ=0.2 °
とすればドメイン反転部の深さd=1.2 μmとなり、ド
メイン反転部がその深さ方向において導波モードの界分
布とほぼ同サイズとなる。したがって、0.2 °<θとす
れば、ドメイン反転部が導波モードの界分布と重なって
余りあるものとなり、波長変換が効率良くなされるよう
になる。
最小で1.2 μm程度とすることができるが、この界分布
が大きい程、外部光を光導波路に安定して入射させるこ
とができる。実際上は、この導波モードの界分布が1.4
μmより大きければ外部光が光導波路に安定して入射す
る。前述の(1)式より、θ=0.5 °とすればドメイン
反転部の深さd=1.4 μmとなるので、0.5 °<θとす
れば基本波が光導波路に安定して入射し、またドメイン
反転部が導波モードの界分布と重なって波長変換が効率
良くなされるようになる。
施の形態を説明する。図5は、本発明の第1の実施の形
態による光波長変換素子を作成する一工程を示すもので
ある。図中の2は、非線形光学効果を有する強誘電体で
ある、MgOが5mol %ドープされたLiNbO3 (以
下、MgO−LNと称する)の基板である。このMgO
−LN基板2は、図6に示すようにMgO−LNのイン
ゴット2’をZ軸方向に対して角度θ=3°をなす方向
にカット、研磨して得られたものであり、単分極化処理
がなされて例えば厚さ0.3 mmに形成されている。な
お、この研磨角度θ=3°の精度は±0.1 °である。
2の表面2a、2bと平行でX軸と直交する方向、およ
び基板表面2a、2bに対して垂直な方向はそれぞれ、
Z軸方向およびY軸方向に対して角度θ=3°をなす方
向となるので、これらの方向を便宜的にそれぞれZ’方
向、Y’方向と称する(以下、同様)。
に、図5のようにそれぞれ櫛形電極10、平板電極11を取
り付け、+Z側に位置する櫛形電極10の方が正電位、−
Z側に位置する平板電極11の方が負電位となるようにし
て、両電極10、11間にパルス電圧を印加すると、図7に
概略図示するように、+Z方向を向いていた基板2の自
発分極の向きが電圧印加部分において反転して、ドメイ
ン反転部8が形成される。なお上記自発分極の向きは、
基板表面2aに対してθ=3°傾いており、したがって
ドメイン反転部8の分極の向きも基板表面2aに対して
同様に傾くことになる。
Crから形成したが、MgO−LN基板2よりも電気抵
抗が十分低い材料ならば何でも電極材料として用いるこ
とができる。櫛形電極10および平板電極11は周知のフォ
トリソグラフィーによって形成することができ、厚さは
例えば20〜100 μm、長さL1 は例えば6mm、両電
極10、11間のギャップGは例えば100 〜500 μmとすれ
ばよい。また櫛形電極10の周期Λは4.75μm、電極指の
長さおよび幅はそれぞれ1000μm、0.5 μmとした。そ
して平板電極11の幅、すなわちZ’方向の寸法は100 μ
mとした。
るために真空中で行なった。このときの真空度は、例え
ば5×10-5Torr以下とする。なお、このように真空中で
電圧印加する代わりに、絶縁オイル中で電圧印加するよ
うにしてもよい。また印加電圧のパルス幅は、1〜10se
c とすればよい。
程Z軸と垂直な方向に大きく広がるようになる。周知の
ように、周期ドメイン反転構造を利用して波長変換する
場合の波長変換効率は、ドメイン反転部8と非反転部と
の導波方向の長さの比が1:1のときに最大となる。こ
の比が1:1となるのは、例えば上記ギャップGが200
μmの場合は印加電圧を約4000Vにしたとき、ギャップ
Gが400 μmの場合は印加電圧を約3500Vにしたときで
ある。これらの最適電圧の値は、基板温度を室温に設定
した場合のものであり、基板温度を例えば200 ℃とする
と、各場合の最適電圧は約1/3となる。
されたMgO−LN基板2をZ’方向に垂直な面で切断
し、その断面を光学研磨した後、HF(フッ酸)とHN
O3(硝酸)とが1:2に混合されてなるエッチング液
を用いて、20分間選択エッチングを行なった。この選択
エッチングを行なうと、ドメイン反転部8と非反転部と
では、化学的特性の違いによりエッチングの程度に差が
生じ、ドメイン反転部8がどのように形成されているか
を顕微鏡により観察できるようになる。
た従来の光波長変換素子(基板材料は同じくMgO−L
Nである)の同様の断面の顕微鏡写真を、それぞれ図1
7、図18に示す。なおこれらの顕微鏡写真の倍率は双
方とも同じ2000倍であり、上述のようにしてドメイン反
転部8を形成したMgO−LN基板2の方が、ドメイン
反転部がより深く形成されていることが分かる。
ドメイン反転部8の深さは2〜3μmであり、図4に示
した従来の光波長変換素子におけるドメイン反転部の深
さ(1μm程度)と比べて、ドメイン反転部8の深さが
2〜3倍となっている。
うにしてチャンネル光導波路を形成した。まず、ドメイ
ン反転が最も深くなっている櫛形電極10の先端近傍に、
周知のフォトリソグラフィーにより、Z’方向の幅が5
〜9μm程度の金属(本例ではTa)のマスクを形成す
る。その後このMgO−LN基板2に対して、ピロリン
酸中で160 ℃で64分間プロトン交換処理を行ない、Ta
マスクをエッチング液で除去した後、大気中において35
0 ℃で1時間アニールする。以上の処理により、図1に
示すように、ドメイン反転部8の並び方向に沿って延び
るチャンネル光導波路1が形成される。
ル光導波路1の端面を含む−X面および+X面を光学研
磨すると、光波長変換素子が完成する。そして図1に示
すように、この光波長変換素子20と基本波光源としての
半導体レーザー3、並びに基本波入射光学系(コリメー
ターレンズ5と集光レンズ6とからなる)により光波長
変換モジュールを構成した。そして、半導体レーザー3
として発振波長950 nm帯のものを用い、そこから発せ
られたレーザービーム4を光波長変換素子20に入射させ
て、波長が1/2の第2高調波を発生させた。
ーム4の導波方向に周期的に繰り返してなる周期ドメイ
ン反転構造により、基本波としてのレーザービーム4と
その第2高調波とが位相整合(いわゆる疑似位相整合)
する。なお本例では、コリメーターレンズ5と集光レン
ズ6との間にバンドパスフィルター9を配設して、半導
体レーザー3の縦モードをロックした。
MgO−LN基板2の自発分極の向きつまりZ軸方向
が、基板表面2aに対して垂直にはなっていないので、
半導体レーザー3から出射したレーザービーム4をその
直線偏光方向(矢印Q方向)が基板表面2aと平行とな
る状態で光導波路1に入射させても、非線形光学定数d
33が利用されて波長変換が可能となる。なおこの場合、
レーザービーム4についての出射ビームパターンと導波
ビームパターンは一致し、ビームパターンのミスマッチ
がないため、該レーザービーム4を高効率で光導波路1
に入力させることができる。そこで、発生する第2高調
波の強度が大きくなる。レーザービーム4は光導波路1
をTEモードで導波し、このときの実効的な非線形光学
定数はd33cos θとなる。
Wcm2 であり、例えば文献Technical Digest Of The
Fourth Microoptics Conference And The Eleventh Top
icalMeeting On Gradient-index Optical Systems p.15
4等に記載されている、XまたはYカットのLiTaO
3 基板に光導波路および周期ドメイン反転構造を形成し
てなる従来の光波長変換素子の換算効率55%/Wcm2
等と比べて、著しく高いものとなっている。
の形態について説明する。この図8は、本発明の第2の
実施の形態による光波長変換素子を作成する一工程を示
している。なおこの図8において、図5中のものと同等
の要素には同番号を付してあり、それらについての説明
は特に必要のない限り省略する(以下、同様)。
態と比較すると、基本的に平板電極11の取付位置のみが
異なるものである。つまりこの場合は、前述のものと同
様のMgO−LN基板2の一方の表面2aに、櫛形電極
10とともに平板電極11が取り付けられ、これらの電極1
0、11を用いて、第1の実施の形態におけるのと同様に
してパルス電圧が印加される。なお櫛形電極10および平
板電極11の形状や、それらの間のギャップG等の値も、
第1の実施の形態におけるのと同じである。
非反転部との導波方向の長さの比が1:1となるのは、
ギャップGが200 μmの場合は印加電圧を約1500Vにし
たとき、ギャップGが400 μmの場合は印加電圧を約30
00Vにしたときであり、第1の実施の形態における最適
電圧値とは異なっている。なお、これらの最適電圧の値
は、基板温度を室温に設定した場合のものであり、この
際も基板温度を例えば200 ℃とすると、各場合の最適電
圧は約1/3となる。
部も、深さは2〜3μmとなっており、図4に示した従
来の光波長変換素子におけるドメイン反転部の深さ(1
μm程度)と比べて2〜3倍の深さが得られている。
施の形態と同様にして、ドメイン反転部の並び方向に沿
って延びるチャンネル光導波路を形成し、その後このチ
ャンネル光導波路の端面を含む−X面および+X面を光
学研磨することにより、光波長変換素子が完成する。こ
の光波長変換素子を図1と同様にして第2高調波発生に
用いたところ、この場合も、波長変換の換算効率は180
%/Wcm2 と十分に高いものとなった。
の形態について説明する。この図9は、本発明の第3の
実施の形態による光波長変換素子を作成するための一工
程を示している。
態と比較すると、基本的に平板電極11の取付位置のみが
異なるものである。つまりこの場合は、MgO−LN基
板2の表面2aおよび2bの間の端面に平板電極11が取
り付けられ、この平板電極11および基板表面2aに形成
された櫛形電極10を用いて、第1の実施の形態における
のと同様にしてパルス電圧が印加される。
や、それらの間のギャップG等の値も、第1の実施の形
態におけるのと同じである。
部との導波方向の長さの比が1:1となるのは、第2の
実施の形態におけるのと同様にギャップGが200 μmの
場合は印加電圧を約1500Vにしたとき、ギャップGが40
0 μmの場合は印加電圧を約3000Vにしたときであり、
第1の実施の形態における最適電圧値とは異なってい
る。なお、これらの最適電圧の値は、基板温度を室温に
設定した場合のものであり、この際も基板温度を例えば
200 ℃とすると、各場合の最適電圧は約1/3となる。
部も、深さは2〜3μmとなっており、図4に示した従
来の光波長変換素子におけるドメイン反転部の深さ(1
μm程度)と比べて2〜3倍の深さが得られている。
施の形態と同様にして、ドメイン反転部の並び方向に沿
って延びるチャンネル光導波路を形成し、その後このチ
ャンネル光導波路の端面を含む−X面および+X面を光
学研磨することにより、光波長変換素子が形成される。
この光波長変換素子を図1と同様にして第2高調波発生
に用いたところ、この場合も、波長変換の換算効率は18
0 %/Wcm2 と十分に高いものとなった。
施の形態について説明する。この図10は、本発明の第
4の実施の形態による光波長変換素子を作成するための
一工程を示している。
態と比較すると、MgO−LN基板2に電場を印加する
方法が異なるものである。つまり本例では、コロナ帯電
法によって電場が印加される。そのためにMgO−LN
基板2の表面2aには、前述のものと同様の櫛形電極10
が取り付けられ、この櫛形電極10は接地される。そして
MgO−LN基板2の別の表面2bに対向するようにコ
ロナヘッド30が配され、櫛形電極10の方が正電位、コロ
ナヘッド30の方が負電位となる電圧が印加されるよう
に、MgO−LN基板2にコロナ帯電により電場を印加
した。
いた基板2の自発分極の向きが電圧印加部分において反
転して、図7に示したものと同様のドメイン反転部8が
形成される。上記自発分極の向きは、この場合も基板表
面2aに対してθ=3°傾いており、したがってドメイ
ン反転部8の分極の向きも基板表面2aに対して同様に
傾くことになる。
電流のリークを防止するために、櫛形電極10を真空中に
配し、コロナヘッド30は大気中に配置して行なった。な
お、このように櫛形電極10を真空中に配置する代わり
に、絶縁オイル中に配置してもよい。またこの電場印加
は、例えばパルス幅を1〜10sec として、パルス状に行
なうとよい。
部8を、第1の実施の形態と同様にして顕微鏡により観
察したが、この場合もドメイン反転部8の深さは、図4
に示した従来の光波長変換素子におけるドメイン反転部
の深さ(1μm程度)と比べて2〜3倍となっていた。
施の形態と同様にして、ドメイン反転部の並び方向に沿
って延びるチャンネル光導波路を形成し、その後このチ
ャンネル光導波路の端面を含む−X面および+X面を光
学研磨することにより、光波長変換素子が形成される。
この光波長変換素子を図1と同様にして第2高調波発生
に用いたところ、この場合も、波長変換の換算効率は18
0 %/Wcm2 と十分に高いものとなった。
施の形態について説明する。この図11は、本発明の第
5の実施の形態による光波長変換素子を作成するための
一工程を示している。
た実施の形態と比較すると、MgO−LN基板2に電場
を印加する方法が異なるものである。つまり本例では、
MgO−LN基板2の表面2a、2bにそれぞれ、図5
のものと同様の櫛形電極10、平板電極11が取り付けられ
るが、櫛形電極10は接地され、そして平板電極11には電
子線40がパルス状に照射される。
の方が正電位、−Z側に位置する平板電極11の方が負電
位となるように電場が印加され、+Z方向を向いていた
基板2の自発分極の向きが電圧印加部分において反転し
て、図7に示したものと同様のドメイン反転部8が形成
される。なお上記自発分極の向きは、この場合も基板表
面2aに対してθ=3°傾いており、したがってドメイ
ン反転部8の分極の向きも基板表面2aに対して同様に
傾くことになる。
止するために真空中で行なった。このときの真空度は、
例えば5×10-5Torr以下とする。また電子線照射のパル
ス幅は、例えば1〜10sec とすればよい。
る際、ドメイン反転部8と非反転部との導波方向の長さ
の比が1:1となるのは、電極10、11間のギャップGが
200μmの場合は印加電圧を約4000Vにしたとき、ギャ
ップGが400 μmの場合は印加電圧を約3500Vにしたと
きである。これらの最適電圧の値は、基板温度を室温に
設定した場合のものであり、基板温度を例えば200 ℃と
すると、各場合の最適電圧は約1/3となる。
部8を、第1の実施の形態と同様にして顕微鏡により観
察したが、この場合もドメイン反転部8の深さは、図4
に示した従来の光波長変換素子におけるドメイン反転部
の深さ(1μm程度)と比べて2〜3倍となっていた。
施の形態と同様にして、ドメイン反転部の並び方向に沿
って延びるチャンネル光導波路を形成し、その後このチ
ャンネル光導波路の端面を含む−X面および+X面を光
学研磨することにより、光波長変換素子が形成される。
この光波長変換素子を図1と同様にして第2高調波発生
に用いたところ、この場合も、波長変換の換算効率は18
0 %/Wcm2 と十分に高いものとなった。
施の形態について説明する。この図12は、本発明の第
6の実施の形態による光波長変換素子を作成するための
一工程を示している。
態と比較すると、基本的に平板電極11の取付位置が異な
るものである。つまりこの場合は、MgO−LN基板2
の一方の表面2aに櫛形電極10とともに平板電極11が取
り付けられ、この平板電極11に電子線40が照射されてド
メイン反転部が形成される。
施の形態について説明する。この図13は、本発明の第
7の実施の形態による光波長変換素子を作成するための
一工程を示している。
態と比較すると、基本的に平板電極11の取付位置が異な
るものである。つまりこの場合は、MgO−LN基板2
の表面2aおよび2bの間の端面に平板電極11が取り付
けられ、この平板電極11に電子線40が照射されてドメイ
ン反転部が形成される。
施の形態について説明する。この図14は、本発明の第
8の実施の形態による光波長変換素子を作成するための
一工程を示している。
6および7の実施の形態において設けられた平板電極11
は設けられない。そしてMgO−LN基板2の表面2b
を2次元的に走査するように電子線40が照射されて、以
上説明したものと同様のドメイン反転部が形成される。
は、バンドパスフィルター9を設けて半導体レーザー3
の縦モードをロックしているが、その他の方法によって
この縦モードをロックすることも可能である。例えば図
15に示す光波長変換モジュールでは、光波長変換素子
20から出射した基本波としてのレーザービーム4および
その第2高調波4’をコリメーターレンズ50により平行
光化した後、第2高調波4’はダイクロイックミラー51
で反射させる一方、レーザービーム4はこのダイクロイ
ックミラー51を透過させた後にグレーティング52で反射
させて半導体レーザー3に戻すようにし、このグレーテ
ィング52の波長選択性を利用して半導体レーザー3の縦
モードをロックしている。
は、光波長変換素子20の端面に半導体レーザー3が直接
結合され、半導体レーザー3の縦モードはその活性層中
に形成された図示しないDBR(分布ブラッグ反射)グ
レーティングによってロックされる。
るには、以上説明した電極を介して直接電圧を印加する
方法、コロナ帯電法および電子線照射法に限らず、その
他例えば集束イオンビームを照射する方法等を用いるこ
とも可能である。
は、その表面2aに平行な方向および垂直な方向に対し
て、それぞれZ軸およびY軸がオフセットしているもの
であるが、少なくともZ軸がオフセットしていれば同様
の効果が得られることは自明である。
交換とアニールによって形成されたものであるが、Ti
を拡散してなる光導波路が用いられてもよい。
子を示す概略図
向きを説明する概略図
子を作成する様子を示す概略斜視図
ト状態を説明する概略図
転部を示す概略斜視図
子を作成する様子を示す概略斜視図
子を作成する様子を示す概略斜視図
素子を作成する様子を示す概略斜視図
素子を作成する様子を示す概略斜視図
素子を作成する様子を示す概略斜視図
素子を作成する様子を示す概略斜視図
素子を作成する様子を示す概略斜視図
概略側面図
す概略側面図
ドメイン反転部のパターンの顕微鏡写真
メイン反転部のパターンの顕微鏡写真
図
Claims (13)
- 【請求項1】 非線形光学効果を有する強誘電体結晶基
板に、その一表面に沿って延びる光導波路が形成される
とともに、この光導波路に基板の自発分極の向きを18
0°反転させて該自発分極の向きと平行に延びるドメイ
ン反転部が周期的に形成されてなり、 該光導波路においてドメイン反転部の並び方向に導波す
る基本波を波長変換する光波長変換素子において、 基本波の導波方向に垂直な面内において、前記基板の自
発分極の向きが該基板の前記一表面に対して角度θ(0
°<θ<90°)をなしていることを特徴とする光波長変
換素子。 - 【請求項2】 前記光導波路がプロトン交換により形成
されたものであって、前記角度θがθ<70°の範囲にあ
ることを特徴とする請求項1記載の光波長変換素子。 - 【請求項3】 前記光導波路がプロトン交換およびアニ
ールにより形成されたものであって、前記角度θがθ<
20°の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の光波
長変換素子。 - 【請求項4】 前記角度θが0.2 °<θの範囲にあるこ
とを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の光波
長変換素子。 - 【請求項5】 前記光導波路がプロトン交換およびアニ
ールにより形成されたものであって、前記角度θが0.5
°<θの範囲にあることを特徴とする請求項1から3い
ずれか1項記載の光波長変換素子。 - 【請求項6】 前記強誘電体結晶基板として、LiNb
x Ta1-x O3 基板(0≦x≦1)が用いられているこ
とを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の光波
長変換素子。 - 【請求項7】 前記強誘電体結晶基板として、MgOが
ドープされたLiNbO3 基板が用いられていることを
特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の光波長変
換素子。 - 【請求項8】 単分極化された非線形光学効果を有する
強誘電体結晶を、その自発分極の向きに対して角度θ
(0°<θ<90°)をなす面でカットして基板を形成
し、 この基板に、外部から所定パターンに従って電場を印加
することにより、分極の向きが前記自発分極の向きに対
して180°反転して該自発分極の向きと平行に延び
る、周期的に繰り返すドメイン反転部を形成し、 この基板に、そのカット面と平行な一表面に沿って延び
て、前記ドメイン反転部を含む光導波路を形成すること
を特徴とする光波長変換素子の作成方法。 - 【請求項9】 前記電場を、前記基板に取り付けた所定
パターンの電極を介して印加することを特徴とする請求
項8記載の光波長変換素子の作成方法。 - 【請求項10】 前記電場を印加する方法が、前記基板
に取り付けた所定パターンの電極を介して直接電圧を印
加する方法であることを特徴とする請求項9記載の光波
長変換素子の作成方法。 - 【請求項11】 前記電場を印加する方法が、コロナ帯
電法であることを特徴とする請求項8または9記載の光
波長変換素子の作成方法。 - 【請求項12】 前記電場を印加する方法が、電子線照
射法であることを特徴とする請求項8または9記載の光
波長変換素子の作成方法。 - 【請求項13】 請求項1に記載の光波長変換素子と、
この光波長変換素子の光導波路に基本波としてのレーザ
ービームを入射させる半導体レーザーとからなり、 前記光波長変換素子の光導波路においてレーザービーム
がTEモードで導波するように構成されていることを特
徴とする光波長変換モジュール。
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