JP3199211B2 - 刈取部の上面カバー体 - Google Patents
刈取部の上面カバー体Info
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- JP3199211B2 JP3199211B2 JP25616094A JP25616094A JP3199211B2 JP 3199211 B2 JP3199211 B2 JP 3199211B2 JP 25616094 A JP25616094 A JP 25616094A JP 25616094 A JP25616094 A JP 25616094A JP 3199211 B2 JP3199211 B2 JP 3199211B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、引起し爪で引起した穀
稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むようにした刈
取部の上面カバー体に係るものである。
稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むようにした刈
取部の上面カバー体に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、コンバイン等に装備される穀稈
の刈取部には、機体の前面に複数の引起しケースを設
け、引起しケースから起立して上昇する引起し爪で穀稈
を引起して、刈取った穀稈を引起しケースの背面に設け
た穂先搬送体、茎部搬送体等からなる掻込み装置で掻込
み、ついで扱き深さ搬送装置で脱穀フィードチェンに向
けて搬送するものが知られている。
の刈取部には、機体の前面に複数の引起しケースを設
け、引起しケースから起立して上昇する引起し爪で穀稈
を引起して、刈取った穀稈を引起しケースの背面に設け
た穂先搬送体、茎部搬送体等からなる掻込み装置で掻込
み、ついで扱き深さ搬送装置で脱穀フィードチェンに向
けて搬送するものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような刈
取部には、掻込まれる穀稈の倒れ込みを防止する寄せ板
を設けているが、穀稈が特に長稈材の場合には、どうし
ても穀稈の穂先部が倒れ込み、後方へ掻込まれるのに伴
って寄せ板の端部で切断され、掻込み装置を構成する穂
先搬送体および茎部搬送体のケース上面に穂切れや藁屑
等が堆積して外観が見苦しい許りでなく、穂切れ等のロ
スが発生し、さらにこれらの掃除等をするため作業能率
の低下を招く惧れがあった。
取部には、掻込まれる穀稈の倒れ込みを防止する寄せ板
を設けているが、穀稈が特に長稈材の場合には、どうし
ても穀稈の穂先部が倒れ込み、後方へ掻込まれるのに伴
って寄せ板の端部で切断され、掻込み装置を構成する穂
先搬送体および茎部搬送体のケース上面に穂切れや藁屑
等が堆積して外観が見苦しい許りでなく、穂切れ等のロ
スが発生し、さらにこれらの掃除等をするため作業能率
の低下を招く惧れがあった。
【０００４】本発明は、上記の如き実情に鑑み創作され
たものであって、掻込まれる穀稈が特に長稈材であって
も、穂先部が倒れ込んで寄せ板により切断されたりしな
いようにして、掻込み装置を構成する穂先搬送体および
茎部搬送体のケース上に穂切れや藁屑等が堆積するのを
可及的に少くすることができる刈取部の上面カバー体を
提供しようとするものである。
たものであって、掻込まれる穀稈が特に長稈材であって
も、穂先部が倒れ込んで寄せ板により切断されたりしな
いようにして、掻込み装置を構成する穂先搬送体および
茎部搬送体のケース上に穂切れや藁屑等が堆積するのを
可及的に少くすることができる刈取部の上面カバー体を
提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、引起しケースから起
立する引起し爪で引起した穀稈を刈取って、掻込み装置
で後方に掻込むようにした刈取部において、上記掻込み
装置上方の引起しケースの内側面に穀稈が掻込み装置の
上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板を設け、該寄せ板
の上部に、掻込み装置を構成する穂先搬送体および茎部
搬送体のケース上方を覆う上面カバー体を一体的に形成
したことを特徴とし、また、引起しケースから起立する
引起し爪で引起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方
に掻込むようにした刈取部において、上記掻込み装置上
方の引起しケースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側
に倒れ込むのを防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部
に、掻込み装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体
のケース上方を覆う上面カバー体を一体的に形成すると
共に、上記上面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆
うサイドカバーに係止して上面カバー体の前端部を引起
しケースと同一高さとし、かつ上面カバー体の側端部が
サイドカバーと同一高さとなるように構成したことを特
徴とし、さらにまた、引起しケースから起立する引起し
爪で引起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込
むようにした刈取部において、上記掻込み装置上方の引
起しケースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ
込むのを防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻
込み装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケー
ス上方を覆う上面カバー体を一体的に形成すると共に、
上記上面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆うサイ
ドカバーに係止したことを特徴とするものである。
め、本発明が講じた技術的手段は、引起しケースから起
立する引起し爪で引起した穀稈を刈取って、掻込み装置
で後方に掻込むようにした刈取部において、上記掻込み
装置上方の引起しケースの内側面に穀稈が掻込み装置の
上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板を設け、該寄せ板
の上部に、掻込み装置を構成する穂先搬送体および茎部
搬送体のケース上方を覆う上面カバー体を一体的に形成
したことを特徴とし、また、引起しケースから起立する
引起し爪で引起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方
に掻込むようにした刈取部において、上記掻込み装置上
方の引起しケースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側
に倒れ込むのを防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部
に、掻込み装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体
のケース上方を覆う上面カバー体を一体的に形成すると
共に、上記上面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆
うサイドカバーに係止して上面カバー体の前端部を引起
しケースと同一高さとし、かつ上面カバー体の側端部が
サイドカバーと同一高さとなるように構成したことを特
徴とし、さらにまた、引起しケースから起立する引起し
爪で引起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込
むようにした刈取部において、上記掻込み装置上方の引
起しケースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ
込むのを防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻
込み装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケー
ス上方を覆う上面カバー体を一体的に形成すると共に、
上記上面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆うサイ
ドカバーに係止したことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】したがって本発明によれば、掻込み装置で掻込
まれる穀稈は、引起しケースの内側面に設けた寄せ板で
掻込み装置の上部側に倒れ込むのが防止され、寄せ板上
部に形成した一体的の上面カバー体で穂先部が案内され
る。したがって、穀稈が長稈材であっても、穂先部が掻
込み装置の上部側に倒れ込んで寄せ板の端部で切断され
るのが防止される。そして上面カバー体の側端部が刈取
部の側方を覆うサイドカバーに係止されているので、サ
イドカバーで補強されて上面カバー体を十分な強度に保
つことができる。また上面カバー体の前端部を引起しケ
ースと同一高さとし、かつ側端部をサイドカバーと同一
高さとなるように構成したので、藁屑等が上面カバー体
の前面あるいは側面から落下して、上面カバー体上に藁
屑等が堆積することはなく、また穀稈の穂先部が寄せ板
に引掛ったりしないので、良好な穀稈姿勢に保持され
る。
まれる穀稈は、引起しケースの内側面に設けた寄せ板で
掻込み装置の上部側に倒れ込むのが防止され、寄せ板上
部に形成した一体的の上面カバー体で穂先部が案内され
る。したがって、穀稈が長稈材であっても、穂先部が掻
込み装置の上部側に倒れ込んで寄せ板の端部で切断され
るのが防止される。そして上面カバー体の側端部が刈取
部の側方を覆うサイドカバーに係止されているので、サ
イドカバーで補強されて上面カバー体を十分な強度に保
つことができる。また上面カバー体の前端部を引起しケ
ースと同一高さとし、かつ側端部をサイドカバーと同一
高さとなるように構成したので、藁屑等が上面カバー体
の前面あるいは側面から落下して、上面カバー体上に藁
屑等が堆積することはなく、また穀稈の穂先部が寄せ板
に引掛ったりしないので、良好な穀稈姿勢に保持され
る。
【０００７】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面に基いて
詳細に説明する。まず図１においては、１はコンバイン
であって、クローラ走行体２を備えた機体の前部に刈取
部３が上下動自在に装着されており、その後方一側に脱
穀機４が搭載され、後方他側には運転席５、穀粒タンク
等が配設されている。６は穀粒排出筒である。上記刈取
部３の前面に、複数の引起しケース７が左右に並設され
ており、該引起しケース７には、引起し爪８を枢着した
上下に回動する引起しチェン９が内装されていて、引起
しチェン９の回動に伴って引起しケース７から突出して
上昇する引起し爪８が植立穀稈を引起し、刈取部３の下
部に設けた刈刃１０が穀稈の根元部を切断する。引起し
ケース７の背面側には、図２に示すように爪付チェンが
回動する穂先搬送体１１および茎部搬送体１２からなる
掻込み装置１３が配設されており、該掻込み装置１３で
後方に掻込んだ穀稈を脱穀機４の脱穀フィードチェン１
４に向けて扱き深さ搬送装置１５が搬送する。
詳細に説明する。まず図１においては、１はコンバイン
であって、クローラ走行体２を備えた機体の前部に刈取
部３が上下動自在に装着されており、その後方一側に脱
穀機４が搭載され、後方他側には運転席５、穀粒タンク
等が配設されている。６は穀粒排出筒である。上記刈取
部３の前面に、複数の引起しケース７が左右に並設され
ており、該引起しケース７には、引起し爪８を枢着した
上下に回動する引起しチェン９が内装されていて、引起
しチェン９の回動に伴って引起しケース７から突出して
上昇する引起し爪８が植立穀稈を引起し、刈取部３の下
部に設けた刈刃１０が穀稈の根元部を切断する。引起し
ケース７の背面側には、図２に示すように爪付チェンが
回動する穂先搬送体１１および茎部搬送体１２からなる
掻込み装置１３が配設されており、該掻込み装置１３で
後方に掻込んだ穀稈を脱穀機４の脱穀フィードチェン１
４に向けて扱き深さ搬送装置１５が搬送する。
【０００８】また刈取部３の側面には図３、図４に示す
ように、引起しケース７の側面から掻込み装置１３の側
方を覆うサイドカバー１６が設けられている。１７は掻
込み装置１３上方の引起しケース７の内面側に設けた穀
稈が掻込み装置１３の上部側に倒れ込むのを防止する寄
せ板であって、該寄せ板１７の上部には、掻込み装置１
３を構成する穂先搬送体１１および茎部搬送体１２のケ
ース１１ａ，１２ａの上方を覆う上面カバー体１８が一
体的に形成されている。該上面カバー体１８は前方に下
降する傾斜状に形成されており、その側端部がサイドカ
バー１６に係止されていて、上面カバー体１８の前端部
が引起しケース７の上端カバー１９と同一高さの面一状
となっており、また上面カバー体１８の側端部がサイド
カバー１６の上端と同一高さとなっている。上記上面カ
バー体１８の側端部には永久磁石２０が設けられてい
て、該永久磁石２０の磁性力により、上面カバー体１８
をサイドカバー１６に吸着係止できるようになってい
る。２１は刈取部フレームである。
ように、引起しケース７の側面から掻込み装置１３の側
方を覆うサイドカバー１６が設けられている。１７は掻
込み装置１３上方の引起しケース７の内面側に設けた穀
稈が掻込み装置１３の上部側に倒れ込むのを防止する寄
せ板であって、該寄せ板１７の上部には、掻込み装置１
３を構成する穂先搬送体１１および茎部搬送体１２のケ
ース１１ａ，１２ａの上方を覆う上面カバー体１８が一
体的に形成されている。該上面カバー体１８は前方に下
降する傾斜状に形成されており、その側端部がサイドカ
バー１６に係止されていて、上面カバー体１８の前端部
が引起しケース７の上端カバー１９と同一高さの面一状
となっており、また上面カバー体１８の側端部がサイド
カバー１６の上端と同一高さとなっている。上記上面カ
バー体１８の側端部には永久磁石２０が設けられてい
て、該永久磁石２０の磁性力により、上面カバー体１８
をサイドカバー１６に吸着係止できるようになってい
る。２１は刈取部フレームである。
【０００９】図５は掻込み装置１３の注油装置を示して
いる。すなわち、送油ポンプに連結したビニールパイプ
２２の先端を、掻込み装置１３のケース１１ａ，１２ａ
を貫通して内方に挿入し、ビニールパイプ２２の先端か
ら掻込み装置１３の回転部分に直接給油できるようにな
っており、さらにケース１１ａ，１２ａの内面にはビニ
ールパイプ２２の先端を回転部分の中心に向けて案内す
る案内プレート２３が設けられている。なお他の回転部
分にも上記と同様な注油装置が設けられている。
いる。すなわち、送油ポンプに連結したビニールパイプ
２２の先端を、掻込み装置１３のケース１１ａ，１２ａ
を貫通して内方に挿入し、ビニールパイプ２２の先端か
ら掻込み装置１３の回転部分に直接給油できるようにな
っており、さらにケース１１ａ，１２ａの内面にはビニ
ールパイプ２２の先端を回転部分の中心に向けて案内す
る案内プレート２３が設けられている。なお他の回転部
分にも上記と同様な注油装置が設けられている。
【００１０】上記の如き構成において、刈取脱穀作業を
行うに当り、引起しケース７で引起されて刈刃１０で刈
り取られた穀稈は、掻込み装置１３によって後方に掻込
まれるが、引起しケース７の内側面には穀稈が掻込み装
置１３の上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板１７が設
けてあり、該寄せ板１７の上部に形成した一体的の上面
カバー体１８が穀稈の穂先部を案内するので、穀稈が特
に長稈であっても、従来に比べて穂先部が掻込み装置１
３の上部側に倒れ込んで寄せ板１８の端部で切断される
ことはなく、穂切れや藁屑等が掻込み装置１３を構成す
る穂先搬送体１１および茎部搬送体１２のケース１１
ａ，１２ａ上に堆積するのを可及的に少くすることがで
きる。そして上面カバー体１８の前端部が引起しケース
７の上端カバー１９と同一高さとなっており、また側端
部がサイドカバー１６と同一高さとなっているので、藁
屑等は上面カバー体１８の前面あるいは側面から落下し
て上面カバー体１８の上にも藁屑等が堆積することはな
い。
行うに当り、引起しケース７で引起されて刈刃１０で刈
り取られた穀稈は、掻込み装置１３によって後方に掻込
まれるが、引起しケース７の内側面には穀稈が掻込み装
置１３の上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板１７が設
けてあり、該寄せ板１７の上部に形成した一体的の上面
カバー体１８が穀稈の穂先部を案内するので、穀稈が特
に長稈であっても、従来に比べて穂先部が掻込み装置１
３の上部側に倒れ込んで寄せ板１８の端部で切断される
ことはなく、穂切れや藁屑等が掻込み装置１３を構成す
る穂先搬送体１１および茎部搬送体１２のケース１１
ａ，１２ａ上に堆積するのを可及的に少くすることがで
きる。そして上面カバー体１８の前端部が引起しケース
７の上端カバー１９と同一高さとなっており、また側端
部がサイドカバー１６と同一高さとなっているので、藁
屑等は上面カバー体１８の前面あるいは側面から落下し
て上面カバー体１８の上にも藁屑等が堆積することはな
い。
【００１１】また永久磁石２０の磁性力で上面カバー体
１８をサイドカバー１６に吸着係止できるので、係止位
置を自由に調整できて上面カバー体１８の着脱操作が容
易となる。一方、掻込み装置１３への給油をビニールパ
イプ２２で行うようにしたものでは、従来のようにケー
ス１１ａ，１２ａの上面に給油配管をする必要がないの
で、ケース１１ａ，１２ａ上に藁屑等が堆積するのを防
止できるうえ、ビニールパイプ２２に塵芥が浸入して詰
ったりしても、掃除や交換を容易に行うことができる。
１８をサイドカバー１６に吸着係止できるので、係止位
置を自由に調整できて上面カバー体１８の着脱操作が容
易となる。一方、掻込み装置１３への給油をビニールパ
イプ２２で行うようにしたものでは、従来のようにケー
ス１１ａ，１２ａの上面に給油配管をする必要がないの
で、ケース１１ａ，１２ａ上に藁屑等が堆積するのを防
止できるうえ、ビニールパイプ２２に塵芥が浸入して詰
ったりしても、掃除や交換を容易に行うことができる。
【００１２】
【発明の効果】これを要するに本発明は、引起しケース
から起立する引起し爪で引起した穀稈を刈取って、掻込
み装置で後方に掻込むようにした刈取部において、上記
掻込み装置上方の引起しケースの内側面に穀稈が掻込み
装置の上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板を設け、該
寄せ板の上部に、掻込み装置を構成する穂先搬送体およ
び茎部搬送体のケース上方を覆う上面カバー体を一体的
に形成し、また、引起しケースから起立する引起し爪で
引起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むよ
うにした刈取部において、上記掻込み装置上方の引起し
ケースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ込む
のを防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻込み
装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケース上
方を覆う上面カバー体を一体的に形成すると共に、上記
上面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆うサイドカ
バーに係止して上面カバー体の前端部を引起しケースと
同一高さとし、かつ上面カバー体の側端部がサイドカバ
ーと同一高さとなるように構成し、さらにまた、引起し
ケースから起立する引起し爪で引起した穀稈を刈取っ
て、掻込み装置で後方に掻込むようにした刈取部におい
て、上記掻込み装置上方の引起しケースの内側面に穀稈
が掻込み装置の上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板を
設け、該寄せ板の上部に、掻込み装置を構成する穂先搬
送体および茎部搬送体のケース上方を覆う上面カバー体
を一体的に形成すると共に、上記上面カバー体の側端部
を、刈取部の側方を覆うサイドカバーに係止したことか
ら、掻込み装置で後方に掻込まれる穀稈は、引起しケー
スの内側面に設けた寄せ板で掻込み装置の上部側に倒れ
込むのが防止され、寄せ板上部に形成した一体的の上面
カバー体で穂先部が案内されるので、寄せ板の端部で穂
先部が切断されることはなく、しかも上面カバー体が掻
込み装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケー
ス上方を覆っているので、掻込み装置のケース上に穂切
や藁屑等が堆積するのを可及的に少くすることができ
る。そして、側端部をサイドカバーに係止した上面カバ
ー体は、サイドカバーと互に補強し合うので特に補強し
なくても十分な強度を保つことが可能となる。また、上
面カバー体の前端部が引起しケースと同一高さになって
おり、側端部がサイドカバーと同一高さになっているの
で、藁屑等は上面カバー体の前面あるいは側面から落下
して上面カバー体上に堆積することはない。
から起立する引起し爪で引起した穀稈を刈取って、掻込
み装置で後方に掻込むようにした刈取部において、上記
掻込み装置上方の引起しケースの内側面に穀稈が掻込み
装置の上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板を設け、該
寄せ板の上部に、掻込み装置を構成する穂先搬送体およ
び茎部搬送体のケース上方を覆う上面カバー体を一体的
に形成し、また、引起しケースから起立する引起し爪で
引起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むよ
うにした刈取部において、上記掻込み装置上方の引起し
ケースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ込む
のを防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻込み
装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケース上
方を覆う上面カバー体を一体的に形成すると共に、上記
上面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆うサイドカ
バーに係止して上面カバー体の前端部を引起しケースと
同一高さとし、かつ上面カバー体の側端部がサイドカバ
ーと同一高さとなるように構成し、さらにまた、引起し
ケースから起立する引起し爪で引起した穀稈を刈取っ
て、掻込み装置で後方に掻込むようにした刈取部におい
て、上記掻込み装置上方の引起しケースの内側面に穀稈
が掻込み装置の上部側に倒れ込むのを防止する寄せ板を
設け、該寄せ板の上部に、掻込み装置を構成する穂先搬
送体および茎部搬送体のケース上方を覆う上面カバー体
を一体的に形成すると共に、上記上面カバー体の側端部
を、刈取部の側方を覆うサイドカバーに係止したことか
ら、掻込み装置で後方に掻込まれる穀稈は、引起しケー
スの内側面に設けた寄せ板で掻込み装置の上部側に倒れ
込むのが防止され、寄せ板上部に形成した一体的の上面
カバー体で穂先部が案内されるので、寄せ板の端部で穂
先部が切断されることはなく、しかも上面カバー体が掻
込み装置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケー
ス上方を覆っているので、掻込み装置のケース上に穂切
や藁屑等が堆積するのを可及的に少くすることができ
る。そして、側端部をサイドカバーに係止した上面カバ
ー体は、サイドカバーと互に補強し合うので特に補強し
なくても十分な強度を保つことが可能となる。また、上
面カバー体の前端部が引起しケースと同一高さになって
おり、側端部がサイドカバーと同一高さになっているの
で、藁屑等は上面カバー体の前面あるいは側面から落下
して上面カバー体上に堆積することはない。
【図１】コンバインの全体斜視図である。
【図２】掻込み装置の平面図である。
【図３】上面カバー体の正面図である。
【図４】同上側面図である。
【図５】給油装置の側面図である。
３ 刈取部 ７ 引起しケース ８ 引起し爪 １３ 掻込み装置 １６ サイドカバー １７ 寄せ板 １８ 上面カバー体 ２０ 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 滋昭 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地１ 三菱農機株式会社 内 (56)参考文献 実開 昭56−120027（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−204442（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−20741（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−75219（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01D 67/00 A01D 57/00 - 57/22
Claims (3)
- 【請求項１】 引起しケースから起立する引起し爪で引
起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むよう
にした刈取部において、上記掻込み装置上方の引起しケ
ースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ込むの
を防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻込み装
置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケース上方
を覆う上面カバー体を一体的に形成したことを特徴とす
る刈取部の上面カバー体。 - 【請求項２】 引起しケースから起立する引起し爪で引
起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むよう
にした刈取部において、上記掻込み装置上方の引起しケ
ースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ込むの
を防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻込み装
置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケース上方
を覆う上面カバー体を一体的に形成すると共に、上記上
面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆うサイドカバ
ーに係止して上面カバー体の前端部を引起しケースと同
一高さとし、かつ上面カバー体の側端部がサイドカバー
と同一高さとなるように構成したことを特徴とする刈取
部の上面カバー体。 - 【請求項３】 引起しケースから起立する引起し爪で引
起した穀稈を刈取って、掻込み装置で後方に掻込むよう
にした刈取部において、上記掻込み装置上方の引起しケ
ースの内側面に穀稈が掻込み装置の上部側に倒れ込むの
を防止する寄せ板を設け、該寄せ板の上部に、掻込み装
置を構成する穂先搬送体および茎部搬送体のケース上方
を覆う上面カバー体を一体的に形成すると共に、上記上
面カバー体の側端部を、刈取部の側方を覆うサイドカバ
ーに係止したことを特徴とする刈取部の上面カバー体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25616094A JP3199211B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 刈取部の上面カバー体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25616094A JP3199211B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 刈取部の上面カバー体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889053A JPH0889053A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3199211B2 true JP3199211B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17288743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25616094A Expired - Fee Related JP3199211B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 刈取部の上面カバー体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3199211B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP25616094A patent/JP3199211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0889053A (ja) | 1996-04-09 |
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Legal Events
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