JP3199089U - 物故者の記念品 - Google Patents

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Abstract

【課題】火葬の前後における取扱いが単純であり、また火葬時の高温焼成にあたって記念品を保護する素材や構造を工夫して、非常に低コストにできる物故者の記念品を提供する。【解決手段】棺に遺体と一緒に納められて火葬され、火葬後に故人を供養するために用いられる物故者の記念品であって、記念品本体11は耐火材料を用いて所望の形状に造型されて予め焼成されており、記念品本体11は外ケース13内に一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12を介してサンドイッチ状構造となるよう収納され、火葬時には記念品本体11の変色や破損のないように保護されていて、火葬後には一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12間から取り出して適宜使用できるようにしたことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本考案は物故者の記念品に関し、故人の遺体と一緒に火葬して故人の魂が乗り移った遺品として祀ることができ、また遺族等が故人を日々偲ぶために携行することもできるようにした物故者の記念品に関する。
遺族によっては故人の遺骨や遺髪を分けてもらい、金製や銀製の物故者の記念品に収納スペースを形成し、このスペースに遺骨や遺髪を入れて自宅の仏壇に祀って供養することがある。しかしながら、遺族によっては故人の記念になるようなものを身に着けて生活したいと望むものも存在する。
そのため、故人が好きだった物や使用していた物を遺品として棺に納めて一緒に火葬することに代えて、セラミック製の仏像に模したセラミック成形品を火葬する提案がなされている。
1)実開平7−24328号公報(特許文献1参照)は、火葬の際に柩箱に入れて遺体と一緒に焼くための葬儀用具であり、この葬儀用具は、1500℃以上の高温に対する耐熱性を有するセラミックによって形成されたセラミック部を含み、該セラミック部の周囲には、プラスチックからなる覆い部が形成されている。
2)特開平7−124207号公報(特許文献2参照)には、耐熱セラミックス製の外郭の穴から、耐熱セラミックス繊維製の充填布に包んだ神仏具を入れ、蓋をした上で、遺体とともに火葬に付すものであって、火葬の間に外郭に衝撃が加わっても、外郭及び充填布が衝撃を和らげ、神仏具の石英ガラス製容器が割れることはなく、よって観音菩薩像が変色したり、汚れたりすることを防止することができる神仏具が示されている。
3)特開平8−80326号公報(特許文献3参照)には、火葬炉内で遺体等と共に火葬に供される副葬品であって、貴金属またはそれらの合金により作製された内部装飾品に対し、その外面形状に沿って耐熱性及び除去性に優れたセラミックスの保護層を付与することにより、火葬炉内温度および焼成雰囲気から内部装飾品を保護し、形状および美観を損なうことなく内部装飾品を容易に取り出すことができる火葬用副葬品が示されている。
4)特開平8−86418号公報(特許文献4参照)には、葬儀の際に遺体と一緒に棺の中に納め、火葬時、棺の中で陶製記念物を作成する際に使用する、耐熱性金属により補強した陶製記念物1個以上を収納できる収納空間を備えたことを特徴とするセラミックファイバー製保護ケースが示されている。
5)特開2013−48883号公報(特許文献5参照)には、棺に遺体と一緒に納められて火葬され、火葬後に故人を供養するために祀られる供養仏において、本体部分は耐火材料を用い、表面と内面とが実質的に同一の温度変化となるような肉厚の中空状でかつ底面に内外を連通する挿通穴を有する合掌した仏像形状に造型されて焼成され、該本体部分の表面には装飾層が形成され、該装飾層は火葬によって消失して前記本体部分の素地が露出されるようになっている供養仏が示されている。
実開平7−24328号公報 特開平7−124207号公報 特開平8−80326号公報 特開平8−86418号公報 特開2013−48883号公報
しかし、特許文献1〜5記載の神仏具、火葬用副葬品、供養仏等ではその装飾に心が砕かれていて工程が複雑であり、また火葬時の高温焼成にあたって神仏具、火葬用副葬品、供養仏等を保護する素材や構造においても非常にコストのかかるものとなっていた。
本考案はかかる問題を解消しようとするものであり、火葬の前後における取扱いが単純であり、また火葬時の高温焼成にあたって記念品を保護する素材や構造を工夫してあるので、物故者の記念品を非常に低コストで提供することができるようにしたものである。
すなわち、本考案に係る物故者の記念品は、棺に遺体と一緒に納められて火葬され、火葬後に故人を供養するために用いられる物故者の記念品であって、
記念品本体は耐火材料を用いて所望の形状に造型されて予め焼成されており、該記念品本体は外ケース内に一対の耐熱性グラスファイバー製保護材を介してサンドイッチ状構造となるよう収納され、火葬時には前記記念品本体の変色や破損のないように保護されていて、火葬後には一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から取り出して適宜使用できるようにしたことを特徴とするものである。
また、本考案に係る物故者の記念品において、前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材は、火葬時の1000℃〜1400℃の範囲内の温度で接合部分が融着し、火葬後に前記記念品本体を取り出す際に、該一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から脱落して破損することの無いように構成されていることをも特徴するものである。
本考案に係る物故者の記念品において、前記記念品本体を一対の耐熱性グラスファイバー製保護材とともに収納する外ケースは、火葬時に焼却されるようにしたことをも特徴とするものである。
請求項1に係る物故者の記念品においては、記念品本体は耐火材料を用いて所望の形状に造型されて予め焼成されており、該記念品本体は外ケース内に一対の耐熱性グラスファイバー製保護材を介してサンドイッチ状構造となるよう収納され、そのまま棺とともに火葬されて、火葬後に一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から取り出して適宜使用するものである。
したがって、火葬の前後における取扱いが単純であり、また火葬時の高温焼成にあたって記念品を保護する素材や構造を工夫してあるので、物故者の記念品を非常に低コストで提供することが可能となった。
請求項2に係る物故者の記念品においては、前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材は、火葬時に接合部分が融着するので、火葬後に前記記念品本体を取り出す際に該一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から脱落して破損することがなく、非常に取扱いの容易な物故者の記念品を提供することが可能となった。
請求項3に係る物故者の記念品において、前記記念品本体を一対の耐熱性グラスファイバー製保護材とともに収納する外ケースは、火葬時に焼却されるようにしたので、前記記念品本体は火葬後に該一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から取り出すだけでよく、非常に取扱いが容易である。
(a),(b)は本考案に係る物故者の記念品の好ましい実施形態を示す平面図である。 (a),(b)はそれぞれその斜視図である。 (a),(b)は物故者の記念品を耐熱性グラスファイバー製保護材上に載置した状態を示す平面図である。 (a),(b)はそれぞれその斜視図である。 (a),(b)は火葬の前後における状態を示すそれぞれ斜視図である。 (a),(b)は物故者の記念品を耐熱性グラスファイバー製保護材間にサンドイッチ構造で収納した状態の断面図である。 (a),(b)はその断面斜視図である。
以下、本考案の物故者の記念品の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1ないし図7は本考案に係る物故者の記念品の好ましい実施形態を示すものであって、図1および図2において、物故者の記念品は高さ約5〜20cm程度で、例えば所望の人物像に形成され、各種のセラミック素材、酸化物系のアルミナ (Al2O3)、ジルコニア、また水酸化物系のハイドロキシアパタイト、炭化物系の炭化ケイ素 (SiC)等が好適に用いられる。
そして前記セラミック素材を成形型を用いて所望の人物像の記念品本体11に造型され、乾燥後、室温から1000℃〜1400℃の範囲内の温度に所定の時間をかけてゆっくりと昇温され保持されることによって焼成され、白色(または薄茶色)の素地で形成されている。
前記記念品本体11を物故者の記念品として用いる場合には、図3ないし図5に示すように、一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12を介してサンドイッチ状構造となるよう収納される。
この一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12は、火葬時の1000℃〜1400℃の範囲内の温度で接合部分が融着する。したがって、火葬後に前記記念品本体11を取り出す際に、前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12間から脱落して破損することが無く、安全性に富む構造となっている。
前記記念品本体11を収納した状態で、前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12は外ケース13内に収納され保持される。そして、前記外ケース13は紙や布、プラスチックその他の可燃性素材で構成されており、火葬時には焼却されるようになっている。
したがって、火葬の前後における前記記念品本体11を収納した前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12の取扱いが容易であり、かつ物故者の記念品を非常に低コストで提供することが可能となった。
前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材12,12は火葬時に接合部分が融着するものの、それ自体ははさみやカッターで切開することができるため、火葬後に前記記念品本体11を簡単に取り出すことができ、非常に取扱いの容易な物故者の記念品を提供することができる。
なお、前記の例では物故者の記念品として人物像に造型したが、その他の記念となる品物の形状に造型してもよく、さらにはペット像等を造型するようにしてもよい。以上のように、物故者の記念品としては種々の形状や形態に造型することが可能である。
11 記念品本体
12,12 耐熱性グラスファイバー製保護材
13 外ケース

Claims (3)

  1. 棺に遺体と一緒に納められて火葬され、火葬後に故人を供養するために用いられる物故者の記念品であって、
    記念品本体は耐火材料を用いて所望の形状に造型されて予め焼成されており、該記念品本体は外ケース内に一対の耐熱性グラスファイバー製保護材を介してサンドイッチ状構造となるよう収納され、火葬時には前記記念品本体の変色や破損のないように保護されていて、火葬後には一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から取り出して適宜使用できるようにしたことを特徴とする物故者の記念品。
  2. 前記一対の耐熱性グラスファイバー製保護材は、火葬時の1000℃〜1400℃の範囲内の温度で接合部分が融着し、火葬後に前記記念品本体を取り出す際に、該一対の耐熱性グラスファイバー製保護材間から脱落して破損することの無いように構成されていることを特徴する請求項1記載の物故者の記念品。
  3. 前記記念品本体を一対の耐熱性グラスファイバー製保護材とともに収納する外ケースは、火葬時に焼却されるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の物故者の記念品。
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