JP3067469U - 火葬用葬儀用具 - Google Patents

火葬用葬儀用具

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JP3067469U
JP3067469U JP1999006729U JP672999U JP3067469U JP 3067469 U JP3067469 U JP 3067469U JP 1999006729 U JP1999006729 U JP 1999006729U JP 672999 U JP672999 U JP 672999U JP 3067469 U JP3067469 U JP 3067469U
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cremation
funeral
incinerator
coffin
crematorium
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JP1999006729U
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國久 大江
正光 朝本
典彦 星野
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株式会社アライズ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺体を棺桶と共に焼却して荼毘に付した後に
も、焼却されずに残るようにすることができ、死者の思
い出を残すことができるようにすることができる火葬用
葬儀用具を提供する。 【解決手段】 火葬用の棺桶2内に遺体3と共に納めら
れる火葬用葬儀用具1を作製する。この火葬用葬儀具1
は火葬の際の燃焼温度よりも高い耐熱性を有する材料で
形成されている。遺体3と火葬用葬儀具1を納めた棺桶
2を火葬場の焼却炉で焼却した後に、遺体3の骨の他に
火葬用葬儀具1が焼却されずに残るようにすることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、火葬用の棺桶内に死者と共に納められる火葬用葬儀用具に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
葬儀に際して、死者の遺体は木製の棺桶に納められ、火葬場の焼却炉で棺桶と 共に焼却して荼毘に付される。遺体を納めた棺桶を焼却用ベッドの上に載せ、焼 却用ベッドを焼却炉内にスライドさせて棺桶を焼却炉に入れ、焼却炉内のバーナ ー等に点火することによって、遺体を棺桶と共に焼却することができるものであ り、焼却後に、焼却用ベッドを焼却炉から引き出し、焼却用ベッドの上に残って いる遺体の骨を拾う骨拾いが行なわれるのである。
【0003】 上記のように遺体を棺桶に納めて火葬場の焼却炉で荼毘に付すにあたって、死 者が生前に愛用していた身の回りの品などの愛用品を、遺体と共に棺桶に納める ことも行なわれている。このように棺桶の中に死者の愛用品を納めるのは、死者 が来世でも愛用品を身近に置くことができるようにという家族の願いを込めて行 なわれているのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、焼却炉のバーナーの燃焼温度は800℃〜1200℃の高温であるた めに、棺桶に上記の愛用品を入れていても、この愛用品は焼却されて跡形もなく なってしまうのが一般的である。従って焼却後に、焼却炉から引き出した焼却用 ベッドの上には骨しか残っていないことになり、死者の思い出が消えて、遺族は 却って寂しい思いをすることがあった。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、遺体を棺桶と共に焼却して荼 毘に付した後にも、焼却されずに残るようにすることができ、死者の思い出を残 すことができるようにすることができる火葬用葬儀用具を提供することを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る火葬用葬儀用具は、火葬用の棺桶内に遺体と共に納め られるものであり、火葬の際の燃焼温度よりも高い耐熱性を有する材料で形成さ れて成ることを特徴とするものである。
【0007】 また本考案の請求項2に係る火葬用葬儀用具は、上記の請求項1の構成に加え て、マット加工して表面を艶消しの曇り面にした石英ガラスの球体で形成されて 成ることを特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。
【0009】 図1は本考案に係る火葬用葬儀具1の一例を示すものであり、直径を約50m mの真球形の球体に形成してある。この火葬用葬儀具1は、任意の形状や大きさ に形成することができるものであり、その形状や大きさは特に制限されるもので はないが、図1のように球体に形成するのが好ましい。また火葬用葬儀具1の材 料についても特に制限されるものではないが、石英ガラスやアルミナなどのセラ ミックスで作製したものを用いることができるものであり、例えば石英ガラスの 球体を作製するには、石英などシリカ質原料の粉末を溶融した後、冷却して固め 、これを球形に加工することによって行なうことができるものである。石英ガラ スの球体は透明に形成することができ、また表面をサンドブラストなどして粗面 化するマット加工をすることによって、表面を艶消しの曇り面にして不透明に形 成することもできる。アルミナの球体は白色に形成することができる。これらの 石英ガラスやアルミナは意匠的にも量感・質感的にも良い印象を与えるので、火 葬用葬祭具1の材料として有用である。
【0010】 本考案に係る火葬用葬儀具1は、焼き場の焼却炉の燃焼温度である800℃〜 1200℃に耐える耐熱性を有することが必要であり、石英ガラスやアルミナは いずれも、軟化温度や溶融温度がこの温度よりも高く、十分な耐熱性を有する。 ちなみに、直径50mmの透明石英球、直径50mmの表面がマット面の石英球 、直径47.95mmのアルミナ球について、大阪府立産業技術総合研究所で耐 熱試験を、0℃から1300℃までを650℃/hの昇温速度で温度を上昇させ ながら2時間加熱し、次いで1300℃の温度で1.5時間保持し、その後炉冷 するという条件で行なったところ、いずれも異常が認められず、石英ガラスやア ルミナで作製した火葬用葬儀具1は、焼き場の焼却炉の燃焼温度である800℃ 〜1200℃に十分に耐える耐熱性を有することが確認されている。
【0011】 上記のように形成される火葬用葬儀具1を使用するにあたっては、死者の遺体 3を木製などの棺桶2に納める際に、図2のように棺桶2内に遺体3と共に火葬 用葬儀具1を納めることによって行なうことができる。火葬用葬儀具1を棺桶2 内に納めるに際しては、葬儀を執り行うなかでの、喪主の行為などとして、儀式 化して行なうようにすることもできる。
【0012】 このように遺体3と火葬用葬儀具1を納めた棺桶2は、葬儀が終了した後に、 火葬場に運ばれ、焼却炉で焼却される。焼却炉で焼却するにあたっては、焼却炉 から引き出されている焼却用ベッドの上に棺桶2を載せ、棺桶2と共に焼却用ベ ッドを焼却炉内にスライドさせて入れ、バーナー等を点火して燃焼させることに よって行なうことができる。そして焼却が終了した後、遺族の立ち会いのもとに 、焼却用ベッドが焼却炉から引き出される。焼却用ベッドの上には、遺体3の骨 の他に、火葬用葬儀具1が焼却されずに残っている。このように、遺族の立ち会 いのもとに焼却炉から引き出される焼却用ベッドの上には、遺体3の骨と共に火 葬用葬儀具1が残っているので、火葬用葬儀具1には骨となった死者の魂が宿し ているような感情に遺族をさせる効果がある。そして遺族が骨を拾う骨拾いを行 なう際に、この火葬用葬儀具1も遺族によって拾われるものである。火葬用葬儀 具1を拾う行為は、例えば喪主が行なって特製の箱の中に納めるなどとして、儀 式化することもできる。このように拾われた火葬用葬儀具1は、死者を祭る用具 の一つとして仏壇の中などに安置したりして、保存することができるものである 。
【0013】 ここで、火葬用葬儀具1としては上記のように石英ガラスの透明球や表面を艶 消しの曇り面にした不透明球、あるいは白色のアルミナ球を用いることができる が、神聖な感じを出すには石英ガラスの球を用いるのが好ましく、石英ガラスの 球のなかでも、傷ついてもそのキズが目に付き難い表面を艶消しの曇り面にした 不透明球を用いるのが好ましい。またこのように火葬用葬儀具1を石英ガラスの 不透明球で形成すると、火葬場から火葬用葬儀具1を自宅に持ち帰って屋内ある いは屋外に設置する際に、透明球の場合のような直射日光によるレンズ現象で火 災が発生することを未然に防ぐことができるものであり、さらに遺体と共に火葬 用葬儀具1を焼却する際に、遺体の一部が艶消しの表面に付着し易くなって、故 人を偲ぶ効果を一層高めることができるものである。さらに、火葬用葬祭具1の 表面には、故人の人名やイニシャル、生年月日、その他幾何学模様などを、削り 込みや浮き彫りなどで形成したり、塗装、蒸着、めっきなどの任意の着色手段で 形成したりすることもできる。
【0014】 また、火葬用葬儀具1を棺桶2内に納めるにあたって、図3(a)のような、 基板4の上に3本の支持柱5を立設して形成した支持台6を用い、支持柱5の上 端間に火葬用葬儀具1を置いて支持した状態で、火葬用葬儀具1を棺桶2内に納 めるようにしてもよい。また図3(b)のような、上面が開口する壺状容器7を 用い、この壺状容器7内に火葬用葬儀具1を入れた状態で、火葬用葬儀具1を棺 桶2内に納めるようにしてもよい。これらの支持台6や壺状容器7は、石英ガラ スやアルミナなど、焼き場の焼却炉の燃焼温度である800℃〜1200℃に耐 える耐熱性を有する材料で作製されるものである。
【0015】
【考案の効果】
上記のように本考案の請求項1に係る火葬用葬儀用具は、火葬用の棺桶内に遺 体と共に納められるものであり、火葬の際の燃焼温度よりも高い耐熱性を有する 材料で形成してあるので、遺体と火葬用葬儀具を納めた棺桶を火葬場の焼却炉で 焼却して荼毘に付した後に、遺体の骨の他に火葬用葬儀具が焼却されずに残るよ うにすることができるものであり、この火葬用葬儀具によって死者の思い出を残 すことができるようにすることができるものである。
【0016】 また本考案の請求項2に係る火葬用葬儀用具は、上記の請求項1の構成に加え て、マット加工して表面を艶消しの曇り面にした石英ガラスの球体で形成するよ うにしたので、石英ガラスで神聖な感じを出すことができると共に傷ついてもそ のキズが目に付き難くすることができるものである。
【提出日】平成11年11月8日(1999.11.8)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る火葬用葬儀用具は、火葬用の棺桶内に遺体と共に納め られる球体であり、火葬の際の燃焼温度よりも高い耐熱性を有する材料で形成さ れて成ることを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 図1は本考案に係る火葬用葬儀具1の一例を示すものであり、直径を約50m mの真球形の球体に形成してある。この火葬用葬儀具1の大きさは特に制限され るものではない 。また火葬用葬儀具1の材料についても特に制限されるものでは ないが、石英ガラスやアルミナなどのセラミックスで作製したものを用いること ができるものであり、例えば石英ガラスの球体を作製するには、石英などシリカ 質原料の粉末を溶融した後、冷却して固め、これを球形に加工することによって 行なうことができるものである。石英ガラスの球体は透明に形成することができ 、また表面をサンドブラストなどして粗面化するマット加工をすることによって 、表面を艶消しの曇り面にして不透明に形成することもできる。アルミナの球体 は白色に形成することができる。これらの石英ガラスやアルミナは意匠的にも量 感・質感的にも良い印象を与えるので、火葬用葬祭具1の材料として有用である 。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【考案の効果】
上記のように本考案の請求項1に係る火葬用葬儀用具は、火葬用の棺桶内に遺 体と共に納められる球体であり、火葬の際の燃焼温度よりも高い耐熱性を有する 材料で形成してあるので、遺体と火葬用葬儀具を納めた棺桶を火葬場の焼却炉で 焼却して荼毘に付した後に、遺体の骨の他に火葬用葬儀具が焼却されずに残るよ うにすることができるものであり、この火葬用葬儀具によって死者の思い出を残 すことができるようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の使用状態の斜視図である。
【図3】(a)は同上に用いられる支持台の斜視図、
(b)は同上に用いられる壺状容器の斜視図である。
【符号の説明】
1 火葬用葬儀具 2 棺桶 3 遺体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月8日(1999.11.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火葬用の棺桶内に遺体と共に納められる
    ものであり、火葬の際の燃焼温度よりも高い耐熱性を有
    する材料で形成されて成ることを特徴とする火葬用葬儀
    用具。
  2. 【請求項2】 マット加工して表面を艶消しの曇り面に
    した石英ガラスの球体で形成されて成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の火葬用葬儀用具。
JP1999006729U 1999-09-02 1999-09-02 火葬用葬儀用具 Expired - Lifetime JP3067469U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188713A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 アド株式会社 葬具及びこれを使用した火葬方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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