JP3198769B2 - 実像式ファインダー系 - Google Patents

実像式ファインダー系

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は実像式ファインダー系に
関し、特に撮影系とは別体に設けた外部式のファインダ
ー系において、そのファインダー系を構成する各要素を
適切に設定することにより、全系の小型化を図りつつ、
正立正像の良好なるファインダー像の観察を可能とした
例えばスチルカメラやビデオカメラ等に好適な実像式フ
ァインダー系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影系とファインダー系が別体
に構成されている外部式のファインダー系のうち実像の
ファインダー像(物体像)を観察するようにした実像式
ファインダー系が種々と提案されている。
【0003】一般に実像式ファインダー系は虚像式ファ
インダー系に比べて光学系全体の小型化が比較的容易な
為に多くのカメラに用いられている。
【0004】実像式ファインダー系においては正立正像
のファインダー像を観察する為に例えば実開昭58−6
2337号公報では光路中にポロプリズムを配置してフ
ァインダー像の反転を行っている。
【0005】又実開平1−160427号公報では光路
中にダハ反射部材と2つのミラー等を配置してファイン
ダー像の反転を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実開昭58−6233
7号公報で提案されているポロプリズムを用いて正立正
像のファインダー像を形成する実像式ファインダー系は
ポロプリズムが垂直方向(上下方向)に2段構造で、か
つ水平方向(左右方向)に突出している為に垂直方向及
び水平方向の薄型化が難しいという問題点があった。
【0007】又実開平1−160427号公報で提案さ
れているダハ反射部材と2つのミラーを用いた実像式フ
ァインダー系は光路を約270度引き廻している為に光
学系全体が水平方向に拡大してくるという問題点があっ
た。
【0008】本発明はハーフミラー,ダハ反射部材,そ
してミラー等の光学部材をファインダー光路中に適切に
配置することにより全系の小型化を図りつつ、対物レン
ズによって形成された倒立実像のファインダー像を正立
正像に反転し、良好なるファインダー像の観察が可能な
実像式ファインダー系の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の実像式
ファインダー系は、対物レンズによって形成される物体
像をハーフミラーとダハ反射部材を介して正立正像とし
て接眼レンズで観察する実像式ファインダー系であっ
て、前記対物レンズによって形成される物体像の近傍に
近接して配置したフィールドレンズ及び反射部材を有
し、前記フィールドレンズと前記ダハ反射部材との間に
前記ハーフミラーを配置すると共に、前記ハーフミラー
を介した光束を前記反射部材によって前記ハーフミラー
に同一光路で戻し、前記ハーフミラーを再度介して前記
物体像を観察することを特徴としている。
【0010】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記反射部材は、光透過部によりファインダー視野範囲
を示す第1反射部材と、該第1反射部材の光透過部に相
当する領域を反射部とした第2反射部材とを重ね合わせ
て構成しており、該第1反射部材と第2反射部材とを面
内で変位させてファインダー視野範囲の切換え表示を行
っていることを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて前記ハーフミラーにより分割された2つの光路の
うち、前記接眼レンズに導光されない方向に分割した光
路中であって、前記物体像が形成される位置と光学的に
等価な面に測光手段を設けたことを特徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】図1、図3は各々本発明の実像式ファインダ
ー系の実施例1、2の光学系の要部概略図である。図
1、図3はカメラを上面から見た図である。
【0017】次に各図の実施例を順に説明する。
【0018】図1の実施例1において1は対物レンズで
あり、光軸上移動可能な複数のレンズ群より成る変倍部
を有している。2はハーフミラーであり、対物レンズ1
からの光束をカメラを構えたときの右方(水平方向)に
反射させている。3はフィールドレンズであり、凸平レ
ンズより成り、ハーフミラー2からの光束を集光してい
る。4は結像面であり、対物レンズ1によるファインダ
ー像(物体像)が形成されている。結像面4はフィール
ドレンズ3の平面3a近傍に位置している。
【0019】7はファインダー視野枠であり、結像面4
に相当する位置に設けている。8は反射部材であり、フ
ァインダー視野枠7に略密着して配置しており、ファイ
ンダー視野枠7で制限された領域内の結像面4に形成さ
れたファインダー像を元の光路に反射させている。5は
ダハ反射面を有するダハ反射部材であり、ファインダー
像の上下反転を行っている。6は接眼レンズであり、結
像面4に形成したファインダー像を観察している。11
は測光手段であり、被写体の輝度を測光しており、ハー
フミラー2を介して結像面4と光学的に等価な位置に設
けている。
【0020】本実施例では対物レンズ1によるファイン
ダー像(物体像)をハーフミラー2で反射させ、次いで
フィールドレンズ3を介して結像面4に形成している。
結像面4に形成したファインダー像を反射部材8で元の
光路に沿って反射させて、ハーフミラー2を通過させ、
ダハ反射部材5で上下の反転を行い、接眼レンズ6に導
光している。ハーフミラー2,反射部材8,そしてダハ
反射部材5で対物レンズ1による倒立のファインダー像
を正立のファインダー像に反転している。そして接眼レ
ンズ6により結像面4に形成したファインダー視野枠7
で制限されたファインダー像を観察している。
【0021】次に図2の参考例1について説明する
(尚、図2以下において図1に示した要素と同一要素に
は同符番を付している。)。
【0022】参考例1は対物レンズ1によるファインダ
ー像をハーフミラー2で反射させた後、反射部材を兼ね
るダハ反射部材5で上下反転させて元の光路に戻し、今
度はハーフミラー2を通過させてフィールドレンズ3を
介して結像面4に形成している。そして結像面4に形成
したファインダー像をミラー8で反射させて接眼レンズ
6に導光している。
【0023】ハーフミラー2,ダハ反射部材5,そして
ミラー8で対物レンズ1による倒立のファインダー像を
正立のファインダー像に反転している。そして接眼レン
ズ6により結像面4に形成したファインダー像を観察し
ている。
【0024】次に図3の実施例2について説明する。
【0025】参考例2は対物レンズ1によるファインダ
ー像をダハ反射部材5を介して上下反転し、ハーフミラ
ー2を通過させ、フィールドレンズ3を介して結像面4
に形成している。
【0026】結像面4に形成したファインダー像は反射
部材8で元の光路に反射させ、フィールドレンズ3を介
し、ハーフミラー2で反射させて接眼レンズ6に導光し
ている。ダハ反射部材5,ハーフミラー2,そして反射
部材8で対物レンズ1による倒立のファインダー像を正
立のファインダー像に反転している。そして接眼レンズ
6により結像面4に形成したファインダー像を観察して
いる。
【0027】次に図4の参考例2について説明する。
【0028】参考例2は対物レンズ1によるファインダ
ー像をダハ反射部材5を介して上下反転し、フィールド
レンズ3を介して結像面4に形成している。
【0029】結像面4に形成したファインダー像をハー
フミラー2を通過させた後、反射部材8で元の光路に戻
し、今度はハーフミラー2で反射させて接眼レンズ6に
導光している。ダハ反射部材5,ハーフミラー2,そし
て反射部材8で対物レンズ1による倒立のファインダー
像を正立のファインダー像に反転している。そして接眼
レンズ6により結像面4に形成したファインダー像を観
察している。
【0030】次に図5の参考例3について説明する。
【0031】参考例3は図4の参考例2に比べてファイ
ンダー視野枠7をフィールドレンズ3の結像面4側に設
ける代わりにハーフミラー2を介して結像面4と光学的
に等価な位置に配置している点が異なっている。そして
これにより結像面4に形成したファインダー像とファイ
ンダー視野情報を含んだファインダー視野枠7とを接眼
レンズ6により観察している。この他の構成は図4の参
考例2と同じである。
【0032】次に図1の実施例1においてファインダー
視野の切換え方法について説明する。
【0033】本実施例では通常の撮影範囲(フルサイ
ズ)とパノラマ撮影範囲との切換えを例にとり説明す
る。
【0034】図1の実施例1では結像面4近傍にファイ
ンダー視野枠7と反射部材8とを近接配置している。そ
して反射部材8のうちファインダー視野枠7で囲まれる
ファインダー視野領域に相当する領域を反射面としてい
る。
【0035】これに対してファインダー視野の切換えを
行う本実施例では、図6(A)に示すような斜線領域7
aを反射領域、その他を透過領域とする反射部材(第1
反射部材)8aと、図6(B)に示すような斜線領域7
bを反射領域、その他を透過領域とする反射部材(第2
反射部材)8bと近接配置している。
【0036】ここで2つの反射領域7bで挟まれる領域
はパノラマ撮影領域に相当している。そして図6(A)
の透過領域7cと図6(B)の反射領域7bとが近接配
置したとき合致するように各要素を設定している。
【0037】これによりファインダー視野枠7と反射部
材8との機能を有するように構成している。即ち、斜線
で示す領域7a,7bに入射した光は反射し、元の光路
を戻るので、これによりファインダー視野領域の表示を
行っている。
【0038】図7はこのとき接眼レンズ6より観察され
る通常の撮影範囲(フルサイズ)を示すファインダー視
野枠71とAFマークAFを示している。AFマークA
Fに入射した光は透過し、戻ってこないので接眼レンズ
6から見たときは黒くなって観察される。
【0039】次に通常の撮影範囲からパノラマ撮影範囲
へと切り換える際には反射部材8aと反射部材8bとを
矢印61の方向に少なくとも反射領域7b(透過領域7
c)の線幅だけ相対移動させる。
【0040】図8はこのときの接眼レンズ6より観察さ
れるパノラマ撮影範囲を示すファインダー視野枠81と
AFマークAFを示している。
【0041】図6(A)で示す透過領域7cに入射した
光は戻ってこないので接眼レンズ6から見たときはAF
マークAFと同様に黒くなって観察される。
【0042】本実施例ではこのように反射部材8a,8
bを少なくとも反射領域7b(透過領域7c)の線幅だ
け僅かに相対的に移動させることにより容易にファイン
ダー視野の切換えを行っている。
【0043】このようなファインダー視野の切換えは結
像面4近傍にファインダー視野枠7と反射部材8を配置
する図3の実施例2においても同様に適用可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば全系の小型化を図りつ
つ、対物レンズによって形成された倒立実像のファイン
ダー像を正立正像に反転し、良好なるファインダー像の
観察が可能な実像式ファインダー系を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の光学系の要部概略図
【図2】 参考例1の光学系の要部概略図
【図3】 本発明の実施例2の光学系の要部概略図
【図4】 参考例2の光学系の要部概略図
【図5】 参考例3の光学系の要部概略図
【図6】 本発明に係るファインダー視野範囲の切換え
方法の説明図
【図7】 本発明に係るファインダー視野範囲の説明図
【図8】 本発明に係るファインダー視野範囲の説明図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 ハーフミラー 3 フィールドレンズ 4 結像面 5 ダハ反射部材 6 接眼レンズ 7 ファインダー視野枠 8 反射部材 11 測光手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズによって形成される物体像を
    ハーフミラーとダハ反射部材を介して正立正像として接
    眼レンズで観察する実像式ファインダー系であって、前
    記対物レンズによって形成される物体像の近傍に近接し
    て配置したフィールドレンズ及び反射部材を有し、前記
    フィールドレンズと前記ダハ反射部材との間に前記ハー
    フミラーを配置すると共に、前記ハーフミラーを介した
    光束を前記反射部材によって前記ハーフミラーに同一光
    路で戻し、前記ハーフミラーを再度介して前記物体像を
    観察することを特徴とする実像式ファインダー系。
  2. 【請求項2】 前記反射部材は、光透過部によりファイ
    ンダー視野範囲を示す第1反射部材と、該第1反射部材
    の光透過部に相当する領域を反射部とした第2反射部材
    とを重ね合わせて構成しており、該第1反射部材と第2
    反射部材とを面内で変位させてファインダー視野範囲の
    切換え表示を行っていることを特徴とする請求項1の実
    像式ファインダー系。
  3. 【請求項3】 前記ハーフミラーにより分割された2つ
    の光路のうち、前記接眼レンズに導光されない方向に分
    割した光路中であって、前記物体像が形成される位置と
    光学的に等価な面に測光手段を設けたことを特徴とする
    請求項1又は2の実像式ファインダー系。
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