JP3198695B2 - 軸の取付構造 - Google Patents
軸の取付構造Info
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- JP3198695B2 JP3198695B2 JP00789493A JP789493A JP3198695B2 JP 3198695 B2 JP3198695 B2 JP 3198695B2 JP 00789493 A JP00789493 A JP 00789493A JP 789493 A JP789493 A JP 789493A JP 3198695 B2 JP3198695 B2 JP 3198695B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸の取付構造に関する。
より詳しくは、間隔を隔てて相対向する被取付部に対し
て容易に軸を取り付けることができ、特に自動組立の容
易化を図ることができる軸の取付構造に関するものであ
る。
より詳しくは、間隔を隔てて相対向する被取付部に対し
て容易に軸を取り付けることができ、特に自動組立の容
易化を図ることができる軸の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の軸の取付構造および取付方法を図
10に示す。
10に示す。
【0003】同図(a)において、1a,1bは被取付
部であり、例えば、軸を用いる種々装置のフレーム等で
構成されている。被取付部1a,1bは、間隔L1を隔
てて相対向しており、軸2を取り付けるための穴3が相
対向する部位にそれぞれ設けられている。
部であり、例えば、軸を用いる種々装置のフレーム等で
構成されている。被取付部1a,1bは、間隔L1を隔
てて相対向しており、軸2を取り付けるための穴3が相
対向する部位にそれぞれ設けられている。
【0004】軸2は被取付部1a,1bに架け渡すよう
にして取り付けられる。そのため、軸2の長さL2は、
被取付部1a,1b同志の間隔L1よりも長くなってい
る。
にして取り付けられる。そのため、軸2の長さL2は、
被取付部1a,1b同志の間隔L1よりも長くなってい
る。
【0005】したがって、軸2を被取付部に取り付ける
には、図(a)に示すように、先ず例えばロボットハン
ド4で軸2を把持し、これを傾けた状態で矢印Yで示す
ように被取付部1a,1bの間に入れ、次いで、矢印A
で示すように回転させつつ矢印X1で示すように移動さ
せて軸の一端2aを一方の被取付部1aの穴3に入れ
る。次いで、この一端2aが穴3から抜けない程度に矢
印X2方向に移動させ、他端2bを他方の被取付部1b
の穴3に入れる。
には、図(a)に示すように、先ず例えばロボットハン
ド4で軸2を把持し、これを傾けた状態で矢印Yで示す
ように被取付部1a,1bの間に入れ、次いで、矢印A
で示すように回転させつつ矢印X1で示すように移動さ
せて軸の一端2aを一方の被取付部1aの穴3に入れ
る。次いで、この一端2aが穴3から抜けない程度に矢
印X2方向に移動させ、他端2bを他方の被取付部1b
の穴3に入れる。
【0006】その後、図(b)および(c)に示すよう
に、軸2をロボットハンド4で把持した状態のまま、被
取付部1a,1b(1b側のみ図示)の外側から別のロ
ボットハンド5を用いてブッシュ6を穴3および軸端に
はめ合わせることにより、軸の取付が終了する。
に、軸2をロボットハンド4で把持した状態のまま、被
取付部1a,1b(1b側のみ図示)の外側から別のロ
ボットハンド5を用いてブッシュ6を穴3および軸端に
はめ合わせることにより、軸の取付が終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の軸の取
付構造では、軸2を傾けた状態で矢印Yで示すように被
取付部1a,1bの間に入れる必要があり、さらに矢印
A方向への回転動作を伴う矢印X1への移動動作、およ
び矢印X2方向への移動動作が必要であるため、取付作
業が煩雑であった。特に、自動組立を行なう場合、その
機構が複雑になるという問題があった。
付構造では、軸2を傾けた状態で矢印Yで示すように被
取付部1a,1bの間に入れる必要があり、さらに矢印
A方向への回転動作を伴う矢印X1への移動動作、およ
び矢印X2方向への移動動作が必要であるため、取付作
業が煩雑であった。特に、自動組立を行なう場合、その
機構が複雑になるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、取付作業が容易であり、また自動組立を行なう場
合も機構の簡素化を図ることのできる軸の取付構造を提
供することにある。
決し、取付作業が容易であり、また自動組立を行なう場
合も機構の簡素化を図ることのできる軸の取付構造を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の軸の取付構造は、間隔を隔てて相対向
する被取付部と、これら被取付部同志の間隔よりも短い
軸と、前記被取付部の相対向する部位にそれぞれ設けら
れた取付穴と、これら取付穴と前記軸の端部とにはまり
合って被取付部と軸とを連結する連結部材とを備えたこ
とを特徴とする。
に請求項1記載の軸の取付構造は、間隔を隔てて相対向
する被取付部と、これら被取付部同志の間隔よりも短い
軸と、前記被取付部の相対向する部位にそれぞれ設けら
れた取付穴と、これら取付穴と前記軸の端部とにはまり
合って被取付部と軸とを連結する連結部材とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2記載の軸の取付構造は、請求項1
記載の軸の取付構造において、連結部材に、被取付部と
の係合部と、軸との係合部とが形成されていることを特
徴とする。
記載の軸の取付構造において、連結部材に、被取付部と
の係合部と、軸との係合部とが形成されていることを特
徴とする。
【0011】請求項3記載の軸の取付構造は、請求項1
記載の軸の取付構造において、連結部材にはレバーを一
体的に設けるとともに、被取付部には、その取付穴にレ
バーの通過を許す通過口を形成し、かつ取付穴周辺にレ
バーの通過を阻止する通過阻止部を形成したことを特徴
とする。
記載の軸の取付構造において、連結部材にはレバーを一
体的に設けるとともに、被取付部には、その取付穴にレ
バーの通過を許す通過口を形成し、かつ取付穴周辺にレ
バーの通過を阻止する通過阻止部を形成したことを特徴
とする。
【0012】請求項4記載の軸の取付構造は、請求項3
記載の軸の取付構造において、通過阻止部に、レバーと
係合する係合部を設けたことを特徴とする。
記載の軸の取付構造において、通過阻止部に、レバーと
係合する係合部を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の軸の取付構造は、請求項1
または2または3または4記載の軸の取付構造におい
て、連結部材は、軸に対して、その端面よりも内側に装
着可能に構成されていることを特徴とする。
または2または3または4記載の軸の取付構造におい
て、連結部材は、軸に対して、その端面よりも内側に装
着可能に構成されていることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の軸の取付構造は、請求項5
記載の軸の取付構造において、連結部材に、この連結部
材が軸の端面よりも内側に装着されたとき軸の周面と当
接して撓み、連結部材が取付穴とはまったとき軸の端面
と係合する弾性片を形成したことを特徴とする。
記載の軸の取付構造において、連結部材に、この連結部
材が軸の端面よりも内側に装着されたとき軸の周面と当
接して撓み、連結部材が取付穴とはまったとき軸の端面
と係合する弾性片を形成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の軸の取付構造によれば、軸は、
被取付部同志の間隔よりも短いので、これを傾けること
なく、真っ直ぐにした状態で(取付穴と取付穴とを結ぶ
線と平行な状態で)、被取付部の間に入れることができ
る。
被取付部同志の間隔よりも短いので、これを傾けること
なく、真っ直ぐにした状態で(取付穴と取付穴とを結ぶ
線と平行な状態で)、被取付部の間に入れることができ
る。
【0016】したがって、軸を、その両端が取付穴とそ
れぞれ対向するように配置し、連結部材を取付穴と軸の
端部とにはめ合わせることにより、軸を被取付部に取り
付けることができる。
れぞれ対向するように配置し、連結部材を取付穴と軸の
端部とにはめ合わせることにより、軸を被取付部に取り
付けることができる。
【0017】すなわちこの構造によれば、軸の取付作業
が容易であり、また自動組立を行なう場合も機構の簡素
化を図ることができる。
が容易であり、また自動組立を行なう場合も機構の簡素
化を図ることができる。
【0018】請求項2記載の軸の取付構造によれば、請
求項1記載の軸の取付構造において、連結部材に、被取
付部との係合部と、軸との係合部とが形成されているの
で、軸の取付が確実になされる。
求項1記載の軸の取付構造において、連結部材に、被取
付部との係合部と、軸との係合部とが形成されているの
で、軸の取付が確実になされる。
【0019】請求項3記載の軸の取付構造によれば、請
求項1記載の軸の取付構造において、連結部材にレバー
が一体的に設けられているとともに、被取付部には、そ
の取付穴にレバーの通過を許す通過口が形成され、かつ
取付穴周辺にレバーの通過を阻止する通過阻止部が形成
されているので、連結部材を取付穴と軸の端部とにはめ
合わせるに際し、連結部材のレバーを取付穴の通過口に
通過させ、その後レバーを回動させることにより、レバ
ーの通過は阻止される。したがって、連結部材を被取付
部に対し容易かつ確実に取り付けることができる。
求項1記載の軸の取付構造において、連結部材にレバー
が一体的に設けられているとともに、被取付部には、そ
の取付穴にレバーの通過を許す通過口が形成され、かつ
取付穴周辺にレバーの通過を阻止する通過阻止部が形成
されているので、連結部材を取付穴と軸の端部とにはめ
合わせるに際し、連結部材のレバーを取付穴の通過口に
通過させ、その後レバーを回動させることにより、レバ
ーの通過は阻止される。したがって、連結部材を被取付
部に対し容易かつ確実に取り付けることができる。
【0020】請求項4記載の軸の取付構造によれば、請
求項3記載の軸の取付構造において、通過阻止部に、レ
バーと係合する係合部が設けられているので、連結部材
はより確実に被取付部に取り付けられる。
求項3記載の軸の取付構造において、通過阻止部に、レ
バーと係合する係合部が設けられているので、連結部材
はより確実に被取付部に取り付けられる。
【0021】請求項5記載の軸の取付構造によれば、請
求項1または2または3または4記載の軸の取付構造に
おいて、連結部材は、軸に対して、その端面よりも内側
に装着可能に構成されているので、連結部材を予め軸に
装着してユニット化しておくことができ、一層容易に軸
の取り付けを行なうことができる。
求項1または2または3または4記載の軸の取付構造に
おいて、連結部材は、軸に対して、その端面よりも内側
に装着可能に構成されているので、連結部材を予め軸に
装着してユニット化しておくことができ、一層容易に軸
の取り付けを行なうことができる。
【0022】請求項6記載の軸の取付構造によれば、請
求項5記載の軸の取付構造において、連結部材に、この
連結部材が軸の端面よりも内側に装着されたとき軸の周
面と当接して撓む弾性片が形成されているので、連結部
材を予め軸に装着してユニット化した際、弾性片の作用
により、連結部材と軸との位置が仮保持され、組立作業
は一層円滑化される。さらに、弾性片は、連結部材が取
付穴とはまったとき軸の端面と係合するので、これによ
って軸のスラスト方向の移動が規制され、軸は連結部材
によって確実に保持される。
求項5記載の軸の取付構造において、連結部材に、この
連結部材が軸の端面よりも内側に装着されたとき軸の周
面と当接して撓む弾性片が形成されているので、連結部
材を予め軸に装着してユニット化した際、弾性片の作用
により、連結部材と軸との位置が仮保持され、組立作業
は一層円滑化される。さらに、弾性片は、連結部材が取
付穴とはまったとき軸の端面と係合するので、これによ
って軸のスラスト方向の移動が規制され、軸は連結部材
によって確実に保持される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0024】図1は本発明に係る軸の取付構造の一実施
例を示す部分切断正面図である。
例を示す部分切断正面図である。
【0025】同図において、11,12は被取付部であ
り、例えば、軸を用いる種々装置のフレーム等で構成さ
れている。被取付部11,12は、間隔L1を隔てて相
対向しており、連結部材30,30を用いて軸20を取
り付けるための取付穴13が相対向する部位にそれぞれ
設けられている。
り、例えば、軸を用いる種々装置のフレーム等で構成さ
れている。被取付部11,12は、間隔L1を隔てて相
対向しており、連結部材30,30を用いて軸20を取
り付けるための取付穴13が相対向する部位にそれぞれ
設けられている。
【0026】軸20の長さL3は、被取付部11,12
同志の間隔L1よりも短くなっている。
同志の間隔L1よりも短くなっている。
【0027】連結部材30の詳細を図2に示す。同図
(a)は左側面図、(b)は(a)図におけるb矢視
図、(c)は(a)図におけるc矢視図、(d)は
(a)図におけるd矢視図、(e)は(a)図における
eーe断面図、(f)は右側面図である。
(a)は左側面図、(b)は(a)図におけるb矢視
図、(c)は(a)図におけるc矢視図、(d)は
(a)図におけるd矢視図、(e)は(a)図における
eーe断面図、(f)は右側面図である。
【0028】これらの図に示すように、連結部材30
は、ブッシュとしての役割を果たす筒状本体31と、こ
の筒状本体31と一体的に形成されたレバー32と、同
じく係合片33と、これらレバー32および係合片33
との間に被取付部11(または12)を挟持するための
挟持片36と、筒状本体31に切り込み34を入れるこ
とにより形成された弾性片35とを有している。レバー
32には、舌片状の係合突起32aが形成されている。
また、弾性片35の内側にはフック部35aが形成され
ている。
は、ブッシュとしての役割を果たす筒状本体31と、こ
の筒状本体31と一体的に形成されたレバー32と、同
じく係合片33と、これらレバー32および係合片33
との間に被取付部11(または12)を挟持するための
挟持片36と、筒状本体31に切り込み34を入れるこ
とにより形成された弾性片35とを有している。レバー
32には、舌片状の係合突起32aが形成されている。
また、弾性片35の内側にはフック部35aが形成され
ている。
【0029】以上のような連結部材30は、図1に示す
ように、軸20に対して、その端面21よりも内側に装
着可能に構成されている。弾性片35は、連結部材30
が軸20の端面21よりも内側に装着されたとき、その
フック部35aが軸20の周面22と当接して撓み、後
述するようにして連結部材30が取付穴13とはまった
とき、そのフック部35aが軸20の端面21と係合す
るようになっている(図5参照)。
ように、軸20に対して、その端面21よりも内側に装
着可能に構成されている。弾性片35は、連結部材30
が軸20の端面21よりも内側に装着されたとき、その
フック部35aが軸20の周面22と当接して撓み、後
述するようにして連結部材30が取付穴13とはまった
とき、そのフック部35aが軸20の端面21と係合す
るようになっている(図5参照)。
【0030】取付穴13は、図3に示すように、連結部
材30の側面視形状と同形状に形成されている。すなわ
ち、連結部材30の挟持片36が被取付部11の内面1
1a(または12a)に当たるまで、筒状本体31の通
過を許す丸穴部13aと、レバー32の通過を許す通過
口13bと、係合片33の通過を許す開口13cとを有
している。また、結果的に、被取付部11(または1
2)の取付穴周辺には、レバー32および係合片33の
通過を阻止する通過阻止部11cが形成されている。さ
らに、この通過阻止部11cには、レバー32の係合突
起32aと係合する係合部11dが放射状に複数設けら
れている。
材30の側面視形状と同形状に形成されている。すなわ
ち、連結部材30の挟持片36が被取付部11の内面1
1a(または12a)に当たるまで、筒状本体31の通
過を許す丸穴部13aと、レバー32の通過を許す通過
口13bと、係合片33の通過を許す開口13cとを有
している。また、結果的に、被取付部11(または1
2)の取付穴周辺には、レバー32および係合片33の
通過を阻止する通過阻止部11cが形成されている。さ
らに、この通過阻止部11cには、レバー32の係合突
起32aと係合する係合部11dが放射状に複数設けら
れている。
【0031】以上のような構造によると、以下のように
して容易に軸20を被取付部11,12に取り付けるこ
とができる。
して容易に軸20を被取付部11,12に取り付けるこ
とができる。
【0032】先ず、図1に示すように、予め連結部材3
0,30を装着した軸20を、傾けることなく、真っ直
ぐにした状態で(取付穴と取付穴とを結ぶ線と平行な状
態で)、被取付部11,12の間に入れ、その両端が取
付穴13とそれぞれ対向するように配置する。なお、こ
の際、弾性片35はそのフック部35aが軸20の周面
22と当接して撓んでいるので、その弾性力によって連
結部材30と軸20との位置は仮保持された状態となっ
ている。したがって、上記作業は円滑に行なうことがで
きる。
0,30を装着した軸20を、傾けることなく、真っ直
ぐにした状態で(取付穴と取付穴とを結ぶ線と平行な状
態で)、被取付部11,12の間に入れ、その両端が取
付穴13とそれぞれ対向するように配置する。なお、こ
の際、弾性片35はそのフック部35aが軸20の周面
22と当接して撓んでいるので、その弾性力によって連
結部材30と軸20との位置は仮保持された状態となっ
ている。したがって、上記作業は円滑に行なうことがで
きる。
【0033】次いで、連結部材30,30をそれぞれ軸
線方向外方(矢印X1,X2方向)へスライドさせる。
すると、取付穴13は連結部材30の側面視形状と同形
状に形成されているので、図4に実線で示すように、連
結部材30はその挟持片36が被取付部の内面に当たる
まで取付穴13に入り込む。また、このとき、弾性片3
5のフック部35aが軸20の端面21と係合する(図
5参照)。
線方向外方(矢印X1,X2方向)へスライドさせる。
すると、取付穴13は連結部材30の側面視形状と同形
状に形成されているので、図4に実線で示すように、連
結部材30はその挟持片36が被取付部の内面に当たる
まで取付穴13に入り込む。また、このとき、弾性片3
5のフック部35aが軸20の端面21と係合する(図
5参照)。
【0034】その後、レバー32を図4仮想線32’で
示すように回すと、その係合突起32aと係合部11d
とが係合し、また、レバー32および係合片33と挟持
片36とが被取付部を挟持する状態となって、連結部材
30および軸20が被取付部に固定される。
示すように回すと、その係合突起32aと係合部11d
とが係合し、また、レバー32および係合片33と挟持
片36とが被取付部を挟持する状態となって、連結部材
30および軸20が被取付部に固定される。
【0035】このようにして軸20が被取付部11,1
2に取り付けられる。
2に取り付けられる。
【0036】次に、ロボットハンドを用いた自動組立の
一例について説明する。
一例について説明する。
【0037】先ず、図6に示すように、第1のロボット
ハンド40を用い、そのチャック部41,42で連結部
材30の弾性片35を撓ませた状態にしておいて、予め
連結部材30を仮想線30’で示すように軸20に装着
しておく。
ハンド40を用い、そのチャック部41,42で連結部
材30の弾性片35を撓ませた状態にしておいて、予め
連結部材30を仮想線30’で示すように軸20に装着
しておく。
【0038】次いで、図7に示すように、第2のロボッ
トハンド50のチャック部51で軸20を把持し、軸2
0を被取付部11,12の間に入れ、その両端が取付穴
13とそれぞれ対向するように配置する。その後、左右
のシリンダ52,52を作動させ、そのロッド先端に設
けたアーム53,53により、連結部材30,30をを
軸線方向外方へスライドさせて取付穴13,13にいれ
る。
トハンド50のチャック部51で軸20を把持し、軸2
0を被取付部11,12の間に入れ、その両端が取付穴
13とそれぞれ対向するように配置する。その後、左右
のシリンダ52,52を作動させ、そのロッド先端に設
けたアーム53,53により、連結部材30,30をを
軸線方向外方へスライドさせて取付穴13,13にいれ
る。
【0039】次いで、図8に示すように、レバー回動用
のシリンダ54,54(一方のみ図示)を作動させ、そ
のフック部55でレバー32を回して、レバーの係合突
起32aと係合部11dとを係合させる。
のシリンダ54,54(一方のみ図示)を作動させ、そ
のフック部55でレバー32を回して、レバーの係合突
起32aと係合部11dとを係合させる。
【0040】以上説明したように、本実施例の軸の取付
構造によれば、軸20の長さL3は、被取付部11,1
2同志の間隔L1よりも短いので、軸20を傾けること
なく、真っ直ぐにした状態で(取付穴と取付穴とを結ぶ
線と平行な状態で)、被取付部11,12の間に入れる
ことができる。
構造によれば、軸20の長さL3は、被取付部11,1
2同志の間隔L1よりも短いので、軸20を傾けること
なく、真っ直ぐにした状態で(取付穴と取付穴とを結ぶ
線と平行な状態で)、被取付部11,12の間に入れる
ことができる。
【0041】したがって、軸20を、その両端が取付穴
13とそれぞれ対向するように配置し、連結部材30を
取付穴13と軸20の端部とにはめ合わせることによ
り、軸20を被取付部11,12に取り付けることがで
きる。
13とそれぞれ対向するように配置し、連結部材30を
取付穴13と軸20の端部とにはめ合わせることによ
り、軸20を被取付部11,12に取り付けることがで
きる。
【0042】すなわちこの構造によれば、軸の取付作業
を容易に行なうことができ、また自動組立を行なう場合
も機構の簡素化を図ることができる。
を容易に行なうことができ、また自動組立を行なう場合
も機構の簡素化を図ることができる。
【0043】さらに、連結部材30には、レバー32、
係合片33、および挟持片36が形成されているので、
連結部材30を取付穴13と軸の端部とにはめ合わせる
に際し、連結部材のレバー32を取付穴13の通過口に
通過させ、その後レバー32を回動させることにより、
連結部材30を被取付部に対し容易かつ確実に取り付け
ることができる。そして、レバー32には被取付部の係
合部11dと係合する係合突起32aが設けられている
ので、連結部材30はより確実に被取付部に取り付けら
れる。
係合片33、および挟持片36が形成されているので、
連結部材30を取付穴13と軸の端部とにはめ合わせる
に際し、連結部材のレバー32を取付穴13の通過口に
通過させ、その後レバー32を回動させることにより、
連結部材30を被取付部に対し容易かつ確実に取り付け
ることができる。そして、レバー32には被取付部の係
合部11dと係合する係合突起32aが設けられている
ので、連結部材30はより確実に被取付部に取り付けら
れる。
【0044】また、連結部材30は、軸20に対して、
その端面よりも内側に装着可能に構成されているので、
連結部材30を予め軸20に装着してユニット化してお
くことができ、一層容易に軸の取付を行なうことができ
る。この際、連結部材30には、この連結部材が軸の端
面よりも内側に装着されたとき軸20の周面22と当接
して撓む弾性片35が形成されているので、連結部材3
0と軸20との位置が仮保持され、組立作業は一層円滑
化される。さらに、弾性片35のフック部35aは、連
結部材30が取付穴13とはまったとき軸20の端面2
1と係合するので、これによって軸20のスラスト方向
の移動が規制され、軸20は連結部材30によって確実
に保持される。
その端面よりも内側に装着可能に構成されているので、
連結部材30を予め軸20に装着してユニット化してお
くことができ、一層容易に軸の取付を行なうことができ
る。この際、連結部材30には、この連結部材が軸の端
面よりも内側に装着されたとき軸20の周面22と当接
して撓む弾性片35が形成されているので、連結部材3
0と軸20との位置が仮保持され、組立作業は一層円滑
化される。さらに、弾性片35のフック部35aは、連
結部材30が取付穴13とはまったとき軸20の端面2
1と係合するので、これによって軸20のスラスト方向
の移動が規制され、軸20は連結部材30によって確実
に保持される。
【0045】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0046】例えば、 上記実施例において、被取付部に係合部11dを複数
設けたのは、軸20として、プリンタのキャリッジを案
内するガイド軸を採用したからであり、レバー32を回
動させることにより、キャリッジに搭載されている印字
ヘッドとプラテンとのギャップを調整するようにしたた
めである。
設けたのは、軸20として、プリンタのキャリッジを案
内するガイド軸を採用したからであり、レバー32を回
動させることにより、キャリッジに搭載されている印字
ヘッドとプラテンとのギャップを調整するようにしたた
めである。
【0047】したがって、必ずしも、係合部11dは複
数設ける必要はない。なお、同じ理由により、連結部材
30における軸が挿入される穴の中心と、取付穴13に
はまる円筒部37(図3参照)の中心とはオフセットし
ている。
数設ける必要はない。なお、同じ理由により、連結部材
30における軸が挿入される穴の中心と、取付穴13に
はまる円筒部37(図3参照)の中心とはオフセットし
ている。
【0048】さらに、レバー32、係合片33、挟持
片36、弾性片35も必ずしも必要なものではない。例
えば、図9に示すように、被取付部111,112と、
これら被取付部同志の間隔よりも短い軸120と、被取
付部の相対向する部位にそれぞれ設けられた取付穴11
3,113と、これら取付穴113と軸120の端部と
にはまり合って被取付部と軸とを連結する連結部材13
0,130とを備えていれば足りる。このような場合、
組み付け後に、軸120と連結部材130とを接着剤等
で固定することにより、軸120および連結部材130
の被取付部材111,112からの脱落を防止すること
もできる。
片36、弾性片35も必ずしも必要なものではない。例
えば、図9に示すように、被取付部111,112と、
これら被取付部同志の間隔よりも短い軸120と、被取
付部の相対向する部位にそれぞれ設けられた取付穴11
3,113と、これら取付穴113と軸120の端部と
にはまり合って被取付部と軸とを連結する連結部材13
0,130とを備えていれば足りる。このような場合、
組み付け後に、軸120と連結部材130とを接着剤等
で固定することにより、軸120および連結部材130
の被取付部材111,112からの脱落を防止すること
もできる。
【0049】連結部材は、被取付部材の内側からだけ
でなく、外側からはめ合わせるようにすることもでき
る。
でなく、外側からはめ合わせるようにすることもでき
る。
【0050】軸は円柱状に限らず角柱状でもかまわな
い。
い。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、軸の取付作業を容易に
行なうことができ、また自動組立を行なう場合も機構の
簡素化を図ることができる。
行なうことができ、また自動組立を行なう場合も機構の
簡素化を図ることができる。
【図1】本発明に係る軸の取付構造の一実施例を示す部
分切断正面図。
分切断正面図。
【図2】連結部材30を示す図で、(a)は左側面図、
(b)は(a)図におけるb矢視図、(c)は(a)図
におけるc矢視図、(d)は(a)図におけるd矢視
図、(e)は(a)図におけるeーe断面図、(f)は
右側面図。
(b)は(a)図におけるb矢視図、(c)は(a)図
におけるc矢視図、(d)は(a)図におけるd矢視
図、(e)は(a)図におけるeーe断面図、(f)は
右側面図。
【図3】取付穴を示す左側面図。
【図4】作動説明図。
【図5】取付状態を示す部分断面図。
【図6】ロボットハンドを用いた組立工程図。
【図7】ロボットハンドを用いた組立工程図。
【図8】ロボットハンドを用いた組立工程図。
【図9】変形例を示す正断面図。
【図10】(a)(b)(c)は従来構造における組立
工程図。
工程図。
11,12 被取付部 11c 通過阻止部 13 取付穴 13b 通過口 13d 係合部 20 軸 21 軸の端面 22 軸の周面 30 連結部材 32 レバー 32a 係合突起 33 係合片 35 弾性片 36 挟持片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−142424(JP,U) 実開 平3−35875(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 9/02 F16B 7/00 - 7/22 F16B 12/00 - 12/60
Claims (6)
- 【請求項1】 間隔を隔てて相対向する被取付部と、こ
れら被取付部同志の間隔よりも短い軸と、前記被取付部
の相対向する部位にそれぞれ設けられた取付穴と、これ
ら取付穴と前記軸の端部とにはまり合って被取付部と軸
とを連結する連結部材とを備えたことを特徴とする軸の
取付構造。 - 【請求項2】 前記連結部材には、被取付部との係合部
と、軸との係合部とが形成されていることを特徴とする
請求項1記載の軸の取付構造。 - 【請求項3】 前記連結部材にはレバーを一体的に設け
るとともに、前記被取付部には、その取付穴にレバーの
通過を許す通過口を形成し、かつ取付穴周辺にレバーの
通過を阻止する通過阻止部を形成したことを特徴とする
請求項1記載の軸の取付構造。 - 【請求項4】 前記通過阻止部には、レバーと係合する
係合部を設けたことを特徴とする請求項3記載の軸の取
付構造。 - 【請求項5】 前記連結部材は、前記軸に対して、その
端面よりも内側に装着可能に構成されていることを特徴
とする請求項1または2または3または4記載の軸の取
付構造。 - 【請求項6】 前記連結部材には、この連結部材が軸の
端面よりも内側に装着されたとき軸の周面と当接して撓
み、連結部材が取付穴とはまったとき軸の端面と係合す
る弾性片を形成したことを特徴とする請求項5記載の軸
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00789493A JP3198695B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 軸の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00789493A JP3198695B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 軸の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06213217A JPH06213217A (ja) | 1994-08-02 |
JP3198695B2 true JP3198695B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=11678294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00789493A Expired - Fee Related JP3198695B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 軸の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198695B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP00789493A patent/JP3198695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06213217A (ja) | 1994-08-02 |
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