JP3198636B2 - 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 - Google Patents
傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具Info
- Publication number
- JP3198636B2 JP3198636B2 JP19618492A JP19618492A JP3198636B2 JP 3198636 B2 JP3198636 B2 JP 3198636B2 JP 19618492 A JP19618492 A JP 19618492A JP 19618492 A JP19618492 A JP 19618492A JP 3198636 B2 JP3198636 B2 JP 3198636B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- hard layer
- coated
- cemented carbide
- cutting tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
れているチップ、ドリル、エンドミルなど、いかなる切
削に対しても優れた切削性能を示す傾斜硬質層被覆超硬
合金製切削工具に関するものである。
属のうち1種または2種以上を含有し、さらに必要に応
じて周期律表の4a、5a、および6a族金属の炭化
物、窒化物、炭窒化物を0.5〜30重量%含有し、残
りが炭化タングステン(以下、WCと記す、)および不
可避不純物からなる超硬合金基体(以下、超硬合金基体
という)の表面に、Tiの化合物層を被覆してなる硬質
層被覆超硬合金製切削工具は知られている。
硬質層は、一般にTiN層、TiC層、TiCN層など
が知られているが、近年、CおよびNが図4に示される
ように濃度変化するTiCN傾斜硬質層が提案されてい
る(特開平3−82748号公報参照)。
iCN傾斜硬質層を被覆した硬質層被覆超硬合金製切削
工具は、高送りの連続切削、フライス切削などの断続切
削に用いた場合には耐摩耗性が十分でなく、TiCN傾
斜硬質層が剥離し、その部分から欠損が発生し、満足の
いく使用寿命が得られていない。
上述のような課題を解決し、高送りの連続切削、フライ
ス切削などの断続切削に用いた場合にも一層の長寿命を
示す硬質層被覆超硬合金製切削工具を得るべく研究を行
った結果、 (a) 超硬合金基体の表面に被覆した傾斜硬質層を
(Ti,M)(CxNy)[ただし、MはAl、x+y
=1]で表すと、(Ti,M)(CxNy)におけるx
は最内面で実質的に0であり最内面から最外面に向かっ
て連続的に増加するように変化せし最外面で実質的に1
となり、同時にyは最内面で実質的に1となり連続的に
減少するように変化しyが最外面で実質的に0となる傾
斜硬質層を被覆した超硬合金製切削工具は、(Ti,
M)(CxNy)傾斜硬質層が超硬合金基体に接する面
で実質的に(Ti,M)Nとなって密着性が改善され、
さらに最外面で実質的に(Ti,M)Cとなって耐摩耗
性が改善され、従来よりも耐剥離性に優れかつ使用寿命
が長くなる、 (b) 超硬合金基体に(Ti,M)N層硬質層を被覆
したのち、前記(Ti,M)(CxNy)傾斜硬質層を
被覆してもよい、などの知見を得たのである。
れたものであって、 (イ) 超硬合金基体の表面に(Ti,M)(CxN
y)[MはAl、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してな
る切削工具であって、前記(Ti,M)(CxNy)傾
斜硬質層におけるxは超硬合金基体の表面に接する最内
面で実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚方
向に増加するように変化して最外面で実質的に1とな
り、一方、yは超硬合金基体の表面に接する最内面で実
質的に1となり、内面から外面に向かって層厚方向に減
少するように変化して最外面で実質的に0となる傾斜硬
質層被覆超硬合金製切削工具、 (ロ) 超硬合金基体の表面に、(Ti,M)N層を被
覆し、前記(Ti,M)N層の上に(Ti,M)(Cx
Ny)[MはAl、x+y=1]傾斜硬質層を被覆して
なる切削工具であって、前記(Ti,M)(CxNy)
傾斜硬質層におけるxは(Ti,M)N層に接する最内
面で実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚方
向に増加するように変化して最外面で実質的に1とな
り、一方、yは、(Ti,M)N層に接する面で実質的
に1となり、内面から外面に向かって層厚方向に減少す
るように変化して最外面で実質的に0となる傾斜硬質層
被覆超硬合金製切削工具、に特徴を有するものである。
工具における傾斜硬質層を形成するには、イオンプレー
ティング装置等の物理蒸着装置を用いる。前記物理蒸着
装置に装入されたTi金属およびM金属を加熱蒸発させ
るとともに、反応ガスを、最初、窒素ガス:100%、
炭化水素ガス:0%となるように導入し、この混合ガス
は、図1のグラフに示されるように、物理蒸着の進行に
ともなって、窒素ガス導入量を連続的に減少させるとと
もに、これに反比例するように炭化水素ガスを連続的に
増加するように供給し、最終的に窒素ガス:0%、炭化
水素ガス:100%となるように導入する。図1のグラ
フでは、窒素ガス導入量および炭化水素ガス導入量を直
線的に連続して変化させているが、これに限定されるも
のではなく、曲線的に連続して変化させてもよい。
i,M)(CxNy)[MはAl、x+y=1]で表す
と、xおよびyの値は、0≦x≦1および0≦y≦1の
範囲内の値をとり、傾斜硬質層の構成は、ほぼ図2のグ
ラフに示されるようになる。超硬合金基体に接する最内
面がx=0、y=1となって窒化物層となるために超硬
合金基体に対する付着性が優れ、一方、切削時に直接影
響を受ける最外面がx=1、y=0となって硬さのある
炭化物層となるために耐摩耗性が優れることになり、し
たがって、(Ti,M)(CxNy)[MはAl、x+
y=1]傾斜硬質層を被覆することにより付着性および
耐摩耗性の両方を兼備えた優れた特性を有する硬質層被
覆超硬合金製切削工具が得られる。
硬合金基体の表面に(Ti,M)N層を被覆し、前記
(Ti,M)N層の上に前記(Ti,M)(CxNy)
傾斜硬質層を被覆してもよい。
の厚さは、30μm以下であることが好ましい。30μ
mを越えると切削時に基体との間に熱膨脹の差が大きく
なり、亀裂が生じて剥離しやすくなる。一方、前記傾斜
硬質層が0.5μm未満では硬質層剥離抑制効果が十分
でないために0.5μm以上であることが好ましい。
硬質層は、図2および図3のグラフに示されるように、
超硬合金基体に接する最内面または(Ti,M)N層に
接する面でx=0、y=1となり、最外面でx=1、y
=0となり、xおよびyの値は、0≦x≦1および0≦
y≦1の範囲内の値をとる傾斜硬質層であるに対し、従
来の特開平3−82748号公報に開示された傾斜硬質
層は、固溶体層であってx=0または1、y=0または
1となることはなく、図4のグラフに示される傾斜硬質
層はTi(CxNy)[x+y=1]におけるxおよび
yが、0<x<1および0<y<1の範囲内の値をとる
ものである。すなわち、この発明の(Ti,M)(Cx
Ny)傾斜硬質層は、超硬合金基体に接する最内面また
は(Ti,M)N層に接する面でx=0、y=1とな
り、最外面でx=1、y=0となることにより従来の傾
斜硬質層とは相違し、この相違により傾斜硬質層被覆超
硬合金製切削工具の切削効果は格段に優れたものとなる
のである。
製切削工具を実施例に基づいて具体的に説明する。
末、TiC粉末、TaC粉末、WC粉末を用意し、これ
ら粉末を、Co粉末:9重量%、TiC粉末:1重量
%、TaC粉末:2重量%、残り:WC粉末となるよう
に配合し、混合したのち、圧粉体に成型し、この圧粉体
を通常の条件で焼結して焼結体を製造し、この焼結体を
研削してISO規格TNGA160408の形状を有す
るWC基超硬合金製チップを作製した。
常のイオンプレーティング装置内の上方に装着し、一
方、前記イオンプレーティング装置内の下方には、Ti
金属、Al金属を充填した。かかる状態で前記イオンプ
レーティング装置内を1×10-5Torrの真空に保持
し、昇温速度:6℃/min.で700℃に昇温させ、
つづいて、この温度に保持しながら、5×10-2Tor
rのArガス雰囲気に保持してボンバードクリーニング
した。
熱蒸発させるとともに、、Al金属に電子ビームを当て
て加熱蒸発させ、供給口より窒素ガスのみを供給し、即
座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導
入し、排出口より排出しながらイオンプレーティング装
置内の圧力を1.0×10-4Torrに維持し、窒素ガ
スとアセチレンガスの混合比を反比例するように連続的
に変化させながら物理蒸着を行い、前記WC基超硬合金
製チップの表面に、最内面がx=0、y=1となって実
質的に(Ti,Al)Nとなり、x:0→1、y:1→
0となるように変化し、最外面がx=1、y=0となっ
て実質的に(Ti,Al)Cとなる厚さ:3.0μmの
(Ti,Al)(CxNy)[ただし、x+y=1]傾
斜硬質層を被覆した本発明傾斜被覆チップ1を作製し
た。
間供給しながら前記WC基超硬合金製チップの表面に厚
さ:0.5μmの(Ti,Al)N層を形成し、つい
で、前記(Ti,Al)N層の上に同様にして最内面が
x=0、y=1となって、x:0→1、y:1→0とな
るように変化し、実質的に(Ti,Al)Nとなり、最
外面がx=1、y=0となって実質的に(Ti,Al)
Cとなる厚さ:2.5μmの(Ti,Al)(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発
明傾斜被覆チップ2を作製した。
NGA160408の形状を有するWC基超硬合金製チ
ップを実施例1と同様にボンバードクリーニングしたの
ち、まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス=0.
1:0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガスの供給
量を減少させると同時にアセチレンガスの供給量を増加
させながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=0.
9:0.1の混合ガスとなるように供給し、前記WC基
超硬合金製チップの表面に、最内面がx=0.1、y=
0.9となり、x:0.1→0.9、y:0.9→0.
1となるように変化し、最外面がx=0.9、y=0.
1となる厚さ:3.0μmの(Ti,Al)(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した比較
傾斜被覆チップ1を作製した。
比較傾斜被覆チップ1について、下記の条件で連続切削
試験および断続切削試験を実施し、それらの結果を表1
に示した。 1 連続乾式切削試験 (1) 高速切削試験 被削材:SNCM439(ブリネル硬さ:250)、 切削速度:210m/min、 送り:0.25mm/rev.、 切込み:1.5mm、 の条件で連続乾式切削し、20分切削後のクレーター摩
耗深さ(μm)を測定し、さらに切刃の逃げ面摩耗幅V
B が0.3mmになるまでの時間(分)を測定し、それ
らの測定結果を表1に示した。
0.3mmになるまでの時間(分)を測定し、それらの
測定結果を表1に示した。
方向外周に4本の溝の付いた円柱体、 切削速度:100m/min、 送り:0.21mm/rev.、 切込み:1.0mm、 の条件で乾式切削し、10個の試験切刃のうちの欠損が
発生した切刃数を測定し、それらの測定結果を表1に示
した。
(CxNy)[MはAl、x+y=1]傾斜硬質層にお
いて、x=0または1、y=1または0をとる本発明傾
斜被覆チップ1〜2は、(Ti,M)(CxNy)傾斜
硬質層において、x=0または1、y=1または0をと
らない比較被覆傾斜被覆チップ1に比べて切削特性が優
れていることが分かる。
外径:10mmのドリルを用意し、このドリルの表面に
実施例1とまったく同様にして、供給口より窒素ガスの
みを供給し、即座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセ
チレンガスを導入し、排出口より排出しながらイオンプ
レーティング装置内の圧力を1.0×10-3Torrに
維持し、窒素ガスとアセチレンガスの混合比を反比例す
るように連続的に変化させながら物理蒸着を行い、前記
ドリルの表面に、最内面がx=0、y=1となって実質
的に(Ti,Al)Nとなり、x:0→1、y:1→0
となるように変化し、最外面がx=1、y=0となって
実質的に(Ti,Al)Cとなる厚さ:3.0μmの
(Ti,Al)(CxNy)[ただし、x+y=1]傾
斜硬質層を被覆した本発明傾斜被覆ドリル1を作製し
た。
間供給しながら前記ドリルの表面に厚さ:0.5μmの
(Ti,Al)N層を形成し、ついで、ドリルの表面に
形成された前記(Ti,Al)N層の上に同様にして最
内面がx=0、y=1となって実質的に(Ti,Al)
Nとなり、x:0→1、y:1→0となるように変化
し、最外面がx=1、y=0となって実質的に(Ti,
Al)Cとなる厚さ:2.5μmの(Ti,Al)(C
xNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した
本発明傾斜被覆ドリル2を作製した。
4104のK10に相当する組成を有し、外径:10m
mのドリルを実施例1と同様にボンバードクリーニング
したのち、まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス
=0.1:0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガス
の供給量を減少させると同時にアセチレンガスの供給量
を増加させながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=
0.9:0.1の混合ガスとなるように供給し、前記ド
リルの表面に、最内面がx=0.1、y=0.9とな
り、x:0.1→0.9、y:0.9→0.1となるよ
うに変化し、最外面がx=0.9、y=0.1となる厚
さ:3.0μmの(Ti,Al)(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した比較傾斜被覆ド
リル1を作製した。
比較傾斜被覆ドリル1について、下記の条件で穴明け試
験を実施し、それらの結果を表2に示した。 3 穴明け試験 被削材:厚さ:20mmのSCM440(ブリネル硬
さ:220)からなる厚板 切削速度:60m/min、 送り:0.2mm/rev.、 の条件で2500穴の貫通穴明けし、全切削長:50m
の穴明けを行い、ドリルのマージン部の摩耗量および刃
裏部の摩耗量を測定し、それらの測定結果を表2に示し
た。
(CxNy)傾斜硬質層においてx=0または1、y=
1または0をとる本発明傾斜被覆ドリル1〜2は、x=
0または1、y=1または0をとらない比較傾斜被覆ド
リル1に比べて磨耗が少なく、したがって使用寿命が長
いことが分かる。
のエンドミル用意し、このエンドミルの表面に実施例1
とまったく同様にして供給口より窒素ガスのみを供給
し、即座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガ
スを導入し、一方、使用済みの窒素ガスおよびアセチレ
ンガスを排出口より排出しながらイオンプレーティング
装置内の圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒素
ガスとアセチレンガスの混合比を反比例するように連続
的に変化させながら物理蒸着を行い、前記エンドミルの
表面に、最内面がx=0、y=1となって実質的に(T
i,Al)Nとなり、x:0→1、y=1→0となるよ
うに変化し、最外面がx=1、y=0となって実質的に
(Ti,Al)Cとなる厚さ:3.0μmの(Ti,A
l)(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を
被覆した本発明傾斜被覆エンドミル1を作製した。
間供給しながらエンドミルの表面に厚さ:0.5μmの
(Ti,Al)N層を形成し、ついで、前記エンドミル
の表面に形成された前記(Ti,Al)N層の上に同様
にして最内面がx=0、y=1となって実質的に(T
i,Al)Nとなり、x:0→1、y=1→0となるよ
うに変化し、最外面がx=1、y=0となって実質的に
(Ti,Al)Cとなる厚さ:2.5μmの(Ti,A
l)(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を
被覆した本発明傾斜被覆エンドミル2を作製した。
20に相当する組成を有し、外径:6mmのエンドミル
を比較例1と同様にボンバードクリーニングしたのち、
まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス=0.1:
0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガスの供給量を
減少させると同時にアセチレンガスの供給量を増加させ
ながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=0.9:
0.1の混合ガスとなるように供給し、エンドミルの表
面に、最内面がx=0.1、y=0.9となり、x:
0.1→0.9、y=0.9→0.1となるように変化
し、最外面がx=0.9、y=0.1となる厚さ:3.
0μmの(Ti,Al)(CxNy)[ただし、x+y
=1]傾斜硬質層を被覆した比較傾斜被覆エンドミル1
を作製した。
よび比較傾斜被覆エンドミル1について、下記の条件で
ダウンカット方式による鋼の湿式片削り試験を実施し、
それらの結果を表3に示した。 4 ダウンカット方式による鋼の湿式片削り試験 被削材 :S43C、 切削速度 :60m/min、 一刃当たりの送り:0.01mm/rev.、 切り込み深さ :15mm、 切り込み幅 :0.05mm、 の条件で湿式片削り試験を行い、エンドミルのマージン
部の摩耗量が0.2mm以上もしくは被削材垂直面の表
面粗さ(Rmax)が3.0μm以上となった時点を寿
命とし、この寿命に至までの時間を5分単位で測定し
た。
エンドミル1〜2は比較傾斜被覆エンドミル1比べて使
用寿命が長いことが分かる。
示される結果から、この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金
製切削工具は、優れた性能を有しかつ使用寿命が長く、
工業上優れた効果をもたらすものである。
を製造するために物理蒸着装置に窒素ガスおよび炭化水
素ガスを導入する量を模型的に示したグラフである。
における(Ti,M)(CxNy)[MはAl、x+y
=1]傾斜硬質層のCおよびNの濃度分布を模型的に示
したグラフである。
における(Ti,M)(CxNy)[MはAl、x+y
=1]傾斜硬質層のCおよびNの濃度分布を模型的に示
したグラフである。
ける(Ti,M)(CxNy)[MはAl、x+y=
1]傾斜硬質層のCおよびNの濃度分布を模型的に示し
たグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 超硬合金基体の表面に(Ti,M)(C
xNy)[ただし、MはAl、x+y=1]傾斜硬質層
を被覆してなる切削工具であって、 前記(Ti,M)(CxNy)傾斜硬質層におけるxは
超硬合金基体の表面に接する面で実質的に0となり、内
面から外面に向かって層厚方向に増加するように変化し
て最外面で実質的に1となり、 一方、yは超硬合金基体の表面に接する面で実質的に1
となり、内面から外面に向かって層厚方向に減少するよ
うに変化して最外面で実質的に0となる、ことを特徴と
する傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具。 - 【請求項2】 超硬合金基体の表面に、(Ti,M)N
層を被覆し、前記(Ti,M)N層の上に(Ti,M)
(CxNy)[ただし、MはAl、x+y=1]傾斜硬
質層を被覆してなる切削工具であって、 前記(Ti,M)(CxNy)傾斜硬質層におけるx
は、(Ti,M)N層に接する面で実質的に0となり、
内面から外面に向かって層厚方向に増加するように変化
して最外面で実質的に1となり、 一方、yは(Ti,M)N層に接する面で実質的に1と
なり、内面から外面に向かって層厚方向に減少するよう
に変化して最外面で実質的に0となる、ことを特徴とす
る傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19618492A JP3198636B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19618492A JP3198636B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617228A JPH0617228A (ja) | 1994-01-25 |
JP3198636B2 true JP3198636B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=16353594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19618492A Expired - Lifetime JP3198636B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198636B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE206772T1 (de) * | 1995-08-19 | 2001-10-15 | Widia Gmbh | Verbundkörper und verfahren zu dessen herstellung |
WO2000024947A1 (en) * | 1998-10-23 | 2000-05-04 | Ebara Corporation | Sliding member and manufacturing method therefor |
DE102006048473A1 (de) * | 2006-10-11 | 2008-04-17 | Sefar Ag | Rückprojektionsgewebe, Rückprojektionsbildwand und Rückprojektionssystem |
JP7256978B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2023-04-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 硬質被覆層がすぐれた耐溶着性と耐異常損傷性を発揮する表面被覆切削工具 |
US11299807B2 (en) | 2017-09-29 | 2022-04-12 | Mitsubishi Materials Corporation | Surface-coated cutting tool in which hard coating layer exhibits exceptional adhesion resistance and anomalous damage resistance |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19618492A patent/JP3198636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617228A (ja) | 1994-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3969230B2 (ja) | 重切削加工条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2009061520A (ja) | 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具 | |
JP5041222B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
JP2002239810A (ja) | 切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 | |
JP3198636B2 (ja) | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
JP3250414B2 (ja) | チタンの炭窒酸化物層表面被覆切削工具の製造方法 | |
JP4116382B2 (ja) | 被覆硬質工具 | |
JP4351521B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
JP3419140B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
JPH0617230A (ja) | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2008137129A (ja) | 表面被覆切削工具 | |
JP4007102B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2917555B2 (ja) | 硬質層被覆超硬合金製切削工具およびその製造法 | |
JP2827597B2 (ja) | 硬質層被覆超硬合金製切削工具およびその製造法 | |
JP3508754B2 (ja) | 硬質被覆層がすぐれた切粉潤滑性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2008030158A (ja) | 耐熱合金の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具 | |
JP4697389B2 (ja) | 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2002254204A (ja) | 切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2932732B2 (ja) | 硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
JP5099495B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
JP2008188738A (ja) | 難削材の重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具 | |
JP2008137130A (ja) | 表面被覆切削工具 | |
JP2970016B2 (ja) | 硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
JP2008188739A (ja) | 難削材の重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具 | |
JPH05337704A (ja) | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001212 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010515 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080615 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090615 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090615 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 12 |