JP3198455U - 吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置及びそれを備えた基板処理装置 - Google Patents

吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置及びそれを備えた基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法で精度高く処理液の吐出量を測定することのできる吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置及びそれを備えた基板処理装置を提供する。【解決手段】吐出された処理液を受ける容器71と、容器71内に取り外し自在に配置された高吸水性高分子材料を含む処理液吸収材72とを備えた吐出量測定用器具70を用いて、基板処理装置の処理液供給部から吐出される処理液の吐出量を測定する。【選択図】図6

Description

本考案は、基板に供給する処理液の吐出量を測定するための吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置及びそれを備えた基板処理装置に関する。
半導体装置の製造過程では、例えばフォトリソグラフィー工程など、処理液を用いて液処理を行う工程がある。例えば、塗布工程においては、基板上に塗布液を供給して塗布膜を形成する。この時、供給される塗布液の吐出量が正確でなければ、基板上に形成される塗布膜が均一ではなくなってしまう。したがって、処理液の吐出量は精度良く制御しなければならない。
そのため、基板処理装置においては、処理液供給ノズルから供給される処理液の吐出量を定期的に測定して、設定通りに処理液が吐出されているか否かを確認する必要がある。吐出量が設定値から外れている場合には、例えばポンプの設定圧を変更して、処理液供給ノズルから供給される吐出量を調整する。
処理液の吐出量の測定方法としては、例えば、処理液供給ノズルの下にシャーレを設置して、その中に処理液を吐出し、その後、装置外の重量計に乗せて重さを計り、その重さから吐出量を算出する方法がある。しかしながら、この方法は、処理液がシャーレ内に吐出されてから重さを計る間に処理液が揮発してしまい正確に測定することができない恐れがあった。また、処理液が吐出されたシャーレを洗浄するために、処理液を拭き取らなければならず、多くの時間を要していた。
これに対して、特許文献1では、静電容量計を設けたウエハ型治具の容量計測用貯留部に処理液を吐出し、静電容量の変化によって吐出量を算出する方法が記載されている。しかしながら、この方法では、例えば容量計測用貯留部に供給された処理液の形状が歪んでいる場合には、正確に測定することができない。
特開2014−72401公報(特許請求の範囲)
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な方法で精度高く吐出量を測定することのできる吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置及びそれを備えた基板処理装置を提供することを目的とする。
本考案に係る吐出量測定用器具は、基板に処理液を吐出する処理液供給部を有する基板処理装置において、処理液供給部からの処理液の吐出量を測定するために用いられる吐出量測定用器具であって、吐出された処理液を受ける容器と、容器内に取り外し自在に配置された高吸水性高分子材料を含む処理液吸収材と、を備えることを特徴とする。
以上の吐出量測定用器具によれば、処理液供給部から吐出された処理液は、当該吐出量測定用器具の容器内に配置された高吸水性高分子材料に吸収される。高吸水性高分子材料は、処理液を吸収するとゲル状に固まるため、その後、装置外で重量を計測しても処理液が揮発する恐れがなく、正確に吐出量を測定することができる。
また、本考案に係る吐出量測定用基板は、吐出量測定用器具を載置する載置部を有し、当該載置部に吐出量測定用器具を載置した状態で、基板処理装置の搬送機構によって搬送することができるように構成されたことを特徴とする。
この吐出量測定用基板によれば、上述の吐出量測定用器具を基板処理装置内で人手を介することなく自動的に搬送することができるため、作業者が基板処理装置内に侵入する必要がない。したがって、被液等の恐れもなく安全に吐出量を測定することができる。
本考案に係る吐出量測定用器具着脱装置は、上述の吐出量測定用基板を保持する保持部と、複数の吐出量測定用器具を収納することができる器具収納ケースと、当該器具収納ケースから未使用の吐出量測定用器具を取り出し、吐出量測定用基板に載置すると共に、処理液が吐出された使用済みの吐出量測定用器具を吐出量測定用基板から取り外し、器具収納ケースに収納するための器具移動手段と、を備えることを特徴とする。また、器具収納ケースは、前記吐出量測定用器具着脱装置から取り外し自在であってもよい。このように構成することにより、吐出量測定用基板からの吐出量測定用器具の着脱についても人手を介することがなく、被液の恐れが低減する。
この吐出量測定用器具着脱装置は、前記吐出量測定用器具の重量を計測する重量計測部を備えてもよい。さらに、器具移動手段と、重量計測部とを制御する制御部を備え、器具移動手段により器具収納ケースから未使用の吐出量測定用器具を吐出量測定用基板に載置する前に、重量計測部で未使用の吐出量測定用器具の重量を計測し、その後処理液が吐出された使用済みの吐出量測定用器具を器具収納ケースに収納する前に重量計測部で吐出量測定用器具の重量を計測するように制御してもよい。
以上の構成により、処理液供給部から吐出された処理液は、吐出量測定用基板上に載置された未使用の吐出量測定用器具に収容され、その後、吐出量測定用器具着脱装置内において重量を計測された後に器具収納ケースに収納される。既に未使用の吐出量測定用器具の重量が計測されているため、使用済みの吐出量測定用器具の重量との差分に基づき、処理液供給部から吐出された処理液の吐出量が正確に算出される。したがって、作業者が吐出量測定用器具の重量を計測する必要がなく、被液の恐れが更に低減する。
本考案の基板処理装置は、当該基板処理装置内に上述の吐出量測定用器具着脱装置を備えていてもよい。
本考案に係る吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置及びそれを備えた基板処理装置によれば、簡易な方法で精度高く処理液の吐出量を測定することができる。
本考案に係る基板処理装置の実施形態を示す概略平面図である。 本考案に係る基板処理装置の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案に係る基板処理装置の実施形態を示す概略縦断面図である。 (a)基板に対する回転塗布処理を示す説明図である。 (b)吐出量測定用基板に載置された吐出量測定用器具に処理液を供給することを示す説明図である。 本考案に係る吐出量測定用基板の実施形態を示す概略平面図である。 本考案に係る吐出量測定用器具の実施形態を示す概略斜視図である。 本考案に係る吐出量測定用器具着脱装置の実施形態を示す概略平面図である。 本考案に係る吐出量測定用器具着脱装置の実施形態を示す概略断側面図である。 本考案の実施形態における器具収納ケースの概略断面図である。 本考案に係る基板処理装置の実施形態における制御部の構成図である。
以下に、この考案の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。まず、本考案に係る基板処理装置の構成及び動作の概略について説明する。
本考案に係る基板処理装置は、例えば塗布現像装置1により構成される。塗布現像装置1には、図1に示すように、キャリアブロックBK1から露光ブロックBK4まで順に、キャリアブロックBK1、処理ブロックBK2、インターフェイスブロックBK3、露光ブロックBK4が連結されている。
キャリアブロックBK1では、搬送機構Cが、載置台10上に載置された密閉型のキャリア11からウエハW(基板)を取り出して、キャリアブロックBK1に隣接された処理ブロックBK2に受け渡す。また、搬送機構Cは、処理ブロックBK2にて処理された後のウエハWを受け取ってキャリア11に戻すように構成されている。本実施形態において、本考案に係る吐出量測定用器具着脱装置は、器具交換モジュール50として構成され、キャリアブロックBK1の載置台10の上方に配置される。この器具交換モジュール50については、後述する。
処理ブロックBK2は、図2に示すように、現像処理を行うための第1のブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層側に反射防止膜を形成するための第2のブロック(BCT層)B2、レジスト液の塗布処理を行うための第3のブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層側に反射防止膜を形成するための第4のブロック(TCT層)B4を下から順に積層して構成されている。
図1は、第3のブロック(COT層)B3の概略平面図を示しており、他のブロックもほぼ同じ配置となっている。第1のブロック(DEV層)B1は、例えば一つのDEV層B1内に現像ユニットが2段に積層されている。そしてDEV層B1内には、これら2段の現像ユニットにウエハWを搬送するための共通の搬送機構A1が設けられている(図3参照)。この搬送機構A1を挟んで、現像液をウエハWに供給して露光後の塗布膜を現像する現像部(不図示)と、現像処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却処理部(不図示)とが配置される。また、第2のブロック(BCT層)B2と第4のブロック(TCT層)B4とは、各々反射防止膜を形成するための薬液をスピンコーティングによりウエハWに塗布する塗布部(不図示)と、塗布処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却処理部(不図示)と、これらの間でウエハWの受け渡しを行なう基板搬送手段である搬送機構A2、A4とを備えている(図3参照)。そして、第3のブロック(COT層)B3においては、搬送機構A3を挟んで、レジスト液をスピンコーティングによりウエハWに塗布する塗布モジュール30と、レジスト膜を形成したウエハWに加熱処理を行うための加熱・冷却処理モジュール40とが配置される。
BCT層B2、COT層B3、TCT層B4において、例えばウエハWはこの順に搬送され、反射防止膜、レジスト膜、反射防止膜が順番に形成される。
処理ブロックBK2には、図1及び図3に示すように、キャリアブロックBK1側に棚ユニットU5が設けられ、この棚ユニットU5の各部同士の間では、棚ユニットU5の近傍に設けられた昇降自在な搬送機構EによってウエハWが搬送される。また、処理ブロックBK2のインターフェイスブロックBK3側には、棚ユニットU6が設けられる。
DEV層B1内の上部には、棚ユニットU5に設けられた受け渡しユニットCPL11から棚ユニットU6に設けられた受け渡しユニットCPL12にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトルアームFが設けられている(図3参照)。レジスト膜やさらに反射防止膜が形成されたウエハWは、受け渡しユニットBF3やTRS4を介して搬送機構Eにより受け渡しユニットCPL11に受け渡され、ここからシャトルアームFにより棚ユニットU6の受け渡しユニットCPL12に直接搬送される。
次いで、ウエハWはインターフェイスアームIにより露光ブロックBK4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚ユニットU6の受け渡しユニットTRS6に載置されて処理ブロックBK2に戻される。処理ブロックBK2に戻されたウエハWは、第1のブロック(DEV層)B1にて現像処理が行われ、基板搬送手段である搬送機構A1により受け渡しユニットTRS3に受け渡される(図3参照)。
その後、ウエハWは搬送機構Cを介してキャリア11に戻される。なお、図1において棚ユニットU1〜U4には各々加熱・冷却処理モジュール40が積層されている。
次に、本考案に係る吐出量測定用器具、吐出量測定用基板、吐出量測定用器具着脱装置の構成について、詳細に説明する。本実施形態では、例えばCOT層B3に含まれる塗布モジュール30において、スピンチャック31上に保持したウエハWの表面に処理液ノズル32から供給される処理液R(図4(a)参照)の吐出量を測定する。なお、処理液ノズル32が本考案に係る基板処理装置の処理液供給部に該当する。
本考案では、例えば、図5に示すような円盤形状を有した測定用ウエハ60を用いて処理液Rの吐出量を測定する。この測定用ウエハ60は、本考案に係る吐出量測定用基板に該当する。測定用ウエハ60は、搬送機構C、A1〜4及びFにより搬送自在に構成されている。例えば、測定用ウエハ60は、キャリアブロックBK1の載置台10に載置されたキャリア11に収納される。
測定用ウエハ60は、処理液を収容する器具70を載置するための載置面61を有している。この載置面61には、例えば、載置された器具70の移動範囲を制限するための規制部材62及び63が設けられる。この例では、1つの器具70を載置する載置部64は、2つの壁状の規制部材62と、2つの円柱状の規制部材63とから構成される。ここで規制部材62及び63は、器具70の測定用ウエハ60上での移動を制限するものであれば、どのような形状であってもよい。また、載置部64は、測定用ウエハ60の載置面61に設けられた凹部(図示せず)であってもよく、その凹部内に器具70を嵌め込むようにしてもよい。
本実施形態において、上述の載置部64は、測定用ウエハ60の載置面61に同心円上に複数設けられる。1つの載置部64に1つの器具70が載置されるので、測定用ウエハ60には複数個の器具70を載置することができる。図4(b)に示すように、スピンチャック31に保持された測定用ウエハ60上の各器具70に、処理液ノズル32から処理工程1回分の処理液Rが供給される。各器具70は、測定用ウエハ60上で同心円上に配置されているので、スピンチャック31が回転すると測定用ウエハ60も回転し、処理液ノズル32に対して器具70が移動する。
図6は、本実施形態における吐出量測定用器具である器具70を示している。器具70は、容器71と、処理液吸収材72とから構成される。容器71は、庇部73と収容部74とを有している。収容部74は、例えば中空の円柱からなる胴部741と、胴部741の下端部を密閉する底部742とからなる。胴部741には、器具70のIDを表すバーコード75が貼付されている。庇部73は、収容部74の底部742の反対側の端部743と接続し、例えば平面視で円環状に形成される。容器71の材料としては、例えばPTFEやPFAなどの樹脂が挙げられる。
収容部74の内部には、処理液吸収材72が配置される。処理液吸収材72として、例えば、綿状パルプに高吸水性高分子物質を均一に混合した吸収体が用いられる。収容部74内に配置された処理液吸収材72は、例えば収容部74の内側面から突出した押さえ部材744により固定され、塗布現像装置1内で搬送される際に、容器71から処理液吸収材72が飛び出さないようになっている。ここで綿状パルプとしては、化学パルプシート、古紙パルプシートが挙げられる。また、高吸水性高分子物質としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが挙げられる。
処理液Rが器具70に供給されると、高吸水性高分子物質が吸水性を有するために、処理液吸収材72が処理液Rを吸収する。これにより、処理液Rが処理液吸収材72に吸収された状態で器具70の収容部74内に保持される。そのため、器具70を移動させても処理液Rが収容部74から漏れ出てしまうことがなく、処理液Rの吐出量を精度高く測定することができる。ここで、高吸水性高分子物質が吸収した処理液Rをゲル状等に凝固させる性質(凝固性)を有する場合には、処理液吸収材72に含まれる高吸水性高分子物質が処理液Rを吸収するとゲル状に凝固するため、処理液Rは揮発することなく器具70内にとどまり、処理液Rの吐出量をより一層精度高く測定することができる。
図7及び図8を参照して、本実施形態の器具交換モジュール50について説明する。器具交換モジュール50は、筐体51内に器具移動アーム52、重量センサ53、器具収納ケース54、保持台55を有している。保持台55は、その上面に保持ピン551を複数有している。また、筐体51は、本考案に係る吐出量測定用基板である測定用ウエハ60を、搬送機構Cにより器具交換モジュール50内に搬入し、当該器具交換モジュール50外部へと搬出するための搬入出口56を備えている。器具交換モジュール50内に搬入された測定用ウエハ60は、保持台55の表面上に設けられた保持ピン551に保持される。本実施形態においては、器具交換モジュール50、器具移動アーム52、重量センサ53、器具収納ケース54、保持ピン551が、本考案における吐出量測定用器具着脱装置、器具移動手段、重量計測部、器具収納ケース、保持部にそれぞれ該当する。
器具移動アーム52は、駆動部521、アーム部522、ピンセット523、昇降機構524を有している。駆動部521は、レール57上を移動することができ、またその中心軸Oを回転軸として回転することができる。このようにして、器具移動アーム52は、水平方向に移動自在であり、且つ回転自在に構成される。アーム部522は、その一端が駆動部521に接続されており、他端にはピンセット523がねじ止めされている。このピンセット523は、器具70の庇部73を下方から保持することができる。また、アーム部522は、本体部522Aと、伸長部522Bとからなり、通常時には本体部522A内に伸長部522Bを収納し、アーム部522を伸ばす際には本体部522Aから伸長部522Bが伸びるように構成される。アーム部522の本体部522Aにはまた、昇降機構524が接続されており、アーム部522は鉛直軸方向に昇降自在である。以上の構成により、器具移動アーム52は、器具収納ケース54、測定用ウエハ60及び重量センサ53の間で器具70を移動させることができる。
図8に示すように、重量センサ53は、例えば器具収納ケース54と保持台55の間に配置される。重量センサ53には、センサ部531上にバーコード読み取り機532が設けられる。器具70を重量センサ53に載置して重量を計測する前に、このバーコード読み取り機532で器具70のバーコードを読み取り、器具IDを取得する。
器具収納ケース54は、器具交換モジュール50に複数配置することができる。本実施形態では、筐体51の内部に例えば2つの器具収納ケース54が配置される。この器具収納ケース54は、器具交換モジュール50から取り外し可能に構成されてもよい。この場合、器具収納ケース54ごと持ち運びが可能となり、器具70の入れ替えが容易となる。
器具収納ケース54は、図9に示すように、ケーシング541内に複数の棚部542を有する。各棚部542は、例えば上方に突出した壁状の係止部543を複数備えている。係止部543は、器具70を器具収納ケース54に収納する際に、器具収納ケース54内で器具70が動かないように固定する。
本実施形態では、器具移動アーム52及び重量センサ53は、制御部80によりその動作が制御される。図10を参照すると、制御部80は、例えばプログラム格納部81と、中央処理装置82と、器具移動アーム制御部83と、重量センサ制御部84と、を有する。
プログラム格納部81には、例えば、一連の処理を行うための処理プログラムや、ウエハWを搬送するための搬送プログラム等の制御プログラムが格納されている。なお、プログラム格納部81は、例えば、ハードディスク、コンパクトディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、メモリカードなどの記憶媒体として構成される。
プログラム格納部81に格納された制御プログラムは、中央処理装置82にインストールされて実行される。中央処理装置82には、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が備えられており、当該記憶媒体には制御プログラムを実行させるソフトウェアが記憶されている。中央処理装置82は、制御プログラムに基づいて、器具移動アーム制御部83、重量センサ制御部84に制御信号を出力するように構成されている。
器具移動アーム制御部83は、器具移動アーム52の動作を制御する。器具移動アーム制御部83は、器具移動アーム52の駆動部521と、アーム部522と、昇降機構524とを駆動させることにより、ピンセット523の位置を移動させる。ピンセット523が器具70を保持した状態で移動することで、器具70を器具交換モジュール50内で移動させることができる。
例えば、器具移動アーム制御部83は、器具収納ケース54から器具70を取り出して、重量センサ53や保持台55上の測定用ウエハ60に器具70を載置するよう器具移動アーム52を制御する。また、重量センサ53や測定用ウエハ60に載置された器具70を受け取り、器具収納ケース54に器具70を収納する。
重量センサ制御部84は、重量センサ53に載置された器具70のIDを取得するようにバーコード読み取り機532を制御する。重量センサ制御部84は重量記憶部(不図示)を備えており、読み取られたIDは、重量記憶部に記憶される。同時に、センサ部531により重量が計測され、器具70のIDと関連付けられて重量が重量記憶部に記憶される。重量センサ制御部84はまた、吐出量算出部(不図示)を備えており、例えば未使用の器具70の重量と、この器具70と同じIDの使用済みの器具70の重量とを重量記憶部から読みだし、これらの重量の差分から処理液の吐出量を算出する。算出された吐出量は、重量センサ制御部84の送信信号により、例えば装置外部の表示装置に表示される。なお、重量から吐出量を算出する際には、通常は処理液の比重を用いればよいが、高吸水性高分子物質と処理液との反応によって凝固等が生じる場合には、予め実験等により求めた重量と吐出量との関係式を用いてもよい。
次に、以上により構成される本実施形態の動作について、添付の図面を用いて説明する。なお、塗布現像装置1における塗布現像処理については、既に述べているので省略する。以下では、第3のブロック(COT層)B3の塗布モジュール30において処理液ノズル32から吐出される処理液Rの吐出量を測定する例について説明する。
まず、キャリアブロックBK1において、搬送機構Cがキャリア11から測定用ウエハ60を取り出し、器具交換モジュール50内に搬入出口56から測定用ウエハ60を搬入し、保持台55上に載置する(図1及び図7参照)。
すると、中央処理装置82は器具移動アーム制御部83に制御信号を送信し、器具移動アーム52は器具収納ケース54から器具70を取り出して重量センサ53上に載せる。中央処理装置82は更に重量センサ制御部84に制御信号を送信し、重量センサ53は、器具70のIDを読み込むと共に器具70の重量を計測する。このとき器具70は未使用の状態であり、容器71には処理液を吸収していない状態の処理液吸収材72が配置されている。器具70のIDが読み込まれ、重量が計測されると、中央処理装置82は器具移動アーム制御部83に制御信号を送信し、器具移動アーム52は、そのピンセット523に器具70を保持して測定用ウエハ60の載置部64に載置する(図7及び図8参照)。
測定用ウエハ60には複数個の載置部64が設けられており、複数の器具70を載置することができる。以上の動作は、測定用ウエハ60に載置される器具70の個数分行われる。この例では、測定用ウエハ60上に2つの器具70を載置するため、以上の動作を2回行う。なお、載置する器具70の個数は、吐出量を測定するノズルの本数などに応じて適宜設定すればよく、必ずしも複数の器具70を載置しなくてもよい。
設定された個数の器具70が測定用ウエハ60に載置されると、搬送機構Cが、搬入出口56から測定用ウエハ60を取り出し、棚ユニットU5のTRS3に受け渡す。搬送機構EによりTRS3からBF3に受け渡された測定用ウエハ60は、搬送機構A3により一の塗布モジュール30に搬入される(図1及び図3参照)。
すると、塗布モジュール30のスピンチャック31に保持された測定用ウエハ60の上方に処理液ノズル32が移動し、器具70上に停止して処理液Rを供給する(図4(b))。次に、スピンチャック31が回転し、処理液ノズル32が次の器具70上に配置される位置で回転を停止する。その後、処理液ノズル32から処理液Rが供給される。このとき、次の器具70への処理液Rの供給は、処理液ノズル32ではなく、他の処理液ノズルから行ってもよい。器具70に供給された処理液Rは、器具70の処理液吸収材72に吸収されて凝固する。
各器具70に処理液Rが供給されると、測定用ウエハ60は搬送機構A3により塗布モジュール30から搬出され、BF3及びTRS3を介して搬送機構Cにより器具交換モジュール50に搬送される(図3参照)。
器具交換モジュール50に搬送された測定用ウエハ60は、器具交換モジュール50内の保持台55に保持される。その後、中央処理装置82が器具移動アーム制御部83に制御信号を送信し、器具移動アーム52が測定用ウエハ60上に載置された器具70をつかみ、重量センサ53に置く。すると、バーコード読み取り機532が器具70のIDを読み取ると共に、センサ部531が使用済みの器具70の重量を計測する。中央処理装置82は重量センサ制御部84に制御信号を送信し、重量センサ制御部84は、未使用の器具70の重量と、この未使用の器具70と同一のIDを有する使用済みの器具70の重量とを重量記憶部から読み出し、これら重量の差分から処理液Rの重量を算出し、更に処理液Rの吐出量を算出する。そして、例えば、装置外部の表示装置に処理液Rの吐出量を表示するように、表示装置に信号を送信する。
第1実施形態によれば、吐出量測定対象の処理液Rは、器具70の処理液吸収材72に供給された後にゲル状に凝固するため、処理液Rの揮発の恐れを考慮せずに処理液Rの吐出量を正確に測定することができる。
また、測定用ウエハ60に器具70を載置して、塗布現像装置1の中で各搬送機構により器具70を搬送するため、作業員が塗布現像装置1内部に入る必要がなく、怪我や被液の恐れを減少させることができる。そして、器具交換モジュール50の中で器具70の交換を行うため、更に被液の恐れを少なくすることができる。なお、器具70は使い捨てにしてもよく、その場合、器具交換モジュール50から器具収納ケース54を取り出し、その後、器具収納ケース54に収納された使用済みの器具70をそのまま捨ててもよい。または、器具70の容器71内に配置される使用済み処理液吸収材72を未使用の処理液吸収材72に交換してもよい。また、器具収納ケース54は、器具交換モジュール50から取り外し可能に構成してもよいし、単に器具搬入搬出口を設けてそこから使用済み器具70と未使用の器具70を入れ替えるように構成してもよい。
以上の実施形態では、器具交換モジュール50に重量センサ53を設けていたが、本考案に係る吐出量測定用器具着脱装置に重量計測部を設けることは必須ではない。吐出量測定用器具着脱装置に重量計測部がない場合には、例えば基板処理装置外部の重量計を用いて器具70の重量を測定すればよい。しかし、器具交換モジュール50に重量センサ53を設けて、測定用ウエハ60上の器具70を交換する際に、器具交換モジュール50内部で重量を測定するように構成すると、更に被液の恐れがなくなり好ましい。重量センサ53の配置としては、保持台55と器具収納ケース54の間の位置に限らず、器具収納ケース54の棚部542にそれぞれ設けるようにしてもよい。
以上、いくつかの実施形態を参照しながら本考案を説明したが、本考案は前記の実施形態に限定されることなく、添付の実用新案登録請求の範囲に含まれる事項の範囲で種々の変形が可能である。
また、上記の実施形態では、本考案を半導体ウエハに適用した場合について説明したが、半導体ウエハ以外の例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板についても適用できる。また、塗布現像装置に限らず、洗浄装置などの他の処理液を使用する基板処理装置についても適用することができる。
1 塗布現像装置
30 塗布モジュール
50 器具交換モジュール
52 器具移動アーム
53 重量センサ
54 器具収納ケース
60 測定用ウエハ
70 器具
71 容器
72 処理液吸収材
80 制御部

Claims (7)

  1. 基板に処理液を吐出する処理液供給部を有する基板処理装置において、前記処理液供給部からの処理液の吐出量を測定するために用いられる吐出量測定用器具であって、
    吐出された処理液を受ける容器と、
    前記容器内に取り外し自在に配置された高吸水性高分子材料を含む処理液吸収材と、を備えることを特徴とする吐出量測定用器具。
  2. 請求項1に記載の吐出量測定用器具を載置する載置部を有し、
    前記載置部に前記吐出量測定用器具を載置した状態で、前記基板処理装置の搬送機構によって搬送することができるように構成されたことを特徴とする吐出量測定用基板。
  3. 請求項2に記載の吐出量測定用基板を保持する保持部と、
    複数の前記吐出量測定用器具を収納することができる器具収納ケースと、
    前記器具収納ケースから未使用の吐出量測定用器具を取り出し、前記吐出量測定用基板に載置すると共に、処理液が吐出された使用済みの前記吐出量測定用器具を前記吐出量測定用基板から取り外し、前記器具収納ケースに収納するための器具移動手段と、を備えることを特徴とする吐出量測定用器具着脱装置。
  4. 前記器具収納ケースは、前記吐出量測定用器具着脱装置から取り外し自在であることを特徴とする請求項3に記載の吐出量測定用器具着脱装置。
  5. 更に前記吐出量測定用器具の重量を計測する重量計測部を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の吐出量測定用器具着脱装置。
  6. 前記器具移動手段と、前記重量計測部とを制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記器具移動手段により前記器具収納ケースから未使用の吐出量測定用器具を前記吐出量測定用基板に載置する前に、前記重量計測部で前記未使用の吐出量測定用器具の重量を計測し、その後、処理液が吐出された使用済みの前記吐出量測定用器具を前記器具収納ケースに収納する前に、前記重量計測部で前記吐出量測定用器具の重量を計測するように制御することを特徴とする請求項5に記載の吐出量測定用器具着脱装置。
  7. 請求項3乃至6に記載の吐出量測定用器具着脱装置を備えた基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180078875A (ko) * 2016-12-30 2018-07-10 세메스 주식회사 기판 처리 장치, 이를 이용한 토출량 측정 방법 및 기판 처리 방법

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