JP3198452B2 - Gui画面の構築方法 - Google Patents

Gui画面の構築方法

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JP3198452B2
JP3198452B2 JP30764994A JP30764994A JP3198452B2 JP 3198452 B2 JP3198452 B2 JP 3198452B2 JP 30764994 A JP30764994 A JP 30764994A JP 30764994 A JP30764994 A JP 30764994A JP 3198452 B2 JP3198452 B2 JP 3198452B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユーザターミナルの
画面上に表示させるグラフィックユーザインタフェース
画面(GUI画面)を構築する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、工業プロセス制御・ファクトリー
オートメーション(FA)・ビルオートメーション(B
A)等の分野において、監視・操作等の端末装置として
GUI画面を有するユーザーターミナルが普及しつつあ
る。このユーザーターミナルは施設内の各所に配置さ
れ、画面上に表示されるGUI画面を通し、タッチパネ
ルによる簡単なオペレーションによって、空調器のオン
/オフ、温度・湿度設定、照明のオン/オフ等、設備機
器の操作や監視を自由に行うことが可能である。ここ
で、ユーザーターミナルの画面上に表示されるGUI画
面は、エンジニアリング装置で構築している。すなわ
ち、エンジニアリング装置で各種のGUI画面を構築
し、この構築したGUI画面を施設内で移動しながら1
台ずつ個々に各ユーザーターミナルへ設定するようにし
ている。
【0003】エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築は例えば次のような方式で行っている。最初に画面上
に表示する固定した絵(静止画)を描く。その静止画の
上に指によるタッチやマウスクリックを受け付けるエリ
ア(受付エリア)として図形を定義する。この場合、受
付エリアの図形をある程度汎用的な部品(例えば、操作
ボタンや画面移行ボタン)とし、この図形がタッチまた
はマウスクリックされた場合等にどのようなアクション
を行うかを定義のうえ、これらを配置することで画面を
構築して行く。
【0004】〔場合1〕例えば、ビルの1階が区画S1
〜S4からなり、これら区画S1〜S4にユーザーター
ミナルUT1〜UT4が配置されているものとする。こ
の場合、エンジニアリング装置の画面上に静止画として
1階フロアの平面図を表示し、この表示した静止画に受
付エリアの図形を配置して行く。この際、ユーザーター
ミナルUT1〜UT4の画面上に表示させるGUI画面
として、自己の設置されている位置のみに例えば現在位
置マークを表示したいものとする。この場合、全く同じ
1階フロアの平面図を4枚用意し、これに対してユーザ
ーターミナル毎に異なる位置に現在位置マークの表示を
つけ加えた4枚の静止画を作成する。
【0005】〔場合2〕ビルの1階が区画S1〜S4か
らなり、これら区画S1〜S4内を間仕切ることができ
るものとする。この場合、エンジニアリング装置の画面
上に1階フロアの平面図を表示し、この平面図中に間仕
切線を書き込んで静止画とする。テナントの入れ替えや
レイアウト変更等により間仕切を取り去りたい等の要求
が発生した場合には、エンジニアリング装置において、
静止画の作り直しを行ったうえでデータファイル生成・
再投入を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなGUI画面の構築方法によると、〔場合1〕のよう
な場合、すなわち静止画として表示する部分の殆どが同
一であり、ごく一部だけが異なるような静止画を大量に
作成する場合、過大な作業工数を必要とし、作業能率が
悪い。また、データとして生成した場合の容量が大きく
なって、これを記憶するために大容量のメモリを必要と
し、マイクロコンピュータンシステムでは極めて不利と
なる。また、〔場合2〕のような場合、すなわち後から
変更される可能性のある表示要素を静止画として作成し
た場合、実際に変更が発生したときにエンジニアリング
装置まで戻り、静止画の修正を行わなければならず、作
業能率が悪い。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、作業能率を
高めることの可能な、また必要なメモリ容量を少なくす
ることの可能なGUI画面の構築方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、エンジ
ニアリング装置の画面上に静止画を作成し、この作成し
た静止画に機器の操作や計測データなどの動的な表示を
行うための動画用のオブジェクトをその属性を定義のう
え配置し、その表示属性の中に後から設定変更可能な可
変属性を持つ準動画を静止画に配置するようにしたもの
である。第2発明(請求項2に係る発明)は、第1発明
において、準動画を現在位置マークとし、この現在位置
マークに可変属性としてその設置区画番号を付すように
したものである。第3発明(請求項3に係る発明)は、
第1発明において、準動画を間仕切線とし、この間仕切
線に可変属性として有効/無効を付すようにしたもので
ある。第4発明(請求項4に係る発明)は、第1発明に
おいて、準動画を文字列とし、この文字列に可変属性と
してその設置区画番号を付すようにしたものである。
【0009】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
その表示属性の中に後から設定変更可能な可変属性を持
つ準動画が静止画に配置され、この準動画の可変属性の
設定により、例えば、所定の位置に配置した現在位置マ
ークを所定のユーザーターミナルに表示されるGUI画
面にのみに表示させたり、所定の位置の間仕切線のみを
GUI画面に表示させたりすることが可能となる。第2
発明では、現在位置マークに可変属性としてその設置区
画番号を付すことにより、各ユーザーターミナルにおい
て、自己に設定されている設置区画番号と一致する設置
区画番号を持つ現在位置マークのみを、そのGUI画面
に表示させるようにすることが可能となる。第3発明で
は、間仕切線に可変属性として有効/無効を付すことに
より、各ユーザーターミナルのGUI画面に、有効とし
て設定された位置の間仕切線のみを表示させることが可
能となる。第4発明では、文字列に可変属性としてその
設置区画番号を付すことにより、各ユーザーターミナル
において、自己に設定されている設置区画番号と一致す
る設置区画番号を持つ文字列のみを、そのGUI画面に
表示させるようにすることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図2はこの発明が適用されるBAシステムの全体構
成を示すブロック図である。同図において、100はビ
ル、100−1はビル100の1階に構築された制御シ
ステム、100−2はエンジニアリング装置、100−
3は中央監視装置である。ビル100の2階〜5階にも
100−1と同様の制御システムが構築されている。
【0011】制御システム100−1において、1−1
〜1−4はビル1階の区画S1〜S4内に配置されたユ
ーザーターミナル、2−1,3−1,4−1は区画S1
内に配置された照明設備,空調設備,防犯設備、2−
2,3−2,4−2は区画S2内に配置された照明設
備,空調設備,防犯設備、2−3,3−3,4−3は区
画S3内に配置された照明設備,空調設備,防犯設備、
2−4,3−4,4−4は区画S4内に配置された照明
設備,空調設備,防犯設備、5はエリアコントローラ、
6はユーザーターミナルマスタである。
【0012】エリアコントローラ5は、ユーザーターミ
ナル1−1〜1−4からのユーザーターミナルマスタ6
を介する入力に基づき、照明設備2−1〜2−4,空調
設備3−1〜3−4,防犯設備4−1〜4−4の設備機
器の状態を制御する。また、エリアコントローラ5は、
照明設備2−1〜2−4,空調設備3−1〜3−4,防
犯設備4−1〜4−4の設備機器の状態を区画S1〜S
4毎に記憶し、ユーザーターミナルマスタ6を介しユー
ザーターミナル1−1〜1−4へ出力する。また、エリ
アコントローラ5は、中央監視装置100−3に接続さ
れ、中央監視装置100−3との間で情報を交換する。
中央監視装置100−3は、ビル管理会社のホストコン
ピュータと接続され、ホストコンピュータとの間で情報
を交換する。
【0013】エンジニアリング装置100−2は、初期
設定やメンテナンス時に通信ライン(フロア統合LA
N)L1に接続され、ユーザーターミナルマスタ6へG
UI画面を投入する。ユーザーターミナルマスタ6は、
エンジニアリング装置100−2からのGUI画面をユ
ーザーターミナル1−1〜1−4へ分配する。本実施例
においては、エンジニアリング装置100−2として、
パーソナルコンピュータを用いている。
【0014】図3にビル100の1階フロアにおける平
面図を示す。本実施例では、1階フロアが区画S1〜S
4で構成され、区画S1は室内領域S11〜S14からな
り、区画S2は室内領域S21〜S24からなり、区画S3
は室内領域S31〜S34からなり、区画S4は室内領域S
41〜S44からなる。ユーザーターミナル1−1〜1−4
は区画S1〜S4の出入口の脇(室内側)に配置されて
いる。また、本実施例では、室内領域S11が間仕切られ
ている。
【0015】図4はユーザーターミナル1−1(1−2
〜1−4)の構成を示すブロック図である。ユーザータ
ーミナル1−1は、液晶表示装置1Aと、この液晶表示
装置1Aの表面に重ね合わされた透明のタッチパネルス
イッチ1Bと、MMIコントローラ1Cと、CPU・1
Dと、外部I/F・1Eと、RAM・1Fと、E2PR
OM・1Gとを備えている。
【0016】次に、エンジニアリング装置100−2で
のGUI画面の構築方法について、図5に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。先ず、エンジニアリン
グ装置100−2を立ち上げ(ステップ501)、パス
ワードを入力のうえ(ステップ502)、その画面上に
静止画を作成する(ステップ503)。パスワードには
一般作業者レベルのパスワードとツール提供者レベルの
パスワードの2通りある。この場合、ステップ502で
は、そのパスワードの種類に拘らず、ステップ503へ
の移行を許可する。
【0017】ステップ503での静止画の作成は次のよ
うにして行う。先ず、現在表示されている画面(図9
(a)参照)において、メインメニューバーから「設
定」を選択し、そのメインメニューから「静止画」を選
択し、静止画エディタを起動する。静止画エディタとは
静止画を作成するツールであり、図1にエンジニアリン
グ装置100−2の要部構成図を示すように、100−
21としてハードディスク(HDD)に格納されてい
る。
【0018】この静止画エディタ100−21の起動に
より図9(b)に示すように、「描画」のメインメニュ
ーが出現する。このメインメニューには、「矩形」,
「円/楕円」,「多角形」,「直線」等のメニューが現
れるので、それを選択しながら画面上に所望の静止画を
描く。例えば、ビル100の1階フロアの下絵、すなわ
ち設定変更することを前提としない部分を静止画として
描く。静止画の作成が完了すれば、ファイル名を付け
て、静止画ファイル100−22に保存する。以下同様
にして、必要な静止画を次々に作成し、各静止画にファ
ィル名を付けて、静止画ファイル100−22に保存す
る。
【0019】静止画の作成を終えれば動画の作成に移
る。ここで言う動画とは、機器の操作(オン/オフ)や
計測データの動的な表示などを行うための部品(オブジ
ェクト)群であり、操作用のオブジェクトと表示用のオ
ブジェクトとに大別される。操作用のオブジェクトとし
ては、ディジタル発停,アナログ設定,スケジュール設
定,画面移行などのタイプのオブジェクトが挙げられ、
表示用のオブジェクトとしては、日付け,時刻,文字
列,アナログ値,ディジタル値,外気温度,外気湿度,
降雨状態等のタイプのオブジェクトが挙げられる。図6
に画面構成の概念図を示す。なお、この図において、準
動画については後述する。
【0020】動画の作成では、先ず、定義する画面を選
択する(ステップ504)。この場合、図10(a)に
示すように、メインメニューバーから「設定」を選択
し、そのメインメニューから「ダウンロードデータ」を
選択する。すると、図10(b)に示すように、「ダウ
ンロードデータ設定」用のマトリックスが出現する。
「ダウンロードデータ設定」用のマトリックスにおい
て、縦は機能、横は間仕切区画を示す。図10(b)で
は、定義する画面として、1階フロアの間仕切区画「0
1」〜「05」(S11、S12〜S13、S2、S3,S
4)に対しての照明操作画面を、複合方式として選択し
た状態を示している。
【0021】このようにして定義する画面を選択した
後、静止画を選択する(ステップ505)。この静止画
の選択では、図10(c)に示すように、メインメニュ
ーバーから「ファイル」を選択し、そのメインメニュー
から→「ライブラリ選択」を選択し、そのプルダウンメ
ニューから「静止画」を選択する。そして、静止画のフ
ァイル名を指定し、その指定した静止画を画面上に表示
させる。図10(c)の例では、ステップ503で作成
したビル100の1階フロアの下絵、すなわち図9
(b)で作成した静止画を静止画ファイル100−22
から読み出している。
【0022】次に、ステップ506へ進み、動画(オブ
ジェクト)の配置・属性設定を行う。この「動画の配置
・属性設定」では、図11(a)に示すように、メイン
メニューバーから「設定」を選択し、そのメインメニュ
ーから「操作オブジェクト」または「表示オブジェク
ト」を選択する。ここで、「操作オブジェクト」を選択
すると、使用可能な操作オブジェクトのリストが表示さ
れる。「表示オブジェクト」を選択すると、使用可能な
表示オブジェクトのリストが表示される。
【0023】操作オブジェクトおよび表示オブジェクト
は動画用のオブジェクトとして、ビル管理に必要なもの
が網羅的に、フロッピィディスク(FDD)中の基本オ
ブジェクトライブラリ100−23に格納されている。
この場合、操作オブジェクトおよび表示オブジェクト
は、それぞれ図6に示したタイプ別に分類されて基本オ
ブジェクトライブラリ100−23に格納されている。
図11(b)は、「操作オブジェクト」を選択し、ディ
ジタル発停タイプの操作オブジェクトのリストを表示さ
せた状態を示している。なお、基本オブジェクトライブ
ラリ100−23は、ハードディスク(HDD)中に格
納するものとしてもよい。
【0024】今、図11(a)における静止画中の区画
S1中に、操作オブジェクトとして「照明ワンショット
スイッチ」を配置したいとする。この場合、図11
(b)における操作オブジェクトのリスト中から「照明
ワンショットスイッチ」を選択する。すると、「照明ワ
ンショットスイッチ」の属するタイプ(ディジタル発停
タイプ)の属性設定用ダイアログボックスが出現する
(図11(c))。そして、この属性設定用ダイアログ
ボックスへの対話入力により、「照明ワンショットスイ
ッチ」に対してその属性を定義する。例えば、サイズに
ついては、その縦寸法および横寸法を入力する。スイッ
チ枠については、使用可能なスイッチ枠のリストを表示
させ(図12(a)参照)、このリスト中から所望のス
イッチ枠を選択する。対象機器アドレスについては、オ
ン/オフの対象となる機器に対応するアドレスについ
て、例えば「LIGT−001」として書き込む。
【0025】なお、この属性設定用ダイアログボックス
は、既に配置済みのオブジェクトをダブルクリックする
ことによっても表示され、後から設定変更することもで
きる。また、図11(c)に示した属性設定用ダイアロ
グボックスは、一般作業者レベル用の属性設定用ダイア
ログボックスであり、ステップ502でツール提供者レ
ベルのパスワードが入力されれば、ツール提供者レベル
用の属性設定用ダイアログボックス(上位のダイアログ
ボックス)を表示させて、表示アイコンや表示アイコン
色等の工場出荷段階で定められている重要な属性につい
て設定変更することができる。図7にオブジェクト分類
と属性例を示す。
【0026】このようにして、「照明ワンショットスイ
ッチ」に対する属性を定義し、これを確定すると、その
定義された「照明ワンショットスイッチ」が操作オブジ
ェクトOb1として静止画上に現れる(図12(b)参
照)。この出現する操作オブジェクトOb1は、そのス
イッチ枠が図12(a)で設定されたスイッチ枠とさ
れ、その下部に機器アドレス、その上部にオブジェクト
の種類が付されている。また、そのスイッチ枠の中に
は、「照明ワンショットスイッチ」であることを示すア
イコンが表示されている。そして、この出現した操作オ
ブジェクトをマウス操作によって、区画S1中の所望の
位置に移動させる。参考として、操作オブジェクトとそ
のスイッチ枠内に表示されるアイコンを図8に例示す
る。
【0027】以下同様にして、基本オブジェクトライブ
ラリ100−23に格納されている動画用のオブジェク
トから所要のオブジェクトを選択し、この選択したオブ
ジェクトに対してその属性を属性設定用ダイアログボッ
クスへの対話入力により定義し、この属性の定義された
オブジェクトを静止画上の所望の位置に配置して行く。
なお、上述においては、操作オブジェクトを配置する例
で説明したが、表示オブジェクトを配置する場合にも操
作オブジェクトと同様にして、その属性を定義したうえ
静止画上の所望の位置に配置して行くことは言うまでも
ない。
【0028】したがって、本実施例によれば、オブジェ
クトおよびそのオブジェクトに対する属性の定義に対し
て、プログラミング作業に依存する部分がなくなり、G
UI画面の構築に際して作業能率を高めることができ
る。また、本実施例によれば、動画用のオブジェクトの
タイプ毎に属性設定用ダイアログボックスを用意するよ
うにしているので、動画用のオブジェクト毎に属性設定
用ダイアログボックスを設ける場合に比して、属性設定
用ダイアログボックスの数を少なくすることができ、そ
の分だけメモリの節約となる。また、本実施例によれ
ば、動画用のオブジェクトに対して定義された属性の
内、表示アイコンや表示アイコン色等の属性について
は、ツール提供者レベルのパスワードがなければ変更で
きないので、工場出荷段階で定められた重要な属性につ
いて安易に変更されてしまうことがない。
【0029】動画の作成を終えれば準動画の作成に移る
(ステップ508)。ここで言う準動画とは、その表示
属性の中に後から設定変更可能な可変属性を持つ、特殊
な役割を持つ部品であり、フロア平面図を画面上に表示
する際、間仕切線や現在位置,文字列(図6参照)を示
すものとして用いられる。外見上はアイコンまたは折れ
線もしくは文字列であり、フィールドのデータとは全く
リンクしていないが、静止画とは異なりフロアの間仕切
状態等によってユーザーターミナル独自の表示・非表示
の対象となる。
【0030】準動画の作成では、図13(a)に示すよ
うに、メインメニューバーから「設定」を選択し、その
メインメニューから「UT位置」を選択する。すると、
図13(b)に示すように、現在位置マークのリストが
表示される。現在位置マークはフロッピィディスク(F
DD)中の準動画指定ファイル100−24に格納され
ている。この場合、準動画指定ファイル100−24に
は、現在位置マークの他に「1F北」,「1F南」等の
文字列も格納されている。なお、準動画指定ファイル1
00−24はハードディスク(HDD)中に格納するよ
うにしてもよい。
【0031】今、図13(a)における「静止画+動
画」中の区画S1内に、現在位置マークを配置したいと
する。この場合、図13(b)における現在位置マーク
のリスト中から「4.下」を選択する。すると、「4.
下」に対応する現在位置マークG1(図13(c)参
照)が「静止画+動画」中に出現する。この出現した現
在位置マークG1の位置をマウス操作によって所望の位
置に移動させる。以下同様にして、「静止画+動画」中
の区画S2〜S4内に、現在位置マークを配置する。
【0032】次に間仕切線の設定を行う。間仕切線の設
定では、図14(a)に示すように、メインメニューバ
ーから「設定」を選択し、そのメインメニューから「間
仕切線」を選択する。すると、間仕切線エディタ100
−25が起動し、図14(b)に示すように、その「静
止画+動画」中に間仕切線が破線で現れる。なお、間仕
切線エディタ100−25は間仕切線を作成するための
ツールであり、ハードディスク(HDD)中に格納され
ている。ここで、図3に示した室内領域S11の間仕切に
対応して、間仕切線M11,M12を有効として設定する。
これにより、図14(c)に示すように、間仕切線
11,M12が実線で示される。
【0033】次に文字列の設定を行う。文字列の設定で
は、メインメニューバーから「設定」を選択し、そのメ
インメニューから「文字列」を選択する。すると、図1
3(b)と同様にして、文字列のリストが表示される。
この文字列の中から所望の文字列を選択して「静止画+
動画」中に出現させ、この出現した文字列の位置をマウ
ス操作によって所望の位置に移動させる。以下同様にし
て、「静止画+動画」中の区画S2〜S4内に、文字列
を配置する(図14(c)参照)。
【0034】次に、ステップ509にて、画面が複合表
示方式か否かを判断する。この場合、図10(b)にお
いて複合表示方式とされていることから、ステップ50
9でのYESに応じてステップ510へ進む。ステップ
510では、画面上の各オブジェクトに対して、「設置
区画番号」および「属性」を設定する。また、現在位置
マークおよび文字列に対して、「設置区画番号」を設定
する。
【0035】画面上の各オブジェクトに対する設置区画
番号および属性の設定は次のようにして行う。所望のオ
ブジェクトをマウスでクリックしてから、「ファイル」
→「区間設定」を選択する(図15(a)参照)。する
と、図15(b)に示すように、設定ダイアログが現れ
る。この設定ダイアログにおいて、設定区間(設置区画
番号)としてそのオブジェクトが属する間仕切区画の番
号を定義する。表示区間にはそのオブジェクトを表示さ
せたい区間を定義する。これにより、どの間仕切区画に
どのオブジェクトが属しているかが決まり、各区画に異
なったテナントが入った場合でも画面内に自テナントの
区画に属するオブジェクトだけを表示するようにするこ
とができる。画面上の現在位置マークおよび文字列に対
する設置区画番号も設定ダイアログを呼び出して同様に
設定する。
【0036】このようにして、静止画に対して動画およ
び準動画を重ね合わせ、1枚のGUI画面を構築する。
以下同様にして、ステップ504〜512を繰り返すこ
とにより、全GUI画面の構築を行う。このGUI画面
の構築において、全体的な処理動作は制御部100−2
6で行い、構築したGUI画面についてはデータファイ
ル変換・統合化し、データファイルフロッピィ100−
27に格納する。
【0037】エンジニアリング装置100−2で構築さ
れたGUI画面は、エンジニアリング装置100−2を
通信ラインL1に接続することにより、エンジニアリン
グ装置100−2からユーザーターミナルマスタ6へ投
入され、ユーザーターミナルマスタ6からユーザーター
ミナル1−1〜1−4へ分配される。ユーザーターミナ
ル1−1〜1−4は、ユーザーターミナルマスタ6から
分配されてくるGUI画面を、その画面上に表示する。
これにより、ビル内で移動しながら1台ずつユーザータ
ーミナル1−1〜1ー4へGUI画面を設定する手間が
省け、大幅な労力の低減が図られる。
【0038】ここで、ユーザーターミナル1−1〜1−
4には、その設置された間仕切区画の番号が設置区画番
号として設定されている。すなわち、ユーザーターミナ
ル1−1について設置区画番号として「02」が、ユー
ザーターミナル1ー2については設置区画番号として
「03」が、ユーザーターミナル1−3について設置区
画番号として「04」が、ユーザーターミナル1−4に
ついて設置区画番号として「05」が設定されている。
【0039】ユーザーターミナル1−1〜1−4は、自
己に設定されている設置区画番号と一致する設置区画番
号を持つ現在位置マークおよび文字列のみを表示し、他
の現在位置マークおよび文字列は表示しない。これによ
り、図14(c)に示される1枚のGUI画面がユーザ
ーターミナル1−1〜1−4に送られてくるものとすれ
ば、ユーザーターミナル1−1〜1−4は、図16
(a)〜(d)に示すようなGUI画面を表示するもの
となる。
【0040】すなわち、本実施例によれば、エンジニア
リング装置100−2から1枚のGUI画面を送ること
により、ユーザーターミナル1−1〜1−4にそれぞれ
現在位置マークの位置および文字列の内容が異なるGU
I画面を表示させることができる。このため、エンジニ
アリング装置100−2において、現在位置マークの位
置および文字列の内容が異なる静止画を大量に作成する
必要がなく、すなわち静止画の作成量を少なくして、作
業能率を高めることが可能となり、また静止画を記憶し
ておくためのメモリ容量も少なくて済む。
【0041】また、本実施例では、エンジニアリング装
置100−2において、間仕切線を有効/無効として設
定するようにしいるので、オンプロダクトで間仕切変更
に対応することができ、作業効率が著しく向上する。す
なわち、テナントの入れ替えやレイアウト変更等により
間仕切を取り去りたい等の要求が発生した場合、間仕切
線の有効/無効の設定を変更するだけで対処することが
可能となり、すなわち静止画の作り直しをしなくてもよ
く、作業能率を高めることが可能となる。
【0042】また、本実施例では、間仕切線を有効/無
効として設定することにより、1階〜5階についてその
フロアの下絵(静止画)を共用し、静止画の作成量・工
数を低減することができる。また、機能限定したサービ
スマン用ツールなどをサポートすれば、絵を基本的な所
は破壊することなく、間仕切の部分くらいは現場レベル
で修正を許すことも可能となる。すなわち、ユーザータ
ーミナル1−1〜1−4に例えば「間仕切変更機能」を
設け、間仕切線の有効/無効をユーザーターミナル1−
1〜1−4側で設定することができるものとすれば、エ
ンジニアリング装置100−2に戻らなくてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、その表示属性の中に後か
ら設定変更可能な可変属性を持つ準動画が静止画に配置
され、この準動画の可変属性の設定により、例えば、所
定の位置に配置した現在位置マークを所定のユーザータ
ーミナルに表示されるGUI画面にのみに表示すること
が可能となり、各ユーザーターミナルへ設定するGUI
画面を共通として、すなわち静止画の作成量を少なくし
て、作業能率を高めることが可能となり、また必要なメ
モリ容量を少なくすることも可能となる。また、準動画
の可変属性の設定により、例えば、所定の位置の間仕切
線のみをGUI画面に表示させたりすることも可能とな
り、テナントの入れ替えやレイアウト変更等により間仕
切を取り去りたい等の要求が発生した場合、準動画の可
変属性の設定を変更するだけで対処することが可能とな
り、すなわち静止画の作り直しをしなくてもよく、作業
能率を高めることが可能となる。
【0044】第2発明では、現在位置マークに可変属性
としてその設置区画番号を付すことにより、各ユーザー
ターミナルにおいて、自己に設定されている設置区画番
号と一致する設置区画番号を持つ現在位置マークのみ
を、そのGUI画面に表示させるようにすることが可能
となり、各ユーザーターミナルへ設定するGUI画面を
共通として、すなわち静止画の作成量を少なくして、作
業能率を高めることが可能となり、また必要なメモリ容
量を少なくすることも可能となる。第3発明では、間仕
切線に可変属性として有効/無効を付すことにより、各
ユーザーターミナルのGUI画面に、有効として設定さ
れた位置の間仕切線のみを表示させることが可能とな
り、テナントの入れ替えやレイアウト変更等により間仕
切を取り去りたい等の要求が発生した場合、間仕切線の
有効/無効の設定を変更するだけで対処することが可能
となり、すなわち静止画の作り直しをしなくてもよく、
作業能率を高めることが可能となる。
【0045】第4発明では、文字列に可変属性としてそ
の設置区画番号を付すことにより、各ユーザーターミナ
ルにおいて、自己に設定されている設置区画番号と一致
する設置区画番号を持つ文字列のみを、そのGUI画面
に表示させるようにすることが可能となり、各ユーザー
ターミナルにおいて、自己に設定されている設置区画番
号と一致する設置区画番号を持つ文字列のみを、そのG
UI画面に表示させるようにすることが可能となり、各
ユーザーターミナルへ設定するGUI画面を共通とし
て、すなわち静止画の作成量を少なくして、作業能率を
高めることが可能となり、また必要なメモリ容量を少な
くすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示したBAシステムに用いるエンジニ
アリング装置の要部構成図である。
【図2】 本発明の適用されるBAシステムの全体構成
を示すブロック図である。
【図3】 ビルの1階フロアにおける平面図である。
【図4】 ユーザーターミナルの構成を示すブロック図
である。
【図5】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構築
方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】 画面構成の概念図である。
【図7】 オブジェクト分類と属性例を示す図である。
【図8】 操作オブジェクトとそのスイッチ枠内に表示
されるアイコンを例示する図である。
【図9】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構築
過程を示す図である。
【図10】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築過程を説明する図である。
【図11】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築過程を説明する図である。
【図12】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築過程を説明する図である。
【図13】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築過程を説明する図である。
【図14】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築過程を説明する図である。
【図15】 エンジニアリング装置でのGUI画面の構
築過程を説明する図である。
【図16】 1枚のGUI画面の分配を受けて各ユーザ
ーターミナルに表示されるGUI画面を例示する図であ
る。
【符号の説明】
1−1〜1−4…ユーザーターミナル、6…ユーザータ
ーミナルマスタ、100−2…エンジニアリング装置、
100−21…静止画エディタ、100−22…静止画
ファイル、100−23…基本オブジェクトライブラ
リ、100−24…準動画指定ファイル、100−25
…間仕切線エディタ、100−26…制御部、100−
27…データファイルフロッピィ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 11/60 - 17/50 G06F 3/00 G06F 3/14 - 3/153 G06F 17/50 G05B 19/00 - 19/02 G05B 19/06 - 19/16 G05B 24/00 - 24/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザターミナルの画面上に表示させる
    グラフィックユーザインタフェース画面をエンジニアリ
    ング装置の画面上で構築するGUI画面の構築方法にお
    いて、 前記エンジニアリング装置の画面上に静止画を作成し、 この作成した静止画に機器の操作や計測データなどの動
    的な表示を行うための動画用のオブジェクトをその属性
    を定義のうえ配置し、 その表示属性の中に後から設定変更可能な可変属性を持
    つ準動画を前記静止画に配置するようにしたことを特徴
    とするGUI画面の構築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、準動画が現在位置マ
    ークであり、この現在位置マークに可変属性としてその
    設置区画番号を付すようにしたことを特徴とするGUI
    画面の構築方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、準動画が間仕切線で
    あり、この間仕切線に可変属性として有効/無効を付す
    ようにしたことを特徴とするGUI画面の構築方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、準動画が文字列であ
    り、この文字列に可変属性としてその設置区画番号を付
    すようにしたことを特徴とするGUI画面の構築方法。
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