JP3198168B2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JP3198168B2 JP3198168B2 JP27295192A JP27295192A JP3198168B2 JP 3198168 B2 JP3198168 B2 JP 3198168B2 JP 27295192 A JP27295192 A JP 27295192A JP 27295192 A JP27295192 A JP 27295192A JP 3198168 B2 JP3198168 B2 JP 3198168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- diameter
- brazing
- thickness
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/26—Arrangements for connecting different sections of heat-exchange elements, e.g. of radiators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フィンプレート型の熱
交換器に係り、特に、管径の異なるパイプを有する熱交
換器に関する。
交換器に係り、特に、管径の異なるパイプを有する熱交
換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】空気調和機等に用いられる熱交換器は、
所定間隔を隔てて配列されたプレートフィンの一端側か
らＵパイプを多段に挿通させ、他端側のパイプの端部に
Ｕ字状のベンド管をロー付けして構成されている。これ
により、パイプ内を流れる冷媒は、ベンド管にて折り返
され、蛇行して流れることになる。
所定間隔を隔てて配列されたプレートフィンの一端側か
らＵパイプを多段に挿通させ、他端側のパイプの端部に
Ｕ字状のベンド管をロー付けして構成されている。これ
により、パイプ内を流れる冷媒は、ベンド管にて折り返
され、蛇行して流れることになる。
【０００３】ところで、上記パイプに管径の異なる大径
＆小径パイプを用いた熱交換器が知られている。従来、
このタイプの熱交換器で管径が異なっていても、各パイ
プには同じ肉厚のものを用い、ベンド管を一定のロー付
け時間でロー付けしていた。
＆小径パイプを用いた熱交換器が知られている。従来、
このタイプの熱交換器で管径が異なっていても、各パイ
プには同じ肉厚のものを用い、ベンド管を一定のロー付
け時間でロー付けしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、肉厚が同じで
管径の異なるパイプは、その径の大小により熱容量が異
なるため、これらを同じロー付け時間（バーナー加熱時
間）とすることは適当でない。すなわち、大径パイプは
熱容量が大きく小径パイプは熱容量が小さいため、これ
らを同じロー付け時間とするとどちらかのパイプのロー
付け時間が適切でなくなり、ロー付け部の品質に大きな
バラツキが生じてしまう。
管径の異なるパイプは、その径の大小により熱容量が異
なるため、これらを同じロー付け時間（バーナー加熱時
間）とすることは適当でない。すなわち、大径パイプは
熱容量が大きく小径パイプは熱容量が小さいため、これ
らを同じロー付け時間とするとどちらかのパイプのロー
付け時間が適切でなくなり、ロー付け部の品質に大きな
バラツキが生じてしまう。
【０００５】この対策として、パイプ径の大小に応じて
ロー付け時間を長短させることが考えられるが、パイプ
径に応じてロー付け時間を調節することは、製造コスト
のアップを招き生産性も低下する。
ロー付け時間を長短させることが考えられるが、パイプ
径に応じてロー付け時間を調節することは、製造コスト
のアップを招き生産性も低下する。
【０００６】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、パイプ径の大小に拘らず一定のロー付け時間で
高品質のロー付けを行うことができる熱交換器を提供す
ることにある。
目的は、パイプ径の大小に拘らず一定のロー付け時間で
高品質のロー付けを行うことができる熱交換器を提供す
ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、所定間隔を隔てて配列されたプレートフィ
ンに管径の異なるパイプを多段に挿通させ、それらパイ
プの端部にＵ字状のベンド管をロー付けしてなる熱交換
器において、小径パイプの肉厚を大径パイプの肉厚より
厚くすると共に、小径パイプの端部に接続されるベンド
管の肉厚を大径パイプの端部に接続されるベンド管の肉
厚より厚く成形し、両者のロー付け部の熱容量を略等し
くしてロー付け時間を均等化したことを特徴としてい
る。
に本発明は、所定間隔を隔てて配列されたプレートフィ
ンに管径の異なるパイプを多段に挿通させ、それらパイ
プの端部にＵ字状のベンド管をロー付けしてなる熱交換
器において、小径パイプの肉厚を大径パイプの肉厚より
厚くすると共に、小径パイプの端部に接続されるベンド
管の肉厚を大径パイプの端部に接続されるベンド管の肉
厚より厚く成形し、両者のロー付け部の熱容量を略等し
くしてロー付け時間を均等化したことを特徴としてい
る。
【０００８】
【作用】上記構成によれば、パイプ径の大・小に応じて
パイプ肉厚およびベンド管肉厚を薄・厚に成形したの
で、各パイプのロー付け部の熱容量が略等しくなり、パ
イプ径の大小に拘らず一定のロー付け時間で高品質のロ
ー付けを行うことができる。
パイプ肉厚およびベンド管肉厚を薄・厚に成形したの
で、各パイプのロー付け部の熱容量が略等しくなり、パ
イプ径の大小に拘らず一定のロー付け時間で高品質のロ
ー付けを行うことができる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１に熱交換器の要部拡大図を、図２に側
面図を示す。所定間隔を隔てて配列されたプレートフィ
ン１に、大径パイプ２と小径パイプ３とが多段に挿通さ
れている。これら大径および小径パイプ２，３は、それ
ぞれストレートパイプを中央部で180 度Ｕ字状に曲げた
形状（Ｕパイプ：図示せず）をしており、その両端開口
部側が上記プレートフィン１の挿通口１ａに一方向から
挿通される。各パイプ２，３の開口部側の端部２ａ，３
ａには、Ｕ字状のベンド管４，５がロー付けされ、入口
パイプ６から流入した冷媒がベンド管４，５にて折り返
されて蛇行して流れ、出口パイプ７から流出するように
なっている。
面図を示す。所定間隔を隔てて配列されたプレートフィ
ン１に、大径パイプ２と小径パイプ３とが多段に挿通さ
れている。これら大径および小径パイプ２，３は、それ
ぞれストレートパイプを中央部で180 度Ｕ字状に曲げた
形状（Ｕパイプ：図示せず）をしており、その両端開口
部側が上記プレートフィン１の挿通口１ａに一方向から
挿通される。各パイプ２，３の開口部側の端部２ａ，３
ａには、Ｕ字状のベンド管４，５がロー付けされ、入口
パイプ６から流入した冷媒がベンド管４，５にて折り返
されて蛇行して流れ、出口パイプ７から流出するように
なっている。
【００１１】本実施例の特長とするところは、上記小径
パイプ３の肉厚Ｔ2 を大径パイプ２の肉厚Ｔ1 より厚く
すると共に、小径パイプ３に接続されるベンド管５の肉
厚ｔ2 を大径パイプ２に接続されるベンド管４の肉厚ｔ
1 より厚く成形した点にある。かかる構成により、各パ
イプのロー付け部の熱容量が略等しくなり、パイプ径の
大小に拘らず一定のロー付け時間（バーナー加熱時間）
で高品質のロー付けを行うことができる。
パイプ３の肉厚Ｔ2 を大径パイプ２の肉厚Ｔ1 より厚く
すると共に、小径パイプ３に接続されるベンド管５の肉
厚ｔ2 を大径パイプ２に接続されるベンド管４の肉厚ｔ
1 より厚く成形した点にある。かかる構成により、各パ
イプのロー付け部の熱容量が略等しくなり、パイプ径の
大小に拘らず一定のロー付け時間（バーナー加熱時間）
で高品質のロー付けを行うことができる。
【００１２】具体的には、大径パイプ２の管径をｄ1 ，
小径パイプ３の管径をｄ2 とすると、各パイプ２，３が
プレートフィン１の端板から突き出た部分の熱容量Ｖは
次のようにして近似できる。
小径パイプ３の管径をｄ2 とすると、各パイプ２，３が
プレートフィン１の端板から突き出た部分の熱容量Ｖは
次のようにして近似できる。
【００１３】大径パイプ２：Ｖ1 α＝π／４（２ｄ1 Ｔ
1 −Ｔ1 2 ）αC 小径パイプ３：Ｖ2 α＝π／４（２ｄ2 Ｔ2 −Ｔ2 2 ）
αC αC ：熱当量 また、ベンド管４，５の熱容量Ｕは次のように近似でき
る。
1 −Ｔ1 2 ）αC 小径パイプ３：Ｖ2 α＝π／４（２ｄ2 Ｔ2 −Ｔ2 2 ）
αC αC ：熱当量 また、ベンド管４，５の熱容量Ｕは次のように近似でき
る。
【００１４】大径ベンド管４：Ｕ1 αC ＝πｔ1 （ｄ1
−２Ｔ1 −ｔ1 ）αC 小径ベンド管５：Ｕ2 αC ＝πｔ2 （ｄ2 −２Ｔ2 −ｔ
2 ）αC これら熱容量Ｖ，Ｕと相関があるロー付け時間Ｔｗは次
のように表せる。
−２Ｔ1 −ｔ1 ）αC 小径ベンド管５：Ｕ2 αC ＝πｔ2 （ｄ2 −２Ｔ2 −ｔ
2 ）αC これら熱容量Ｖ，Ｕと相関があるロー付け時間Ｔｗは次
のように表せる。
【００１５】大径パイプ２＆大径ベンド管４：Ｔｗ1 ＝
ｆ1 （Ｖ1 ，Ｕ1 ） 小径パイプ３＆小径ベンド管５：Ｔｗ2 ＝ｆ2 （Ｖ2 ，
Ｕ2 ） ここで、ロー付けに必要な熱量は、ロー付け部分の温度
がロー材を溶かすに必要な温度であり且つパイプ２，３
やベンド管４，５自体が溶融しない温度であるから、各
パイプのロー付け時間ｆは次のようになる。
ｆ1 （Ｖ1 ，Ｕ1 ） 小径パイプ３＆小径ベンド管５：Ｔｗ2 ＝ｆ2 （Ｖ2 ，
Ｕ2 ） ここで、ロー付けに必要な熱量は、ロー付け部分の温度
がロー材を溶かすに必要な温度であり且つパイプ２，３
やベンド管４，５自体が溶融しない温度であるから、各
パイプのロー付け時間ｆは次のようになる。
【００１６】大径パイプ２＆大径ベンド管４： Ｆ1 （Ｖ1 ，Ｕ1 ）＜ｆ1 ＜Ｆ´1 （Ｖ1 ，Ｕ1 ） 小径パイプ３＆小径ベンド管５： Ｆ2 （Ｖ2 ，Ｕ2 ）＜ｆ2 ＜Ｆ´2 （Ｖ2 ，Ｕ2 ） Ｆ（Ｖ，Ｕ）：ロー付け部のロー材を溶かすに必要な時
間 Ｆ´（Ｖ，Ｕ）：ロー付け部のパイプが溶け始める時間 上記ｆ1 とｆ2 との重複部分が大きいほど、パイプ径の
大小によらずロー付け時間を一定としてもロー付けの質
が安定する。しかも、ロー付け時間の設定が自由に選べ
る。本発明は、ｆ1 とｆ2 との重複部分を大きくするた
めに、各パイプ２，３およびベンド管４，５のロー付け
部分の熱容量に着目し、パイプ径の大小に拘らずこれら
の熱容量を一定にすべく、パイプ肉厚を適宜調節したも
のである。以下に計算例を示す。
間 Ｆ´（Ｖ，Ｕ）：ロー付け部のパイプが溶け始める時間 上記ｆ1 とｆ2 との重複部分が大きいほど、パイプ径の
大小によらずロー付け時間を一定としてもロー付けの質
が安定する。しかも、ロー付け時間の設定が自由に選べ
る。本発明は、ｆ1 とｆ2 との重複部分を大きくするた
めに、各パイプ２，３およびベンド管４，５のロー付け
部分の熱容量に着目し、パイプ径の大小に拘らずこれら
の熱容量を一定にすべく、パイプ肉厚を適宜調節したも
のである。以下に計算例を示す。
【００１７】ｄ1 ＝9.52，Ｔ1 ＝0.35の大径パイプ２で
はロー付け時間ｆ1 ＝10sec と算出され、ｄ2 ＝6,35，
Ｔ2 ＝0.35の小径パイプ３ではロー付け時間ｆ2 ＝6sec
と算出される。つまり、肉厚Ｔが一定（Ｔ＝0.35）の場
合パイプ径の大小によりロー付け時間Ｔのアンバランス
が生じる。ここで、小径パイプ３の肉厚をＴ2 ＝0.35→
0.41と厚くすることにより、そのロー付け時間ｆ2 ＝ 6
→8secとなり、ロー付け時間の偏りが改善される。
はロー付け時間ｆ1 ＝10sec と算出され、ｄ2 ＝6,35，
Ｔ2 ＝0.35の小径パイプ３ではロー付け時間ｆ2 ＝6sec
と算出される。つまり、肉厚Ｔが一定（Ｔ＝0.35）の場
合パイプ径の大小によりロー付け時間Ｔのアンバランス
が生じる。ここで、小径パイプ３の肉厚をＴ2 ＝0.35→
0.41と厚くすることにより、そのロー付け時間ｆ2 ＝ 6
→8secとなり、ロー付け時間の偏りが改善される。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る熱交換
器によれば、パイプ径の大小に拘らず一定のロー付け時
間で高品質のロー付けを行うことができる。よって、低
コストで生産性の向上を図ることができる。
器によれば、パイプ径の大小に拘らず一定のロー付け時
間で高品質のロー付けを行うことができる。よって、低
コストで生産性の向上を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例に係る熱交換器の要部拡大図
である。
である。
【図２】上記熱交換器の側面図である。
【符号の説明】 １ プレートフィン ２ 大径パイプ ２ａ 大径パイプの端部 ３ 小径パイプ ３ａ 小径パイプの端部 ４ 大径ベンド管 ５ 小径ベンド管 Ｔ1 大径パイプの肉厚 Ｔ2 小径パイプの肉厚 ｔ1 大径ベンド管の肉厚 ｔ2 小径ベンド管の肉厚
Claims (1)
- 【請求項１】 所定間隔を隔てて配列されたプレートフ
ィンに管径の異なるパイプを多段に挿通させ、それらパ
イプの端部にＵ字状のベンド管をロー付けしてなる熱交
換器において、小径パイプの肉厚を大径パイプの肉厚よ
り厚くすると共に、小径パイプの端部に接続されるベン
ド管の肉厚を大径パイプの端部に接続されるベンド管の
肉厚より厚く成形し、両者のロー付け部の熱容量を略等
しくしてロー付け時間を均等化したことを特徴とする熱
交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27295192A JP3198168B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27295192A JP3198168B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06123573A JPH06123573A (ja) | 1994-05-06 |
| JP3198168B2 true JP3198168B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17521057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27295192A Expired - Fee Related JP3198168B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3198168B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100418485B1 (ko) * | 2001-05-31 | 2004-02-11 | 이종범 | 냉장고용 응축기 |
| JP5999083B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2016-09-28 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換装置および熱交換装置を生産する方法 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27295192A patent/JP3198168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06123573A (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |