JP3198020B2 - 目地材支持用部材 - Google Patents
目地材支持用部材Info
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Description
であり、これを床面に立てつけ、支持脚やモルタルによ
る固定を行わない状態でコンクリートの打設を行い目地
を形成する目地施工法で利用する目地材支持用部材に関
する。
広く利用されている。この目地材は、例えば、実公昭53
-51611号公報に示されているように、目地本体が板状発
泡材で形成されており、その頭部に補強用キャップが被
冠されている態様のもので、専用の支持脚を利用して基
盤面上に立設させ、更に、脚部材の周囲をモルタルで固
定するものである。
しては、モルタルによる固定作業が煩雑である、モルタ
ルの存在部分では押えコンクリートの厚みが薄くなるの
で亀裂などが発生し易い、所謂底目地が切れない、等の
問題点が指摘されている。
て、本発明者は基盤面上に一定の区画毎に桝状に目地材
本体を立てつけると共に、目地材本体の側面側(桝の外
側)に固定用部材を配置して、コンクリート打設時の圧
力で目地材本体がずれたり撓んだりしないようにして押
えコンクリートの打設を行い、コンクリートの養生をま
って支持用部材を取り外し、次の目地施工に再利用する
という改良された目地施工法を特公平5-53909 号公報に
よって提案した。
重量物、例えば鉄等で形成されるものであり、また、目
地材本体の湾曲などを防止するための各種の補助部材を
必要とするものであり、実際の目地施工に適用する段に
なると更に様々な改善を必要とする目地施工法であるこ
とが、本発明者の研究により判明した。
地施工法を実際に行う場合における必要な改善を提案す
るものであり、目地材本体のずれや撓みを防止するのに
利用される目地材支持用部材の改良を明らかにすること
を目的とするものであり、本発明の具体的目的は、利用
・運搬・保管などに利便性があり、使い勝手のよい目地
材支持用部材を明らかにすることにある。
用部材は、(1)基盤面上に配列した目地材本体の側面
に沿って配置してこれを支持し、コンクリート打設の際
の衝撃から目地材本体のずれや撓みを防止する目地材支
持用部材であり、目地材本体の側面に直接又は間接的に
当接して支える側面形状を有し、基盤面に配列するため
の底面を有する中空部材とし、外表面の一部に注入口が
設けられており、流動体を注入することで目地材を固定
するのに必要な重量が付与される構造であり、目地材本
体に当接する側の下方端には、目地材本体の下方側断面
形状に対応した形状の切欠が設けられていること、
(2)基盤面上に配列した目地材本体の側面に沿って配
置してこれを支持し、コンクリート打設の際の衝撃から
目地材本体のずれや撓みを防止する目地材支持用部材で
あり、目地材本体の側面に直接又は間接的に当接して支
える側面形状を有し、基盤面に配列するための底面を有
する中空部材とし、外表面の一部に注入口が設けられて
おり、流動体を注入することで目地材を固定するのに必
要な重量が付与される構造であり、目地材本体に当接す
る側の下方端には、目地材本体の下方側断面形状に対応
した形状の切欠を有するアタッチメントが取り付けられ
る構成であること、(3)流動体が水であること、
(4)流動体がモルタル若しくはコンクリート又は砂若
しくは砂利であること、(5)目地材支持用部材が、ブ
ロー成形体であること、(6)目地材支持用部材が取手
構造を有するものであること、をそれぞれ特徴とする。
部材の詳細を添付図面に従って説明する。
る目地材本体であり、合成樹脂の発泡体で形成されてお
り、上部に補強用のキャップ11が被冠されている。本
発明が適用される目地施工法においては、従来慣用の支
持脚或いは固定用のモルタルは使用されず、目地材本体
10の下面に介在させるブチルゴム或いは両面接着テー
プ12などにより基盤上に貼着して固定すると共に、以
下で説明する目地材支持用部材20により側面支持が行
われる。
り、全体に均一な幅を有する板状のものが広く利用され
ているが、従来慣用の支持脚或いは固定用のモルタルを
使用しない本発明による目地施工法では、基盤面上に立
てつけた際の安定性のために目地材本体10の下方端に
は幅広部分13を設けておき、基盤面との接着性を向上
させることが好ましい。目地材支持用部材20は中空構
造であり、好ましくは合成樹脂材で成形され、注入口2
1を通して水・モルタル・コンクリート・砂・砂利など
の流動体を注ぎ込み重量物として利用する。また、持ち
運びに便利なように取手構造22を形成しておくが、こ
の取手22は、図1に示すように外表面から突出部分が
ない構造とすることが好ましい。尚、注入口21及び取
手構造22は、図示の如き位置でなくとも、任意の面に
設けることができる。
しておき、滑り防止用のゴム材などをはめ込む構造とす
ることも好ましい。ゴム材は下面に凹凸などを形成した
単一の板材とする態様であってもよい。
紙で被覆された粘着剤などを配備しておく態様も、基盤
上に配列した際の横づれを防止するのに有益である。
m 以上の長尺物に構成することも、或いは30cm程度の
部材とすることも可能であり、更に、目地材本体10の
長手方向の全面に配置する態様であろうと、点状に配置
する態様であってもよい。
外形形状に限定されず、任意に設計可能であるが、表面
に凹凸のない立法形を基本とし、図示した階段状の形状
の態様では、相似形ないし互い違いに重ね合わせること
が可能である形状であることが、管理保管の際に好まし
い。
材20は、ブロー成形法、真空成形法などで一体成形が
可能であるが、型材の如く押し出し成形したものを適当
な長さに裁断し、その両端に蓋部材を取り付けた構造と
することもできる。このような製造態様では、蓋部材側
に水の注入口21並びに取手構造22を配置する。
を若干幅広に設定することが、基盤面に対する接着性を
高めるのに有益であるが、このためには、目地材支持用
部材20の側では、目地材本体10の幅広部分13の形
状に対応した切欠23を設けておく必要がある。このよ
うな構成により、目地材本体10の下端側をしっかりと
支持することは、コンクリート打設の際の圧力で、基盤
面上に立て掛け配置した目地材本体10が押し出されて
しまうのを防ぐのに有効である。
の下方端に形成される幅広部分13の形状には種々のも
のが考えられ採用されるが、この部分をしっかりと支持
するためには、目地材支持用部材20には、図1に示し
た単なる切欠23でなく、幅広部分13の形状に対応し
た切欠24を有するアタッチメント25を用意しておく
ことが好ましい。更に、このアタッチメント25は、目
地材支持用部材20に取り付けるための取り付け構造が
共通で、切欠24の形状だけが異なるものを数種類用意
することで、目地材本体10の種類に対応させることが
できる。
実施態様について説明する。
部材は、基盤面上に配列した目地材本体の側面に沿っ
て配置してこれを支持し、コンクリート打設の際の衝撃
から目地材本体のづれや撓みを防止する目地材支持用部
材であり、目地材本体の側面に直接又は間接的に当接し
て支える側面形状を有し、基盤面に配列するための底面
を有する中空部材とし、外表面の一部に注入口が用意さ
れており、流動体を注入することで目地材を固定するの
に必要な重量が付与される構造であり、更に、目地材本
体に当接する側の面には、目地材本体との固着手段が配
置されていること、流動体が水であること、流動体
がモルタル若しくはコンクリート又は砂若しくは砂利で
あること、目地材支持用部材が、ブロー成形体である
こと、目地材支持用部材が取手構造を有すること、を
それぞれ特徴とする。
の実施態様詳細を添付図面に従って説明する。
る目地材本体であり、合成樹脂の発泡体で形成されてお
り、上部に補強用のキャップ11が被冠されている。本
発明が適用される目地施工法においては、従来慣用の支
持脚或いは固定用のモルタルは使用されず、目地材本体
10の下面に介在させるブチルゴム或いは両面接着テー
プ12などにより基盤上に貼着して固定すると共に、以
下で説明する目地材支持用部材20により側面支持が行
われる。
り、好ましくは合成樹脂材でブロー成形されおり、注入
口21を通して水・モルタル・コンクリート・砂・砂利
などの流動体を注ぎ込み重量物として利用する。また、
持ち運びに便利なように取手構造22を形成しておく
が、この取手22は、図1に示すように外表面から突出
部分がない構造とすることが好ましい。尚、注入口21
及び取手構造22は、図示の如き位置でなくとも任意の
面に設けることができる。
しておき、滑り防止用のゴム材などをはめ込む構造とす
ることも好ましい。ゴム材は下面に凹凸などを形成した
単一の板材とする態様であってもよい。
紙で被覆された粘着剤などを配備しておく態様も、基盤
上に配列した際の横づれを防止するのに有益である。
m 以上の長尺物に構成することも、或いは30cm程度の
部材とすることも可能であり、更に、目地材本体10の
長手方向の全面に配置する態様であろうと、点状に配置
する態様であってもよい。
状に限定されず、任意に設計可能であるが、表面に凹凸
のない立法形を基本とし、相似形ないし互い違いに重ね
合わせることが可能である形状であることが、管理保管
の際に好ましい。
材20は、ブロー成形法、真空成形法などで一体成形が
可能であるが、型材の如く押し出し成形したものを適当
な長さに裁断し、その両端に蓋部材を取り付けた構造と
することもできる。このような製造態様では、蓋部材側
に水の注入口21並びに取手構造22を配置する。
は、図4に示すような配置状態で基盤面上に配列される
が、基盤面の凹凸状態では、両部材を必ずしも透き間な
く完全に密着状態で配列することが困難であることが予
想される。目地材本体10と目地材支持用部材20との
間に間隙が存在すると、その分だけ目地材本体10に撓
みが生じ、キャップ11の上面が傾き体裁の悪い目地と
なる虞がある。
は、地材本体に当接する側の面に、目地材本体10との
固着手段23が配置される。固着手段23は、図5に示
すように、板状の基体24に針状の部材25を立設させ
た構造のもので、目地材支持用部材20における目地材
本体10に当接する側の面に用意されている取り付け用
の溝26に嵌合して取り付ける。勿論、取り付け用の溝
26は、縦方向のものであってもよい。
の外、板状の基体24に木ネジなどを取り付けた構造の
ものであってもよく、更に、基体24を円盤状に構成
し、これに単一の針状の部材25を立設した構造のもの
でもよく、その他種々に設計可能である。
部材20によれば、目地材本体10に当接する側の面に
固着手段23が用意されているので、その針状の部材2
5を目地材本体10の側面に突き刺すことで、目地材支
持用部材20と目地材本体10とを間隙のない固着に接
合することができるので、目地施工に際して目地材本体
10が傾斜したりすることがなく、体裁上も支障のない
目地を形成することができる。
地材本体10の下方に形成されている幅広部分13に対
応した切欠23が用意されているので、目地材本体10
を下端から上端までしっかりと支持することができ、コ
ンクリート打設時における衝撃で目地材が基盤面からは
がれて押し出されてしまうような目地施工不良を生じさ
せることがなく、頭記した課題が解決可能である。
図
Claims (6)
- 【請求項1】基盤面上に配列した目地材本体の側面に沿
って配置してこれを支持し、コンクリート打設の際の衝
撃から目地材本体のずれや撓みを防止する目地材支持用
部材であり、目地材本体の側面に直接又は間接的に当接
して支える側面形状を有し、基盤面に配列するための底
面を有する中空部材とし、外表面の一部に注入口が設け
られており、流動体を注入することで目地材を固定する
のに必要な重量が付与される構造であり、目地材本体に
当接する側の下方端には、目地材本体の下方側断面形状
に対応した形状の切欠が設けられていることを特徴とす
る目地材支持用部材。 - 【請求項2】基盤面上に配列した目地材本体の側面に沿
って配置してこれを支持し、コンクリート打設の際の衝
撃から目地材本体のずれや撓みを防止する目地材支持用
部材であり、目地材本体の側面に直接又は間接的に当接
して支える側面形状を有し、基盤面に配列するための底
面を有する中空部材とし、外表面の一部に注入口が設け
られており、流動体を注入することで目地材を固定する
のに必要な重量が付与される構造であり、目地材本体に
当接する側の下方端には、目地材本体の下方側断面形状
に対応した形状の切欠を有するアタッチメントが取り付
けられる構成であることを特徴とする目地材支持用部
材。 - 【請求項3】流動体が水であることを特徴とする請求項
1に記載した目地材支持用部材。 - 【請求項4】流動体がモルタル若しくはコンクリート又
は砂若しくは砂利であることを特徴とする請求項1に記
載した目地材支持用部材。 - 【請求項5】目地材支持用部材が、ブロー成形体である
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の目地
材支持用部材。 - 【請求項6】目地材支持用部材が取手構造を有するもの
であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
目地材支持用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25142794A JP3198020B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 目地材支持用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25142794A JP3198020B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 目地材支持用部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893148A JPH0893148A (ja) | 1996-04-09 |
JP3198020B2 true JP3198020B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17222686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25142794A Expired - Lifetime JP3198020B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 目地材支持用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198020B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP25142794A patent/JP3198020B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0893148A (ja) | 1996-04-09 |
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