JP3197972U - 腹部運動用座椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】腰椎から胸椎の背骨を中心として行う腹筋運動を補助できると共にストレッチができ、かつ、家庭内で容易に運動ができる腹部運動用座椅子を提供する。【解決手段】ベース部材2と、ベース部材2上に回転自在に設けられ座面が高低差を持つように傾斜されたエクササイズシート3と、エクササイズシート3の両側から起立するようにベース部材2の両側に設けられると共に途中が弾性力で屈曲可能に形成された起立軸を有し、かつ、両起立軸の上端同士を連結する背中支持軸を有して逆U字状に形成された背中支持部材4とを備えたものである。【選択図】図1
Description
本考案は、お腹周りを引き締める腹部運動用座椅子に関するものである。
腹筋を鍛えお腹周りを引き締めるための運動器具としては、例えば椅子の背もたれが起倒自在に設けられ、背もたれをバネ力で起立方向にアシストするもの等、種々のものが開発されている。
ところで、腹筋を鍛える際には、股関節を中心として腹筋運動を行うと鍛錬の効果が低く、かつ、腰を痛め易いという問題がある。そこで、股関節ではなく腰椎から胸椎にかけての背骨を中心として腹筋運動を行うことがなされるようになっている。
しかしながら、この腹筋運動を補助でき、かつ、家庭内で容易に運動ができる適当な運動器具は開発されていないという問題があった。
特に、一般家庭には、ジムのように広いスペースがないため、1つの運動器具で鍛錬を目的とする運動と、運動後の筋肉をほぐすストレッチとの両方ができることが好ましいが、特許文献1のストレッチ補助クッションのようにストレッチ用はストレッチ専門、鍛錬用は鍛錬専門となっていた。
そこで、本考案の目的は、腰椎から胸椎の背骨を中心として行う腹筋運動を補助できると共にストレッチができ、かつ、家庭内で容易に運動ができる腹部運動用座椅子を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案の腹部運動用座椅子は、ベース部材と、前記ベース部材上に回転自在に設けられ座面が高低差を持つように傾斜されたエクササイズシートと、前記エクササイズシートの両側から起立するように前記ベース部材の両側に設けられると共に途中が弾性力で屈曲可能に形成された起立軸を有し、かつ、両起立軸の上端同士を連結する背中支持軸を有して逆U字状に形成された背中支持部材とを備えたものである。
本考案の腹部運動用座椅子によれば、腰椎から胸椎の背骨を中心として行う腹筋運動を補助できると共にストレッチができ、かつ、家庭内で容易に運動ができる。
以下、本考案の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右は、本考案に係る腹部運動用座椅子の使用者を基準とする。例えば、使用者が向いている方向は単に前方といい、左右は使用者にとっての左右をいう。
図1、図2及び図3に示すように、腹部運動用座椅子1は、ベース部材2と、ベース部材2上に回転自在に設けられたエクササイズシート3と、逆U字状に形成され下端部がベース部材2の両側に設けられた背中支持部材4と、ベース部材2の両側に設けられた一対のグリップハンドル5とを備える。
図5に示すように、ベース部材2は、金属パイプを長円状に屈曲して形成された外周パイプ6と、外周パイプ6に設けられエクササイズシート3を回転自在に支持するベースプレート7とを備える。外周パイプ6は、幅方向よりも前後方向に長く形成されており、使用者の重心が前後方向に移動しても安定状態を保てるようになっている。外周パイプ6の底面には、周方向に間隔を隔てて複数の脚部8が設けられる。
図3及び図4に示すように、エクササイズシート3は、座面9が高低差を持たせるように傾斜されている。具体的には、エクササイズシート3は、座面9に段差が形成されるように座面9の傾斜角度が座面下側9aより座面上側9bが大きくなるように形成されると共に、座面9の最後部と最低部を結ぶ線の傾斜角度θが30°に形成されている。なお、傾斜角度θは25°以上35°以下の範囲であってもよい。エクササイズシート3の座面9に段差が形成されることで使用者のお尻を良好に位置決めできる。
また、エクササイズシート3は、ベース部材2のベースプレート7に回転自在に設けられる回転プレート10と、回転プレート上に設けられる芯材11と、芯材11を覆うカバー材12とを備える。芯材11は、座面下側9aを形成する下部芯材11aと、下部芯材11a上に重ねて設けられ座面上側9bを形成する上部芯材11bとを備え、下部芯材11aが上部芯材11bの傾斜方向の先端部よりも先端方向に延出されている。カバー材12はポリ塩化ビニルからなる。
図3及び図5に示すように、背中支持部材4は、エクササイズシート3の両側から起立するようにベース部材2の両側に設けられると共に途中が弾性力で屈曲可能に形成された起立軸13と、両起立軸の上端同士を連結する背中支持軸14とを有する。
起立軸13は、エクササイズシート3上の使用者が腹筋運動をするとき股関節が屈曲するのを抑制して腰部より上方の背骨が屈曲するように上下方向の中間が屈曲自在に形成されている。具体的には、起立軸13は、直線状に形成された金属パイプからなり外周パイプ6の外周に左右方向に延びる軸回りに回転自在に設けられた下部パイプ15と、下部パイプ15に前後回動自在に連結された上部パイプ16と、上部パイプ16と下部パイプ15の間に設けられ上部パイプ16が下部パイプ15に対して屈曲したとき上部パイプ16を下部パイプ15と同軸上の位置に戻すように付勢する弾性部材17と、下部パイプ15、上部パイプ16及び弾性部材17に被覆されるクッション性を有する縦被覆材18とを備える。弾性部材17は、円柱状に形成されたゴム等の軟質樹脂からなり、下端が下部パイプ15内に挿入して取り付けられると共に、上端が上部パイプ16内に挿入して取り付けられる。上部パイプ16は下部パイプ15に対して約90°回動したとき下部パイプ15と干渉して回動を止められるようになっている。
背中支持軸14は、幅方向に延びる金属パイプの長手方向の中央部を後方に湾曲させて形成した横パイプ19と、横パイプ19の外周に被覆されクッション性を有する横被覆材20とを備える。背中支持軸14は、使用者の背中を曲線で受けるようになっている。縦被覆材18及び横被覆材20は、使用者と下部パイプ15、上部パイプ16、弾性部材17又は横パイプ19との間に介在されることで使用者の身体を広い面で柔軟に受けるようになっている。また、背中支持部材4は、背中支持軸14が使用者の胸椎を支持する高さとなるように形成されると共に、起立軸13の屈曲点が腰椎上側の位置となるように形成されている。これにより、背中支持部材4は、腹筋運動が腰椎下側より上側の背骨を曲げて行われるように使用者の腰部を保持、案内する。
グリップハンドル5は、背中支持部材4より後方の外周パイプ6に設けられ側方に延出する側延部21と、側延部21の先端側から前方に屈曲する前屈部22と、前屈部22から前方に延びる把持部23とを備える。側延部21は、背中支持部材4の起立軸13が外周パイプ6に対して垂直に起立したとき起立軸13と係合して背中支持部材4を垂直に保持するように形成されている。把持部23は、それぞれ前屈部22から斜め上方に延びると共に幅方向外側に延びるように形成されている。
次に本実施の形態の作用を述べる。
図3及び図8に示すように、ストレッチ運動を行う場合、まず、エクササイズシート3を前側が低くなるように回転させ、つぎに、エクササイズシート3上に膝を軽く伸ばした姿勢で座る。エクササイズシート3の傾斜により、使用者の骨盤は自然と立った状態になる。この姿勢から膝を伸ばし上体を前方に曲げてストレッチを行うことにより、特にももの裏が伸び、ももの裏の筋肉のストレッチを効果的に行うことができる。
図6及び図9に示すように、腹筋・背筋運動を行う場合、まず、エクササイズシート3を後側が低くなるように回転させ、次にエクササイズシート3上に膝を軽く曲げた姿勢で座る。エクササイズシート3の傾斜により、使用者の骨盤は自然と寝た状態となり、背中が背中支持部材4に寄りかかる。背中支持部材4は、使用者の腰椎上側の位置を中心として上側が後方に屈曲される。このとき、上部パイプ16は下部パイプ15に対して約90回動した位置で下部パイプ15と干渉し、下部パイプ15に回動を止められる。これにより、使用者は、腹部が軽く前方に曲がる姿勢になると共に、腰部がエクササイズシート3と背中支持軸14とによって姿勢を固定された状態となり、背骨全体が使用者の前方に丸まった姿勢となる。この状態から上体を起こすように腹筋運動を行うと、お腹の圧が高まり易く、腹筋に力が入り易い。このため、効果的に腹筋運動を行うことができる。そして、腰部の姿勢が固定されることにより腰にかかる負担を小さく抑えることができ、腰の関節等を痛めるのを防ぐことができる。また、弾性部材17が屈曲点より上方の背中支持部材4を上方に付勢するため、使用者の腹筋運動を良好にアシストできる。このとき、弾性部材17を形成するゴムの張力の特徴として荷重に応じてアシストする負荷が変化し、使用者の体力に合わせて変化する。
またさらに、グリップハンドル5を持ちながら腹筋運動を行うことにより、運動強度を簡単に低くでき、使用者が非力であっても無理なく安全に腹筋運動を行うことができる。
図10に示すように、脇腹運動を行う場合、エクササイズシート3を後側が低くなるように回転させると共に、エクササイズシート3上に腹筋・背筋運動と同様の姿勢で座る。この後、グリップハンドル5を持ち、お腹を捻転させる。エクササイズシート3がベース部材2上で回転することにより、背骨全体を曲げて前かがみの姿勢のままお腹を捻ることができ、脇腹の筋肉を効率よく鍛えることができる。
図11に示すように、下腹部及び体幹(コア)の運動を行う場合、エクササイズシート3を後側が低くなるように回転させると共に、エクササイズシート3上に腹筋・背筋運動と同様の姿勢で座る。この後、つま先を床から上げ、脚を上下に動かす運動を行う。背骨全体が曲がり、前かがみの姿勢となっているため、下腹部の筋肉に力が入りやすく、下腹部及び体幹(コア)の筋肉を効果的に鍛えることができる。
また、図12に示すように、コア(体幹)運動を行う場合、エクササイズシート3を前側が低くなるように回転させ、エクササイズシート3上に座る。エクササイズシート3の傾斜により、使用者の骨盤は自然と立った状態となり、お腹の中の筋肉(インナーマッスル)が適度な運動強度で使われ、体幹の運動となる。エクササイズシート3上に座るだけであるため、テレビ等を見ながらでも容易に運動することができる。
また、図7に示すように、腹部運動用座椅子1を収納する場合、背中支持部材4を前方に回動させて折り畳む。腹部運動用座椅子1をコンパクトにでき、容易に収納できる。
1 腹部運動用座椅子
2 ベース部材
3 エクササイズシート
4 背中支持部材
9 座面
13 起立軸
14 背中支持軸
2 ベース部材
3 エクササイズシート
4 背中支持部材
9 座面
13 起立軸
14 背中支持軸
Claims (6)
- ベース部材と、前記ベース部材上に回転自在に設けられ座面が高低差を持つように傾斜されたエクササイズシートと、前記エクササイズシートの両側から起立するように前記ベース部材の両側に設けられると共に途中が弾性力で屈曲可能に形成された起立軸を有し、かつ、両起立軸の上端同士を連結する背中支持軸を有して逆U字状に形成された背中支持部材とを備えたことを特徴とする腹部運動用座椅子。
- 前記ベース部材は、パイプで長円状に形成された外周パイプと、前記外周パイプに設けられ前記エクササイズシートを回転自在に支持するベースプレートとを備え、前記背中支持部材の起立軸が前記外周パイプの外周に回動自在に設けられると共に前記外周パイプに前記起立軸と係合して前記背中支持部材を垂直に保持するグリップハンドルが設けられた請求項1に記載の腹部運動用座椅子。
- 前記背中支持部材は、前記背中支持軸が使用者の胸椎を支持する高さとなり、前記起立軸の屈曲点が腰椎上側の位置となるように形成された請求項1又は2に記載の腹部運動用座椅子。
- 前記エクササイズシートは、座面の最後部と最低部を結ぶ線の傾斜角度が25°以上35°以下に形成された請求項1に記載の腹部運動用座椅子。
- 前記エクササイズシートは、座面に段差が形成されるように座面の傾斜角度が座面下側より座面上側が大きくなるように形成された請求項1から4のいずれかに記載の腹部運動用座椅子。
- 前記エクササイズシートは、芯材と、芯材を覆うカバー材とを備え、前記芯材は、前記座面下側を形成する下部芯材と、前記下部芯材上に重ねて設けられ前記座面上側を形成する上部芯材とを備え、前記下部芯材が前記上部芯材の傾斜方向の先端部よりも先端方向に延出された請求項5に記載の腹部運動用座椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015001504U JP3197972U (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 腹部運動用座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020141978A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 大東電機工業株式会社 | 腹部運動機 |
JP2021074420A (ja) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | 株式会社サーナ | 腹筋強化具 |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015001504U patent/JP3197972U/ja active Active
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