JP3197369B2 - 亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理の前処理方法 - Google Patents

亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理の前処理方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は亜鉛系めっき鋼板の表
面処理方法に関するものであり、より具体的には、電気
亜鉛系めっき鋼板又は溶融亜鉛系めっき鋼板の表面に黒
変し難い(黒錆の生成し難い)クロメート皮膜を形成さ
せるためのクロメート処理の前処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼の亜鉛めっきによる犠牲防食は、最
も効果的で且つ経済的であるが故に、現在では、日本に
おける年間粗鋼生産量1億トンの10%にあたる100
0万トンが亜鉛めっき鋼板として生産され、建材、自動
車および家電などの広い分野で使用されている。亜鉛に
よる犠牲防食は、亜鉛及び鉄鋼の二つの金属が接触した
状況下で電池が形成され、より卑な金属である亜鉛が陽
極となり、鉄を陰極化して、鉄単独の場合の局部電池形
成による陽極溶解を抑止して、鉄鋼の腐食を防止してい
ることにある。従って、鉄鋼と接触している亜鉛が消失
した時点で防錆作用は終わるので、その作用効果を長期
的に持続させるためには亜鉛層の腐食を抑制することが
必要であり、その対応手段としてめっき後にクロメート
処理が実施されている。
【0003】ところで、このクロメート処理による防錆
方法において下記に掲げられるような問題がある。即
ち、亜鉛めっき鋼板のクロメート処理により白錆の発生
は顕著に防止されるものの逆に在庫期間中あるいは輸送
中に外観的に問題である黒錆(黒変現象とも呼ばれる)
が発生することである。この現象は、亜鉛めっき後に、
スキンパスを行った鋼板並びに数%のアルミニウムを含
有する亜鉛アルミニウムめっき鋼板の方が、通常の亜鉛
めっき鋼板より発生し易いことが認められている。
【0004】この問題、すなわち、クロメート処理後の
黒錆問題を解決する方法として、現在、特開昭59−1
77381号公報などにみられるように、Ni2+,Co
2+含有水溶液などによるフラッシュ処理(化学的に極微
量の金属を析出させる処理を言う、以下同じ)が対策と
して有力視されている。
【0005】即ち、前記公報の発明は、前述の黒錆抑止
手段として亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板のクロメート
処理に先立ち、該鋼板の表面をpHが1〜4または11
〜13.5のNi2+およびCo2+の1種又は2種の金属
イオンを含む水溶液でフラッシュ処理することを要旨と
するものであって、この処理によって、前記金属イオン
を金属または酸化物の形態でめっき面に析出させた後、
水洗し、ついでクロメート皮膜を形成させることにあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このNi、Coによる
フラッシュ処理が次いでクロメート処理された亜鉛また
は亜鉛合金めっき鋼板の黒錆防止を可能ならしめる機構
については、未だ定説は無いが、金属表面技術協会の第
60会学術講演大会要旨集の150〜151ページ記載
によれば、フラッシュされた金属は、亜鉛結晶の粒界に
多く析出しており、その後行われる塗布型クロメート処
理によって付着したクロム化合物も、フラッシュされた
金属と同じく、粒界に分布していることから推定して、
フラッシュされた金属とクロム化合物との間になんらか
のインタラクション(相互作用)があり、フラッシュ金
属にクロム化合物が吸着固定化されることによるものと
推察される。
【0007】ところで、亜鉛の黒錆は白錆と同じく
〔(ZnCO3x ・〔Zn(OH)2y で表わされ
る塩基性炭酸亜鉛と考えられるが、化学量論的には酸素
不足型となっている点が、白錆と異なるといわれてい
る。黒錆は酸素不足状況下での腐食生成物であり、特
に、粒界からの腐食進行に伴って形成されると考えられ
る。そのため、フラッシュ金属によって粒界に濃化した
クロム化合物が、粒界からの腐食を抑止し、黒錆発生の
防止に寄与したと考えることも可能であろう。
【0008】このように、クロメート処理に先立って、
Ni、Coなどをフラッシュ処理することは、亜鉛めっ
き鋼板の黒錆問題について有力な対策となりうるが、し
かしながら、このフラッシュ処理をクロメート処理に先
立って実施すると、黒錆は抑止されるが白錆はむしろ発
生し易くなるといった問題を有しているのである。
【0009】本出願人は、特願平3−162046号
(平成3年6月6日出願)において、耐黒変性、耐食
性、塗装後の耐食性及び塗料密着性をバランス良く向上
することができるクロメート処理の前処理法として、亜
鉛又は亜鉛合金表面をクロメート処理する前に、該表面
にNi2+,Co2+の硫酸塩またはりん酸塩から選ばれる
1種又は2種以上の水溶液を塗布し、乾燥することによ
って、皮膜を0.5〜100mg/m2 付着させる前処
理方法を提案した。この方法により所期の効果を達成す
ることができたが、処理液中の硫酸塩との反応によりめ
っき面から亜鉛が溶出し、処理液を循環使用すると次第
に亜鉛の反応沈殿物が処理液中に蓄積した。このため処
理液の性能が次第に劣化するという処理液の不安定性の
問題が起こった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の従来技術における
問題を解決するため、前記した問題を発生し易い亜鉛系
めっき鋼板の黒錆および白錆の抑制方法について種々の
検討を行った結果、亜鉛系めっき鋼板の表面をクロメー
ト処理する前に、ニッケル、コバルト、鉄および鉛の硫
酸塩および硝酸塩から選ばれる1種または2種以上の化
合物と6価クロムイオンとを含有する水溶液を塗布し、
乾燥することによって、金属換算で0.5〜100mg
/m2 の皮膜を該鋼板の表面に付着させ、その後防錆処
理としてのクロメート処理を施こすことにより、耐白錆
性を損なうことなく黒錆の発生が抑制でき、かつ処理液
の連続使用が可能な亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理
の前処理方法を見いだすに到った。
【0011】以下本発明の構成を説明する。本発明に用
いる水溶液(処理液)はニッケル、コバルト、鉄および
鉛の1種または2種以上の金属イオンと6価クロムイオ
ンとを含有しなければならない。これらの金属イオンを
処理液中に供給させるためには硫酸塩あるいは硝酸塩を
用いる必要があり、塩化物は耐白錆性を低下させるので
好ましくない。さらに処理液に6価クロムイオンを含有
させることにより、処理液による亜鉛の溶解を低減させ
る。6価クロムイオンを含まない処理液では亜鉛めっき
鋼板との接液時に鋼板上にめっきされた亜鉛を溶解し易
く、そのために耐食性を低下させるばかりでなく、処理
液中に溶解した亜鉛イオンが蓄積し、処理液の安定性を
損なうので好ましくない。6価クロムイオンの供給化合
物としては、クロム酸、重クロム酸のアルカリ金属塩ま
たはアンモニウム塩が使用できる。
【0012】また、処理液中には必要に応じてグルコン
酸、ヘプトグルコン酸、これらの塩であるグルコン酸ナ
トリウム、ヘプトグルコン酸ナトリウムなどの錯化剤を
処理液安定化のため含有してもよい。処理方法は処理液
を被処理物にスプレーあるいは浸漬後ロール絞り、浸漬
後エアーナイフ絞り、ロールコート等の公知の塗布方法
によって処理液を亜鉛めっきに付着させるものであり、
この様にして処理液を塗布、付着させた後に、水洗する
ことなく乾燥させる。
【0013】乾燥条件については特定するものではない
が、乾燥は塗膜中の水分を蒸発させる程度であって通常
40〜100℃の板温で行われる。
【0014】本発明の処理によって電気亜鉛系めっき鋼
板又は溶融亜鉛系めっき鋼板表面に付着させる皮膜量の
範囲は金属換算で0.5〜100mg/m2 である。
0.5mg/m2 未満では黒変防止効果がなく、また1
00mg/m2 を越えても黒錆防止効果の向上は望め
ず、かつ経済的不利益をもたらす。
【0015】
【作用】本発明において、ニッケル、コバルト、鉄およ
び鉛の硫酸塩および硝酸塩から選ばれる1種または2種
以上の化合物と6価クロムイオンとを含む水溶液を塗布
し、乾燥することによってNi2+、Co2+、Fe3+およ
びPb2+の一部は電気化学的に卑な亜鉛表面に金属とし
て亜鉛結晶の粒界に還元析出し、一部は酸化物、水酸化
物として析出し、残りは硫酸塩および硝酸塩のまま付着
する。6価クロムイオンは酸又はアルカリによるZnの
エッチングを抑制するインヒビターとして作用し、その
結果Znの溶解に起因する処理液の不安定化を阻止する
ことができる。このような前処理を実施した後に防錆目
的でクロメート処理すると、該処理鋼板に亜鉛表面に析
出した金属とクロメート処理により形成されるクロム化
合物とのインタラクションによってクロム化合物が析出
金属に吸着固定され、粒界からの腐食を抑止し、黒錆発
生の防止に寄与するとともに、クロメート処理後の乾燥
時の熱エネルギーによりクロメート皮膜が脱水縮合反応
を起こし同時にクロム化合物が亜鉛表面に付着している
硫酸塩および硝酸塩と反応して複雑な網目状の高分子ク
ロム化合物を形成し、耐白錆性が良好となるものと推定
される。
【0016】また、本発明に用いられる水溶液の成分を
ニッケル、コバルト、鉄および鉛の硫酸塩および硝酸塩
に限定した理由は、Mn2+、Sn2+、Cu2+などは黒錆
防止に効果がなく、塩化物は亜鉛表面に残留したCl-
イオンが白錆発生を促進するためである。一方、従来か
ら行われているアンモニア・有機酸などの錯化剤を含む
アルカリ性浴でNi2+およびCo2+を置換めっきし水洗
する前処理方法では、NiやCoのほとんどが金属とし
て析出し、黒錆防止、塗装密着性の改善には効果を発揮
するが、Znとの間にローカルセルを形成してミクロ腐
食を起させやすく耐白錆性が劣るのである。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに詳しく説
明する。なお、これらの実施例は本発明の説明のために
記述するものであり、本発明をなんら限定するものでな
い。
【0018】実験1 下記(1)の供試試験板を実施例、比較例毎にそれぞれ
下記(2)〜(4)項のアルカリ脱脂、水洗、乾燥後、
下記(5)〜(6)項記載の工程で、実施例1〜5およ
び比較例1〜4について、それぞれ第1表に掲げた処理
液で前処理を施し、次いで下記(7)項記載のクロメー
ト処理を施した。次に、前処理の施されていない供試試
験板(比較例5)にそれぞれ以下(7)項に記載のクロ
メート処理を施した。そしてこれらの処理を施した供試
試験板に対して、下記に記載の黒錆促進試験及び白錆促
進試験を行ない、さらに処理液の安定性試験も行った。
【0019】表1に処理液組成、皮膜量、黒錆促進試験
及び白錆促進試験の処理液安定性試験の結果を示す。 (1)供試試験板:電気亜鉛めっき鋼板、亜鉛目付量・
・20g/m2 、オイリング材 (2)アルカリ脱脂:弱アルカリ性の脱脂剤(日本パー
カライジング製、パルクリーン342、2%水溶液、温
度60℃、スプレー30秒) (3)洗浄: 水道水によるスプレー水洗・・10秒 (4)乾燥:送風乾燥 (5)前処理:表1に示す水溶液をロールコート法でウ
ェット塗布量3ml/m2 で塗布した。 (6)乾燥: 最高到達板温50℃、乾燥時間2秒 (7)クロメート処理:3価/6価クロム重量比(Cr
3+/Cr6+)が0.5であるクロム酸水溶液にコロイダ
ルシリカをクロム酸の合計量(CrO3 に換算)に対し
て重量比でCrO3 :SiO2 =1:2含有する分散液
を用い、全クロム(Cr3++Cr6+)濃度1%とし、ク
ロム付着量が金属クロムに換算して、45〜50mg/
2 となるようにロールコート法で塗布した。 (8)乾燥: 最高到達板温80℃、乾燥時間5秒 (9)黒錆促進試験 各供試試験板から70×150mmの試験板を複数切り
出し、各試験板の試験面を対面させて1対としたもの
を、5〜10対重ねて、ビニールコート紙にて梱包後、
角の4ケ所をボルト締めにして、トルクレンチで0.6
7kg・f・cmの荷重をかけ、そして、70℃、80
%相対湿度の湿潤箱内に240時間保持した後、取り出
し、重ね合わせ部の黒変状況を目視にて判定した。判定
基準は下記の通りである。 5:黒変なし 4:極めて軽度に灰色化 3:黒変25%未満 2:黒変25から50%未満 1:黒変50%以上 (10)白錆促進試験 各供試試験板から70×150mmの試験板を切り出
し、前記試験板にJIS−Z2371に規定された塩水
噴霧試験を実施し、120時間後の白錆発生面積を目視
判定した。判定基準は下記の通りである。 5:白錆無し 4:白錆発生面積 5%未満 3:白錆発生面積 5〜25%未満 2:白錆発生面積25〜50%未満 1:白錆発生面積50%以上 (11)処理液安定性試験 表1に示す組成の処理液1lに上記(2)〜(3)の工
程で脱脂した電気亜鉛めっき鋼板(板サイズ:7×15
cm)5枚を常温で24時間浸漬し、沈澱の発生状況を
目視にて判定した。判定基準は下記の通りである。 ○:沈澱の発生無し △:若干沈澱の発生が認められる ×:沈澱の発生が認められる
【0019】
【表1】
【0020】表中、注1は金属換算での皮膜量、注2は
Co処理後水道水で水洗をそれぞれ意味し、注3はCo
付着量で表示されている(以下同じ)。本発明によれば
実施例1〜7に示したように、耐黒変性、耐白錆性をバ
ランス良く向上することができ、かつ6価クロムイオン
を添加したことにより処理液安定性にすぐれた電気亜鉛
めっき鋼板のクロメート前処理方法が提供される。これ
に対し、比較例1の方法では耐黒錆性は効果が認められ
るものの、耐白錆性、処理液安定性が劣る。比較例2で
は耐黒錆性に効果が認められず。比較例3の方法では黒
錆性、耐白錆性は効果が認められるものの、処理液安定
性が劣り。比較例4は黒錆性に効果が認められるもの
の、耐白錆性は効果がない。
【0021】実験2 下記溶融亜鉛系めっき鋼板につき実験1と同じ方法で前
処理及びクロメート処理を行い、さらに同様の試験を行
った。但し塩水噴霧試験時間は下記のように鋼板種によ
り変えた。それぞれの供試試験板の結果を表2(5%A
l含有亜鉛の溶融亜鉛めっき鋼板wet塗布量2ml/
2 )、表3(5%Al含有亜鉛の溶融亜鉛めっき鋼板
wet塗布量3ml/m2 )、表4(55%Al含有亜
鉛の溶融亜鉛めっき鋼板wet塗布量3.5ml/m
2 )に示す。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】表中、(注1)は金属換算での皮膜量、
(注2)はCo処理後水道水で水洗、(注3)はCo付
着量として表示をそれぞれ意味する。 塩水噴霧試験時間 電気亜鉛めっき 120時間 溶融亜鉛めっき 200時間 5%Al亜鉛めっき 300時間 55%Al亜鉛めっき 500時間
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法にて
亜鉛系めっき鋼板の表面を前処理した後クロメート処理
を行うことにより、実施例1〜28に示したように、各
種溶融亜鉛めっき鋼板の耐黒変性、耐白錆性をバランス
良く向上することができ、かつ6価クロムイオンを添加
することにより処理液安定性に優れるため連続操業性
等、産業上有用な効果が得られることが明らかである。
これに対して、比較例1、5、9、13の方法では、耐
黒錆性は効果が認められるものの、耐白錆性、処理液安
定性が劣る。比較例2、6、10、14では耐黒錆性に
若干の効果が認められるものの、耐白錆性に効果がな
く、比較例3、7、11、15に方法では耐黒錆性は効
果が認められるものの、耐白錆性は効果がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−177381(JP,A) 特開 昭52−152834(JP,A) 特開 昭62−170485(JP,A) 特開 昭56−69377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 22/00 - 22/86 C23C 26/00 C23C 28/04 C25D 5/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛系めっき鋼板の表面をクロメート処
    理する前に該表面をニッケル、コバルト、鉄及び鉛の硫
    酸塩及び硝酸塩から選ばれる1種または2種以上の化合
    物と6価クロムイオンとを含有する水溶液を塗布し、そ
    の後、乾燥し、金属に換算して0.5〜100mg/m
    2 の皮膜を形成させることを特徴とする亜鉛系めっき鋼
    板のクロメート処理の前処理方法。
  2. 【請求項2】 6価クロムイオンはクロム酸又は重クロ
    ム酸のアルカリ金属塩及びアンモニウム塩から選ばれる
    1種または2種以上の化合物から供給されるものである
    請求項1記載の亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理の前
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記水溶液が錯化剤をさらに含有する請
    求項1又は2記載の亜鉛系めっき鋼板のクロメート処理
    の前処理方法。
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