JP3197241U - 異形断面力骨材利用のメッシュベルト - Google Patents

異形断面力骨材利用のメッシュベルト Download PDF

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Abstract

【課題】高温下で長期間使用しても劣化が生じにくいメッシュベルトを提供する。【解決手段】中心軸X方向から見て長円形となるように所定スパイラルピッチSPで巻き曲げた複数のスパイラル線材31,32を各々の中心軸Xが平行となり且つ曲げ長径SRが同一面C上に並ぶように配置し,スパイラル線材31,32の相互間にそれぞれ断面が線材31,32の曲げ長径SRの方向に長い異形断面力骨材34を線材31,32の中心軸Xと平行に配置し,各スパイラル線材31,32をそれぞれ隣接する力骨材34にスパイラルピッチSP毎に係合させて連結してメッシュベルト30を構成する。異形断面力骨材34の断面は,例えばスパイラル線材31,32の曲げ直径方向に長い長円形とすることができる。【選択図】図1

Description

本考案はベルトコンベア装置の製品載置面として用いるメッシュベルトに関し,とくに熱処理工程で用いるベルトコンベア装置のメッシュベルトに関する。
図10は,粉末冶金の焼結工程(熱処理工程)で用いるベルトコンベア装置6の一例を示す。粉末冶金は鉄・銅・ステンレス等の金属粉Aから複雑で多様な金属製品(焼結合金)Mを製造する技術であり,先ず図10(a)の混合工程において複数種の金属粉Aを混合機1により配合して混合粉(合金粉)を調合し,図10(b)〜(c)の成形工程において混合粉をプレス機3の金型に入れて圧縮することにより成形品Fに押し固め,図10(d)の焼結工程において成形品Fを熱処理炉5で加熱することにより製品Mに焼き固める。図示例の熱処理炉5はいわば細長いオーブンのようなものであり,押し固めた成形品Fをベルトコンベア装置6に載置して搬入口5aから取り入れ,加熱部5bを通過する間に金属融点よりも低い焼結温度(例えば鉄系粉の場合は1000〜1300℃)で数時間程度かけてゆっくりと焼き固め,焼き固めた製品Mをベルトコンベア装置6により搬出口5cへ送り出す。
図示例のベルトコンベア装置6は,製品Mを載置する無限軌道状の(輪状に連結された)コンベアベルト10と,熱処理炉5の搬入口5a及び搬出口5cにそれぞれ設けたベルト駆動装置7とを有する。ベルト駆動装置8は様々なものが使用できるが,例えばコンベアベルト10に取り付けたリンク部材20(図11(c)参照)との噛み合わせによってベルト10を駆動する歯車,或いはコンベアベルト10との摩擦によってベルト10を駆動するローラ等とすることができる。コンベアベルト10も用途に応じて様々なものが使用できるが,従来から熱処理工程に適したものとして,図11に示すように,スパイラル線材(らせん状に巻き曲げた金属製線材)を用いて網目を形成し,ベルト上下に熱及び雰囲気の自由な流れを許容するメッシュ状のコンベアベルト(以下,メッシュベルトという)が知られている(特許文献1〜3参照)。
図11(a)のメッシュベルト10は,同じ線径S,同じ長さW,同じスパイラルピッチSPの右巻きの金属製スパイラル線材11と左巻きの金属製スパイラル線材12とを,各々のスパイラル中心軸Xがベルト進行方向と直交するように交互に平行に並べ,各スパイラル線材11,12の間にそれぞれ中心軸Xと平行に直線状の肋骨材(以下,力骨材という)14を配置し,両スパイラル線材11,12をそれぞれスパイラルピッチSP毎に隣接する力骨材14に係合させて連結したものである。図中の符号17は,スパイラル線材11,12の両端と隣接する力骨材14の両端とを巻き付け又は溶接により接合した接合部を示す。図示例のように右巻きスパイラル線材11と左巻きスパイラル線材12とを組み合わせたメッシュベルト10は,応力のバランスが高く,進行中にベルトの蛇行等が発生しても自動的に修正して捻じれ・歪み等の変形の発生を防ぐことができる。ただし,用途に応じて右巻きスパイラル線材11のみ又は左巻きスパイラル線材12のみを用いてメッシュベルト10を構成することも可能である。また,図示例のように力骨材14を用いたメッシュベルト10は,ベルト進行方向の引張強度が大きく,比較的重い製品Mも搬送できる利点を有している。
図11(b)は,スパイラル中心軸Xと直交するメッシュベルト10の断面図を示す。同図に示すように,メッシュベルト10で用いるスパイラル線材11,12は,その中心軸X方向から見て真円ではなく平らな長円形(楕円形,小判形,卵型形,トラック形,その他のオーバル形を含む。以下同じ)となるように所定スパイラルピッチSPで巻き曲げたものである。その長円形の短径方向をベルト10の厚さ方向に揃え,平らな長径方向をベルト進行方向に揃えて同一面C上に並べることにより,メッシュベルト10の平滑(フラット)な載置面を形成する。以下,図11(b)のように中心軸X方向から見た長円形のスパイラル線材の巻き曲げ形状(中心軸Xと直交する平面に投影した巻き曲げ形状)の長径及び短径を,それぞれスパイラル線材の曲げ長径SR及び曲げ短径Tという。なお,図示例のスパイラル線材11,12の曲げ長径SR及び曲げ短径Tは同じである。図11(c)は,メッシュベルト10の幅方向両側に,ローラーリンク21a,21bからなるリンク部材20を取り付けた状態を示している。図示例の取付け部材22は,メッシュベルト10に絡めて幅方向に架け渡したフラットバー22aと,そのフラットバー22aの両端を両側のリンク部材20に固定するネジ22cとを有する。
特開平7−196117号公報 特開平7−172533号公報 特開2008−050148号公報 米国特許第5590755号明細書
平修二監修「現代材料力学」オーム社,平成5年12月30日,第1版第30刷,48〜55頁
図11のような熱処理工程で用いるメッシュベルト10は,省エネルギーの観点等から長期間連続した製品Mの搬送に使用されることが多い。しかし,例えば1000℃以上の高温下で比較的重い製品Mの連続的搬送に使用されると,図12に示すように,力骨材14が徐々に湾曲してメッシュベルト10が劣化する問題が経験されている。図12(a)は熱処理炉5の搬入口5a(図10(d)の矢印XII参照)で観察したメッシュベルト10の例えば連続使用1100時間経過後の状態を示し,図12(d)は例えば連続使用1800時間経過後の状態を示す。図示例のような力骨材14の湾曲は,ベルト10の載置面にかかる製品Mの重量の幅方向における偏り,ベルト進行の駆動力の幅方向における偏り,熱処理炉内の凹凸によるベルト滑り摩擦の偏り等の様々な原因によって発生するものであり,その湾曲の進行が高温下で促進されると考えられるが,事前に発生を予測して防止することは困難である。
図12に示すようなメッシュベルト10の劣化(力骨材14の湾曲)が発生すると,ベルト幅W(図11(c)参照)が減少するので製品Mの正常な搬送が妨げられ,ベルト駆動装置7を含む搬送システム全体の破損に繋がるおそれもあることから,メッシュベルト10を新品に交換せざるを得なくなる。しかし,メッシュベルト10は本来スパイラル線材11,12が破断するまで使用することが可能であり,スパイラル線材11,12が十分使用可能であるにも拘わらず力骨材14の湾曲のみによってメッシュベルト10を新品に交換することは不経済である。また,メッシュベルト10の新品交換のために熱処理工程の連続運転が中断されることも省エネルギーの観点等から好ましくない。力骨材14の湾曲の発生をできるだけ遅らせ,メッシュベルト10の寿命を延ばすことができる技術の開発が望まれている。
そこで本考案の目的は,高温下で長期間使用しても劣化が生じにくいメッシュベルトを提供することにある。
本考案者は,メッシュベルト10の力骨材14の曲げ剛性を大きくすることに着目した。一般に力骨材14のような梁部材(ビーム)は,その長手方向中心軸と直角向きの曲げモーメントMを受けると曲がりを生じるが,梁の中立面(伸縮しない中心軸を含む面)の曲率1/ρと曲げモーメントMとの間には,梁の縦弾性係数(ヤング率)Eと断面慣性モーメント(断面二次モーメント)Iとを用いて(1)式の関係があることが知られている(非特許文献1参照)。(1)式においてEIは,曲げ(曲率1/ρ)に対する変形抵抗の大きさを示すパラメータであり,曲げ剛性(flexural rigidity)と呼ばれている。図1(c)に示すように,メッシュベルト10の力骨材14は係合するスパイラル線材11,12から中心軸と交差する向きの負荷(ベルト長さ方向の引張荷重)を受けることで湾曲すると考えられるから,その向きの曲げ剛性EIを大きくすればスパイラル線材からの負荷に抗して湾曲しにくい力骨材とすることが期待できる。
1/ρ=M/(EI) …………………………………………………………………(1)
I=π・D/36 ……………………………………………………………………(2)
力骨材14の中心軸と直交する断面が円形である場合は,その円形断面の直径Dを増やすことで断面慣性モーメントI(すなわち曲げ剛性EI)を大きくすることができる((2)式参照)。ただし,図1(c)及び(d)から理解できるように,力骨材14の円形断面の直径Dを単に大きくすると,それに応じてメッシュベルト10の厚さ(スパイラル線材11の曲げ短径)Tも大きくせざるを得なくなり,メッシュベルト10の伸び特性等が大きく変わってしまう可能性がある。また,メッシュベルト10の重量・材料が増大するので製造コストが上昇し,ベルト駆動装置7を含む搬送システム全体の設定の見直しが必要となるおそれもある。メッシュベルト10の特性や製造コストを大きく変えることなく劣化(力骨材の湾曲)を遅らせるためには,メッシュベルト10の厚さTを従来と同程度に維持しつつ力骨材14の曲げ剛性を大きくすることが重要である。本考案は,この着想に基づく研究開発の結果,完成に至ったものである。
図1の実施例を参照するに,本考案による異形断面力骨材利用のメッシュベルトは,中心軸X方向から見て長円形となるように所定スパイラルピッチSPで巻き曲げた複数のスパイラル線材31,32を各々の中心軸Xが平行となり且つ曲げ長径SRが同一面C上に並ぶように配置し,スパイラル線材31,32の相互間にそれぞれ断面が線材31,32の曲げ長径SRの方向に長い異形断面力骨材34を線材31,32の中心軸Xと平行に配置し,各スパイラル線材31,32をそれぞれ隣接する力骨材34にスパイラルピッチSP毎に係合させて連結してなるものである。異形断面力骨材34の断面は,図1(b)に示すように,例えばスパイラル線材31,32の曲げ直径方向に長い長円形とすることができる。
好ましい実施例では,図3に示すように,スパイラル線材31(又は32)を同一中心軸上Xに半ピッチ(=SP/2)ずらして組み合わせてダブルスパイラル線材41(又は42)とし,そのダブルスパイラル線材41,42の複数を各々の中心軸Xが平行となり且つ曲げ長径SRが同一面C上に並ぶように配置すると共に,そのダブルスパイラル線材41,42の相互間にそれぞれ断面が線材41,42の曲げ長径SRの方向に長い異形断面力骨材34を線材41,42の中心軸Xと平行に配置し,各ダブルスパイラル線材41,42をそれぞれ隣接する力骨材34に半ピッチ(SP/2)毎に係合させて連結する。
或いは,図4に示すように,スパイラル線材31,32を各々の中心軸Xが曲げ長径SRのn等分間隔(=SR/n,nは2以上の整数)で平行となり且つ曲げ長径SRが同一面C上に並ぶように配置し,各スパイラル線材31,32をそれぞれ隣接する力骨材34にスパイラルピッチSP毎に係合させて連結することも可能である。望ましくは,図中の接合部17に示すように,力骨材34の両端を隣接するスパイラル線材31,32の両端に接合する。更に望ましくは,力骨材34だけでなく,スパイラル線材31,32の断面形状も長円形とする。
本考案によるメッシュベルトは,中心軸X方向から見て長円形状に巻き曲げた複数のスパイラル線材31,32を各々の中心軸Xが平行となり且つ曲げ長径SRが同一面C上に並ぶように配置し,そのスパイラル線材31,32の間にそれぞれ曲げ長径SRの方向に長い異形断面の力骨材34を線材31,32の中心軸Xと平行に配置し,各スパイラル線材31,32をそれぞれ隣接する力骨材34にスパイラルピッチSP毎に係合させて連結するので,以下の有利な効果を奏する。
(イ)スパイラル線材31,32の間に配置する力骨材34を,スパイラル線材31,32の曲げ長径方向に長い異形断面とすることにより,ベルト10の厚さTを従来と同程度に維持しつつ力骨材34の曲げ長径方向の曲げ剛性を大きくすることができる。
(ロ)また,力骨材34の曲げ長径方向の曲げ剛性を大きくすることにより,スパイラル線材11,12から受ける負荷に対する力骨材34の湾曲の発生を遅らせ,高温下で連続使用したときのメッシュベルト30の寿命を延ばすことができる。
(ハ)力骨材34の両端を隣接するスパイラル線材31,32の両端に接合することにより,ベルト30の内部での力骨材34の回転を防止して,力骨材34の断面の長径方向を常にスパイラル線材31,32から負荷を受ける向きに維持することができる。
(ニ)また,力骨材34だけでなく,スパイラル線材31,32の断面形状も長円形とすることにより,メッシュベルト30の進行方向の引張強度を大きくし,力骨材34の湾曲の発生を更に遅らせることが期待できる。
以下,添付図面を参照して本考案を実施するための形態及び実施例を説明する。
本考案によるメッシュベルトの一実施例の説明図である。 本考案によるメッシュベルトの伸び抑制効果の説明図である。 本考案によるメッシュベルトの他の実施例の説明図である。 本考案によるメッシュベルトの更に他の実施例の説明図である。 本考案によるメッシュベルトの引張強度確認実験の説明図である。 図5の実験結果を示すグラフの一例である。 円形断面(直径D=5.0mm)の力骨材(梁材)の曲げ強度を示す実験結果の一例である。 長円形断面(短径Da=4.5,長径=5.5mm)の力骨材(梁材)の曲げ強度を示す実験結果の一例である。 長円形断面(短径Da=4.5,長径=6.0mm)の力骨材(梁材)の曲げ強度を示す実験結果の一例である。 従来の粉末冶金の混合工程,成形工程,焼結工程(熱処理工程)の説明図である。 従来の熱処理工程で用いるメッシュベルト一例の説明図である。 従来の熱処理工程で用いるメッシュベルトの劣化状態を示す図である。
図1は,本考案のメッシュベルト30の一実施例を示す。図示例のメッシュベルト30は,図11の従来のメッシュベルト10と同様に,同じ線径S,同じ長さW,同じスパイラルピッチSP,同じ曲げ長径SR及び曲げ短径Tの右巻きスパイラル線材31及び左巻きスパイラル線材32と,直線状の力骨材34とを組み合わせたものである。図1(a)及び(b)に示すように,各スパイラル線材31,32の中心軸Xを同一面C上に曲げ直径SRと同じ間隔で交互に平行に並べると共に,その同一面C上に各スパイラル線材31,32の曲げ長径SRが載るように並べて配置する。そして,各スパイラル線材31,32の間に中心軸Xと平行に力骨材34を配置し,各スパイラル線材31,32をスパイラルピッチSP毎に隣接する力骨材34と係合させて中心軸Xと直交する方向へ連結することにより,各スパイラル線材31,32の曲げ短径Tをベルト厚さ方向に揃えたメッシュベルト30を構成する。右巻きスパイラル線材31,左巻きスパイラル線材32は,それぞれ従来のスパイラル線材11,12と同様にものとすることができるが,用途に応じて右巻きスパイラル線材31のみ又は左巻きスパイラル線材32のみを用いてメッシュベルト30を構成することも可能である。ただし,本考案で用いる力骨材34は,図1(d)及び(e)のような従来の円形断面の力骨材14ではなく,図1(f)及び(g)のようにスパイラル線材31,32の曲げ直径SRの方向に長い異形断面のものである。
異形断面力骨材34の断面は,例えば図1(g)のような楕円形とすることができる。力骨材34の断面が長径Da及び短径Dbの楕円形である場合,その長手方向中心軸と直交する長径Da方向の負荷に対する断面慣性モーメントIは(11)式のように表すことができる(非特許文献1参照)。(11)式と(2)式との比較から分かるように,楕円形断面の力骨材34は,その短径Dbを従来の円形断面の直径Dと同程度(Db=D)としつつ,その長径Daを直径Dより大きく(Da>D)することにより,断面慣性モーメントI(すなわち曲げ剛性EI)を円形断面の力骨材14より大きくすることができる。従って,図1(f)のように円形断面の力骨材14に代えて楕円形断面の力骨材34を用いた場合でも,メッシュベルト30の厚さTを図1(d)の円形断面の力骨材14を用いた場合と同程度に維持しつつ,図1(c)のような長径方向の負荷に対して力骨材34を湾曲しにくくしてメッシュベルト30の寿命を延ばすことができる。
I=π・(Da/2)・(Db/2)/4=π・Da・Db/36 ………(11)
また(11)式は,楕円形断面の力骨材34の短径Dbが円形断面の力骨材14の直径Dより小さい(Db<D)場合であっても,その直径Dより大きい適当な長径Daを選択することにより(Da>D),楕円形断面の力骨材34の断面慣性モーメントI(すなわち曲げ剛性EI)を円形断面の力骨材14と同程度又はそれ以上にできることを示唆している。すなわち,円形断面の力骨材14に代えて楕円形断面の力骨材34を用いることにより,メッシュベルト30の寿命を従来と同程度又はそれ以上に延ばしつつ,メッシュベルト30の厚さT(すなわちスパイラル線材31,32の曲げ短径T)を従来よりも小さくし,メッシュベルト30の軽量化・コンパクト化を図ることができる。メッシュベルト30の軽量化・コンパクト化は,メッシュベルト30の製造コストを下げるために有効であると共に,熱処理工程における熱効率を向上させる(メッシュベルト30を加熱しやすくする)ためにも有効である。
本考案者は,短径Dbを小さくしても湾曲しにくい力骨材34が得られることを確認するため,直径Dの円形断面の力骨材14の曲がりにくさと,その直径Dより短径Dbが小さい楕円形断面の力骨材34の曲がりにくさとを比較する実験を行った。本実験では,(1)直径D=5mmの円形断面の力骨材14,(2)長径Da=5.5mm,短径Db=4.5mmの楕円形断面の力骨材34,及び(3)長径Da=6.0mm,短径Db=4.5mmの楕円形断面の力骨材34を用い,両端で水平に支持した各力骨材の中央部に鉛直荷重[kN]を加え,その鉛直荷重を徐々に増やしながら中央部の歪み量(ラムストローク)[mm]を計測して荷重と歪み量との関係を求めた。(1)直径D=5mmの円形断面の力骨材14の実験結果(荷重−歪み量曲線)を表7のグラフに示し,(2)長径Da=5.5mmの楕円形断面の力骨材34に対する実験結果を表8のグラフに示し,(3)長径Da=6.0mmの楕円形断面の力骨材34に対する実験結果を図9のグラフに示す。
図7は,直径D=5mmの円形断面の力骨材14の弾性限度が約0.15[kN]であり,それ以上の荷重が加わると残留歪み(力骨材の湾曲)が発生することを示している。これに対して,図8は長径Da=5.5mm,短径Db=4.5mmの力骨材34の弾性限度が約0.17[kN]であり,図9は長径Da=6.0mm,短径Db=4.5mmの力骨材34の弾性限度が約0.23[kN]であることを示している。すなわち,これらの実験結果から,力骨材34を楕円形断面とすることにより,弾性限度を大きくして湾曲しにくくすると共に,円形断面の直径D(=5mm)より楕円形断面の短径Db(=4.5mm)を小さくすることにより,メッシュベルト30の厚さT(すなわちスパイラル線材31,32の曲げ短径T)を小さくできることが確認できた。ただし,本考案はメッシュベルト30の厚さTを小さくするような力骨材34の使用に限定されるものではなく,力骨材34の短径Dbを直径D以上とすることにより,更に弾性限界が大きく湾曲しにくく力骨材34とすることも可能である。
また,円形断面の力骨材14に代えて楕円形断面の力骨材34を用いることにより,図2に示すように高温下で使用するメッシュベルトの全長伸びを抑制する効果も期待できる。図2(a)に示すように,従来のメッシュベルト10の長円形状に巻き曲げたスパイラル線材11,12と断面円形の力骨材14との係合間には隙間Δgが存在しており,図2(b)に示すように,高温下で荷重を加える使用条件下において隙間Δgが徐々に縮小してベルト10に全長伸びΔLを生じることがある。この全長伸びΔLが大きくなるとメッシュベルト10の正常な進行が妨げられ,搬送システムの破損に繋がるおそれもあることから,従来は所定大きさの全長伸びΔLが生じた段階でスパイラル線材11,12を一部取り外してベルト長さを調整している。使用期間が長くなると隙間Δgが落ち着いて全長伸びΔLも発生しなくなるが,落ち着くまでベルト長さの調整を繰り返す必要がある。
図2(c)に示すように,本考案のメッシュベルト30では,スパイラル線材31,32と楕円形断面の力骨材34との係合間に同様の隙間Δgが存在しているものの,力骨材34の長径Daを適宜選択することによりその隙間Δgを図2(a)の場合よりも小さくすることができる。そのため,高温下で荷重を加える使用条件下において生じる全長伸びΔLを小さく抑えることができ,ベルト長さを調整する作業の頻度を少なくすることができる。ベルト長さの調整作業の低減は,最終的なメッシュベルトの全長伸びの抑制に繋がるため,メッシュベルトの製造コストを下げるためにも有効である。
なお,異形断面力骨材34の断面は,上述した楕円形に限らず,長径Da及び短径Dbを有する他の長円形とすることも可能である。力骨材34の断面が長円形であれば,その長径Daの方向をスパイラル線材31,32の曲げ直径SRの方向に揃えることにより,図1(c)のようにスパイラル線材31,32から受ける負荷に対して力骨材34を湾曲しにくくしてメッシュベルト30の寿命を延ばすことができる。また,上述した楕円形断面の力骨材34を用いたメッシュベルト10により得られる利点は,他の長円形断面の力骨材34を用いた場合にも同様に得られる。
また,図示例のような直線状の力骨材34に代えて,長手方向中心軸に波打ち加工(ノッチング加工又はガリ入れ加工と呼ばれることもある)が施された力骨材34を用いることも有効である。波打ち加工が施された力骨材34は同じ断面形状の直線状の力骨材34に比して直角向きの負荷に対する曲げ強度が大きいので,長円形断面の力骨材34に波打ち加工を施すことにより,スパイラル線材31,32から受ける負荷に対する力骨材34の抵抗を更に高めてメッシュベルト30の寿命を延ばすことが期待できる。
望ましくは,図1の接合部17に示すように,力骨材34の両端と隣接するスパイラル線材31(又は32)の両端とを巻き付け又は溶接によって環状に接合することにより,ベルト30の内部での力骨材34の回転を防止する。本考案において,図1(c)のようにスパイラル線材31,32から受ける負荷に対する力骨材34の湾曲を抑制するためには,その負荷が力骨材34の長円形断面の長径Da方向に加わることが必要であり,メッシュベルト30の内部で力骨材34が回転して長円形断面の短径Db方向に負荷が加わることを避けることが有効である。図示例のように力骨材34の両端を隣接するスパイラル線材31,32の両端に接合すれば,力骨材34の回転が防止され,スパイラル線材31,32から受ける負荷を常に長円形断面の長径Da方向に加えることができる。ただし,図2(c)及び(d)を参照して上述したように,本考案のメッシュベルト30において楕円形断面の力骨材34は小さな隙間Δgでスパイラル線材31,32に係合されるので,そのスパイラル線材31,32との係合によって力骨材34の回転をある程度抑制することが期待できる。従って,スパイラル線材31,32との係合によって力骨材34の回転が十分抑制できるときは,力骨材34とスパイラル線材31,32との接合は省略してもよい。
[実験例1]
本考案において,長径Da及び短径Dbの異なる異形断面力骨材30を用いたメッシュベルト30の劣化の生じにくさを比較するため,図5に示すシャックル(SBシャックル)51を用いてメッシュベルト30の引張破断時のベルト伸びを計測する実験を行った。本実験では,(α)長径Da=5.0mm,短径Db=4.0mmの長円形断面の力骨材,(β)長径Da=6.0mm,短径Db=4.5mmの長円形断面の力骨材,及び(γ)長径Da=7.0mm,短径Db=4.5mmの長円形断面の力骨材を用い,それぞれ図1(a)のようにスパイラル線材31,32と係合させて無限軌道状の(輪状に連結された)メッシュベルト30を作成した。図5(b)に示すように,そのメッシュベルト30を一対のシャックル51のシャックルピン52の間に架け渡し,図中の白矢印方向に引張力を加えながらベルト伸びの大きさを計測した。また,ベルト30が破断するまで引張力を徐々に大きくしながら計測を繰り返し,破断時のベルト伸びを求めた。
図6(a)は長円形断面(線径S=3.2mm×4.0mm)のスパイラル線材31,32と力骨材α,β,γとを組み合わせたメッシュベルト30の実験結果,同図(b)は長円形断面(線径S=3.4mm×4.0mm)のスパイラル線材31,32と力骨材α,β,γとを組み合わせたメッシュベルト30の実験結果,同図(c)は長円形断面(線径S=3.0mm×3.6mm)のスパイラル線材31,32と力骨材α,β,γとを組み合わせたメッシュベルト30の実験結果をそれぞれ示す。これらの実験結果から,一般的に力骨材30の長径Da及び短径Dbが大きくなるほどメッシュベルト30の引張強度が高くなる傾向が見られるものの,図6(b)及び(c)の力骨材β,γを用いたメッシュベルト30の比較から,力骨材30の長径Da及び短径Dbは極端に大きくしてもメッシュベルト30の引張強度を大きくできるとは限らないことが分かる。すなわち,本実験結果から,本考案において力骨材30の長径Da及び短径Dbは,組み合わせるスパイラル線材31,32の線径S,スパイラルピッチSP,曲げ長径SR,曲げ短径T等を考慮して,メッシュベルト30の最大の引張強度が得られるように実験的に求めることが好ましいことを確認することができた。
本考案のメッシュベルト10は,スパイラル線材31,32の曲げ長径SRの方向に長い異形断面の力骨材30を用いることにより,ベルト10の厚さTを従来と同程度に維持しつつ力骨材34の曲げ長径SRの方向の曲げ剛性を大きくすることができる。従って,スパイラル線材11,12から受ける負荷に対する力骨材34の湾曲の発生を遅らせ,高温下で長期間連続使用した場合でもメッシュベルト30の劣化を防止して寿命を延ばすことができる。
こうして,本考案の目的である「高温下で長期間使用しても劣化が生じにくいメッシュベルト」の提供を達成することができる。
なお,実験例1では長円形断面のスパイラル線材31,32を用いてメッシュベルト30を構成しているが,本考案のメッシュベルト30で用いるスパイラル線材31,32は長円形断面のものに限定されず,従来のメッシュベルト10(図11参照)と同様に円形断面のスパイラル線材11,12を用いることも当然可能である。図6を参照して上述したように,円形断面のスパイラル線材11,12の線径S,スパイラルピッチSP,曲げ長径SR,曲げ短径T等に基づき,メッシュベルト30の最大の引張強度が得られるように,力骨材30の長径Da及び短径Dbを実験的に求めることができる。
ただし,力骨材34だけでなく,スパイラル線材31,32の断面形状も長円形とすることにより,メッシュベルト30の引張強度を高めることが期待できる。図6(d)〜(f)は,図6(a)〜(c)の実験結果を力骨材α,β,γ別に並べ直したグラフである。図6(d)〜(f)のグラフから,一般的にスパイラル線材31,32の断面形状の長径及び短径が大きくなるほどメッシュベルト30の引張強度が高くなる傾向が読み取れる。すなわち,力骨材34の断面形状を長円形とすると共に,それと組み合わせるスパイラル線材31,32の断面形状も長円形とし,さらにメッシュベルト30の最大の引張強度が得られるように力骨材34,メッシュベルト31,32の長円形断面の長径及び短径を求めることにより,メッシュベルト30の劣化を防止して寿命を更に延ばすことが期待できる。
図3(c)は,スパイラル31及び32をそれぞれ同一スパイラル中心軸X上に半ピッチ(=SP/2)ずらして組み合わせてダブルスパイラル線材41,42(同図(a)及び(b)参照),複数のダブルスパイラル線材41,42を各々のスパイラル中心軸Xが同一面C上に曲げ直径SRと同じ間隔で平行に並ぶように配置すると共に,その同一面C上に各ダプルスパイラル線材41,42の曲げ長径SRが載るように並べて配置し,更に各ダブルスパイラル線材41,42の間にそれぞれスパイラル中心軸Xと平行に異形断面力骨材34を配置した本考案のメッシュベルト30eの実施例を示す。各ダブルスパイラル線材41,42中のスパイラル線材31,32を,それぞれ半ピッチ(SP/2)毎に隣接する力骨材34に係合させて中心軸Xと直交する方向へ連結することによりメッシュベルト30を構成する。
図3(a)は一対の右巻きスパイラル線材31を同一中心軸X上に組み合わせたダブルスパイラル線材41を示し,図3(b)は一対の左巻きスパイラル線材32を同一中心軸X上に組み合わせたダブルスパイラル線材42を示す。図5(c)に示すメッシュベルト30は,右巻きダブルスパイラル線材41と左巻きダブルスパイラル線材42とを交互に並べ,それらの間に配置した異形断面力骨材34を介して右巻きダブルスパイラル線材41と左巻きダブルスパイラル線材42とを連結しているので,応力のバランスが極めて高く,力骨材34が湾曲しにくいだけでなく,高温の熱処理工程において継続的に使用しても捻じれ・歪み等の変形が極めて発生しにくい寿命の長い構造となっている。
図4(c)は,スパイラル線材31,32を各々のスパイラル中心軸Xが同一面C上に曲げ直径SRのn等分間隔(=SR/n,nは2以上の整数)で平行に並ぶように交互に配置し,そのスパイラル線材31,32の間にそれぞれ中心軸Xと平行に異形断面力骨材34を配置した本考案のメッシュベルト30の実施例を示す。図示例のメッシュベルト30は,右巻きスパイラル線材31と左巻きスパイラル線材32とを各々の曲げ直径SRの3等分間隔(=SR/3)で平行に並ぶように交互に配置して隣接する異形断面力骨材34に係合させ,各スパイラル線材31,32にそれぞれ3本以上(図示例では4本)の力骨材34が通っているので,非常に滑らかで網目の小さい載置面を形成することができる。また,スパイラル線材31,32の両端を隣接する力骨材34の両端に接合することによりメッシュベルト30全体の引張強度を向上させることにより、寿命の長いメッシュベルト30とすることができる。
1…混合機 3…プレス機
5…熱処理炉 5a…搬入口
5b…加熱部 5c…搬出口
6…ベルトコンベア装置 7…ベルト駆動装置
10…メッシュベルト 11,12…スパイラル線材
14…力骨材(円形断面) 17…接合部(引掛け又は溶接)
20…リンク部材(チェーン) 21a,21b…ローラーリンク
22…取付け部材 22a…フラットバー
22c…ネジ
30…メッシュベルト 31,32…スパイラル線材
34…異形断面力骨材 41,42…ダブルスパイラル
51…シャックル(SBシャックル) 52…シャックルピン
53…ナット
A…金属粉 F…成形品
M…製品 S…スパイラル線材の線径
SP…スパイラルピッチ D…力骨材径
SR…曲げ長径 T…曲げ短径(ベルト厚さ)
W…ベルト幅 C…ベルト面
ΔL…メッシュベルトの伸び Δg…ギャップ
X…スパイラル中心軸

Claims (6)

  1. 中心軸方向から見て長円形となるように所定スパイラルピッチで巻き曲げた複数のスパイラル線材を各々の中心軸が平行となり且つ曲げ長径が同一面上に並ぶように配置し,前記スパイラル線材の相互間にそれぞれ断面が当該線材の曲げ長径方向に長い異形断面力骨材を当該線材の中心軸と平行に配置し,前記各スパイラル線材をそれぞれ隣接する力骨材にスパイラルピッチ毎に係合させて連結してなる異形断面力骨材利用のメッシュベルト。
  2. 請求項1のメッシュベルトにおいて,前記異形断面力骨材の断面を,前記スパイラル線材の曲げ直径方向に長い長円形としてなる異形断面力骨材利用のメッシュベルト。
  3. 請求項1又は2のメッシュベルトにおいて,前記スパイラル線材を同一中心軸上に半ピッチずらして組み合わせてダブルスパイラル線材とし,そのダブルスパイラル線材の複数を各々の中心軸が平行となり且つ曲げ長径が同一面上に並ぶように配置すると共に,そのダブル線材の相互間にそれぞれ断面が当該線材の曲げ長径方向に長い異形断面力骨材を当該線材の中心軸と平行に配置し,前記各ダブルスパイラル線材をそれぞれ隣接する力骨材に半ピッチ毎に係合させて連結してなる異形断面力骨材利用のメッシュベルト。
  4. 請求項1又は2のメッシュベルトにおいて,前記スパイラル線材を各々の中心軸が前記曲げ長径のn等分間隔で平行となり且つ曲げ長径が同一面上に並ぶように配置し,前記各スパイラル線材をそれぞれ隣接力骨材にスパイラルピッチ毎に係合させて連結してなる異形断面力骨材利用のメッシュベルト。
  5. 請求項1から4の何れかメッシュベルトにおいて,前記力骨材の両端を隣接するスパイラル線材の両端に接合してなる異形断面力骨材利用のメッシュベルト。
  6. 請求項1から5の何れかのメッシュベルトにおいて,前記スパイラル線材の断面形状を長円形としてなる異形断面力骨材利用のメッシュベルト。
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