JP5976600B2 - 段差表面付きメッシュベルト - Google Patents

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Description

本発明はベルトコンベア装置の製品載置面として用いるメッシュベルトに関し,とくに載置面に段差を設けた段差表面付きメッシュベルトに関する。
図8及び図9は,粉末冶金の焼結工程(熱処理工程)で用いるベルトコンベア装置6の一例を示す。粉末冶金は鉄・銅・ステンレス等の金属粉Aから複雑で多様な金属製品(焼結合金)Mを製造する技術であり,先ず図8(a)の混合工程において複数種の金属粉Aを混合機1により配合して混合粉(合金粉)を調合し,図8(b)〜(c)の成形工程において混合粉をプレス機3の金型に入れて圧縮することにより成形品Fに押し固め,図8(d)の焼結工程において成形品Fを熱処理炉5で加熱することにより製品Mに焼き固める。図示例の熱処理炉5はいわば細長いオーブンのようなものであり,押し固めた成形品Fをベルトコンベア装置6に載置して搬入口5aから取り入れ,加熱部5bを通過する間に金属融点よりも低い焼結温度(鉄系粉の場合は1000〜1300℃)で数時間程度かけてゆっくりと焼き固め,焼き固めた製品Mをベルトコンベア装置6により搬出口5cへ送り出す。図9は,ベルトコンベア装置6に載置された製品Mが熱処理炉5から搬出される状況を示す。
図示例のベルトコンベア装置6は,製品Mを載置する無限軌道状の(輪状に連結された)コンベアベルト10と,熱処理炉5の搬入口5a及び搬出口5cにそれぞれ設けたベルト駆動装置7とを有する。ベルト駆動装置7としては様々なものを使用できるが,例えばコンベアベルト10に取り付けたリンク部材20(図10(c)及び図11(c)参照)との噛み合わせによってベルト10を駆動する歯車,或いはコンベアベルト10との摩擦によってベルト10を駆動するローラ等とすることができる。コンベアベルト10も用途に応じて様々なものが使用できるが,従来から熱処理工程に適したものとして,図10及び図11に示すように,スパイラル線材(らせん状に巻き曲げた線材)を係合ないし噛合させたメッシュ状のコンベアベルト(以下,メッシュベルトという)が知られている(特許文献1〜3参照)。
図10(a)のメッシュベルト10aは,複数の金属製スパイラル線材11(線径S,スパイラルピッチSP,曲げ直径SR,長さW)を各々のスパイラル中心軸Xがベルト進行方向と直交するように平行に並べ,隣接するスパイラル線材11どうしを中心軸X方向に半ピッチ(=SP/2)ずらしてスパイラルピッチSP毎に相互に絡め合わせ,スパイラル線材11の長さWを幅とするベルト状に連結したものである。図10(b)の断面図に示すように,メッシュベルト10で用いるスパイラル線材は,その中心軸X方向から見て真円ではなく平らな長円形(楕円形,小判形,卵型形,トラック形,その他のオーバル形を含む。以下同じ)となるように所定スパイラルピッチSPで巻き曲げたものである。その長円形の短径方向をベルト10の厚さ方向に揃え,平らな長径方向をベルト進行方向に揃えて同一面C上に並べることにより,メッシュベルトの平滑(フラット)な載置面を形成する。以下,図10(b)のように中心軸X方向から見た長円形のスパイラル線材の巻き曲げ形状(中心軸Xと直交する平面に投影した巻き曲げ形状)の長径を,本明細書においてスパイラル線材の曲げ直径SRという。
図10(c)は,メッシュベルト10aの幅方向両側にローラーリンク21a,21bからなるリンク部材20を取り付けた状態を示す。図示例の取付け部材22は,メッシュベルト10aに絡めて幅方向に架け渡したフラットバー22aと,そのフラットバー22aの両端を両側のリンク部材20に固定するピン22bとを有する。また図中の符号17は,隣接するスパイラル線材11の両端を巻き付け又は溶接により相互に繋いだ接合部を示す。図10のメッシュベルト10aは,載置面の網目によりベルト10aの製品Mを上下方向から効率よく加熱し,熱処理炉5内の雰囲気に均一に晒すことができる利点を有する。ただし,網目が比較的大きいので小形の製品の搬送には適しておらず,ベルト進行方向の引張強度が比較的小さいので重い製品の搬送にも適していない。
図11(a)のメッシュベルト10bは,同じ線径S,スパイラルピッチSP,曲げ直径SR,長さWの右巻きスパイラル線材12と左巻きスパイラル線材14とを各々のスパイラル中心軸Xがベルト進行方向と直交するように交互に平行に並べると共に,各スパイラル線材12,14の間に中心軸Xと平行に直線状の肋骨材(以下,力骨材という)15を配置し,図10のように両スパイラル線材12,14どうしを直接的に係合させるのではなく,両スパイラル線材12,14をそれぞれスパイラルピッチSP毎に隣接する力骨材15に間接的に係合させて,各スパイラル線材12,14の長さWを幅とするベルト状に連結したものである。力骨材15を介して右巻きスパイラル線材12と左巻きスパイラル線材14とを組み合わせることにより,図10のメッシュベルト10aに比して応力のバランスを高め,ベルト進行中に蛇行が発生しても自動的に修正して捻じれ・歪み等の変形の発生を防ぐことができる。
図11(b)の断面図に示すように,メッシュベルト10bのスパイラル線材12,14も中心軸X方向から見て長円形に巻き曲げたものであり,曲げ直径SRをベルト進行方向に揃えて同一面C上に並べることにより平滑な載置面を形成している。図11のメッシュベルト10bは,ベルト進行方向と直交する力骨材15を介して両スパイラル線材12,14を連結しているので,図10のメッシュベルト10aに比してベルト進行方向の引張強度が大きく,比較的重い製品も搬送できる利点を有する。また,網目を小さくできるので小型の製品の搬送にも適している。図11(c)は,メッシュベルト10bの幅方向両側に取付け部材22(フラットバー22a及びネジ22cを含む)によってリンク部材20を取り付けた状態を示す。
特開平7−196117号公報 特開平7−172533号公報 特開2008−050148号公報 米国特許第5590755号明細書
納富完至他「高温強度に優れたFe−Cr−Al合金粉末材料の開発」粉体及び粉末冶金,Vol.43,No.3,1996年3月,pp.373〜376 古賀秀人他「鉄のアルミニウム拡散被覆について」長崎大学工学部研究報告第9号,1977年1月,pp.51〜58 古賀秀人他「銅のアルミニウム拡散被覆処理」長崎大学工学部研究報告第18号,1982年1月,pp.73〜78
図10及び図11のような熱処理工程で用いるメッシュベルト10は,上述したようにベルトの上下で熱及び雰囲気の自由な流れを許容する適当な大きさの網目を有すると共に,不安定な製品Mも転倒しない平滑(フラット)な載置面となるように形成されている。しかし,例えば図8(d)の焼結工程において,図9(b)のようにメッシュベルト10に載置した複数の成形品F1,F2が接触した状態で熱処理炉5に搬入されると,図9(c)のように両者が一体的に焼結されて固着した製品(以下,分離不良製品ということがある)M1になってしまう問題が経験されている。分離不良製品M1の発生は,後工程において手作業で分離する手間が増え,分離後の製品に傷が残る場合は不良品が増える結果となる。また,図9(c)のように点又は線で固着した製品M1であれば手作業で分離可能であるが,図9(d)及び(e)のように複数の成形品F3,F4が面固着した製品M2は後工程で分離することができず,全て不良品として処分せざるを得なくなる。熱処理の生産性向上の観点から,不良品の発生をできるだけ防止できるメッシュベルトの開発が求められている。
本発明者は,メッシュベルト10の載置面の平滑性が分離不良製品の発生の一原因となっていることに着目した。すなわち,従来のメッシュベルト10は,スパイラル線材を搬送製品が落下しない程度の網目の大きさで絡み合わせると共に,網目に跨って載置された製品が転倒しないように網目周囲を同じ高さにして平滑性を確保しているので,すべての成形品Fが略水平の姿勢となる(図5(a)の成形品F3,F4を参照)。このため,図9(c)及び(e)のように隣接する製品の側面同士が面接触する確率が高くなり,両者が線又は面で固着した分離不良製品M1,M2の生じる原因となっている。製品を転倒しない範囲で異なる向き・角度に傾斜させて載置できれば,隣接する製品の対向面の固着を抑制し,熱処理の生産性の低下を防止することが期待できる。
そこで本発明の目的は,載置面上の製品に転倒しない程度の傾斜を与えることができる段差表面付きメッシュベルトを提供することにある。
図6の実施例を参照するに,本発明による段差表面付きメッシュベルトは,略同じスパイラルピッチSPで略同じ曲げ直径SRの細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とを同一スパイラル中心軸X上に半ピッチ(=SP/2)ずらして組み合わせてダブルスパイラル線材40とし,複数のダブルスパイラル線材40を各々のスパイラル中心軸X1,X2が曲げ直径SRと略同じ間隔で平行に並ぶように交互に配置し,各ダブルスパイラル線材40の間にそれぞれスパイラル中心軸Xと平行に力骨材33,34を配置し,細径及び太径スパイラル線材31,32を隣接する力骨材33,34に係合させることにより,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32との径差による段差のあるメッシュ載置面(図5(b)参照)を形成してなるものである。
好ましい実施例では,図6(c)に示すように,各ダブルスパイラル線材40中の少なくとも細径スパイラル線材31の両端を隣接する力骨材33,34の両端に接合する。
望ましい実施例では,図6(a)に示すような右巻きの細径及び太径スパイラル線材31,32を同一スパイラル中心軸X上に組み合わせた右巻きダブルスパイラル線材40aと,図6(b)に示すような左巻きの細径及び太径スパイラル線材31,32を同一スパイラル中心軸X上に組み合わせた左巻きダブルスパイラル線材40bとを,図6(c)に示すように各々のスパイラル中心軸Xが曲げ直径SRと略同じ間隔で交互に且つ平行に並ぶように配置し,右巻きダブルスパイラル線材40aと左巻きダブルスパイラル線材40bとの間にそれぞれスパイラル中心軸Xと平行に力骨材33,34を配置する。
更に望ましくは,細径スパイラル線材31又は細径スパイラル線材31に接合された力骨材33の断面形状を長円形又は長方形とする。好ましい実施例では,細径スパイラル線材31又は細径スパイラル線材31に接合された力骨材33を撚線材製とし,Fe−Cr−Al系合金製とし,或いはアルミニウム浸透拡散処理が施された金属製としてもよい。
本発明による段差表面付きメッシュベルトは,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とを同一スパイラル中心軸X上に半ピッチ(=SP/2)ずらして組み合わせてダブルスパイラル線材40とし,複数のダブルスパイラル線材40を各々のスパイラル中心軸X1,X2が曲げ直径SRと略同じ間隔で平行となるように交互に並べ,各ダブルスパイラル線材40の間にそれぞれスパイラル中心軸Xと平行に力骨材33,34を配置し,細径及び太径スパイラル線材31,32を隣接する力骨材33,34に係合させることにより,細径スパイラル線材と太径スパイラル線材との径差に起因する段差のあるメッシュ表面(製品の載置面)を形成するので,以下の有利な効果を奏する。
(イ)スパイラル線材31,32の線径S1,S2の相違に応じて載置面に所望の段差を形成できるので,載置面上の製品を転倒しない程度の異なる角度で傾斜させることができる。
(ロ)載置面上の製品を異なる所望角度で傾斜させることにより,隣接する製品の対向面が線固着又は面固着してしまう分離不良製品の発生を抑制し,熱処理の生産性向上を図ることができる。
(ハ)スパイラル線材31,32の線径S1,S2,スパイラルピッチSP,曲げ直径SR,組み合わせ方法や間隔を調整することにより,載置面に形成される段差の位置や大きさを製品に合わせて任意に設計できる。
(ニ)太径スパイラル線材32に比して変形しやすい細径スパイラル線材31を用いているが,両スパイラル線材31,32の間に力骨材33,34を配置し,力骨材33,34を介して両スパイラル線材31,32を連結すると共に,少なくとも細径スパイラル線材31の両端と力骨材33の両端とを接合することにより,細径スパイラル線材31の引張強度を高めて変形を抑えることができる。
(ホ)また,細径スパイラル線材31又は力骨材33の断面形状を長円形又は長方形とすることにより,同じ線径のスパイラル線材を用いたメッシュベルト(図10及び図11参照)と同程度にまで本発明のメッシュベルトの引張強度を高めることができる。
以下,添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
本発明による段差表面付きメッシュベルトの一実施例の説明図である。 力骨材を用いた本発明のメッシュベルトの一実施例の説明図である。 力骨材を用いた本発明のメッシュベルトの他の実施例の説明図である。 波打ち力骨材を用いた本発明のメッシュベルトの一実施例の説明図である。 本発明のメッシュベルトの載置面に形成された段差表面の説明図である。 ダブルスパイラルを用いた本発明のメッシュベルトの一実施例の説明図である。 力骨材を用いた本発明のメッシュベルトの更に他の実施例の説明図である。 従来の粉末冶金の混合工程,成形工程,焼結工程の説明図である。 従来の図8に示す焼結工程で用いるコンベアベルト装置の説明図である。 従来のコンベアベルト装置で用いるメッシュベルトの一例の説明図である。 従来のコンベアベルト装置で用いるメッシュベルトの他の一例の説明図である。
図1は,本発明による段差表面付きメッシュベルト30の一実施例を示す。図示例のメッシュベルト30aは,略同じスパイラルピッチSP,略同じ曲げ直径SR,略同じ長さWの細径スパイラル線材31(線径S1)と太径スパイラル線材32(線径S2)とを,図10のメッシュベルト10aと同様に相互に絡み合わせ,スパイラル線材31の長さWを幅とするベルト状に連結したものである。すなわち,両スパイラル線材31,32を各々のスパイラル中心軸X1,X2が平行となるように同一面上に交互に並べ,隣接するスパイラル線材31,32を中心軸X方向に半ピッチ(=SP/2)ずらしてスパイラルピッチSP毎に係合させている。係合させた両スパイラル線材31,32の間隔は伸縮可能であり,最も伸長時にスパイラル線材31,32の曲げ直径SRと同じ大きさとなるが,ベルト駆動装置7(図8及び図9参照)において回転する際にスパイラル線材31,32の間隔が変動できるようになっている。図示例のメッシュベルト30も,図10のメッシュベルト10aと同様に取り付けた幅方向両側のリンク部材20との噛み合わせによって,又はリンク部材20を取り付けることなくローラ等との摩擦によって,その幅Wと直交する方向へ駆動することができる。
図1のメッシュベルト30aの載置面は,図10の場合と同様にスパイラル線材31,32のスパイラルピッチSP及び曲げ直径SRに応じた大きさの網目を有しているが,各網目がそれぞれ線径S1のスパイラル線材31と線径S2のスパイラル線材32とで囲まれており,図10の場合と異なり網目の周囲に規則的な段差が形成されている。従って,網目に跨って載置された製品をスパイラル線材31,32の線径S1,S2の相違に応じて傾斜させ,更に載置した部位によって製品を異なる向き・角度で傾斜させることができる。図5(b)は,図1のメッシュベルト30aの載置面に形成された段差の一例を示し,網目に跨って載置された成品(図示例では成形品F3,F4)がランダムな向き・角度θ3,θ4で傾斜することにより隣接する製品の対向面(側面)が平行にならないこと,すなわち同図(a)のように全ての製品が同じ角度で載置される場合に比して製品同士の面接触のリスクが小さく抑えられることを示している。傾斜の向き・角度は製品の大きさによっても相違するが,両スパイラル線材31,32のスパイラルピッチSP,曲げ直径SR,線径S1,S2に応じて,載置面上の製品が転倒しないように,載置面上に形成される段差の位置(部位や間隔等)や大きさ(傾斜の角度)を適当に設計できる。
ただし,太径スパイラル線材32より変形しやすい細径スパイラル線材31を用いたメッシュベルト30は,同じ線径のスパイラル線材11を用いたメッシュベルト10(図10)に比して引張強度が低下する可能性があり,高温の熱処理工程で継続的に使用すると早期に捻じれ・歪み等の変形が発生し,従来のメッシュベルト10に比して早期に破断する可能性がある。本発明のメッシュベルト30の強度低下を抑えるためには,メッシュベルト30の両スパイラル線材31,32の断面積合計を,従来のメッシュベルト10のスパイラル線材11の断面積の2倍程度以上とすることが有効である。一般にメッシュベルトの引張強度はベルト断面のスパイラル線材の断面積合計に依存すると考えられるので,単に従来のメッシュベルト10のスパイラル線材11を細くして細径スパイラル線材31とするのではなく,同時に太径スパイラル線材32を従来のスパイラル線材11よりも太くして断面積合計を同程度とすることにより,メッシュベルト30の全体強度の大きな低下を防ぐことが期待できる。例えば,従来のメッシュベルト10が同じ線径(φ2.7mm+φ2.7mm)のスパイラル線材11を用いている場合に,本発明のメッシュベルト30を線径S1(=φ1.6mm)の細径スパイラル線材31と線径S2(=φ3.4mm)の太径スパイラル線材32とによって構成する。
図2は,図1と同様の細径スパイラル線材31(線径S1)と太径スパイラル線材32(線径S2)とをスパイラル中心軸X1,X2が平行となるように交互に並べ,その間にそれぞれ中心軸X1,X2と平行に直線状の力骨材33,34を配置し,各スパイラル線材31,32を隣接するスパイラル線材32,31に加えて隣接する力骨材33,34にも係合させたメッシュベルト30bの実施例を示す。このメッシュベルト30bも,図1の場合と同様にスパイラル線材31,32のスパイラルピッチSP,曲げ直径SR,線径S1,S2に応じて載置面上の段差の位置や大きさを設計することができ,同時に力骨材33,34を介してスパイラル線材31,32を連結することでメッシュベルト30bの変形・破断を防止できる。更に,図2のメッシュベルト30bは,細径スパイラル線材31の両端を隣接する力骨材33の両端に巻き付け又は溶接することによって環状に接合することで,図1のメッシュベルト30aに比して全体の引張強度を向上させることができる。
図3は,本発明のメッシュベルト30の他の実施例を示す。図示例のメッシュベルト30cは,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とを逆巻き向きとしたうえで各々のスパイラル中心軸X1,X2が平行となるように交互に並べ,右巻きの細径スパイラル線材31と左巻きの太径スパイラル線材32との間にそれぞれ中心軸X1,X2と平行に直線状の力骨材33,34を配置し,図11のメッシュベルト10bと同様に,両スパイラル線材31,32を直接的に係合させるのではなく,スパイラルピッチSP毎に隣接する力骨材33,34に係合させて間接的に連結したものである。このメッシュベルト30cの載置面も,それぞれ線径S1のスパイラル線材31と線径S2のスパイラル線材32とで囲まれた網目を有しており,図5(b)のように網目に跨って載置された製品を異なる向き・角度で傾斜させることができる。また,スパイラル線材31,32のスパイラルピッチSP,曲げ直径SR,線径S1,S2に応じて,載置面上に形成される段差の位置や大きさを任意に設計できる。なお,図示例のメッシュベルト30cは網目を比較的大きくしているが,スパイラルピッチSP及び曲げ直径SRを調整することにより網目を小さく縮めることが可能である。
図3のメッシュベルト30cは,更に細径スパイラル線材31の両端を隣接する力骨材33の両端に接合し,細径スパイラル線材31と力骨材33とを環状に接合している。図11(a)を参照して上述したように,力骨材33,34を介して右巻きスパイラル線材31と左巻きスパイラル線材32とを連結することでメッシュベルト30の変形・破断を抑制できるが,スパイラル線材31を力骨材33と環状に接合することにより,両者が分離している場合に比して全体の引張強度を更に向上させることができる。図示例では,細径スパイラル線材31だけでなく太径スパイラル線材32の両端も隣接する力骨材34の両端と環状に接合しているが,細径スパイラル線材31の変形・破断を防止するためには,少なくとも線径スパイラル線材31と力骨材33とを環状に接合することが有効である。また,スパイラル線材31と力骨材33との接合部17は,溶接等の強度の高い構造とすることが望ましく,できるだけ強度の高い溶接構造とすることで全体の強度の一層の向上を図ることができる。
図4に示すメッシュベルト30の他の実施例は,図3と同様に右巻き細径スパイラル線材31と左巻き太径スパイラル線材32とを両者の間の力骨材33,34に係合・接合させて連結したものであるが,図3のような直線状の力骨材33,34に代えて,波打ち加工(ノッチング加工又はガリ入れ加工ともいう)が施された力骨材33,34を用いている。力骨材33,34を波打ち加工することにより,それと接合するスパイラル線材31,32の変形を抑制し,メッシュベルト30dの全体の引張強度を向上する効果が期待できる。ただし,波打ち加工された力骨材33,34を用いると,係合するスパイラル線材31,32のスパイラルピッチSPの選択幅が制限され,図3の場合のように載置面の網目を任意に縮小することが難しくなる。従って,網目の縮小による強度の向上と力骨材33,34の波打ち加工による強度の向上とを適宜選択することにより,メッシュベルト30を最適の引張強度とすることが望ましい。
図2〜図4を参照して上述したように,力骨材33,34を介して細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とを連結し,更に細径スパイラル線材31と力骨材33とを環状に接合することにより,本発明のメッシュベルト30の引張強度を従来のメッシュベルト10(図10及び図11)と同程度まで高めることを期待できるが,必要に応じて細径スパイラル線材31又は細径スパイラル線材に接合された力骨材33を引張強度の大きい撚線材(又はツイスト線材,ロープ状線材)製とすることにより,本発明のメッシュベルト30の引張強度を更に補強することも可能である。
また,例えば特許文献4は,断面形状が真円又はそれに近い形状のスパイラル線材に代えて,断面形状が長円形又は長方形としたスパイラル線材を用いることにより,載置面の平滑性を高めたメッシュベルトを開示している。本発明のメッシュベルト30は載置面の平滑性を高めるものではないが,本発明者らは,メッシュベルト30の駆動方向(幅Wと直交する方向)の引張強度を測定する実験を行ったところ,断面形状が長円形又は長方形のスパイラル線材を用いたメッシュベルトが,断面形状が真円又はそれに近い形状のスパイラル線材を用いたメッシュベルトよりも良好な引張強度であることを実験的に見出した。また,メッシュベルトの駆動時に加わる応力方向を想定して力骨材の曲げ強度を測定する実験を行ったところ,断面形状が長円形又は長方形の力骨材は,断面形状が真円又はそれに近い形状の力骨材に比して曲げ耐力が大きいことを実験的に見出した。従って,本発明のメッシュベルト30において,必要に応じて細径スパイラル線材31又は細径スパイラル線材に接合された力骨材33の断面形状を長円形又は長方形とすることにより,引張強度を補強して変形・破断を生じにくくすることができる。
更に本発明のメッシュベルト30の引張強度を高める必要がある場合は,細径スパイラル線材31又は細径スパイラル線材に接合された力骨材33を,非特許文献1が開示するようにFe−Cr−Al系合金製とすることも有効である。或いは,非特許文献2,3が開示するように,アルミニウム浸透拡散処理が施された金属製(例えばアルミニウム拡散被覆された鉄・銅・ステンレス等)とすることも有効である。上述したように熱処理工程で継続的使用するメッシュベルト30に変形が生じる理由の1つは,高温下でメッシュベルト30が徐々に酸化されることにあると考えられる。Fe−Cr−Al系合金やアルミニウム浸透拡散処理された金属は,表面に緻密なAl被膜が形成されており,加熱の繰り返しによって被膜が剥離しても新しいAl被膜が再生するので,耐高温酸化性に優れている。本発明のメッシュベルト30において,少なくとも細径スパイラル線材31及び力骨材33をFe−Cr−Al系合金製又はアルミニウム浸透拡散処理が施された金属製とすることにより,高温下での変形を抑制して全体の引張強度を向上させる効果が期待できる。
本発明の段差表面付きメッシュベルト30によれば,細径及び太径スパイラル線材31,32の線径S1,S2の相違に応じて載置面の網目周囲に所望の段差を形成し,また各スパイラル線材31,32の線径S1,S2,スパイラルピッチSP,曲げ直径SRに応じて載置面上の段差の位置や大きさを任意に設計できるので,載置面上の製品を転倒しない程度の異なる角度で傾斜させ,載置面上で隣接する製品が線固着又は面固着してしまう分離不良製品の発生を抑制することができる。また,スパイラル線材31,32の間に力骨材33,34を配置し,両スパイラル線材31,32を力骨材33,34に係合・接合することにより,変形しやすい細径スパイラル線材31を用いているにも拘らず,従来の同じ線径のスパイラル線材を用いた場合(図10及び図11参照)と同程度の引張強度を有するメッシュベルト30とすることができる。
こうして,本発明の目的である「載置面上の製品に転倒しない程度の傾斜を与えることができる段差表面付きメッシュベルト」の提供を達成することができる。
図6(c)は,細径スパイラル線材31及び太径スパイラル線材32をそれぞれ同一スパイラル中心軸X上に半ピッチ(=SP/2)ずらして組み合わせてダブルスパイラル線材40とし(同図(a)及び(b)参照),複数のダブルスパイラル線材40を各々のスパイラル中心軸Xが同一面上に曲げ直径SRと略同じ間隔で平行に並ぶように配置すると共に,各ダブルスパイラル線材40の間にそれぞれスパイラル中心軸Xと平行に力骨材33,34を配置した本発明のメッシュベルト30eの実施例を示す。各ダブルスパイラル線材40中の細径及び太径スパイラル線材31,32を,それぞれスパイラルピッチSP毎に隣接する力骨材33,34に係合させることにより隣接するダブルスパイラル線材40中の太径及び細径スパイラル線材32,31と連結し,少なくとも細径スパイラル線材31の両端を隣接する力骨材33の両端に接合することによりメッシュベルト30eの全体の引張強度を向上させる。図示例の直線状の力骨材33,34に代えて,図4のような波打ち加工が施された力骨材33,34を用いることにより,メッシュベルト30eの全体の引張強度を更に向上させることも可能である。
図6(a)は右巻きの細径及び太径スパイラル線材31,32を同一中心軸X上に組み合わせたダブルスパイラル線材40aを示し,図6(b)は左巻きの細径及び太径スパイラル線材31,32を同一中心軸X上に組み合わせたダブルスパイラル線材40bを示す。図6(c)に示すメッシュベルト30eは,右巻きダブルスパイラル線材40aと左巻きダブルスパイラル線材40bとを交互に並べ,それらの間に配置した力骨材33,34を介して右巻きダブルスパイラル線材40aと左巻きダブルスパイラル線材40bとを連結されているので,応力のバランスが極めて高く,高温の熱処理工程で継続的使用しても捻じれ・歪み等の変形が極めて発生しにくい構造となっている。なお,図示例のダブルスパイラル線材40は,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とを半ピッチ(=SP/2)ずらして1本ずつ組み合わせているが,2本の細径スパイラル線材31と1本の太径スパイラル線材32との合計3本を1/3ピッチ(=SP/3)ずらして組み合わせることも可能である。
また,図6のメッシュベルト30eは,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とがスパイラル中心軸Xと直交する方向だけでなく中心軸Xと平行な方向にも交互配置されており,載置面の網目周囲の段差も中心軸Xと直交方向及び平行方向の2方向に形成されているので,スパイラル線材31,32の線径S1,S2,スパイラルピッチSP,曲げ直径SRに応じて載置面上の段差の位置や大きさを詳細に設計することが可能である。図1〜図4のメッシュベルト30a〜30dでは,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とがスパイラル中心軸Xと直交する方向(ベルト進行方向)にのみ交互配置されており,載置面の網目周囲の段差も中心軸Xと直交する方向に形成されているので,例えば小形の製品を載置面上に異なる角度で傾斜させることが難しい場合もある。図6のメッシュベルト30eによれば,小形の製品であっても載置面上に異なる角度で載置させることが可能となる。
図7(c)は,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とを各々のスパイラル中心軸X1,X2が同一面上に曲げ直径のn等分間隔(=SR/n,nは2以上の整数)で平行に並ぶように交互に配置し,細径及び太径スパイラル線材31,32の間にそれぞれスパイラル中心軸X1,X2と平行に力骨材33,34を配置した本発明のメッシュベルト30fの実施例を示す。図示例のメッシュベルト30fは,細径スパイラル線材31及び太径スパイラル線材32を逆巻き向きとしたうえで曲げ直径の3等分間隔(=SR/3)で平行に並ぶように交互に配置し,スパイラルピッチSP毎に隣接する力骨材33,34に係合させることにより,曲げ直径(SR)だけ隔てた太径スパイラル線材32と細径スパイラル線材31とを相互に連結している。また,少なくとも細径スパイラル線材31の両端を隣接する力骨材33の両端に接合することによりメッシュベルト30ef全体の引張強度を向上させている。
図7のメッシュベルト30fは,図7(a)及び(b)に示すように細径及び太径スパイラル線材31,32にそれぞれ3本以上(図示例では4本)の力骨材が通っており,非常に滑らかで網目の小さい載置面を形成することができる。また,細径スパイラル線材31と太径スパイラル線材32とがスパイラル中心軸Xと直交する方向だけでなく中心軸Xと平行な方向にも配置されており,図6の場合と同様に載置面の網目周囲の段差が中心軸Xと直交方向及び平行方向の2方向に形成されているので,スパイラル線材31,32の線径S1,S2,スパイラルピッチSP,曲げ直径SRに応じて載置面上の段差の位置や大きさを細かく設計することが可能である。
1…混合機 3…プレス機
5…熱処理炉 5a…搬入口
5b…加熱部 5c…搬出口
6…ベルトコンベア装置 7…ベルト駆動装置
10…メッシュベルト 11…スパイラル線材
12,14…スパイラル線材 15…力骨材
17…接合部(引掛け又は溶接)
20…リンク部材(チェーン) 21a,21b…ローラーリンク
22…取付け部材 22a…フラットバー
22b…ピン 22c…ネジ
30…段差表面付きメッシュベルト
31…細径スパイラル線材 32…太径スパイラル線材
33,34,35…力骨材
40…ダブルスパイラル
A…金属粉 C…ベルト面
F…成形品 M…製品
S,S1,S2…スパイラル線材の線径
SP…スパイラルピッチ R,R1,R2…力骨径
RP…曲げ直径 W…ベルト幅
X…スパイラル中心軸

Claims (4)

  1. 略同じスパイラルピッチで略同じ曲げ直径の細径スパイラル線材と太径スパイラル線材とを同一スパイラル中心軸上に半ピッチずらして組み合わせてダブルスパイラル線材とし,複数の前記ダブルスパイラル線材を各々のスパイラル中心軸が前記曲げ直径と略同じ間隔で平行に並ぶように交互に配置し,前記各ダブルスパイラル線材の間にそれぞれスパイラル中心軸と平行に力骨材を配置し,前記細径及び太径スパイラル線材を隣接する力骨材に係合させることにより,細径スパイラル線材と太径スパイラル線材との径差による段差のあるメッシュ載置面を形成してなる段差表面付きメッシュベルト。
  2. 請求項1のメッシュベルトにおいて,前記各ダブルスパイラル線材中の少なくとも前記細径スパイラル線材の両端を隣接する力骨材の両端に接合してなる段差表面付きメッシュベルト。
  3. 請求項1又は2のメッシュベルトにおいて,右巻きの前記細径及び太径スパイラル線材を同一スパイラル中心軸上に組み合わせた右巻きダブルスパイラル線材と,左巻きの前記細径及び太径スパイラル線材を同一スパイラル中心軸上に組み合わせた左巻きダブルスパイラル線材とを,各々のスパイラル中心軸が前記曲げ直径と略同じ間隔で交互に且つ平行に並ぶように配置し,前記右巻きダブルスパイラル線材と左巻きダブルスパイラル線材との間にそれぞれスパイラル中心軸と平行に力骨材を配置してなる段差表面付きメッシュベルト。
  4. 請求項2又は請求項2に従属する請求項3のメッシュベルトにおいて,前記細径スパイラル線材に接合された力骨材の断面形状を長円形又は長方形としてなる段差表面付きメッシュベルト。
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