JP3197138B2 - ブッシング - Google Patents

ブッシング

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JP3197138B2
JP3197138B2 JP01490294A JP1490294A JP3197138B2 JP 3197138 B2 JP3197138 B2 JP 3197138B2 JP 01490294 A JP01490294 A JP 01490294A JP 1490294 A JP1490294 A JP 1490294A JP 3197138 B2 JP3197138 B2 JP 3197138B2
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JP
Japan
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shield cylinder
shield
bushing
metal
pipe
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三英材 井上
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Toko Electric Corp
Original Assignee
Toko Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁機器の管路の
中間にスペーサとして設置されたり、ガス充填回路から
外部へ電路を導出するためのブッシングに関し、詳しく
は、中心導体と同心的に円筒状のシールド筒体を配置し
てモールド成形によりエポキシ樹脂を被覆して形成され
るブッシングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブッシングは、図5、図6のよう
に構成されている。すなわち、中心導体1の周囲に金網
からなる円筒状のシールド筒体2を同軸上に配置した状
態でエポキシ樹脂3を注入し、硬化することによりブッ
シング4が形成される。シールド筒体2は図7、図8に
示すように、パイプからなる1対のリング5,6を両端
に溶接してその間を金網7により接続して円筒状に形成
される。さらに金網7の側面に線材またはパイプからな
る支持棒8が半径方向外方に接続され、その端部には取
り付け孔となる金属パイプ9が接続されて形成されたも
のである。これら均圧環リング5,6、金網7、支持棒
8および金属パイプ9は半田付けによりそれぞれ接続さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のブッシング4では、金属パイプ9,9をして、
図示しない外部固定点へ支持させるため、その両者間の
寸法精度を厳密に出す必要性があると共に、モールド成
形の際、シールド筒体2に対して半田付けにより接続さ
れた支持棒8および金属パイプ9等が取付けられている
ため、中心導体1に対するシールド筒体2の位置を高精
度に保持することができないという問題があった。ま
た、このように、シールド筒体2の構成部品が多いため
加工および組み立て工程も多くなりしかもそれらが手作
業であるため製作コストが大きくなるという問題もあっ
た。また、モールド型内に当該シールド筒体を設置する
際、金属パイプ9,9間の寸法を一定値にセットする
時、両者間を数mm伸張するだけで半田付け部分が切れて
しまい、当該シールド筒体を不良品にしてしまうという
欠点があった。本発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、部品点数を削
減すると共に、組み立てが容易であってしかもシールド
筒体の位置精度にすぐれたブッシングを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中心軸上に配置された中心導体と、中心
導体の周囲に同軸状に配置された円筒形のシールド筒体
と、中心導体およびシールド筒体をエポキシ樹脂により
被覆して形成された本体と、本体外周部に軸方向と垂直
に形成されたフランジ部と、フランジ部に形成された複
数の取り付け孔と、取り付け孔の内側に埋設された2個
金属パイプと、一端が金属パイプに接続されるととも
に他端がシールド筒体に接続されたシールド支持部とを
備えたブッシングにおいて、金属製の線材またはパイプ
をコイルばね状に巻回してシールド筒体を形成するとと
もにその両端を外方に延長してシールド筒体の半径方向
の直線に沿って反対方向に伸びるように形成した2本の
シールド支持部を2個の金属パイプに接続したことを特
徴とする。
【0005】
【作用】本発明においては、シールド筒体が金属製の線
材またはパイプをコイルばね状に巻回して形成されると
ともに、その両端が外方に延長されて金属パイプに接続
されて支持されることにより、シールド筒体の両金属パ
イプ間からみて可撓性が生じる。それにより、成形前の
シールド筒体の位置調整が容易になるとともに、モール
ド成形時において、不良品とはならず、生産性を向上し
うる。
【0006】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に係るブッシングの実施例の縦断面図
であり、図2は図1の側面図である。両図において、1
は中心軸上に配置された中心導体であり、その周囲にシ
ールド筒体11が同軸上に保持され、絶縁体であるとこ
ろのエポキシ樹脂23がモールド成形により注入されて
ブッシング16が形成されている。
【0007】シールド筒体11は、図3、図4に示され
るように、金属製の線材またはパイプをコイルばね状に
巻回して形成したものであり、その両端12,13を円
筒部の互いに反対側の側面の中間位置まで屈曲し、さら
に半径方向の外方に屈曲して、先端を金属パイプ14,
15に半田付けにより接続している。金属パイプ14,
15は、軸方向と平行であるとともに中心軸に対して互
いに反対の位置に位置している。
【0008】また、図1、図2に示されるように、ブッ
シング16の本体の軸方向ほぼ中間の外周部には軸方向
に対して垂直な面内に四角形をしたフランジ部17が形
成されている。このフランジ部17の四隅に取り付け孔
18〜21が形成され、そのうちの2個に金属パイプ1
4,15が埋め込まれている。この取り付け孔18〜2
1により、ブッシング16が取り付け固定されるととも
に、金属パイプ14,15を介してシールド筒体11が
外部のアース極に接続される。
【0009】このように実施例のシールド筒体11は、
1本の金属製の線材またはパイプをコイルばね状に巻回
して形成されたため、図5〜図8に示した従来例に比べ
構成部品が少なくなるとともに半田付け箇所も少なくな
って加工および組み立てが簡単になり製作コストが低減
されるとともに、シールド筒体11そのものに可撓性が
備わる。また、シールド筒体11が外方に屈曲延長され
て金属パイプ14,15に半田付けされているため、金
属パイプ14,15間の寸法についても、シールド筒体
11が単体である間は調整が可能である。
【0010】つまり、シールド筒体11の加工の際に充
分な寸法精度が得られない場合でも、モールド成形用の
金型にセットするときに位置調整をすることで、成形後
の寸法を高精度にすることが可能となる。また、シール
ド筒体11が金属製の線材またはパイプをコイルばね状
に巻回して形成されたため、その円筒部の両端がR形状
に形成され、従って均圧環の役割も果せるとともに、エ
ポキシ樹脂23がコイルばねの各々の隙間に滲み込むた
め、シールド筒体との密着性が良好である。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シー
ルド筒体がエポキシ樹脂により被覆される前は、シール
ド筒体に可撓性が生じるとともに、シールド筒体の位置
を変更・調整することが可能になる。それにより、高精
度で品質の良いシールド筒体が得られる。また、部品点
数も少ないので、シールド筒体の製作も容易になり、高
品質のブッシングが低コストで得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のシールド筒体を単体で示した外観図であ
る。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来例の縦断面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5のシールド筒体を単体で示した外観図であ
る。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
1 中心導体 11 シールド筒体 12,13 両端 14,15 金属パイプ 16 ブッシング 17 フランジ部 18〜21 取り付け孔 23 エポキシ樹脂

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸上に配置された中心導体と、 中心導体の周囲に同軸状に配置された円筒形のシールド
    筒体と、 中心導体およびシールド筒体をエポキシ樹脂により被覆
    して形成された本体と、 本体外周部に軸方向と垂直に形成されたフランジ部と、 フランジ部に形成された複数の取り付け孔と、 取り付け孔の内側に埋設された2個の金属パイプと、 一端が金属パイプに接続されるとともに他端がシールド
    筒体に接続されたシールド支持部と、 を備えたブッシングにおいて、 金属製の線材またはパイプをコイルばね状に巻回してシ
    ールド筒体を形成するとともにその両端を外方に延長し
    てシールド筒体の半径方向の直線に沿って反対方向に伸
    びるように形成した2本のシールド支持部を2個の金属
    パイプに接続したことを特徴とするブッシング。
JP01490294A 1994-01-13 1994-01-13 ブッシング Expired - Lifetime JP3197138B2 (ja)

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KR101229631B1 (ko) * 2011-10-31 2013-02-04 김은희 표류 부하손을 절감하는 자기차폐형 변압기
CN103531369B (zh) * 2013-10-25 2016-04-27 珠海许继电气有限公司 一种双回路羊角出线端子

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