JP2010147146A - 貫通形変流器およびその製造方法 - Google Patents

貫通形変流器およびその製造方法 Download PDF

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順 松崎
Masami Sukehara
正己 助原
Yasuhisa Miyauchi
康寿 宮内
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Abstract

【課題】モールドされた貫通形変流器の絶縁層の内周面に主回路導体からの電気的な影響を遮蔽するシールド部材を容易に設ける。
【解決手段】主回路導体10が略中央部を貫通する環状の二次巻線1と、二次巻線1の全周にモールドで形成された環状の絶縁層2と、絶縁層2の内周面に一体でモールドされた接地電位となるシールド筒3とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、主回路導体側からの電気的な影響を遮蔽するシールド部材を備えたモールドされた貫通形変流器およびその製造方法に関する。
従来、6kVを越えるような高電圧の主回路導体が貫通する貫通形変流器では、主回路導体からの静電誘導や電磁誘導などの電気的な影響を遮蔽するため、接地電位のシールド部材が設けられている。しかしながら、シールド部材は、主回路導体との絶縁確保や接地側での閉ループの形成を防止するため、部品点数が増加していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−306564号公報 (第3ページ、図1)
上記の従来の貫通形変流器においては、シールド部材を取付けるため、部品点数が増加する問題があった。特に、環状に形成された二次巻線をエポキシ樹脂などの絶縁材料でモールドしたものでは、モールドされた二次巻線の内周面に筒状のシールド部材を取付けなければならず、寸法調整や固定方法などが困難となっていた。このため、二次巻線の内周面となる絶縁層表面に取付け部材などを必要とせず、容易にシールド部材を取付けることの可能な貫通形変流器が望まれていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、モールドされた貫通形変流器の内周面にシールド部材を容易に設けることのできる貫通形変流器およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の貫通形変流器は、主回路導体が貫通する環状の二次巻線と、前記二次巻線の全周にモールドで形成された環状の絶縁層と、前記絶縁層の内周面に一体でモールドされたシールド筒とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、金型のキャビティー内に二次巻線とともに接地電位となるシールド部材を配置し、これらを一体でモールドしているので、主回路導体からの電気的な影響を遮蔽するシールド部材を精度よく容易に設けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本発明の実施例に係る貫通形変流器を図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例に係る貫通形変流器の構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例に係る貫通形変流器の製造方法を示す断面図である。
図1に示すように、環状の二次巻線1の内外周の全周には、エポキシ樹脂のような絶縁材料をモールドして形成した環状の絶縁層2が設けられている。絶縁層2の内周面には、金属材料からなる板状で両端を半径方向に広げた筒状のシールド筒3が一体でモールドされている。シールド筒3は、少なくとも軸方向と平行な内周面を含む軸方向と直交する両側面で構成され、曲折部には所定の曲率が設けられている。
シールド筒3には、接続線4が接続され、絶縁層2の外周面に埋め込まれた埋め金5と接続されている。埋め金5は取付板6にボルト7で取付け固定され、シールド筒3を接地電位とすることができる。また、シールド筒3の円周方向の一部にはスリットが設けられており、接地側での閉ループの形成を防止している。
絶縁層2の一側面には、二次端子電極8が埋め込まれ、図示しない制御線がボルト9で接続固定され電流測定が行われる。二次巻線1の開口部の略中央部には、シールド筒3と所定の絶縁距離を保った主回路導体10が貫通する。
次に、製造方法を図2を参照して説明する。
図2に示すように、左右の金型11a、11bには、それぞれ環状で溝状のキャビティー12a、12bが彫られている。キャビティー12内に二次巻線1を固定するため、絶縁層2と同様の材料で形成した環状のスペーサ13を準備しておく。金型11a、11bには、シールド筒3との隙間にエポキシ樹脂が浸入することを防ぐOリング14が設けられている。一方の金型11bの上部には、エポキシ樹脂を注入する注入口15が設けられている。二次端子電極8は金型11a外部からボルト16で固定され、また、シールド筒3と接続線4で接続された埋め金5も金型11a、11b外部からボルト17で固定される。
そして、先ず、左右の金型11a、11bを組合せたキャビティー12内の略中央部に、環状のスペーサ13により二次巻線1を固定する(二次巻線配置工程)。一方の金型11aにスペーサ13を配置すると、金型11a、11bの組合せ時にスペーサ13が移動することを防止できる。
次に、シールド筒3をキャビティー12の内周面に密着するように配置する(シールド筒配置工程)。なお、キャビティー12の内周面に、金型11a、11bが組合せられる部分の外径が最も小さくなるようなテーパを付け、シールド筒3にも同様のテーパを付けると、シールド筒3が密着し易くなる。
次に、注入口15からエポキシ樹脂をキャビティー12内に充填し、加熱硬化する(モールド工程)。加熱硬化後、離型し、キャビティー12内から硬化物を取り出すと、絶縁層2の内周面に接地電位となるシールド筒3を一体モールドした貫通形変流器を製造することができる(離型工程)。
これにより、シールド筒3を絶縁層2に一体モールドすることができるので、シールド筒3を固定するための取付け部材が不要となり、部品点数を少なくすることができる。また、シールド筒3を取付けが容易で、寸法精度を向上させることができる。更に、シールド筒3は、金型11a、11bの一部となるので、シールド筒3が配置されるキャビティー12の表面仕上げを粗とすることができ、金型11a、11bの製造を容易とすることができる。
上記実施例の貫通形変流器によれば、金型11a、11bのキャビティー12内の略中央部に二次巻線1とともに接地電位となるシールド筒3を内周面に配置し、これらを一体でモールドして絶縁層2を形成しているので、主回路導体10からの電気的な影響を遮蔽するシールド部材となるシールド筒3を絶縁層2の内周面に容易に固定することができる。また、シールド筒3を固定するための部品点数を削減することができる。
上記実施例ではシールド筒3を板状で説明したが、網状にしても主回路導体10からの影響を遮蔽するシールド効果を発揮する。網状の場合、エポキシ樹脂が網目に浸入し、モールドを容易とすることができる。
本発明の実施例に係る貫通形変流器の構成を示す断面図。 本発明の実施例に係る貫通形変流器の製造方法を示す断面図。
符号の説明
1 二次巻線
2 絶縁層
3 シールド筒
4 接続線
5 埋め金
6 取付板
7、9、16、17 ボルト
8 二次端子電極
10 主回路導体
11a、11b 金型
12、12a、12b キャビティー
13 スペーサ
14 Oリング
15 注入口

Claims (4)

  1. 主回路導体が貫通する環状の二次巻線と、
    前記二次巻線の全周にモールドで形成された環状の絶縁層と、
    前記絶縁層の内周面に一体でモールドされたシールド筒とを
    備えたことを特徴とする貫通形変流器。
  2. 前記シールド筒を網状としたことを特徴とする請求項1に記載の貫通形変流器。
  3. 前記シールド筒を前記絶縁層内に埋め込まれた埋め金と接続し、接地電位とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貫通形変流器。
  4. 環状に彫られたキャビティーの略中央部に環状の二次巻線を配置する二次巻線配置工程と、
    前記キャビティーの内周面に筒状のシールド筒を配置するシールド筒配置工程と、
    前記キャビティー内に絶縁材料を充填して加熱硬化させ、前記二次巻線の周りに絶縁層を形成するモールド工程と、
    前記絶縁層に一体でモールドされた前記二次巻線および前記シールド筒を前記キャビティー内から取り出す離型工程とを
    備えたことを特徴とする貫通形変流器の製造方法。
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