JP3197114U - 印刷流体カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】光減衰板及び電気的インターフェースを有する新規な印刷流体カートリッジを提供する。【解決手段】インクカートリッジ30は、インク供給部34が下部に設けられた前壁40、前壁40から離れた後壁42、並びに高さ方向52に配置された上壁及び下壁を有する本体31と、後端部82が後壁42側に配置されており、上壁側に配置された軸83を中心に回動可能なレバー80と、上壁から前方へ突出され、幅方向へ進行する光を減衰する板88と、奥行き方向53においてレバー80及び板88の間に配置され、奥行き方向53及び高さ方向52へ延びる面を有するIC基板74と、を具備する。板88の上端は、高さ方向において、IC基板74より下側に配置されている。【選択図】図3

Description

本考案は、光減衰板及び電気的インターフェースを有する印刷流体カートリッジに関する。
従来より、インクを用いて記録用紙に画像を記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に噴出する。このインク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。この画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯蔵するインクカートリッジが設けられる。インクカートリッジは、画像記録装置に設けられた装着部に対して装着可能である(特許文献1)。
インクカートリッジには、インクの色や材料、残量、メンテナンス状態などを個別に把握するために、メモリモジュールなどの電子部品が設けられることがある。メモリモジュールなどは、インクカートリッジが装着部に装着された状態において、装着部に設けられた接点と電気的に導通されて、記憶しているデータが読出し可能となる(特許文献2)。また、同様の目的のために、光センサにより検知可能な光減衰板を有するインクカートリッジが公知である。
特開2009−132098号公報 特開2000−37880号公報
本考案の目的は、光減衰板及び電気的インターフェースを有する新規な印刷流体カートリッジを提供することにある。
本考案に係る印刷流体カートリッジは、筒形の流体供給部が下部に設けられた前側、当該前側から離れた後側、並びに前後方向と直交する上下方向に配置された上側及び下側を少なくとも有する本体と、一端側が上記後側に配置されており、上記上側に配置された支点を中心に回動可能なレバーと、上記上側における上記前側から前方へ突出されており、上記前後方向及び上記上下方向と直交する左右方向へ進行する光を減衰する光減衰板と、上記前後方向において上記レバー及び上記光減衰板の間に配置されており、上記前後方向及び上記左右方向へ延びる面を有する電気的インターフェースと、を具備する。上記光減衰板の上端は、上記上下方向において、上記電気的インターフェースより下側に配置されている。
図1は、本考案の一実施形態としてのカートリッジ装着部110を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、本考案の一実施形態としてのインクカートリッジ30の外観構成を示す斜視図である。 図3は、図2のインクカートリッジ30の内部構成を示す断面図である。 図4は、カートリッジ装着部110の構成を示す斜視図である。 図5は、図4のカートリッジ装着部110の構成を示す断面図である。 図6は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の部分断面図である。 図7は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の部分断面図である。 図8は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の部分断面図である。 図9は、インクカートリッジ30の変形例を示す外観斜視図である。
以下、適宜図面を参照して本考案の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本考案が具体化された一例にすぎず、本考案の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録システムを用いて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、インク供給装置100を備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30が装着され得る。カートリッジ装着部110の一面には、外部に開放された開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。
インクカートリッジ30には、インクが貯留されている。インクカートリッジ30は、インクチューブ20を介して、記録ヘッド21と接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。記録ヘッド21は、サブタンク28から供給されたインクをノズル29から選択的に吐出する。
プリンタ10には、給紙トレイ15、給紙ローラ23、搬送路24、搬送ローラ対25、プラテン26、排出ローラ対22、排紙トレイ16が、搬送方向に沿って配置されている。記録用紙は、給紙トレイ15から給紙ローラ23によって搬送路24へ送られる。この記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、画像が記録用紙に記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インクカートリッジ30]
図2,3に示されるように、インクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留するインク室36である。インク室36は、インクカートリッジ30の外観を形成している本体31の筐体によって形成されているが、本体31の筐体とは別部材である内部フレームによって形成されていてもよい。
インクカートリッジ30は、図2,3に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して矢印50で示される方向(図4参照、以下「挿入及び取出方向50」と称する。)に沿って挿抜される。挿入及び取出方向50は水平方向に沿っている。インクカートリッジ30は、起立状態のままカートリッジ装着部110に装着又は取り出される。この起立状態が、装着姿勢に相当する。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される向きが水平方向に沿った挿入向き56であり、取り出される向きが取出向き55である。また、起立状態における高さ方向(上下方向)52が、重力方向に相当する。すなわち、インクカートリッジ30は、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110に挿入され、また、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110から抜き出される。なお、本実施形態では、挿入及び取出方向50が水平方向に沿っているが、挿入及び取出方向50は、重力方向や、水平方向及び重力方向と交差する方向であってもよい。
図2,3に示されるように、インクカートリッジ30は、略直方体形状の本体31及び前壁140側を構成するサブフレーム90を有する。本体31にサブフレーム90が組み付けられて、インクカートリッジ30の外形が構成されている。インクカートリッジ30は、全体として、幅方向(左右方向)51に細く、高さ方向(上下方向)52と奥行き方向(前後方向)53が幅方向51よりも大きい扁平形状である。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着されるときに挿入向き56前方側となるサブフレーム90の壁が前壁140であり、挿入向き56後方側となる本体31の壁が後壁42である。前壁140と後壁42とは、挿入及び取出方向50において対向している。前壁140が、第2前壁に相当する。
[本体31]
本体31は、前壁40、後壁42、側壁37,38、上壁39及び下壁41を備える。前壁40及び後壁42は、挿入及び取出方向50に延びる左右一対の側壁37,38、側壁37,38と前壁40及び後壁42とを接続し、かつ前壁40の上端から後壁42の上端に向けて延びる上壁39、及び前壁40の下端から後壁42の下端に向けて延びる下壁41とを接続している。これら6つの壁により本体31の外面がそれぞれ区画されている。なお、挿入及び取出方向50は奥行き方向53と平行である。前壁40が、第1前壁に相当する。
図2,3に示されるように、本体31の前壁40における高さ方向52の中央付近には、検知部33が設けられている。後述される第1突起85の板88の挿入向き56の先端、第2突起86の挿入向き56の先端、及び第2光遮断部89は、検知部33よりも挿入向き56の後側に配置されている。検知部33は、インク室36にインクが流通可能に一方に開口を有する箱形である。また、検知部33は、光センサ114(図5参照)から出射されて、挿入及び取出方向50と垂直な方向(本実施形態では、幅方向51)に進行する光、例えば赤外光を透過させる透光性の樹脂からなる一対の壁を有する。検知部33は、サブフレーム90の開口95により、前壁40側においてインクカートリッジ30の外部へ露出されている。したがって、インクカートリッジ30の外部から出射される光センサ114の光は、検知部33を透過可能である。なお、光は赤外光でもよいし、可視光であってもよい。なお、本実施形態では、検知部33は、赤外光を透過させる樹脂からなる本体31により形成されているが、透光性を有する本体31がカバーなどにより覆われていてもよい。検知部33が、膨張部に相当する。
検知部33の左右一対の壁の間はインクを流通可能とするために中空とされている。図3に示されるように、検知部33の左右一対の壁の間には、例えば、センサアーム60のインジケータ部62が位置している。センサアーム60は、板状のアーム本体61の両端に、インジケータ部62及びフロート部63がそれぞれ設けられたものである。センサアーム60は、インク室36において、幅方向51に沿って延びる支軸64により回動可能に支持されている。センサアーム60は、インク室36に存在するインク量に対応して回動するものである。センサアーム60の回動によって、インジケータ部62は、インジケータ部62が検知部33の重力方向下側に位置する下位姿勢と、インジケータ部62が下位姿勢よりも検知部33の重力方向上側に位置する上位姿勢に姿勢変化可能である。なお、図3では、インクが所定量以上あり、インジケータ部62が下位姿勢である状態が示されている。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、カートリッジ装着部110に設けられた光センサ114から出射される挿入及び取出方向50と垂直な方向(本実施形態では幅方向51)に進行する赤外光を所定量以上透過させる状態と、赤外光を所定量未満に遮光又は減衰させる状態とに、検知部33が変化する。例えば、インジケータ部62が上位姿勢であれば検知部33は赤外光を透過させ、インジケータ部62が下位姿勢であれば、検知部33は赤外光を遮光又は減衰させる。この検知部33の透光状態に応じて、インク室36内のインク残量が所定量未満になったことが判定される。
なお、検知部33には、センサアーム60がなくてもよい。光センサ114は、発光素子と受光素子とがインクカートリッジ30の幅方向(左右方向)51に対向されている。そして、発光素子から出射された光は、幅方向51に進行し、受光素子に受光される。そして、検知部33内にインクがある状態では、発光素子から出射された赤外光が遮断又は減衰され、検知部33内にインクがない状態では、発光素子から出射された赤外光が所定量以上透過されるように構成されていてもよい。さらに、検知部33が柔らかいフィルムと回動可能なレバーとで構成されていてもよい。つまり、検知部33内にインクがある状態ではフィルムが膨らんでおり、このフィルムに回動可能なレバーが接触することによって、レバーが赤外光を遮断する位置に保持される。一方、フィルム内にインクがない状態ではフィルムが萎んでおり、回動可能なレバーが下方又は上方へ回動して赤外光を遮断しない位置まで回動するように構成されていてもよい。また、検知部33内にインクがある状態では、光センサ114の発光素子から出射された赤外光が受光素子に到達しないように導光され、検知部33内にインクがない状態では、発光素子から出射された赤外光が受光素子に到達するように導光されるよう、例えば、反射部材やプリズムで構成されていてもよい。
本体31の前壁40に配置される検知部33の上側に大気連通口32が設けられている。大気連通口32は、インク室36を形成している壁を奥行き方向53へ貫通する貫通孔である。大気連通口32を介してインク室36の空気層と大気とが連通され得る。大気連通口32は、サブフレーム90により形成される前壁140より、本体31により形成される後壁42側に配置されている。大気連通口32は、サブフレーム90において前壁40を奥行き方向53へ貫通する円形の穴である孔96によって、インクカートリッジ30の外部から孔96を通じてアクセス可能である。大気連通口32は、例えば、大気連通バルブ73によって開閉可能に構成されている。大気連通口32が開かれることによって、負圧に維持された状態のインク室36の気圧が外気圧となる。
本体31の前壁40に配置される検知部33の下側に、インク供給部34が設けられている。インク供給部34は、円筒形状の外形をなしており、サブフレーム90の前壁40から挿入及び取出方向50に沿って外側へ突出している。インク供給部34の突出端にはインク供給口71が形成されている。インク供給部34のインク供給口71は、サブフレーム90において前壁140を奥行き方向53へ貫通する孔97によって、インクカートリッジ30の外部から孔97を通じて外部へ露出されている。
インク供給口71からインク供給部34の内部空間を通じて、インク導出方向(挿入向き56)に延びてインク室36へ通ずるインク流路72が形成されている。インク供給口71は、インク供給バルブ70によって開閉可能に構成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されるとき、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122(図5参照)が、インク供給口71に挿入されてインク供給バルブ70を開く。これにより、インク流路72を通ってインク室36から、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122へインクが流出される。
なお、インク供給口71は、必ずしもインク供給バルブ70によって開閉可能な構成に限定されず、例えば、インク供給口71がフィルムなどで閉塞されており、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インクニードル122がフィルムを突き破ることによりインク供給口71が開かれる構成であってもよい。
図2,3に示されるように、本体31の下壁41には、爪43が形成されている。爪43の先端側は、インクカートリッジ30の幅方向51両側へそれぞれ突出されている。各図には現れていないが、爪43の幅方向51の中央には、奥行き方向53へ延びる切欠きが形成されている。爪43は、この切欠きにより幅方向51の寸法が縮小されるように弾性変形可能である。爪43の先端側は、サブフレーム90の長孔91,92へとそれぞれ進入して長孔91,92を形成する円筒形状の内壁の内面と接触する。なお、この爪43に代えて、インクカートリッジ30の上壁39及び下壁41からそれぞれ高さ方向52の上側と下側とに突出する爪としてもよい。
本体31の上壁39における奥行き方向53の中央付近には、ストッパ45が形成されている。ストッパ45は、インクカートリッジ30の幅方向51及び高さ方向52に拡がる第1面46を有して上壁39から上側へ突出されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されたとき、第1面46は、後述される保持部材145に保持される。ストッパ45は、インクカートリッジ30を取出向き55に押し出させる弾性力を受けるものである。
本体31の後壁42側の高さ方向52の上側には、レバー80が設けられている。レバー80は、例えば、屈曲された平板形状であり、その長手方向が奥行き方向53(上壁39)に沿うように配置されている。レバー80は、その屈曲された位置に軸83を有する。この軸83を支点として、本体31の第1面46から後壁42側へ離間された位置において、回転可能に支持されている。レバー80は、軸83周りに回動可能である。レバー80において、前壁40側となる先端部81は、軸83から第1面46側へ延びている。レバー80の後端部82は、軸83から後壁42側へ延びている。
レバー80に外力が付与されていない状態では、レバー80は、自重によって先端部81が上壁39に対して最も上側(先端部81が上壁39から最も離れた位置)に位置する。この状態において、後端部82は、本体31の上壁39より上側に位置する。先端部81は、本体31の外形よりも外側に突出するように位置される。レバー80の先端部81が下向きへ押し下げられることにより、レバー80は、例えば、自重に抗して図6における時計回りへ回動する。レバー80が時計回りに回動された状態において、先端部81は、第1面46より下側に位置する。ここで、第1面46とは、保持部材145と接触する位置(領域)を指しており、壁面全体を指し示しているものではない。
なお、レバー80は本体31と一体にされていてもよく、その場合に、回動部材145と第1面46との接触を解除するための向きは、レバー80と逆向きに設定されていてもよい。また、レバー80は、コイルバネによって時計回りに付勢されていてもよい。その場合、レバー80は、後端部82が下向きに押し下げられることにより、コイルバネの弾性力に抗して反時計回りに回動される。
本体31の側壁37,38は、奥行き方向53における概ね中央から後壁42側において拡がっている。具体的には、側壁37,38の外面は、後壁42側から前壁40側の途中までが平面をなし、その途中から側壁37,38の端部までは奥行き方向53へ傾斜する傾斜面をなす先細り形状である。したがって、本体31の奥行き方向51における中央から前壁40側には側壁37,38が存在せず、インク室36を区画する本体31の一部が露出されていてもよい。本体31の奥行き方向53における中央には、側壁37,38の厚み分に相当する段差面47,48が、高さ方向52に渡って延びている。後述されるサブフレーム90は、この段差面47,48より前壁40側において、本体31を覆っている。
本体31の上壁39には、奥行き方向53に渡って延びるガイド部65が設けられている。ガイド部65は、上壁39から上方へ突出された一対の板57によって構成されている。ガイド部65において幅方向51に対向する一対の板57の間の距離は、本体31における側壁37,38の間の距離より短い。そして、ガイド部65を構成する一対の板57の幅方向51における間隔は、後述される保持部材145の幅よりも広い。レバー80の軸83は、ガイド部65の板57に回動可能に支持されており、レバー80の先端部81は、板57の間において回動される。なお、本実施形態では、板57は、本体31により形成されているが、板57は、本体31を構成する内部フレームなどの部材により形成されていてもよい。ガイド部65が、第1ガイド部に相当する。板57が、板(プレート)に相当する。
本体31の下壁41には、奥行き方向53に渡って延びるガイド部66が設けられている。ガイド部66は、下壁41から下方へ突出され、奥行き方向53に延びている。このガイド部66の幅は、下壁41の幅よりも短いため、ガイド部66と下壁41との境界は段差が形成されている。ガイド部66において幅方向51に対向する一対の側壁の間の距離は、本体31及びサブフレーム90において幅方向51に対向する一対の側壁37,38の間の距離より短い。そして、一対のガイド部65の幅方向51における間隔は、後述される保持部材145の幅よりも広い。ガイド部65,66は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿抜される際に、後述されるガイド溝109に挿入されて移動されるものである。ガイド部66が、第2ガイド部に相当する。
[サブフレーム90]
サブフレーム90は、本体31の前壁40側、前述された側壁37,38による段差面47,48より前壁40側の側面、上壁39及び下壁41を外側が覆うことが可能な箱形容器であり、本体31に取り付けられた状態において、前壁40と対向する前壁140、上壁39と対向する上壁141、下壁41と対向する下壁142、側壁37,38とそれぞれ対向する側壁143,144を有する。上壁141,下壁142及び側壁143,144で囲まれており、前壁140と反対側となる後壁側は開口されており、この開口からサブフレーム90の内部空間へ本体31の前壁40側の一部が挿入される。サブフレーム90は、例えば、光センサ114から照射される赤外光などの光を遮断することが可能な樹脂から成型されてなる。なお、光を遮断することが可能な樹脂には、サブフレーム90の各部分の厚みが赤外光を減衰又は反射させる程度の厚みや着色剤により光を遮断できるものであれば、光を若干透過する半透明な樹脂も含まれる。
サブフレーム90における側壁143,144の下側には、高さ方向52へ延びる長孔91,92がそれぞれ形成されている。サブフレーム90が本体31に組み付けられると、本体31の爪43の先端部分が長孔91,92にそれぞれ進入する。爪43の高さ方向52の寸法は、長孔91,92の高さ方向52の寸法より短い。また、サブフレーム90における開口側の端部67,68は、高さ方向52に延びており、サブフレーム90が本体31に組み付けられると、段差面47,48と対向する。また、サブフレーム90における開口側の端部67,68は、サブフレーム90が本体31に組み付けられた状態において、本体31の側壁37,38において傾斜面をなしている段差面47,48とオーバーラップする位置まで進入している。サブフレーム90は、爪43が長孔91,92内においてスライド移動可能な範囲で、本体31に対して高さ方向52へ相対移動可能である。すなわち、爪43と長孔91,92を形成する内壁との高さ方向52における間隔は、サブフレーム90が本体31に対して高さ方向52へのスライド可能な範囲分が確保されている。サブフレーム90の端部67,68は、本体31の段差面47,48に接している。つまり、段差面47,48が、サブフレーム90の高さ方向52の移動に際してガイドとなる。これにより、サブフレーム90の上壁141が本体31の上壁39に対して近づく向き又は離れる向きへ、サブフレーム90が本体31に対して相対移動可能となっている。
サブフレーム90の前壁140側において、高さ方向52の概ね中央には、奥行き方向53に貫通する開口95が形成されている。開口95は、サブフレーム90が本体31に装着されると、本体31の検知部33を外部(幅方向51及び奥行き方向53)へ露出する。したがって、開口95は、本体31の検知部33と対応する位置、寸法及び形状に形成されている。この検知部33を囲むように構成された開口95の枠は、高さ方向52へ延びる第2光遮断部89と、第2光遮断部89の下端から奥行き方向53へ延びて検知部33を受けることが可能な受け部79とを有する。受け部79は、サブフレーム90が本体31の上壁39に支持されている状態においては検知部33と間隔が空き、サブフレーム90が上側へ移動すると、検知部33の下端と当接する。すなわち、受け部79は、本体31に対してサブフレーム90の上方向への移動範囲を規制していてもよい。なお、本実施形態では、本体31に対してサブフレーム90が上方向へ移動する範囲を受け部79が規制しているが、爪43と長孔91,92を形成する円筒形状の内壁とによって、本体31に対してサブフレーム90が上側へ移動する範囲が規制されてもよい。
サブフレーム90の前壁140側において、高さ方向52の上側には、奥行き方向53へ貫通する孔96が形成されている。孔96は、サブフレーム90が本体31に装着されると、本体31の大気連通口32へアクセスするための孔になる。したがって、孔96は、本体31の大気連通口32と対応する位置、寸法及び形状に形成されている。孔96は、前壁140から後壁42側へ窪んでおり、その内周面98が円筒形状をなしている。
サブフレーム90の前壁140側において、高さ方向52の下側には、奥行き方向53へ貫通する孔97が形成されている。サブフレーム90が本体31に装着されると、本体31のインク供給部34は、孔97から突出する。したがって、孔97は、本体31のインク供給部34と対応する位置、寸法及び形状に形成されている。孔97が、開口に相当する。
サブフレーム90の前壁140側には、第1突起85及び第2突起86が設けられている。第1突起85は、サブフレーム90の前壁140の上端に、前壁140から離れる向き(挿入向き56)へ延びるように設けられている。第1突起85の幅は、前壁140の幅と同じである。第1突起85の先端は、インク供給部34の先端であるインク供給口71より前壁140から離れる向き(挿入向き56)の前側まで突出されている。本実施形態においては、この第1突起85は、前壁140の幅と同幅としているが、前壁140の幅より狭い幅(縦、横)の板状のものであってもよい。第1突起85における幅方向51の中央には奥行き方向53へ延びる溝87が形成されている。溝87は、第1突起85において高さ方向52の上向き及び前壁140から離れる向き(挿入向き56)へ開口している。溝87の高さ方向52に沿った断面形状は凹型である。
溝87の内部空間において、溝87の底面の幅方向51の中央には、高さ方向52及び奥行き方向53へ延びる板88が設けられている。板88は、溝87の底面から上向きに奥行き方向53に延びている。板88における幅方向51の両側には所定間隔を空けて壁面が設けられている、この壁面は、溝87において幅方向51に対向する一対の側面である。リブ85は、第1突起85の先端まで前壁140から離れる向き(挿入向き56)へ延びる。板88は、幅方向51へ進む光、例えば赤外光を遮断又は減衰させるものであり、光センサ116によって検知され得る。板88が、光減衰板に相当する。
第2突起86は、サブフレーム90の前壁140の下端に設けられている。第2突起86は、インク供給部34の下方に配置されている。第2突起86の幅は、前壁140の幅と同じである。第2突起86は、前壁140から離れる向き(挿入向き56)へ突出されている。第2突起86の先端は、前壁140から離れる向き(挿入向き56)において、インク供給部34の先端であるインク供給口71の前側まで突出されている。第2突起86が前壁140から離れる向き(挿入向き56)へ突出される寸法は、第1突起85と同等である。したがって、第2突起86の先端と板88の先端とは奥行き方向53においてほぼ同じ位置にある。なお、本実施形態では、カートリッジ装着部110において、第2突起86が間接的に検知されているが、前述された第1突起85の板88のようなリブが第2突起86に設けられて、第2突起のリブが光センサ117により直接検知されるように構成されてもよい。
本体31の前壁40において、高さ方向52における第1突起85と第2突起86との間であって、検知部33の後壁42から離れる向き(挿入向き56)の前側に、幅方向51に進む光、例えば赤外光を減衰または遮断する第2光遮断部89が設けられている。第2光遮断部89は、例えば、幅方向51において検知部33とほぼ同じ幅である。この幅は、光センサ114の発光素子と受光素子との間に進入可能な寸法である。第2光遮断部89が、光遮断部材に相当する。
第2光遮断部89と検知部33とは、奥行き方向53において所定の間隔が隔てられて配置されている。この間隔は、幅方向51に進む赤外光が所定量未満には減衰されることなく通過するものである。第2光遮断部89の奥行き方向53に沿った寸法は、インクカートリッジ30の種別に応じて変更されてもよい。インクカートリッジ30の種別とは、インクの色や、顔料又は染料などの成分の違い、インク室36に最初に貯留されるインクの量の違いなどである。
第1突起85、第2突起86及び第2光遮断部89は、いずれもが検知部33よりも前壁140から離れる向き(挿入向き56)へ突出されている。つまり、インクカートリッジ30において、第1突起85、第2突起86及び第2光遮断部89は、検知部33よりも挿入向き56の前側に配置されており、検知部33は、第1突起85、第2突起86及び第2光遮断部89よりも前壁140に近づく向き(挿入向き56の後側)に配置されている。検知部33及びインク供給口71は、高さ方向52においていずれもが第1突起85と第2突起86との間に配置されている。
サブフレーム90の上壁141には、奥行き方向53に渡って垂直に延びるガイド部93が設けられている。ガイド部93は、上壁141から上方へ突出された一対の板94によって構成されている。ガイド部93は、本体31にサブフレーム90が組み付けられた状態において、ガイド部65と奥行き方向53へ延びる一体のものとなる。したがって、ガイド部93において幅方向51に対向する一対の板94の側面も、ガイド部65の板57の側面と連なって奥行き方向53へ平行に延びる。板94の間の距離は、サブフレーム90における側壁143,144の間の距離より短い。ガイド部93が、第3ガイド部に相当する。
サブフレーム90の下壁142には、奥行き方向53に渡って延びるガイド部99が設けられている。ガイド部99は、下壁142の幅よりも狭く、下方へ突出されている。ガイド部99は、本体31にサブフレーム90が組み付けられた状態において、ガイド部66と奥行き方向53へ連続して延びる。したがって、ガイド部99において幅方向51に対向する一対の側面も、ガイド部66の側面と連なって奥行き方向53へ平行に延びる。ガイド部99において幅方向51に対向する一対の側壁の間の距離は、サブフレーム90において幅方向51に対向する一対の側壁143,144の間の距離より短い。ガイド部93,98は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿抜される際に、後述されるガイド溝109に挿入されて移動されるものである。ガイド部99が、第4ガイド部に相当する。
サブフレーム90のガイド部93を構成する一対の板94の間であって、第1突起85の板88より本体31の後壁42側、かつ本体31のレバー80及びストッパ45より前壁40側には、IC基板74が設けられている。IC基板74は、サブフレーム90の上壁141側に配置されて固定されている。IC基板74は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される途中において幅方向51に沿って3つが並ぶ接点106(図5参照)と導通し、かつインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態においても接点106と導通する。IC基板74が、電気的インターフェースに相当する。
IC基板74には、IC(各図には現れていない)、HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77が搭載されている。ICは、半導体集積回路であり、インクカートリッジ30に関する情報、例えば、ロット番号や製造年月日、インク色などの情報を示すデータが読み出し可能に格納されている。
HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77はICと電気的に接続されている。HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77は、それぞれが奥行き方向(前後方向)53に沿って延出されており、幅方向51に離間されて配置されている。HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77は、IC基板74の上面に電気的にアクセス可能に露出されている。つまり、HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77は、装着姿勢のインクカートリッジ30の上側からアクセス可能に露出されており、幅方向51及び奥行き方向53へ延びる面をそれぞれ有している。
IC基板74の上面、すなわちHOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77のアクセス面は、第1突起85の板88の上端より、高さ方向52において上側に配置されている。したがって、HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77に電気的に接触する接点106は、板88の上端とは接触しない。
IC基板74は、サブフレーム90の上壁141にホットボンドにより固定されている。ホットボンドは、上壁141から上方へ突出されたボスをIC基板74に挿通させて、そのボスの先端を溶融してIC基板74の上面に密着させることにより実現される。IC基板74におけるホットボンドは、HOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77より本体31の後壁42側においてなされている。IC基板74に対して幅方向51の両側に位置するガイド部93の板94の上端は、ホットボンドがなされている箇所のみが、他の上端の位置よりも高さ方向52に対して低くされている。この板94の低い箇所によって、一対の板94間の距離よりも幅広な加熱部材をボスの先端に接触させてホットボンドを実現することができる。
第1突起85の溝87より本体31の後壁42側、かつIC基板74より前壁140側には、サブフレーム90のガイド部65を構成する一対のリブを繋ぐ土手49が設けられている。土手49は、ガイド部65を構成する一対の板57の間において、挿入向き56へ向かって下方へ傾斜する傾斜面である。ガイド部65を構成する一対のリブは、IC基板74より上側及び挿入向き56側へそれぞれ突出している。つまり、ガイド部65を構成する一対の板57は、IC基板74より外側へ突出している。
また、インクカートリッジ30の上部において、サブフレーム90とストッパ45とが向かい合う境界部分において下方向へ窪む窪み78が形成されている。そして、境界部分において、サブフレーム90とストッパ45との間に段差がない。これにより、インクカートリッジ30をカートリッジ装着部110へ着脱する際に、保持部材145がインクカートリッジ30の上面を摺動しても、境界部分において保持部材145が引っかかることがない。
なお、本実施形態では、サブフレーム90は、本体31の前壁40、上壁39、下壁41、側壁37,38の一部を覆うように形成されているが、サブフレーム90は、本体31の何れの面を覆っていてもよい。例えば、本体31の側壁37,38を覆わない形状であったり、本体31の下壁41を覆わない形状であったりしてもよい。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態が示されている。
[カートリッジ装着部110]
図4,5に示されるように、カートリッジ装着部110の筐体を形成するケース101は、プリンタ10の正面側に開口112を有する。開口112を通じてケース101へインクカートリッジ30が挿入及び取出される。インクカートリッジ30は、ケース101の内部空間の天部を画定している天面に設けられたガイド溝109にガイド部65が挿入され、ケース101の内部空間の底部を画定している底面に設けられたガイド溝109にガイド部66が挿入されることによって挿入及び取出方向50へ案内される。ケース101には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。
ケース101には、内部空間を縦方向に長い4つの空間に仕切り分ける3つのプレート102が設けられている。このプレート102によって仕切り分けられた各空間それぞれに各色のインクカートリッジ30が収容される。
図5に示されるように、ケース101の終面の下部に接続部103が設けられている。接続部103は、終面において、ケース101に装着された各インクカートリッジ30のインク供給部34に対応する位置にそれぞれ配置されている。本実施形態では、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つの接続部103が設けられている。
接続部103は、インクニードル122と、円筒部121とを有する。インクニードル122は、管状の樹脂針からなる。インクニードル122は、ケース101の終面と表裏をなす外面側でインクチューブ20に接続されている。各インクニードル122からケース101の終面と表裏をなす外面側へ引き出された各インクチューブ20は、プリンタ10の記録ヘッド21へインクを流通可能に延出されている。なお、図4,5においては、インクチューブ20は省略されている。
円筒部121は、円筒状に形成されている。円筒部121の中心にインクニードル122が配置されている。図8に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されたとき、インク供給部34が円筒部121の円筒の内側に挿入される。このとき、インク供給部34の外周面が円筒部121の円筒の内周面に挿入される。インク供給部34が円筒部121へ挿入されると、インクニードル122がインク供給部34のインク供給口71に挿入される。これにより、インク室36に貯留されているインクが外部へ流出可能となる。インク室36から流出されたインクは、インクニードル122へ流入する。
図5に示されるように、ケース101の終面において、接続部103より重力方向の上側にセンサユニット104が設けられている。センサユニット104は、基板113と、光センサ114とを備える。基板113に光センサ114が装着されることで、センサユニット104が構成されている。センサユニット104には、4つの光センサ114が設けられている。これら4つの光センサ114は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応している。4つの光センサ114は、各プレート102の間において、ケース101の幅方向に(幅方向51と一致する)に一列に配列されている。
各光センサ114は、LEDなどの発光素子と、フォトトランジスタなどの受光素子とをそれぞれ有する。発光素子及び受光素子は、それぞれが筐体に囲まれている。光センサ114は、この筐体により形成される外形がU字形である。発光素子は、筐体から一方向、本実施形態では、挿入及び取出方向50と垂直な水平方向(幅方向51)へ光を照射可能である。受光素子は、筐体に対して一方向から照射された光を受光可能である。このような発光素子と受光素子とが、U字形の筐体において挿入及び取出方向50と垂直な水平方向(幅方向51)へ所定の間隔を空けて対向配置されている。発光素子と受光素子との間の空間には、インクカートリッジ30の検知部33及び第2光遮断部89が進入可能である。光センサ114の光路に検知部33又は第2光遮断部89が進入すると、光センサ114は、検知部33又は第2光遮断部89による透過光量の変化を検知し得る。
図5に示されるように、ケース101の天面の終面側にはセンサユニット105が設けられている。センサユニット105は、基板115と、光センサ116とを備える。基板115に光センサ116が装着されることで、センサユニット105が構成されている。センサユニット105には、4つの光センサ116が設けられている。これら4つの光センサ116は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応している。4つの光センサ116は、各プレート102の間において、ケース101の幅方向に(幅方向51と一致する)に一列に配列されている。
ケース101にインクカートリッジ30が装着されたとき、光センサ116の光路に第1突起85の板88が進入する。光センサ116の信号の変化を検知することで、インクカートリッジ30の装着状態が判定され得る。光センサ116は、光センサ114と同様に、発光素子及び受光素子を有するものなので、ここでは、光センサ116の詳細な構成の説明が省略される。
図5に示されるように、ケース101の天面において、終面と開口112との間には接点106が設けられている。接点106は、挿入及び取出方向50と直交する幅方向51に離れて3個が配置されている。3個の接点106の配置は、インクカートリッジ30のHOT電極82、GND電極83及びシグナル電極84の配置に対応している。各接点106は、導電性及び弾性を有する部材で構成されており、高さ方向52の上が向きへ弾性的に変形可能である。3個の接点106は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して、4組が設けられている。
各接点106は、電気回路を介して演算装置に電気的に接続されている。演算装置は、例えばCPU,ROM,RAMなどからなるものであり、プリンタ10の制御部として構成されていてもよい。接点106とHOT電極82とが電気的に導通されることによって、電圧VcがHOT電極82に印加される。接点106とGND電極83とが電気的に導通されることにより、GND電極83がアースされる。接点106とHOT電極82及びGND電極83とが導通されることによって、ICに電力が供給される。接点133とシグナル電極84とが電気的に導通されることにより、ICに格納されたデータにアクセス可能となる。電気回路からの出力は演算装置に入力される。
図1に示されるように、スライド部材135は、カートリッジ装着部110の終面の下端側に形成された空間130に配置されている。本実施形態では、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つのスライド部材135が設けられている。空間130は、カートリッジ装着部110の内部空間と連続している。スライド部材135は、空間130において挿入及び取出方向50に沿って移動可能である。スライド部材135は、概ね直方体の外形をなす。スライド部材135は、インクカートリッジ30の第2突起86の挿入経路に配置されており、第2突起86と当接可能である。
空間130にはコイルバネ139が設けられている。コイルバネ139は、スライド部材135を開口112側、つまり、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から抜き出される向きへ、つまり開口112へ向かって、インクカートリッジ30をコイルバネ139の弾性力よって移動させるものである。スライド部材135に外力が加えられていない状態では、スライド部材135は、開口112側の所定の位置に配置される。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入される過程で、インクカートリッジ30の第2突起86がスライド部材135に当接して、スライド部材135が空間130の終壁側へ水平移動する。これにより、コイルバネ139が収縮されるとともに、スライド部材135が終壁側の位置へ水平移動する。収縮したコイルバネ139の弾性力によって、スライド部材135を介してインクカートリッジ30が取出向き55へ移動する。
図1に示されるように、ケース101の終面において、スライド部材135より重力方向の上側に光センサ117が設けられている。光センサ117は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つが設けられている。換言すれば、4つの光センサ117は、4つのスライド部材135に対応している。4つの光センサ117は、空間130の上側において、ケース101の幅方向に(幅方向51と一致する)に一列に配列されている。
ケース101にインクカートリッジ30が装着されたとき、スライド部材135が空間130の終壁側へ光センサ117の光路(検知位置)に移動して、光センサ117に検知され得る。光センサ117は、光センサ114と同様に、発光素子及び受光素子を有するものなので、ここでは、光センサ117の詳細な構成の説明が省略される。また、図6においては、スライド部材135及び光センサ117が省略されている。
カートリッジ装着部110において、光センサ114の検知位置は、光センサ116,117の各検知位置のいずれよりも、挿入向き56の後側に配置されている。
図5に示されるように、ケース101の終面には、ロッド125が設けられている。ロッド125の高さ位置は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30の大気連通バルブ73の高さ位置に対応する。ロッド125は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して4つが設けられている。ロッド125は、ケース101の終面から開口112へ向かって挿入及び取出方向50に沿って突出する円筒形状である。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、ロッド125がインクカートリッジ30のサブフレーム90の孔96に挿入されて、ロッド125の先端が大気連通バルブ73に当接する。そして、大気連通バルブ73がロッド125により押し込まれて、大気連通口32が開放される。また、ロッド125の外周面が、サブフレーム90の孔96の内周面98に当接することによって、サブフレーム90が高さ方向52に対して位置決めされる。
図5に示されるように、保持部材145がケース101に設けられている。保持部材145は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を装着状態に保持するためのものである。保持部材145は、ケース101の開口112の上側に設けられている。
保持部材145は、例えば、支軸147を中心に揺動可能に形成されている。支軸147は、例えば、保持部材145の開口112側の端部に設けられている。この支軸147は、例えば、ケース101に取り付けられている。これにより、保持部材145は、ケース101の開口112付近の上側において、支軸147を中心に開口112側に対して近づく/離れるように回動可能に支持される。端部146は、保持部材145の支軸147の他端側に配置される。端部146は、インクカートリッジ30のストッパ45に接触可能である。端部146がストッパ45に接触することにより、インクカートリッジ30がケース101に対して、コイルバネ139の弾性力に抗して、装着位置に保持される。端部146がストッパ45と接触可能な位置となる保持部材145の回動位置(図8参照)がロック位置と称され、端部146がストッパ45と接触しない位置(図7参照)がアンロック位置と称される。
保持部材145は、自重又はコイルバネ(不図示)によって、重力方向下向きへ回動する。レバー80の先端部81が上側に移動することにより、保持部材145が支軸147を中心に上側へ回動し、ロック位置からアンロック位置へ移動する。また、各図には示されていないが、例えば、保持部材145の可動範囲は、アンロック位置より下方へ移動しないように回動が規制されている。
[インクカートリッジ30の装着動作]
以下、図6〜8が参照されつつ、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される動作が説明される。なお、図6〜8においては、インクカートリッジ30の上壁39側の一部が断面で示されている。
まず、本実施形態では、サブフレーム90が本体31に対して上向きに移動可能な状態を初期状態として説明する。すなわち、初期状態において、サブフレーム90は、本体31の上壁39に支持された状態である。図6に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に対して挿入向き56へ挿入される。インクカートリッジ30は、ガイド部65,66がケース101のガイド溝109に挿入されることによって、幅方向51及び高さ方向52に対して位置決めされる。ガイド部65,66がガイド溝109に挿入された状態において、インクカートリッジ30はケース101の終面側へスライド移動可能である。
ケース101にインクカートリッジ30が挿入されると、まず、第1突起85の先端が、保持部材145の端部146と当接する。更にインクカートリッジ30がケース101の終面側へ挿入されると、保持部材145の端部146がIC基板74より前壁40側に形成された土手49に乗りあがる。これにより、保持部材145が図6における反時計回りに回動して、ロック位置からアンロック位置へ移動する。更に、インクカートリッジ30がケース101の終面側へ挿入されると、保持部材145は、土手49,IC基板74,窪み78上に接しつつ順に移動していく。
インクカートリッジ30がケース101の終面側へ挿入されると、第2光遮断部89が光センサ114の検知位置を通過する。このとき、検知部33は、光センサ114の検知位置に到達していない。光センサ114が第2光遮断部89を検出すると、光センサ114の出力信号がHIレベル信号からLOWレベル信号となる。光センサ114が第2光遮断部89を検出した後、検知部33が光センサ114の検知位置に到達する前に、光センサ114の出力信号がHIレベル信号からLOWレベル信号となり、再びHIレベル信号となる。
また、更にインクカートリッジ30がケース101の終面側へ挿入されると、図7に示されるように、第1突起85の板88が、光センサ116の検知位置へ進入する。光センサ116が板88を検知することによって、光センサ116の出力信号がHIレベル信号からLOWレベル信号となる。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、第2突起86はスライド部材135と当接する。インクカートリッジ30が更にカートリッジ装着部110に挿入されることにより、スライド部材135を、コイルバネ139の弾性力に抗して、空間130の終壁側へ移動させる。これにより、スライド部材135が光センサ117に検知される。
また、インクカートリッジ30のインク供給部34は円筒部121に接し、インクニードル122が、インク供給部34のインク供給口71に挿入される。インクニードル122がインク供給口71に挿入されてバルブ70に接し、さらにインクカートリッジ30が挿入向き56へ移動されると、バルブ70がインクニードル122に押されてインク供給口71から離れる。そして、インク供給部34が円筒部121に挿入され、かつ、インクニードル122がインク供給口71に挿入されることにより、インクカートリッジ30の本体31がケース101に対して、所定の位置に装着される。各図には示されていないが、インクニードル122の先端にはインク導入口が設けられているので、このインク導入口を通じて、インク室36からインクニードル122へインクが流入する。
インクニードル122がインク供給口71に挿入された後、図7に示されるように、ケース101のロッド125が、インクカートリッジ30のサブフレーム90の孔96に進入する。サブフレーム90は、本体31に対して高さ方向52へ移動可能である。ロッド125が孔96に進入して、ロッド125の外周面が孔96の内周面98の上部に当接することによって、サブフレーム90が上向きへスライド移動し、予め定められた位置へ案内される。そして、サブフレーム90が高さ方向52の下向きに対して位置決めされる。
一方、接点106は、サブフレーム90の土手49に当接する。土手49は、取出向き55へ向かって上るように傾斜しており、サブフレーム90は高さ方向52の下向きに対してロッド125により位置決めされているので、土手49に案内されて接点106が上向きへ弾性変形する。そして、接点106が土手49を登り切ってIC基板74に到達すると、サブフレーム90が接点106とロッド125によって高さ方向52に対して挟み込まれるようにして位置決めされる。
更にインクカートリッジ30がケース101の終面側へ挿入されると、図8に示されるように、各接点106がIC基板74のHOT電極75、GND電極76及びシグナル電極77とそれぞれ接触して電気的に導通された状態となる。
また、インクカートリッジ30が装着位置に到達すると、図8に示されるように、ロッド125の先端が大気連通バルブ73に当接して押し込む。これにより、大気連通バルブ73が大気連通口32から離れて、大気連通口32から大気がインク室36へ流入可能となる。
また、インクカートリッジ30が装着位置に到達すると、図8に示されるように、本体31のストッパ45における第1面46が、保持部材145の端部146を挿入向き56へ通り過ぎる。これにより、保持部材145が図8における時計回りへ回動して係合部145に位置し、端部146が第1面46に接する。これにより、インクカートリッジ30が、保持部材145がストッパ45に係合し、コイルバネ126などの付勢に抗して、装着位置に保持される。このようにして、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了する。
カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態においては、レバー80の先端部81は、保持部材145の端部146より下側に位置されている。また、レバー80の後端部82は、ストッパ45の底面から離間されて、本体31の上壁39より上側に位置されている。
また、インクカートリッジ30が装着位置に到達すると、インクカートリッジ30の第1突起85の板88、検知部33、及びスライド部材135のリブ138は、いずれも各光センサ114,116,117の検知位置へ進入する。したがって、インジケータ部62が下位姿勢であれば、各光センサ114,116,117の出力信号はいずれもLOWレベル信号となる。各光センサ114,116,117の出力信号や、IC基板74から読み出された情報は、インクカートリッジ30の種別(インク色や容量など)や残量の判定ために用いられる。種別や残量の判定方法については、公知の手法を採用することができるので、ここでは詳細な説明が省略される。
インクカートリッジ30のインク室36内のインクが消費されると、インクが消費された使用済みのインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外され、新しいインクカートリッジ30が装着される。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外されるときには、レバー80の後端部82が、ユーザによって下向きへ押し下げられる。これにより、レバー80の先端部81が上向きへ移動して、ストッパ45の底面から離間する。この先端部81の移動に伴って、保持部材145が、レバー80の先端部81により上側へ押し上げられる。これにより、保持部材145の端部146が第1面46より上側となるまで、つまり端部146が第1面46から離間するまで保持部材145が回動される。すなわち、保持部材145がロック位置からアンロック位置まで回動されて、保持部材145によるインクカートリッジ30の保持が解除される。
保持部材145の端部146が第1面46から離間されることにより、本体31に付与されている外力、すなわちコイルバネ126などによる弾性力によって、本体31は、取出向き55へ移動しようとする。一方、ユーザがレバー80を下向きへ押し下げているので、コイルバネ126などによる弾性力は、レバー80を介して、ユーザの手によって受け止められる。また、インクカートリッジ30が取出向き55へ取り出される過程において、サブフレーム90上のIC基板74は、カートリッジ装着部110の接点106からの下向きの弾性力から解放される。そして、孔96に挿入されていたロッド125が孔96から抜けることにより、本体31に対して上向きに移動していたサブフレーム90が重力の作用などにより下向きへ移動する。そして、ユーザが本体31を取出向き55へ取り出すことにより、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外される。
なお、初期状態においてサブフレーム90が本体31に対して下向きに移動可能な状態である場合は以下のようになる。初期状態において、サブフレーム90は、サブフレーム90の端部67,68と本体31の段差面47,48との静摩擦により支持されている。インクカートリッジ30がケース101に挿入されると、最初は、ロッド125は、サブフレーム90の孔96の内周面98に接触しないが、インクカートリッジ30が更に挿入されると、接点106と土手49との接触により、サブフレーム90が押し下げられて、孔96の内周面98の上部がロッド125の外周面に接触し、サブフレーム90が高さ方向52の下向きに対して位置決めされる。
[変形例]
なお、前述された実施形態では、インクカートリッジ30の幅方向51のほぼ中央にガイド部65,66が配置されたものが示されているが、インク室36の容量を増やすために、図9に示されるように、インクカートリッジ30の幅方向51の寸法を長くして、ガイド部65,66が幅方向51の中央からオフセットされて配置されたインクカートリッジ30として、本考案に係る印刷流体カートリッジが実現されてもよい。変形例において、後壁42は、前壁140と平行な第1面58と、前壁140と平行でない第2面59とを有する。第2面59は、第1面58と連続しており、かつ第1面58よりも前壁140側に近くなるように傾斜している。
30・・・インクカートリッジ(印刷流体カートリッジ)
31・・・本体
33・・・検知部(膨張部)
34・・・インク供給部(流体供給部)
36・・・インク室(印刷流体室)
39・・・上壁(上側)
40・・・前壁(前側、第1前壁)
41・・・下壁(下側)
42・・・後壁(後側)
45・・・ストッパ
58・・・第1面
59・・・第2面
65・・・ガイド部(第1ガイド部)
66・・・ガイド部(第2ガイド部)
74・・・IC基板(電気的インターフェース)
80・・・レバー
82・・・後端部(一端側)
83・・・軸(支点)
88・・・リブ(光減衰板)
86・・・第2突起(突起)
89・・・被検出子(光遮断部材)
90・・・サブフレーム
93・・・ガイド部(第3ガイド部)
94・・・リブ(板)
95・・・孔(開口)
96・・・孔(円形穴又は円形凹部)
99・・・ガイド部(第4ガイド部)
140・・・前壁(第2前壁)

Claims (15)

  1. 筒形の流体供給部が下部に設けられた前側、当該前側から離れた後側、並びに前後方向と直交する上下方向に配置された上側及び下側を少なくとも有する本体と、
    一端側が上記後側に配置されており、上記上側に配置された支点を中心に回動可能なレバーと、
    上記上側における上記前側から前方へ突出されており、上記前後方向及び上記上下方向と直交する左右方向へ進行する光を減衰する光減衰板と、
    上記前後方向において上記レバー及び上記光減衰板の間に配置されており、上記前後方向及び上記左右方向へ延びる面を有する電気的インターフェースと、を具備しており、
    上記光減衰板の上端は、上記上下方向において、上記電気的インターフェースより下側に配置されている印刷流体カートリッジ。
  2. 上記本体の前側には第1前壁が配置されており、上記上側には上壁が配置された請求項1に記載の印刷流体カートリッジ。
  3. 上記本体の第1前壁側に設けられており、上記第1前壁と対向する第2前壁を有するサブフレームを更に有する請求項2に記載の印刷流体カートリッジ。
  4. 上記光減衰板の前端は、上記流体供給部の前端より上記後側から離れた位置に配置されたものである請求項1から3のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  5. 上記レバーは、上記電気的インターフェースより上記前後方向において後側に配置されており、上記左右方向へ延びる支点を中心として回動するものであり、
    上記前後方向における上記レバー及び上記電気的インターフェースの間に、上記上下方向及び上記左右方向へ延びる面を含むストッパが設けられた請求項1から4のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  6. 上記本体は、上記前側の第1前壁の上端から上記前後方向において後側へ延びており、上記第1前壁より上記左右方向の距離よりも短い距離を有する第1ガイド部と、上記第1前壁の下端から後側へ延びており、上記第1前壁の上記左右方向の距離よりも短い距離を有する第2ガイド部と、を有しており、
    上記サブフレームは、上記第1ガイド部と連なる平行な方向へ延びる一対の側面を有する第3ガイド部と、上記第2ガイド部と連なる平行な方向へ延びる一対の側面を有する第4ガイド部と、を有する請求項1から5のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  7. 上記第3ガイド部は、上記電気的インターフェースの前端から後側へ向かって延びる板を含むものである請求項4に記載の印刷流体カートリッジ。
  8. 上記電気的インターフェースは、上記サブフレームに固定されており、
    上記板の上端における上記電気的インターフェースの固定部分の上記左右方向の両側に位置する部分は、他の上端よりも低い請求項7に記載の印刷流体カートリッジ。
  9. 上記サブフレームの第2前壁における上記光減衰板の上記上下方向における下側に円形穴又は円形凹部が形成されている請求項3に記載の印刷流体カートリッジ。
  10. 上記サブフレームは、上記第2前壁の下端又は下端近傍に設けられており、上記前後方向の前側へ突出する突起と、当該突起の上側に形成されており、上記流体供給部が通過可能な開口と、を有しており、
    上記突起の先端は、上記光減衰板の先端と上記前後方向においてほぼ同じ位置である請

    求項3又は9に記載の印刷流体カートリッジ。
  11. 上記本体の前側である第1前壁の上記上下方向における中央に、上記本体の内部に設けられた印刷流体室と連続して前側に突出されており、印刷流体が流通可能な空間を有する膨張部が設けられた請求項1から10のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  12. 上記膨張部より上記前後方向の前側に離間されて、上記サブフレームに光遮断部材が設けられた請求項11に記載の印刷流体カートリッジ。
  13. 上記本体は光透過可能な樹脂からなり、
    上記サブフレームは光遮断可能な樹脂からなる請求項3,9又は10のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  14. 上記サブフレームは、上記本体に対して、上記左右方向へ移動不能、且つ上記上下方向へ相対的に移動可能である請求項3,9,10又は13のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  15. 上記本体は、上記第1前壁と、上記前後方向において前面から離間した後壁とを含み、印刷流体を貯留する部屋を備えており、
    上記流体供給部は、上記第1前壁に配置されて上記部屋と外部との印刷流体の流通を確立するものであり、
    上記後壁は、上記前後方向において、上記第1前壁と平行な第1面と、上記第1前壁と平行でない第2面とを含み、
    少なくとも上記第2面の一部は、上記第1面よりも上記第1前壁よりに配置されている請求項2に記載の印刷流体カートリッジ。
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