JP3197072U - マーキングテープ - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者側で使用する長さを決定でき、且つ、かさばりにくいマーキングテープを提供する。【解決手段】マーキングテープ1は、巻芯3と、巻芯に巻回され、幅方向と長手方向とを有する帯状の基材2とを備える。基材には、幅方向に略平行な複数のミシン目が長手方向に所定間隔をもって形成されている。基材は、粘着面を有する第1面と三角マークが形成されている第2面とを有する。具体的には、第2面には、第1ミシン目211と第1ミシン目に隣接する第2ミシン目212との間において、第1ミシン目側に指示マークが形成されている。指示マークは、第1ミシン目に向けられた指示先端部を有する。【選択図】図2
Description
本考案は、マーキングテープ等に関する。
従来、検収や検品時の不良箇所を指し示す「三角マーク形成領域」を有するシート型のマーキングテープが提案されている(例えば、特許文献1)。かかるマーキングテープは、各種産業上の検収や検品時の不良箇所のマーキング作業に適している。
しかし、特許文献1では、所定サイズのマーキングテープが1枚の台紙に対して複数貼付されているため、台紙を広げた際に作業の邪魔になることがあった。また、台紙に貼付されたマーキングテープはいずれも同じ所定サイズで形成されており、作業者側で使用する長さを決定することは困難であった。
本考案は、作業者側で使用する長さを決定でき、且つ、かさばりにくいマーキングテープを提供することを目的とする。
本考案は、巻芯と、前記巻芯に巻回され、幅方向と長手方向とを有する帯状の基材とを備え、前記基材には、前記幅方向に略平行な複数のミシン目が前記長手方向に所定間隔をもって形成されており、前記基材は、粘着面を有する第1面と、前記複数のミシン目のうち、第1ミシン目と前記第1ミシン目に隣接する第2ミシン目との間において、前記第1ミシン目側に指示マークが形成されている第2面と、を有し、前記指示マークは、前記第1ミシン目に向けられた指示先端部を有するマーキングテープに関する。
また、前記指示マークは、三角マークを有し、前記指示先端部は、頂点を有し、前記三角マークは、前記第1ミシン目に略平行な一辺と、前記一辺に対向し、前記第1ミシン目に向けられた頂点とを有し、前記第1ミシン目から前記第2ミシン目までの領域は、前記第1ミシン目から前記三角マークの前記一辺までの三角マーク形成領域と、前記三角マークの前記一辺から前記第2ミシン目までのその他の領域とを有し、前記三角マーク形成領域において、前記三角マークと前記三角マークを除く余白部分とは、互いに異なる色によって形成され、前記その他の領域は、前記三角マークとは異なる色によって形成されていることが好ましい。
また、前記三角マークの前記一辺は、前記幅方向の一端から他端にかけて形成され、前記三角マークの前記頂点は、前記第1ミシン目上に形成されることが好ましい。
また、前記三角マークは、二等辺三角形、又は、正三角形であることが好ましい。
また、前記三角マークは黒色であり、前記三角マークを除く余白部分白色であり、前記その他の領域は、有彩色であることが好ましい。
また、前記その他の領域には、前記長手方向と略平行な平行線が形成されており、前記三角マーク形成領域における前記平行線の延長線は、前記三角マークの頂点を通ることが好ましい。
また、前記複数のミシン目はマイクロミシン目であることが好ましい。
本考案によれば、作業者側で使用する長さを決定でき、且つ、かさばりにくいマーキングテープを提供することができる。
<1.構成>
以下、本考案の実施形態によるマーキングテープについて、図面を参照しながら説明する。図1は本考案に係るマーキングテープを示す外観図である。図2はマーキングテープを引き出す様子を示す概念図である。図3は最小単位の基材を示す図である。図4は実施形態に係るマーキングテープを示す図である。図5は変形例に係るマーキングテープを示す図である。
以下、本考案の実施形態によるマーキングテープについて、図面を参照しながら説明する。図1は本考案に係るマーキングテープを示す外観図である。図2はマーキングテープを引き出す様子を示す概念図である。図3は最小単位の基材を示す図である。図4は実施形態に係るマーキングテープを示す図である。図5は変形例に係るマーキングテープを示す図である。
図1に示すように、マーキングテープ1は、ロール型のマーキングテープであり、基材2と巻芯3とを有している。マーキングテープ1は、テープ状の基材2を円筒状の巻芯3上に巻き取ったものである。
図2に示すように、基材2は、図3に示す方形(矩形、長方形)の基材21,22,23,…を最小の基礎単位とし、これが一直線上に連続的に配列されたテープである。図2に示すように、基材21と基材22との境界にはあらかじめマイクロミシン目212の加工が施されている。同様に、基材22と基材23との境界にもマイクロミシン目213の加工が施されている。
以下、図3を参照しながら、最小単位の基材の一例である基材21について詳細に説明する。図3に示すように、最小の基礎単位である基材21は、方形(矩形、長方形)であり、その一側の面の一端側に、指示マークとしての三角マーク4を有する。前記三角マーク4の一辺41は、前記方形の基材21の短辺211,212と平行である。前記三角マーク4の前記一辺41と対向する頂点(頂角)44(指示先端部)は、前記方形の基材21の前記一端側の短辺211に向けられており、短辺211に施されたミシン目上に形成されている。なお、短辺211と短辺211に対向する短辺212との双方にマイクロミシン目が施されている。
前記方形の基材21は、前記三角マーク4の前記一辺41を境に、三角マーク形成領域7と方形(矩形、長方形)のその他の領域8とを有する。
図4及び図5に示すように、前記三角マーク形成領域7において、前記三角マーク4と前記三角マーク4を除く余白部分とは、互いに異なる色とされる。好ましくは、前記三角マーク4と前記三角マーク4を除く余白部分は、互いに高コントラストとなるように互いに異なる色とされる。また、前記方形の基材21における前記その他の領域8は、前記三角マークの色とは異なる色とされる。
図4及び図5に示すように、前記三角マーク形成領域7において、前記三角マーク4と前記三角マーク4を除く余白部分とは、互いに異なる色とされる。好ましくは、前記三角マーク4と前記三角マーク4を除く余白部分は、互いに高コントラストとなるように互いに異なる色とされる。また、前記方形の基材21における前記その他の領域8は、前記三角マークの色とは異なる色とされる。
なお、基材2としては、例えば、紙系材質、フィルム系材質、などを使用できる。
上述のように、マーキングテープの基材2において、基材と基材との境界には、あらかじめマイクロミシン目の加工が施されている。マイクロミシン目とは、ミシン目のピッチが非常に小さく細かなミシン目加工であり、通常のミシン目がカット部分2mm:繋がっている部分0.6mmであるのに対し、マイクロミシン目はカット部分0.3mm:繋がっている部分0.2mmである。
このようなマイクロミシン目は、通常のミシン目と比べ、目が細かいため、簡単には、切り離れないが、切り離そうとして強い力を加えると、正確にマイクロミシン目の位置で、切り離しやすい。そのため、矢印の先端にマイクロミシン目を施すことで、マーキングテープを正確に切り取ることができる。また、マイクロミシン目加工とすることで、ミシン目の膨らみが少なくなり、印刷時に引っ掛かり難くなる。その結果、印刷トラブルが少なくなり、マーキングテープの歩留まりが向上する。
また、基材21の他側の面は、糊(粘着剤)からなる粘着層を有する。本願では、方形の基材21の他側の面の全面に粘着層を有する。すなわち、マーキングテープ1の基材2の他側の面の全面に粘着層を有する。
粘着層としては、一度又は数度貼ってもきれいに剥がすことのできる糊(粘着剤)で構成されていることが好ましい。また、剥がした際に、貼付物に糊(粘着剤)が残らない糊(粘着剤)が好ましい。具体的には、弱粘着糊、再剥離糊、普通糊(一般的な強さの糊)、強粘着糊(強い糊)、超強粘着糊(強粘着よりさらに強い糊)、などの糊(粘着剤)を使用することができる。弱粘着糊、再剥離糊を使用することがより好ましい。これらの糊(粘着剤)は、紙素材、フィルム素材を問わず幅広い基材に対して使用される。
弱粘着糊は、一定時間後に剥がすことを目的とした場合に使用される。再剥離糊(リピール)は、貼付後に剥がし、再度貼付でき、リピールと呼ばれることもある。再剥離糊としては、強粘着再剥離、強粘度・強粘着再剥離、弱粘着再剥離、微粘着再剥離などのタイプがある。
粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、などを使用できる。アクリル系粘着剤としては、水溶性のエマルジョンタイプ、溶剤性のソルベントタイプ、などを使用できる。
ところで、方向表示の目的で使用される矢印は、ある程度遠くから方向(流れ)をしっかり認識できる機能が重要視される。このため、「矢じり(矢尻)」と「柄」からなる典型的な矢印が使用されるケースが多い。このとき、「矢じり」と「柄」の色を互いに変えると、かえって、見づらい、わかりづらいといった感じになるので、ほとんどの場合、「矢じり」と「柄」の色は同色であり、単色の矢印である。このとき、例えば、「矢じり」と「柄」からなる単色の矢印を目立つ色とした場合、近づいて見たときに、「矢じり」と「柄」が目に飛び込んでしまい、見づらい。
これに対し、本願では、ある程度遠くからマーキング箇所をしっかり認識できる機能があればよく、マーキング位置の詳細は近くに近づいて確認するとき認識できればよい。本願では、方向表示の重要な役割を担っている矢印の「柄」を必要としない。「その他の領域」は、矢印の「柄」に比べれば面積が相対的に広くなるので見つけやすい。本願では、近づいて確認するとき「矢じり」と一体化した「柄」は、かえって、じゃまになる。
本願では、前記三角マーク形成領域において、前記三角マークと前記三角マークを除く余白部分(三角マークの余白部分)は、互いに高コントラストとなるよう互いに異なる色とされていることが好ましい。これにより、三角マーク及びその先端の視認性が格段に良くなる。「視認性」とはパッと見た瞬間の認識しやすさのことである。例えば、本願において黒色の三角マークの余白部分を切り落とした態様(余白部がない態様)では、色のある物体、特に暗い色の物体に貼付した場合、三角マーク及びその先端の視認性がよくない。これに対し、例えば、本願において黒色の三角マークの余白部分が白色である態様では、自身で高コントラストを演出できるので、色のある物体、特に暗い色に貼付した場合において、三角マーク及びその先端の視認性が非常によい。本願では、白色系の壁紙や白い壁に貼付した場合であっても、三角マークの余白部分と全く同一の白色でなければ、三角マーク及びその先端の視認性は意外にも良好である。ほぼ同一の白色紙に貼付した場合であっても、近づいて確認するとき、三角マークの余白部分(白色)の縁が視認されるので、視認性は悪くなく、意外にも良好である。
本願では、前記三角マーク形成領域において、必要がない限り、余白部分(背景)には色をつけず(基材の色とする、例えば白色とする)、三角マークはできるだけ暗い色及び/又は濃い色を使うことが好ましい。もちろん、これとは逆にしてもよく、例えば、黒色系の背景に白色系の三角マークでもよい。
本願では、白色は、例えば、紙(普通紙、印刷用紙、コピー用紙、等)と同程度の白色とすることができる。
本願では、白色は、例えば、紙(普通紙、印刷用紙、コピー用紙、等)と同程度の白色とすることができる。
本願では、白色は、例えば、明度を抑えた白色、明度の高い白色、これらの中間の白色、等を使用できる。
本願では、前記三角マークを、見やすくするためには、三角マークを除く余白部分の色(背景色)と三角マークの色のコントラストが大きいことが重要である。すなわち、白い背景に淡い色の三角マークよりは、白い背景に黒い三角マークの方が圧倒的に見やすい。しかし、白い背景に真っ黒の三角マークではコントラストが強すぎる(あるいは黒い色が強すぎる)ために、見にくいと感じられることがある。個人差はあると思われるが、真っ黒はコントラストが強すぎて、目に優しくない。このような場合は、背景とのコントラストを下げ過ぎない程度の「グレー」の三角マークを使うことで、見やすさを高めることができ、近づいて見たときに目が疲れにくくできる。グレーの三角マークは、見やすさと同時に、すっきりした印象を与える効果も期待できる。例えば、数%だけ輝度を上げるとちょうどよく、明らかにグレーに見えるようでは彩度が高すぎる。
本願では、最小単位の基材21における前記その他の領域8は、前記三角マークの色とは異なる色とされる。例えば、三角マークが黒色の場合、前記その他の領域8は、黒色とは異なる色(白色を含む)とされる。三角マークが白色の場合、前記その他の領域8は、白色とは異なる色(黒色を含む)とされる。
本願では、前記方形の基材における前記「その他の領域」は、前記三角マークの色及びその余白の色とは、異なる色とされることが好ましい。
本願では、「その他の領域」は、中・長距離からでも、ある程度目立つ色で着色することが好ましい。
本願では、あくまでも主役は三角マークであり、したがって、近づいて見たときに、「その他の領域」が目立ちすぎると、主役が目立ちにくくなり、主役である三角マークが把握しづらくなる。例えば、「その他の領域」が、ムダに濃い色である場合や、蛍光色である場合、原色に近く目立ちすぎてしまう場合は、近づいて見たときに、ちかちかした感じになりハレーションを起こしやすく、見づらくなる。
本願では、「その他の領域」は、近づいて見たときに、視認性がよく、見つけやすいが、目立ちすぎない色とすることが好ましい。
本願では、「その他の領域」は、彩度(濃さ)及び/又は明度を抑えた色を使用することが好ましい。
本願では、「その他の領域」は、例えば白色や極く薄い色だと、貼付する物体が例えば白色や極く薄い色の場合、あまり目立たない。この場合は、「その他の領域」は、例えば、薄すぎない色であって、有彩色を使用することが好ましい。
本願では、貼付する物体が暗い色及び/又は濃い色である場合は、「その他の領域」が白色や極く薄い色であっても視認性は悪くない。
本願では、「三角マーク」の色、「三角マークを除く余白部分」の色、「その他の領域」の色としては、それぞれ、色相(色合いの違い)、明度(明るさの違い)、彩度(鮮やかさの違い)の3つを任意に組み合わせて得られる色を使用できる。
本願では、有彩色(彩りのある色)、無彩色(彩りのない色)を使用できる。
無彩色は、白、黒、グレーであり、色相、彩度はなく、あるのは明るさの段階だけである。
有彩色には、例えば、赤、黄、緑、青、紫や、これらの中間色相(黄赤、黄緑、青緑、青紫、赤紫)、さらには、ピンク、ベージュなど様々な色がある。
色調(カラートーン)とは、色の明度と彩度によって分けられる色の系統をいう。 無彩色の色調(カラートーン)としては、ホワイト(白)、ライトグレイ(あかるい灰色)、ミディアムグレイ(灰色)、ダークグレイ(くらい灰色)、ブラック(黒)等が挙げられる。
有彩色の色調は、低彩度、中彩度、高彩度、純色に分けられる。
低彩度の色調としては、ペールトーン(うすい色)、ライトグレイッシュトーン(あかるい灰みの色)、グレイッシュトーン(灰みの色)、ダークグレイッシュトーン(くらい灰みの色)等が挙げられる。
中彩度の色調としては、ライトトーン(あさい色)、ソフトトーン(やわらかい色)、ダルトーン(にぶい色)、ダークトーン(くらい色)等が挙げられる。
高彩度の色調としては、ブライトトーン(あかるい色)、ストロングトーン(つよい色)、ディープトーン(こい色)等が挙げられる。
純色としては、ビビッドトーン(さえた色、原色)等が挙げられる。
本願では、「その他の領域」の色としては、例えば、ピンク、グリーン、パープル、ブルー、イエローなどが使用できる。このとき、彩度(濃さ)及び/又は明度を抑えた色を使用することが好ましい。
本願では、「その他の領域」の色としては、パルテル調の色(白色が混ざったような淡い色彩)、ライトトーン(あさい色)、ソフトトーン(やわらかい色)、等を使用できる。 本願では、「その他の領域」の色としては、例えば、パステル調の、ピンク、緑、紫、青、水色、黄色などや、パステル調の、うす緑、淡いピンク、淡い青、うす紫、淡い水色、淡い黄色などが使用できる。
本願では、「三角マーク」の色、「三角マークを除く余白部分」の色、「その他の領域」の色としては、ブラック(黒)、ダークグレイ(くらい灰色)からブラック(黒)までの間の中間色(特にこのうちの色であって明らかにグレーに見えないもの)、ダークグレイ(くらい灰色)、ダークトーン(くらい色)、ダークトーン(くらい色)からブラック(黒)までの間の中間色、等を使用できる。
本願では、「三角マーク」の色、「三角マークを除く余白部分」の色、「その他の領域」の色としては、ホワイト(白)、ホワイト(白)からライトグレイ(あかるい灰色)までの間の中間色(特にこのうちの色であって明らかにグレーに見えないもの)、ペールトーン(うすい色)、ペールトーン(うすい色)からホワイト(白)までの中間色、等を使用できる。
本願では、例えば、前記三角マークと前記三角マークを除く余白部分は、一方が黒色又は黒色に近い色であり、他方が白色又は白色に近い色であり、前記その他の領域は、有彩色である態様が好ましい(構成6)。
なお、本願では、「その他の領域」は、縁取り線がないので、三角マークに集中する際に、じゃまにならない。これに対し、例えば、極細い線であっても「その他の領域」に縁取り線がある場合は、視覚的に余分なものとなり、三角マークに集中する際に、じゃまになることがある。
本願では、前記三角マークは、3つの頂点44、45、46が、方形の基材の辺に接していることが好ましい(構成2)。最大限の大きさとすることで、相対的により認識しやすく、見やすくなる。また、前記三角マークの3つの頂点が、方形の基材の辺に接していない態様に比べ、すっきりしていてシンプルなレイアウトとなる。本態様では、余計な箇所に目がいかず、三角マークの先端に集中できる。
本願では、特に、前記三角マークの頂点44が、前記方形の基材21の前記一端側の短辺211と接することにより、マーキングした詳細(正確)な位置を目で追う作業が容易となる。前記三角マークの頂点が、前記方形の基材の短辺に接していない態様では、不一致により生ずる余白(退避部分)で目線が切れてしまい、目で追う作業の妨げとなる。
本願では、前記三角マーク4は、前記方形の基材21に対して最大限、大きく、太く、濃くすることで、相対的に、よく目立ち、見やすくなる。
本願では、前記三角マーク4は、前記方形の基材21に対して最大限、大きく、太く、濃くすることで、相対的に、よく目立ち、見やすくなる。
本願では、前記三角マークは、二等辺三角形、特に正方形に内接する二等辺三角形(底辺の長さと高さが同じとなる)や、正三角形などが好ましい(構成3)。これにより、相対的に、シンプルで見やすくなる。これに対し、三角形の高さが変に長くなったり短くなったりすると、間延びした感じになったり寸詰まりの感じになったりし、かえって、見づらくなる。これと同様に、前記三角マークにおける各辺を、曲線にしたり、前記三角マークの一部に凹凸を設けるなどして、変形した場合、かえって、見づらくなる。
図3では、前記三角マーク4は、正方形である三角マーク形成領域7に内接する二等辺三角形(底辺41の長さと高さが同じ)である。
本願では、前記三角マーク4は、正方形に内接する二等辺三角形を正三角形まで変化させる間に得られる三角形とすることが好ましい。
本願では、前記方形の基材21は、短辺211の長さと長辺5の長さの比は、短辺:長辺=1:2〜4であることが好ましく(構成4)、略1:3(例えば略1:2.7〜3.3)であることがより好ましい。
長辺の長さが変に長くなったり短くなったりすると、間延びした感じになったり寸詰まりの感じになったりする。特に、長辺の長さが長い場合、前記方形の基材の他端側の短辺等の余計な箇所に目がいきがちで、目線の移動が大きく、作業に集中しづらくなる。
本願では、三角マーク形成領域7とその他の領域8の長辺方向の長さ(前記方形の基材21の長辺5に沿った長さ)の比は、1:1〜3であることが好ましく(構成5)、略1:2(例えば略1:1.7〜2.3)であることがより好ましい。
上記比率であると、例えば、すっきりしていてシンプルなレイアウトである。
上記比率を超えると、例えば、統一感がなくなる。
本願では、ムダに大きな三角マーク及び/又はムダに大きな「その他の領域」や、ムダに装飾のある三角マーク及び/又はムダに装飾のある「その他の領域」できるだけ避け、シンプルな三角マーク及び/又は「その他の領域」を使うようにするとよい。
本願では、三角マーク及び「その他の領域」の種類やサイズを工夫することで、マーキングテープは格段に「使いやすく」なる。また、三角マーク及び「その他の領域」の配置や配色、全体のレイアウトを考えることで、マーキングテープは、「使いやすく」、「見やすく」、理解しやすいものになる。
マーキングテープにおいても「見栄えの良さ」、「美しさ」、「アイキャッチ」ということは非常に重要である。すなわち「使いやすさ」「見やすさ」「見栄えの良さ」が三位一体となったとき、機能性に優れ、多くの人を惹きつける魅力あるマーキングテープとなる。
<2.効果>
上記構成の実施形態に係るマーキングテープ1によれば、以下のような効果を得ることができる。上述のように、マーキングテープ1は、巻芯3と、巻芯3に巻回され、幅方向と長手方向とを有する帯状の基材2とを備える。基材2には幅方向に略平行な複数のミシン目が前記長手方向に所定間隔をもって形成されている(図2)。基材2は、粘着面を有する第1面とミシン目の間に指示マークとしての三角マークがそれぞれ形成されている第2面とを有する。図3に示すように、三角マーク4は、ミシン目211に略平行な一辺41と、その一辺41に対向し、ミシン目211に向けられ指示先端部を構成する頂点44とを有する。ミシン目211からミシン目212までの領域は、ミシン目211から三角マーク4の一辺41までの三角マーク形成領域7と、三角マーク4の一辺41からミシン目212までのその他の領域8とを有する。三角マーク形成領域7において、三角マーク4と三角マーク4を除く余白部分とは、互いに異なる色によって形成される。また、その他の領域8は、三角マーク4とは異なる色によって形成される。
上記構成の実施形態に係るマーキングテープ1によれば、以下のような効果を得ることができる。上述のように、マーキングテープ1は、巻芯3と、巻芯3に巻回され、幅方向と長手方向とを有する帯状の基材2とを備える。基材2には幅方向に略平行な複数のミシン目が前記長手方向に所定間隔をもって形成されている(図2)。基材2は、粘着面を有する第1面とミシン目の間に指示マークとしての三角マークがそれぞれ形成されている第2面とを有する。図3に示すように、三角マーク4は、ミシン目211に略平行な一辺41と、その一辺41に対向し、ミシン目211に向けられ指示先端部を構成する頂点44とを有する。ミシン目211からミシン目212までの領域は、ミシン目211から三角マーク4の一辺41までの三角マーク形成領域7と、三角マーク4の一辺41からミシン目212までのその他の領域8とを有する。三角マーク形成領域7において、三角マーク4と三角マーク4を除く余白部分とは、互いに異なる色によって形成される。また、その他の領域8は、三角マーク4とは異なる色によって形成される。
上記構成により、基材2がロール型に形成されるので、作業者側で使用する長さを決定でき、且つ、かさばりにくい。また、基材2にはマイクロミシン目が施されているため、誰でも容易にきれいに切ることができる。さらに、ミシン目と矢印の先を構成する三角マーク4の頂点44の印刷部分とを正確に一致させているので、ロール型であっても正確性を備え、断続的な使用が可能である。
また、三角マーク4については従来と同様の効果が得られる。具体的には、三角マークは、検収や検品時の不良箇所等の詳細(正確)な位置を的確かつ詳細(正確)に知らせる機能を有する。三角マークは、中・近距離(特に近距離)において、目線が自然と三角マークに行くこと、及び、マーキングテープ全体に占める面積の相対的に小さな三角マークのみを集中して見ることにより、相対的により見やすく、相対的によりわかりやすく、しかも不良箇所等を相対的により見つけやすく、さらに、機能分離されていない場合に比べて、疲れにくい。特に、長時間作業や大量処理を行っても疲れにくい。
また、その他の領域は、マーキングのある箇所やマーキングした大まかな場所を知らせる機能を有する。この機能は、中・長距離機能で発揮されるが、中・近距離(特に近距離)においても、例えば、衣服などの場合、マーキングのある箇所や、マーキングした大まかな場所、を確実に知らせる機能が発揮され、次の動作として、三角マークに目を移すことによって、マーキングした詳細(正確)な位置を確認する作業が実施される。
また、上記実施形態では、三角マーク4の一辺41は、幅方向の一端45から他端46にかけて形成され、三角マーク4の頂点44はミシン目211上に形成されている。換言すれば、三角マーク4は、3つの頂点44、45、46が、方形の基材21の辺に接している。
上記構成により、相対的により認識しやすく、見やすくなる。また、前記三角マークの3つの頂点が、方形の基材の辺に接していない態様に比べ、すっきりしていてシンプルなレイアウトとなる。本態様では、余計な箇所に目がいかず、三角マークの先端に集中できる。
また、上記実施形態では、三角マーク4は黒色であり、三角マーク4を除く余白部分白色であり、その他の領域8は有彩色である。
上記構成により、近づいて見たときに、「その他の領域」が目立ちすぎず、主役である三角マークが目立たせることが可能である。例えば、「その他の領域」が、ムダに濃い色である場合や、蛍光色である場合、原色に近く目立ちすぎてしまう場合は、近づいて見たときに、ちかちかした感じになりハレーションを起こしやすく、見づらくなる。
また、上記実施形態では、複数のミシン目211,212,213はマイクロミシン目によって構成されている。
上記構成により、誰でも容易にきれいに切ることができる。また、ミシン目と矢印の先の印刷部分とを正確に一致させているので、ロール型であっても正確性を備え、断続的な使用が可能である。
また、マーキングテープを所望の長さで切り取ることができるようになっている。したがって、例えば、中・近距離(文房具として又は中小型工業製品等に対して)で使用する場合、最小単位の基材を1単位分で切り取って使用することができる。また、中・長距離(土木・建築現場や警察の現場検証等)で使用する場合には、最小単位の基材を複数単位分で長く切り取って使用することもできる。
<3.変形例>
本考案は、上述した実施形態に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。
本考案は、上述した実施形態に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、図4に示すようにその他の領域8に水平線が存在しない場合を例示したが、これに限定されず、図5に示すように細い水平線(中心線)を設けるようにしてもよい。この場合、水平線(中心線)の太さは0.3mmで三角マークと同色にすればよい。なお、水平線(中心線)は極細いので、近づいて、不良箇所の確認作業をする際に、水平線(中心線)をじゃまに感じすることはない。
このように、上記変形例では、その他の領域8には、長手方向と略平行な平行線が形成されている。そして、三角マーク形成領域7における平行線の延長線は、三角マーク4の頂点44を通る。
また、上記実施形態では、指示マークは三角マーク4により構成され、指示先端部は頂点44により構成されたが、この構成に限定されない。
1 マーキングテープ
2 基材
3 巻芯
5 最小単位の基材の長辺
7 三角マーク形成領域
4 三角マーク
8 その他の領域
211,212 最小単位の基材の短辺(マイクロミシン目)
41 三角マークの一辺
44,45,46 三角マークの頂点
2 基材
3 巻芯
5 最小単位の基材の長辺
7 三角マーク形成領域
4 三角マーク
8 その他の領域
211,212 最小単位の基材の短辺(マイクロミシン目)
41 三角マークの一辺
44,45,46 三角マークの頂点
Claims (7)
- 巻芯と、
前記巻芯に巻回され、幅方向と長手方向とを有する帯状の基材と、
を備え、
前記基材には、前記幅方向に略平行な複数のミシン目が前記長手方向に所定間隔をもって形成されており、
前記基材は、
粘着面を有する第1面と、
前記複数のミシン目のうち、第1ミシン目と前記第1ミシン目に隣接する第2ミシン目との間において、前記第1ミシン目側に指示マークが形成されている第2面と、
を有し、
前記指示マークは、前記第1ミシン目に向けられた指示先端部を有するマーキングテープ。 - 前記指示マークは、三角マークを有し、
前記指示先端部は、頂点を有し、
前記三角マークは、
前記第1ミシン目に略平行な一辺と、
前記一辺に対向し、前記第1ミシン目に向けられた前記頂点と、
を有し、
前記第1ミシン目から前記第2ミシン目までの領域は、
前記第1ミシン目から前記三角マークの前記一辺までの三角マーク形成領域と、
前記三角マークの前記一辺から前記第2ミシン目までのその他の領域と、
を有し、
前記三角マーク形成領域において、前記三角マークと前記三角マークを除く余白部分とは、互いに異なる色によって形成され、
前記その他の領域は、前記三角マークとは異なる色によって形成されている請求項1に記載のマーキングテープ。 - 前記三角マークの前記一辺は、前記幅方向の一端から他端にかけて形成され、
前記三角マークの前記頂点は、前記第1ミシン目上に形成される、請求項2に記載のマーキングテープ。 - 前記三角マークは、二等辺三角形、又は、正三角形である請求項2又は請求項3に記載のマーキングテープ。
- 前記三角マークは黒色であり、
前記三角マークを除く余白部分白色であり、
前記その他の領域は、有彩色である請求項2〜請求項4のいずれかに記載のマーキングテープ。 - 前記その他の領域には、前記長手方向と略平行な平行線が形成されており、
前記三角マーク形成領域における前記平行線の延長線は、前記三角マークの頂点を通る請求項2〜請求項5のいずれかに記載のマーキングテープ。 - 前記複数のミシン目はマイクロミシン目である請求項2〜請求項6のいずれかに記載のマーキングテープ。
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JP2015000530U JP3197072U (ja) | 2015-02-05 | 2015-02-05 | マーキングテープ |
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JP2015000530U JP3197072U (ja) | 2015-02-05 | 2015-02-05 | マーキングテープ |
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JP3197072U true JP3197072U (ja) | 2015-04-16 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102287735B1 (ko) * | 2021-01-11 | 2021-08-11 | 주식회사 동우기술단 | 구조물의 비파괴 시험을 위한 측정위치 마킹부재 |
KR102421200B1 (ko) * | 2021-06-10 | 2022-07-15 | 해동이엔씨 주식회사 | 구조물 검사용 측점분할장치 |
JP7368021B1 (ja) | 2022-10-07 | 2023-10-24 | 株式会社赤米 | 目地シール施工用マスキングテープ及びこれを用いた目地シール施工方法 |
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2015
- 2015-02-05 JP JP2015000530U patent/JP3197072U/ja not_active Expired - Fee Related
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