JP5224562B1 - 隠ぺい力判断用の貼着型積層シート、およびその貼着型積層シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法 - Google Patents

隠ぺい力判断用の貼着型積層シート、およびその貼着型積層シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新規かつ有用な「隠ぺい力判断用の貼着型積層シート」と、それを用いた「塗膜の隠ぺい力と膜厚の評価方法」を提供することを目的とする。
【解決手段】「紙基材層(1)/感圧接着剤層(2)/セパレータ(3)」からなる積層構成を有する積層シート(4)であって、その紙基材層(1)の表面側には白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を1条ないし複数条形成してある。個々の帯状の領域(5)を囲む辺にはハーフカット線(6)を設けてあり、その帯状の領域(5)を横断する方向にはその領域(5)内の紙基材層(1)を小分けするためのミシン目(71)からなる小分け補助手段(7)を設けてある。この隠ぺい力判断用の貼着型積層シートを用いて、塗膜の隠ぺい力と塗膜の膜厚とを評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物に塗装を行うときの隠ぺい力判断用の貼着型積層シートに関するものである。また、その貼着型積層シートから小分けした小片を用いて、塗膜の隠ぺい力と塗膜の膜厚とを評価する方法に関するものである。
(従来の隠ぺい率試験紙とその問題点)
対象物に対して上塗り塗装、補修用の塗装あるいは新たな塗装を行うときには、所期の隠ぺい力が得られるかどうかを知ると共に、その隠ぺい力が得られるときの塗膜の厚みを知ることが必要となる。
従来は、予め試験室において「隠ぺい率試験紙」(隠ぺい試験紙、隠ぺい力試験紙、白黒隠ぺい試験紙とも称される)を用いて塗装試験を行い、どのような条件下に塗装を行えばどのような膜厚のときに必要な隠ぺい力が得られるかを把握しておくことが不可欠であった。なお、隠ぺい率の測定に関しては「JIS K 5600−4−1」に規定がある。
隠ぺい率試験の結果は書面で報告するのが通常であり、その報告書には必要に応じて試験済みの隠ぺい率試験紙が添付される。
現在広く使用されている標準的な隠ぺい率試験紙は、アート紙の表面に印刷によりパターンを形成したものであり、全面にパターンを形成したものや、パターン形成部のほかに余白部分を設けてその余白に必要事項を書き込むことができるようにしたものがある。
隠ぺい率試験紙の寸法は種々様々であるが、一例をあげると、縦幅が170〜180mm程度(必要事項の記載欄や記入欄を含めると250mm程度)で横幅が140〜150mm程度である。
隠ぺい率試験紙のパターンのうち代表的なものは、白の領域と黒の領域とを試験紙の左右または上下に隣接配置したものである。それら以外のパターンの例は、白と黒との市松模様からなるもの、菱形図形の組み合わせからなるもの、黒とグレーとからなるのもの、赤とグレーとからなるもの、グレーとシルバーとからなるものなどである。そのほか、全白(白一色)のものや全黒(黒一色)のものもある。
上記の従来の隠ぺい率試験紙は、塗装に関連する分野においては広く採用されかつ必要不可欠のものとなっているが、次のような問題点があった。
(ア)隠ぺい率試験紙を用いて試験結果を出すには、「必要枚数の試験紙に対する塗装→塗装後の乾燥→隠ぺい率を求めるための測定」の手順を踏まなければならないため、多大の時間と手間を要すること。
(イ)隠ぺい率試験紙による場合、煩雑な重量法やウエットフィルムに塗装した場合に規定のコントラスト比が得られるかどうかという膜厚法により塗膜厚を求めなければならないため、塗膜厚の測定にもかなりの手間を要すること。
(ウ)隠ぺい率試験紙は試験室内で使用するものであるため、その試験結果を実際の塗装作業の現場で利用するまでには、時間的かつ距離的な不利があること。
(エ)上記のような事情から、隠ぺい率試験紙を用いての試験による結果を塗装現場に生かす方法は、手間の点でもコストの点でもかなりの負担になること。
(オ)隠ぺい率試験紙は、もともと現場における塗装対象物に貼り付ける使い方をするものではなく、また塗装対象物に貼り付けるようには工夫されていないので、隠ぺい率試験紙を用いての試験結果が現場では間接的に利用されるにとどまること。
(カ)鋳物のような非平面の製品に塗装を行うケースにおいては、平面に対して塗装を行う隠ぺい率試験紙による試験データは、現場では間接的な意味合いでの利用にとどまること。
(特許文献1)
本出願人の出願にかかる特公昭49−31155号公報(特許第765746号)(特許文献1)の発明は、アート紙上に白黒に塗り分けた試験紙片の塗料塗布面の表面に、熱硬化性天然樹脂を必須成分としかつ油溶性の黒色染料を添加した熱硬化性ワニスを塗布し、これを加熱して不融かつ不溶性の透明被膜を形成した隠ぺい率試験紙にかかるものである。
この特許文献1の隠ぺい率試験紙は、上記のような特別の構成を有するため、一般の隠ぺい率試験紙に比しすぐれているものということができる。
この特許文献1には、隠ぺい率試験紙の構成のほか、隠ぺい率の試験法にかかる日本工業規格、隠ぺい率の試験項目などについての基本的な事項が示されている。
従って、この特許文献1は、隠ぺい率試験紙を理解する上においても参考になる文献であるということができる。
(特許文献2)
特開2011−149851号公報(特許文献2)の請求項1には、ラベル本体(表面には作業記録記入欄が形成され、裏面に再剥離を可能とする第1粘着剤層が形成されたもの)とカバーシールとを備えた「脆弱な堆積膜厚の確認ラベル」が示されている。
この確認ラベルは、より詳しくは、
・ラベル本体の表面にはグラデーションパターン欄が形成され、
・該グラデーションパターン欄は明度差変化によって形成される濃淡勾配をもち、
・前記グラデーションパターン欄の濃淡勾配の勾配位置を段階的に表示する基準表示部を前記グラデーションパターン欄に複数個設け、
・前記基準表示部の段階を表示する識別符号を前記基準表示部に付したこと、
を特徴とするものである。
すなわち、上記の積層構成を有する「ラベル本体」の表面に、「グラデーションパターン欄」と「基準表示部」と「識別符号」との3者を形成させることが、この特許文献2の発明のポイントとなる工夫点である。
この特許文献2の図4や本文中には、「ラベル本体/第1粘着剤層/セパレータ」の積層構成が示されている。この特許文献2には、次に抜粋したような記載も見られる。
その段落0016には、「前記ラベル本体は、薄く柔軟性のある部材、例えば、紙、金属箔、樹脂フィルムにより形成され、」との記載がある。ただし、実施例においては、その実施例1において「柔軟性のあるフィルム材」を用いた例があげられているのみである。
その請求項5には、「前記基準表示部が、直線、円周、ドット、図形、記号等のマークを用いて形成され、」とある。
その段落0028には、「(探傷試験用のラベルとしてばかりでなく、)・・・圧縮ガス利用による塗料のスプレーや静電気による粉体塗料塗布作業の塗布膜厚さ目安ゲージ・・・等として利用できる。」との記載がある。
その段落0010、0026、0044には、「堆積膜厚または塗膜厚さをリアルタイムで確認できる」旨の記載もある。そのような確認が可能になるのは、ラベル本体の表面に「グラデーションパターン欄と基準表示部と識別符号」とを設けているからである。
その図6や図10〜13にはラベルを各所に貼り付けた例が示されており、また図6にはラベルを対象物に貼り付けた状態でスプレー塗装することも示されている。
特公昭49−31155号公報 特開2011−149851号公報
(特許文献1)
上述の特許文献1に記載の隠ぺい率試験紙は、隠ぺい率試験紙として好適なものであり、現在においても広く普及しているものであるが、本発明はこの特許文献1の隠ぺい率試験紙とは発想ないし技術思想の異なる「隠ぺい力判断用の貼着型積層シート」を提供するものである。
(特許文献2)
上述の特許文献2には、「ラベル本体/第1粘着剤層/セパレータ」の積層構成が示されているが、ポイントとなる工夫点は、すでに述べたように、積層構成を有する「ラベル本体」の表面に、「グラデーションパターン欄」と「基準表示部」と「識別符号」との3者を形成させることにある。
この特許文献2に記載の発明は、表面の大部分を占める「グラデーションパターン欄」がもっとも重要な役割を果たしており、この「グラデーションパターン欄」を欠く構成は特許文献2の発明自体を破壊してしまう。
また、特許文献2においては、ラベル本体はそのようなグラデーションパターン欄を設けるため相応の面積を有していることになるが(最小でもハガキ大かそれ以上であると思われる)、そのようなラベル本体を「小分けしたもの」を対象物に貼り付ける思想は全く有していない。そのような小分けは、グラデーションパターン欄を設けることの意義を無にしてしまうからである。
特許文献2の確認ラベルにおいては、グラデーションパターン欄をフルに利用することが不可欠であることは明らかである。
(発明の目的)
上記のように、特許文献1の隠ぺい率試験紙は、以前から現在に至るまで使用されている隠ぺい率試験紙のうち好ましいものの代表例である。
一方、特許文献2において提案されている確認ラベルは、ラベル本体の表面にグラデーションパターン欄を設けることに技術的な思想が存するものである。
これに対し、本発明は、特許文献1を含む従来の伝統的な隠ぺい率試験紙との対比では、それとは構成も使い方も基本的に異なるものである。また特許文献2の確認ラベルとの対比では、それとは構成も、使い方も、狙いとすることころも相違するものである。
本発明は、このような背景下において、従来においては考えられていなかった新規かつ有用な「隠ぺい力判断用の貼着型積層シート」を提供すること、および、その貼着型積層シートを用いた「塗膜の隠ぺい力と膜厚の評価方法」を提供すること、を目的とするものである。
本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートは、
対象物(O)に塗装を行うときの塗膜の隠ぺい力を判断するための積層シート(4)であること、
前記の積層シート(4)は、「紙基材層(1)/感圧接着剤層(2)/セパレータ(3)」からなる基本の積層構成を有すること、
前記の紙基材層(1)の表面側には、白色の帯状パターン(W)と黒色の帯状パターン(B)とがそれらの長辺同士で隣接した白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を1条ないし複数条形成してあること、
また、前記の積層シート(4)の紙基材層(1)には、前記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を囲む2つの長辺(5L),(5L)と2つの短辺(5S),(5S)に沿って、ハーフカット線(6)を設けてあること、
さらに、前記の紙基材層(1)には、前記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を横断する方向に、その帯状の領域(5)内の紙基材層(1)を小片状に小分けするためのミシン目(71)からなる小分け補助手段(7)を設けてあること、
を特徴とするものである。
本発明の貼着型積層シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法は、
上記の貼着型積層シートから小分けした小片(P)を対象物(O)の必要部位に貼着すること、
ついで、その貼着した小片(P)の部位を含む対象物(O)の表面に対して所期の隠ぺい力が得られるように塗装を行うこと、
さらに、塗装後の塗膜の膜厚を膜厚計で測定すること、
を特徴とするものである。
塗装に関連する分野においては、補修や塗り替えのため、色の異なる塗料を既存の塗装板に塗り重ねることがある。この場合、従来は下地の色を覆い隠すために必要な上塗り塗料の膜厚についての把握を、試験室における隠ぺい率試験紙を用いた事前の試験により求めていた。
そして、現場での対象物への塗装に際しては、上記のようにして求めておいた知見(所期の隠ぺい率が得られる膜厚についての塗装条件)を再現することに努めていたが、試験室と現場とでは、温度、湿度、風の有無、塗装を行う人の個人差などにより塗装条件が食い違うことがあるため、その正確な再現は必ずしも容易ではなかった。
本発明は、上塗り塗装などにおいて、塗装に必要な膜厚を予め隠ぺい率試験紙で求めておくのではなく、塗装現場において本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートから小分けした小片(P)を対象物(被塗装物)に貼り付け、塗装しながら目視で下地の隠ぺい状況を確認し、隠ぺいがなされた時点で該膜の膜厚を計測して、必要膜厚を求めるものである。なお、膜厚の計測は、対象物が鉄板などの磁性体である場合はもとより、磁性体でない場合でも、膜厚計により容易に測定することができる。
この場合、従来から使われている隠ぺい率(隠ぺい力)試験紙を用いたのでは、上記のような使い方をすることができない。
本発明は、特別の構成を有する「隠ぺい力判断用の貼着型積層シート」およびその貼着型積層シートを用いた「塗膜の隠ぺい力と膜厚の評価方法」を案出することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明によれば、必要とする全工程が1工程で済み、試験室における予備的な試験を要しないので、従来とは比較にならないほど時間の短縮が図られる上、塗装現場における塗装過程において状況を正確に把握することができるので、塗装作業結果の信頼性が従来に比し顕著に向上する。
そして、本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートは、それ自体の製作コストが安く、また小分け使用するものであるので需要者側にとっても費用的に極めて有利である。
しかも、本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートは、簡易・簡便で使い勝手が良いのみならず、塗装を行ったときの塗膜の形成と塗膜の隠ぺい力の度合いの判断時期とが乖離しないため、塗装現場において大きな威力を発揮する。
また、塗装の結果が目視できるので、ユーザー側の担当者に対しても説得性がある。
これまでに述べた説明と重複するところも多いが、本発明の効果を従来の隠ぺい率試験紙を用いた従来法と対比すると次のようになる。
(隠ぺい率試験紙を用いてその結果を利用する従来法について)
△:膜厚を測ってから隠ぺい力を決めるものである。
△:試験紙の面積が大きく、従ってコストも高い。
△:平面部分しか測ることができない(稜や隅や湾曲面などの非平面部分は測ることができない)。膜厚を測る器具としてはアプリケーター、ドクター、バーコーターなどの膜厚測定器具を用いるところ、これらは全て平面に適用することを前提としているため、この点からも平面しか測ることができない。
△:隠ぺい率、隠ぺい力を測るのに時間がかかる。
△:垂直の被塗物に塗装するときには、塗料の固形分濃度によっては、自然流下や自重により、塗膜の厚みが上部側が薄く下部側が厚くなる傾向がある。
(本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートについて)
○:塗装時の塗膜の隠ぺい力を目視で知った上で、その膜厚を測るものであり、上記の従来法とは正反対の使い方をするものである。
○:1枚の貼着型積層シート(試験紙)から小片を小分けして対象物に貼り付ける使い方をするものであり、1枚のシートから多数枚の小片がとれるため、上記の従来品に比しコストがたとえば数10分の1というように格段に小になる。
○:そして、対象物(被塗物)に貼り付けるときの貼着型積層シート(試験紙)の大きさ(寸法)については、小片1個分から小片n個分の大きさまで任意に小分けすることができるので、その場の状況に応じて自在に対処することができる。
○:小片を対象物に貼り付けた状態で、塗装物の膜厚を短時間で測ることができる。
○:小片貼り付け型であるため、対象物(被塗物)のあらゆる部位に適用できる。たとえば、2つの面が直角、鈍角または鋭角に形成されているときの稜線または窪み線を挟む2面間の部位、凸の湾曲面の外面、凹の湾曲部の内面、細いパイプの外面をはじめ、対象物の非平面部分にも貼着できる、
○:JIS規格と同じ試験紙であるから、直ちにJIS規格通りの答えを出すことができる。
○:ディッピング塗装や粉体塗装を含め、ありとあらゆる塗装に使用できる。
○:特別の測定器具は必要がなく、膜厚計のみで測定できる。
○:粉体塗装などの高温(たとえば250℃)に耐えるものも容易に作製できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(積層シート(4))
本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートは、対象物(O)に塗装を行うときの塗膜の隠ぺい力を判断するための積層シート(4)からなる。
対象物(O)としては、補修のために同系統の色を塗り重ねるときの既存の塗装板、塗り替えのために別の色の塗料を塗装するための既存の塗装板、新たに塗装を行うときの各種の塗装対象物などがあげられる。
対象物(O)は、構築物やそれに付属するものの壁面、床面、天井面、配管などに限られず、たとえば鋳物製品などの製造物であってもよい。また、それらの構造物や製造物に塗装を行うに先立って予備的に試験を行うためのテストパネルであってもよい。
上記の積層シート(4)は、「紙基材層(1)/感圧接着剤層(2)/セパレータ(3)」からなる基本の積層構成を有する。
紙基材層(1)としてはコート紙やアート紙があげられるが、本発明の目的には、白色度や剛性の点で特にアート紙が好適である。
アート紙は、A1コート紙の場合、上質紙などの原紙の片面または両面に片面につき1平方メートル当りたとえば20g前後の白色顔料系のコーティング層を設けたものである。両面コーティング品の場合、白色度はたとえば82〜84%程度、坪量は1平方メートル当りたとえば80〜210g程度(厚みで0.08〜0.19mm程度)であることが多い。
アート紙の品種には、通常のA1コート紙のほか、A0コート紙(スーパーアート)や超A0コート紙などもある。
なお、紙基材の層に代えてフィルム基材の層を用いることは、本発明の目的には適当ではない。
感圧接着剤層(2)としては、アクリル系、シリコーン系、ゴム系、ビニル系、ウレタン系をはじめとする種々の感圧接着剤(つまり粘着剤)からなるものが用いられる。これらの中では、アクリル系感圧接着剤(架橋型のものや非架橋型のもの、溶液型のものやエマルジョン型のものなど、種々のタイプがある)とシリコーン系感圧接着剤とが特に重要であり、粉体塗料のように高温条件下での塗装を行うときは、これらの感圧接着剤の中から耐熱性の大きいグレードのものを選択することが望ましい。
セパレータ(3)としては、基材自身が剥離性を有するものや、基材に直接またはアンカーコート層を介して剥離剤で表面処理した各種の剥離性シートが用いられる。
このときの剥離剤としては、長鎖アルキル基やフッ素やケイ素を含む低エネルギー表面を有する物質が用いられるが、安定した剥離力が得られるシリコーン系の剥離剤が特に重要である。
基材は、紙でもよく、プラスチックスシートでもよいが、紙基材を用いることが多い。
(白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5))
上記の紙基材層(1)の表面側には、白色の帯状パターン(W)と黒色の帯状パターン(B)とがそれらの長辺同士で隣接した白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)が1条ないし複数条形成される。
1枚の紙基材層(1)に設ける帯状の領域(5)の条数は、紙基材層(1)の横幅が狭いときには1条であってもよいが、紙基材層(1)としては従来の隠ぺい試験紙と同程度のサイズのものを使うことが多いので、複数条、殊に2〜4条とすることが好ましい(5条以上でも何ら差し支えない)。
白黒隣接パターン(W/B)における白色の帯状パターン(W)および黒色の帯状パターン(B)の幅は同一とするのが通常であり、そのときのそれぞれの幅はたとえば10〜20mm程度(従って、白色の帯状パターン(W)と黒色の帯状パターン(B)との合計幅は20〜40mm)とすることが多いが、必ずしもその範囲に限られない。
1枚の紙基材層(1)に白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を「複数条」形成するときの隣接する条と条との間の隙間の間隔は任意であるものの、たとえば5〜15mm程度あるいはそれ以上とすることが多い。なお、複数条の帯状の領域(5)・・はいずれも同じ大きさおよび幅にするのが通常であるが、それぞれの条について大きさや幅を変えることも可能である。
(ハーフカット線(6))
上記の積層シート(4)の紙基材層(1)には、上記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を囲む2つの長辺(5L),(5L)と2つの短辺(5S),(5S)に沿って、ハーフカット線(6)が設けられる。(ただし、長辺(5L)や短辺(5S)の事実上全長がハーフカットされ、名目的に繋ぎ部が残されているような場合については、これを本発明の範囲外とするものではない。)
ここでハーフカット線(6)とは、積層シート(4)を構成する「紙基材層(1)/感圧接着剤層(2)/セパレータ(3)」の各層のうち、セパレータ(3)を切断分離してしまうようなことがない切断線のことである。
(小分け補助手段(7))
さらに、上記の紙基材層(1)には、上記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を横断する方向に、その帯状の領域(5)内の紙基材層(1)を小片状に小分けするための小分け補助手段(7)が設けられる。このときの横断方向は、長辺(5L)に対して直角方向になるようにするが、場合によってはやや斜め方向であってもよい。
この小分け補助手段(7)は、具体的にはミシン目(71)からなる。なお、このミシン目(71)に加えて目盛り(72)を付設することもできる。
小分けを行うときには、次のような操作を行う。
小分け補助手段(7)がミシン目(71)のみであるときは、2つのミシン目(71)で挟まれた領域の紙基材層(1)の端を手の指で摘まんで、それらのミシン目(71)を引き裂く方向にめくる操作を行うことにより小片化する。この場合、ミシン目(71)に沿って定規(または定規に類するもの)を当てながらめくる操作を行うことが好ましい。
小分け補助手段(7)としての目盛り(72)を付設したときは、両側の相対応する目盛り(72),(72)間に定規(または定規に類するもの)を当てながら上記のめくり操作をすることが好ましい。
ここで、理解を容易にするために、数値をあげて説明を行うことにする。この数値は、後述の実施例1におけるものである。
今、上記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)の長辺側の幅を180mm、短辺側の幅を30mm(白色の帯状パターン(W)の幅は15mm、黒色の帯状パターン(B)の幅は15mm)とし、上記の隣接するミシン目(71),(71)間の幅を10mmとする。
・上記の操作を行うにあたり、小片化を1ピッチ単位で行うと、1条の帯状の領域(5)につき180/10=18枚の小片が取れることになる。1枚の貼着型積層シートに3条の帯状の領域(5)を設けてあるときは、小片の総数は18×3=54枚となる。
・小片化を2ピッチ単位で行うと、1条の帯状の領域(5)につき180/20=9枚、1枚の貼着型積層シートでは9×3=27枚の小片が取れる。
・小片化を3ピッチ単位で行うと、1条の帯状の領域(5)につき180/30=6枚、1枚の貼着型積層シートでは6×3=18枚の小片が取れる。
・小片化を9ピッチ単位で行うと、1条の帯状の領域(5)につき180/90=2枚、1枚の貼着型積層シートでは2×3=6枚の小片が取れる。
・1条の帯状の領域(5)につき、めくり取りのピッチ数を変えることも自在であり、このときには異なる大きさの小片を取得することができる。
・小分けせずに、1条の帯状の領域(5)の全体(18ピッチ全体)をめくり取ることもできる。
このように、本発明の貼着型積層シートを用いると、種々のサイズの小片として使用できるので、極めて経済的である。
小片化できることは、対象物(O)がたとえば鋳物のような物体であっても、しわ寄りや部分剥離を生ずることなく貼り付けることができることをも意味する。
(貼着型積層シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法)
上記の貼着型積層シートから小分けした小片(P)を対象物(O)の必要部位に貼着し(小片(P)としたときには、その部位の感圧接着剤層(2)はセパレータ(3)側には残らず、紙基材層(1)の裏面側に付き従う)、ついでその貼着した小片(P)の部位を含む対象物(O)の表面に対して所期の隠ぺい率が得られるように塗装を行い、さらに塗装後の塗膜の膜厚を膜厚計で測定することにより、塗膜の隠ぺい力および膜厚を容易かつ正確に評価することができる。
膜厚計には、種々の原理に基く各種のものがあるので、接触式のものか非接触式のものか、対象物(被塗物)が磁性体か非磁性体か、ドライ膜を測定対象とするかウエット膜を測定対象とするか、などを考慮して、適切なものを選択する。
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートにおける積層シート(4)の一例を示した平面図である。
図2は、図1の積層シート(4)のX−X切断端面図(模式図)である。
この積層シート(4)は、「紙基材層(1)/感圧接着剤層(2)/セパレータ(3)」からなる基本の積層構成を有する。
紙基材層(1)としては、原紙である上質紙の両面に白色のコーティング層を設けたスーパーアート紙を用いている。
感圧接着剤層(2)の感圧接着剤としては、エマルジョン型の架橋型のアクリル系粘着剤を用いている。
セパレータ(3)としては、シリコーン系の剥離処理剤をコーティングして剥離加工した剥離紙を用いている。
この積層シート(4)を縦幅250mm、横幅が140mmになるように裁断したものを多数枚準備し、その表面側の層である紙基材層(1)に対して黒色の印刷を行い、縦幅が180mmで横幅が15mmの黒色の帯状パターン(B)を、相互間に25mmの間隔をあけて3条形成した。
ついで、それぞれの黒色の帯状パターン(B)の左隣に、それと同幅の帯状のスペース(このスペースが白色の帯状パターン(W)となる)をあけた状態で、図1のようにハーフカット線(6)を設けた。
これにより、白色の帯状パターン(W)と黒色の帯状パターン(B)とがそれらの長辺同士で隣接しかつそれらの4周がハーフカット線(6)で囲まれた白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)が3個形成された。隣接するそれぞれの帯状の領域(5),(5)間の隙間の幅は10mmである。
次に、白黒隣接パターン(W/B)からなる3個の帯状の領域(5)を横断するように、その帯状の領域(5)内の紙基材層(1)を小片状に小分けするためのミシン目(71)(小分け補助手段(7)の態様の1つ)を10mm間隔で設けた。1つの小片の寸法は、縦幅が10mm、横幅が15mm×2=30mmとなるので、その1単位を剥がして1単位の面積の小片(P)として用いることもでき、そのn単位を同時に剥がしてn単位の小片(P)として用いることもできる。なお、小片(P)とするときには、ミシン目(71)に沿って定規を当てながら剥離操作を行うことが好ましい。
この実施例1においては、小分け補助手段(7)としてミシン目(71)を設けているが、そのミシン目(71)に加えて目盛り(72)も付設してある。
このようにして、1単位、2単位、3単位、6単位、9単位の大きさの小片(P)を得てから、テストパネルあるいは補修または上塗りを要する被塗物(塗装対象物(O))に貼り付けを行い、ついで塗装を行いながら隠ぺい力を目視で確認し、その後に膜厚計を用いて被塗物(塗装対象物(O))に塗装された塗膜の厚みを測定した。小片(P)の貼り付けからはじまる一連の操作は極めて円滑であり、短時間の間に所期の目的を果たすことができた。
また、立体的な形状を有する鋳物を塗装対象物(O)として用いたときも、小片(P)の貼り付けに支障はなく、一連の操作を円滑に行うことができた。
(貼り付け例)
図3〜4は、実施例で得た種々の大きさの小片(P)を、複雑な表面形状を有する対象物(O)の例としてのレターオープナー(商品名:「コクヨS&T レターオープナー DN−100」)の各所に貼り付けた状態を示したものであり、図3は対象物(O)の前方側から見た場合、図4は対象物(O)の後方側から見た場合を示してある。
小片(P)の大きさは、図1の最小単位を1単位とするとき、1単位、2単位、3単位および5単位の大きさのものを用いている。
なお、図3においては、貼り付けた小片(P)のうちのいくつかについては、故意に部分的に剥がして浮かした状態としてある。
上記の小片(P)は、上記のレターオープナーの上面や側面の平面部(平坦部)に貼着した場合はもとより、その槽状の窪みの湾曲部の外壁の部位、その槽状の窪みの湾曲部の内壁の部位、その槽状の窪みの内壁とそれに隣り合う内壁とに跨る負の直角の部位、その外壁の隣接する2つの壁に跨る正の直角の部位、そのレターオープナーの上方側から見て稜を挟んで平面部と垂直外壁との跨る正の直角の部位をはじめ、種々様々な部位に円滑に貼り付けることができた。
そして、それら各所の小片(P)を含むように塗装を行うことにより、隠ぺい力の評価を円滑に行うことができた。
本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートから小分けした小片(P)を対象物(O)に貼着し、その貼着した小片(P)の部位を含む対象物(O)の表面に所期の隠ぺい率が得られるように塗装を行い、さらに塗装後の塗膜の膜厚を膜厚計で測定することにより、塗膜の隠ぺい力と膜厚の評価を容易に行うことができる。
よって、本発明は、ありとあらゆる塗装現場において有効に役立てることができる。また、現場での適用に先立ち試験室において試験するためのテストパネルに適用する場合にも、有効に役立てることができる。
本発明の隠ぺい力判断用の貼着型積層シートにおける積層シート(4)の一例を示した平面図である。 図1の積層シート(4)のX−X切断端面図(模式図)である。 複雑な立体形状を有するレターオープナー(対象物(O)を想定)に小片(P)を貼り付けた状態を前方側から見たときの写真である。 複雑な立体形状を有するレターオープナー(対象物(O)を想定)に小片(P)を貼り付けた状態を後方側から見たときの写真である。
(1)…紙基材層、
(2)…感圧接着剤層、
(3)…セパレータ、
(4)…積層シート、
(5)…帯状の領域、
(5L)…長辺、
(5S)…短辺、
(6)…ハーフカット線、
(W/B)…白黒塗り分けパターン、
(W)…白色の帯状パターン、
(B)…黒色の帯状パターン、
(7)…小分け補助手段、
(71)…ミシン目、
(72)…目盛り、
(P)…小片

Claims (2)

  1. 対象物(O)に塗装を行うときの塗膜の隠ぺい力を判断するための積層シート(4)であること、
    前記の積層シート(4)は、「紙基材層(1)/感圧接着剤層(2)/セパレータ(3)」からなる基本の積層構成を有すること、
    前記の紙基材層(1)の表面側には、白色の帯状パターン(W)と黒色の帯状パターン(B)とがそれらの長辺同士で隣接した白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を1条ないし複数条形成してあること、
    また、前記の積層シート(4)の紙基材層(1)には、前記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を囲む2つの長辺(5L),(5L)と2つの短辺(5S),(5S)に沿って、ハーフカット線(6)を設けてあること、
    さらに、前記の紙基材層(1)には、前記の白黒隣接パターン(W/B)からなる帯状の領域(5)を横断する方向に、その帯状の領域(5)内の紙基材層(1)を小片状に小分けするためのミシン目(71)からなる小分け補助手段(7)を設けてあること、
    を特徴とする隠ぺい力判断用の貼着型積層シート。
  2. 請求項1の貼着型積層シートから小分けした小片(P)を対象物(O)の必要部位に貼着すること、
    ついで、その貼着した小片(P)の部位を含む対象物(O)の表面に対して所期の隠ぺい力が得られるように塗装を行うこと、
    さらに、塗装後の塗膜の膜厚を膜厚計で測定すること、
    を特徴とする貼着型積層シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法。

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