JP3196860U - 工作機械用の導水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】速やかにボールを調整して希望の角度の位置を達し、且つ、加工液が浸み出す現象を改善する工作機械用の導水装置を提供する。【解決手段】工作機械の導水基部に設けられ、噴水孔11が穿設されたボール1と、収容孔が穿設され、ボール1を収容孔の内部に収容された押し筒2と、噴水孔11と収容孔を連通する導水孔が穿設され、且つその一端が収容孔を穿設してボール1の周縁を当接した漏れ防止部材と、導水基部に螺固され、その先端が押し筒2のトップ端に圧接したすりわり付きねじと、を有し、噴水孔11が導水基部に対する角度を調整するように、ボール1が押し筒2の収容孔に対し回転可能である。【選択図】図1

Description

本考案は、工作機械用の導水装置に関し、特に速やかにボールの噴水孔の角度を調整し、噴出する液体が正確的に目標に噴射させ、迅速且つ精密に調整する効果を達成する。
現在、加工産業では旋盤又は他の旋削加工技術が広く使用され、主に旋盤加工技術は様々の切削機能を有し、各種の材料に適用されるためであり、普通には、切削加工の工程に切削工具と工作物の間に高速摩擦で熱が発生し、積算温度が高すぎると切削工具が摩耗される又は工作物が変形されることは容易である。上記の状況を防止するために、工作機械にある切削工具と工作物へ加工液(水、切削液など)を噴射するように、工作機械にノズルが設置され、温度を低減し、切削工具と工作物の間の潤滑性を向上する。
一般的な旋盤の加工装置は、加工液を噴出するノズルに用いられ、ノズルの角度を調整して所望の効果を達成するが、少しでも欠点があり、図11を参照し、加工機械の導水装置1aを示し、普通に導水装置1aは導水基部10aの通孔101aの内に設置され、通孔101aはトップ面に段階状槽102aが設けられ、導水装置1aはすりわり付きねじ2a、ワッシャー3a、及びボール4aを含み、ワッシャー3aは段階状槽102aの槽底に設けられ、ボール4aはワッシャー3aの上に積み、またすりわり付きねじ2aで導水基部10aの通孔101aに近接する箇所に締め付け、ボール4aを押し付けて位置決めする。
特開2004−169743号公報
従来技術は、ボールの噴出方向を調整する効果が達成できたが、下記の不十分な点があり、図12と合わせて参照する。1.すりわり付きねじの先端がボールの周縁を直接的に押し付けたので、直して角度を再調整する場合、まずすりわり付きねじの螺合を解除し、調整した後再びすりわり付きねじを螺合してボールが通孔から外れることを制限する必要があり、そのような複雑な調整工程では作業時間を無駄に浪費し、工作効率に影響する。2.ボールの水出しの調整範囲が限られ、ボールの回転角度が大きくするとボールの噴水孔がワッシャーで遮蔽されたことで、加工液がきちんと噴出することができず、工具と切削工具が過熱である状況を効果に防止することができず、あるいは他の加工に関する問題が発生する。3.ワッシャーが緊密に段階状槽の槽底に圧迫することができないと、加工液は容易に段階状槽とワッシャーの間の隙間から浸み出すので、加工液が噴出する量及び強度は設定した効果を達することができず、加工工程と製品の品質に影響する。4.ボール4aがスムースに段階状槽102aの内に設置するために、従来の技術の段階状槽102aの槽壁は平坦面とし、ただすりわり付きねじ2aの先端でボール4aの周縁に圧接して位置決めし、加工液を噴出する場合、加工液を噴出する作用力で、ボール4aが段階状槽102aの槽口方向にスライドし、このようにして、加工工程にボール4aは容易に段階状槽102aからスライドして離れる。
したがって、本考案の考案者は大量の時間と関連する研究及び開発を投資し、多くの実験やテストを繰り返した後、従来の技術の欠点を改善する工作機械用の導水装置を完成した。
本考案の主な目的は、速やかにボールを調整して希望の角度の位置を達し、且つ、従来の技術で段階状槽と密接的に設置されることができないため、加工液が浸み出す現象を改善する。
上記の目的と効果を達成するために、本考案の「工作機械用の導水装置」は、収容孔が穿設され、ボールを該収容孔の内部に収容された押し筒と、噴水孔と収容孔を連通する導水孔が穿設され、且つその一端には収容孔が穿設されてボールの周縁を当接した漏れ防止部材と、導水基部に螺固され、その先端が押し筒のトップ端に圧接したすりわり付きねじと、を有し、該噴水孔が導水基部に対する角度を調整するように、該ボールが押し筒の収容孔に対し回転可能である。
本考案の他の実施例である「工作機械用の導水装置」は、噴水孔が穿設されたボールと、収容孔が穿設され、ボールを該収容孔の内部に収容され、その外周に雄ねじが環設され、該雄ねじが導水基部の螺孔と対応した押し筒と、噴水孔と収容孔を連通する導水孔が穿設され、且つその一端が収容孔を穿設してボールの周縁を当接する漏れ防止部材と、を有し、該噴水孔が導水基部に対する角度を調整するように、該ボールが押し筒の収容孔に対し回転可能である。
さらに、本考案の技術特徴として、導水基部に螺固され、その先端が押し筒のトップ端に圧接するすりわり付きねじ、をさらに有した。
さらに、本考案の技術特徴として、該押し筒の外周に雄ねじが環設され、該雄ねじが導水基部の螺孔と対応した。
さらに、本考案の技術特徴として、該収容孔の孔径がボールの直径以上の長さであり、該漏れ防止部材と組み合わせる該収容孔の一端の反対端の内壁に、位置決め弧面が設けられ、該位置決め弧面がボールの外縁と対応し、該漏れ防止部材の導水孔の内壁に、ボールの外縁と対応する弧形溝が凹設された。
さらに、本考案の技術特徴として、該漏れ防止部材の一端縁に、環状当接片が外向きに凸設され、該環状当接片が収容孔の一端に当接し、ボールの一端が導水基部から突出した
さらに、本考案の技術特徴として、該ボールの噴水孔が穿設された両端は、平坦面である。
さらに、本考案の技術特徴として、さらに封止ねじを有し、該封止ねじに対応するように、該ボールの噴水孔にねじ山が設けられ、該封止ねじがねじ山に螺合して噴水孔を封止したことができる。
本考案によれば、ボールが押し筒と漏れ防止部材の間に保持されて活動するため、ただ先にすりわり付きねじをしっかり締め付け、そして直接的に押し筒に対しボールを回転すると、希望の角度の位置を調整することができる。
本考案の第一実施例の組立状態を示す図である。 本考案の第一実施例の分解状態を示す図である。 本考案の第一実施例が導水基部に組み立てたことがない斜面図である。 本考案の第一実施例が導水基部に組み立てた斜面図である。 本考案の第一実施例の作動断面図である。 本考案の第一実施例の作動断面図である。 本考案の第二実施例の分解状態を示す図である。 本考案の第二実施例の組立状態を示す図である。 本考案のボールの噴水孔が封止ねじに螺合した状態を示す断面図である。 本考案の第二実施例が導水基部に組み立てたことがない斜面図である。 従来の技術の使用状態図である。 従来の技術の使用状態図である。
以下、本考案の目的、効果、およびその使用する技術手段と構成について、図面を参照しながら、本考案の実施例を詳細に説明する。
図1〜図5を参照し、本考案は導水基部10に設けられ、本考案の第一実施例に係る「工作機械用の導水装置」は、噴水孔11が穿設されたボール1と、収容孔21が穿設され、ボール1を該収容孔21の内部に収容された押し筒2と、噴水孔11と収容孔21を連通する導水孔31が穿設され、且つその一端が収容孔21を穿設してボール1の周縁を当接し、その材質がプラスチック又は銅である漏れ防止部材3と、導水基部10に螺固され、その先端が押し筒2のトップ端に圧接したすりわり付きねじ4と、を有した。
上記の構成によって、さらに本考案の実施の状態を説明する。図5〜図6を参照し、本考案は導水基部10のうちに設けられ、該導水基部10には通水孔101を有し、該通水孔101のトップ端に段階状槽102が設けられ、導水基部10には通水孔101に隣接して締め孔103が設置され、該漏れ防止部材3は段階状槽102の槽底部に設置され、押し筒2は段階状槽102の槽口部に位置され、ボール1は押し筒2と漏れ防止部材3の間に保持されて活動し、またすりわり付きねじ4が締め孔103に螺合し、且つその扁平な先端が押し筒2のトップ端の面に圧接したことにより位置決めし、押し筒2と漏れ防止部材3との間に空間を有するので、すりわり付きねじ4で押し筒2を締め付け、押し筒2と漏れ防止部材3との間に有する空間を圧縮し、ボール1を圧迫して位置決めすることができた。
これにより、本考案は通水孔101に対応する工具で、最適の噴出角度までに直接的にボール1を回転させ、使用者の工作効率を向上し、さらに、すりわり付きねじ4が押し筒2を締め付けて圧迫したため、押し筒2は同時にボール1を圧迫し、漏れ防止部材3と段階状槽102の槽底部を押しつぶしてその両者が緊密に貼り合わせる状態になることをさせ、効果的な浸み出しを防止する構成を形成する。また、すりわり付きねじ4の圧迫作用により、最適の角度に調整したボール1の噴水孔11が安定にk21の内に位置決めさせ、機械の振動又は揺れた時の振動でボール1の噴水孔11の角度がずれる場合の発生はない。
上記は本考案の主な実施例の技術特徴であり、それは本考案の請求項1の内容に対応するので、本考案の目的と実施形態を詳しく分かり、他の従属請求項に記載する技術特徴は、請求項1を詳細に記載するもの又は付加技術特徴であり、請求項1の特定範囲に限定するものではなく、本考案の請求項1が必ずしも他の従属請求項に記載する技術特徴を含む必要ではないことは勿論である。
なお、図7〜図9を参照し、本考案の第二実施例を示し、当該実施例の部分的な技術特徴は第一実施例と同様であり、ここでは再度記載せず、ただ第一実施例と相違する技術特徴について説明し、さらに押し筒5の外周に雄ねじ51を環設した。当該実施例は通水孔101しか有した導水基部10に適用し、通水孔101の内に雄ねじ51と対応する雌ねじ104を環設した。
第二の実施例が第一実施例と相違する点は、第一実施例がすりわり付きねじ4で押し筒2を圧迫して位置決めの効果を達したことである。第二実施例は、押し筒2の外周に直接的に導水基部10の雌ねじ104に螺合する雄ねじ51が設けられたので、余計の部材で位置決めの効果を達する必要がない。よって、加工コストを減らすことができ、且つ両方が異なる導水基部10と対応して設置される。
さらに、第二実施例は第一実施例と同様に、速やかにボール1の噴水孔11を最適の角度までに調整し、押し筒2を締め付けた方式でボール1を圧迫し、漏れ防止部材3を押しつぶして段階状槽102の槽底部に緊密に合わせたものを提供し、浸み出しを防止する効果を達する。次に、本考案の第一実施例と第二実施例のさらに有する技術特徴を詳しく説明し、該収容孔21の孔径がボール1の直径以上の長さであり、ボール1をスムースに収容孔21の内に収容され、該漏れ防止部材3と組み合わせる該収容孔21の一端の反対端の内壁に、位置決め弧面22が設けられ、該位置決め弧面22がボール1の外縁と対応したので、該位置決め弧面22がボール1に合せ当て、当接して位置決めする効果を達成する。
さらに、該漏れ防止部材3の通水孔101の内壁に、ボール1の外縁と対応する弧形溝32が凹設され、図5に示すように、該漏れ防止部材3の弧形溝32と位置決め弧面22がそれらに対応するボール1の一端に貼り合わせ、押し筒2がボール1を圧迫する場合、さらにボール1が漏れ防止部材3を押しつぶすと、押し筒2、漏れ防止部材3が力を平均に受けられ、安定にボール1に貼り合わせることができる。
その中、ボール1の一端が段階状槽102の槽口部から突出したため、使用者が簡単且つ速やかにボール1の角度を調整することができる。
漏れ防止部材3の一端縁に、環状当接片33が外向きに凸設され、該環状当接片33が収容孔21の一端に当接し、環状当接片33が押しつぶされて導水基部10の段階状槽102に緊密に貼り合わせることにより、防水作用を達成する。
また、図9を参照し、さらに封止ねじ6を有し、封止ねじ6に対応するように、該ボール1の噴水孔11にねじ山12が設けられ、封止ねじ6がねじ山12に螺合して噴水孔11を封止したことができ、加工液の噴出を止めると、封止ねじ6と噴水孔11のねじ山12とが相互に螺合することにより、噴水孔11を封止し、ちり、くず、雑質などが噴水孔11を通じて進入し、噴水孔11及び通水孔101の内に積み重なって加工品質を影響することを避ける。
以上の実施例による本考案の詳細な説明は本考案の範囲を制限するものではない。本技術に熟知する者が、本考案の範囲内にて行う変更や調整を行っても、本考案の重要な意義は失われず、本考案の範囲に含まれる。
<従来の技術>
1a 導水装置
2a すりわり付きねじ
3a ワッシャー
4a ボール
10a 導水基部
101a 通孔
102a 段階状槽
<本考案>
1 ボール
11 噴水孔
12 ねじ山
2 押し筒
21 収容孔
22 位置決め弧面
3 漏れ防止部材
31 導水孔
32 弧形溝
33 環状当接片
4 すりわり付きねじ
5 押し筒
51 雄ねじ
6 封止ねじ
10 導水基部
101 通水孔
102 段階状槽
103 締め孔
104 雌ねじ

Claims (6)

  1. 工作機械の導水基部に設けられ、
    噴水孔が穿設されたボールと、
    収容孔が穿設され、ボールを該収容孔の内部に収容された押し筒と、
    噴水孔と収容孔を連通する導水孔が穿設され、且つその一端が収容孔を穿設してボールの周縁を当接した漏れ防止部材と、
    導水基部に螺固され、その先端が押し筒のトップ端に圧接したすりわり付きねじと、
    を有し、該噴水孔が導水基部に対する角度を調整するように、該ボールが押し筒の収容孔に対し回転可能であることを特徴とする工作機械用の導水装置。
  2. 該収容孔の孔径がボールの直径以上の長さであり、該漏れ防止部材と組み合わせる該収容孔の一端の反対端の内壁に、位置決め弧面が設けられ、該位置決め弧面がボールの外縁と対応したことを特徴とする請求項1に記載の工作機械用の導水装置。
  3. 該漏れ防止部材の導水孔の内壁に、ボールの外縁と対応する弧形溝が凹設され、該漏れ防止部材の一端縁に、環状当接片が外向きに凸設され、該環状当接片が収容孔の一端に当接し、ボールの一端が導水基部から突出し、さらに封止ねじを有し、該封止ねじに対応するように、該ボールの噴水孔にねじ山が設けられ、該封止ねじがねじ山に螺合して噴水孔を封止したことができることを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械用の導水装置。
  4. 工作機械の導水基部に設けられ、
    噴水孔が穿設されたボールと、
    収容孔が穿設され、ボールを該収容孔の内部に収容され、その外周に雄ねじが環設され、該雄ねじが導水基部の螺孔と対応した押し筒と、
    噴水孔と収容孔を連通する導水孔が穿設され、且つその一端が収容孔を穿設してボールの周縁を当接する漏れ防止部材と、
    を有し、該噴水孔が導水基部に対する角度を調整するように、該ボールが押し筒の収容孔に対し回転可能であることを特徴とする工作機械用の導水装置。
  5. 該収容孔の孔径がボールの直径以上の長さであり、該漏れ防止部材と組み合わせる該収容孔の一端の反対端の内壁に、位置決め弧面が設けられ、該位置決め弧面がボールの外縁と対応したことを特徴とする請求項4に記載の工作機械用の導水装置。
  6. 該漏れ防止部材の導水孔の内壁に、ボールの外縁と対応する弧形溝が凹設され、該漏れ防止部材の一端縁に、環状当接片が外向きに凸設され、該環状当接片が収容孔の一端に当接し、ボールの一端が導水基部から突出し、さらに封止ねじを有し、該封止ねじに対応するように、該ボールの噴水孔にねじ山が設けられ、該封止ねじがねじ山に螺合して噴水孔を封止したことができることを特徴とする請求項4又は5に記載の工作機械用の導水装置。
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