JP4830678B2 - 回転摩擦接合方法および回転摩擦接合装置 - Google Patents
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Description
一方の部材(12、41)に回転力を伝達する伝達機構(13)に形成され、一方の部材(12、41)側に向かって回転軸(O)と平行に突き出す突起部(131c)を、一方の部材(12、41)に食い込ませ、
伝達機構(13)を回転させながら一方の部材(12、41)に向かって前進させることにより、突起部(131c)を回転させながら一方の部材(12、41)に食い込ませることを第1の特徴とする。
他方の部材(11)に円形突出部(12b、41c)が挿入される円形穴部(11a)を形成し、
円形突出部(12b、41c)を円形穴部(11a)に挿入したのち、突起部(131c)を一方の部材(12、41)に食い込ませる。
一方の部材(12、41)を回転させる回転力を発生する回転駆動機構と、
一方の部材(12、41)に回転力を伝達する伝達機構(13)とを備え、
伝達機構(13)には、一方の部材(12、41)側に向かって回転軸(O)と平行に突き出して、一方の部材(12、41)に食い込む突起部(131c)が形成され、
一方の部材(12、41)の外形が回転軸(O)を中心とする円形状を有しており、
伝達機構(13)には、円形状が嵌合する円形凹部(13c)が形成されており、
突起部(131c)が円形凹部(13c)の底面から突き出していることを第2の特徴とする。
一方の部材(12、41)と円環状突起部(131c)との間には、軟化した一方の部材(12、41)および他方の部材(11)を残留させる円環状空間(23)が形成されている。
伝達部(13b)には、一方の部材(12、41)側に向かって回転軸(O)と平行に突き出して、一方の部材(12、41)に食い込む突起部(131c)が形成され、
保持部(13a)が、伝達部(13b)から一方の部材(12、41)側と反対側に向かって突き出す軸形状を有していることを第3の特徴とする。
本発明の第1実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。図1は円筒部材11と、円筒部材11の円形穴部11aを塞ぐ蓋部材12と、蓋部材12を円筒部材11に回転摩擦接合させるためのツール13とを示す斜視図である。
円筒部材11の一端面11bと反対側の端部(図6(a)の下端部)を、図示しない回転摩擦接合装置の固定側チャック機構により保持する。図6(a)の例では、固定側チャック機構にて円筒部材11を鉛直方向に保持している。
回転摩擦接合装置の可動側チャック機構(図示せず)を回転駆動機構(図示せず)により所定回転数、例えば、3000rpmで回転させ、ツール13をこの所定回転数で回転させながら蓋部材12に向かって前進(下降)させる。そして、ツール13の円形凹部13cと、蓋部材12の円板部12aとが嵌合する。
ツール13の突起部131cが蓋部材12の円板部12aに食い込むとともに、ツール13の円形凹部13cの底面131cが蓋部材12の円板部12aに当接するので、円板部12aの平板面が円筒部材11の一端面11bを回転軸O方向と平行に圧接する。ここで、蓋部材12に加える第1加圧力(摩擦圧力)P1は、例えば、3MPaである。
上記第1実施形態では、全体として円板形状を有する蓋部材12を円筒部材11に摩擦接合しているが、本第2実施形態では、図9に示すように、鍔付き軸状部材41を円筒部材11に摩擦接合している。
なお、上記各実施形態では、円筒部材11、蓋部材12および鍔付き軸状部材41をアルミニウム合金(例えば、A5056)で形成しているが、アルミニウム合金に限定されず、銅、真鍮等の金属で形成された円筒部材11、蓋部材12および鍔付き軸状部材41に対しても、上記各実施形態と同様に摩擦接合が可能である。
12…蓋部材(一方の部材)、12b…円形突出部、12c…外周面、
13…ツール(伝達機構)、13a…保持部、13b…伝達部、13c…円形凹部、
131c…突起部。
Claims (6)
- 一方の部材(12、41)を、回転軸(O)を中心として回転させながら、他方の部材(11)に対して前記回転軸(O)と平行に押圧して接合する回転摩擦接合方法であって、
前記一方の部材(12、41)に回転力を伝達する伝達機構(13)に形成され、前記一方の部材(12、41)側に向かって前記回転軸(O)と平行に突き出す突起部(131c)を、前記一方の部材(12、41)に食い込ませ、
前記伝達機構(13)を回転させながら前記一方の部材(12、41)に向かって前進させることにより、前記突起部(131c)を回転させながら前記一方の部材(12、41)に食い込ませることを特徴とする回転摩擦接合方法。 - 前記一方の部材(12、41)に前記他方の部材(11)に向かって前記回転軸(O)と同軸状に突き出す円形突出部(12b、41c)を形成し、
前記他方の部材(11)に前記円形突出部(12b、41c)が挿入される円形穴部(11a)を形成し、
前記円形突出部(12b、41c)を前記円形穴部(11a)に挿入したのち、突起部(131c)を前記一方の部材(12、41)に食い込ませることを特徴とする請求項1に記載の回転摩擦接合方法。 - 前記円形突出部(12b、41c)の外周面(12c、41d)と、前記円形穴部(11a)の内周面(11d)との間に、軟化した前記一方の部材(12、41)および前記他方の部材(11)を残留させる隙間(25)を形成することを特徴とする請求項2に記載の回転摩擦接合方法。
- 一方の部材(12、41)を、回転軸(O)を中心として回転させながら、他方の部材(11)に対して前記回転軸(O)と平行に押圧して接合する回転摩擦接合装置であって、
前記一方の部材(12、41)を回転させる回転力を発生する回転駆動機構と、
前記一方の部材(12、41)に前記回転力を伝達する伝達機構(13)とを備え、
前記伝達機構(13)には、前記一方の部材(12、41)側に向かって前記回転軸(O)と平行に突き出して、前記一方の部材(12、41)に食い込む突起部(131c)が形成され、
前記一方の部材(12、41)の外形が前記回転軸(O)を中心とする円形状を有しており、
前記伝達機構(13)には、前記円形状が嵌合する円形凹部(13c)が形成されており、
前記突起部(131c)が前記円形凹部(13c)の底面から突き出していることを特徴とする回転摩擦接合装置。 - 前記伝達機構(13)には、前記回転軸(O)と同軸状に突き出すとともに前記一方の部材(12、41)を前記円形状の外径側から囲む円環状突起部(131c)が形成されており、
前記一方の部材(12、41)と前記円環状突起部(131c)との間には、軟化した前記一方の部材(12、41)および前記他方の部材(11)を残留させる円環状空間(23)が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の回転摩擦接合装置。 - 一方の部材(12、41)を、回転軸(O)を中心として回転させながら、他方の部材(11)に対して前記回転軸(O)と平行に押圧して接合する回転摩擦接合装置に用いられ、前記回転摩擦接合装置に保持される保持部(13a)と、前記一方の部材(12、41)に回転力を伝達する伝達部(13b)とを備えるツールであって、
前記伝達部(13b)には、前記一方の部材(12、41)側に向かって前記回転軸(O)と平行に突き出して、前記一方の部材(12、41)に食い込む突起部(131c)が形成され、
前記保持部(13a)が、前記伝達部(13b)から前記一方の部材(12、41)側と反対側に向かって前記回転軸(O)と同軸状に突き出す軸形状を有していることを特徴とする回転摩擦接合装置用ツール。
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