JP3196504U - 回転付属品セット及びコンパクト収納型電気調理器具 - Google Patents

回転付属品セット及びコンパクト収納型電気調理器具 Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトな収納及び安全な取扱いを可能にし、また、様々な種類の調理を行うことができ、しかも取扱いが簡易かつ安全で、しかも器具の作業スペース内部における回転付属品のコンパクトな収納と、安全な取扱いとが可能な電気調理器具を提供する。【解決手段】ハブ3と、少なくとも1つの切断刃30を有する第1の回転加工刃物5、及び、バヨネット式に固定されるようにした第2の回転加工刃物6を備える電気調理器具のための回転付属品セットにであって、第1の回転加工刃物5は、切断刃30の上方に配設された把持形状部36を有しており、第2の回転加工刃物6及びバヨネット式に固定されるようにした第3の回転加工刃物7は切断刃を備えておらず、第1の回転加工刃物5よりも低い高さを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、作業スペース内で使用するようにした複数の回転加工刃物を備える電気調理器具の技術分野に関する。
本考案は、より詳細には、電気調理器具の作業スペース内部に収納時の構成で収納することができる電気調理器具用の回転付属品セットに関する。
本考案は、上述のタイプの作業スペースを備える電気調理器具にも関する。
特許文献1からは、重ねた複数の回転加工刃物を受けることができるハブを備える回転付属品セットを製作することが知られている。しかし、下段の刃物はハブと一体をなしているものと思われる。3つの刃物は切断刃物であり、高さ方向にオフセットした、相対する2つの刃をそれぞれ有している。中段の刃物と上段の刃物はハブにバヨネット式に固定され、その突起部は刃物側に設けられている。このような配置は、器具の内部における付属品のコンパクトな収納を果たしつつ、行おうとする調理に加工用付属品を適合させることを可能にするものである。
特許文献2からは、重ねた2つの回転加工刃物を受けることができるハブを備える回転付属品セットを製作することが知られている。2つの刃物は取外し自在で、ハブに対してバヨネット式に固定され、その突起部はハブ側に設けられている。2つの刃物は切断刃物であり、高さ方向にオフセットした、相対する2つの刃をそれぞれ有している。このような配置もまた、器具の内部における付属品のコンパクトな収納を果たしつつ、行おうとする調理に加工用付属品を適合させることを可能にするものである。
これらの実施(realisation)の欠点は、その付属品が基本的にみじん切りまたは粉砕の類の調理を行うようにされたものであるところにある。これらの実施の別の欠点は、取外し自在の刃物のつかみ部位が切断刃に近接していることである。これら取外し自在の刃物の取扱いは決して容易ではない。
CN 201675790 U CN 202036066 U
本考案の目的の1つは、コンパクトな収納及び安全な取扱いを可能にする電気調理器具用回転付属品セットを提案することである。
本考案の別の目的は、様々な種類の調理を行うことができ、しかも取扱いが簡易かつ安全な電気調理器具用回転付属品セットを提案することである。
本考案の別の目的は、器具の作業スペース内部における回転付属品のコンパクトな収納と、安全な取扱いとが可能な電気調理器具を提案することである。
これらの目的は、回転軸に沿って延びるハブと、バヨネット式にハブに固定されるようにしたコアによって支持される少なくとも1つの突出端付き切断刃を有する第1の回転加工刃物、及び、バヨネット式にハブに固定されるようにした第2の回転加工刃物を備える電気調理器具用回転付属品セットにより、第3の回転刃物がバヨネット式にハブに固定されるように設けられていること、第1の回転加工刃物、第2の回転加工刃物及び第3の回転加工刃物は収納時の構成で重ねてハブに取り付けることができること、第1の回転加工刃物は回転軸の方向に切断刃(複数可)の上方に離隔して延びる把持形状部を有していること、及び第2の回転加工刃物と第3の回転加工刃物は突出端付き切断刃を持たず、いずれも第1の回転加工刃物の回転軸沿いの高さよりも低い回転軸沿いの高さを有することによって果たされる。そのため、第1の回転加工刃物、第2の回転加工刃物または第3の回転加工刃物は、食品に対する個々の変形処理を行うために入れ替わりに作業位置でハブに取り付けることも、収納位置でハブに積み重ねることもできる。回転軸沿いの高さは、少なくとも1つの突出端付き切断刃を有する回転加工刃物の場合に優先的に高くとるようにして、その切断加工刃物を危険なく容易に取り扱えるようにする。第2の回転加工刃物は例えば乳化ディスクをなすものであることができる。
有利には、第1の回転加工刃物及び/または第2の回転加工刃物は、ハブの外側傾斜駆動部と噛み合うようにされた少なくとも1つの内側傾斜被駆動部を有する。このような配置は、バヨネット式の固定で軸方向の維持を保ちながら、大きな横方向応力の伝達を可能にする。
さらに有利には、第1の回転加工刃物及び/または第2の回転加工刃物及び/または第3の回転加工刃物は、第1の回転加工刃物、第2の回転加工刃物、第3の回転加工刃物がそれぞれバヨネット式にハブに固定されるとき、ハブの支承形状部によって回転軸方向にブロックされるように設けられた少なくとも1つの保持形状部を有する。
その際に有利には、保持形状部は第1の回転加工刃物及び第2の回転加工刃物のそれぞれ上半分に設けられる。このような配置により、保持形状部がより見やすくなるため、それぞれの回転加工刃物の装着を容易にすることができる。
その際に有利には、第1の回転加工刃物及び第2の回転加工刃物のそれぞれの把持形状部及び保持形状部は、少なくとも部分的には回転軸沿いに同じ高さに設けられる。このような配置により、より直接的な力の伝達が可能となって、動きがとれなくなるおそれが減る。把持形状部でユーザの指が滑るおそれが小さくなる。
さらに有利には、保持形状部は第3の回転加工刃物の下半分に設けられる。このような配置により、第3の回転加工刃物の下に食品を入れる空所をあけることができる。
一実施形態によれば、第1の回転加工刃物は、ハブのバヨネット式の第1の固定用横方向切欠き部にはまり込むように設けられた少なくとも1つの内側保持ツメを有しており、第2の回転加工刃物は、ハブのバヨネット式の第2の固定用横方向切欠き部にはまり込むように設けられた少なくとも1つの内側保持ツメを有しており、第2の横方向切欠き部は回転軸に対して第1の横方向切欠き部の下方で延びる。あるいは、ハブは、第1の回転加工刃物及び/または第2の回転加工刃物及び/または第3の回転加工刃物のバヨネット式の固定用横方向切欠き部にはまり込むように設けられた少なくとも1つの外側保持ツメを有することもできよう。
その場合、ハブに対する刃物の取付けを簡易化することができる有利な一実施形態によれば、ハブは、内側保持ツメのうちの少なくとも1つを差し込むことができる上端を有する少なくとも1つの外溝を備えており、外溝は第1の横方向切欠き及び第2の横方向切込みと連通する。
ハブの構造を単純化することができる好ましい一実施形態によれば、第3の回転加工刃物は、第1の回転加工刃物と同じ高さにバヨネット式にハブに固定することができる。
さらに有利には、ハブは、第4の回転加工刃物を受けるようにした上方駆動部を有する。第4の回転加工刃物は例えばおろし及び/または薄切り用ディスクである。
その際に有利には、コンパクトな収納のため、第1の回転加工刃物、第2の回転加工刃物及び第3の回転加工刃物は、収納時の構成では第4の回転加工刃物の下に重ねてハブに取り付けることができる。
これらの目的は、作業スペース内に収められたハブを回転駆動することができる電気モータを収容した筐体を備える電気調理器具であって、そのハブ及び回転加工刃物が上述の特徴の少なくともいずれか1つによる回転付属品セットに属するものであるがために、そのハブが作業スペース内部に複数の取外し自在の回転加工刃物を重ねて支持することが可能な電気調理器具によっても果たされる。
その際に有利には、第3の回転加工刃物は食品おろし用ディスクをなす。
その際に有利には、ハブに固定された第3の回転加工刃物は食品おろし用ディスクの下方におろした食品を受ける空所を作り出す。
さらに有利には、電気調理器具は、上述の特徴のうちの少なくとも1つによる回転付属品セットに属する第4の回転加工刃物を備える。
本考案については、何ら限定的でないものとして取り上げ、添付の図面によって図解した実施例を検証することによってよりよい理解を得ることができよう。
モータ付き筐体及び本考案による回転付属品セットを備える電気調理器具の一実施例の収納時の構成での側面部分断面図である。 図1に示す回転付属品セットに属するハブの斜視図である。 図1に示す回転付属品セットに属する第1の回転加工刃物の斜視図である。 図1に示す回転付属品セットに属する第2の回転加工刃物の斜視図である。 図1に示す回転付属品セットに属する第3の回転加工刃物の斜視図である。 図1に示す回転付属品セットに属する第4の回転加工刃物の斜視図である。 図3に示す第1の回転加工刃物を作業位置に備える、図1に示す電気調理器具の側面部分断面図である。 図4に示す第2の回転加工刃物を作業位置に備える、図1に示す電気調理器具の側面部分断面図である。 図5に示す第3の回転加工刃物を作業位置に備える、図1に示す電気調理器具の側面部分断面図である。 図6に示す第4の回転加工刃物を作業位置に備える、図1に示す電気調理器具の側面部分断面図である。
図1に示す電気調理器具は、作業スペース4内に収められたハブ3を回転駆動することができる電気モータ2(模式的に図示)を収容した筐体1を備え、ハブ3は作業スペース4内部に複数の取外し自在の回転加工刃物5、6、7、8を重ねて支持することができる。ハブ3及び取外し自在の回転加工刃物5、6、7、8は回転付属品セットに属する。
図示した実施例では、作業スペース4は、押し棒13を受ける食品投入筒12を備える蓋11によって閉ざされる作業容器10を備える。作業容器10は筐体1によって支持されており、筺体1によって支持される駆動部15を通すために設けられた下部チムニー14を有する。ハブ3は、電気モータ2に接続された駆動部15によって回転駆動される。
作業スペース4内に収められた電気調理器具の回転付属品セットは、図2に示すハブ3と、図3に示す第1の回転加工刃物5と、図4に示す第2の回転加工刃物6と、図5に示す第3の回転加工刃物7と、図6に示す第4の回転加工刃物8とを備える。第1の回転加工刃物5、第2の回転加工刃物6及び第3の回転加工刃物7は、図1に示したように、収納時の構成では第4の回転加工刃物8の下に重ねてハブ3に取り付けることができる。
図2に示したとおり、ハブ3は回転軸9に沿って延びる。ハブ3は、第1の回転加工刃物5、第2の回転加工刃物6、及び第3の回転加工刃物7がそれぞれハブ3に固定されているとき、前記回転加工刃物5、6、7をそれぞれ回転軸9の方向にブロックするように設けられた支承形状部29を有する。ハブ3は有利には、支承形状部29と反対側に配設されたもう1つの支承形状部(図2では見えず)を有する。ハブ3は、第4の回転加工刃物8を受けるために設けられた上方駆動部25を有する。
図2に示した実施例では、ハブ3は、第1の回転加工刃物5または第3の回転加工刃物7の固定のために設けられたバヨネット式固定用の第1の横方向切欠き部21、及び、第2の回転加工刃物6の固定のために設けられたバヨネット式固定用の第2の横方向切欠き部22を有する。第2の横方向切欠き部22は、第1の横方向切欠き部21の下方で回転軸9に対して延びる。ハブ3は、第1の横方向切欠き部21及び第2の横方向切欠き部22と連通する少なくとも1つの外溝23を備える。外溝23は、第1、第2及び第3の回転加工刃物5、6、7の少なくとも1つの内側保持ツメを差し込むことができる上端24を有する。有利には、ハブ3は、外溝23の反対側に配設されたもう1つの外溝(図2では見えず)を備え、その別の外溝は、もう1つの第1の横方向切欠き及びもう1つの第2の横方向切欠きと連通する。
図3に示したように、第1の回転加工刃物5は、少なくとも1つの突出端31付き切断刃30を有する。切断刃30は、バヨネット式にハブ3に固定するようにされたコア32によって支持される。第1の回転加工刃物5は、図7に示すように、バヨネット式に作業位置でハブ3に固定するようにされる。コア32は、ハブ3にはまり込むようにした軸方向の開口を形成する。
図3に示した実施例では、第1の回転加工刃物5は、もう1つの突出端34付き切断刃33を有する。切断刃30ともう1つの切断刃33はコア32に対して反対側に配置される。切断刃30ともう1つの切断刃33は回転軸9に対して高さでオフセットするようにする。第1の回転加工刃物5の回転軸9沿いの高さはコア32によって規定される。第1の回転加工刃物5は、図2で見て取れるように、ハブ3の外側傾斜駆動部20と噛み合うようにした少なくとも1つの内側傾斜被駆動部35を有する。
第1の回転加工刃物5は、図1から見て取れるように、切断刃30及びもう1つの切断刃33からは回転軸9の方向に離隔して、それらの上方に延びる把持形状部36を有する。但し、把持形状部36は必ずしも切断刃30またはもう1つの切断刃33に対して鉛直に配設されるものではない。図3に示した実施例では、第1の回転加工刃物5は、規則的な間隔をあけてコア32の上縁を取り囲む3つの突出した把持形状部36を備えている。
第1の回転加工刃物5は、第1の回転加工刃物5がバヨネット式にハブ3に固定されるとき、ハブの支承形状部29によって回転軸9の方向にブロックされるようにした少なくとも1つの保持形状部39を有する。図3に示した実施例では、保持形状部39は回転軸9沿いに第1の回転加工刃物5の上半分に配設されている。
図3に示した実施例では、第1の回転加工刃物5の把持形状部36及び保持形状部39は少なくとも部分的には回転軸9沿いに同じ高さに配設されている。第1の回転加工刃物5は、外溝23の上端24を通してハブ3の第1の横方向切欠き部21にはまり込むようにした少なくとも1つの内側保持ツメ37を有している。こうして内側保持ツメ37は、ハブ3に固定された第1の回転加工刃物5を軸方向にブロックするための上部保持形状部及び下部保持形状部を形成する。第1の回転加工刃物5は、有利には、ハブ3のもう1つの支承形状部によって回転軸9の方向にブロックされるようにした少なくとももう1つの保持形状部38を有する。
図4に示すように、第2の回転加工刃物6は突出端付き切断刃を持たない。第2の回転加工刃物6は、第1の回転加工刃物5の回転軸9沿いの高さよりも低い回転軸9沿いの高さを有する。第2の回転加工刃物6は、図8に示すように、バヨネット式に作業位置でハブ3に固定するようにされている。
図4に示す実施例では、第2の回転加工刃物6は乳化ディスク40をなす。乳化ディスク40は、バヨネット式にハブ3に固定されるようにしたコア42を取り囲む。第2の回転加工刃物6の回転軸9沿いの高さはコア42によって規定される。コア42は、ハブ3にはまり込むようにした軸方向の開口を形成する。第2の回転加工刃物6は、図2で見て取れるように、ハブ3の外側傾斜駆動部20と噛み合うようにした少なくとも1つの内側傾斜被駆動部45を有する。第2の回転加工刃物6は、規則的な間隔をあけてコア42の上縁を取り囲む3つの突出した把持形状部46を備える。
第2の回転加工刃物6は、第2の回転加工刃物6がバヨネット式にハブ3に固定されるとき、ハブ3の支承形状部29によって回転軸9の方向にブロックされるようにした少なくとも1つの保持形状部49を有する。
図4に示す実施例では、保持形状部49は回転軸9に沿って第2の回転加工刃物6の上半分に配設されている。第2の回転加工刃物6の把持形状部46及び保持形状部49は少なくとも部分的には回転軸9沿いに同じ高さに配設されている。第2の回転加工刃物6は、外溝23の上端24を通してハブ3の第2の横方向切欠き部22にはまり込むようにした少なくとも1つの内側保持ツメ47を有する。こうして内側保持ツメ47は、ハブ3に固定された第2の回転加工刃物6を軸方向にブロックするための上部保持形状部及び下部保持形状部を形成する。第2の回転加工刃物6は、有利には、ハブ3の別の支承形状部によって回転軸9の方向にブロックされるようにした少なくとももう1つの保持形状部48を有する。
図5に示したように、第3の回転加工刃物7も突出端付き切断刃を持たない。第3の回転加工刃物7もまた、第1の回転加工刃物5の回転軸9沿いの高さよりも低い回転軸9沿いの高さを有する。第3の回転加工刃物7も、図9に示すように、バヨネット式に作業位置でハブ3に固定するようにされる。
図5に示した実施例では、第3の回転加工刃物7は食品おろし用ディスク50をなしている。食品おろし用ディスク50は、バヨネット式にハブ3に固定されるようにしたコア52を取り囲む。コア52は、ハブ3にはまり込むようにした軸方向の開口を形成する。第3の回転加工刃物7の回転軸9沿いの高さはコア52によって規定される。食品おろし用ディスク50は、より具体的には、細かくおろしたものが得られるようにされており、そのために食品おろし用ディスク50の表面に立てられた複数の歯53を有する。有利には、歯53は半径方向に延びる列に沿って整列する。コア52は歯53の上方に延びる。しかし、歯53はコア52によって支持される突出端付き切断刃をなすものではなく、そのため、径方向に起伏を有する把持形状部がコア52に存在する必要はさほどないものと考えられる。食品おろし用ディスク50は、通り道55を作り出す不規則な外縁54を有している。
図9で見て取れるように、ハブ3に固定された第3の回転加工刃物7は、食品おろし用ディスク50の下方におろした食品を受ける空所51を作り出す。外縁54は作業スペース4の側壁からは離れて延びる。
第3の回転加工刃物7は、第3の回転加工刃物7がバヨネット式にハブ3に固定されるとき、ハブ3の支承形状部29によって回転軸9の方向にブロックされるようにした少なくとも1つの保持形状部59を有する。
図5に示した実施例では、保持形状部59は回転軸9に沿って第3の回転加工刃物7の下半分に配設されている。第3の回転加工刃物7は、外溝23の上端24を通してハブ3の第1の横方向切欠き部21にはまり込むようにした少なくとも1つの内側保持ツメ57を有している。そのため、第3の回転加工刃物7は、第1の回転加工刃物5と同じ高さにバヨネット式にハブ3に固定することができる。こうして内側保持ツメ57は、ハブ3に固定された第3の回転加工刃物7を軸方向にブロックするための上部保持形状部及び下部保持形状部を形成する。第3の回転加工刃物7は、有利には、ハブ3の別の支承形状部によって回転軸9の方向にブロックされるようにした少なくとももう1つの保持形状部(図5では見えず)を有する。
図6に示したように、第4の回転加工刃物8は、食品を輪切りにする切断刃61と、食品を千切りにする歯付き面63を有するリバーシブルカートリッジ62とを支持する本体60を備えるおろし及び/または薄切り用ディスクである。回転軸9に沿って延びる駆動部64が本体60の中心部に配設されている。駆動部64は、ハブ3の上方駆動部25にはまり込むようにした軸方向の開口を形成する。
本考案の操作法は以下のとおりである。
ユーザは、内側保持ツメ37、47、57を外溝23の上端24にはめ合わせ、次いで第1、第2または第3の回転加工刃物5、6、7をハブ3に対して回転させて内側保持ツメ37、47、57がハブ3の第1の横方向切欠き部21または第2の横方向切欠き部22にはまるようにすることで、第1、第2または第3の回転加工刃物5、6、7のいずれか1つを図7〜9に示すように作業位置でハブ3に固定することができる。ユーザは、図10に示すように、第4の回転加工刃物8をハブ3に取り付けることもできる。
第1、第2及び第3の回転加工刃物5、6、7は、図1に示したように、収納時の構成で重ねてハブ3に取り付けることができる。ただし、第2の回転加工刃物6は第1の回転加工刃物5の下に配置することも可能であり、あるいは、第3の回転加工刃物7を第1の回転加工刃物5の上、かつ第2の回転加工刃物6の下に配置することもできる。
こうして、ユーザは、簡易かつ安全にハブ3に取り付けることができる回転加工刃物5、6、7、8を使って複数の種類の調理を行える器具であって、ハブ3に取り付けられている回転加工刃物5、6、7、8を作業スペース4内にコンパクトに収納できる可能性を有する器具を手にすることができる。
変形形態として、作業スペース4は必ずしも筐体によって支持される必要はなく、駆動部15は必ずしもハブ3の下に配置される必要はない。駆動部15はとりわけハブ3の上に配置することができる。
変形形態として、ハブ3は、第1の横方向切欠き部21と連通する少なくとも1つの外溝、及び、第2の横方向切欠き部22と連通するもう1つの外溝を備えることができる。
変形形態として、回転加工刃物5、6、7は同じ高さでハブ3に固定することができようし、その場合、ハブ3は回転加工刃物5、6、7を回転軸9の方向にブロックするようにしたただ1つの横方向切欠き部を備えることができる。
変形形態として、回転加工刃物5、6、7は3つの異なる高さでハブ3に固定することができようし、その場合、ハブ3は回転加工刃物5、6、7を回転軸9の方向に対してブロックするようにした3つの異なる横方向切欠き部を備えることができる。
変形形態として、バヨネット式固定装置の切欠き部は回転加工刃物5、6、7に設けることができ、その場合、ハブ3は、切欠き部にはまり込んで回転軸9の方向に対してブロックされるようにした少なくとも1つの外側保持ツメを備える。
本考案は説明した実施例及びその変形形態にいささかも限定されるものではなく、特許請求の範囲の中に幾つもの変形を包含するものである。

Claims (15)

  1. 回転軸(9)に沿って延びるハブ(3)と、バヨネット式に前記ハブ(3)に固定されるようにしたコア(32)によって支持される少なくとも1つの突出端(31)付き切断刃(30)を有する第1の回転加工刃物(5)と、バヨネット式に前記ハブ(3)に固定されるようにした第2の回転式加工刃物(6)とを備える電気調理器具用回転付属品セットであって、第3の回転式刃物(7)がバヨネット式に前記ハブ(3)に固定されるように設けられていること、前記第1の回転式加工刃物(5)、前記第2の回転式加工刃物(6)及び前記第3の回転式加工刃物(7)は収納時の構成で重ねて前記ハブ(3)に取り付けることができること、前記第1の回転式加工刃物(5)は前記回転軸(9)の方向に対して切断刃(30)(複数可)の上方に離隔して延びる把持形状部(36)を有していること、及び、前記第2の回転式加工刃物(6)と前記第3の回転式加工刃物(7)は突出端付き切断刃を持たず、いずれも前記第1の回転式加工刃物(5)の前記回転軸(9)沿いの高さよりも低い前記回転軸(9)沿いの高さを有することを特徴とする回転付属品セット。
  2. 前記第1の回転加工刃物(5)及び/または前記第2の回転式加工刃物(6)は、前記ハブ(3)の外側傾斜駆動部(20)と噛み合うようにした少なくとも1つの内側傾斜被駆動部(35)を有することを特徴とする請求項1に記載の回転付属品セット。
  3. 前記第1の回転加工刃物(5)、前記第2の回転式加工刃物(6)、前記第3の回転式加工刃物(7)は、それぞれ前記第1の回転加工刃物(5)、前記第2の回転式加工刃物(6)、前記第3の回転式加工刃物(7)がバヨネット式に前記ハブ(3)に固定されるとき、前記回転軸(9)の方向に前記ハブ(3)の支承形状部(29)によってブロックされるようにした少なくとも1つの保持形状部(39、49、59)をそれぞれ有することを特徴とする請求項1または2に記載の回転付属品セット。
  4. 前記保持形状部(39、49)は、前記第1の回転加工刃物(5)、前記第2の回転式加工刃物(6)それぞれの上半分に配設されることを特徴とする請求項3に記載の回転付属品セット。
  5. 前記第1の回転加工刃物(5)、前記第2の回転式加工刃物(6)それぞれの前記把持形状部(36、46)及び前記保持形状部(39、49)は、前記回転軸(9)に沿って少なくとも部分的に同じ高さに配設されることを特徴とする請求項4に記載の回転付属品セット。
  6. 前記保持形状部(59)は前記第3の回転加工刃物(7)の下半分に配設されることを特徴とする請求項3に記載の回転付属品セット。
  7. 前記第1の回転加工刃物(5)は、前記ハブ(3)のバヨネット式固定用の第1の横方向切欠き部(21)にはまり込むようにした少なくとも1つの内側保持ツメ(37)を有していること、前記第2の回転加工刃物(6)は、前記ハブ(3)のバヨネット式固定用の第2の横方向切欠き部(22)にはまり込むようにした少なくとも1つの内側保持ツメ(47)を有していること、及び前記第2の横方向切欠き部(22)は前記回転軸(9)に対して前記第1の横方向切欠き部(21)の下方で延びることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の回転付属品セット。
  8. 前記ハブ(3)は、前記内側保持用ツメ(37、47)のうちの少なくとも1つを差し込むことができる上端(24)を有する少なくとも1つの外溝(23)を備えており、前記外溝は前記第1の横方向切欠き部(21)及び前記第2の横方向切込み部(22)と連通することを特徴とする請求項7に記載の回転付属品セット。
  9. 前記第3の回転加工刃物(7)は、前記第1の回転加工刃物(5)と同じ高さにバヨネット式に前記ハブ(3)に固定することができることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回転付属品セット。
  10. 前記ハブ(3)は、第4の回転加工刃物(8)を受けるようにした上方駆動部(25)を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の回転付属品セット。
  11. 前記第1の回転加工刃物(5)、前記第2の回転加工刃物(6)及び前記第3の回転加工刃物(7)は、収納時の構成では前記第4の回転加工刃物(8)の下に重ねて前記ハブ(3)に取り付けることができることを特徴とする請求項10に記載の回転付属品セット。
  12. 作業スペース内(4)に収められたハブ(3)を回転駆動することができる電気モータ(2)を収容した筐体(1)を備える電気調理器具であって、前記ハブ(3)は前記作業スペース(4)内部に複数の取外し自在の回転加工刃物(5、6、7)を重ねて支持することができる電気調理器具において、前記ハブ(3)及び前記回転加工刃物(5、6、7)が請求項1乃至9のいずれか一項による回転付属品セットに属することを特徴とする電気調理器具。
  13. 前記第3の回転加工刃物(7)が食品おろし用ディスク(50)をなすことを特徴とする請求項12に記載の電気調理器具。
  14. 前記ハブ(3)に固定された前記第3の回転加工刃物(7)は前記食品おろし用ディスク(50)下方におろした食品(51)を受ける空所を作り出すことを特徴とする請求項13に記載の電気調理器具。
  15. 請求項10または11に記載の回転付属品セットに属する第4の回転加工刃物(8)を備えることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一項に記載の電気調理器具。
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