JP3196169B2 - シャンク一体型エンドミル - Google Patents

シャンク一体型エンドミル

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JP3196169B2
JP3196169B2 JP35417598A JP35417598A JP3196169B2 JP 3196169 B2 JP3196169 B2 JP 3196169B2 JP 35417598 A JP35417598 A JP 35417598A JP 35417598 A JP35417598 A JP 35417598A JP 3196169 B2 JP3196169 B2 JP 3196169B2
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政一 松本
正博 田口
雄策 山本
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株式会社日研工作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1027Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts
    • B23C5/1045Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts having a cutting insert, the cutting edge of which subtends substantially 90 degrees
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/10Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
    • B23B31/11Retention by threaded connection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23B2240/00Details of connections of tools or workpieces
    • B23B2240/28Shrink-fitted connections, i.e. using heating and cooling to produce interference fits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば金型を切
削加工する場合などに用いるシャンク一体型エンドミル
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンドミルは、
図1に示すように、ホルダ11のホルダ本体11aの前
側筒状部11bに設けた直線穴11cに、エンドミル1
2の主体12aに設けた丸棒状の長いシャンク部12b
の後部を嵌め、ホルダ11の前側筒状部11bに外周側
から複数のサイドロック部材13a,13bをねじ嵌合
させ、これらの内端によって前記シャンク部12bを直
線孔11cの内面に押し付けることで、ホルダ11にエ
ンドミル12を装着したものがあった。また、図2に示
すように、ホルダ11の直線孔11cに、図1に示した
ものとは異なる短いシャンク部12bを有するエンドミ
ル12の超硬金属製の主体12aのシャンク部12bの
後部を焼き嵌めしてホルダ11にエンドミル12を1面
拘束によって固着したものもあった。
【0003】しかし、前述した従来のエンドミルのシャ
ンク部の前部がホルダから前方に長く突出しているの
で、剛性を十分に確保できず、切削加工時に切削性能が
低下し、またピッチングなどの振動が発生するという問
題点があった。また、従来の焼き嵌めチャックは、ホル
ダを熱してエンドミルのシャンク部を圧入固着し、ホル
ダよりエンドミルのシャンク部を取り外す場合には、前
記エンドミル付のホルダ全体を再度熱してホルダを熱膨
張させて前記シャンク部を取り外すようにしているた
め、前記ホルダの材質をエンドミルの材質より熱膨張率
の大きい材質が用いられており、前記ホルダとエンドミ
ルは互いに熱膨張率の異なる材質の金属しか使用できな
いという問題点があった。
【0004】この発明は,前述した問題点を解決し,エ
ンドミルの主体に設けたシャンク部の長さを短くするこ
とで安価にし、また、エンドミルホルダ設けた焼き嵌め
用孔部にエンドミルの小外径軸部を焼き嵌めし、かつド
ローボルトを小外径軸部の後端に形成しためねじ孔に螺
合して締め付けることにより圧接面をテーパ部の前端面
に密着させ、または、焼き嵌め用孔部にエンドミルの小
外径軸部を焼き嵌めし、かつおねじ部をめねじに螺合し
て締め付けることにより圧接面をテーパ部の前端面に密
着させて2面拘束とすることで、剛性が高く、切削加工
時に振動が発生せず、良好な切削加工ができる、シャン
ク一体型エンドミルを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に記載の発明は、エンドミルと該
エンドミルを保持するエンドミルホルダを備えるシャン
ク一体型エンドミルであって、前記エンドミルホルダの
ホルダ本体は前部に長い先細テーパ部を有し、前記テー
パ部の中心軸線箇所に該テーパ部の前端面から後方に向
け所定の長さに延在する焼き嵌め用孔部を形成し、前記
焼き嵌め用孔部の後端に連通し該焼き嵌め用孔部より小
径の小径孔部を前記テーパ部の中心軸線箇所に所定の長
さに延在して同軸に形成し、前記小径孔部の後端から前
記ホルダ本体の後端に開口する中間穴部をホルダ本体に
同軸に形成し、前記エンドミルの主体に設けた切削手段
付きシャンク部の後端に前記焼き嵌め用孔部に焼き嵌め
される所定長さの小外径軸部を同軸に形成し、前記シャ
ンク部の後端面に前記小外径軸部の径より大きい径で、
かつ前記テーパ部の前端面に圧接される圧接面を小外径
軸部と同心円状に形成し、前記ホルダ本体の後端から前
記小径孔部に挿通されるドローボルトを備え、前記エン
ドミルの小外径軸部を前記焼き嵌め用孔部に焼き嵌めに
より嵌入した後、前記ドローボルトを前記小外径軸部の
後端に形成しためねじ孔に螺合して締め付けることによ
り前記焼き嵌めされた小外径軸部を前記焼き嵌め用孔部
内に引き込むとともに前記圧接面を前記テーパ部の前端
面に密着させるように構成されていることを特徴とす
る。
【0006】請求項2の発明は、エンドミルと該エンド
ミルを保持するエンドミルホルダを備えるシャンク一体
型エンドミルであって、前記エンドミルホルダのホルダ
本体は前部に長い先細テーパ部を有し、前記テーパ部の
中心軸線箇所に該テーパ部の前端面から後方に向け所定
の長さに延在する焼き嵌め用孔部を形成し、前記焼き嵌
め用孔部の後端部にめねじを形成し、前記エンドミルの
主体に設けた切削手段付きシャンク部の後端に前記焼き
嵌め用孔部に焼き嵌めされる所定長さの小外径部を同
軸に形成し、かつ前記小外径軸部の嵌入側線端に前記め
ねじに螺合するおねじ部を形成し、前記シャンク部の後
端面に前記小外径軸部の径より大きい径で、かつ前記テ
ーパ部の前端面に圧接される圧接面を小外径軸部と同心
円に形成し、前記エンドミルの小外径軸部を前記焼き嵌
め用孔部に焼き嵌めにより嵌入した後、前記おねじ部を
前記めねじに螺合して締め付けることにより前記焼き嵌
めされた小外径軸部を前記焼き嵌め用孔部内に押し込む
とともに前記圧接面を前記テーパ部の前端面に密着させ
るように構成されていることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載のシャンク一体型エンドミルにおいて、エンドミルホ
ルダのホルダ本体に、前記ホルダ本体の前端面から前記
エンドミルの先端に向けクーラントなどの流体を噴出さ
せる噴出孔を設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載のシャ
ンク一体型エンドミルにおいて、前記噴出孔に流体噴出
方向を変更する噴出角度変更部材を設けたことを特徴と
するものである。請求項5の発明は、前記エンドミルの
主体の先端部にスローアウェイ式のボールチップからな
る切削手段が着脱可能に装着されることを特徴とするも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
き、図を参照して説明する。この発明の一実施形態に係
るシャンク一体型エンドミルは、図3に示すように、エ
ンドミルホルダ1とエンドミル2とからなる。
【0010】エンドミルホルダ1は、ホルダ本体3の後
端部にテーパシャンク部3aを形成し、中間部に自動工
具交換用のフランジ部3bを形成し、このフランジ部3
bの外周面にV溝3cを形成し、フランジ部3bの前側
に長い先細テーパ部3dが形成されている。
【0011】また、ホルダ本体3には、端から前端に向
かって、めねじ孔部3e,中間穴部3f,小径孔部3
g,焼き嵌め用孔部3hが前記ホルダ本体3の軸心と一
致して一連に形成されている。すなわち、テーパ部3d
の中心軸線箇所にテーパ部3dの前端面から後方に向け
所定の長さに延在する焼き嵌め用孔部3hが形成され、
この焼き嵌め用孔部3hの後端に連通し焼き嵌め用孔部
3hより小径の小径孔部3gがテーパ部3dの中心軸線
箇所に所定の長さに延在して同軸に形成され、小径孔部
3gの後端からホルダ本体3の後端に開口する中間穴部
3fがホルダ本体3に同軸に形成されている。前記先細
テーパ部3dは、5°〜6°程度の角度で先細に形成し
てある。前記ホルダ本体3のめねじ孔部3eにプルスタ
ッド4の先端部を締め付け固定してあり、プルスタッド
4には中心孔4aを貫通させてある。
【0012】前記エンドミル2の主体5のシャンク部5
aの後端に、テーパ部3dの焼き嵌め用孔部3hに焼き
嵌めされる丸棒状の小外径軸部5bが同軸に形成され、
さらに、シャンク部5aの後端面に前記小外径軸部5b
の径より大きい径で、かつ前記テーパ部3dの前端面に
圧接される圧接面5cが小外径軸部5bと同心円に形成
されている。また、シャンク部5aは後端から先端側に
行くにしたがい小径となる前側部5dを有し、この前側
部5dの先端部に形成した切り欠き5eにスローアウェ
イ式のボールチップからなる切削手段6を着脱可能に装
着してある。
【0013】このようにボールチップからなる切削手段
6がエンドミル主体5のシャンク部5aに着脱可能に装
着できるので、切削手段6の摩耗などによってホルダ本
体より一々エンドミルを取り外すことなく、スローアウ
エイチップのみを交換するだけで切削作業が可能となる
と共に、エンドミルの材質はホルダと熱膨張率の異なる
金属材料を用いることもなく、超硬金属製であっても、
HSSなどのように、前記ホルダと熱膨張率がほぼ同一
のものでも使用することができる。
【0014】なお、エンドミル2の主体5の小外径軸部
5bは、図4に示すように、シャンク部5aの後端に小
外径に追加して形成される。また、主体5の前側部5d
は、エンドミルホルダ1のホルダ本体3の先細テーパ部
3dよりも緩やかな先細に形成してある。また、ホルダ
本体3の後端から中間穴部3fを通して小径孔部3gに
挿通されるドローボルト7を備えている。
【0015】エンドミルホルダ1にエンドミル2を装着
するに際しては、ホルダ本体3の焼き嵌め用孔部3hに
エンドミル2の小外径軸部5bを焼き嵌めにより嵌入し
た後、小径孔部3gに挿通されたドローボルト7のおね
じ部7aを小外径軸部3gの後端に形成しためねじ孔5
fに螺合して締め付けることで、前記焼き嵌めされた小
外径軸部5bは焼き嵌め用孔部3h内に引き込まれると
ともに圧接面5cはテーパ部3dの前端面に密着され
る。このため、焼き嵌め後のエンドミルホルダ本体3が
常温に冷却されてもエンドミル2の圧接面5cとホルダ
本体3のテーパ部3d前端面間に隙間が生じることがな
く、完全な密着状態を保持できる。これにより、エンド
ミル2のシャンク部5aはエンドミルホルダ1のホルダ
本体3に対して、小外径軸部3gと圧接面5cとによる
2面拘束の状態となり、より強固に前記ホルダ本体3に
前記エンドミル2の主体5を一体化でき、剛性が高く、
切削加工時に振動が発生せず、良好な切削加工が可能に
なる。しかも、エンドミル2のシャンク部5aはエンド
ミルホルダ1のホルダ本体3に焼き嵌めとドローボル7
でチャッキングされるため、トエンドミルホルダ1のテ
ーパ部3dを再加熱し、ドローボルト7を緩めて取り外
することにより、主体を含むエンドミル2自体を容易に
交換することができる。
【0016】また、この発明においては、図5に示すよ
うに、エンドミルホルダ1のホルダ本体3におけるテー
パ部3dの中心軸線箇所に、図3に示す場合と同様にテ
ーパ部3dの前端面から後方に向け所定の長さに延在す
る焼き嵌め用孔部3hを形成し、この焼き嵌め用孔部3
hの後端部にめねじ3iを形成し、前部に設けた焼き嵌
め用孔部3hの後端部にめねじ3iを形成し、また、前
記小外径軸部5bの嵌入側先端に前記めねじ3iに螺合
するおねじ部5gを形成する。
【0017】このような構成されたシャンク一体型エン
ドミルにおいて、エンドミルホルダ1にエンドミル2を
装着する場合は、ホルダ本体3の焼き嵌め用孔部3hに
エンドミル2の小外径軸部5bを焼き嵌めにより嵌入し
た後、小外径軸部5bのおねじ部5gを焼き嵌め用孔部
3hのめねじ3iに螺合して締め付けることで、前記焼
き嵌めされた小外径軸部5bは焼き嵌め用孔部3h内に
押し込まれるとともに圧接面5cはテーパ部3dの前端
面に密着される。このため、焼き嵌め後のエンドミルホ
ルダ本体3が常温に冷却されてもエンドミル2の圧接面
5cとホルダ本体3のテーパ部3d前端面間に隙間が生
じることがなく、完全な密着状態を保持できる。これに
より、エンドミル2のシャンク部5aはエンドミルホル
ダ1のホルダ本体3に対して、小外径軸部3gと圧接面
5cとによる2面拘束の状態となり、より強固に前記ホ
ルダ本体3に前記エンドミル2の主体5を一体化でき、
剛性が高く、切削加工時に振動が発生せず、良好な切削
加工が可能になる。この場合、図3の場合より剛性が若
干低下するが、前記ドローボルト7を使用することな
く、前記ホルダ本体3に前記エンドミル2の主体5を固
定できる。しかも、エンドミル2のシャンク部5aはエ
ンドミルホルダ1のホルダ本体3に焼き嵌めと小外径軸
部5b自体のねじ結合でチャッキングされるため、エン
ドミルホルダ1のテーパ部3dの再加熱し、エンドミル
2の小外径軸部5bとめねじ3iとの螺合を外すること
により、主体を含むエンドミル2自体を容易に交換する
ことができる。
【0018】また、図6に示すように、エンドミルホル
ダ1のホルダ本体3の焼き嵌め用孔部3hの内周面に横
断面が三角形または円弧状の溝3jを周方向の複数箇所
に、ホルダ本体3の軸方向に形成し、前記ホルダ本体3
の前端から、クーラント,切削液などの気体,液体すな
わち流体を噴出させるようにしたり、図7に示すよう
に、エンドミルホルダ1のホルダ本体3の先細テーパ部
3dに、小孔3kを周方向の複数箇所に、ホルダ本体3
の軸方向に形成し、前記ホルダ本体3の前端からクーラ
ントなどの流体を噴出させるようにしてもよい。なお、
図6,図7に示した溝3j,小孔3kには、従来公知の
手段でクーラントなどを供給可能にしてある。
【0019】また、図8に示すように、エンドミルホル
ダ1のホルダ本体3の後端部に円筒状のシャンク部3m
を形成し、プルスタッド4の大径鍔部4bと自動工具交
換用のフランジ部3bとの間に、テーパコーン8を嵌合
させ、これの前端側を複数の皿ばね9を介してフランジ
部3bに支持して押し付けるようにしてもよく、テーパ
コーン8の後端に環状のワッシャ10を介在させてあ
る。なお、図8に示したエンドミルの前述した以外の構
成は、図3に示したものと同様である。
【0020】また、図9の( A) ,( B) に示すよう
に、エンドミルホルダ1のホルダ本体3の先細テーパ部
3dに、小径通路3kを周方向の複数箇所に、ホルダ本
体3の軸方向に沿って形成し、前記小径通路3kの前端
には円筒状のブッシュ20(噴出角度変更部材)が設け
られている。この場合、クーラントなどの流体を噴出さ
せ、かつ噴出方向を変更する噴出角度変更部材である噴
出孔20aに傾斜角度を持たせた円筒状のブッシュ20
をそれぞれ嵌合またはねじ止めして固定してもよく、ク
ーラントなどの流体をエンドミル先端の切削部材に対し
確実に噴出させることができると共に、ホルダの先端径
が細いため小径通路3kの流体出口に噴出方向を変更す
る傾斜角度を持たせた噴出孔を形成できない場合にとく
に有効である。
【0021】さらに、この発明において、エンドミルの
主体の前端部に設ける切削手段である切削部材は、ボー
ルチップに限定されることなく適宜変更でき、さらに、
前記主体のシャンク部の先端部に、直刃,ねじれ刃など
を一体に形成したものでもよい。
【0022】さらにまた、図3に示すものなど、必要に
応じてエンドミルホルダ1のホルダ本体3に設けた先細
テーパ部3dを長くすることで、エンドミル2の主体5
後部に形成したシャンク部5aの外径部5bを先細テー
パ状に形成し、シャンク部5aの長さを短くして高価な
超硬金属製のロングサイズエンドミルの使用を少なく
し、安価に提供でき、また、剛性の高いエンドミルホル
ダが実現でき、精度の高い加工が可能になる。
【0023】そして、金型を加工する場合に、ボールエ
ンドミルの半径外周とエンドミルホルダのホルダ本体の
半径外周とホルダの根元を結んだ角度が、前記金型の抜
き勾配より小さい角度になって好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るシャンク一体型エンドミルのよれば、エンドミルホ
ルダ設けた焼き嵌め用孔部にエンドミルの小外径軸部を
焼き嵌めし、かつドローボルトを小外径軸部の後端に形
成しためねじ孔に螺合して締め付けることにより圧接面
をテーパ部の前端面に密着させたので、焼き嵌め後のエ
ンドミルホルダ本体が常温に冷却されてもエンドミルの
圧接面とホルダ本体のテーパ部前端面に隙間が生じるこ
とがなく、完全な密着状態を保持できる。これにより、
エンドミルのシャンク部はエンドミルホルダのホルダ本
体に対して、小外径軸部と圧接面とによる2面拘束状態
を維持でき、剛性が高く、切削加工時に振動が発生せ
ず、良好な切削加工ができるとともに、エンドミルの主
体に設けたシャンク部の長さを短くすることができ、高
価なロングサイズエンドミルの使用を少なくして安価に
できる。しかも、エンドミルのシャンク部はエンドミル
ホルダのホルダ本体に焼き嵌めとドローボルトでチャッ
キングされるため、エンドミルホルダのテーパ部を再加
熱し、ドローボルトを緩めて取り外すことにより、主体
を含むエンドミル自体を容易に交換することができる。
【0025】請求項2の発明によれば、エンドミルホル
ダに設けた焼き嵌め用孔部にエンドミルの小外径軸部を
焼き嵌めし、かつ小外径軸部のおねじ部を焼き嵌め用孔
部のめねじに螺合して締め付けることにより圧接面をテ
ーパ部の前端面に密着させたので、焼き嵌め後のエンド
ミルホルダ本体が常温に冷却されてもエンドミルの圧接
面とホルダ本体のテーパ部前端面に隙間が生じることが
なく、完全な密着状態を保持できる。これにより、エン
ドミルのシャンク部はエンドミルホルダのホルダ本体に
対して、小外径軸部と圧接面とによる2面拘束状態を維
持でき、剛性が高く、切削加工時に振動が発生せず、良
好な切削加工ができるとともに、エンドミルの主体に設
けたシャンク部の長さを短くすることができ、高価なロ
ングサイズエンドミルの使用を少なくして安価にでき
る。しかも、エンドミルのシャンク部はエンドミルホル
ダのホルダ本体に焼き嵌めと小外径軸部自体のねじ結合
でチャッキングされるため、エンドミルホルダのテーパ
部を再加熱し、エンドミルの小外径軸部とめねじとの螺
合を外すことにより、主体を含むエンドミル自体を容易
に交換することができる。
【0026】請求項3、4の発明によれば、エンドミル
ホルダのホルダ本体に、ホルダ本体の前端面からエンド
ミルの先端に向けクーラントなどの流体を噴出させる噴
出孔を設けたり、噴出孔の流体噴出方向を噴出角度変更
部材で変更できるようにしたので、加工時に被加工物の
冷却や切り粉などの付着防止を必要に応じて行なうこと
ができて、好ましい。また、請求項5の本発明によれ
ば、エンドミルの主体の先端部にスローアウェイ式のボ
ールチップからなる切削手段が着脱可能に装着されるの
で、切削手段の摩耗などによってホルダ本体より一々エ
ンドミルを取り外すことなく、スローアウエイチップの
みを交換するだけで切削作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエンドミルの一例を示した一部切り欠き
側面図。
【図2】従来のエンドミルの他例を示した一部切り欠き
側面図。
【図3】この発明の一実施形態に係るシャンク一体型エ
ンドミルの一部切り欠き側面図。
【図4】図3に示したシャンク一体型エンドミルの主体
の説明図。
【図5】シャンク一体型エンドミルの締結部の変形例の
縦断側面図。
【図6】シャンク一体型エンドミルの本体の前端面図。
【図7】シャンク一体型エンドミルの本体の変形例を示
した前端面図。
【図8】図3に示したシャンク一体型エンドミルの変形
例の一部切り欠き側面図。
【図9】(A)はシャンク一体型エンドミルの締結部の
変形例で、(B)のA−A線の縦断側面図、(B)は
(A)の前端面図。
【符号の説明】
1 エンドミルホルダ 2 エンドミル 3 エンドミルホルダのホルダ本体 3a テーパシャンク部 3b フランジ部 3d 先細テーパ部 3e めねじ部 3f 中間孔部 3g 小径孔部 3h 焼き嵌め用孔部 3i めねじ 3k 小径通路 3j 溝 3m シャンク部 4 プルスタッド 5 エンドミルの主体 5a シャンク部 5b 小外径軸部 5c 圧接面 5e 切り欠き 5f めねじ孔 6 切削手段 7 ドローボルト 7a おねじ部 8 テーパコーン 9 皿ばね 20 円筒状ブッシュ(噴出角度変更部材) 20a 噴出孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−248727(JP,A) 実開 昭57−181537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23C 5/10 B23C 5/28 B23Q 3/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドミルと該エンドミルを保持するエ
    ンドミルホルダを備えるシャンク一体型エンドミルであ
    って、 前記エンドミルホルダのホルダ本体は前部に長い先細テ
    ーパ部を有し、前記テーパ部の中心軸線箇所に該テーパ
    部の前端面から後方に向け所定の長さに延在する焼き嵌
    め用孔部を形成し、 前記焼き嵌め用孔部の後端に連通し該焼き嵌め用孔部よ
    り小径の小径孔部を前記テーパ部の中心軸線箇所に所定
    の長さに延在して同軸に形成し、 前記小径孔部の後端から前記ホルダ本体の後端に開口す
    る中間穴部をホルダ本体に同軸に形成し、 前記エンドミルの主体に設けた切削手段付きシャンク部
    の後端に前記焼き嵌め用孔部に焼き嵌めされる所定長さ
    の小外径軸部を同軸に形成し、 前記シャンク部の後端面に前記小外径軸部の径より大き
    い径で、かつ前記テーパ部の前端面に圧接される圧接面
    を小外径軸部と同心円状に形成し、 前記ホルダ本体の後端から前記小径孔部に挿通されるド
    ローボルトを備え、 前記エンドミルの小外径軸部を前記焼き嵌め用孔部に焼
    き嵌めにより嵌入した後、前記ドローボルトを前記小外
    径軸部の後端に形成しためねじ孔に螺合して締め付ける
    ことにより前記焼き嵌めされた小外径軸部を前記焼き嵌
    め用孔部内に引き込むとともに前記圧接面前記テーパ
    部の前端面に密着さるように構成されていることを特
    徴とするシャンク一体型エンドミル。
  2. 【請求項2】 エンドミルと該エンドミルを保持するエ
    ンドミルホルダを備えるシャンク一体型エンドミルであ
    って、 前記エンドミルホルダのホルダ本体は前部に長い先細テ
    ーパ部を有し、前記テーパ部の中心軸線箇所に該テーパ
    部の前端面から後方に向け所定の長さに延在する焼き嵌
    め用孔部を形成し、 前記焼き嵌め用孔部の後端部にめねじを形成し、 前記エンドミルの主体に設けた切削手段付きシャンク部
    の後端に前記焼き嵌め用孔部に焼き嵌めされる所定長さ
    の小外径軸部を同軸に形成し、かつ前記小外径軸部の嵌
    入側端に前記めねじに螺合するおねじ部を形成し、 前記シャンク部の後端面に前記小外径軸部の径より大き
    い径で、かつ前記テーパ部の前端面に圧接される圧接面
    を小外径軸部と同心円状に形成し、 前記エンドミルの小外径軸部を前記焼き嵌め用孔部に焼
    き嵌めにより嵌入した後、前記おねじ部を前記めねじに
    螺合して締め付けることにより前記焼き嵌めされた小外
    径軸部を前記焼き嵌め用孔部内に押し込むとともに前記
    圧接面前記テーパ部の前端面に密着さるように構成
    されていることを特徴とするシャンク一体型エンドミ
    ル。
  3. 【請求項3】 エンドミルホルダのホルダ本体に、前記
    ホルダ本体の前端面から前記エンドミルの先端に向けク
    ーラントなどの流体を噴出させる噴出孔を設けたことを
    特徴とする請求項1または2記載のシャンク一体型エン
    ドミル。
  4. 【請求項4】 前記噴出孔に流体噴出方向を変更する噴
    出角度変更部材を設けたことを特徴とする請求項3記載
    のシャンク一体型エンドミル。
  5. 【請求項5】 前記エンドミルの主体の先端部にスロー
    アウェイ式のボールチップからなる切削手段が着脱可能
    に装着されることを特徴とする請求項1または2記載の
    シャンク一体型エンドミル。
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