JP4077425B2 - 保持具、切刃部材及び切削工具 - Google Patents

保持具、切刃部材及び切削工具 Download PDF

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本発明は、超硬合金製保持具その先端に着脱自在に装着される切刃部材及び保持具の先端に切刃部材が螺合によって結合された切削工具に関する。
切刃部材交換式の切削工具については、従来から種々の構成が提案されている。例えば以下の特許文献が提案されている。特許文献1は、超硬合金製の保持具(シャンク部)と鋼製のチップホルダー部(切刃部材)とをろう付けで接合したエンドミルが開示されている。特許文献2は、保持具とヘッド(切刃)部材とのいずれか一方に凸部を他方に凹部を設けこの凹部にねじ部材を収納してこのねじ部材に該凸部をねじ込むと共にこのねじ部材の緩み止めはシャンクの軸心と直交する方向からねじ込んだボルトにより行う構成とすることが記載されている。特許文献3は、切削刃ホルダーに設けた円錐状取付け部をシャンク端部に形成した円錐状凹部とを嵌合させ、更に円錐状取付け部に設けたねじ孔にシャンクの軸中心部を貫通する貫通孔を介して挿入した引張ボルトを螺合させる構成としたヘッド交換式切削ホルダーが記載されている。特許文献4は、エンドミルのシャンクとエンドミルホルダーとを焼き嵌めと螺合とにより結合したシャンク一体型エンドミルが記載されている。特許文献5は、工具ホルダーと螺合するために雄ねじが形成された切削用インサートが記載されている。
特開平8−1425号公報(明細書第2頁〜第3頁図1) 特開平5−50305号公報(明細書第2頁〜第3頁図1図3) 特開平6−170615号公報(明細書第1頁〜第2頁図1) 特開2000−190118号公報(明細書第3頁図5) 特開2002−103130号公報(明細書第3頁図1図2図3)
本発明の第1の目的は、超硬合金からなる保持具と切刃を備えた切刃部材とからなる切削工具であって切刃部材のインサート取付座などが壊れた場合であっても切刃部材を容易に交換することができ工数低減を可能とすることである。第2の目的は、保持具と切刃部材とアダプターボルト部材とを夫々螺合した部分には切削加工時の振動等により超硬合金からなる雌ねじ部に欠けが発生しやすくなるという不具合を防止するための構成を提供することである。第3の目的は、保持具と切刃部材とアダプターボルト部材との夫々の結合力が安定した切削工具を提供することである。
本願発明は、超硬合金からなる保持具であり、該保持具は切刃部材が着脱自在に装着される側の端面にいんろう部が形成され、該いんろう部の奥には軸心方向に切刃部材又はアダプターボルト部材とを螺合するための雌ねじ部を備え、該保持具に形成された雌ねじ部の入口側には該雌ねじ部の導入部に位置するねじ山に面取り部が形成されていることを特徴とする保持具である。より詳細には、雌ねじ部の入口側の山角度は、該雌ねじ部の4山以降の山角度よりも小さい角度で軸心方向に面取り部が形成された保持具で有り、その保持具に着脱自在に装着される切刃部材であって、該切刃部材は、一端側にインサートを保持する基体部を、他端側に該いんろう部に装入される円柱状突出部と該円柱状突出部の端部から該保持具と螺合するための雄ねじ部とを有し、該円柱状突出部と該雄ねじ部との接続部にはねじ山ピッチ長さをFとした時、軸心方向に1Fから2Fの長さを有し、該雄ねじ部のねじ径より小さい径を有する円柱状軸部を備えていることを特徴とする切刃部材であり、それらの保持具と切刃部材とが着脱可能に結合された構成からなり該保持具の雌ねじ部には該雌ねじ部の入口側であって雌ねじのねじ山の導入部の1〜2山は該切刃部材の該雄ねじ部と螺合していない領域が設けられていることを特徴とする切削工具である。
本発明は、第1に超硬合金からなる保持具と切刃を備えた切刃部材とからなる切削工具、第2に超硬合金からなる保持具と切刃部材とアダプターボルト部材とからなる切削工具であって何れの切削工具においても切刃部材のインサート取付座が壊れた場合には切刃部材を容易に交換することができ工数低減を可能とすることができ、該保持具と切刃部材又はアダプターボルト部材とを螺合した部分には切削加工時の振動等により超硬合金からなる雌ねじ部に欠けが発生しやすくなるという不具合を防止し、保持具と切刃部材とアダプターボルト部材との夫々の結合力が安定した切削工具を提供することできた。
図1〜図4は本発明第1の実施形態である保持具の一例を示しWC−Co系の超硬合金、例えばJISV40相当材から製作されている。保持具1は外径D1のシャンク径を有する細長い円柱形状をなす。保持具1の軸心A−A方向の一端面3には軸心A−A方向に伸びる円筒形状のいんろう部4が形成されている。端面3は軸心A−A方向と直交するように形成されている。いんろう部4とこのいんろう部4から軸心A−A奥方向に伸びる雌ねじ部6とが形成されている。これらいんろう部4と雌ねじ部6の中心軸は保持具1の軸心A−Aと一致させる。雌ねじ部6のねじ種は一般に用いられているメートルねじインチねじ等を用いることができる。保持具1に形成したいんろう部4の詳細な構成を図2に示す。図2より、いんろう部4の内径d1は雌ねじ部6のねじ内径d2より若干大きくなるように形成する。また雌ねじ部6には5〜10山のねじ山を形成する。本発明では雌ねじ部6のねじ山の導入部において欠けの発生を防止する為、第1の手段としていんろう部4の一端部に続く雌ねじ部6の入口側であって雌ねじ部6が開始する導入部に位置するねじ山に面取り部7を形成している。この面取り部7は図3に示すようにねじ山の導入部をこのねじ山の進行方向に若干の長さに渡り面取りを行ってねじ山の進行方向に緩やかな平面または曲面状の上り傾斜面から構成される。この面取り部7の傾斜角度θは図4に示すように面取り部7の起点8の雌ねじ部6の接線に対して30度〜90度にするとよい。
第2の手段として雌ねじ部6の入口部を雌ねじの山角度よりも小さい角度で軸心方向に面取り処理を施しても良い。本発明第2の実施形態である図10、11に示す様に雌ねじ部6の入口には軸心方向に面取り部21を形成し面取り部21の軸心方向との傾斜角度αは15度〜50度にするとよい。図12に示す様にαが50度を超えて大きい場合には雌ねじ部6のねじ山の導入部において欠けの発生が起こりやすいという不具合がある。またd2値をJIS−B0205にある雌ねじ基準内径D2に対して1.025×D2≦d2≦1.06×D2の範囲とすることが好ましい。d2値が1.025×D2未満の場合は工具に振動が生じ振れの発生により短寿命になるという不都合があり好ましくない。また1.06×D2を超えて大きい場合は雄ねじ山の先端が潰れ易いという不都合があり好ましくない。
本発明の保持具1は、第1工程として、WC−Co等からなる超硬合金製粉末をプレス成形等により図5に示すような保持具1の素材であるシャンク素材9を形成する。シャンク素材9はその軸心A−A方向の端面3から第1の円筒状内径部10と第2の円筒状内径部1とが形成されている。第2工程として、シャンク素材9を約800℃で仮焼結して冷却した後、第2の円筒状内径部1に雌ねじ部6を形成しこの雌ねじ部6の導入部に位置するねじ山に図2に示すような面取り部7又は図10に示すような軸心方向の面取り部21を形成する。更に、第1の円筒状内径部10のいんろう部内周面5を機械加工する。第3工程として、シャンク素材9を約1400℃で本焼結して冷却した後第1の円筒状内径部10のいんろう部内周面5とその端面3の部分の仕上げ加工を行うことにより図1又は図10に示す保持具1を作成することができる。
本発明の切削工具は保持具1と雄ねじ部を備えた切刃部材12とを螺合する。保持具1は超硬合金によって構成する。切刃部材12はSCM440、SKD61等の合金鋼によって構成し切刃部材12には超硬合金製のインサートを所定数程ねじ止め手段などにより装着した構成にする。図6、図7より切刃部材12はその一端部に切刃となるインサート13が装着されるインサート座14を有すると共に軸心A−A方向の他端面15には軸心A−A方向に突出し外径d3を有する円柱状突出部16とこの円柱状突出部16の端部から軸心A−A方向に長さL1ほど突出する突出部を備えている。この突出部のうち長さP1については雄ねじ部17が形成されている。円柱状突出部16の端部から雄ねじ部17の間には長さP2の雄ねじが形成されていない外径dの円柱状軸部18が設けられている。軸心A−A方向の長さP2は、図7より雌ねじ部6の断面方向からみてねじ山の1〜2山程度に相当する長さにするとよい。円柱状軸部18の外径dは雄ねじ部17のねじ径より小さくし雌ねじ6と雄ねじ部17とを螺合したとき円柱状軸部18は雌ねじ部6のねじ山に接触しないようにする。これら円柱状突出部16雄ねじ部17円柱状軸部18の軸心は同一になるようにし雌ねじ6と雄ねじ部17とを螺合したときには保持具1の軸心A−Aと一致させるようにする。図6において、切刃部材12に形成した平坦部20があり保持具1と切刃部材12とを螺合するときに締付け工具を用いて切刃部材12を回転させるために利用される。雄ねじ部17のねじ種は、保持具1に形成した雌ねじ6と螺合するために一般に使用されているメートルねじまたはインチねじを用いる。本発明の切削工具は、図7より保持具1に形成した雌ねじ6と切刃部材12に形成した雄ねじ17とを螺合したときこれら雌ねじ6と雄ねじ17とは雌ねじ部6のねじ山の少なくとも5山以上が雄ねじ部17と螺合させて、ねじ結合の強度を保持させるようにする。雌ねじ6と雄ねじ17とが螺合したとき保持具1のいんろう部5と切刃部材12の円柱状突出部16とは図7より嵌合部19を形成している。嵌合部19は保持具1と切刃部材12とを螺合したときに両者を軸心A−A方向に精度の高い芯合せを行う作用を発揮する。この精度の高い芯合せを行うためにはいんろう部4の内径d1と円柱状突出部16の外径d3との寸法差は2〜20μm程度に設定する。雌ねじ6と雄ねじ17との螺合は切削加工時に切削工具の回転方向がこれらのねじを締める方向となる締り勝手になるようにする。
保持具1と切刃部材12とが螺合されると上記した嵌合部19が形成され、かつ、保持具1の端面3と切刃部材12の端面15とが密着した状態で保持具1と切刃部材12とが着脱可能に強固に一体化される。このためには、保持具1と切刃部材12とが螺合され端部3と端部15とが密着したとき雄ねじ部17の軸心A−A方向の端部には若干の空間部39が形成されるように雌ねじ部6の軸心A−A方向の長さを適切に設定する。また、上記した嵌合部19が形成されかつ保持具1の端面3と切刃部材12の端面15とが密着した状態では端面3に作用する切削力が低減され端面3の外縁部が殆ど損耗せずその結果切刃部材12の取付け精度を高いレベルに維持することができる。円柱状突出部16は円筒状に限らず例えば円錐台状等他の形状でもよい。また保持具1と切刃部材12とが螺合により着脱可能に接合されているので切刃部材のインサート取付座などが壊れた場合であっても容易に交換することができ、工数低減を可能としている。図10に示す様に、保持具1と切刃部材12の内部にはエアーミストあるいは切削液等の冷却媒体の通路となるクーラント穴22が連通しかつ切刃部材12の他端側が各インサート座14に通ずるクーラント穴が穿孔されていてもよい。
本発明の切削工具を用いて切削加工を行うと切削抵抗に基づく振動は保持具1に形成されている雌ねじ部6の導入部に集中する。保持具1が超硬合金から構成されていると超硬合金は剛性は高いが脆い材質であるので雌ねじ部6の導入部のねじ山には欠けが発生しやすくなる。この雌ねじ部6の導入部のねじ山に欠けが発生すると保持具1と切刃部材12との螺合による締め付け力が低下するのでこの螺合部が不安定になって欠けの発生が進行し雌ねじ部6に割れが生じることになる。そこで図3に示す様に保持具1の雌ねじ部6の導入部に位置するねじ山に面取り部7を形成することによりこの雌ねじ部6の導入部に位置するねじ山は切刃部材12の雄ねじ部17と螺合しないような構成にしている。また、図10、11に示す様に軸心方向に面取り部21を設けても良い。これにより保持具1を超硬合金から構成しても両者を螺合する時の過度の締め付け力や切削加工時の振動により雌ねじ部6のねじ山の導入部において欠けの発生を防止することができる。
更に、図7に示す様に切刃部材12には円柱状突出部16の端部と雄ねじ部17との間に雄ねじ部17を形成していない円柱状軸部18を形成している。そして保持具1と切刃部材12とを螺合したとき保持具1の雌ねじ部6の入口側であってねじ山の導入部から1〜2山は切刃部材12の雄ねじ部17と螺合していない長さP2の領域を形成している。これにより保持具1と切刃部材12との過度な締め付けあるいは切削加工時の振動により超硬合金からなる雌ねじ部6の導入部に位置するねじ山の欠けの発生を一層防止することができる構成にしている。保持具1をヤング率の高い超硬合金から構成することにより切削加工時のたわみ量を小さくすることができる。保持具1の軸心A−A方向の寸法を長くすることが可能になり切削工具長さをL刃径をDとしたときL/D≧5となるような切削工具として深孔加工を行ってもビビリ振動の発生を抑制でき精度の高い加工を行うことができるようになる。保持具1の材質は超硬合金で公知のWC−Co系、WC−TiC−Co系等の超硬合金を使用することができる。
図13の本発明の切削工具は、本発明第3の実施形態であるスクエアエンドミルの例を示す。超硬合金製の保持具1と切刃を備えた超硬合金製の切刃部材36とを軸心A−A方向に雄ねじ部を備えたアダプターボルト部材23を介して螺合したことに特徴があり本発明の実施の形態である。以下に本発明の切削工具を構成する保持具1切刃部材36アダプターボルト部材23の構成について説明する。超硬合金製の保持具1は、WC−Co系の超硬合金、例えばJIS−V40相当材から製作される。保持具1の一端面3に形成したいんろう部4の構成は図1と同様である。図14から図16には超硬合金製の切刃部材36の構成を示す。図14の縦断面図に示す様に切刃部材36には軸心A−A方向の一端部近傍に切刃24が形成され同じく軸心A−A方向の他端面15には軸心A−A方向にいんろう部25と該いんろう部25の端部から軸心A−A方向に雌ねじ部26を有する円筒状内径部27が形成されている。端面15は軸心A−A方向と直交するように形成されている。図15は切刃部材36の正面図を示す。図16に示す様にいんろう部25の内径d3は雌ねじ部26のねじ径d4より若干大きくなるように形成する。また雌ねじ部26には5〜10山程度のねじ山を形成する。本発明では切刃部材36のいんろう部25の端部に続く雌ねじ部26の入口側であって雌ねじ部26が開始する導入部に位置するねじ山に面取り部28を形成している。この面取り部28は、図16に示す様にねじ山の導入部をこのねじ山の進行方向に若干の長さに渡り面取りを行ってねじ部の進行方向に緩やかな平面又は曲面状の上り傾斜面から構成されている。この面取り部28の傾斜角度は、前記した保持具1の雌ねじ部6に形成した面取り部7と同様に面取り部28のねじ山の起点の接線に対して30度から90度の範囲にするとよい。雌ねじ部26のねじ種は保持具1の雌ねじ部6と同様にメートルねじ或いはインチねじを用いることができる。また超硬合金製の切刃部材36の製造方法は前記した超硬合金製の保持具1の製造方法と同じ手順により製造することができる。更に本発明は高硬度で耐摩耗性を有する例えばCBN材からなる切刃材を切刃部材26にロー付け加工してなる切削工具に適用することも可能である。
図17は、アダプターボルト部材23の構成を示す。図17に示す様にアダプターボルト部材23は外径D3を有する円柱状基体部29と該円柱状基体部29の両端部から軸心A−Aに突出する直径dの円柱状軸部30、31とこれら円柱状軸部30、31の端部から軸心A−A方向に突出するように形成された雄ねじ部32、33を備えている。円柱状軸部30、31における円柱状基体部29の端部から軸心A−A方向への突出長さは夫々P2、P4である。また雄ねじ部32、33における円柱状軸部30、31の端部から軸心A−A方向への突出長さは夫々P1、P3である。全体の突出長さは、L1=P1+P2、L2=P3+P4であるのでP1=P3、P2=P4とするとL1=L2となる。円柱状軸部30、31の外径dは雄ねじ部32、33のねじ径より小さくする。本発明においてアダプターボルト部材23の材質はSCM440、SKD61、YAG300(日立金属製のマルエージング鋼)等の合金鋼から製作するとよい。また雄ねじ部32、33のねじ種は該雌ねじ6、26と同一のメートルねじ或いはインチねじを採用する。更に雄ねじ部32と33のねじ径は同一になるように形成する。また円柱状軸部30、31の長さP2、P4は雌ねじ6、26のねじ山の2から3山程度の長さに設定する。
本発明の切削工具は、アダプターボルト部材23の雄ねじ部32、33の一方に保持具1の雌ねじ部6を螺合し、雄ねじ部32、33の他方に切刃部材36の雌ねじ部26を螺合することにより、図13に示す本発明第3の実施形態である切削工具を得ることができる。また図18にはアダプターボルト部材23に保持具1と切刃部材36とを螺合したときの構成を示す。本発明の切削工具は、アダプターボルト部材23に保持具1と切刃部材36を螺合したときにアダプターボルト部材23の円柱状基体部29と保持具1のいんろう部5と及び円柱状基体部29と切刃部材36のいんろう部25とは嵌合部3435を形成する。更に、アダプターボルト部材23によって保持具1と切刃部材36とが螺合したき保持具1の端面3と切刃部材36の端面15とは互いに密着した状態にする。該嵌合部34、35はアダプターボルト部材23に保持具1と切刃部材36とを螺合したときに保持具1切刃部材36アダプターボルト部材23を軸心A−A方向に精度の高い芯合せ行った状態で一体化させる作用を発揮する。この精度の高い芯合せを行うためには円柱状基体部29の外径D3と保持具1のいんろう部5の内径d1及び切刃部材36のいんろう部25の内径d3との寸法差は2〜20μm程度に設定するとよい。雌ねじと雄ねじとの螺合は切削加工時に切削工具の回転方向がこれらのねじを締める方向となる締り勝手になるようにする。
保持具1と切刃部材36とが螺合されると上記した嵌合部34、35が形成され保持具1の端面3と切刃部材36の端面15とが密着した状態で保持具1と切刃部材36とが着脱可能に強固に一体化される。このためには保持具1と切刃部材36とが螺合され端部3と端部15とが密着したとき雄ねじ部の軸心A−A方向の端部には若干の空間部39が形成されるように雌ねじ部の軸心A−A方向の長さを適切に設定する。保持具1と切刃部材36とが螺合により着脱可能に接合されているので切刃部材36が壊れた場合であっても容易に交換することができ工数低減を可能としている。更に加工条件に適した工具長さを選択することが可能となる。
本発明の切削工具を用いて切削加工を行うと螺合時の締め付け力と切削加工時の切削抵抗に基づく振動は保持具1の雌ねじ部6と切刃部材36の雌ねじ部26の導入部に集中しやすくなる。保持具1や切刃部材36が超硬合金から構成されていると超硬合金は剛性は高いが欠けやすく脆い材料であるので雌ねじのねじ山には欠けが発生しやすくなる。そこで本発明の切削工具は保持具1の雌ねじ部6のねじ山の導入部には面取り部7同様に切刃部材36の雌ねじ部26のねじ山の導入部には面取り部28を形成しているのでこれら雌ねじ部626の導入部のねじ山はアダプターボルト部材23の雄ねじ部32又は33と螺合していない状態になる。これにより雌ねじ部626のねじ山の導入部における欠けの発生を防止することができる。更に、アダプターボルト部材23の雄ねじ部32、33にはこの雄ねじ部32、33のねじ径より小さい径dを有する雄ねじを形成していない円柱状軸部30、31を設けているので雌ねじ部6又は26の導入部におけるねじ山の1〜3山の領域が雄ねじ部32又は33と螺合しなくなる。これにより一層雌ねじ部626の導入部における欠けの発生を防止することができる。また雌ねじ部6、26が夫々雄ねじ32、33と螺合するねじ山数は少なくとも5山が螺合するようにして螺合による結合力が十分確保できるようにする。
図19は、本発明第4の実施形態であるボールエンドミルを示す。第4の実施形態の切削工具は超硬合金製の保持具1とボールエンドミルの切刃を有する超硬合金製の切刃部材40とを図17に示すアダプターボルト部材23を使用して、図18に示す様に螺合と嵌合により一体化したものである。
図20は、本発明第5の実施形態であるスクエアエンドミルを示す。第5の実施形態の切削工具は、保持具1と切刃部材36とを螺合と嵌合とにより一体化する合金鋼製のアダプターボルト部材37に円柱状基体部から軸心A−A方向と直交する方向に突出する突出部38を設けたことに特徴がある。即ち、図21に示すようにアダプターボルト部材37は円柱状基体部29のほぼ中央部から軸心A−A方向に突出する突出部38を設けている。この突出部38は軸心A−A方向に所定の幅を有し突出高さは保持具1の外径D1とほぼ同一になるようにし更に軸心A−Aからの距離が同一になるように突出させる。このようにアダプターボルト部材37に突出部38を設けるとアダプターボルト部材37に保持具1と切刃部材36を螺合するときに保持具1の端部3と切刃部材36の端部15とが突出部38に接触するまで螺合する。これにより嵌合部34と35の軸心A−A方向の嵌合長さ及びアダプターボルト部材37の雄ねじ部3233と保持具1の雌ねじ部6及び切刃部材36の雌ねじ部26との螺合位置を常に適切にすることが可能になり結合強度及び芯合せの精度を更に向上させた信頼性の高い切刃部材交換式の切削工具を提供することができる。
(実施例1)
本発明例1は、外径D1を16mm、縮径部となる首下径を13mmのWC−Co系超硬合金から製作した。雌ねじ部6のねじ山の導入部に傾斜角度θが30度の面取り部7を形成した。比較例2は、本発明例1と同一寸法の超硬合金製保持具1であるがその雌ねじ部の導入部に面取り部を形成していないものを製作した。それぞれ2枚のインサートを装着したSCM440からなる切刃部材を螺合といんろう部の嵌合とにより一体化して本発明例1と比較例2の切削工具を製作した。以下に示す切削加工条件で20時間の連続切削加工テストを行って保持具1に形成されている雌ねじ部の状況を観察した。
(切削条件)
被削材:S50C材
切削速度:188m/分
回転数:4000/分
一刃の送り:0.5mm/刃
テーブル送り:4000mm/分
軸方向切込み:0.7mm
径方向切込み:6.0mm
加工方法:乾式切削による彫り込み加工
雌ねじ部の観察の結果、本発明例1は図8よりその雌ねじ部には欠けの発生は認められなかった。比較例2は、図9より雌ねじ部の導入部に欠けが発生していた。これより本発明による構造とすることによって保持具1側に備えられた雌ねじ部に欠けが発生するという不具合を防止することができた。
(実施例2)
本発明例3〜11は、外径D1が16mm、首下長さが50mm、縮径部となる首下径が13mm、シャンク長さLが130mm、L/D1が8の保持具1をWC−TiC−Co系超硬合金から作製した。角度αは30度から50度の範囲、d2は6.713〜7.179mmの範囲で変化させた。雌ねじの呼びM8、雌ねじのピッチ125mmとした。この時、雌ねじ基準内径D2は6.647mm、雌ねじ有効径の基準寸法は7.188mmである。切刃部材は、HRC45のSKD61材で作製し、2枚のインサートを装着した。インサートは内接円が6mmの高送り加工用インサートを使用し刃先径は16mmとした。保持具1と切刃部材とを螺合といんろう部の嵌合とにより一体化して本発明例3〜11の切削工具を製作した。切削工具の全長は160mmである。この切削工具をフライス盤の主軸に装着し以下に示す切削加工条件で寿命テストを実施した。また保持具1に形成されている雌ねじ部の状況を観察した。その結果を表1に示す。評価方法は工具寿命の目標値に対する比率で表し目標値を示した場合を100%とした。
(切削条件)
被削材:S50C材
切削速度:120m/分
回転数:2387回転/分
一刃の送り:0.4mm/刃
テーブル送り:1910mm/分
軸方向切込み深さ(Ad):0.5mm
径方向切込み深さ(Rd):8.0mm
加工方法:フライス加工
表1より、本発明例3〜6は、切刃部材の取付けが安定し工具寿命が長いことが判る。
比較例7、8の雌ねじ基準内径を小さく設定した例では、取付けカッタの第1突出部がインロー内周面入口に接触しキズが付き取付け精度が比較的良くなかった。比較例9、10の雌ねじ基準内径を大さく設定した例では、ねじのひっかかり率が低下するため取付けカッタの第2突出部である雄ねじのねじ山先端部が潰れ切刃部材の安定した取付けが出来ない。比較例11の雌ねじ入口部の面取り部の角度を50度とした例では、切刃部材を取り付けるためにねじ込むと雌ねじ入口部が欠損してしまい切刃部材の安定した取付けに不具合となる結果であった。
(実施例3)
WC−Co系の超硬合金製保持具1と同じくWC−Co系のスクエアエンドミル切刃を有する切刃部材とSCM440からなるアダプター部材を製作した。そしてこのアダプター部材に保持具1と切刃部材を螺合と嵌合とにより一体化して図20に示す様な外径D1が20mm、6枚刃、軸心A−A方向の長さは200mmの本発明例12の切削工具を製作し、20時間の連続切削加工テストを行って保持具1の雌ねじ部及び切刃部材の雌ねじ部の状況を観察した。本発明例12は、保持具1の雌ねじ部及び切刃部材の雌ねじ部の導入部のねじ山には傾斜角度θが30度の面取り部を形成した。比較のため、本発明例12と同一材質・同一形状であるが保持具1の雌ねじ部及び切刃部材の雌ねじ部の導入部のねじ山には面取り部を形成していない比較例13を製作して同、様の切削加工テストを行った。
(切削条件)
被削材:S50C材
切削速度:200m/分
回転数:3180/分
一刃の送り:0.2mm/刃
テーブル送り:4000mm/分
軸方向切込み:0.7mm
径方向切込み:6.0mm
加工:乾式切削による彫り込み加工
切削加工テストの結果、本発明例12は、20時間安定した切削加工を継続することができ、図8で示したのと同様に雌ねじ部には欠けの発生は認められなかった。比較例13は、図9に示したのと同様に雌ねじ部の導入部に欠けが発生していた。これより本発明による構造とすることによって保持具1側に備えられた雌ねじ部に欠けが発生するという不具合を防止することができた。
図1は、本発明例の保持具1の一実施形態を示す縦断面図を示す。 図2は、図1の部分拡大図を示す。 図3は、図2の模式図を示す。 図4は、図3の模式図を示す。 図5は、本発明例1の超硬合金素材の形状の縦断面図を示す。 図6は、縦断面図である。 図7は、図6の模式図を示す。 図8は、本発明例1の雌ねじ部を示す。 図9は、比較例2の雌ねじ部を示す。 図10は、他の実施形態を示す。 図11は、図10の部分拡大図を示す。 図12は、比較例11の部分拡大図を示す。 図13は、他の実施形態を示す縦断面図を示す。 図14は、図13に示す切刃部材の拡大図を示す。 図15は、図14に示す切刃部材の正面図を示す。 図16は、図14に示す切刃部材の雌ねじ部の部分拡大図を示す。 図17は、図13に示すアダプターボルト部材の拡大図を示す。 図18は、図13の結合部の拡大図を示す。 図19は、他の実施形態を示す。 図20は、他の実施形態を示す。 図21は、図20の結合部の拡大図を示す。
符号の説明
1:保持具
2:保持具1の縮径部
3:保持具1端面
4:いんろう部
5:いんろう部内周面
6:雌ねじ部
7:保持具1側の面取り部
8:面取り部7の傾斜角度の起点
9:シャンク素材
10:第1の円筒状内径部
11:第2の円筒状内径部
12:雄ねじ部を有する切刃部材
13:インサート
14:インサート座
15:切刃部材端面
16:円柱状突出部
17:雄ねじ部
18:円柱状軸部
19:嵌合部
20:平坦部
21:雌ネジ入口部の軸心方向の面取り部
22:クーラント穴
23:アダプターボルト部材
24:切刃
25:切刃部材側のいんろう部
26:切刃部材側の雌ねじ部
27:切刃部材側の円筒状内径部
28:切刃部材側の面取り部
29:アダプターボルト部材の円柱状基体部
30:アダプターボルト部材の保持具1側の円柱状軸部
31:アダプターボルト部材の切刃部材側の円柱状軸部
32:アダプターボルト部材の保持具1側の雄ねじ部
33:アダプターボルト部材の切刃部材側の雄ねじ部
34:アダプターボルト部材の保持具1との嵌合部
35:アダプターボルト部材の切刃部材との嵌合部
36:スクエア状切刃で雌ねじ部を有する切刃部材
35:アダプターボルト部材の切刃部材側の嵌合部
37:他の例のアダプターボルト部材
38:他の例のアダプターボルト部材の突出部
39:空間部
40:ボール状切刃で雌ねじ部を有する切刃部材

Claims (8)

  1. 超硬合金からなる保持具であり、該保持具の切刃部材が着脱自在に装着される側の端面にいんろう部が形成され、該いんろう部の奥には軸心方向に切刃部材又はアダプターボルト部材を介して切刃部材を螺合するための雌ねじ部を備え、該保持具に形成された雌ねじ部の入口側には該雌ねじ部の導入部に位置するねじ山に面取り部が形成され、該雌ねじ部の入口側の山角度は、該雌ねじ部の4山以降の山角度よりも小さい角度で軸心方向に面取り部が形成され、該雌ねじ内径d2は、雌ねじの基準内径をD2とした時、1.025×D2≦d2≦1.06×D2としたことを特徴とする保持具
  2. 請求項1記載の保持具に着脱自在に装着される切刃部材であって、該切刃部材は、一端側にインサートを保持する基体部を、他端側に該いんろう部に装入される円柱状突出部と該円柱状突出部の端部から該保持具と螺合するための雄ねじ部とを有し、該円柱状突出部と該雄ねじ部との接続部にはねじ山ピッチ長さをFとした時、軸心方向に1Fから2Fの長さを有し、該雄ねじ部のねじ径より小さい径を有する円柱状軸部を備えていることを特徴とする切刃部材。
  3. 請求項記載の切刃部材において、該切刃部材は合金鋼から構成されていることを特徴とする切刃部材。
  4. 請求項記載の保持具と該保持具のいんろう部に装入される円柱状突出部を備え、該円柱状突出部の端部から該保持具と螺合するための雄ねじ部とを有する切刃部材とが着脱可能に結合された構成からなり該保持具の雌ねじ部には該雌ねじ部の入口側であって雌ねじのねじ山の導入部の1〜2山は該切刃部材の該雄ねじ部と螺合していない領域が設けられていることを特徴とする切削工具。
  5. 請求項記載の保持具に着脱自在に装着されるアダプターボルト部材と該アダプターボルト部材に連なる切刃部材とから構成される切削工具であって、該切削工具の該切刃部材は超硬合金からなり軸心方向の一端面から該軸心方向にいんろう部と該いんろう部の端部から該軸心方向に形成された雌ねじ部を有し、該アダプターボルト部材は合金鋼からなり、円柱状基体部の軸心方向の両端部から該軸心方向に形成された雄ねじ部を有し、該アダプターボルト部材の一方の雄ねじ部と該保持具の雌ねじ部との螺合と該アダプターボルト部材の他方の雄ねじ部と該切刃部材の雌ねじ部との螺合と該アダプターボルト部材の円柱状基体部が該保持具のいんろう部と形成する嵌合部及び該切刃部材のいんろう部と形成する嵌合部とにより該保持具1と切刃部材とアダプターボルト部材とが着脱自在に一体化されていることを特徴とする切削工具。
  6. 請求項記載の切削工具において、該保持具及び該切刃部材の雌ねじ部のねじ山の導入部から1から3山は該アダプターボルト部材の雄ねじ部と螺合していない領域が設けられていることを特徴とする切削工具。
  7. 請求項又は記載の切削工具において、該切削工具に装着されるアダプターボルト部材は該円柱状基体部に軸心方向と直交する方向に突出する突出部を備えていることを特徴とする切削工具。
  8. 請求項5乃至7いずれかに記載の切削工具において、該切削工具に装着されるアダプターボルト部材は該円柱状基体部と雄ねじ部との接続部にはねじ山ピッチ長さをFとした時に、軸心方向に2Fから3Fの長さを有し、該雄ねじ部のねじ径より小さい径を有する円柱状軸部を備えていることを特徴とする切削工具。
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