JP3196134B2 - デジタイザセンサ板およびその製造方法およびデジタイザセンサ板製造装置 - Google Patents

デジタイザセンサ板およびその製造方法およびデジタイザセンサ板製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタイザセンサ板
およびその製造方法およびデジタイザセンサ板製造装置
に関し、更に詳しくは、製造しやすい構造のデジタイザ
センサ板およびそのデジタイザセンサ板の製造方法およ
びその製造方法を実施するデジタイザセンサ板製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、従来のデジタイザセ
ンサ板700は、ガラスエポキシ板701の周りに複数
のピンPを植設し、このピンPに絶縁被覆導線702を
引っ掛けて折り返しながら蛇行状に布線し、X方向につ
いて複数の平行なセンサ線を布設し、同様にY方向につ
いても複数の平行なセンサ線を布設し、その上から接着
剤703を介して保護用のもう1枚のガラスエポキシ板
704を接着し、一体化した構造である。図9に示すよ
うに、デジタイザセンサ板700をピンPから外すと、
ガラスエポキシ板701,704から導線折り返し部分
702’が出ている。そこで、例えば実公平5−211
45号公報に開示の技術では、前記ガラスエポキシ板7
01よりも前記ガラスエポキシ板704をひとまわり大
きくし、大きくした部分に接着剤を盛り上げて前記導線
折り返し部分702’を封入している。また、例えば実
公平5−42507号公報に開示の技術では、前記導線
折り返し部分702’を前記ガラスエポキシ板704上
の折り曲げ、その折り曲げ部に保護用絶縁板を貼りつけ
て固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデジタイザ
センサ板700では、ピンPを用いて絶縁被覆導線70
2を布線する必要があり、手間がかかる問題点がある。
また、その布線工程の外に導線折り返し部分702’を
処理する工程が必要であり、この点でも製造に手間がか
かる問題点がある。そこで、この発明の目的は、製造し
やすい構造のデジタイザセンサ板およびその製造方法お
よびデジタイザセンサ板製造装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、基板上に少なくとも一方向に複数のセンサ線を平
行に布設してなるデジタイザセンサ板において、前記複
数の平行なセンサ線は、1本または1束の導線を基板の
端部の導線方向転換部で方向を変えて折り返しながら蛇
行状に布線したものであり、且つ、前記導線方向転換部
で導線が点状に基板に接着固定されていることを特徴と
するデジタイザセンサ板を提供する。
【0005】第2の観点では、この発明は、基板上に少
なくとも一方向に複数のセンサ線を平行に布設してなる
デジタイザセンサ板の製造方法であって、基板上に1本
または1束の導線をX方向に布線し、基板の端部の第1
の方向転換部で紫外線硬化樹脂を滴下すると共に滴下に
よりできた紫外線硬化樹脂スポットに紫外線を照射して
硬化させ前記導線を前記基板に接着固定し、この固定後
に方向を変えて導線をY方向に布線し、Y方向に所定の
間隔だけ離れた第2の方向転換部で紫外線硬化樹脂を滴
下すると共に滴下によりできた紫外線硬化樹脂スポット
に紫外線を照射して硬化させ前記導線を前記基板に接着
固定し、この接着固定後に方向を変えて導線をX方向に
布線し、これを繰り返して、前記複数の平行なセンサ線
を布設することを特徴とするデジタイザセンサ板の製造
方法を提供する。
【0006】第3の観点では、この発明は、上記構成の
デジタイザセンサ板の製造方法において、前記第1の方
向転換部と前記第2の方向転換部の間であって両者を結
ぶ直線上でない位置に中間の方向転換部を設け、その中
間の方向転換部を経由して前記第1の方向転換部から前
記第2の方向転換部に導線を布線することを特徴とする
デジタイザセンサ板の製造方法を提供する。
【0007】
【0008】第の観点では、この発明は、基板上に導
線を布線する導線布線手段と、紫外線硬化樹脂を滴下す
る紫外線硬化樹脂滴下手段と、滴下によりできた紫外線
硬化樹脂スポットに紫外線を照射する紫外線照射手段と
を具備したデジタイザセンサ板製造装置であって、前記
導線布線手段は導線を下端開口部から導出する布線ノズ
ルを備え、前記紫外線硬化樹脂滴下手段は紫外線硬化樹
脂を下端開口部から滴下するディスペンサを備え、前記
紫外線照射手段は光ファイバにより導かれた紫外線を紫
外線硬化樹脂スポットに照射するライトガイドを備え、
前記布線ノズルを中心として回転するように、前記ディ
スペンサと前記ライトガイドとを支持したことを特徴と
するデジタイザセンサ板製造装置を提供する。
【0009】
【作用】上記第1の観点によるデジタイザセンサ板で
は、導線が基板の端部の導線方向転換部で方向を変えて
折り返されながら蛇行状に布線され、且つ、前記導線方
向転換部で導線が点状に基板に接着固定されている。こ
のように、導線を点状に基板に接着固定して方向を変え
る構造であるため、ピンを用いて方向を変えて導線を布
線する必要がなくなる。また、導線折り返し部分が基板
外に出ないため、それを処理する工程も必要がなくな
る。従って、製造が容易となり、製造コストを低減でき
るようになる。
【0010】上記第2の観点によるデジタイザセンサ板
の製造方法では、導線をX方向に布線し、第1の方向転
換部で紫外線硬化樹脂を滴下すると共に紫外線を照射し
て硬化させ、導線を基板に接着固定する。この固定後、
方向を変えて導線をY方向に布線し、所定の間隔だけ離
れた第2の方向転換部で紫外線硬化樹脂を滴下すると共
に紫外線を照射して硬化させ、導線を基板に接着固定す
る。この固定後、方向を変えて導線をX方向に布線す
る。以下、これを繰り返し、複数の平行なセンサ線を布
設する。このように、導線を点状に基板に接着固定して
方向を変える構造であるため、ピンを用いて方向を変え
て導線を布線する必要がなくなる。また、導線折り返し
部分が基板外に出ないため、それを処理する工程も必要
がなくなる。従って、製造が容易となり、製造コストを
低減できるようになる。さらに、紫外線硬化樹脂を用い
るため、短時間で接着でき、製造時間を短縮できる。
【0011】上記第3の観点によるデジタイザセンサ板
の製造方法では、中間の方向転換部を設け、その中間の
方向転換部を経由して第1の方向転換部から第2の方向
転換部に導線を布線する。前記中間の方向転換部を、第
1の方向転換部と第2の方向転換部の間であって両者を
結ぶ直線上でない位置に設けているため、導線が第2の
方向転換部に入る方向と出る方向のなす角度を小さくで
き、これにより紫外線硬化樹脂スポットのサイズの誤差
がセンサ線間隔の精度に与える影響を小さく出来る。
【0012】
【0013】上記第の観点によるデジタイザセンサ板
製造装置では、導線を布線する際に導線を導出する布線
ノズルと、紫外線硬化樹脂を滴下するディスペンサと、
光ファイバにより導かれた紫外線を紫外線硬化樹脂スポ
ットに照射するライトガイドとを備え、前記布線ノズル
を中心として回転するように、前記ディスペンサと前記
ライトガイドとを支持した。このため、回転の制御によ
って導線上にディスペンサを位置させて紫外線硬化樹脂
を滴下し、その滴下によりできた紫外線硬化樹脂スポッ
ト上に回転の制御によってライトガイドを位置させて紫
外線を照射することが迅速に出来る。従って、上記第1
の観点によるデジタイザセンサ板を好適に製造できる。
又、上記第2または第3の観点によるデジタイザセンサ
板の製造方法を好適に実施できる。
【0014】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に説明する。なお、これによりこの発明が限定されるも
のではない。図1は、この発明のデジタイザセンサ板の
第1実施例を示す要部平面図である。このデジタイザセ
ンサ板SP1において、透明板(例えば、ガラスエポキ
シ板)Tの表面には、透明導電膜(例えばIn-Sn 酸化
物)が形成されている。その透明板Tの表面の一つの隅
に絶縁テープIを貼着し、その絶縁テープIの上に電極
A(例えば、銅箔)を貼着し、その電極Aの上に極細の
導線(例えば直径10μm〜20μmのタングステン
線)Sの一端を紫外線硬化樹脂B0で接着固定してい
る。導線Sは、出発点P0からX方向に布線され、透明
板Tの反出発点側の端部で紫外線硬化樹脂スポットB1
により点状に接着固定され、方向転換点P1で方向を変
えてY方向に所定の距離だけ布線され、紫外線硬化樹脂
スポットB2で点状に接着固定され、方向転換点P2で
方向を変えてX方向に布線され、透明板Tの出発点側の
端部で紫外線硬化樹脂スポットB3で点状に接着固定さ
れ、方向転換点P3で方向を変えてY方向に所定の距離
だけ布線され、以下同様の繰り返しで、蛇行状に布線さ
れている。導線SのX方向の複数の辺は平行であり、そ
のピッチHは例えば7.5mm〜500mmである。ま
た、辺の長さLは、例えば45mm〜3000mmであ
る。これらの辺が、電磁誘導方式のY座標センサ線とな
る。なお、実際には、Y座標センサ線の外にX座標セン
サ線なども布設されるが、説明の簡単化のため、省略す
る。紫外線硬化樹脂スポットB1,B2,B3,…の半
径Rは、例えば1mm〜2mmである。
【0015】図2は、この発明のデジタイザセンサ板製
造装置の一実施例を示す概略構成図である。このデジタ
イザセンサ板製造装置100において、センサ線布設部
1は、布線ノズル21と,ディスペンサ32と,ライト
ガイド42とを有している。前記布線ノズル21には、
導線リール2から導線Sが供給される。また、前記ディ
スペンサ32には、紫外線硬化樹脂供給部3から管31
を介して流動状態の紫外線硬化樹脂が供給される。さら
に、前記ライトガイド42には、水銀ランプなどを内蔵
する紫外線光源4から光ファイバ41を介して紫外線が
導かれる。
【0016】前記センサ線布設部1は、U軸回転部81
に保持され、U軸サーボモータ811によってZ軸の周
りに前記布線ノズル21を中心として回転位置決め制御
される。また、前記U軸回転部81は、Z軸送り部84
に保持され、Z軸サーボモータ841によりZ軸方向に
位置決め制御される。また、前記Z軸送り部84は、X
軸送り部83に保持され、X軸サーボモータ831によ
りX軸方向に位置決め制御される。また、前記X軸送り
部83は、Y軸送り部82に保持され、Y軸サーボモー
タ821によりY軸方向に位置決め制御される。前記U
軸サーボモータ811,前記Z軸サーボモータ841,
前記X軸サーボモータ831および前記Y軸サーボモー
タ821は、CPU85により制御される。
【0017】前記Z軸送り部84には、前記ディスペン
サ32からの紫外線硬化樹脂滴下量を制御する滴下ドラ
イバ5と、前記ディスペンサ32を上下移動するディス
ペンサ上下ドライバ6とが設けられている。
【0018】前記CPU85は、シーケンサ部7を介し
て、前記紫外線光源4と,前記滴下ドライバ5と,前記
ディスペンサ上下ドライバ6とをシーケンス制御する。
【0019】図3は、センサ線布設部1の要部構成図で
ある。布線ノズル21は、一対の供給ローラ22,22
により送り込まれた導線Sを下端開口部21aから出
す。ディスペンサ32は、降下して紫外線硬化樹脂33
を下端開口部32aから滴下し、上昇して元の位置に戻
る。ライトガイド42は、光ファイバ41により導かれ
た紫外線を下端開口部42aから紫外線硬化樹脂スポッ
ト(図1のB0,B1,…)に照射する。ディスペンサ
32およびライトガイド42は、布線ノズル21を中心
として反対の位置にある。これは、ディスペンサ32と
ライトガイド42とを可及的に離し、ライトガイド42
からの紫外線がディスペンサ32に届いて下端開口部3
2aの紫外線硬化樹脂33を硬化させてしまうのを防止
するためである。布線ノズル21から両者への間隔D
は、紫外線硬化樹脂スポットの半径Rよりも少し大きく
してある。
【0020】なお、例えば紫外線シールドなどによりラ
イトガイド42からの紫外線がディスペンサ32に届か
ないようにすれば、ディスペンサ32とライトガイド4
2とを布線ノズル21を中心に例えば90゜の関係に位
置させてもよい。
【0021】図4は、デジタイザセンサ板製造装置10
0の動作を示す説明図である。まず、図4の(a)に示
すように、ライトガイド42,布線ノズル21,ディス
ペンサ32の順に一列に並べてセンサ線布設部1を出発
点P0からX方向に移動し、導線Sを透明板T上にX方
向に布線する。そして、布線ノズル21が方向転換点P
1を“D−R”だけ過ぎた位置で停止する。次に、図4
の(b)に示すように、ディスペンサ32を下降させ、
紫外線硬化樹脂33を前記導線Sと透明板Tとに滴下す
る。このとき、紫外線硬化樹脂33の半径が“R”にな
るように滴下量を制御する。次に、図4の(c)に示す
ように、ディスペンサ32を上昇させる。次に、図4の
(d)に示すように、布線ノズル21を中心にしてディ
スペンサ32とライトガイド42を180゜回転させ、
ライトガイド42を紫外線硬化樹脂スポットB1の上に
位置させる。そして、紫外線光源4をオンし、紫外線ラ
イトガイド42から紫外線硬化樹脂33に紫外線を照射
する。これにより、紫外線硬化樹脂33が硬化して紫外
線硬化樹脂スポットB1が形成され、導線Sが透明板T
に接着固定される。次に、図4の(e)に示すように、
布線ノズル21を中心にしてディスペンサ32とライト
ガイド42を90゜回転させ、ライトガイド42,布線
ノズル21,ディスペンサ32の順に一列に並べてセン
サ線布設部1を方向転換点P1からY方向に移動し、導
線Sを透明板T上にY方向に布線する。以下同様にし
て、センサ線を布設する。
【0022】導線SのX方向の複数の辺は平行であり、
そのピッチHは例えば7.5mm〜500mmである。
また、辺の長さLは、例えば45mm〜3000mmで
ある。これらの辺が、電磁誘導方式のY座標センサ線と
なる。図5は、紫外線硬化樹脂スポットの半径の誤差と
センサ線間隔の関係を示す説明図である。紫外線硬化樹
脂スポットB2に入る導線S2の方向に対して紫外線硬
化樹脂スポットB2から出る導線S3の方向がなす角度
をθとし、紫外線硬化樹脂スポットB2の半径の誤差を
Δとするとき、センサ線間隔は“H+Δ・sin{θ}”で
表される。従って、導線S3に対して導線S2を直角
(θ=90゜)にすると、紫外線硬化樹脂スポットB2
の半径の誤差Δがそのままセンサ線間隔の誤差になる。
すなわち、半径が誤差Δだけ小さい紫外線硬化樹脂スポ
ットB2’になると、センサ線間隔は“H−Δ”にな
る。一方、半径が誤差Δだけ大きい紫外線硬化樹脂スポ
ットB2”になると、センサ線間隔は“H+Δ”にな
る。但し、配線長は最も短くできる。一方、導線S3に
対して導線S2を斜め(θ≠90゜)にすると、配線長
はやや長くなるが、紫外線硬化樹脂スポットB2の半径
の誤差がセンサ線間隔に与える影響を小さくすることが
出来る。
【0023】図6は、この発明のデジタイザセンサ板の
第2実施例を示す要部平面図である。このデジタイザセ
ンサ板SP2は、前記第1実施例のデジタイザセンサ板
SP1と基本的には同じ構成であるが、紫外線硬化樹脂
スポットB2,B4,…の半径の誤差がセンサ線間隔に
与える影響を小さくするため、中間の方向転換点Q1,
Q2,…を設けて前記θを45゜以下にしている。すな
わち、導線Sは、出発点P0からX方向に布線され、透
明板Tの反出発点側の端部で紫外線硬化樹脂スポットB
1により点状に接着固定され、方向転換点P1で方向を
約70゜変えて斜め方向に所定の距離だけ布線され、紫
外線硬化樹脂スポットC1で点状に接着固定され、方向
転換点Q1で方向を約80゜変えて斜め方向に所定の距
離だけ布線され、紫外線硬化樹脂スポットB2で点状に
接着固定され、方向転換点P2で方向を約30゜変えて
X方向に布線され、透明板Tの出発点側の端部で紫外線
硬化樹脂スポットB3で点状に接着固定され、方向転換
点P3で方向を約70゜変えて斜め方向に所定の距離だ
け布線され、以下同様の繰り返しで、蛇行状に布線され
ている。
【0024】図7は、紫外線硬化樹脂スポットの半径の
誤差とセンサ線間隔の関係を示す説明図である。紫外線
硬化樹脂スポットB2に入る導線S2bの方向に対して
紫外線硬化樹脂スポットB2から出る導線S3の方向が
なす角度をθとし、紫外線硬化樹脂スポットB2の半径
の誤差をΔとするとき、センサ線間隔は“H+Δ・sin
{θ}”で表される。ここで、θ=30゜とすれば、紫
外線硬化樹脂スポットB2の半径の誤差Δの1/2がセ
ンサ線間隔に与える影響となる。
【0025】
【発明の効果】この発明のデジタイザセンサ板およびそ
の製造方法およびデジタイザセンサ板製造装置によれ
ば、次の効果が得られる。 (1)布線用の治具(ピンPなど)が不要になり、布線
の手間がかからない。従って、製造コストを低減でき
る。特に、治具が不要になることは、少量生産で有利で
ある。 (2)導線の折り返し部の処理が不要で手間がかからな
い。従って、製造コストを低減できる。特に、製造時間
を短縮できる。 (3)導線の折り返し部を樹脂に封入しないので、樹脂
材料を節約できる。このため、コストを低減でき、軽量
化も可能となる。 (4)布線を自動化できるので、センサ線の精度を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデジタイザセンサ板の第1実施例を
示す要部平面図である。
【図2】この発明のデジタイザセンサ板製造装置の一実
施例の概略構成図である。
【図3】センサ線布設部の要部構成図である。
【図4】デジタイザセンサ板製造装置の動作を示す説明
図である。
【図5】紫外線硬化樹脂スポットの半径の誤差とセンサ
線間隔の関係を示す説明図である。
【図6】この発明のデジタイザセンサ板の第2実施例を
示す要部平面図である。
【図7】紫外線硬化樹脂スポットの半径の誤差とセンサ
線間隔の関係を示す説明図である。
【図8】従来のデジタイザセンサ板の製造方法を示す破
断斜視図である。
【図9】導線の折り返し部を示す斜視図である。
【符号の説明】
SP1,SP2 デジタイザセンサ板 S 導線 B1,B2,… 紫外線硬化樹脂スポット P1,P2,… 方向転換点 C1,C2,… 紫外線硬化樹脂スポット Q1,Q2,… 方向転換点 1 布線部 2 センサ線リール 3 紫外線硬化樹脂供給部 4 紫外線光源 5 滴下ドライバ 6 ディスペンサ上下ドライバ 7 シーケンサ部 21 布線ノズル 22 供給ローラ 31 管 32 ディスペンサ 33 紫外線硬化樹脂 41 光ファイバ 42 ライトガイド 81 U軸回転部 82 X軸送り部 83 Y軸送り部 84 Z軸送り部 85 CPU 100 デジタイザセンサ板製造装置 811 U軸サーボモータ 821 X軸サーボモータ 831 Y軸サーボモータ 841 Z軸サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−25524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 310 G06F 3/03 320

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも一方向に複数のセン
    サ線を平行に布設してなるデジタイザセンサ板におい
    て、 前記複数の平行なセンサ線は、1本または1束の導線を
    基板の端部の方向転換部で方向を変えて折り返しながら
    蛇行状に布線したものであり、且つ、前記方向転換部で
    導線が点状に基板に接着固定されていることを特徴とす
    るデジタイザセンサ板。
  2. 【請求項2】 基板上に少なくとも一方向に複数のセン
    サ線を平行に布設してなるデジタイザセンサ板の製造方
    法であって、 基板上に1本または1束の導線をX方向に布線し、基板
    の端部の第1の方向転換部で紫外線硬化樹脂を滴下する
    と共に滴下によりできた紫外線硬化樹脂スポットに紫外
    線を照射して硬化させ前記導線を前記基板に接着固定
    し、この固定後に方向を変えて導線をY方向に布線し、
    Y方向に所定の間隔だけ離れた第2の方向転換部で紫外
    線硬化樹脂を滴下すると共に滴下によりできた紫外線硬
    化樹脂スポットに紫外線を照射して硬化させ前記導線を
    前記基板に接着固定し、この接着固定後に方向を変えて
    導線をX方向に布線し、これを繰り返して、前記複数の
    平行なセンサ線を布設することを特徴とするデジタイザ
    センサ板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタイザセンサ板の
    製造方法において、前記第1の方向転換部と前記第2の
    方向転換部の間であって両者を結ぶ直線上でない位置に
    中間の方向転換部を設け、その中間の方向転換部を経由
    して前記第1の方向転換部から前記第2の方向転換部に
    導線を布線することを特徴とするデジタイザセンサ板の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に導線を布線する導線布線手段
    と、紫外線硬化樹脂を滴下する紫外線硬化樹脂滴下手段
    と、滴下によりできた紫外線硬化樹脂スポットに紫外線
    を照射する紫外線照射手段とを具備したデジタイザセン
    サ板製造装置であって、前記導線布線手段は導線を下端
    開口部から導出する布線ノズルを備え、前記紫外線硬化
    樹脂滴下手段は紫外線硬化樹脂を下端開口部から滴下す
    るディスペンサを備え、前記紫外線照射手段は光ファイ
    バにより導かれた紫外線を紫外線硬化樹脂スポットに照
    射するライトガイドを備え、 前記布線ノズルを中心として回転するように、前記ディ
    スペンサと前記ライトガイドとを支持した ことを特徴と
    するデジタイザセンサ板製造装置。
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