JP3196118B2 - 多モードくし形フィルタ - Google Patents

多モードくし形フィルタ

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオ信号を処理するためのくし形フィルタ
に関する。
発明の背景 ビデオ信号を処理する際に、くし形フィルタを用いて
ルミナンス成分とクロミナンス成分を複合ビデオ信号か
ら分離することが特に有利であることは知られている。
その理由は、分離されたルミナンス成分は、全帯域幅、
例えば、NTSC方式の信号の場合4.2MHzを占有しており、
混入成分はルミナンス成分とクロミナンス成分の両者か
ら実質的に除去されるからである。NTSC方式のビデオ信
号に用いられる典型的なフレーム内くし形フィルタは、
奇数の水平ライン期間だけ時間軸上で離れている信号を
合成する回路を含んでいる。色副搬送波の位相はライン
かラインで正確に180度変化するので、1ライン期間だ
け離れたNTSCのビデオ信号を加算的に合成して生成され
る信号においては、2ラインからのルミナンス成分が建
設的に合成され、クロミナンス成分が相殺される。逆
に、NTSCのビデオ信号を減算的に合成すると、ルミナン
ス成分が相殺され、2ラインからのクロミナンス成分は
建設的に合成される。ルミナンス成分の垂直解像度は低
下するが、許容できるものである。
一方、PAL方式の信号の色副搬送波は1水平ライン期
間置きに180度の位相変化を示す。従って、典型的なフ
レーム内PALくし形フィルタは、2水平期間だけ時間軸
上で離れているビデオ信号を合成する。PAL方式用のく
し形フィルタの機能はNTSC方式用のくし形フィルタと基
本的に同じである。合成される信号が2ラインだけ空間
的に離れているので、PAL方式のルミナンス成分の垂直
解像度は著しく損なわれて、許容できないものとなる傾
向がある。
1989年11月に発行されたアイ・イー・イー・イー・ト
ランザクションズ・オン・コンシューマ・エレクトロニ
クス(IEEE Transactions on Consumer Electronics)
第CE−31巻第4号の第642頁−第654頁に掲載のナカジマ
・ヨシミツ氏他による「ディジタル信号処理によるNTSC
方式およびPAL方式の画質の改善」と題する論文は、連
続する3本のビデオ信号ラインからのサンプルを合成す
る適応型くし形フィルタについて述べている。このシス
テムの場合、NTSC方式用の実施例では上述の典型的なNT
SC方式およびPAL方式のくし形フィルタと同様に、垂直
方向に整合のとれたサンプルを合成する。しかしなが
ら、PAL方式用の実施例では、隣接ラインからの斜め方
向に整合したサンプルを合成する。これはルミナンス成
分の垂直解像度を維持する傾向にあり、ビデオ信号を遅
延させるのに必要とされるメモリを少なくするが、垂直
ラインを含んでいる画像に悪影響を与える傾向がある。
ラインからラインで複合信号に差異が存在する場合、
簡単なくし形フィルタは、分離されたルミナンス信号と
クロミナンス信号に混入成分を導入する傾向がある。し
かしながら、このような混入成分は、適応型くし形フィ
ルタによる処理で著しく減じられることが知られてい
る。適応型くし形フィルタの例はマクニーリ(McNeel
y)氏他に付与された米国特許第4,786,963号およびスト
ラトン(Stratton)氏に付与された米国特許第4,803,54
7号に開示されている。適応型のシステムの場合、複数
の隣接ラインから信号が供給される。これらの信号はく
し形フィルタの出力を供給するために合成された時、ど
の信号が最も望ましい信号を生成する傾向にあるかを決
定するために比較される。
ビデオ信号処理部品の製造規模の経済性を実現するた
めに、例えば、NTSC方式およびPAL方式の信号に有用な
多標準処理素子を生産するのが有利である。この目的の
ために、多標準くし形フィルタを提供することが望まし
い。米国特許第4,727,415号においてナカガワ・シンイ
チ氏外は適応型多標準くし形フィルタ・システムについ
て述べている。このシステムでは、NTSCモードの場合、
くし形フィルタは、隣接するビデオ信号ラインからの複
合ビデオサンプルを適応的に合成して、分離されたルミ
ナンス成分とクロミナンス成分を生成する。PALモード
では、このくし形フィルタは2水平ラインだけ離れた複
合ビデオサンプルを適応的に合成して、分離されたルミ
ナンス成分とクロミナンス成分を生成する。従って、PA
Lモードでは、垂直解像度の損失がある。
そこで望ましくないアーティファクト(artifact)を
生じることなく、またシステムによりサービスを受ける
全ての信号標準について垂直解像度を実質的に低下させ
ることなく、くし形濾波済み信号を供給する適応型多標
準くし形フィルタを提供することが望ましいこととして
認識される。
発明の概要 本発明によると、第1のモードにおいてNTSC信号をく
し形濾波し、また第2のモードにおいてPAL信号を少な
くともくし形濾波するくし形フィルタが提供される。こ
のくし形フィルタは、T(上部)、M(中間)、B(下
部)と呼ばれる3本の隣接水平ラインからの信号を含む
複数のビデオ信号を同時に供給する回路を含んでいる。
第1のモードにおいて、合成/制御回路は、上部ライ
ン、中間ライン、下部ラインからの信号の振幅に応答
し、第1の極性方向で、上部および下部ラインからの信
号と中間ラインからの信号を選択的に合成して、くし形
濾波済み信号を発生する。第2のモードにおいて、合成
/制御回路は、上部ライン、中間ライン、下部ラインか
らの信号の相対振幅に応答し、第1の極性方向および第
2の極性方向で上記上部ラインおよび下部ラインからの
信号と合成される上記中間ラインからの信号を表すくし
形濾波済み信号を発生する。
特許請求の範囲に記載された事項と実施例との対応関
係を実施例における番号を付して示すと次の通りであ
る。
(1)第1のモードにおいてNTSC方式のビデオ信号をく
し形濾波し、第2のモードにおいてPAL方式のビデオ信
号をくし形濾波する多モードくし形フィルタであって、 ビデオ信号を受信する信号入力端子(10)と、 前記ビデオ信号をサンプリングするサンプリング手段
(12、14)と、 前記サンプリング手段に結合され、前記第1のモード
においてNTSC方式のビデオ信号の連続する3本の水平ラ
イン(上部、中間、下部)、および前記第2のモードに
おいてPAL方式のビデオ信号の連続する3本の水平ライ
ン(上部、中間、下部)を表すサンプルのビデオ信号を
供給する遅延回路(20、30)と、 a)前記第1のモードにおいて、前記中間の水平ライン
を表すNTSC方式のビデオ信号のサンプルを、前記上部ま
たは下部の水平ラインまたはこの両ラインを表すビデオ
信号のサンプルと減算的に合成し(32−46)、 b)前記第2のモードにおいて、サンプリング手段を制
御(N/P)し、副搬送波軸から45度位相をオフセットし
てPAL方式のビデオ信号をサンプリングし、 中間の水平ラインを表す1つ置きのビデオ信号のサン
プルと、垂直方向に隣接する上部の水平ラインを表すビ
デオ信号のサンプルとを減算的に合成すると共に、前記
1つ置きのビデオ信号のサンプルの間にある中間の水平
ラインを表すビデオ信号のサンプルと、垂直方向に隣接
する下部の水平ラインを表すビデオ信号のサンプルとを
減算的に合成する合成手段(18、34、46)を含む回路
と、から成る前記多モードくし形フィルタ。
(2)前記第2のモードにおいて、前記1つ置きのビデ
オ信号のサンプルの間にある中間の水平ラインを表すビ
デオ信号のサンプルと、垂直方向に隣接する前記上部の
水平ラインにおけるビデオ信号のサンプルとを加算的に
合成すると共に、前記中間の水平ラインを表す前記1つ
置きのビデオ信号のサンプルと、垂直方向に隣接する前
記下部の水平ラインにおけるビデオ信号のサンプルとを
加算的に合成する合成回路(32、44、46)を更に具え
る、請求項1記載の多モードくし形フィルタ。
(3)前記遅延回路に結合され、前記上部および下部の
水平ラインを表すビデオ信号のサンプルを交互に通過さ
せる第1のマルチプレクサ(32)と、 前記遅延回路に結合され、前記下部と上部の水平ライ
ンを表すビデオ信号を交互に通過させる第2のマルチプ
レクサ(34)と、 前記第1および第2のマルチプレクサに結合され、制
御信号Kに応答し、K:(1−K)の比率で前記第1およ
び第2のマルチプレクサから供給されるビデオ信号のサ
ンプルをスケーリングするスケーリング回路(40、42)
と、を更に具える請求項1または請求項2記載の多モー
ドくし形フィルタ。
実施例 本発明は、ディジタル化された(PCM)ビデオ信号で
動作するディジタル処理用ハードウェアに関連させて全
体的に説明されるが、本発明は、回路要素を適当に選択
することにより、アナログまたはディジタルビデオ信号
の何れでも実施できることが理解されるであろう。
第1図において、配列されている丸は、3本の隣接水
平ラインの1部分から抽出されたNTSCビデオ信号のサン
プルを表す。これらのサンプルは、I軸またはQ軸(I
およびQは直角位相色差信号成分である)に位相ロック
されたサンプリング信号を用いて、色副搬送波周波数の
4倍の周波数で抽出されたものであるとする。黒塗りの
丸は、くし形濾波済み信号が現在発生されようとしてい
るサンプル点を表す。サンプルが色副搬送波の4倍の周
波数で生じ、I軸またはQ軸に位相ロックされているか
ら、各サンプルはIまたはQの色情報を排他的に含んで
いる。供給される信号がクロミナンス成分だけでなくル
ミナンス成分を含んでいると、各サンプルはY±Qまた
はY±Qで表される。ここでYはルミナンス情報を表
す。混乱を避けるため、第1図および第2図においては
Yの項が省略されている。
上述のサンプリング方法のために、垂直方向に整合が
とれているサンプルは同じクロミナンス成分を含んでい
る。しかしながら、垂直方向に隣接するサンプルの位相
は逆になる。サンプルa,b,cがそれぞれ等しい値(Y−
I)、(Y+I)、(Y−I)を持つものとす
る。サンプルbからサンプルaを引くと、適正な位相の
くし形濾波済みクロミナンス成分を表すサンプル+2Iを
生じる。同様にして、サンプルbからサンプルcを引く
と、サンプル+2Iを生じる。ラインNにおいてサンプル
点bを表すくし形濾波済みサンプルを発生するために、
ラインN+1またはラインN−1から得られる、垂直方
向に整合がとれており対応するサンプルがサンプルbと
合成される。サンプルbと合成されるサンプルを選択す
る方法については後で述べる。第1図において、3と8
で示す黒い矢印は対をなすサンプルを表し、これらのサ
ンプルは合成されて、点(ピクセル)bを表すくし形濾
波済みサンプルを発生する。同様にして、破線の矢印に
より表されるサンプルの対は合成されて、ラインNに沿
った各サンプルについて、くし形濾波済みサンプルを発
生する。各矢印に隣接する1−10の数字は適応型くし型
濾波処理に使われる対をなすサンプルを表し、これらの
対をなすサンプルは第6図−第10図の説明に参照され
る。例えば、サンプル対3はサンプルaとbから成り、
サンプル対8はサンプルbとcから成る。
第2図はPAL方式のビデオ信号の4本のラインの1部
分から抽出されたサンプルを表す。このPAL信号のサン
プルも色副搬送周波数の4倍の周波数で抽出されるもの
とする。黒塗りの丸は、ビデオ信号が現在処理されてい
るピクセルの位置を表す。UおよびVは直角位相の色差
信号を表す。この例では、サンプリング信号はU色差信
号軸から45度の角度で色副搬送波に位相ロックされてい
る。その結果、各サンプル例におけるクロミナンス成分
は、色差信号の何れか一方からのみでなく、むしろ両方
の色差信号からの成分を含んでいる。しかしながら、隣
接するライン間の1つ置きのサンプル対の値は、180度
の位相関係を有する同じクロミナンス成分を表すことが
分る(例えば、サンプル対1,3,5,7など)。サンプル点
すなわちピクセルbについてのくし形濾波済みクロミナ
ンス成分は、サンプルaとbを減算的に合成することに
より得られる。ラインNにおける左から右への5つのピ
クセルの各々についてのくし形濾波済み成分は、サンプ
ル対1,7,3,9,5をそれぞれ減算的に合成することにより
得られる。この形式のくし形濾波済み信号は、ここでは
ライン交番減法のくし形濾波済み信号すなわちLASCFSと
して定義される。第2図のサンプルにより表される信号
が複合ビデオであるならば、このくし形濾波処理は、ラ
インからラインで振幅の変化がある場合を除いてルミナ
ンス成分を実質的に除去する。
NTSC方式の場合と異なり、垂直方向に向い合っている
サンプルの対は、これらのサンプルのクロミナンス位相
が同じであるから、減法のくし形濾波処理に役立たな
い。例えば、サンプル対3と向い合うサンプル対8は同
じ位相、例えば、+(V+U)である。従って、対3の
サンプルを減算的に合成することにより生じるくし形濾
波済み信号がアーティファクトを生じる可能性があるな
らば、対8を表す減算的に合成されたサンプルを表すサ
ンプルを置換信号として単純に選択することはできな
い。
通常、クロミナンス成分が占有する周波数スペクトル
内のルミナンス成分のエネルギ含有量は僅かである。従
って、第2図に配列したサンプルにより表される信号が
クロミナンス周波数帯域だけを占有するならば、交互の
サンプルの対(例えば、6,2,8,4,10)は加算的に合成さ
れて、置換用クロミナンス信号を発生する。交互のサン
プル対6,2,8,4,10の加算的合成を表す一連のサンプルを
ここではライン交番加法のくし形濾波済み信号すなわち
LAACFSと定義する。この信号は低エネルギで高周波数の
ルミナンス成分を含んでいる。しかしながら、減法のく
し形濾波済み信号における潜在的な誤差に依り、加法の
くし形濾波済み信号で代用することは、それにルミナン
ス信号がいくらか含まれていても、やはり有利であろ
う。
NTSC方式の場合のように、各PALサンプルの相対振幅
を監視することにより、LASCFSあるいはLAACFSのどちら
を出力信号として供給すべきかを適応的に選択する。こ
れは、NTSCモードの動作とPALモードの動作の両方につ
いて、処理用ハードウェアにおいて高度の一般性をもっ
て達成されるのが望ましい。
第3図は、くし形濾波済みクロミナンス出力信号を発
生するように構成された適応型NTSC/PALくし形フィルタ
の第1の実施例を示す。副搬送波/搬送波を変調するク
ロミナンス信号もしくはNTSC標準またはPAL標準の何れ
かの特性を有する複合ビデオである入力アナログ信号は
端子10においてアナログ−ディジタル変換器(ADC)12
とサンプリング信号発生器14に供給される。サンプリン
グ信号発生器14は、ユーザが操作するスイッチによりあ
るいは自動標準検出器(図示せず)により供給される信
号N/Pに応答して、副搬送波周波数の4倍の周波数を有
するサンプリング信号を発生する。この信号発生器14
は、信号N/Pによりそれぞれ選択されるNTSC(N PLL)
およびPAL(P PLL)位相ロック・ループを含んでお
り、副搬送波に応答してサンプリング信号を発生する。
N−PLLは、副搬送波の直角軸の1つに公称上位相整合
しているサンプリング信号を発生する。P−PLLは副搬
送波の直角軸の1つから45度で位相整合しているサンプ
リング信号を発生する。更に、この発生器14は、交互の
水平ライン期間中論理的に高く、間挿水平ライン期間中
論理的に低い、PAL切換え信号を発生する回路を含んで
いる。サンプリング信号の周波数は分周器15により2分
の1にされ、排他的OR(XOR)ゲート16の第1の入力に
供給される。PAL切換え信号はXORゲートの第2の入力に
供給される。XORゲート16の出力は、サンプリング信号
と同期しているがサンプリング信号の周波数の1/2であ
り、かつラインからラインで逆位相となる信号である。
この信号はPALモードにおいて、水平ラインに沿って1
つ置きのサンプルを選択するのに用いられる。XORゲー
ト16からの信号および制御信号N/Pはオア(OR)ゲート1
8のそれぞれの入力端子に結合される。本例および以下
の例において、制御信号N/PはNTSCおよびPALの動作モー
ドに対してそれぞれ論理1および論理0の状態を示すも
のとする。従って、ORゲート18はNTSCモードでは論理1
の出力を示し、PAL動作モードではXORゲート16から供給
される信号を通過させる。
AD変換器12は発生器14からのサンプリング信号に応答
し、入力信号の2進表示、例えば、パルス符号変調(PC
M)信号を副搬送波周波数の4倍のサンプル速度で発生
する。PCMサンプルは遅延線20に供給される。遅延線20
はタップを有し、NTSC信号およびPAL信号に対して1水
平ライン期間および2水平ライン期間(NTSCでは910サ
ンプル期間および1820サンプル期間、PALでは1135サン
プル期間および2270サンプル期間)だけ遅延した信号を
供給する。(1−H)のNTSCタップおよびPALタップは
第1のマルチプレクサ22(MUX)に結合され、(2−
H)のNTSCタップおよびPALタップは第2のマルチプレ
クサ24に結合される。マルチプレクサ22と24は制御信号
N/Pに応答して、NTSCあるいはPALの動作モードに対し適
当なタップから遅延したサンプルを供給する。遅延線20
に供給される入力サンプルおよびマルチプレクサ22と24
から供給される遅延したサンプルは、それぞれ第1図お
よび第2図においてサンプルc,b,aで示される3本の隣
接するビデオラインから得られる垂直方向に整合したサ
ンプルに対応する。
AD変換器12およびマルチプレクサ22と24から供給され
る信号サンプルは、切換え可能な帯域通過フィルタ(SB
PF)26,28,30にそれぞれ結合される。帯域フィルタ26,2
8,30は、クロミナンス信号により通常占有される周波数
帯域における信号だけを通過させ、制御信号N/Pに応答
して、適正なNTSCまたはPALのクロミナンス周波数帯域
を選択する。第5図は、フィルタ26,28,30に使用できる
切換え可能な帯域通過フィルタの例を示す。これは簡単
な設計であるので詳しく説明しない。2Tが書き込まれて
いるブロックは、2サンプル期間だけサンプルを遅延さ
せる遅延要素である。10進数が書かれているブロック
は、それぞれの10進数の係数によりサンプルの値をスケ
ール化する重み付け回路である。第5図のフィルタ構成
は、低域フィルタ(LPF)出力と帯域フィルタ(BPF)出
力の両方を含んでいることに注目すべきである。BPF出
力から供給されるサンプルは合成されて、くし形濾波済
み信号を形成する。LPF出力は適応型制御回路で使用さ
れる。
再び第3図を参照すると、SBPFフィルタ26と28からの
BPF出力は2つのマルチプレクサ32と34のそれぞれの入
力端子に結合される。SBPF28の出力は合成回路46の第1
の入力に結合される。マルチプレクサ32の出力は、スケ
ーリング回路40と極性反転回路44を介して合成回路46の
第2の入力に結合され、マルチプレクサ34の出力はスケ
ーリング回路42を介して合成回路46の第3の入力に結合
される。スケーリング回路40と42は制御信号Kに応答し
て、それぞれKと1−Kによりサンプルの値をスケール
化する。ここでKは、通常、0と1(1を含む)の間の
値に等しい。Kの値は、フィルタ26−28から供給される
信号に応答する適応型K制御回路36により供給される。
極性反転回路44はモード制御信号N/Pに応答し、NTSCモ
ードではサンプルを変えずに通過させ、PALモードでは
サンプルを補数化する。
NTSCの動作モードでは、マルチプレクサ32と34は、SB
PF26とSBPF30から供給されるサンプルをそれぞれ通過さ
せるようにORゲート18により供給される信号により条件
づけられる。第1図に関連して、ピクセルbについて考
える。所望のくし形濾波済み出力は(b−a)または
(b−c)であり、もっと一般的には、 OUT=K(b−c)+(1−K)(b−a) (1) ここでKは0から1までの値をとる。ピクセルbを表
すサンプルがSBPF28から供給されるとき、SBPF26とSBPF
30はサンプルcとaを供給する。スケーリング回路40と
極性反転回路44により供給されるサンプルは(K)cで
あり、スケーリング回路42により供給されるサンプルは
(1−K)aである。合成回路46は、関係式(2)に従
って、信号b、(1−K)aおよびKcを合成する。
OUT=b−Kc−(1−K)a (2) これは式(1)と等しいことが分る。
次に、PALモードについて考え、第2図のラインNを
表すくし形濾波済みサンプルが発生されるものとする。
この場合、極性反転回路44は供給された信号を補数化す
るようにモード制御信号N/Pにより条件づけられる。マ
ルチプレクサ34は、ORゲート18から供給される信号によ
り条件づけられ、ラインN−1およびN+1からの交互
のサンプル、特に矢印1,7,3,9,5などで表されるライン
N−1およびN+1からのサンプルを通過させる。マル
チプレクサ32は、ラインN−1およびN+1からの間挿
サンプル、特に破線6,2,8,4,10などで表されるサンプル
を通過させるように条件づけられる。サンプルbがSBPF
28から供給されるとき、サンプルaはマルチプレクサ34
から供給され、サンプルcはマルチプレクサ32から供給
される。所望の出力応答は(b−a)または(b+
c)、またはもっと一般的には、 OUT=K(b+c)+(1−K)(b−a) (3) ここでKは0から1まで(1を含む)の値をとる。スケ
ーリング回路42により供給されるサンプルは(1−K)
aであり、スケーリング回路40と極性反転回路44により
供給されるサンプルは−Kcである。合成回路46は、関係
式(4)に従って、サンプルb、(1−K)aおよび−
Kcを合成する。
OUT=b−(1−K)a+Kc (4) これは式(3)と等しいことが分る。
第3図の実施例はサンプルをスケール化してから単一
の合成回路でサンプルを合成し、くし形濾波済みサンプ
ルを生成するように構成されている。第4図に示す別の
実施例は、代用くし形濾波済みサンプルを発生してか
ら、これらのサンプルを比例的に合成し、所望の出力サ
ンプルを発生するように構成されている。第4図におい
て、第3図の回路要素と同じ番号の付いている回路要素
は類似のものであり、同様な機能を実行する。
第4図において、極性反転回路64はPAL動作モードに
おいてのみサンプルを補数化するように条件づけられ
る。任意のスケーリング回路65もPALモードでのみ動作
し、NTSCモードでは短絡回路となるものとする。
NTSCの動作モードについて考え、第1図のピクセルa,
b,cを表すサンプルについて述べる。SBPF28がサンプル
bを供給するとき、マルチプレクサ32と34はサンプルc
とaをそれぞれ供給する。SBPF28からのサンプルbは2
つの減算器60と62のそれぞれの被減数入力端子に結合さ
れる。マルチプレクサ32からのサンプルcとマルチプレ
クサ34からのサンプルaは減算器60と62の減数入力端子
にそれぞれ結合される。減算器60は代用くし形濾波済み
サンプル(b−c)を発生する。減算器62は代わりのく
し形濾波済みサンプル(b−a)を発生する。くし形濾
波済みサンプル(b−c)と(b−a)はスケーリング
/合成回路63に供給される。この回路63は関係式(5)
に従って、出力クロミナンスくし形濾波済みサンプルOU
TPUTを生じる。
OUTPUT=K(b−c)+(1−K)(b−a)(5) PALの動作モードでは、マルチプレクサ34はラインN
−1とラインN+1から交互のサンプルを発生し、この
交互のサンプルは、ラインNにおいて垂直に整合したサ
ンプルに対し逆の位相である。マルチプレクサ32はライ
ンN−1とN+1から交互に間挿サンプルを供給し、こ
の間挿サンプルは、ラインNにおいて垂直に整合したこ
れと対応するサンプルと同じ位相である。減算器62は、
ライン交番減法のくし形濾波済み信号LASCFSを供給す
る。減算器60は、その減数入力径路における極性反転回
路64によって、ライン交番加法のくし形濾波済み信号LA
ACFSを供給する。信号LASCFSとLAACFSは回路63において
比例的に合成され、以下の式で表される出力くし形濾波
済み信号OUTPUTを発生する。
OUTPUT=(1−K)(LASCFS)+K(LAACSF)(6) ここでKは0から1までの値である。特に、ラインN
(第2図)においてサンプルbの発生している間、LAAS
CFS=(b−a)、LAACSF=(b+c)、そして OUTPUT=(1−K)(b−a) (7) これは望ましい信号である。
クロミナンス成分と比較してルミナンス成分が大きい
時、LAACFSを減水させるために、LAACFS径路に任意のス
ケーリング回路65を含ませてもよい。LAACFSを減衰させ
るスケール係数Kchは、クロミナンスが無くてルミナン
スが有る時0に近づき、クロミナンスが高くてルミナン
スが低い時1に近づくのが望ましい。スケール係数Kch
の発生は第6図,第7図,第8図に関連して以下に述べ
る。
第3図と第4図の回路は、適応型くし形濾波済みクロ
ミナンス信号を発生する。AD変換器12の入力信号が複合
ビデオ信号であり、そして分離されたルミナンス信号も
望まれるならば、くし形濾波済みクロミナンス信号は、
マルチプレクサ22から得られる複合ビデオ信号から差し
引かれる。これは第4A図の要素70−72により例示され
る。また、代わりのくし形濾波済みルミナンス信号から
ルミナンス信号を適応的に発生することが望ましいこと
もある。これは第4A図において要素74により例示され
る。第4A図において、補助ルミナンス信号、および減算
器70からのくし形濾波済みルミナンス信号は合成回路74
のそれぞれの入力端子に結合される。合成回路74は適応
型制御信号KLに応答し、減算器70からのくし形濾波済み
ルミナンス信号と補助ルミナンス信号をそれぞれ(1−
KL)とKLの割合で合成し、ルミナンス出力信号を発生す
る。制御信号KLの値は0から1までの範囲にある。制御
信号KLと補助ルミナンス信号の発生を第9図と第10図に
関連して以下に述べる。
適応型制御信号Kは以下のようにして発生される。NT
SCモードにおいて、比率はラインNとN−1の間および
ラインNとN+1の間のクロミナンスの変化の和(CC
[N,N−1]+CC[N,N+1])に対する、ラインNとN
−1の間のクロミナンスの変化(CC[N,N−1])で形
成される。ここでCCはクロミナンスの変化を表す。クロ
ミナンスの変化CC[N,N−1]は、対をなすサンプル2,
3,4間の差の最大値として定義される。クロミナンスの
変化CC[N,N+1]は対をなすサンプル7,8,9間の差の最
大値として定義される。各対のそれぞれのピクセルの位
相関係は約180度であるから、各対のサンプルを合計す
ることにより、クロミナンスの変化を比較的正確に計算
することができる。従って、サンプル対2,3,4の合計をS
2,S3,S4とすると、 CC[N,N−1]=[MAX(|S2|,|S3|,|S4|)] (8) ここで式(8)の右辺の項は、それぞれの和S2,S3,S4の
絶対値の最大値として定義される。同様に、 CC[N,N+1]=[MAX(|S7|,|S8|,|S9|)] (9) 従って、 KNTSC=[MAX(|S2|,|S3|, |S4|)]/[MAX(|S2|,|S3|, |S4|)+MAX(|S7|,|S8|, |S9|)] (10) これは本質的に、0と1の間の値をとるように制限され
ている。好ましい実施例において、クロミナンスの差CC
[N,N−1]とCC[N,N+1]を個別に濾波してからその
比率を形成するのが有利であることが判明している。こ
れは信号ノイズにより発生されるアーティファクトを減
じ、かつ誤って検出されることもある色誤差を和らげ
る。NTSCモードにおいて、くし形濾波の好ましい方向は
ない。Kが大きく、また小さい時、くし形濾波済み信号
に寄与する主要な成分はそれぞれライン(N,N+1)お
よび(N,N−1)から供給される。
PALモードでは、好ましいくし形濾波の方向はLAACFS
よりもむしろLASCFSを供給することである。従って、K
を発生するアルゴリズムは、LASCFSの方向に小さなクロ
ミナンスの変化がある時は小さな値のKを供給し、LASC
FSの方向に大きなクロミナンスの変化がある場合は大き
な値のKを供給する。
PALモードにおいて適応型制御信号Kを決定するアル
ゴリズムも、ラインNとN−1とラインNとN+1の間
のクロミナンスの差の合計に対する、ラインNとN−1
の間のクロミナンスの差の比率である。しかしながら、
PAL信号の性質上、クロミナンスの差は別の方法で計算
しなければならない。第2図に関連して、サンプル対2,
4,8のそれぞれのサンプルは同じ位相であることが分
る。故に、これらの対に関するクロミナンスの差は1対
の中において各サンプルの減算により計算される。減算
処理により発生されるクロミナンスの差はDiで表す。サ
ンプル対2,4,8に関するクロミナンスの差はそれぞれD2,
D4,D8である。サンプル対3,7,9の各サンプルは位相が逆
であり、それ故これらの差は合計することにより計算さ
れる。そして、サンプル対3,7,9のそれぞれの差はS3,S
7,S9で表す。上述の定義を用いて、 CC[N,N−1]PAL=MAX(|D2|,|S3|,|D4|) (11) CC[N,N+1]PAL=MAX(|S7|,|D8|,|S9|) (12) 比率Kはこれらの値を用いて形成される。第2図にお
いて、くし形濾波の方向はラインからラインで変わるこ
とに注意すべきである。ラインNのピクセルbにおい
て、好ましいくし形濾波の方向は上方であり、ラインN
+1のピクセルcにおいて好ましいくし形濾波の方向は
下方である。この変化は係数Kを発生する際に考慮しな
ければならない。この変化を視覚化するために、ライン
N−1,N,N+1の間で垂直方向に破線と矢印を交互に
し、数字は動かさないでおく。本例では、 CC[N,N−1]PAL=MAX(|S2|,|D3|,|S4|) (13) CC[N,N+1]PAL=MAX(|D7|,|S8|,|D9|) (14) しかしながら、マルチプレクサ32と34の作用により、
式(14)は、くし形濾波の方向が下方のとき、Kを形成
する比率の分子となる。
入力信号の中にラインN−1,NおよびN+1において
同じルミナンスの寄与を得るためにルミナンス成分が含
まれているものとすると、PALモードではクロミナンス
の差信号CC[N,N−1]とCC[N,N+1]は、一方が差Di
であり他方が和Siであるということにより、ルミナンス
の異なる寄与を含むことがある。PALモードでは、これ
を補償するために、係数Kを発生するアルゴリズムに2
つの変更が含まれる。第1の変更は、式(11)の項|S3|
の代わりに項|S3|′を用いることである。ここで|S3|′
は |S3|′=MIN(|S3L−S8L|,|S3|) (15) S3L項およびS8L項はサンプル対3および8の合計に相当
するが、帯域通過型のサンプルではなくて低域通過型あ
るいは複合型のサンプルである。差|S3L−S8L|はピクセ
ルaとbを表すサンプルの差の絶対値に等しい。信号|S
3L−S8L|を形成するには、ピクセルbに関してピクセル
aおよびcに対応するSBPF26および30から低域通過済み
サンプルを(またはSBPF26および30の入力から複合ビデ
オを)差し引き、この差の大きさをとる。式(11)の|S
3|項の代わりに|S3|′項を用いることにより、マルチバ
ーストのパターンの場合のように、等価の高周波ライン
間ルミナンスが存在するとき、Kは0に近づく。
PALモードに対するアルゴリズムの第2の変更は、比
率Kの分子をスケール化し、比率Kの分母に定数を加え
ることである。従って、PALに対する好ましいPALアルゴ
リズムは、 KPAL=(C1CC[N,N−1])/(CC[N,N−1] +CC[N,N+1]+C2) (16) ここで係数C1は典型的には1.5程度であり、定数Cは約
4である。これらの変更により、a)Kはより早く1に
向って行くことができ、b)Kは適切なとき0に一層近
づくことになる。
第6図は、適応型制御信号Kを計算するために必要と
される和Siと差Diを発生する回路が含んでいる。第6図
において、マルチプレクサ34(第4図)により供給され
るラインN−1からのサンプルと、SBPF28により供給さ
れるラインNからのサンプルは、加算器604の各入力端
子および減算器606の被減数/減数入力端子に結合され
る。減算器606の出力差は、遅延した信号Q7−Q10を供給
する縦続接続の3個の1サンプル期間遅延素子に結合さ
れる。これらの遅延した信号は第1表に示すようにサン
プル対の差Diに対応する。加算器604からの出力和は、
遅延した信号Q4−Q6を供給する縦続接続の3個の1サン
プル期間遅延素子に接続される。これらの遅延した信号
は第1表に示すようにサンプル対の和Siに対応する。
マルチプレクサ32により供給されるラインN+1から
のサンプルは、極性反転回路または補数化回路610に結
合される。この回路610は、モード制御信号N/Pに応答
し、NTSCモードではサンプルを補数化し、PALモードで
はサンプルを変えないでそのまま通過させる。
極性反転回路610からのサンプルは加算器600の第1の
入力端子と減算器602の減数入力端子に結合される。SBP
F28からのサンプルは加算器600の第2の入力端子と減算
器602の被減数入力端子に結合される。減算器602からの
出力サンプルは、遅延した信号Q1−Q3を供給する、継続
接続の3個の1サンプル期間遅延素子に結合される。NT
SCモードでは、遅延した信号Q1−Q3は第1表に示すよう
にサンプル対の和Siに対応する。PALモードでは、遅延
した信号Q1−Q3は第1表に示すようにサンプル対の差Di
に対応する。
加算器600からの出力信号は、遅延した信号Q11を供給
する1個の2サンプル期間遅延素子に結合される。NTSC
モードでは、信号Q11はラインNおよびN+1から発生
されるくし形濾波済み信号に対応し、第4図の減算器60
により供給される信号に等しい。PALモードでは、信号Q
11はライン交番加法のくし形濾波済み信号LAASCFに対応
する。
NTSCモードでは、信号Q9はラインNおよびN−1から
発生されるくし形濾波済み信号に等しく、PALモードで
はライン交番減法のくし形濾波済み信号LASCFSに等しい
ことに注目すべきである。
第1表は、第6図の信号出力Qiにより供給される出力
和Siと差Diを示す。和Siと差Diは、第1図と第2図に示
すサンプルの対iの和と差に対応する。第1表は、NTSC
で示される行のNTSCモードに対する各出力信号を含んで
いる。PAL Uで示される行は、第2図に示すように、P
ALモードの動作に対する出力信号Qiに対応し、ラインN
(例えばサンプルb)について好ましい差のくし形濾波
は上向きである。PAL Dで示される行はPALモードの動
作に対する出力和および差に対応し、好ましい差のくし
形濾波は、例えば、ラインN−1またはラインN+1を
表すくし形濾波済み信号を供給するとき、下向きに動作
する。
第7図は、好ましいアルゴリズムに従って適応型制御
信号Kを発生する好ましい回路を示す。重み付け回路40
と42(第3図)およびスケーリング/合成回路63(第4
図)はサンプルを1/8単位でスケール化する。Kの値は1
/8の個数を表し、従って、0から1までのスケール係数
に対応して0から8までの範囲にある。
第7図において、第6図の回路により供給されるQi信
号のそれぞれの1つが、各サンプルの大きさだけを通過
させる絶対値回路の列700に供給される。信号Q4とQ6の
大きさは最大値検出器720に供給され、検出器720は2つ
の信号のうち大きい方、すなわちmax(|Q4|,|Q6|)を通
過させる。最大値検出器720からの出力信号は、2対1
のマルチプレクサ730と740のそれぞれの入力端子に結合
される。信号Q3とQ1の大きさは最大値検出器710のそれ
ぞれの入力端子に結合される。検出器710は、2つの供
給された信号のうち大きい方を、マルチプレクサ730と7
40のそれぞれの第2の入力端子へ通過させる。NTSCモー
ドでは、マルチプレクサ730と740はモード制御信号N/P
により条件づけられ、最大値検出器720と710からの信号
を通過させる。PALモードでは、マルチプレクサ730と74
0は最大値検出器710と720により供給される信号をそれ
ぞれ通過させる。
マルチプレクサ740を通過した信号は、最大値検出器7
60の第1の入力端子に結合され、信号Q2の大きさは検出
器760の第2の入力端子に供給される。最大値検出器760
は、マルチプレクサ740を通過した信号と信号Q2のうち
大きい方を通過させる。最大値検出器760の出力はCC
[N,N+1]に対応し、これはNTSCモードではmax(|S7
|,|S8|,|S9|)に等しい。この信号は次に低域フィルタ7
64で低域濾波される。
マルチプレクサ730を通過した信号は最大値検出器750
の第1の入力に結合される。最小値検出器786からの第
2の信号は最大値検出器750の第2の入力に結合され
る。信号Q5の大きさは最小値検出器786の第1の入力端
子に供給される。SBPF26および30のLPF出力からの信号
(またはSBPF26および30の入力からの複合ビデオ信号)
は減算器782のそれぞれの入力端子に供給される。減算
器782からの出力信号は最小値検出器786の第2の入力端
子に結合される。最小値検出器786はモード制御信号N/P
に応答し、NTSCモードでは信号Q5の大きさを通過させ、
PALモードでは信号|S3|′を通過させる。ここで|S3|′
は式(15)で定義される。
最大値検出器750はNTSCモードとPALモードの両方にお
いて信号CC[N,N−1]を通過させる。NTSCモードでは
この信号はMAX(|S2|,|S3|,|S4|)に対応し、PALモード
ではMAX(|D2|,|S3|′,|D4|)に対応する。検出器750を
通過した信号は低域フィルタ762で低域濾波される。低
域フィルタ762(および低域フィルタ764)は、その応答
をPALまたはNTSC信号のスペクトルに合わせるためにモ
ード制御信号N/Pに応答して選択可能とするか、あるい
は固定した設計(このような固定設計は、1つのモード
あるいは両モードの性能を低下させるかもしれ知れない
が)とすることもできる。NTSC信号のための選択可能な
フィルタ762(および764)に対する例示的な伝達関数は
以下の式で与えられる: H(Z)=(1+Z-1+Z-2K+2Z-3+Z-4+Z-5+Z-6)/8 PAL信号については以下の式で与えられる: H(Z)=(1+2Z-2+2Z-4+2Z-6+Z-8/8 ここでZは従来のZ変換変数である。
低域フィルタ762により供給される信号は、適応型制
御信号Kを定める比率の分子を表す。この信号は、加算
器780の低域フィルタ764により供給される信号に加算さ
れ、比率Kの分母(NTSC)を発生する。加算器780から
の出力和は、マルチプレクサ776の1つの入力と加算器7
78の1つの入力に結合される。一定の値C2(例えば4)
は加算器778の第2の入力に供給される。加算器778によ
り供給される出力は、PALモードの動作について比率K
の変更された分母である。加算器778からの出力はマル
チプレクサ776の第2の入力端子に結合される。マルチ
プレクサ776はモード制御信号N/Pに応答し、除算器772
の除数入力接続部に適当な分母値を供給する。
低域フィルタ762からの分子値は、8倍のスケーラ768
と12倍のスケーラ766に供給され、スケーラの出力はマ
ルチプレクサ770のそれぞれの入力接続部に結合され
る。スケーラ768と766はKの値を0−1から0−8まで
(NTSC)、そして1.5(0−1)から1.5(0−8)(PA
L)まで変換するために組み込まれている。その理由
は、スケーラ40,42,63は1/8の単位で乗算するからであ
る。マルチプレクサ770は、NTSCモードでは係数8でス
ケール化した信号を選択し、PALモードでは係数12でス
ケール化した信号を選択する。マルチプレクサ770から
の出力信号は、適応型制御信号Kを発生する除算器772
の被除数入力端子に結合される。この信号は、Kの値が
10進数値8を超えないようにするために(1/8の単位で
スケール化するスケーリング回路の場合)、制限器774
に供給される。
任意のスケーリング回路65(第4図)の制御信号Kch
は第8図に示す回路により発生される。信号Kchは、ク
ロミナンスが無くてルミナンスが有る時に0に近づき、
クロミナンスがルミナンスと比較して大きい時に1に等
しくなる。第8図の実施例で、Kchの値は0−8の範囲
に変換される。その理由は、スケーリング回路65(第4
図)は1/8の単位で乗算するものと考えられるからであ
る。第8図の回路により行われるアルゴリズムは次の式
で与えられる: Kch=8HFLI+CI (0≦Kch≦8の場合) (17) =8 (Kch>8の場合) ここでHFLIは高周波ルミナンス指標であり、CIはクロミ
ナンス指標である。ルミナンス指標は、サンプル対7お
よび9の中に含まれているルミナンスの最大値とサンプ
ル対3(第2図)の中に含まれているルミナンスのうち
小さい方から決定される。各対3,7,9のサンプルのクロ
ミナンス成分は逆位相であるので和S3,S7およびS9は平
均ルミナンス含有量の2倍を実質的に表している。
マルチプレクサ740(第7図)からの和S7とS9の最大
値は最小値検出器802の第1の入力端子に供給され、信
号Q5(第6図から)の大きさは最小値検出器802の第2
の入力端子に供給される。最小値検出器802の出力はMIN
(MAX(|S7|,|S9|)、|S3|))に対応し、これはルミナ
ンス指標の2倍に等しい。
式(17)に対するクロミナンス指標CIは以下のように
決定される。サンプル対1,3,5,7,9の差D1,D3,D5,D7,D9
を最初に計算する。各々の差は、平均クロミナンスの約
2倍に等しい。次に、差(D3−D5)、(D1−D3)、(D7
−D9)を計算する。これらの差の各々は平均クロミナン
スの4倍にほぼ等しい。これら3つの2重の差の大きさ
の最大値はクロミナンス指標値である。
第8図において、クロミナンス指標CIは、減算器816
において信号Q9から信号Q7(第6図)を引くことにより
発生される。減算器816からの出力差は大きさ検出器818
に供給され、その後、1サンプル期間遅延素子820と822
に供給される。ピクセルbが考慮されている期間中、大
きさ検出器818と遅延素子820−822はそれぞれサンプル|
D3−D1|、|D7−D9|、|D3−D5|を供給する。これらのサ
ンプルは最大値検出器824に供給され、検出器824はこれ
らのサンプルのうちの最大のものをスケーラ回路804に
通過させる。回路804の出力はクロミナンス指標の2倍
に等しい。最小値検出器802からの値2HFLIとスケーリン
グ回路804からの値2CIは減算器806に供給され、減算器8
06は、差の値2HFLI−2CIを供給する。これらの差の値は
低域フィルタ/制限器808に結合され、制限器808はこの
信号を、平滑して値16に制限する。低域フィルタ/制限
器808からの、濾波済みの差は減算器810において一定の
値16から引かれ、減算器810は、値(16−2HFLI+2CI)
を供給する。減算器810により供給される差は回路812に
おいて1/2にスケール化され、値(8−HFLI+CI)を発
生し、この値は、2対1のマルチプレクサ814の1つの
入力端子に結合される。一定の値8がマルチプレクサ81
4の第2の入力端子に供給される。マルチプレクサ814
は、モード制御信号N/Pに応答し、NTSCモードでは値8
を供給し、PALモードでは値(8−HFLI+CI)を供給す
る。
代りのルミナンス信号(第4A図)を適応的に選択する
制御信号KLの発生を第9図に関連して説明する。KLを決
定するアルゴリズムは次の式で表される: KL=Kch−(2K−1) (18) ここで(2K−1)とKLは両方共、0よりも大きいかまた
は0に等しくなるように制限される。KLの値は、Kが1/
2を超えるまでKchに等しくなるように選ばれ、それか
ら、Kが増加して1になると0になる。第9図におい
て、制御信号K(第7図の回路から)はスケーリング回
路900において係数2によりスケール化される。回路900
からの値2Kと定数8は減算器902のそれぞれの入力端子
に供給され、減算器902は差2K−8を供給する。これら
の差は、制限器904を経て、もう1つの減算器906の減数
入力端子に結合される。制限器904は減算器906に供給さ
れる差を、0よりも大きくまたは0に等しくなるよう制
限する。制御信号Kch(第8図の回路から)は減算器906
の被減数入力端子に供給され、減算器906は差Kch−(2K
−8)を供給する。これらの差は制限器908を経てマル
チプレクサ910の第1の入力端子に結合される。制限器9
08は差の値を0よりも大きいかまたは0に等しくなるよ
う制限する。0の値はマルチプレクサ910の第2の入力
端子に供給される。マルチプレクサ910はモード制御信
号N/Pに応答し、NTSCモードではKLの0値を供給し、PAL
モードでは値(Kch−2K−8)を通過させる。スケーリ
ング/合成回路74は1/8単位でそれぞれの信号を比例さ
せるので、KLの値の範囲は0−1から0−8まで変換さ
れる。更に、値KLを決定するのに用いられる信号Kchと
Kも係数8により変換される。
第4A図のスケーリング/合成回路74に供給される補助
ルミナンス信号は第10図の例示的回路を用いて発生され
る。信号Q5(PALモードにおける)は逆位相のサンプル
対の一連の和であり、それ故、クロミナンス周波数帯域
でルミナンス信号に対してライン交番ルミナンスくし形
濾波済み信号に対応する。この信号は1Hルミナンスくし
形濾波済み信号と等価である。信号Q2は、同じ位相を有
するサンプル対の一連の差に対応する。信号Q2が信号Q5
から引かれると、発生した差は、ラインN−1およびN
+1からの垂直方向に整合したサンプルの和に対応し、
これらのサンプルは逆位相のクロミナンス成分を有す
る。従って、発生した差は、クロミナンス周波数帯域に
対して2Hルミナンスくし形濾波済み信号に対応する。2
ラインにわたってルミナンスをくし形濾波することによ
り、ピクセル誤差は平均化され、適当なルミナンス値を
生じる傾向にあるが、画像の遷移において垂直解像度の
低下を招く。1ラインのくし形濾波は、よりよい解像度
を生じるが、例えば、バース位相誤差によるクロミナン
スの差は相殺されない。各々の特定のピクセルにおいて
最小の大きさを有する、1Hおよび2Hのくし形濾波済み信
号のうちの1つを使用することが合理的な妥協となる。
2Hのルミナンスくし形濾波済み信号は、信号Q2とQ5に
応答する減算器952により発生される(第10図)。減算
器952からの2Hくし形濾波済み信号と1Hくし形濾波済み
ルミナンス信号Q5は、最小値検出器950のそれぞれの入
力端子に結合される。最小値検出器950は、1Hおよび2H
のくし形濾波済みルミナンス信号のうち大きさの小さい
方の信号をスケーリング回路954に通過させ、回路954は
供給されたくし形濾波済み信号を正規化する。SBPF28の
LPF出力からの低周波ルミナンス信号とスケーリング回
路954からの高周波くし形濾波済みルミナンス信号は加
算器958で合成されて、補助ルミナンス信号を供給し、
補助ルミナンス信号はクロミナンス周波数帯域でのみく
し形濾波される。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、それぞれNTSC方式とPAL方式の信号
に関する、3本の水平ビデオラインの1部分からのビデ
オ・サンプルを図示したものである。 第3図と第4図は本発明を具体化する選択的な多標準適
応型くし形フィルタのブロック図である。 第4A図は、代用ルミナンス信号を比例的に供給するため
に第4図の回路に組み入れられる回路のブロック図であ
る。 第5図は、第3図と第4図の装置における素子26,28,30
に利用することのできる例示的な切換え可能な帯域フィ
ルタのブロック図である。 第6図は、複数の相対的に遅延した和と差の信号を供給
する回路のブロック図である。 第7図は、第4図の回路要素63を適応的に制御するため
の制御信号Kを供給する回路のブロック図である。 第8図は、第4図の回路要素65を制御するために、制御
信号Kchを供給する回路のブロック図である。 第9図は、第4A図の回路要素74を制御するために、制御
信号KLを供給する回路のブロック図である。 第10図は、代用ルミナンス信号を生成する回路のブロッ
ク図である。 12……アナログ−ディジタル変換器、14……サンプリン
グ信号発生器、16……XORゲート、18……ORゲート、20
……遅延線、22……第1のマルチプレクサ、24……第2
のマルチプレクサ、26……切換え可能な帯域フィルタ、
28……切換え可能な帯域フィルタ、30……切換え可能な
帯域フィルタ、32……マルチプレクサ、34……マルチプ
レクサ、36……適応型K制御回路、40……スケーリング
回路、44……極性反転回路、46……合成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/44 - 9/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のモードにおいてNTSC方式のビデオ信
    号をくし形濾波し、第2のモードにおいてPAL方式のビ
    デオ信号をくし形濾波する多モードくし形フィルタであ
    って、 ビデオ信号を受信する信号入力端子と、 前記ビデオ信号をサンプリングするサンプリング手段
    と、 前記サンプリング手段に結合され、前記第1のモードに
    おいてNTSC方式のビデオ信号の連続する3本の水平ライ
    ン、および前記第2のモードにおいてPAL方式のビデオ
    信号の連続する3本の水平ラインを表すサンプルのビデ
    オ信号を供給する遅延回路と、 a)前記第1のモードにおいて、前記中間の水平ライン
    を表すNTSC方式のビデオ信号のサンプルを、前記上部ま
    たは下部の水平ラインまたはこの両ラインを表すビデオ
    信号のサンプルと減算的に合成し、 b)前記第2のモードにおいて、サンプリング手段を制
    御し、副搬送波軸から45度位相をオフセットしてPAL方
    式のビデオ信号をサンプリングし、 中間の水平ラインを表す1つ置きのビデオ信号のサンプ
    ルと、垂直方向に隣接する上部の水平ラインを表すビデ
    オ信号のサンプルとを減算的に合成すると共に、前記1
    つ置きのビデオ信号のサンプルの間にある中間の水平ラ
    インを表すビデオ信号のサンプルと、垂直方向に隣接す
    る下部の水平ラインを表すビデオ信号のサンプルとを減
    算的に合成する合成手段を含む回路と、から成る前記多
    モードくし形フィルタ。
  2. 【請求項2】前記第2のモードにおいて、前記1つ置き
    のビデオ信号のサンプルの間にある中間の水平ラインを
    表すビデオ信号のサンプルと、垂直方向に隣接する前記
    上部の水平ラインにおけるビデオ信号のサンプルとを加
    算的に合成すると共に、前記中間の水平ラインを表す前
    記1つ置きのビデオ信号のサンプルと、垂直方向に隣接
    する前記下部の水平ラインにおけるビデオ信号のサンプ
    ルとを加算的に合成する合成回路を更に具える、請求項
    1記載の多モードくし形フィルタ。
  3. 【請求項3】前記遅延回路に結合され、前記上部および
    下部の水平ラインを表すビデオ信号のサンプルを交互に
    通過させる第1のマルチプレクサと、 前記遅延回路に結合され、前記下部と上部の水平ライン
    を表すビデオ信号を交互に通過させる第2のマルチプレ
    クサと、 前記第1および第2のマルチプレクサに結合され、制御
    信号Kに応答し、K:(1−K)の比率で前記第1および
    第2のマルチプレクサから供給されるビデオ信号のサン
    プルをスケーリングするスケーリング回路と、を更に具
    える請求項1または請求項2記載の多モードくし形フィ
    ルタ。
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