JP3196049B2 - 半導体素子用放熱器 - Google Patents

半導体素子用放熱器

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JP3196049B2
JP3196049B2 JP05011493A JP5011493A JP3196049B2 JP 3196049 B2 JP3196049 B2 JP 3196049B2 JP 05011493 A JP05011493 A JP 05011493A JP 5011493 A JP5011493 A JP 5011493A JP 3196049 B2 JP3196049 B2 JP 3196049B2
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和夫 水谷
豊 水谷
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水谷電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICその他の半導体
素子の冷却に使用する半導体素子用放熱器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子用放熱器は、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金を素材とした押出成形材
所定の長さに切断して、多数の放熱フィンが並列された
構造としたり、アルミニウムまたはアルミニウム合金素
材を冷間鍛造して、基板の一側面に多数の放熱柱を立設
した構造としていた。放熱器の性能は、前記放熱フィン
や放熱柱の表面積に影響されるので、取り付ける半導体
素子の発熱量を考慮して放熱フィンや放熱柱の形状、設
置数を決定することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】放熱フィンの設置密度
を変更したり、放熱柱の立設密度を変更する場合には、
それぞれ加工に使用する型を変更する必要があるので、
実際的でなかった。従って、通常は放熱フィンの数や放
熱柱の数は、一定の性能上、必要な数を決定して製造し
ており、半導体素子の発熱量が少ない場合でも、それ以
上の放熱量の放熱器を使用する無駄があった。
【0004】また、放熱器を送風機で強制空冷する場合
には、冷却フィンや冷却柱の密度の少ない方が、効率を
良くできるが、密度を変更することができないので送風
機の能力を加減することができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
問題点に鑑みてなされたもので、冷却柱の密度を、放熱
性能上、必要な密度に適宜変更できるようにした半導体
素子用放熱器を提供することを目的としている。
【0006】前記目的を達成するため、請求項1に係る
発明は、上面にピン部材2の基部の膨大部6を支持する
複数の溝4を設けた下部基板1と、基部が膨大部6とな
った複数のピン部材2と、このピン部材2が挿通される
ピン挿通孔7が穿設された上部基盤3とにより構成され
たことを特徴とする半導体素子用放熱器としたものであ
る。また、請求項2に係るは発明は、前記上部基盤3の
上面内には、上面に突部8が設けられ、この突部8の上
面を平坦面10にしてあることを特徴とする請求項1に
記載の半導体素子用放熱器としたものである。
【0007】
【作用】この発明の半導体素子用放熱器によれば、上部
基板3に挿通されたピン部材2支持されるので、ピン部
を必要な数だけ立設することが可能であり、取り付
の膨大部6は、下部基盤の溝4に嵌合されると共に上部
基板と下部基板1とでけられる半導体素子に合わせた
放熱性能にすることができる。また、上部基板3の面上
に設けた突部8の上面の平坦面10を、組立てロボット
の吸着面にしたり、また、放熱器に取り付ける半導体素
子の型名などの表示面とすることができる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の半素子用放熱器の実施例を
解して表したもので、その半導体素子用放熱器は、
部基板1と、ピン部材2と、上部基板3とからなってい
る。これらは、アルミニウムまたはアルミニウム合金製
である。
【0009】 前記 下部基板1は、押出成形材を方形に切
断したもので、上面に複数の溝4が並列されて設けてあ
り、前記溝4と同一方向の側縁上側に断面矩形とした突
条5,5が設けてある。
【0010】 前記ピン部材2は、断面円形のピンであっ
て、基部は前記下部基板1の溝4の幅にほぼ等しい径と
した膨大部6としてある。
【0011】 次に、前記上部基板3は、方形の板体であ
って、その幅を下部基板1に設けた突条5,5の内側面
間隔とほぼ等しくしてある。また、上部基板3内には前
記ピン部材2のピン部分を挿通可能としたピン挿通孔7
を、下部基板1に設けた溝4と対向する位置に多数設け
てあるとともに、上面中央部には、横断面矩形とした突
部8が一体に設けてある。
【0012】 この 実施例の半導体素子用放熱器は、前記
のような下部基板1と、ピン部材2および上部基板3を
図2に示したように組立てたもので、その組立ては、
ず、ピン部材2をその基部の膨大部6を下部基板1の溝
4に嵌合して立設し、次に、上部基板3のピン挿通孔7
をピン部材2に嵌合して、上部基板3を下部基板1と一
体化する。
【0013】 前記 ピン部材2を下部基板1に立設するに
は、その基部の膨大部6を下部基板1の側縁より溝4内
に図1の矢示9の方向に嵌入し、所定の位置に立設す
る。上部基板3と下部基板1の一体化は、ピン部材2の
ピン部分を上部基板3のピン挿通孔7に嵌入しつつ、上
部基板3を下部基板1の突条5,5間に嵌入して一体化
する。
【0014】 この実施例の半導体素子用放熱器は前記の
ような構成であるので、ピン部材2を下部基板1に立設
するに際し、ピン部材2の数を定めて、必要なピン(放
熱ピン)密度とすることができる。
【0015】 従って、同一の部材、すなわち、下部基板
1と、ピン部材2および上部基板3で、種々の放熱性能
半導体素子用放熱器を組立てることができる。
【0016】 なお、ピン部材2は断面円形のものとした
が、断面方形とすることができる。この場合は、ピン挿
通孔6も方形の孔とする。ピン部材2のピンの長さは、
この実施例では同一としたが、異なる長さとすることが
できる。半導体素子が取付けられる部分(中心部分)に
近いピン部材を長くして、放熱量を大きくすることも有
効である。また、下部基板1と上部基板3の一体化は、
嵌入固着によったが、下部基板1にネジ孔を設けて、ビ
スにより一体化を図ったり、あるいは下部基板1と上部
基板3をろう付けで一体化するようにしてもよい。
【0017】 前記 上部基板3の上面中央部に設けた突部
8は、その上部の平坦面10を、組立てロボットの吸着
面としたり、半導体素子用放熱器に取付ける半導体素子
の型名などの表示面とするために設けたものである。
【0018】 前記下部基板1と、ピン部材2と、上部基
板3とは 、アルミニウムまたはアルミニウム合金製とし
たが、銅または銅合金や窒化アルミニウムなど、熱伝導
率の高い金属、セラミックスで製造することも可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明は、
面にピン部材の基部の膨大部を支持する複数の溝を設け
た下部基板と、基部が膨大部となった複数のピン部材
と、このピン部材が挿通されるピン挿通孔が穿設された
上部基盤とにより構成された半導体素子用放熱器とした
ので、放熱性能を決めるピン部材の密度を自由に選定で
、また、製造を合理化することができる効果がある。
また、放熱に最低限必要なピン部材の立設密度にできる
ので、強制空冷をする場合でも、送風機を小型化するこ
とが可能にできる効果がある。また、前記上部基板の上
面に設けた突部の平坦面を組立てロボットで吸着して組
立を行ったり、また、前記平坦面に、この半導体素子用
放熱器に取付ける半導体素子の型名を表示することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の分解斜視図である。
【図2】この発明の実施例の断面図である。
【符号の説明】 1 下部基板 2 ピン部材 3 上部基板 4 溝 5 突条 6 膨大部 7 ピン挿通孔 8 突部 10 平坦面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−243435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/367

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にピン部材の基部の膨大部を支持する
    複数の溝を設けた下部基板と、基部が膨大部となった複
    数のピン部材と、このピン部材が挿通されるピン挿通孔
    が穿設された上部基盤とにより構成されたことを特徴と
    する半導体素子用放熱器。
  2. 【請求項2】前記上部基盤は、上面内に突部が設けら
    れ、この突部の上面を平坦面にしてあることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体素子用放熱器。
JP05011493A 1993-02-16 1993-02-16 半導体素子用放熱器 Expired - Fee Related JP3196049B2 (ja)

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