JP3195925B2 - 光ファイバ配線ユニット - Google Patents

光ファイバ配線ユニット

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JP3195925B2 JP32628097A JP32628097A JP3195925B2 JP 3195925 B2 JP3195925 B2 JP 3195925B2 JP 32628097 A JP32628097 A JP 32628097A JP 32628097 A JP32628097 A JP 32628097A JP 3195925 B2 JP3195925 B2 JP 3195925B2
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聡志 久野
政信 堀尾
顕 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置同士の間に接
続されてデータ等のパラレル送受信を行うのに際して用
いられる光ファイバ伝送路、および、その一部として用
いられる光ファイバ配線ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、装置(例えば、コンピュー
タ)間を光ファイバ伝送路で接続して、この光ファイバ
伝送路を介してデータ等の送受信が行われている。その
取扱の便宜等を考慮して、この光ファイバ伝送路の主要
部として多芯光ファイバテープが用いられている。
【0003】一方、各装置において、光ファイバ伝送路
に送出すべき光信号を出力する発光素子は1芯毎であ
り、また、光ファイバ伝送路を経て到達してくる光信号
を入力する受光素子も1芯毎であることから、1対の発
光素子および受光素子に接続されるべき光ファイバは単
芯光ファイバである。
【0004】したがって、装置間を接続する光ファイバ
伝送路は、主要部たる多芯光ファイバテープおよび各装
置の発光・受光部ごとに接続される所定数の単芯光ファ
イバに加えて、多芯光ファイバテープの各芯それぞれと
所定数の単芯光ファイバそれぞれとの間を接続するため
の光ファイバ配線ユニットが必要とされる。
【0005】図5は、従来の光ファイバ配線ユニットお
よび多芯光ファイバテープの接続構成図である。この図
では、2つの光ファイバ配線ユニット100と200と
の間を多芯光ファイバテープ130で接続したものを示
している。また、芯数を6として説明する。
【0006】一方の光ファイバ配線ユニット100は、
ボックス110の一方の側面に1個の多芯コネクタ11
2が設けられ、他の側面に6個の単芯コネクタ1141
〜1146 がこの順に並んで設けられている。なお、こ
の単芯コネクタ1141 〜1146 に一方の装置が単芯
光ファイバを介して接続される。そして、このボックス
110内で、単芯コネクタ1141 〜1146 それぞれ
は、多芯コネクタ112の各芯それぞれと光ファイバに
より接続されている。この接続に際して、互いに接続さ
れるべき単芯コネクタ1141 〜1146 それぞれの配
列順と多芯コネクタ112の各芯それぞれの配列順とは
互いに一致している。すなわち、単芯コネクタ1141
は多芯コネクタ112の一端の芯と接続され、単芯コネ
クタ1142 は多芯コネクタ112のその隣の芯と接続
され、単芯コネクタ1143 は多芯コネクタ112の更
に隣の芯と接続され、以後同様にして、単芯コネクタ1
146 は多芯コネクタ112の他端の芯と接続される。
【0007】他方の光ファイバ配線ユニット200も、
同様に、ボックス120の側面に1個の多芯コネクタ1
22および6個の単芯コネクタ1241 〜1246 が設
けられ、この単芯コネクタ1241 〜1246 に他方の
装置が単芯光ファイバを介して接続される。このボック
ス120内で、単芯コネクタ1241 〜1246 それぞ
れが多芯コネクタ122の各芯それぞれと光ファイバに
より接続されている。ただし、光ファイバ配線ユニット
200の接続態様は、光ファイバ配線ユニット100の
場合とは異なる。すなわち、単芯コネクタ1241 およ
び1242 それぞれを接続する2本光ファイバが互いに
クロスし、単芯コネクタ1243 および1244 それぞ
れを接続する2本光ファイバが互いにクロスし、単芯コ
ネクタ1245 および1246 それぞれを接続する2本
光ファイバが互いにクロスするように、多芯コネクタ1
22の各芯それぞれと接続される。言い換えれば、多芯
コネクタ122の各芯それぞれは、一端から順に単芯コ
ネクタ1242 ,1241,1244 ,1243 ,12
6 および1245 と接続される。
【0008】そして、多芯光ファイバテープ130の一
端が挿入接続されている多芯コネクタ132は、光ファ
イバ配線ユニット100の多芯コネクタ112と嵌合さ
れ、多芯光ファイバテープ130の他端が挿入接続され
ている多芯コネクタ134は、光ファイバ配線ユニット
200の多芯コネクタ122と嵌合されている。
【0009】このような構成および接続態様とすること
により、単芯コネクタ1141 と単芯コネクタ1242
とが互いに接続され、単芯コネクタ1142 と単芯コネ
クタ1241 とが互いに接続され、単芯コネクタ114
3 と単芯コネクタ1244 とが互いに接続され、単芯コ
ネクタ1144 と単芯コネクタ1243 とが互いに接続
され、単芯コネクタ1145 と単芯コネクタ1246
が互いに接続され、単芯コネクタ1146 と単芯コネク
タ1245 とが互いに接続される。
【0010】したがって、単芯コネクタ1141 および
1241 を入力用単芯コネクタとし、単芯コネクタ11
2 および1242 を出力用単芯コネクタとすれば、単
芯コネクタ1141 に到達した光信号は単芯コネクタ1
242 から出力され、単芯コネクタ1241 に到達した
光信号は単芯コネクタ1142 から出力される。同様
に、単芯コネクタ1143 に到達した光信号は単芯コネ
クタ1244 から出力され、単芯コネクタ1243 に到
達した光信号は単芯コネクタ1144 から出力される。
また、単芯コネクタ1145 に到達した光信号は単芯コ
ネクタ1246 から出力され、単芯コネクタ1245
到達した光信号は単芯コネクタ1146 から出力され
る。すなわち、光ファイバ配線ユニット100の単芯コ
ネクタ1141 〜1146 に単芯光ファイバを介して接
続された一方の装置と、光ファイバ配線ユニット200
の単芯コネクタ1241 〜1246 に単芯光ファイバを
介して接続された他方の装置との間で、多ビット(この
図の場合には3ビット)データのパラレル送受信ができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、光ファイバ配線ユニット100と200と
は、それぞれの内部における光ファイバの接続態様が互
いに異なり、同一仕様ではない。したがって、装置間を
光ファイバ伝送路で接続するに際して、2種の光ファイ
バ配線ユニットを用意する必要があり、また、このこと
に起因して接続誤りも生じ易い。
【0012】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、装置間を接続する光ファイバ伝送路中
に同一仕様のものを2つ使用することができる光ファイ
バ配線ユニットおよびその光ファイバ伝送路を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
配線ユニットは、(1) それぞれ2個の単芯コネクタから
なる2以上の第1の数のコネクタ対と、(2) 第1の数の
2倍である第2の数の芯が対称に配置されている多芯コ
ネクタと、(3) 第1の数のコネクタ対それぞれについ
て、そのコネクタ対に属する2個の単芯コネクタそれぞ
れと多芯コネクタの互いに対称位置にある2つの芯それ
ぞれとを1対1に接続する第2の数の光ファイバと、を
備えることを特徴とする。
【0014】この光ファイバ配線ユニットによれば、そ
れぞれ2個の単芯コネクタからなる第1の数のコネクタ
対と、芯が対称配置されている多芯コネクタの第2の数
の芯との間は、第2の数の光ファイバにより接続されて
いる。この光ファイバによる接続に際しては、第1の数
のコネクタ対それぞれについて、そのコネクタ対に属す
る2個の単芯コネクタそれぞれと、多芯コネクタの互い
に対称位置にある2つの芯それぞれとは、1対1に接続
される。したがって、2つの装置の間を接続する光ファ
イバ伝送路を構成するに際して、このような2つの同一
仕様の光ファイバ配線ユニットそれぞれの多芯コネクタ
の間を、180度捩られた多芯光ファイバテープで接続
すればよく、接続誤りの危険性が低減される。
【0015】また、さらに、第1の数のコネクタ対それ
ぞれは1対の入力用単芯コネクタおよび出力用単芯コネ
クタからなることを特徴とする。この場合には、同一仕
様の2つの光ファイバ配線ユニットおよび両者を接続す
る多芯光ファイバテープは、入出力に関しても対称とな
り、2組の光ファイバ配線ユニットと装置との間は、互
いに同一の態様で接続することができる。
【0016】また、さらに、多芯コネクタの各芯の配列
の方位を識別する標識が付されていることを特徴とす
る。この場合には、この光ファイバ配線ユニットと多芯
光ファイバーテープとを接続する際における接続誤りの
危険性が更に低減される。
【0017】また、本発明に係る光ファイバ伝送路は、
(1) それぞれ2個の単芯コネクタからなる2以上の第1
の数のコネクタ対と、第1の数の2倍である第2の数の
芯が対称に配置されている多芯コネクタと、第1の数の
コネクタ対それぞれについてそのコネクタ対に属する2
個の単芯コネクタそれぞれと多芯コネクタの互いに対称
位置にある2つの芯それぞれとを1対1に接続する第2
の数の光ファイバと、をそれぞれ有する第1および第2
の光ファイバ配線ユニットと、(2) 第1の光ファイバ配
線ユニットの多芯コネクタと第2の光ファイバ配線ユニ
ットの多芯コネクタとの間を、各芯の配列の方位が逆に
なるように接続する第2の数の芯数の多芯光ファイバ
と、を備えることを特徴とする。
【0018】この光ファイバ伝送路によれば、第1の光
ファイバ配線ユニットと第2の光ファイバ配線ユニット
とは、互いに同一仕様のものであって、それぞれの第1
の数のコネクタ対は同様に配置されているので、それぞ
れの光ファイバ配線ユニットの第1の数のコネクタ対と
装置との間は、同一態様で接続することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0020】図1は、本実施形態に係る光ファイバ配線
ユニットの構成図である。芯数を一般に2N(Nは2以
上の整数)として説明する。本実施形態に係る光ファイ
バ配線ユニット1は、ボックス10の一方の側面に芯数
2Nの多芯コネクタ12が設けられ、ボックス10の他
の側面に2N個の単芯コネクタ141 〜142Nがこの順
に並んで設けられている。また、この図では、ボックス
10の内部における光ファイバ161 〜162Nの配線の
様子をも示している。
【0021】この多芯コネクタ12は、2N個の芯12
1 〜122Nが対称に配されているものである。ここで、
「対称」とは、この多芯コネクタ12と嵌合されるべき
他の多芯コネクタ(図示せず)とが、光軸方向に平行な
中心軸を中心にして相対的に180度回転しても嵌合可
能であることを意味する。この多芯コネクタ12は、例
えば、2N個の芯が1次元状に配列されていてもよい
し、或いは、一定の円周上に配列されていてもよい。こ
の図では、多芯コネクタ12は、2N個の芯121 〜1
2Nがこの順に1次元状に配列されている。
【0022】また、単芯コネクタ141 〜142Nのう
ち、互いに隣同士の2個の単芯コネクタ142n-1と14
2nとは、コネクタ対を構成し、一方が入力用単芯コネク
タであり、他方が出力用単芯コネクタである(1≦n≦
N)。
【0023】そして、このボックス10内で、多芯コネ
クタ12の各芯121 〜122Nそれぞれは、単芯コネク
タ141 〜142Nのうちの何れかと、単芯の光ファイバ
161 〜162Nの何れかにより、1対1に接続されてい
る。本実施形態に係る光ファイバ配線ユニット1におけ
る光ファイバ161 〜162Nによる接続態様では、各コ
ネクタ対を構成する2つの単芯コネクタそれぞれは、多
芯コネクタ12の互いに対称位置にある2つの芯それぞ
れに、光ファイバにより接続される。
【0024】例えば、コネクタ対を構成する単芯コネク
タ141 および142 それぞれは、光ファイバ161
よび162 それぞれにより、多芯コネクタ12の互いに
対称位置にある芯121 および122Nそれぞれに接続さ
れる。また、別のコネクタ対を構成する単芯コネクタ1
3 および144 それぞれは、光ファイバ163 および
164 それぞれにより、多芯コネクタ12の互いに対称
位置にある芯122 および122N-1それぞれに接続され
る。一般に、コネクタ対を構成する単芯コネクタ14
2n-1および142nそれぞれは、光ファイバ162n-1およ
び162nそれぞれにより、多芯コネクタ12の互いに対
称位置にある芯12n および122N+1-nそれぞれに接続
される(1≦n≦N)。
【0025】次に、本実施形態に係る光ファイバ配線ユ
ニットおよび多芯光ファイバテープの接続の態様につい
て説明する。図2は、本実施形態に係る光ファイバ配線
ユニットおよび多芯光ファイバテープの接続構成図であ
る。この図では、2つの光ファイバ配線ユニット1と2
との間を多芯光ファイバテープ30で接続したものを示
している。また、この図でも、ボックス10および20
それぞれの内部における光ファイバの配線の様子をも示
している。以下では、説明を簡便にするため、芯数を6
として説明する。
【0026】一方の光ファイバ配線ユニット1は、図1
で説明したものと同様のものであり、本発明に係るもの
である。ただし、N=3としている。すなわち、ボック
ス10の側面に、芯数6の多芯コネクタ12および6個
の単芯コネクタ141 〜146 が設けられている。ま
た、他方の光ファイバ配線ユニット2も、光ファイバ配
線ユニット1と同様のものであって、ボックス20の側
面に、芯数6の多芯コネクタ22および6個の単芯コネ
クタ241 〜246 が設けられている。
【0027】光ファイバ配線ユニット1と光ファイバ配
線ユニット2との間を接続する多芯光ファイバテープ3
0は、その一端が多芯コネクタ32に挿入接続され、他
端が多芯コネクタ34に挿入接続されている。そして、
多芯コネクタ32は、光ファイバ配線ユニット1の多芯
コネクタ12と嵌合され、また、多芯コネクタ34は、
光ファイバ配線ユニット2の多芯コネクタ22と嵌合さ
れている。ただし、多芯コネクタ12の芯12n と多芯
コネクタ22の芯227-n とが互いに実質的に接続され
るように(1≦n≦2N)、多芯光ファイバテープ30
は捩られている。
【0028】このような構成および接続態様とすること
により、単芯コネクタ141 と単芯コネクタ242 とが
互いに接続され、単芯コネクタ142 と単芯コネクタ2
1とが互いに接続され、単芯コネクタ143 と単芯コ
ネクタ244 とが互いに接続され、単芯コネクタ144
と単芯コネクタ243 とが互いに接続され、単芯コネク
タ145 と単芯コネクタ246 とが互いに接続され、単
芯コネクタ146 と単芯コネクタ245 とが互いに接続
される。
【0029】したがって、単芯コネクタ141 および2
1 を入力用単芯コネクタとし、単芯コネクタ142
よび242 を出力用単芯コネクタとすれば、単芯コネク
タ141 に到達した光信号は単芯コネクタ242 から出
力され、単芯コネクタ241に到達した光信号は単芯コ
ネクタ142 から出力される。同様に、単芯コネクタ1
3 に到達した光信号は単芯コネクタ244 から出力さ
れ、単芯コネクタ243 に到達した光信号は単芯コネク
タ144 から出力される。また、単芯コネクタ145
到達した光信号は単芯コネクタ246 から出力され、単
芯コネクタ245 に到達した光信号は単芯コネクタ14
6 から出力される。
【0030】すなわち、この図2に示したものは、同一
仕様である光ファイバ配線ユニット1および2、ならび
に、従来と同様の多芯コネクタ32および34が両端に
設けられた多芯光ファイバテープ30を用いることによ
り、単芯コネクタ141 〜146 と単芯コネクタ241
〜246 との間で従来と同様の光信号の多ビットパラレ
ル送受信を行うことができる。このように本発明によれ
ば、装置間を接続する光ファイバ伝送路に用いられる2
つの光ファイバ配線ユニットは、同一仕様のものでよ
く、したがって、接続誤りの危険性は低減される。
【0031】なお、接続誤りの危険性を更に低減するた
めに、光ファイバ配線ユニットおよび多芯光ファイバテ
ープそれぞれに、芯の配列の方位を識別する標識が付さ
れているのが好適である。図3は、本実施形態に係る光
ファイバ配線ユニットおよび多芯光ファイバテープの外
観の1例を示す図である。
【0032】この図に示すように、光ファイバ配線ユニ
ット1のボックス10の表面であって、6個の単芯コネ
クタのうちの単芯コネクタ141 に近い側、すなわち、
多芯コネクタ12の芯121 に近い側に、方位識別標識
10aが付されている。同様に、光ファイバ配線ユニッ
ト2のボックス20の表面であって、6個の単芯コネク
タのうちの単芯コネクタ241 に近い側、すなわち、多
芯コネクタ22の芯221 に近い側に、方位識別標識2
0aが付されている。また、多芯光ファイバテープ30
の両端の多芯コネクタ32および34それぞれにも方位
識別標識32aおよび34aそれぞれが付されている。
ここで、方位識別標識32aおよび34aそれぞれが示
す方位は互いに反対方位である。これら方位識別標識1
0a,20a,32aおよび34aそれぞれは、任意の
表示態様でよく、例えば、所定の記号を付してもよい
し、色により表示してもよい。
【0033】このような方位識別標識が付されているこ
とにより、ボックス10の方位識別標識10aおよび多
芯コネクタ32の方位識別標識32aが同一側になるよ
うに多芯コネクタ12と多芯コネクタ32とを嵌合する
とともに、ボックス20の方位識別標識20aおよび多
芯コネクタ34の方位識別標識34aが同一側になるよ
うに多芯コネクタ22と多芯コネクタ34とを嵌合する
ことで、光ファイバ配線ユニット1および2それぞれと
多芯光ファイバテープ30とを接続誤りなく確実に接続
することができる。
【0034】次に、本実施形態に係る光ファイバ配線ユ
ニットを用いた装置間の接続の1例について説明する。
図4は、本実施形態に係る光ファイバ配線ユニットを用
いた装置間の接続構成図である。この図では、互いに接
続されるべき装置は、コンピュータ60および90であ
る。また、光ファイバ配線ユニット1および2ならびに
多芯光ファイバテープ30は、図1乃至び図3で説明し
たものと同様である。
【0035】このコンピュータ60は発光・受光部61
〜63を有し、また、この発光・受光部61〜63それ
ぞれは1対の発光素子および受光素子を有している。発
光素子は、コンピュータ60から光ファイバ伝送路を介
してコンピュータ90へ送信されるべきデータを電気信
号から光信号に変換し、受光素子は、コンピュータ90
から光ファイバ伝送路を経てコンピュータ60へ送信さ
れてきた光信号から電気信号に変換する。コンピュータ
90の発光・受光部91〜93も同様である。ここで、
コンピュータ60とコンピュータ90との間を接続する
光ファイバ伝送路は、2芯光ファイバ51〜53、変換
アダプタ41〜43、光ファイバ配線ユニット1、多芯
光ファイバテープ30、光ファイバ配線ユニット2、変
換アダプタ71〜73および2芯光ファイバ81〜83
から構成される。
【0036】光ファイバ配線ユニット1の単芯コネクタ
141 および142 とコンピュータ60の発光・受光部
61との間は、変換アダプタ41および2芯光ファイバ
51を介して接続される。2芯光ファイバ51は、その
両端それぞれに2芯コネクタ51Aおよび51Bそれぞ
れが挿入接続されており、一方の2芯コネクタ51A
は、変換アダプタ41に嵌合され、他方の2芯コネクタ
51Bは、コンピュータ60の発光・受光部61に嵌合
される。変換アダプタ41は、単芯コネクタ141 およ
び142 からなるコネクタ対と2芯コネクタ51Aとを
互いに接続するためのものである。
【0037】同様に、単芯コネクタ143 および144
と発光・受光部62との間は、変換アダプタ42および
2芯光ファイバ52を介して接続され、単芯コネクタ1
5および146 と発光・受光部63との間は、変換ア
ダプタ43および2芯光ファイバ53を介して接続され
る。また、光ファイバ配線ユニット2とコンピュータ9
0との間も同様に、単芯コネクタ241 および242
発光・受光部91との間は、変換アダプタ71および2
芯光ファイバ81を介して接続され、単芯コネクタ24
3 および244 と発光・受光部92との間は、変換アダ
プタ72および2芯光ファイバ82を介して接続され、
単芯コネクタ245 および246 と発光・受光部93と
の間は、変換アダプタ73および2芯光ファイバ83を
介して接続される。
【0038】このような構成および接続態様とすること
により、コンピュータ60の発光・受光部61の発光素
子から出力された光信号は、2芯光ファイバ51、変換
アダプタ41、単芯コネクタ141 、多芯コネクタ1
2、多芯光ファイバテープ30、多芯コネクタ22、単
芯コネクタ242 、変換アダプタ71および2芯光ファ
イバ81を順に経て、コンピュータ90の発光・受光部
91の受光素子に到達する。逆に、コンピュータ90の
発光・受光部91の発光素子から出力された光信号は、
2芯光ファイバ81、変換アダプタ71、単芯コネクタ
241 、多芯コネクタ22、多芯光ファイバテープ3
0、多芯コネクタ12、単芯コネクタ142、変換アダ
プタ41および2芯光ファイバ51を順に経て、コンピ
ュータ60の発光・受光部61の受光素子に到達する。
【0039】同様に、コンピュータ60の発光・受光部
62の発光素子から出力された光信号は、コンピュータ
90の発光・受光部92の受光素子に到達し、コンピュ
ータ90の発光・受光部92の発光素子から出力された
光信号は、コンピュータ60の発光・受光部62の受光
素子に到達する。また、コンピュータ60の発光・受光
部63の発光素子から出力された光信号は、コンピュー
タ90の発光・受光部93の受光素子に到達し、コンピ
ュータ90の発光・受光部93の発光素子から出力され
た光信号は、コンピュータ60の発光・受光部63の受
光素子に到達する。
【0040】したがって、コンピュータ60の発光・受
光部61〜63それぞれとコンピュータ90の発光・受
光部91〜93それぞれとの間で、光ファイバ伝送路を
介して、光信号が送受信される。すなわち、コンピュー
タ60とコンピュータ90との間で、3ビットパラレル
の光信号の送受信が可能となる。
【0041】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、多芯コネク
タの2N芯それぞれと2N個の単芯コネクタそれぞれと
の間のボックス内における光ファイバによる接続態様
は、上述したものに限られるものではない。N対のコネ
クタ対それぞれについて、そのコネクタ対を構成する2
個の単芯コネクタそれぞれと多芯コネクタの互いに対称
位置にある2芯それぞれとの間を1対1に接続する限り
において、他の態様が可能である。
【0042】また、上記実施形態に示した光ファイバ配
線ユニットでは、2N個の単芯コネクタを設け、これら
をN対のコネクタ対としたが、これらに替えてN個の2
芯コネクタを設けてもよい。この場合も、N個の2芯コ
ネクタそれぞれについて、その2芯コネクタの2芯それ
ぞれと多芯コネクタの互いに対称位置にある2芯それぞ
れとの間を光ファイバにより1対1に接続する点は、上
記実施形態の場合と同様である。もし、この2芯コネク
タが、図4で示した2芯コネクタ51A等と嵌合し得る
ものであれば、変換アダプタ41等は不要である。
【0043】また、2つの装置間を更に多くの芯数の光
ファイバケーブルを有する光ファイバ伝送路で接続する
場合には、以下のようにすることができる。以下では、
72芯の光ファイバケーブルで接続する場合を考える。
この場合、その72芯光ファイバケーブルの両端部分そ
れぞれを6組の12芯光ファイバテープに分岐し、それ
ぞれの12芯光ファイバテープの両端に12芯コネクタ
を挿入接続する。一方、光ファイバ配線ユニットには、
12芯コネクタと12個の単芯コネクタとからなるサブ
ユニット(図1でN=6としたもの)を6組設ける。そ
して、このような光ファイバ配線ユニットを1対用意
し、一方の光ファイバ配線ユニットの6個の12芯コネ
クタそれぞれと、他方の光ファイバ配線ユニットの6個
の12芯コネクタそれぞれとの間を、72芯光ファイバ
ケーブルを構成する6組の12芯光ファイバテープそれ
ぞれにより接続する。ここで、6組の12芯光ファイバ
テープそれぞれは、接続に際して上述の実施形態で説明
したように捩られる。このような構成とすることによ
り、同一仕様の光ファイバ配線ユニットを1対用意すれ
ばよく、したがって、72芯光ファイバケーブルで2つ
の装置間を接続するに際しても配線誤りの危険性が低減
される。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、それぞれ2個の単芯コネクタからなるN対のコネ
クタ対と、芯が対称配置されている多芯コネクタの2N
個の芯との間は、2N本の光ファイバにより接続されて
いる。この光ファイバによる接続に際しては、N対のコ
ネクタ対それぞれについて、そのコネクタ対に属する2
個の単芯コネクタそれぞれと、多芯コネクタの互いに対
称位置にある2つの芯それぞれとは、1対1に接続され
る。したがって、2つの装置の間を接続する光ファイバ
伝送路を構成するに際して、このような2つの同一仕様
の光ファイバ配線ユニットそれぞれの多芯コネクタの間
を、180度捩られた多芯光ファイバテープで接続すれ
ばよく、接続誤りの危険性が低減される。
【0045】また、N対のコネクタ対それぞれが1対の
入力用単芯コネクタおよび出力用単芯コネクタからなる
場合には、同一仕様の2つの光ファイバ配線ユニットお
よび両者を接続する多芯光ファイバテープは、入出力に
関しても対称となり、2組の光ファイバ配線ユニットと
装置との間は、互いに同一態様で接続することができ
る。
【0046】また、多芯コネクタの各芯の配列の方位を
識別する標識が付されている場合には、この光ファイバ
配線ユニットと多芯光ファイバーテープとを接続する際
における接続誤りの危険性が更に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光ファイバ配線ユニットの構
成図である。
【図2】本実施形態に係る光ファイバ配線ユニットおよ
び多芯光ファイバテープの接続構成図である。
【図3】本実施形態に係る光ファイバ配線ユニットおよ
び多芯光ファイバテープの外観図である。
【図4】本実施形態に係る光ファイバ配線ユニットを用
いた装置間の接続構成図である。
【図5】従来の光ファイバ配線ユニットおよび多芯光フ
ァイバテープの接続構成図である。
【符号の説明】
1,2…光ファイバ配線ユニット、10…ボックス、1
2…多芯コネクタ、141 〜142N…単芯コネクタ、1
1〜162N …光ファイバ、20…ボックス、22…多
芯コネクタ、241 〜246 …単芯コネクタ、30…多
芯光ファイバテープ、32,34…多芯コネクタ、41
〜43…変換アダプタ、51〜53…2芯光ファイバ、
60…コンピュータ、61〜63…発光・受光部、71
〜73…変換アダプタ、81〜83…2芯光ファイバ、
90…コンピュータ、91〜93…発光・受光部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/14 (72)発明者 豊岡 弘康 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 久野 聡志 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 堀尾 政信 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲 事業所内 (72)発明者 鈴木 顕 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲 事業所内 (56)参考文献 特開 平3−245109(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/38 H04B 10/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ2個の単芯コネクタからなる2
    以上の第1の数のコネクタ対と、 前記第1の数の2倍である第2の数の芯が対称に配置さ
    れている多芯コネクタと、 前記第1の数のコネクタ対それぞれについて、そのコネ
    クタ対に属する2個の単芯コネクタそれぞれと前記多芯
    コネクタの互いに対称位置にある2つの芯それぞれとを
    1対1に接続する第2の数の光ファイバと、 を備えることを特徴とする光ファイバ配線ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1の数のコネクタ対それぞれは1
    対の入力用単芯コネクタおよび出力用単芯コネクタから
    なる、ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ配線
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記多芯コネクタの各芯の配列の方位を
    識別する標識が付されている、ことを特徴とする請求項
    1記載の光ファイバ配線ユニット。
  4. 【請求項4】 それぞれ2個の単芯コネクタからなる2
    以上の第1の数のコネクタ対と、前記第1の数の2倍で
    ある第2の数の芯が対称に配置されている多芯コネクタ
    と、前記第1の数のコネクタ対それぞれについてそのコ
    ネクタ対に属する2個の単芯コネクタそれぞれと前記多
    芯コネクタの互いに対称位置にある2つの芯それぞれと
    を1対1に接続する第2の数の光ファイバと、をそれぞ
    れ有する第1および第2の光ファイバ配線ユニットと、 前記第1の光ファイバ配線ユニットの前記多芯コネクタ
    と前記第2の光ファイバ配線ユニットの前記多芯コネク
    タとの間を、各芯の配列の方位が逆になるように接続す
    る第2の数の芯数の多芯光ファイバと、 を備えることを特徴とする光ファイバ伝送路。
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