JP3195789U - 仮設電柱の支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で仮設電柱の設置が可能で設置スペースが狭くても設置可能ではしごの立て掛けも容易に行うことができる仮設電柱の支持装置を提供する。【解決手段】既設電柱からの引き出し電源線に接続して工事用電源として使用する電源線が設けられるとともに下端部が地中に埋設される仮設電柱1が倒れるのを防止する仮設電柱の支持装置であり、仮設電柱の支持装置は、仮設電柱の外側面に当接される基台2aと、仮設電柱に支持装置を取付ける取付具3a、3bと、仮設電柱の非地中埋設部から側方に突出して取り付けられて下面が地面と接する1本の接地部2bとから仮設電柱の支持装置を構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、建物の建設工事や道路工事などの工事において、既設電柱の近傍に仮設立設して前記電柱からの引き出し線を接続し、前記工事の工事用電源として使用する仮設電柱が倒れないように安全に設置する仮設電柱の支持装置に関するものである。
従来の仮設電柱を設置する方法は、地面に掘った穴に仮設電柱の下端部を70センチメートル程度埋め込むのみであり、仮設電柱に既設電柱からの引き出し線を引き込む工事をする際、はしごを仮設電柱に掛けて工事をすると、人とはしごの重さに耐えきれなくなり、仮設電柱が倒れるという問題点があった。
これらの問題点を解消するために提案された特許文献1に示す仮設電源柱装置は、4本の接地部材がそれぞれ90度の離れた方向に放射状に設置され、設置スペースが四方向に必要であり、はしごを立て掛けるスペースが無いという問題点があった。
特開2002−118940号公報
本考案は上記の従来課題を解決するものであり、短時間で仮設電柱の設置が可能で設置スペースが狭くても設置可能ではしごの立て掛けも容易に行うことができる仮設電柱の支持装置を提供するものである。
上記課題を解決するため本考案の仮設電柱の支持装置は、既設電柱からの引き出し電源線に接続して工事用電源として使用する電源線が設けられるとともに下端部が地中に埋設される仮設電柱が倒れるのを防止する仮設電柱の支持装置であり、仮設電柱の支持装置は、前記仮設電柱の外側面に当接される基台と、前記仮設電柱に前記支持装置を取付ける取付具と、前記仮設電柱の非地中埋設部から側方に突出して取り付けられて下面が地面と接する1本の接地部材とからなることを特徴とする。
又、本考案にあっては、前記接地部材には、倒れ防止補助固定具が設けられていることが好ましい。
又、本考案にあっては、仮設電柱と接地部材との間には張り調整手段が架設されていることが好ましい。
又、本考案にあっては、前記張り調整手段は、前記仮設電柱に一端が支持された第1のステーと、前記接地部材に一端が支持された第2のステーと、前記第1のステーと前記第2のステーの自由端に螺合して前記第1のステーと前記第2のステーの長さを調整するターンバックルとからなっていることが好ましい。
本考案の仮設電柱の支持装置は、既設電柱からの引き出し電源線に接続して工事用電源として使用する電源線が設けられるとともに下端部が地中に埋設される仮設電柱が倒れるのを防止する仮設電柱の支持装置であり、仮設電柱の支持装置は、前記仮設電柱の外側面に当接される基台と、前記仮設電柱に前記支持装置を取付ける取付具と、前記仮設電柱の非地中埋設部から側方に突出して取り付けられて下面が地面と接する1本の接地部材とからなることを特徴とするものであるから、スペースが狭い場所であっても簡単に仮設電柱を施工できるとともに、はしごを掛けても倒れることが無く安全に既設電柱からの引き出し電源線に接続して工事用電源として使用することができるという効果がある。
又、請求項2のように、前記接地部材には、倒れ防止補助固定具が設けられているものは、仮設電柱設置期間中に倒壊等の事故を防止する効果がある。
又、請求項3のように、仮設電柱と接地部材との間には張り調整手段が架設されているものは、接地部材の張り状態を調整することができ最適な状態で使用することができる効果がある。
図1は、本考案の仮設電柱支持装置の実施形態を示す斜視図である。 図2は、同上の仮設電柱支持装置を使用し、仮設電柱を設置した図である。
以下、本考案の実施の形態を図1及び図2に基づいて詳述すると、仮設電柱1の支持装置2は、既設電柱からの引込電源線11に接続して工事用電源として使用する電源線10を介して電源ボックス9が設けられるとともに下端部が地中に埋設される仮設電柱1が倒れるのを防止する仮設電柱1の支持装置2であり、仮設電柱1の支持装置2は、仮設電柱1の外側面に当接される基台2aと、仮設電柱1に支持装置2を取付ける取付具3と、取付具3を仮設電柱1に取り付ける取付ボルト8、仮設電柱1の非地中埋設部から側方に突出して取り付けられて下面が地面と接する接地部2bを固定する1本の倒壊防止補助固定棒7、支持装置2の張り具合を調整する張り調整金具(ターンバックル)4、張り調整金具(ターンバックル)4を地面に固定する1本の張り調整具固定棒6、支持装置2の非地中埋設部から側方に突出して取り付けられている接地部2bの破損を防ぐ補強板5から構成されている。
支持装置2の基台2aは、スチール製でできており、仮設電柱1の外側面に当接されるように内面は円弧状に形成されている。
取付具3は、支持装置2の基台2aに溶接されるスチール製の取付金具3aと、取付金具3bを仮設電柱1に固定する取付ボルト8とで構成されており、少なくとも2箇所設けられている。
接地部材2bは、スチール製でできており、基台2aに溶接されている。基台2aには張り調整具固定棒6と倒壊防止補助固定棒7が挿入される開口部が形成されている。
張り調整具固定棒6は、スチール製で市販アンカーを利用している。張り調整金具4は市販のターンバックルを使用しており、接合は張り調整具固定棒6の丸い輪の部分に引っかけて接合されている。
倒壊防止補助固定棒7は、スチール製で市販アンカーを利用しており、支持装置2及び、取り付けた仮設電柱1の倒れ防止の補助の役割となっている。
支持装置2は、スチール製で非地中埋設部から側方に突出している部分の根元を溶接し接合している。また、補強板5は支持装置2が非地中埋設部から側方に突出している部分の破損を防ぐために溶接にて接合している。
1 仮設電柱
2 仮設電柱支持装置
2a 基台
2b 接地部
3 取付固定金具
3a 取付固定金具(2a基台に溶接済み)
3b 取付固定金具
4 張り調整金具(ターンバックル)
5 補強板
6 張り調整具固定棒
7 倒壊防止補助固定棒
8 固定金具取付ボルト
9 電源ボックス
10 電源線
11 引込電源線

Claims (4)

  1. 既設電柱からの引き出し電源線に接続して工事用電源として使用する電源線が設けられるとともに下端部が地中に埋設される仮設電柱が倒れるのを防止する仮設電柱の支持装置であり、仮設電柱の支持装置は、前記仮設電柱の外側面に当接される基台と、前記仮設電柱に前記支持装置を取付ける取付具と、前記仮設電柱の非地中埋設部から側方に突出して取り付けられて下面が地面と接する1本の接地部材とからなることを特徴とする仮設電柱の支持装置。
  2. 前記接地部材には、倒れ防止補助固定具が設けられている請求項1に記載の仮設電柱の支持装置。
  3. 仮設電柱と接地部材との間には張り調整手段が架設されている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の仮設電柱の支持装置。
  4. 前記張り調整手段は、前記仮設電柱に一端が支持された第1のステーと、前記接地部材に一端が支持された第2のステーと、前記第1のステーと前記第2のステーの自由端に螺合して前記第1のステーと前記第2のステーの長さを調整するターンバックルとからなる請求項3に記載の仮設電柱の支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102560390B1 (ko) * 2022-12-26 2023-07-27 주식회사 일레코 배전선로의 접지 시공 방법

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