JP3195767B2 - 稲倒れ防止方法 - Google Patents
稲倒れ防止方法Info
- Publication number
- JP3195767B2 JP3195767B2 JP31397197A JP31397197A JP3195767B2 JP 3195767 B2 JP3195767 B2 JP 3195767B2 JP 31397197 A JP31397197 A JP 31397197A JP 31397197 A JP31397197 A JP 31397197A JP 3195767 B2 JP3195767 B2 JP 3195767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- prevention frame
- falling prevention
- base block
- fall prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稲が台風や水害に
よって倒れ、収穫できなくなるのを防止する稲倒れ防止
方法に関する。
よって倒れ、収穫できなくなるのを防止する稲倒れ防止
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】稲作において、農家は、苗を植え、消毒
をし、水田の水を調節するなど、生育の段階に応じて手
間と暇をかけて稲を育てるのであるが、台風や水害によ
り、せっかく育ててきた稲が水田に倒れ、農家に多大な
被害を及ぼしている。従来は、これらは天災であるとい
うことで、農家はあきらめていた。
をし、水田の水を調節するなど、生育の段階に応じて手
間と暇をかけて稲を育てるのであるが、台風や水害によ
り、せっかく育ててきた稲が水田に倒れ、農家に多大な
被害を及ぼしている。従来は、これらは天災であるとい
うことで、農家はあきらめていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、稲の成長時
から収穫時期にいたるまでの間に台風や水害で稲が倒れ
ないようにして、被害を防止することを目的とする。
から収穫時期にいたるまでの間に台風や水害で稲が倒れ
ないようにして、被害を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の稲倒れ防止方法は、水をはる前の水田に、
固定穴を設けた土台ブロックを所定間隔で埋設し、田植
えが終了した段階で前記土台ブロックの固定穴に、上部
に滑りリングが設けられた支柱を立て、前記支柱に升目
状の稲倒れ防止枠の隅部に設けた輪を差し込み、前記輪
に吊りロープの基端を結び、吊りロープの他端は前記滑
りリングに通し、さらに畦道側の支柱のリングに通し、
稲倒れ防止枠の升目により稲を支持し、稲倒れ防止枠を
含み、稲全体を覆う状態に防虫用の網を被せ、稲が生育
した段階に応じて、吊りロープを引っ張って稲倒れ防止
枠の高さを調整することを特徴とする。
め、本発明の稲倒れ防止方法は、水をはる前の水田に、
固定穴を設けた土台ブロックを所定間隔で埋設し、田植
えが終了した段階で前記土台ブロックの固定穴に、上部
に滑りリングが設けられた支柱を立て、前記支柱に升目
状の稲倒れ防止枠の隅部に設けた輪を差し込み、前記輪
に吊りロープの基端を結び、吊りロープの他端は前記滑
りリングに通し、さらに畦道側の支柱のリングに通し、
稲倒れ防止枠の升目により稲を支持し、稲倒れ防止枠を
含み、稲全体を覆う状態に防虫用の網を被せ、稲が生育
した段階に応じて、吊りロープを引っ張って稲倒れ防止
枠の高さを調整することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、次の工程で稲作を行
う。 1.固定穴を設けた土台ブロックを水田に埋設する。 2.土台ブロックの固定穴には目印のために布などを結
わえた目印棒を立てておく。 3.水田を耕耘機で耕し、消毒する。 4.田植えをし、必要に応じて施肥を行う。 5.田植え後、土台ブロックの固定穴に支柱を立て、支
柱間に升目状の稲倒れ防止枠を取り付け、升目の中で稲
を支持する。 6.稲倒れ防止枠とともに、稲全体を防虫用の網で覆
う。 7.収穫時には、防虫用の網を外し、稲倒れ防止枠や支
柱を外して稲刈りを行う。
う。 1.固定穴を設けた土台ブロックを水田に埋設する。 2.土台ブロックの固定穴には目印のために布などを結
わえた目印棒を立てておく。 3.水田を耕耘機で耕し、消毒する。 4.田植えをし、必要に応じて施肥を行う。 5.田植え後、土台ブロックの固定穴に支柱を立て、支
柱間に升目状の稲倒れ防止枠を取り付け、升目の中で稲
を支持する。 6.稲倒れ防止枠とともに、稲全体を防虫用の網で覆
う。 7.収穫時には、防虫用の網を外し、稲倒れ防止枠や支
柱を外して稲刈りを行う。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1は本発明の土台ブロックを水田に埋設した
状態を示す断面図である。本発明においては、水をはる
前の水田に、固定穴1aを設けた土台ブロック1を所定
間隔で埋設しておく。埋設した土台ブロック1の位置を
後から見失わないように、固定穴1aには、麻布3など
を結わえた目印棒2を差し込んでおく。水田を耕耘機で
耕し、必要な消毒(殺虫剤、除草剤の散布)を行う。水
田に水をはり、田植えを行う。
明する。図1は本発明の土台ブロックを水田に埋設した
状態を示す断面図である。本発明においては、水をはる
前の水田に、固定穴1aを設けた土台ブロック1を所定
間隔で埋設しておく。埋設した土台ブロック1の位置を
後から見失わないように、固定穴1aには、麻布3など
を結わえた目印棒2を差し込んでおく。水田を耕耘機で
耕し、必要な消毒(殺虫剤、除草剤の散布)を行う。水
田に水をはり、田植えを行う。
【0007】田植え後、土台ブロック1から目印棒2を
抜き、図2に示すように、固定穴1aに支柱4を差し込
む。支柱4には、例えば、10cm平方の升目を有する
稲倒れ防止枠5の隅部に設けた輪5aを差し込む。支柱
4の上部には滑りリング4aが設けられており、稲倒れ
防止枠5の輪5aには吊りロープ6の基端を結び、吊り
ロープ6を滑りリング4aを通す。吊りロープ6の一方
は、畦道側の支柱の滑りリング4aを通してまとめる。
抜き、図2に示すように、固定穴1aに支柱4を差し込
む。支柱4には、例えば、10cm平方の升目を有する
稲倒れ防止枠5の隅部に設けた輪5aを差し込む。支柱
4の上部には滑りリング4aが設けられており、稲倒れ
防止枠5の輪5aには吊りロープ6の基端を結び、吊り
ロープ6を滑りリング4aを通す。吊りロープ6の一方
は、畦道側の支柱の滑りリング4aを通してまとめる。
【0008】その後、図3に示すように、稲倒れ防止枠
5を含み、稲全体を防虫用の網7で覆う。網のメッシュ
は、5mm程度とする。図3では、かまぼこ形の網とし
ており、この場合、半円状の開口部分も、幕状の網を設
ける。稲が生育した段階に応じて、吊りロープ6を引っ
張って稲倒れ防止枠5の高さを調整し、升目の中の稲の
幹部分を支持する。このようにして、台風や水害による
稲の倒れを稲倒れ防止枠5で防止し、害虫や鳥などは、
網7で防止する。稲の受粉は、網7の目を通して支障な
く行われる。収穫時には、防虫用の網7を外し、稲倒れ
防止枠5や支柱4を外して稲刈りを行う。
5を含み、稲全体を防虫用の網7で覆う。網のメッシュ
は、5mm程度とする。図3では、かまぼこ形の網とし
ており、この場合、半円状の開口部分も、幕状の網を設
ける。稲が生育した段階に応じて、吊りロープ6を引っ
張って稲倒れ防止枠5の高さを調整し、升目の中の稲の
幹部分を支持する。このようにして、台風や水害による
稲の倒れを稲倒れ防止枠5で防止し、害虫や鳥などは、
網7で防止する。稲の受粉は、網7の目を通して支障な
く行われる。収穫時には、防虫用の網7を外し、稲倒れ
防止枠5や支柱4を外して稲刈りを行う。
【0009】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば下記の
効果を奏する。 1.稲が台風や水害で倒れないので、被害を防止するこ
とができる。 2.防虫用の網を被せることで、害虫による被害を防止
することができる。
効果を奏する。 1.稲が台風や水害で倒れないので、被害を防止するこ
とができる。 2.防虫用の網を被せることで、害虫による被害を防止
することができる。
【図1】 本発明の土台ブロックを水田に埋設した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】 支柱に稲倒れ防止枠を取り付けた状態の斜視
図である。
図である。
【図3】 防虫用の網を被せた状態の斜視図である。
1 土台ブロック、1a 固定穴、2 目印棒、3 目
印布、4 支柱、4a滑りリング、5 稲倒れ防止枠、
5a 輪、6 吊りロープ、7 防虫用網
印布、4 支柱、4a滑りリング、5 稲倒れ防止枠、
5a 輪、6 吊りロープ、7 防虫用網
Claims (1)
- 【請求項1】 水をはる前の水田に、固定穴を設けた土
台ブロックを所定間隔で埋設し、田植えが終了した段階
で前記土台ブロックの固定穴に、上部に滑りリングが設
けられた支柱を立て、前記支柱に升目状の稲倒れ防止枠
の隅部に設けた輪を差し込み、前記輪に吊りロープの基
端を結び、前記吊りロープの他端は滑りリングに通し、
さらに畦道側の支柱のリングに通し、稲倒れ防止枠の升
目により稲を支持し、稲倒れ防止枠を含み、稲全体を覆
う状態に防虫用の網を被せ、稲が生育した段階に応じ
て、吊りロープを引っ張って稲倒れ防止枠の高さを調整
することを特徴とする稲倒れ防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31397197A JP3195767B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 稲倒れ防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31397197A JP3195767B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 稲倒れ防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11137094A JPH11137094A (ja) | 1999-05-25 |
JP3195767B2 true JP3195767B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=18047694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31397197A Expired - Fee Related JP3195767B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 稲倒れ防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195767B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100332371B1 (ko) * | 2000-03-22 | 2002-04-12 | 박준일 | 벼 쓰러짐 방지용 장치 |
KR20010008259A (ko) * | 2000-11-15 | 2001-02-05 | 남주희 | 전도벼 세움방법 및 장치 |
CN104170711A (zh) * | 2013-05-24 | 2014-12-03 | 黄守程 | 植物幼苗培养盒 |
CN103518612A (zh) * | 2013-10-15 | 2014-01-22 | 广西玉林宏江能源科技有限公司 | 一种水稻无土水培专用装置 |
CN108243881B (zh) * | 2018-03-13 | 2023-08-15 | 江西农业大学 | 一种再生稻双层链排齿爪式扶茬装置 |
CN108370979B (zh) * | 2018-04-11 | 2024-03-19 | 江西农业大学 | 一种再生稻同步施肥留茬扶正机及方法 |
CN109302916A (zh) * | 2018-11-04 | 2019-02-05 | 石城县康卉种植专业合作社 | 一种菊花种植防倒伏装置 |
CN112931097A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-06-11 | 安阳市农业科学院 | 一种小麦抗倒伏的种植方法 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31397197A patent/JP3195767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11137094A (ja) | 1999-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5752341A (en) | Radial garden | |
US11602103B2 (en) | Outward angled plant support system, method, and apparatus | |
JP3195767B2 (ja) | 稲倒れ防止方法 | |
CN104718968B (zh) | 掌叶覆盆子的人工栽培方法 | |
US6094861A (en) | Vegetable growing apparatus | |
KR101178837B1 (ko) | 잡초제거장치 | |
US6427630B1 (en) | Kit for the construction of a subterranean shelter for animals | |
US4610106A (en) | Garden space saver | |
JP3577292B2 (ja) | 山芋栽培器 | |
JP4441827B2 (ja) | 立体栽培用のシステム・タワー | |
CN110150009A (zh) | 一种综合防控沃柑果园橘小实蝇及木虱的方法 | |
KR102020672B1 (ko) | 고추냉해방지용 터널틀체 | |
CN109042007A (zh) | 一种罗汉果套种鱼藤的方法 | |
TWM558526U (zh) | 農作物種植改良裝置 | |
JP2520742Y2 (ja) | 緑地帯用金網 | |
KR200350492Y1 (ko) | 농작물 재배용 관 | |
JPS6239647Y2 (ja) | ||
JP2004065206A (ja) | 植物栽培用支柱 | |
JPH0449884Y2 (ja) | ||
JP2002223644A (ja) | つる性植物の栽培容器 | |
Loos et al. | Biological control of purple loosestrife | |
TW200387B (en) | Plantation process and apparatus for radicles | |
JPH0139180Y2 (ja) | ||
JP2000023569A (ja) | 吊り下げ式簡易栽培袋 | |
JP3330428B2 (ja) | イチゴの栽培方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |