JP3195577B2 - フィルタプレス用濾布 - Google Patents

フィルタプレス用濾布

Info

Publication number
JP3195577B2
JP3195577B2 JP30741097A JP30741097A JP3195577B2 JP 3195577 B2 JP3195577 B2 JP 3195577B2 JP 30741097 A JP30741097 A JP 30741097A JP 30741097 A JP30741097 A JP 30741097A JP 3195577 B2 JP3195577 B2 JP 3195577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter cloth
filter
sewn
cloth
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30741097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11137916A (ja
Inventor
精一 諏訪
Original Assignee
株式会社栗田機械製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社栗田機械製作所 filed Critical 株式会社栗田機械製作所
Priority to JP30741097A priority Critical patent/JP3195577B2/ja
Publication of JPH11137916A publication Critical patent/JPH11137916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3195577B2 publication Critical patent/JP3195577B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾布下端の袋部分
に濾布下端棒を差し込んで張るようにしたフィルタプレ
ス用濾布に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平09−108509号公報に記載
されたフィルタプレスの濾布は、濾布張り棒が、濾布下
端部において濾布長手方向に折り返されて濾布全幅がす
べて縫製され、かつ、その側端の上部は縫製せず、下部
は縫製することにより、折り返された部分の下部に袋状
の濾布張り棒収納部を形成し、上記側端の上部の縫製さ
れていない部分から濾布張り棒が差し込まれて、上記収
納部内に濾布張り棒を落とし込むようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、濾布張
り棒の落し込みにあたっては、上記収納部の大きさとそ
の上部に設けられた濾布張り棒落とし込み用開口の径と
は共に濾布の縫製時にすでに決まっているため、濾布張
り棒は径が使用中のものと同じか又はそれより小さいも
のしか容易に落とし込むことができないとともに、大き
な径の濾布張り棒と交換することもできないといった欠
点がある。また、上記収納部の大きさと開口の径とが濾
布張り棒の径に対して濾布張り棒を差し込むには小さ過
ぎると、落し込み作業に時間と手数がかかり面倒であ
る。また、濾布張り棒は径が小さくかつ軽すぎれば、濾
布張り棒を落し込んで通し易くても、濾布の重りとして
不十分であり、また、濾布の下部に張りをもたせるため
にも十分ではないため、濾布落とし込み棒を交換する場
合があるが、そのような場合でも交換がしにくい。ま
た、濾布差し込み棒を差し込むための開口を形成するた
めに縫製を行わない部分と、落とし込んだ濾布張り棒を
収納するために縫製された部分との両方に相当する長さ
を両側端に必要となるため、全体として、濾布の折り返
し部分は幅広になるといった欠点もある。従って、本発
明の目的は、上記問題を解決することにあって、濾布下
端部に濾布下端棒を容易に取り付けて張ることができ
て、使用中に濾布下端棒が抜け出さずまた使用後に簡単
に濾布下端棒を取り外しすることができ、大きさの異な
る濾布下端棒にも交換することができるとともに折り返
し幅も小さくすることができるフィルタプレス用濾布を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】上記目
的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、濾布下端部を濾布長手方向
に折り返した折り返し部の両側の全側端を、濾布本体の
対応する両側端に重ね合せて縫い合せることにより、濾
布下端に横長の濾布下端棒差し込み用筒部を形成すると
ともに、上記折り返し部の上記筒部の幅方向の端辺を、
該端辺の一部に濾布下端棒の出し入れを許容する不縫い
付け域を残してその他の部分を濾布本体に縫い合せて縫
い付け域を形成するとともに、上記縫い付け域は上記筒
部の中央部分に配置され、その両側に上記不縫い付け域
を配置するようにしたことを特徴とするフィルタプレス
用濾布を提供する。本発明の第2態様によれば、上記縫
い付け域と上記不縫い付け域とが交互に配置されて、任
意の上記不縫い付け域から上記濾布下端棒を出し入れ可
能な第1態様に記載のフィルタプレス用濾布を提供す
る。
【0005】上記構成によれば、濾布の濾布下端棒差し
込み用筒部は縫い付け域以外の部分に不縫い付け域を形
成して開口可能としているので、濾布下端棒を不縫い付
け域から上記筒部内にきわめて容易に差し入れることが
できる。このため、濾布に濾布下端棒を取り付ける作業
時間が短縮される。また、筒部から濾布下端棒を取り出
すときも、筒部内の濾布下端棒のいずれか一端を不縫い
付け域から取り出したのち、濾布下端棒を筒部から引き
抜けばよく、濾布下端棒の取り出しも容易に行える。よ
って、大きさの異なった濾布下端棒と取り替える場合に
も簡単に濾布下端棒を取り換えることができる。また、
濾布下端棒の重量も変えて濾布の張りを調節する場合に
も、重量の異なる濾布下端棒と簡単に取り換えることが
できる。また、濾布の折り返し部の両側の全側端を濾布
本体の対応する側端に縫い付ける縫製は、側端の全長の
半ばで縫製を中止することなく、続けて折り返し部の側
端の全長を縫製するので、縫製作業が簡単になる。ま
た、濾布の折り返し部の端辺のうち、濾布下端棒の出し
入れを許容する幅の不縫い付け域を除いて、縫い付けた
縫い付け域は、濾布の全幅に対して比較的短い幅でも十
分であるので、その縫製作業も簡単で容易である。ま
た、縫製作業が濾布全体として少なくなり、きわめて経
済的になる。また、折り返し幅も濾布下端棒を収納する
とともに出し入れするのに充分な大きさであればよく、
従来よりも小さくすることができる。また、上記縫い付
け域と上記不縫い付け域とが交互に配置するように構成
すれば、任意の上記不縫い付け域から上記濾布下端棒を
出し入れすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明にかか
る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明
の一実施形態にかかるフィルタプレス用濾布として、図
1〜5にはセンタフィード型フィルタプレスの濾板1に
掛ける濾布4を示している。上記濾布4は、濾布下端部
を濾布4の長さ方向に折り返した折り返し部の両側の全
側端4a,4aを、濾布本体の両側端に重ね合せて縫い
合せることにより、濾布下端に横長の濾布下端棒差し込
み用筒部の一例として機能するポケット4dを形成す
る。また、上記折り返し部のポケット4dの幅方向の端
辺を、該端辺の一部に濾布下端棒8の出し入れを許容す
る幅の不縫い付け域4b,4bを残してその中央部を濾
布本体に縫い合せて縫い付け域4cを形成することを特
徴としている。図3は、図1の濾布4の下部のー部を切
断して拡大した図である。濾布下端棒8を濾布4のポケ
ット4dに差し込むときは、図3に示すように、濾布下
端棒8の一端を上記ポケット4dの不縫い付け域4bの
広幅の開口に矢符で示すように差込み、そのまま濾布下
端棒8をポケット4dの袋状部内に押し込む。押し込ん
だ濾布下端棒8の手元端は、縫い止めされた側端4aの
内側に入れるように押し込む。この結果、濾布4は濾布
下端棒8の自重により幅方向に張られた状態となる。そ
の他、濾布4の構造及び濾板1に対する掛け外し方法は
公知のとおりである。また、濾板1のその側方に突出し
た4個の把手1e,…,1eのうちの上側の一対の把手
1e,1eがサイドビーム2,2上を摺動する公知のも
のである。
【0007】なお、濾布4の上端には従来と同様に濾布
全幅を縫い付けた上側袋部4hを形成し、この上側袋部
4h内に濾布吊り棒7を差し込んで濾布4を吊り支持す
るようにしている。なお、上記濾布4の原液孔4gは図
1では濾板1の濾過床の中央に対応する位置に形成して
いるが、これに限らず、濾板1の濾過床に対応する部分
のいずれの個所にあってもよい。また、濾布4の原液孔
4gは濾板1の額縁の中あるいは額縁の外側に対応する
位置に形成してもよい。また、上記濾布4は単式濾板に
もまた複式濾板にも掛けることができる。濾布4の生地
は特に問わない。なお、この実施形態では、原液孔4g
の周囲に円筒状の濾布部分を一体的に形成して、濾板1
の前後の濾布4,4を上記円筒状の濾布部分で一体的に
連結して構成する濾布を図示しているが、本発明はこの
ような構造の濾布に限られるものではなく、その他種々
の構造の濾布に適用することができる。濾布下端棒8は
ポリ塩化ビニル樹脂製の丸棒が多く使用されるが、ポリ
プロピレン樹脂又は鉄製の棒でもよい。
【0008】さらに、上記実施形態の濾布4における不
縫い付け域4bと縫い付け域4cとの関係の一例として
は、濾布の全幅の割合を100としたとき、左右の不縫
い付け域4b,4bがそれぞれ約38程度で、中間に位
置する縫い付け域4cが約24程度の幅の割合とする。
すなわち、不縫い付け域4bを濾布全幅の約4分の3と
広く取り、これを左右に2分している。この例では中間
に上記縫い付け域4cを設けているが、中間に限らず、
中間の両側に2分割して設けて、不縫い付け域4bを3
カ所設けるようにしてもよい。例えば、本発明の他の実
施形態として図6(A),(B)に示すように、上記縫
い付け域4cと上記不縫い付け域4bとが交互に配置す
るように構成すれば、任意の上記不縫い付け域4bから
上記濾布下端棒8を出し入れすることができる。大型の
濾板に掛ける濾布であれば、不縫い付け域4bと縫い付
け域4cとの長さおよびその配置は、図例のものに限ら
ず、それぞれの域の長さおよび配置は適宜のものを採用
することができる。
【0009】上記実施形態によれば、濾布4のポケット
4dは縫い付け域4cの両側に不縫い付け域4b,4b
を形成して大きく開口可能としているので、濾布下端棒
8をいずれか一方の不縫い付け域4bからポケット4d
内にきわめて容易に差し入れることができる。このた
め、濾布4に濾布下端棒8を取り付ける作業時間が短縮
される。また、ポケット4dから濾布下端棒8を取り出
すときも、ポケット4d内の濾布下端棒8のいずれか一
端をいずれか一方の不縫い付け域4bから取り出したの
ち、濾布下端棒8をポケット4dから引き抜けばよく、
濾布下端棒8の取り出しも容易に行える。よって、大き
さの異なった濾布下端棒8と取り替える場合にも簡単に
濾布下端棒8を取り換えることができる。また、濾布下
端棒8の重量も変えて濾布4の張りを調節する場合に
も、重量の異なる濾布下端棒8と簡単に取り換えること
ができる。また、濾布4の折り返し部の両側の全側端4
a,4aを濾布本体の側端に縫い付ける縫製は、側端の
全長の半ばで縫製を中止することなく、続けて側端の全
長を縫製するので、縫製作業が簡単になる。また、濾布
4の折り返し部の端辺のうち、濾布下端棒8の出し入れ
を許容する幅の不縫い付け域4bを除いて、縫い付けた
縫い付け域4cは、濾布4の全幅に対して比較的短い幅
でも十分であるので、その縫製作業も簡単で容易であ
る。また、縫製作業が濾布全体として少なくなり、きわ
めて経済的になる。また、ポケット4dを構成する濾布
4の折り返し幅も濾布下端棒8を収納するとともに出し
入れするのに充分な大きさであればよく、従来よりも小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるフィルタプレス
用濾布であるセンタフィード型フィルタプレスの濾布の
正面図である。
【図2】 図1の濾布の中央縦断面図である。
【図3】 図1の濾布の下部のー部を切断して拡大した
図である。
【図4】 図3の濾布の側面図である。
【図5】 図1の濾布をセンタフィード型フィルタプレ
スの濾板に掛けた正面図である。
【図6】 (A),(B)はそれぞれ本発明の他の実施
形態にかかるフィルタプレス用濾布であるセンタフィー
ド型フィルタプレスの濾布の正面図及び側面図である。
【符号の説明】
1…濾板、1e…把手、2…サイドビーム、4…濾布、
4a…側端、4b…不縫い付け域、4c…縫い付け域、
4d…ポケット、4g…原液孔、4h…上側袋部、7…
濾布吊り棒、8…濾布下端棒。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾布下端部を濾布長手方向に折り返した
    折り返し部の両側の全側端(4a)を、濾布本体の対応
    する両側端に重ね合せて縫い合せることにより、濾布下
    端に横長の濾布下端棒差し込み用筒部(4d)を形成す
    るとともに、上記折り返し部の上記筒部(4d)の幅方
    向の端辺を、該端辺の一部に濾布下端棒(8)の出し入
    れを許容する不縫い付け域(4b)を残してその他の部
    分を濾布本体に縫い合せて縫い付け域(4c)を形成す
    るとともに、上記縫い付け域は上記筒部の中央部分に配
    置され、その両側に上記不縫い付け域を配置するように
    したことを特徴とするフィルタプレス用濾布。
  2. 【請求項2】 上記縫い付け域と上記不縫い付け域とが
    交互に配置されて、任意の上記不縫い付け域から上記濾
    布下端棒を出し入れ可能な請求項1に記載のフィルタプ
    レス用濾布。
JP30741097A 1997-11-10 1997-11-10 フィルタプレス用濾布 Expired - Fee Related JP3195577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30741097A JP3195577B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 フィルタプレス用濾布

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30741097A JP3195577B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 フィルタプレス用濾布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11137916A JPH11137916A (ja) 1999-05-25
JP3195577B2 true JP3195577B2 (ja) 2001-08-06

Family

ID=17968729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30741097A Expired - Fee Related JP3195577B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 フィルタプレス用濾布

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3195577B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5190474B2 (ja) * 2003-11-19 2013-04-24 株式会社アクトリー 汚泥の脱水乾燥装置
FI20135500A (fi) * 2013-05-13 2014-11-14 Metso Fabrics Oy Suodatinelementti, menetelmä sen valmistamiseksi ja käyttö
CN115155123B (zh) * 2022-07-14 2024-04-16 景津装备股份有限公司 一种角进料防腐板滤布的固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11137916A (ja) 1999-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2865145C (en) Laundry hampers and sorters with accessible front loading regions
US3229741A (en) Extensible shopping bag
US2170841A (en) Interchangeable utility bag
JP3195577B2 (ja) フィルタプレス用濾布
US4065140A (en) Ski seat
DE556310C (de) Staubbeutel
US2959247A (en) Filter bag
US4365658A (en) Woven cloth basket
JP3737267B2 (ja) フィルタプレス用濾布
US1044492A (en) Attachment for sewing-machines.
JPH11319419A (ja) フィルタープレス用濾布
US6112963A (en) Apparatus for carrying and storing sleeping bags and other related articles
JPH11319422A (ja) フィルタープレス用濾布
JPH071033Y2 (ja) カーテン
US2996116A (en) Drapery pleat forming device
JP2000126516A (ja) フィルタプレス用濾布
JP2507853B2 (ja) 立体キルト式ふとんの製造方法
KR102629246B1 (ko) 화훼용 공구 가방
JPH07309353A (ja) 取っ手付きコンバイン袋
JPH11319418A (ja) フィルタープレス用濾布
JP3023619U (ja) 洗濯用ネット
JPS6021026Y2 (ja) 洗濯袋
JP3013579U (ja) 旅行用スリッパ
JPH04289U (ja)
JP3046401U (ja) 網 袋

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees