JP3195441U - 熱収縮チューブを装着したコネクタの接点部品 - Google Patents

Abstract

【課題】変形による接点圧の低下を抑制して接点接触抵抗の増加を抑えることができる自動車等のコネクタ接点部品を提供する。【解決手段】接点部品移動防止ロック用の窓１０を加工した熱収縮チューブを金属の接点部品に被せて、熱収縮チューブを装着した接点部品３とする。これにより振動による接点圧の変化を抑制できる。【選択図】図３

Description

本考案は、振動により自動車等に用いるコネクタの接点部品の接点の接触抵抗が増加するのを抑えるための接点部品に関するものである。

図２は従来の接点部品であり、金属の接点部品のみで構成されている。

しかしながら、時々振動により接点圧が低下して接点の接触抵抗が増加する欠点があった。

本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、接点部品変形による接点圧の低下を抑制して接点接触抵抗の増加を抑えるようにした。

上記目的を達成するために、熱収縮チューブを接点部品のメス部に被せ、熱を外部から加えることにより、熱収縮チューブ装着の接点部品とした。

上述のように、本考案にあっては、次に挙げる効果が得られる。
振動による接点圧の低下が抑えられ、接点の接触抵抗の増加現象が減少して、「なんとなく調子が悪い」と言った不具合が減り製品の品質向上が図られる。

接点部品移動防止のロック機能が使えるよう窓部分を加工した熱収縮チューブの斜視図である。 従来の金属のみの接点部品（メス部）の斜視図である。 熱収縮チューブを被せた接点部品（メス部）の斜視図である。 熱収縮チューブを被せた接点部品（メス部）を配線ケーブルへ接続した斜視図である。 接点部品を実装するコネクタ内部の図である。

図１、図３に示すように熱収縮チューブに接点部品移動防止のロック機能が使えるよう窓口部分を加工して、それを金属の接点部分に被せ、外部から熱を加えて密着させ熱収縮チューブを装着した接点部品となる。それをケーブルに接続した図が図４である。

本考案の実施の形態を図１〜図５を用いて説明する。
先ずは、従来の接続部品２について説明する。図２は従来の接点部品であり、接点部品２は、実装するコネクタに組み込んで使用される。コネクタ５には、接点部品２をロックするためのロック片６を有し、接点部品には、ロック片が挟み込まれるように矩形状の窓９を有し、コネクタ５として利用される。
図１は、本考案に用いる熱収縮チューブ１であり、従来の接点部品２に示す窓９と同サイズの窓８をを設けた構造である。
図３は、本考案の接点部品３を示した図であり、図３に示すように接点部品は、熱収縮チューブ１に設けた窓８と接点部品２の窓９の位置を合わせて収縮された構造である。
図４は、本考案の接点部品３を用いて配線ケーブル４として構成した図である。
図５は、配線ケーブル４の接点部品を収容するコネクタの図であり、図５に示すように、コネクタのロック片６は接点部品３の窓１０を固定して使用される。

本考案の実施例は、上述の如き構成からなり、最適な熱収縮チューブの部材を選定し、熱収縮チューブを接点部品に被せたことにより、コネクタの接点部品を収容するハウジングの大きさを若干拡げる必要がある。

自動車、電気製品、飛行機、船舶その他電子回路を有する機器のコネクタ接点部品のメス部に利用できる。

１：接点部品移動防止ロック用に窓を加工した熱収縮チューブ
２：金属の従来の接点部品
３：熱収縮チューブを装着した接点部品
４：配線ケーブルに接続された熱収縮チューブを装着した接点部品
５：熱収縮チューブを装着した接点部品を実装するコネクタ内部
６：接点部品移動防止のロック箇所
７：コネクタの接点部品のハウジング箇所
８：加工した熱収縮チューブの接点部品移動防止ロック用の窓
９：従来の接点部品の接点部品移動防止ロック用の窓
１０：熱収縮チューブ装着接点部品の接点部品移動防止ロック用の窓

Claims (2)

1. コネクタ接点部品のメス部に用いる接点部品において、熱収縮チューブを接点部品に被せたことを特徴とした熱収縮チューブ装着の接点部品である。
2. コネクタ接点部品のメス部に用いる接点部品において、前記コネクタ部品の接点部品移動ロック用のロック片がロック可能とした窓を設けた熱収縮チューブを接点部品に被せたことを特徴とした熱収縮チューブ装着の接点部品である。

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