JP3195435B2 - 平版印刷用刷版 - Google Patents

平版印刷用刷版

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JP3195435B2
JP3195435B2 JP24436492A JP24436492A JP3195435B2 JP 3195435 B2 JP3195435 B2 JP 3195435B2 JP 24436492 A JP24436492 A JP 24436492A JP 24436492 A JP24436492 A JP 24436492A JP 3195435 B2 JP3195435 B2 JP 3195435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿し水を必要としない
平版印刷用刷版に関するものであると同時に、特に被印
刷体に直接印刷するのに適した平版印刷用刷版に関する
もである。
【0002】
【従来の技術】平版印刷においては、凸版または凹版の
ように版面に明瞭な凹凸が無く、外見上、同じ平面上に
画線部と非画線部が形成され、非画線部を親水性、画線
部を親油性とし、印刷にあったては版面に水を転移させ
て水を非画線部に付着させ、次いでインキを転移させる
ことにより、インキを親油性の画線部のみ付着させ、更
にこれを被印刷体に転移させることにより行われる。
【0003】しかし、この平版印刷法においては、例え
ば湿し水がインキローラに転移してインキの乳化を惹起
し、地汚れの原因となったり、また湿し水が被印刷体に
転移することにより被印刷物の寸法変化の原因ともな
り、特に多色印刷においては印刷画像が不鮮明となり、
また湿し水とインキのバランスをとるのが困難であり、
これにより色調にばらつきが生じる等の問題がある。
【0004】そのため、特公昭54−26923号公報
には支持体上に感光性樹脂層、熱硬化性シリコーンゴム
層を順次積層した平版印刷用刷版が開示されているが、
この平版印刷用刷版刷版には感光層とポジフィルムとの
間に非感光性の熱硬化性シリコーンゴムが介在するため
に、ポジ又はネガフィルムのパターンが正確に再現され
ない。更に、現像時におけるシリコーンゴム層の剥離が
感光層の溶剤溶解性の変化を利用して行われるために、
剥離後のシリコーンゴム層によって形成される画像はそ
のエッジ部分の切れが悪く、画像がシャープなものにな
らないという欠点がある。
【0005】また、最近湿し水を必要としない直刷り用
平版印刷用刷版の開発がなされており、例えば特公昭5
1−9323号公報には、支持体上にブタジエンゴム等
の弾性層を介して感光層である印画層を設けたものが開
示されているが、これらのゴムに含有される可塑剤が感
光性に影響を与え、経時安定性に劣るという問題があ
る。
【0006】本発明者らは、先にプライマー処理された
支持体に光硬化性オルガノポリシロキサン重合体被膜層
を設けた平版印刷用刷版を開発したが(特公昭52−5
884号公報)、プライマー処理により積層した光硬化
性オルガノポリシロキサン重合体被膜層は被膜強度、耐
刷性、経時安定性、現像性に一定の課題を有することが
判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
平版印刷用刷版の改良を目的とするもので、現像性が良
好で、経時安定性に優れ、さらにインキ反発性が高く、
耐刷力に優れた平版印刷用刷版を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の平版印刷用刷版
は、支持体表面を画線部とし、該支持体上にパターン形
状の非画線部が積層された平版印刷用刷版であって、該
非画線部層が下記一般組成式(1)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R1 は水素原子、フェニル基又は
ハロゲン化フェニル基、R2 は水素原子又はメチル基、
3 は炭素数1〜3の二価炭化水素基、R4 は炭素数6
〜15の二価炭化水素基、R5 は−(CH2 3 −又は
−(CH2 3 O(CH2 2−、R6 はメチル基又は
トリフルオロプロピル基、mは1〜20の整数、nは4
0〜500の整数である。)で示され、シロキサン単位
(Z)の重量分率が85%以上の光硬化性オルガノポリ
シロキサン重合体層であることを特徴とする。
【0011】また、本発明の平版印刷用刷版は、支持体
表面を画線部とし、該支持体上にパターン形状の非画線
部が積層された平版印刷用刷版であって、該非画線部層
が光硬化性樹脂層及び上記一般組成式(1)で示され、
シロキサン単位(Z)の重量分率が85%以上の光硬化
性オルガノポリシロキサン重合体層を順次、支持体上に
積層したものであることを特徴とする。
【0012】また、本発明の平版印刷用刷版は、支持体
上に光硬化性樹脂からなる画線部層が設けられ、該画線
部層上に上記一般組成式(1)で示され、シロキサン単
位(Z)の重量分率が85%以上の光硬化性オルガノポ
リシロキサン重合体からなる非画線部がパターン形状に
積層されたことを特徴とする。
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。図
1、図2、図3は本発明の平版印刷用刷版の断面図であ
り、図中1は光硬化性シリコーン層、2は光硬化性樹脂
層、3は支持体層を示す。
【0014】図1〜図3における光硬化性シリコーン層
1は、上記一般組成式(1)で示される光硬化性オルガ
ノポリシロキサン重合体からなり、組成式における構成
単位(Z)は、光硬化後の被膜にインキに対する反発性
を与える因子である。nは、40〜500であり、nが
40未満ではインキ反発性が不足し、500を越えると
硬化被膜の強度が不足する。
【0015】また、構成単位(A)は、光硬化性被膜層
に光重合の感度を与える因子であり、光重合の効率から
その割合は多い方が望ましいが、多すぎるとインキ反発
性を損ねる。具体的な構造としては下記のものがあげら
れる。
【0016】
【化5】
【0017】更に、構成単位(U)は、構成単位(A)
と(Z)、または(Z)同士を接合し、被膜に強度を与
える因子であり、その割合は多い方が望ましいが、多す
ぎるとインキの反発性を損なう。ここで構成単位(U)
におけるR4 としては、下記のものがあげられる。
【0018】
【化6】
【0019】光硬化性シリコーン層を、感度、解像性、
インキ反発性、耐刷性に優れたものとするためには、各
構成単位の機能を考慮してその組成比を適宜設定すると
よいが、シロキサン単位(Z)はその重量分率が85重
量%以上であるものが好ましく、85重量%未満である
とインキ反発性が低下する。また、構成単位(A)/構
成単位(U)〔重量比〕は2/2〜2/21、m=1〜
20とするとよい。
【0020】以下、光硬化性シリコーンの具体例を記載
するが、本発明の光硬化性シリコーンはこれに何ら限定
されるもののではない
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】これらの光硬化シリコーンはメチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
剤、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩
素化炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤、エステル系溶
剤、エーテル系溶剤に溶解して被膜形成される。
【0024】なお、光硬化性シリコーン被膜層には光重
合速度を早めることを目的として、通常の増感剤を添加
すると良く、例えば、p−オキシジフェノール、p−ニ
トロアニリン、ピクラミド、2,6−ジクロロ−4−ニ
トロアニリン、2,4−ジニトロフェノール等のアミノ
系、ニトロ系、又はフェノール系増感剤、ベンズアルデ
ヒド、アセトフェノン、p,p−ジアミノベンゾフェノ
ン、N,N′,−テトラメチル−4,4′−ジメチルア
ミノベンゾフェノン(ミヒラ−ケトン)等のケトン系化
合物、ベンゾキノン、1,2−ナフトキノン等のキノン
系化合物、3−メチル−1、3−ジアゾ−1,9−ベン
ズアスロン等のアントロン系化合物、マラカイトグリー
ン、メチレンブルー、クロムグリーン、ローダミンブル
ー、アゾグリーン等の染料、2,4,6−トリフェニル
ピリリウパークロレート、2,4,6−トリフェニルチ
アピリリウムパークロレート、2,4,6−トリフェニ
ルチアピリリウムフルボレート等のピリリウム塩類等が
挙げられる。その添加割合は光硬化性シリコーンに対し
て0.01重量%〜20重量%とするとよい。
【0025】また、光硬化性シリコーンの熱重合を防止
することを目的として、熱重合防止剤、例えばハイドロ
キノン誘導体、フェノール誘導体、ニトロ置換ベンゼン
第3級アミン、フェノチアジン誘導体を光硬化性シリコ
ーンに対して約0.05重量%程度添加してもよい。
【0026】また、充填剤としてコロイダルシリカ、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄等の微細粉
末、ポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリウレタン、分子量数千のポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビ
ニルポリマー、硬化前のレゾールフェノール系、尿素
系、メラニン系、エポキシ系、不飽和ポリエステル系樹
脂等を、光硬化性シリコーンに対して約0.05重量%
程度添加してもよい。
【0027】この光硬化性シリコーン層は、その膜厚は
1〜10μmになるように塗布、乾燥するとよい。膜厚
が1μmより薄いと耐刷性の点で不利となり、また、1
0μmを越えるとエッチング性が悪化し、また微小画線
部(ハイライト部)へのインキの入りが悪くなる。
【0028】次に、光硬化性樹脂層2について説明す
る。図2に示される態様では、支持体3が画線部とされ
る場合であり、この場合には、光硬化性樹脂層2は光硬
化性シリコーン層1と共に露光、現像処理され、光硬化
性シリコーンからなる非画線部と画線部である支持体を
接合する層とされる。
【0029】また、図3に示す態様では、支持体3上に
まず光硬化性樹脂層2が積層された後、光硬化され、次
いで光硬化された光硬化性樹脂層上に光硬化性シリコー
ン層が積層され、光硬化性シリコーン層1が露光、現像
処理されるもので、光硬化した光硬化性樹脂層2は画線
部とされ、光硬化性シリコーン層1が非画線部とされる
ものである。
【0030】光硬化性樹脂層は、支持体及び光硬化性シ
リコーン層との接着性に優れるものである。光硬化性樹
脂中の官能基の種類、量により、光硬化性シリコーンと
の濡れや付着エネルギーあるいは親和性といった、界面
化学的性質を変化させる。さらに、光硬化性シリコーン
層と光硬化性樹脂との界面では、互いの分子鎖が近接も
しくは相互侵入しており、光硬化性シリコーンは光重合
する際に、光硬化性樹脂中の残存官能基を巻き込んで、
重合或いは分子鎖を絡め込んで重合するため、界面での
官能基の条件が接着性を変える。
【0031】光硬化性物質としては、エチレン性不飽和
モノマー、例えば、エチレングリコール−ジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコール−ジ(メタ)アク
リレート、ヒドロキシエチル−(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル−(メタ)アクリレート、グリシジ
ル−(メタ)アクリレート、1−クロロ−2−ヒドロキ
シエチル−(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレー
ト等のアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル類、
メチレンビスアクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、メトキシメチルアクリルアミド等のアクリルア
ミド誘導体、トリアリルシアヌレート等のアリルアルコ
ールのエステル類、その他スチレン誘導体、桂皮酸誘導
体等が挙げられる。また光硬化性のジアゾ樹脂、例えば
パラジアゾフェニルアミン、パラジアゾモノエチルアニ
リン、パラジアゾモノベンジルエチルアニリン等のジア
ゾ系アミンとホルムアルデヒドとの縮合物や光硬化性ア
ジド樹脂、例えばポリビニルアルコールのアジド安息香
酸エステル、スチレン−無水マレイン酸共重合体芳香族
アジド系アルコール、例えばβ−(4−アジトフェノキ
シン)エタノール等のエステルが挙げられる。
【0032】光硬化性物質は、溶剤として、例えば芳香
族炭化水素溶剤、ハロゲン化炭化水素溶剤、アルコール
系溶剤、エステル系溶剤に溶解、或いは溶剤で希釈しな
いで支持体上に塗布、乾燥し、光硬化性樹脂層として積
層される。なお光硬化性樹脂層の接着強度を高めるため
に、適宣プライマー層を介して支持体上に設けても良
い。光硬化性樹脂層には、上記光硬化性シリコーン層に
添加したと同様の光増感剤、熱重合防止剤、充填剤を光
硬化性シリコーン層同様の割合で添加してもよい。
【0033】光硬化性樹脂層は、膜厚が0.5μm以上
になるように塗布、乾燥するとよい。特に、直刷り印刷
の場合には、光硬化性樹脂層の膜厚が薄いと所望の弾性
効果が得られない。
【0034】更に、硬化後の光硬化性樹脂層の弾性率に
より、図2に示す平版印刷用刷版にあっては光硬化性シ
リコーン層との接着性が影響され、図3に示す平版印刷
用刷版にあっては、インキの付着性及び光硬化性シリコ
ーン層との接着性が影響される。
【0035】その詳細は不明であるが、光硬化後の光硬
化性樹脂層を、そのヤング弾性率が1.0×107
5.0×109 dyne/cm2のものとすると、光硬化性シリ
コーン層との接着性がよくなるとが見いだされた。又、
光硬化後の光硬化性樹脂層のヤング弾性率が、1.0×
107 以上、好ましくは1.0×108 以上のものとす
ると、光硬化性樹脂層へのインキの付着性がよいことが
見出された。そのヤング弾性率が1.0×107 dyne/c
m2未満であると、インキ付着性が劣る。特に直刷り印刷
の際は版の弾性率と膜厚が弾性効果を左右し、膜厚は1
00μm以上、弾性率は1.0×109 dyne/cm2以下が
望ましい。
【0036】このようなヤング弾性率を有する光硬化性
樹脂層を形成するには、光硬化性物質を適宜選択し、又
は数種の光硬化性物質を適宜割合で混合させることによ
り容易に調整することができる。また、光重合性を阻害
しない範囲で可塑剤的にふるまう物質を添加してもよ
い。
【0037】尚、本発明において使用するヤング弾性率
は、東洋ボールドウィン (株)製の振動式粘弾性測定装
置(レオバイブロン)により測定(測定温度30℃、測
定周波数110Hzにおける貯蔵弾性率を測定)したも
のである。
【0038】尚、図2、図3に示す平版印刷用刷版にお
いて、光硬化性樹脂層2を少なくとも2層構成とし、そ
の光硬化性オルガノポリシロキサン重合体層積層側を、
高弾性の光硬化性樹脂層とし、他の層を低弾性の光硬化
性樹脂層とすると、高弾性の樹脂層がインキ付着性を、
また低弾性の光硬化性樹脂層が柔軟性をとその機能を分
離でき、材料設計上有利である。
【0039】次に、支持体3としては、平版印刷用刷版
として使用される公知のものを使用することができ、例
えば銅板、アルミニウム板、ステンレス板、またはニッ
ケルメッキした銅板又は鉄板、クロムメッキ鉄板等の金
属板、各種のプラスティック板とすることができる。図
1、図2に示される平版印刷用刷版における支持体とし
ては、親インキ性を有することが必要であり、上述の支
持体の中でも特に、アルミニウム板、ステンレス板、ク
ロムメッキ鉄板、プラスチック板等が使用される。支持
体の厚さとしては、支持性があり伸縮しなければ特に制
限はないが、直刷用平版印刷用刷版としては、0.05
mm〜3mmのものが好ましい。
【0040】次に、本発明の平版印刷用刷版の作製方法
について記載する。まず、図1に示す平版印刷用刷版を
作製するにあたっては、支持体表面をプライマー処理
し、光硬化性シリコーン層の接着性を持たすとよい。プ
ライマーとしては、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤等及びこれらの混合物を使用することができ
る。支持体表面をプライマー処理後、光硬化性シリコー
ン溶液を塗布、乾燥させて光硬化性シリコーン層を形成
し、原版を作製する。
【0041】次いで、この原版にネガ又はポジフィルム
を真空又は減圧密着させ、露光光源としてキセノンラン
プ、低圧、中圧、又は高圧の水銀灯の如き紫外部の波長
の多い光源を使用して像露光を行う。
【0042】像露光後、保護膜を取り除き、現像液、例
えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶
剤、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩
素化炭化水素、シクロヘキサン、イソプロピルアルコー
ル等のアルコール類、エチレングリコールモノメチルエ
ーテルの酢酸エステル等のエーテル、エステル類等を1
種または組み合わせたものを使用して現像を行う。
【0043】露光部の光硬化性シリコーン層は重合によ
り現像液に不溶化し、また未露光部では容易に光硬化性
シリコーン層が溶出、除去され、画線部である支持体表
面が露出され、平版印刷用刷版とすることができる。
【0044】次に、図2に示す平版印刷用刷版は、支持
体3上に光硬化性物質溶液を塗布した後、乾燥させ、ま
ず、光硬化性樹脂層を有するシートを作製する。
【0045】一方、別に、例えばポリエチレンテレフタ
レートフィルム(以下、PETフィルムといい、像露光
時の保護膜として機能する一時的な支持体である)上に
光硬化性シリコーン溶液を塗布、乾燥させて光硬化性シ
リコーン層を有するフィルムを作製し、このフイルムを
光硬化性樹脂層を有するシート上に加圧ドライラミネー
トし、原版を作製する。
【0046】また、上述の原版は、光硬化性樹脂層上に
直接光硬化性シリコーン溶液を塗布、乾燥させて光硬化
性シリコーン層を形成した後、PETフィルムを被覆し
て作製してもよい。
【0047】次いで、図1に示す平版印刷用刷版の作製
方法と同様に像露光した後、現像し、光硬化性樹脂層、
光硬化性シリコーン層を共にパターンニングして、光硬
化性樹脂層上に光硬化性シリコーン層が積層された非画
線部を形成し、露出した支持体表面を画線部とする平版
印刷用刷版が作製される。
【0048】図3に示す平版印刷用刷版は、支持体3上
に光硬化性物質溶液を塗布した後、活性光線を照射し、
光硬化性樹脂層を硬化させ、まず、光硬化性樹脂層を有
するシートを作製する。
【0049】一方、別にPETフィルム上に光硬化性シ
リコーン溶液を塗布、乾燥させて光硬化性シリコーン層
を有するフィルムを作製し、このフイルムを光硬化性樹
脂層を有するシート上に加圧ドライラミネートし、原版
を作製する。
【0050】なお、上述の原版は、光硬化した光硬化性
樹脂層上に、直接光硬化性シリコーン溶液を塗布、乾燥
させて光硬化性シリコーン層を形成した後、PETフィ
ルムを被覆して作製してもよい。
【0051】次に、この原版に図1に示す平版印刷用刷
版の作製方法と同様に像露光、現像を行い、露光部の光
硬化性シリコーン層は重合により現像液に不溶化し、
又、未露光部では容易に光硬化性シリコーン層が溶出、
除去され、画線部である光硬化性樹脂層面が露出され、
平版印刷用刷版とすることができる。
【0052】上記のそれぞれの平版印刷用刷版におい
て、光硬化性樹脂溶液及び光硬化性シリコーン溶液の塗
布方法としては、回転塗布、コーティングロッド、刷毛
塗り、スプレー塗布法等を使用できる。
【0053】
【作用】本発明の平版印刷用刷版は、第1に、光硬化性
シリコーン層における重合体構造中にウレタン結合基を
導入したので、皮膜の強靭性が増し、耐刷力を高めるこ
とができる。
【0054】第2には、像露光部における光硬化性シリ
コーン層は光硬化する際に非常に強固に光硬化性樹脂層
と接合される。即ち、光硬化性シリコーン層中のウレタ
ン結合基は、光硬化性樹脂との付着エネルギーを高める
ものと考えられ、光硬化性樹脂中の官能基の種類、量を
光硬化性シリコーンとの濡れや付着エネルギーの高いも
のを使用することにより、さらによく親和する。
【0055】また、光硬化性シリコーン層と光硬化性樹
脂との界面では、互いの分子鎖が近接もしくは相互侵入
しており、光硬化性シリコーンが光重合する際に、光硬
化性樹脂中の残存官能基を巻き込んで重合あるいは分子
鎖を絡め込んで重合するため、非常に強力に接着するの
で、耐刷力が高いものと考えられる。
【0056】第3には、本発明の平版印刷用刷版におい
ては、接着剤等を使用していないので、露光部において
は、光硬化性シリコーン層と光硬化性樹脂層とは強力に
接合するが、未露光部では、現像に際して未露光部を剥
ぎとる等の剥離操作が不要であり、現像性が良く、未露
光部のかぶりが少ない他、エッジ切れがよい。
【0057】第4には、光硬化性シリコーン層が光硬化
性樹脂層上に積層されているために、硬化反応を阻害す
る物質や、暗反応を促進する物質を含まず、経時安定性
にすぐれる。
【0058】第5には、光硬化性樹脂層を任意の厚み及
び弾性率を有し、弾性に富むものとすることにより、直
刷り用として適した平版印刷用刷版とすることができ、
また、本発明の平版印刷用刷版は、ブタジエンゴム層等
を不用とするので、ゴム層に含有される可塑剤等の感光
性に有害な物質の影響を避けることができ、経時安定に
優れたものとすることができる。
【0059】以下、実施例により、本発明を詳細に説明
する。なお、実施例中「部」は重量部を示す。
【0060】
【実施例】
(光硬化性シリコーンの合成)攪拌装置、冷却器、温度
計付きのガラス製1リットルのフラスコに2−ヒドロキ
シエチルアクリレート23.2g(0.2モル)、イソ
ホロンジイソシアネート44.4g(0.2モル)、下
記式で示される両末端に水酸基を有するジメチルポリシ
ロキサン773.8g(0.1モル)
【0061】
【化7】
【0062】およびジブチル錫ジラウレート0.4gを
入れ、窒素気流下、60℃で加熱攪拌を行った。
【0063】3時間後反応物のIRスペクトルを調べた
ところ、2260cm-1付近のNCO基に由来する吸収
が消失していたため反応を終了した。得られた淡黄色透
明な粘稠液体をサンプル−Eとした。
【0064】次に、2−ヒドロキシエチルアクリート、
イソホロソジイソシアート及び両末端に水酸基を有する
ジメチルポリシロキサンのモル比および/又は重合度を
変えて、同様な操作を行い、下記に示すサンプル−A〜
D及びサンプル−Fを合成した。
【0065】更に、比較用シリコーンとしてアクリル酸
クロライドと上記の両末端に水酸基を有するジメチルポ
リシロキサンとの脱塩酸反応によりウレタン結合を含ま
ない光硬化性シリコーン(サンプル−G)を合成した。
【0066】
【表3】
【0067】
【化8】
【0068】(実施例1)厚さ0.3mmのアルミニウ
ム板にプライマーとしてシランカップリング剤KBM−
903(信越化学製)の0.5重量%イソプロピルアル
コール溶液をスピンコータにより塗布し、80℃で10
分間加熱後、一昼夜放置した。
【0069】一方、膜厚12μmのPETフィルムに、
上記で合成した光硬化性シリコーンサンプル−Eの10
重量%メチルエチルケトン溶液を、塗工機により塗布
し、乾燥後の厚さが2μmの光硬化性シリコーン層を積
層した。
【0070】次いで、前記プライマー処理アルミニウム
面に、光硬化シリコーン層面から加圧ドライラミネート
し、原版を作製した。
【0071】原版の光硬化性シリコーン層面に写真原版
を密着させた後露光し、PETフィルムを剥離し、現像
液(イソプロピルアルコール:酢酸エチレングリコール
モノメチルエーテル1:9混合液)により、末露光部の
光硬化性シリコーン樹脂を洗い流したところ、プライマ
ー処理したアルミニウム面が露出し、平版印刷用刷版が
得られた。
【0072】得られた平版印刷用刷版は、現像による光
硬化性シリコーンの欠落はなく、200ライン/インチ
のスクリーン線数で網分解したパターン面積率3%〜9
8%が再現されており、細線は4μmの幅が再現されて
いた。
【0073】(比較例1)実施例1において、光硬化性
シリコーン樹脂を光硬化性シリコーンサンプル−Gにし
た以外は同様にして平版印刷用刷版を作製し、実施例1
同様に刷版、印刷したところ、光硬化性シリコーン層が
脆く、また支持体との接着に劣り、耐刷力に欠けた。
【0074】(実施例2)下記に示す光硬化樹脂層を形
成するための樹脂混合液Aを、厚さ0.3mmのアルミ
ニウム版に、アプリケーターにより厚さ40μmになる
ように塗工した後、3Kwの高圧水銀灯にて5分間光照
射し、光硬化樹脂層を形成した。
【0075】 (光硬化性樹脂層の組成) ウレタンアクリレート(東亜合成(株)製、商品名 M−1310) ・・・ 6部 エチレングリコールジメタクリレート(共栄社油脂製、商品名 EG) ・・・ 4部 ベンジルジメチルケタール(チバガイギー社製、商品名 イルガキュア6 51) ・・・ 0.3部 一方、膜厚12μmのPETフィルムに、上記で合成し
た光硬化性シリコーンサンプル−Eの10重量%メチル
エチルケトン溶液を塗工機により塗布し、乾燥後の厚さ
が2μmの光硬化性シリコーン層を積層した。
【0076】次いで、前記光硬化樹脂層上に、光硬化シ
リコーン層面から加圧ドライラミネートし、平版印刷用
刷版原版を作製した。
【0077】この原版の光硬化性シリコーン層面に写真
原版を密着露光後、PETフィルムを剥離し、現像液
(イソプロピルアルコール:酢酸エチレングリコールモ
メノメチルエテール1:9の混合液)により、末露光部
の光硬化性シリコーン樹脂を洗い流したところ、光硬化
樹脂が露出し、平版印刷用刷版が得られた。
【0078】得られた平版印刷用刷版は、現像による光
硬化性シリコーンの欠落はなく、200ライン/インチ
のスクリーン線数で網分解したパターン面積率3%〜9
8%が再現されており、細線は4μmの幅が再現されて
いた。この版の経時安定性は実施例1のものよりはよ
く、30℃で6カ月以上安定であった。
【0079】更に、この印刷版に市販の乾式平版用イン
キ(諸星インキ製、ニューシャインNS)を使用して、
軽オフセット印刷機(東京航空計器社製、トーコーベス
ティー1800CD)によりオフセット印刷を行ったと
ころ、鮮明な印刷物が得られ、4万枚以上印刷を行って
も非画線部の光硬化性シリコーンの欠落は認められなか
った。
【0080】(比較例2)実施例2において、光硬化性
シリコーン樹脂を光硬化性シリコーンサンプル−Gにし
た以外は実施例2と同様にして平版印刷用刷版を作製
し、同様に刷版、印刷したところ、光硬化性シリコーン
層が脆く、また支持体との接着に劣り、耐刷力に欠け
た。
【0081】(実施例3、4、比較例3〜5)実施例2
において、光硬化性シリコーンサンプル−Eに変えて、
サンプル−A〜D、Fを使用し、実施例2と同様にして
平版印刷用刷版を作製し、同様に評価をおこなった結果
を次に示す。
【0082】
【表4】
【0083】(実施例5)実施例2において記載した平
版印刷用刷版の構成及び膜厚を有し、光硬化性樹脂層を
形成する樹脂液の組成のみを下記に示すようなものと
し、刷版、印刷を行ったところ、次のような結果を得
た。
【0084】
【表5】
【0085】1) 出光石油化学(株)製、商品名「P−
bd R−45ACR」2) 東亜合成(株)製、商品名「M−113」3) チバガイギー社製、商品名「イルガキュア651」4) 東亜合成(株)商品名「M−1310」5) 共栄社油脂製、商品名「EG]6) 共栄社油脂製、商品名「PETA] (実施例6)実施例2で記載した光硬化樹脂層を形成す
るための樹脂混合液(A)を、厚さ188μmのPET
フィルム上に膜厚300μmになるように塗工した。こ
のものを3KW高圧水銀灯にて5分間光照射を行い、硬
化させ、光硬化樹脂層を得た。
【0086】一方、膜厚12μmのPETフィルムに、
上記に記載した光硬化性シリコーンサンプル−Eの10
重量%メチルエチルケトン溶液を塗工機により塗布し、
乾燥後の厚さが2μmの光硬化性シリコーン層を形成し
た。
【0087】次いで、光硬化性樹脂層上に、光硬化シリ
コーン層面から加圧ドライラミネートし、平板印刷版原
版を作製した。
【0088】この原版の光硬化性シリコーン層面に写真
原版を密着露光後、PETフィルムを剥離し、現像液
(イソプロピルアルコール:酢酸エチレングリコールモ
ノメチルエテール1:9の混合液)により、末露光部の
光硬化性シリコーン樹脂を洗い流したところ、光硬化樹
脂が露出し、平版印刷用刷版が得られた。
【0089】得られた平版印刷用刷版は、現像による光
硬化性シリコーンの欠落はなく、200ライン/インチ
のスクリーン線数で網分解したパターン面積率3%〜9
8%が再現されており、細線は4μmの幅が再現されて
いた。この版の経時安定性は30℃で6カ月以上であっ
た。
【0090】更に、軽オフセット印刷機(東京航空計器
社製、トーコーベスティー1800CD)のブランケッ
ト胴にインキング装置を取り付け、ブランケット胴にコ
ルクアンダーシートとともに印刷版を巻き付けた。この
印刷機において、市販の乾式平版用インキ(諸星インキ
製、ニューシャインNS)を用いて、上質紙に直刷り印
刷を行ったところ、濃度感がありドットゲインの少ない
シャープな印刷物が得られた。また、べた部にも紙の凹
凸に起因する白抜けが見られず、良くインキがつぶれて
いた。
【0091】(比較例6)実施例6において、光硬化樹
脂層に代えて、市販のNBRシートを貼り合わせた。こ
のNBRシート表面にプライマー処理を施し、実施例6
同様にして光硬化性シリコーン層を加圧ラミネートし、
次いで、実施例6と同様にして露光、現像し、印刷版を
得た。
【0092】このものは製造直後でも直ちに感度低下を
示し、原版作成後一週間放置したものは画像が形成され
なかった。 (実施例7)実施例2で記載した光硬化樹脂層を形成す
るための樹脂混合液(A)を、厚さ188μmのPET
フイルム上に乾燥後の膜厚が40μmになるように塗工
した。
【0093】一方、膜厚12μmのPETフィルムに、
上記に記載した光硬化性シリコーンサンプル−Eの10
重量%メチルエチルケトン溶液を塗工機により塗布し、
乾燥後の厚さが2μmの光硬化性シリコーン層を形成し
た。
【0094】次いで、光硬化性樹脂層上に、光硬化シリ
コーン層面から加圧ドライラミネートし、平板印刷版原
版を作製した。
【0095】この原版の光硬化性シリコーン層面に写真
原版を密着露光後、PETフィルムを剥離し、現像液
(イソプロピルアルコール:酢酸エチレングリコールモ
ノメチルエテール1:9の混合液)により、末露光部の
光硬化性シリコーン樹脂及び光硬化性樹脂を洗い流した
ところ、PETフイルムが露出し、平版印刷用刷版が得
られた。
【0096】得られた平版印刷用刷版は、現像による光
硬化性シリコーン及び光硬化性樹脂の欠落はなく、20
0ライン/インチのスクリーン線数で網分解したパター
ン面積率3%〜98%が再現されており、細線は4μm
の幅が再現されていた。この版の経時安定性は30℃で
6カ月以上であった。
【0097】更に、軽オフセット印刷機(東京航空計器
社製、トーコーベスティー1800CD)に印刷版を巻
き付けた。この印刷機において、市販の乾式平版用イン
キ(諸星インキ製、ニューシャインNS)を用いて、上
質紙にオフセット印刷を行ったところ、濃度感がありド
ットゲインの少ないシャープな印刷物が得られた。
【0098】
【発明の効果】本発明の平版印刷用刷版は、現像性が良
好で、経時安定性に優れ、さらにインキ反発性が高く、
耐刷力に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の平版印刷用刷版の断面を示す
模式図である。
【図2】図2は、本発明の他の平版印刷用刷版の断面を
示す模式図である。
【図3】図3は、本発明の他の平版印刷用刷版の断面を
示す模式図である。
【符号の説明】
1…光硬化性シリコーン層、2…光硬化性樹脂層、3…
支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 猪智郎 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地− 10 信越化学工業株式会社 シリコーン 電子材料技術研究所内 (72)発明者 一戸 省二 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地− 10 信越化学工業株式会社 シリコーン 電子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭56−29244(JP,A) 特開 昭57−55914(JP,A) 特開 昭49−109104(JP,A) 特開 昭59−5259(JP,A) 特開 昭52−29305(JP,A) 特開 昭61−231556(JP,A) 特開 昭62−288849(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 504 G03F 7/038 G03F 7/075

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体表面を画線部とし、該支持体上に
    パターン形状の非画線部層が積層された平版印刷用刷版
    であって、該非画線部層が下記一般組成式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、フェニル基又はハロゲン化フ
    ェニル基、R2 は水素原子又はメチル基、R3 は炭素数
    1〜3の二価炭化水素基、R4 は炭素数6〜15の二価
    炭化水素基、R5 は−(CH2 3 −又は−(CH2
    3 O(CH2 2−、R6 はメチル基又はトリフルオロ
    プロピル基、mは1〜20の整数、nは40〜500の
    整数である。)で示され、シロキサン単位(Z)の重量
    分率が85%以上の光硬化性オルガノポリシロキサン重
    合体層であることを特徴とする平版印刷用刷版。
  2. 【請求項2】 支持体表面を画線部とし、該支持体上に
    パターン形状の非画線部層が積層された平版印刷用刷版
    であって、該非画線部層が光硬化性樹脂層及び下記一般
    組成式(1) 【化2】 (式中、R1 は水素原子、フェニル基又はハロゲン化フ
    ェニル基、R2 は水素原子又はメチル基、R3 は炭素数
    1〜3の二価炭化水素基、R4 は炭素数6〜15の二価
    炭化水素基、R5 は−(CH2 3 −又は−(CH2
    3 O(CH2 2−、R6 はメチル基又はトリフルオロ
    プロピル基、mは1〜20の整数、nは40〜500の
    整数である。)で示され、シロキサン単位(Z)の重量
    分率が85%以上の光硬化性オルガノポリシロキサン重
    合体層を順次、支持体上に積層したものであることを特
    徴とする平版印刷用刷版。
  3. 【請求項3】 支持体上に光硬化性樹脂からなる画線部
    層が設けられ、該画線部層上に下記一般組成式(1) 【化3】 (式中、R1 は水素原子、フェニル基又はハロゲン化フ
    ェニル基、R2 は水素原子又はメチル基、R3 は炭素数
    1〜3の二価炭化水素基、R4 は炭素数6〜15の二価
    炭化水素基、R5 は−(CH2 3 −又は−(CH2
    3 O(CH2 2−、R6 はメチル基又はトリフルオロ
    プロピル基、mは1〜20の整数、nは40〜500の
    整数である。)で示され、シロキサン単位(Z)の重量
    分率が85%以上の光硬化性オルガノポリシロキサン重
    合体からなる非画線部層がパターン形状に積層されたこ
    とを特徴とする平版印刷用刷版。
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