JP3195319B2 - サーマルヘッド用発熱基板製造方法 - Google Patents

サーマルヘッド用発熱基板製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンタ等に用いられるサーマルヘッドの改良に関し、特
に発熱基板のアライメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、感熱印字を行うサーマルプリ
ンタ等の機器が広く知られている。この種の機器には、
サーマルヘッドが必須である。図2には、サーマルヘッ
ド、特にその発熱基板の構成が示されている。また、図
3には、サーマルヘッドの製造過程が概略図示されてい
る。
【0003】サーマルヘッド用発熱基板10を製造する
際は、まず、グレーズ基板と呼ばれる絶縁性の基板12
上にAuペーストを印刷焼成し、これをエッチングして
所定形状の電極(図示せず)及びアライメントマーク1
4をグレーズ基板12の表面に形成する。この後、発熱
抵抗体16、コモン電極18、保護ガラス20を、順
に、スクリーン印刷及び焼成により形成する。さらに、
IC22のワイヤボンディング、ダイボンディング、I
C22上への樹脂24のポッティング及び硬化をへて、
サーマルヘッド用発熱基板10が完成する。
【0004】このサーマルヘッド用発熱基板10におい
て、発熱抵抗体16は電極を介して電流供給を受け発熱
する部材である。IC22は、この電流供給を行うこと
によりサーマルヘッドを駆動し、印字を行わせる。保護
ガラス20は、発熱基板10上を覆い、グレーズ基板1
2上に形成された各部材、特に電極や発熱抵抗体16を
外部から隔離絶縁し、サーマルプリンタ動作上の支障を
除外する。樹脂24は、IC22を保護する。
【0005】さらに、サーマルヘッド用発熱基板10
は、放熱板26に貼り付けられる。この際、放熱板26
に対するサーマルヘッド用発熱基板10の位置精度を確
保するため、アライメントマーク14により位置決めを
行う。この位置決めは、図5上方からCCDカメラによ
りアライメントマーク14を撮影し、画像2値化、演算
処理及び位置調整(図5の矢印100)により行う。い
わゆるオートアライメントである。なお、アライメント
マーク14の形状には、図4(a)に示されるような方
形や、図4(b)に示されるような方形枠形状等があ
る。
【0006】また、サーマルヘッドは、放熱板26を介
してサーマルプリンタ内に組み付けられるため、放熱板
26に対するサーマルヘッド用発熱基板10の位置精度
を確保する必要がある。前述の画像2値化の結果が十分
鮮明なものであれば、位置精度は確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
(b)に示されるように、アライメントマークが鮮明に
撮影・2値化できない場合がある。この図のような状況
では、アライメントマークを用いたオートアライメント
は事実上不可能かもしくは極めて困難となる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、アライメントマー
クを常に鮮明に撮影・2値化可能とすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のサーマルヘッド用発熱基板製造方法
は、基板表面を被覆する電気絶縁性の保護膜を、少なく
とも電極及び発熱抵抗体を覆い少なくとも1個のアライ
メントマークを覆わないよう形成したことを特徴とす
る。
【0010】本発明においては、電気絶縁性の保護膜に
より覆われる領域から、少なくとも1個のアライメント
マークが除かれる。すなわち、アライメントマークの鮮
明な撮影・2値化を妨げる要因として、保護膜の光透過
率の低下や、保護膜表面の粗さ等が挙げられる。この種
の要因を除去するためには、上述のようにアライメント
マーク上に保護膜を形成するのを止めればよい。ただ
し、電極等の隔離絶縁の必要から、保護膜を形成しない
領域は最小限に止め、少なくとも電極及び発熱抵抗体を
覆うようにする。このようにすると、保護膜の本来の機
能を発揮させつつ、放熱板に対する発熱基板の精度が向
上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を実施する場合、製造方法
は図3に示されるもので足り、発熱基板10を放熱板2
6に貼り付ける際のアライメントは図5に示される動作
でよい。また、発熱基板10の構成も(保護ガラス20
を除いては)図2の構成で足り、アライメントマーク1
4としては図4のいずれも用いることができる。
【0012】本発明が特徴とするところは、図2におい
て、保護ガラス20がアライメントマーク14を覆わ
ず、少なくとも電極及び発熱抵抗体16を覆うようにす
る点にある。このため、図3ののステップにおいて、
保護ガラス20に係る材料がアライメントマーク14上
に印刷されないようなパターンのスクリーンを用いる。
このようにすると、図1(a)に示されるように、アラ
イメントマーク14が鮮明に撮影・2値化され、放射板
26に対する発熱基板10の位置精度を常に確保でき、
良品率の向上、コスト低減につながる。
【0013】なお、保護ガラス20の印刷・焼成に代
え、SiO2等の材料のスパッタリングにより保護膜を
形成することもできる。この場合、アライメントマーク
14上に保護膜を形成しないようにする手段として、マ
スキングを行う。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アライメントマークの鮮明な撮影・2値化を妨げる要因
である保護膜の光透過率の低下や保護膜表面の粗さ等が
除去され、位置精度の確保、良品率の向上、低価格化を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の効果を示す図、(b)は従
来の問題点を示す図である。
【図2】 サーマルヘッド用発熱基板の構成を示す概略
平面図である。
【図3】 サーマルヘッドの製造工程を示す図である。
【図4】 アライメントマークの一例を示す図である。
【図5】 サーマルヘッド用発熱基板の放熱板への貼り
付けを示す図である。
【符号の説明】
10 発熱基板、12 グレーズ基板、14 アライメ
ントマーク、16 発熱抵抗体、18 コモン電極、2
0 保護ガラス、22 IC、24 樹脂。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−255567(JP,A) 特開 昭52−17032(JP,A) 特開 平1−157867(JP,A) 特開 平2−286355(JP,A) 特開 平2−297456(JP,A) 特開 昭63−185645(JP,A) 特開 平1−182063(JP,A) 特開 平2−3340(JP,A) 特開 昭60−24965(JP,A) 特開 昭60−160122(JP,A) 特開 昭61−166550(JP,A) 特開 昭62−19856(JP,A) 特開 昭62−258459(JP,A) 特開 昭63−297068(JP,A) 特開 平2−215547(JP,A) 特開 平4−169251(JP,A) 特開 平2−184461(JP,A) 特開 平1−255567(JP,A) 特開 平2−3340(JP,A) 特開 昭63−185645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/335 H04N 1/032

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性の基板上に導電層を被着形成
    し、発熱抵抗体に電流を供給するための電極及び撮影に
    より基板を他の部材に位置決めするためのアライメント
    マークを、この導電層から所定パターンを除去すること
    により形成し、さらに電極を介して電流供給を受けるこ
    とにより発熱する上記発熱抵抗体を形成した上で、保護
    膜を所定パターンで形成することにより、サーマルヘッ
    ド用発熱基板を製造するサーマルヘッド用発熱基板製造
    方法において、 保護膜を、少なくとも電極及び発熱抵抗体を覆い少なく
    とも1個のアライメントマークを覆わないよう形成する
    ことを特徴とするサーマルヘッド用発熱基板製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルヘッド用発熱基
    板製造方法において、 アライメントマークが、基板と放熱板とを位置決めする
    ためのマークであることを特徴とするサーマルヘッド用
    発熱基板製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のサーマルヘッド用
    発熱基板製造方法において、 印刷によりガラスからなる保護膜を形成することを特徴
    とするサーマルヘッド用発熱基板製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のサーマルヘッド用
    発熱基板製造方法において、 スパッタリングによりSiO2からなる保護膜を形成す
    ることを特徴とするサーマルヘッド用発熱基板製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサーマルヘッド用発熱基
    板製造方法において、 保護膜を少なくとも1個のアライメントマークを覆わな
    いよう形成するため、マスキングを行うことを特徴とす
    るサーマルヘッド用発熱基板製造方法。
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