JP3195260B2 - 鉄道模型車両 - Google Patents

鉄道模型車両

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道模型車両に関
し、更に詳細には当該車両が曲線線路を高速で通過し得
るように工夫された鉄道模型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、多くの輸送機関におけるスピード
アップ競走は、時代の趨勢であり鉄道においても例外で
はなく、その技術開発は多岐にわたっている。それらの
新技術の1つとして「振り子機構」を例示することがで
きる。
【0003】そこで、この振り子機構について簡単に説
明する。鉄道車両が線路の曲線区間を通過する時の速度
には、遠心力の作用により一定の限界がある。そのた
め、この曲線区間での通過速度を向上させるべく車体全
体を曲線の内側に傾ける方法が考えられた。
【0004】この原理は、既によく知られているように
車両が曲線区間を走行中に車両全体を曲線の内側に傾け
ると、車両の重心作用(重力)方向は車両の垂直中心線
から曲線の内側に傾き、これによりこの重力と遠心力と
の合力が車体の垂直中心線上に重なる。
【0005】すなわち、この合力は路面に対して直角に
作用することになり、従って車両の踏ん張り力が出るか
らである。これは丁度、自転車やオートバイ等がカーブ
を曲る時に車体を内側に傾けるのと同じ考え方である。
【0006】実際の鉄道車両において実用化されている
この種の振り子機構は、自然振り子方式と強制振り子方
式とに代表される。自然振り子方式とは、台車の枕梁を
上下に円弧状に分割して二重構造とし、その隙間にころ
軸受けを数個設けた構造とし、車両が高速で曲線区間を
通過する時には車体の重心が遠心力により外側に移動
し、結果的に車体全体が内側に傾き、遠心力とほぼ釣り
合った状態で走行を可能とする方式である。
【0007】他方、強制振り子方式とは、車両の構造は
自然振り子方式のものとほぼ同じであるが、図9に示さ
れるように上下の枕梁1、2を車体3の左右方向に空気
圧アクチュエータ4で連結し、車両が曲線区間に入ると
車両の速度と曲線区間の曲率からコンピュータが車体の
好ましい傾斜角度を算出し、同時に空気圧アクチュエー
タを作動させて車体を強制的にその算出傾斜角度だけ傾
けて走行する方式である。なお、符号5はころ軸受けを
示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような曲線区間を
高速で走行させるための振り子方式は、勿論、実際の鉄
道での話であって、これを鉄道模型車両に応用すること
は不可能に近いことであると考えられていた。その理由
は、自然振り子方式を鉄道模型車両で採用しようとして
も、車体の重量が非常に軽いこと、線路と車体重心との
距離が著しく短いこと等から車両が高速で曲線区間を通
過する時に車体の重心が遠心力により外側に移動するこ
とは殆どなく、そのため車体全体が内側に傾くことも期
待できない。
【0009】また、強制振り子方式については、模型車
両に取り付けることができるような小さな空気圧アクチ
ュエータを製造することができないこと、仮にこれが製
造できたとしてもこの空気圧アクチュエータを制御する
超小型のコンピュータ等制御装置が存在しないことによ
り、鉄道模型車両では採用することができなかった。
【0010】更に、鉄道模型車両でも例えば先頭に置か
れる動力車両の場合、台車には動力伝達のための機構が
内蔵されるため、振り子装置を組み込むにはスペースの
関係上大きな制約を受けることになる。従って、鉄道模
型車両でも特に動力車両にこのような振り子装置を設け
るには動力伝達機構の設置に邪魔にならないような構造
としなければならないと言う問題もあった。
【0011】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、鉄道模型車両が曲線区間
を通過する時、強制的に車体を傾斜させて遠心力に対抗
させ、これにより曲線区間の高速走行を可能とする小型
の振り子手段を備える鉄道模型車両を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右それぞれ
に少なくとも2つの車輪が回転可能に支持された台車を
車体の両端部側の床板下に回動及び揺動可能な支持手段
を介してそれぞれ配置してなる鉄道模型車両において、
前記車体の前記床板下に取り付けられ、左右に側板が形
成された台車受けと、前記台車受けの前記両側板に形成
され、前記車体の端部方向に下がるように傾斜した長孔
と、前記台車の両側部に設けられ、前記台車を前記車体
の前記台車受けに回転可能に取り付ける時前記台車受け
の前記両側板に形成された前記長孔内に移動可能に嵌合
するピンと、前記側板の間に設けられた前記台車受けの
台座板には左右に2つの開口部が形成され、この各開口
部と前記車体の前記床板との間にはバネ部材が配置され
ると共に前記台車には当該台車が前記台車受けに取り付
けられた時、前記台車受けの前記開口部を介して前記バ
ネ部材に当接する棒状部材が設けられ、前記バネ部材に
より前記棒状部材を介して前記台車をレール側に押圧し
て傾斜した前記車体を自動的に復帰させるようにしたこ
とを特徴とする。
【0013】
【0014】更に、本発明の鉄道模型車両では、前述の
各特徴に加えて、前記回動及び揺動可能な支持手段が前
記台車の上面中心部で上方に突出して形成された軸部
と、前記台車受けに形成され、前記軸部を受ける嵌合凹
部とから構成され、前記軸部上端の少なくとも両側面が
凸形球状面に形成され、前記嵌合凹部の内周面が前記軸
部上端に被ぶさる凹形球状面に形成されて前記台車に対
する前記車体の左右への揺れ及び回動を可能としながら
前記台車で前記車体を支持することを特徴とする。
【0015】このような鉄道模型車両は、曲線区間通過
時の前記車体の傾斜構造に照して、車輪駆動用のモータ
ーを前記車体に搭載し、前記台車には前記モーターから
の回転力を前記車輪に伝達する動力伝達機構が内蔵され
ている動力車両に適用することができる。その場合、前
記バネ部材を前記車体に搭載したモーターの各極に電気
的に接続された導電性の端子板から構成し、前記台車に
取り付けた前記棒状部材を前記車輪に電気的に接続する
集電棒で構成することにより、前記モーターへの給電手
段を兼用しながら、傾斜した前記車体を自動的に復帰さ
せるようにすることができる。
【0016】本発明の鉄道模型車両によると、当該車両
が曲線区間を通過すると、台車は車体の床板下に取り付
けられた台車受けに相対して回動する。ところが、台車
の両側部に設けられたピンが台車受けの両側板に形成さ
れた傾斜した長孔に嵌合していることから、台車の曲線
区間外側に位置するピンは傾斜した一方の長孔の下方端
部に相対的に移動し、台車の曲線区間内側に位置するピ
ンは傾斜した他方の長孔の上方端部に相対的に移動す
る。
【0017】このように台車がその中心点を通る垂直の
仮想線を回転中心線として台車受けに相対して回動する
ことで前後に移動するピンの円弧運動は、その高さが変
らないことから水平面内での運動である。従って、傾斜
した一方の長孔の下方端部に相対的に移動したピンは、
結局車体を上方に持ち上げ、また傾斜した他方の長孔の
上方端部に相対的に移動したピンは、結局車体の横方向
下向きへの傾斜を許す。
【0018】これにより、台車上の車体は曲線区間通過
時に曲線区間内側に強制的に傾くように揺動させられる
ことになる。その結果、車体の重心作用(重力)方向が
その垂直中心軸線から曲線区間内側に傾く。そのため、
車体に発生する遠心力に対抗することができ、その分だ
け当該模型車両を曲線区間で高速に通過させることがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄道模型車両を図
に示される実施の形態について更に詳細に説明する。図
1には、本発明の一実施形態に係る鉄道模型車両、特に
例えば先頭に配置される動力車両10における車体と台
車の取付け構造が概略的に示されている。この実施形態
に係る鉄道模型車両10の基本構造は従来のものと同様
であり、台車11を車体12の両端部側の床板13下に
回動可能な支持手段を介して配置して構成されている。
【0020】この台車11は、図1及び図2に示されて
いるように、左右の車輪14aを車軸14bで連結した
2組の車輪部14と、これら車輪部14を相互に間隔を
あけて回転可能に支持する台車枠15とにより構成され
ている。台車11が前述した車体12の各端部側でその
下に配置される時、車体12の端部方向に向く台車枠1
5の端面には、連結機(図示せず)を取り付けるための
取付けアーム14cが形成されている。
【0021】この台車11は、特に図示していないが後
述するモーターからの駆動力を車輪14aに伝達する動
力伝達機構を内蔵している。この台車11を配置する車
体12の床板13下には、台車受け16が固着されてい
る。この台車受け16は、図1、図3及び図4に示され
るように台車11が収まる長さと幅を備えたほぼH字形
状の部材で、平面板即ち台座板16aとその両側部に形
成された縦方向の側板16bとから構成されている。
【0022】台座板16aの中央部には円形の嵌合凹部
17が形成され、この嵌合凹部17の内周面は、球体の
周面に被ぶさるような凹形球状面に形成されている。こ
の嵌合凹部17は、図1に示されるように完全な開口と
することが好ましいが、上部が閉鎖されていてもよい。
他方、台車11を構成している台車枠15の上部中央に
は、上方に突出したほゞ円筒状の軸部18が形成されて
いる。
【0023】この軸部18の上端部における少なくとも
両側面は凸形球状面に形成されており、この球状面は嵌
合凹部17の内周面形状に対応する。換言すれば、嵌合
凹部17は、図1に示されるように軸部18の上端に好
適にかぶさるように雌雄関係の形状で形成されている。
これにより、台車受け16の下に台車11が配置される
時、台車受け16の嵌合凹部17が台車枠15の軸部1
8に覆い被ぶさるように着座して嵌合する。
【0024】その際、相互の嵌合面即ち着座面は、球状
面であるため台車受け16を介して車体12は前後左右
を含む全方向に傾斜することができる。このようなこと
から、台車受け16の嵌合凹部17と台車15の軸部1
8との関係は、着脱可能なユニバーサルジョイントとい
うことができる。ところで、台車受け16の両側板16
bには、図3及び図5に示されるように車体12の端部
方向に下がるように傾斜した長孔19が形成されてい
る。
【0025】各長孔19は、前述の嵌合凹部17の中心
線を通り車体12を直角に横断する仮想線が当該長孔1
9の長手方向中間部を通過するような位置に形成されて
いる。そして、台車11の台車枠15における両側部で
あって、前述の軸部18の中心点を通り台車11を直角
に横断する仮想線上に位置してピン20が側方に突出し
て形成されている。
【0026】これらのピン20は、台車11を車体12
の台車受け16に、前述したように軸部18を嵌合凹部
17に嵌合させることにより回動及び揺動可能に取り付
ける時、台車受け16の両側板16bに形成された長孔
19内に移動可能に挿入される。次に、車体12の床板
13下に取り付けられる台車受け16における台座板1
6aには、嵌合凹部17の両側に車体12の長手方向に
長い開口部21が形成されている。
【0027】この各開口部21と車体12の床板13と
の間には、車体12に搭載されたモーター(図示せず)
の各極に電気的に接続された比較的に薄い銅板製の端子
板22がそれぞれ配置されている。従って、この端子板
22は、開口部21で露出していることになる。
【0028】他方、台車11には、当該台車11が前述
したように台車受け16に取り付けられた時、台車受け
16の開口部21を介して端子板22に接触する銅製の
集電棒23が樹脂製の台車枠15にモールド一体成形さ
れて固定されている。この集電棒23の下端部は、車輪
14aの軸受けを兼ねて台車枠15に取り付けられ銅製
の集電板24に接続されている。
【0029】これにより、この鉄道模型車両10がレー
ル上に置かれ、車輪14aが当該レールに接触している
時、レールに流れる電気はこの車輪14a及び集電板2
4を介して集電棒23に流れ、更に集電棒23の上端部
と当接している端子板22を介してモーターに給電され
る。台車受け16の台座板16aに形成された開口部2
1と車体11の床板13との間に配置された端子板22
は、台車11方向に付勢力を与える板バネとされてい
る。
【0030】すなわち、各開口部21と車体12の床板
13との間に配置される銅製の端子板22は、開口部2
1方向に部分的に屈曲されたV字形とされて撓み性が与
えられている。端子板22にバネ性を与える手段として
は、このような構成に限られず、多数の公知の手段を採
用することができることはいうまでもない。
【0031】その結果、台車11から上方に延びる集電
棒23が台車受け16の開口部21からその上部の端子
板22に当接していても、台車11と車体との離隔接近
が可能となるため、車体12と台車11とが相対的に回
動及び揺動に障害を与えることがなく、常に安定して車
体12に搭載されたモーターに給電することができる。
と同時に、このバネ性を備える端子板22による集電棒
23に対する押し付け力は、後述する台車11の車体1
2に対する相対的な回動時における車体11の揺動即ち
傾斜を自動的に復帰させる復帰力として作用することに
もなる。
【0032】次に、本実施形態に係る鉄道模型車両10
の動作について説明する。本発明の鉄道模型車両10が
図7に示されるような直線区間を走行している状態から
曲線区間を通過すると、台車11は図6に示されるよう
に車体12の床板13下に取り付けられた台車受け16
に相対して軸部18を回動軸として回動する。
【0033】ところが、台車11の両側部に設けられた
ピン20が台車受け16の両側板16bに形成された傾
斜した長孔19に嵌合していることから、台車11の曲
線区間外側に位置するピン(図6では上部側に位置する
ピン20)は傾斜した一方の長孔19の下方端部に相対
的に移動し、台車11の曲線区間内側に位置するピン
(図6では下部側に位置するピン20)は傾斜した他方
の長孔19の上方端部に相対的に移動する。
【0034】このように台車11がその中心部に位置す
る軸部18を回転軸として台車受け16に相対して回動
することで前後に移動するピンの円弧運動は、その高さ
が変らないことから水平面内での運動である。従って、
傾斜した一方の長孔19の下方端部に相対的に移動した
ピン20は、結局車体12を上方に持ち上げ、また傾斜
した他方の長孔19の上方端部に相対的に移動したピン
20は、結局車体12の横方向下向きへの傾斜を許すこ
とになる。
【0035】これにより、台車11上の車体12は、曲
線区間通過時に図8に示されるように曲線区間内側に強
制的に傾くように揺動させられることになる。その結
果、車体12の重心作用(重力)方向がその垂直中心軸
線から曲線区間内側に傾く。そのため、車体12に発生
する遠心力に対抗することができ、その分だけ当該鉄道
模型車両10を曲線区間で高速に通過させることができ
る。
【0036】前述した実施形態の鉄道模型車両は、特に
動力車両に適用した場合について説明してきたが、本発
明の鉄道模型車両は動力車両の場合に限定されるもので
はない。従って、本発明が動力車両以外の付随車両に適
用される場合には、前述した端子板22は単なるバネ部
材とすることができ、また集電棒23は単なる棒状部材
とすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄道模型
車両によれば、車体の床板下に固定した台車受けを回動
及び揺動可能な支持手段を介して台車上に乗せ、台車受
けの両側板に形成した傾斜した長孔と台車の側部に突出
したピンとの嵌合による簡単な構成により、台車上の車
体を曲線区間通過時に当該曲線区間内側に強制的に傾く
ように揺動させることができる。その結果、鉄道模型車
両を曲線区間で高速に通過させることができる。
【0038】また、台車受けの台座板に開口部を形成
し、この各開口部と車体の床板との間にバネ部材を配置
して台車に設けた棒状部材に押付け力を付与するように
したことから、台車と車体との相対的な傾斜による離隔
接近を可能としながらも台車に対する車体の傾斜を自動
的に復帰させることができる。
【0039】更に、本発明の鉄道模型車両によれば、台
車と車体との相対的な回動及び揺動を可能とする手段が
台車の上面中心部で上方に突出して形成された軸部と台
車受けに形成された嵌合凹部とで構成し、軸部上端の少
なくとも両側面を凸形球状面にすると共に嵌合凹部の内
周面もこの軸部上端に被ぶさる凹形球状面としたことに
より、簡単な構成で台車に対する車体の左右への揺れ及
び回動を可能としながらも台車で車体を容易に支持する
ことができる。
【0040】更にまた、本発明の鉄道模型車両によれ
ば、上述の構成は特に台車受けの両側板に形成した長孔
と台車の側部に突出させたピンとにより車体の台車に対
する揺動を起こさせるようにしたことから、台車に動力
伝達機構を内蔵する動力車両に採用することができる。
【0041】その場合、傾斜した車体を自動的に復帰さ
せる力を与えるバネ部材を車体に搭載したモーターへ給
電する端子板とし、台車に設けた棒状部材を車輪に電気
的に接続した集電棒とすれば、モーターへの給電手段を
兼用することができるため、部品点数を減少させること
もでき、曲線区間で車体が傾斜する手段を備える安価な
動力模型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鉄道模型車両を概略
的に示す断面図である。
【図2】図1に示される鉄道模型車両を構成する台車の
上面図である。
【図3】図1に示される鉄道模型車両を構成する台車受
けの側面図である。
【図4】図3に示される台車受けの上面図である。
【図5】車体に固定した台車受けに台車を装着した状態
の本実施形態に係る鉄道模型車両の一部を概略的に示す
構成説明図である。
【図6】本実施形態に係る鉄道模型車両において曲線区
間を通過中の台車と台車受けとの相対的な回動状態を示
す上面図である。
【図7】本実施形態に係る鉄道模型車両において直線区
間を通過中の当該車両の断面図である。
【図8】本実施形態に係る鉄道模型車両において曲線区
間を通過中の台車と車体との相対的な揺動即ち傾斜状態
を示す当該車両の断面図である。
【図9】強制振り子方式による傾斜手段を備えた実際の
鉄道車両を概略的に示す構成説明図である。
【符号の説明】
10 鉄道模型車両 11 台車 12 車体 13 床板 14 車輪部 14a 車輪 14b 車軸 15 台車枠 16 台車受け 16a 台座板 16b 側板 17 嵌合凹部 18 軸部 19 長孔 20 ピン 21 開口部 22 端子板22 23 集電棒 24 集電板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右それぞれに少なくとも2つの車輪が
    回転可能に支持された台車を車体の両端部側の床板下に
    回動及び揺動可能な支持手段を介してそれぞれ配置して
    なる鉄道模型車両において、前記車体の前記床板下に取
    り付けられ、左右に側板が形成された台車受けと、前記
    台車受けの前記両側板に形成され、前記車体の端部方向
    に下がるように傾斜した長孔と、前記台車の両側部に設
    けられ、前記台車を前記車体の前記台車受けに回転可能
    に取り付けるとき、前記台車受けの前記両側板に形成さ
    れた前記長孔内に移動可能に嵌合するピンと、前記側板
    の間に設けられた前記台車受けの台座板には、左右に2
    つの開口部が形成され、この各開口部と前記車体の前記
    床板との間には、バネ部材が配置されされると共に前記
    台車には当該台車が前記台車受けに取り付けられたと
    き、前記台車受けの前記開口部を介して前記バネ部材に
    当接する棒状部材が設けられ、前記バネ部材により前記
    棒状部材を介して前記台車をレール側に押圧して傾斜し
    た前記車体を自動的に復帰させるようにしたことを特徴
    とする鉄道模型車両。
  2. 【請求項2】 前記回動及び揺動可能な支持手段が、前
    記台車の上面中心部で上方に突出して形成された軸部
    と、前記台車受けに形成され、前記軸部を受ける嵌合凹
    部とから構成され、前記軸部上端の少なくとも両側面が
    凸形球状面に形成され、前記嵌合凹部の内周面が前記軸
    部上端に被ぶさる凹形球状面に形成されて前記台車に対
    する前記車体の左右への揺れ及び回動を可能としながら
    前記台車で前記車体を支持することを特徴とする請求項
    1に記載の鉄道模型車両。
  3. 【請求項3】 前記鉄道模型車両が、車輪駆動用のモー
    タを前記車両に搭載し、前記台車には前記モーターから
    の回転力を前記車輪に伝達する動力伝達機構が内蔵され
    ている動力車両であることを特徴とする請求項1又は2
    のいずれかに記載の鉄道模型車両。
  4. 【請求項4】 前記バネ部材が前記車体に搭載されたモ
    ーターの各極に電気的に接続された導電性の端子板から
    構成され、前記台車に取り付けられた前記棒状部材が前
    記車輪に電気的に接続する集電棒で構成され、前記モー
    ターへの給電手段を兼用しながら傾斜した前記車体を自
    動的に復帰させるようにしたことを特徴とする請求項
    1、2又は3のいずれかに記載の鉄道模型車両。
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