JP3195155U - 脱着工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着部品と脱着工具が完全に密着固定した状態で安全かつ確実に装着部品を取り外す事が可能となる脱着工具を提供する。【解決手段】脱着工具は、円柱棒１と、円柱棒の先端に設けた先端爪２と、円柱棒と略直角に設けたハンドル９とから構成され、円柱棒の中心に設けた貫通穴４と、両端にネジ部を有する連結棒５と、ネジ部の一方に装着して用いる蝶ナット８とを有する。先端爪を装着部品の溝に挿入して、貫通穴から挿入する連結棒の一方の雄ネジ６を装着部品の雌ネジに捻じ込み固定し、もう一方の雄ネジ７を蝶ナットにより円柱棒の上端部に締結して、ハンドルを回し装着部品を取り外す。【選択図】図１
Description
この発明は、装着部品を脱着する工具に関するものである。
従来の脱着工具は、先端爪を装着部品の溝に挿入して回転させて取り外していた。（例えば非特許文献１参照）
コールマンジャパン リペアパーツカタログ ｖｏｌ．７
従来の脱着工具は、先端爪のみで装着部品の溝に挿入して回転させて取り外していたが、装着部品は真鍮で製作され非常に弱く、先端爪が上下すると装着部品の溝を破損させる課題が有った。さらに装着部品の外周に設けたネジ部が固着している状態が多く、無理矢理に回転力を加える為に溝を破損させる事になり、この装着部品は奥まった場所に装着されている為に、その溝を破損させると取り外す事が非常に困難になる危険性も有った。
この発明はこのような従来の脱着工具の課題を解決する目的でなされたものである。
上記課題を解決するための手段として本発明は、円柱棒と、円柱棒の先端に設けた先端爪と、円柱棒と略直角に設けたハンドルとから構成される脱着工具において、円柱棒の中心に設けた貫通穴と、両端にネジ部を有する連結棒と、ネジ部の一方に装着して用いる蝶ナットとを設けたものである。
また、第２の解決手段は、先端爪を有する側の径を対抗する端部の径より細くした先端筒を設けたものである。
また、第３の解決手段は、中心に連結棒を固定する雌ネジと先端爪を挿入する溝と外周に設けた雄ネジとを備えた装着部品に連結棒のネジ部の一方を連結して用いるものである。
上記第１の解決手段による作用は次の通りである。
円柱棒の先端爪を装着部品の溝に挿入して、円柱棒中央部の貫通穴から挿入する連結棒の一方の雄ネジを装着部品の雌ネジに捻じ込み固定して、もう一方の雄ネジを蝶ナットにより円柱棒の上端部に締結する事で、装着部品と脱着工具が完全に密着固定した状態となる。ハンドルを両手で持ち力を加えて回転させる事により、安全かつ確実に取り外す事が可能となる。
また、第２の解決手段は、先端爪を有する側の径を対抗する端部の径より細くした先端筒を設けたものである。
また、第３の解決手段は、中心に連結棒を固定する雌ネジと先端爪を挿入する溝と外周に設けた雄ネジとを備えた装着部品に連結棒のネジ部の一方を連結して用いるものである。
上記第１の解決手段による作用は次の通りである。
円柱棒の先端爪を装着部品の溝に挿入して、円柱棒中央部の貫通穴から挿入する連結棒の一方の雄ネジを装着部品の雌ネジに捻じ込み固定して、もう一方の雄ネジを蝶ナットにより円柱棒の上端部に締結する事で、装着部品と脱着工具が完全に密着固定した状態となる。ハンドルを両手で持ち力を加えて回転させる事により、安全かつ確実に取り外す事が可能となる。
このような特殊構造により回転力を確実に装着部品に伝える事が出来る為に真鍮製の弱い装着部品を破損させる危険性が全く無くなる。
以上説明してきたように、この発明は、先端爪及び円柱棒中央部の貫通穴から挿入する連結棒の雄ネジを装着部品の雌ネジに連結固定する二重構造で回転させる為に先端爪が上下に動くこと無く、回転力を確実に装着部品に伝える事が出来る為に、真鍮製の弱い装着部品を破損させる危険が全く無くなる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図１と図２を用いて説明する。
図１において、１は円柱棒、２は先端爪、３は先端筒、４は貫通穴、５は連結棒、６は装着部品側雄ネジ、７は蝶ナット側雄ネジ、８は蝶ナット、９はハンドル、１０は装着部品、１１は装着部品の雌ネジ、１２はシリンダーである。
図１において、１は円柱棒、２は先端爪、３は先端筒、４は貫通穴、５は連結棒、６は装着部品側雄ネジ、７は蝶ナット側雄ネジ、８は蝶ナット、９はハンドル、１０は装着部品、１１は装着部品の雌ネジ、１２はシリンダーである。
円柱棒１と、円柱棒１の先端に設けた先端爪２と、円柱棒１と略直角に設けたハンドル９とから構成され、さらに円柱棒１の中心に設けた貫通穴４と、両端にネジ部を有する連結棒５と、蝶ナット側雄ネジ７に装着して用いる蝶ナット８とを設けて構成している。
図３において、３は先端筒である。
先端爪２を有する側の径を対抗する端部の径より細くして円柱棒１の先端に先端筒３を設けた構成としている。
先端爪２を有する側の径を対抗する端部の径より細くして円柱棒１の先端に先端筒３を設けた構成としている。
図４において、１３は先端爪を挿入する溝、１４は外周に設けた雄ネジである。
中心に連結棒５を固定する雌ネジ１１と先端爪２を挿入する溝１３と外周に設けた雄ネジ１４とを備えた装着部品１０に連結棒５の装着部品側ネジ６を捻じ込み固定して用いる。
中心に連結棒５を固定する雌ネジ１１と先端爪２を挿入する溝１３と外周に設けた雄ネジ１４とを備えた装着部品１０に連結棒５の装着部品側ネジ６を捻じ込み固定して用いる。
円柱棒１の直径は約φ２０ｍｍで先端筒３は約φ１２．５ｍｍとなり、装着部品１０が装着されている様々な径を有するシリンダー１２に対応する事が出来る。
先端爪２の幅は約２ｍｍ、高さは約２ｍｍで中央部に貫通穴４が有る為に２対となり、様々な溝形状を有する装着部品１０に対応する事が出来る。
貫通穴４の直径は約φ７ｍｍ、長さは円柱棒１と同じ約１５０ｍｍとなる。貫通穴４に挿入する連結棒５は長さ１６５ｍｍとなり、装着部品側雄ネジ６を装着部品１０の雌ネジ１１に捻じ込み固定して、もう一方の蝶ナット側雄ネジ７を蝶ナット８により円柱棒１上端部に締結する事により装着部品１０と確実に連結可能となる。
円柱棒１に隅肉溶接にて固定されるハンドル９の直径は約φ１０ｍｍで長さは約１４０ｍｍとなり、回転力を装着部品１０に確実に加える事が出来る。
円柱棒１は鋼材Ｓ４５Ｃの材質を使用して、さらに浸炭焼き入れ処理により強度６０ＨＲＣ程度の硬度を有する。
先端爪２の形状は横方向の衝撃に強くする為に、爪基部にＲを付けた加工とする事により強度を上げる事が可能となる。
１ 円柱棒
２ 先端爪
３ 先端筒
４ 貫通穴
５ 連結棒
６ 装着部品側雄ネジ
７ 蝶ナット側雄ネジ
８ 蝶ナット
９ ハンドル
１０ 装着部品
１１ 装着部品の雌ネジ
１２ シリンダー
１３ 先端爪を挿入する溝
１４ 外周に設けた雄ネジ
２ 先端爪
３ 先端筒
４ 貫通穴
５ 連結棒
６ 装着部品側雄ネジ
７ 蝶ナット側雄ネジ
８ 蝶ナット
９ ハンドル
１０ 装着部品
１１ 装着部品の雌ネジ
１２ シリンダー
１３ 先端爪を挿入する溝
１４ 外周に設けた雄ネジ
Claims (3)
- 円柱棒と、前記円柱棒の先端に設けた先端爪と、前記円柱棒と略直角に設けたハンドルとから構成される脱着工具において、前記円柱棒の中心に設けた貫通穴と、両端にネジ部を有する連結棒と、前記ネジ部の一方に装着して用いる蝶ナットとを設けた事を特徴とする脱着工具。
- 前記円柱棒の前記先端爪を有する側の径を細くした先端筒を有する請求項１記載の脱着工具。
- 中心に連結棒を固定する雌ネジと先端爪を挿入する溝と外周に設けた雄ネジとを備えた装着部品に前記連結棒のネジ部の一方を捻じ込み固定して用いる事を特徴とする請求項１記載の脱着工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014005681U JP3195155U (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 脱着工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014005681U JP3195155U (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 脱着工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3195155U true JP3195155U (ja) | 2015-01-08 |
Family
ID=52339665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2014005681U Expired - Fee Related JP3195155U (ja) | 2014-10-07 | 2014-10-07 | 脱着工具 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3195155U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105291046A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-02-03 | 中航成飞民用飞机有限责任公司 | 托板螺母铆接安装工具 |
| CN108357694A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-08-03 | 中电科芜湖钻石飞机制造有限公司 | 通用飞机通风管接头安装工装 |
| CN108747958A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-11-06 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种模具镶件拔取装置 |
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2014
- 2014-10-07 JP JP2014005681U patent/JP3195155U/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN105291046B (zh) * | 2015-11-27 | 2017-05-10 | 中航成飞民用飞机有限责任公司 | 托板螺母铆接安装工具 |
| CN108357694A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-08-03 | 中电科芜湖钻石飞机制造有限公司 | 通用飞机通风管接头安装工装 |
| CN108357694B (zh) * | 2018-04-24 | 2024-02-20 | 中电科芜湖钻石飞机制造有限公司 | 通用飞机通风管接头安装工装 |
| CN108747958A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-11-06 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种模具镶件拔取装置 |
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