JP3194933U - 繊維強化樹脂製の防護柵 - Google Patents

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【課題】軽くて容易に運搬することができ、交点強度が高く、腐食に強く、寿命が長い繊維強化樹脂製の防護柵を提供する。【解決手段】全て繊維強化樹脂製の、複数の柱材2と、1または複数の中間横架材3と、上部横架材4と、複数の補強材11と、複数の接続材12とを有している。各柱材2は、それぞれ同じ高さ位置に、中間横架材3を挿入可能に貫通した1または複数の挿入孔2aを有している。各柱材2は、一列に並ぶよう所定の間隔をあけて互いに平行に配置されている。中間横架材3は、各柱材2の同じ高さ位置の挿入孔2aに挿入されて、各柱材2に固定されている。上部横架材4は、長さ方向に沿って所定の間隔で、各柱材2の先端を挿入可能な複数の取付孔4aを有している。上部横架材4は、各取付孔4aにそれぞれ各柱材2の先端を挿入して、各柱材2に架け渡して固定されている。【選択図】図1

Description

本考案は、繊維強化樹脂製の防護柵に関する。
従来、ほとんどの防護柵は金属製であり、一部に合成樹脂素材や木材等を用いた防護柵も存在するが(例えば、特許文献1または2参照)、強度を確保するための主要な柱材や横架材は金属製の材料で構成されている。
特開2002−69955号公報 特開2005−23724号公報
従来の全体が金属製の防護柵や、特許文献1や2に記載のような主要な部材が金属製の防護柵は、重く、運搬時に労力を要するという課題があった。また、錆などの腐食により、寿命が短くなるおそれがあるという課題もあった。また、従来の繊維強化樹脂製の防護柵においては、主要部材同士の接合をボルトやリベット等で行っており、一体化構造でないため、交点強度が低いという課題もあった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、軽くて容易に運搬することができ、交点強度が高く、腐食に強く、寿命が長い繊維強化樹脂製の防護柵を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る繊維強化樹脂製の防護柵は、複数の柱材と、1または複数の中間横架材と、上部横架材とを有し、各柱材は、側部のそれぞれ同じ高さ位置に、前記中間横架材を挿入可能に貫通した1または複数の挿入孔を有し、一列に並ぶよう所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、前記中間横架材は、各柱材の同じ高さ位置の挿入孔に挿入されて各柱材に固定され、前記上部横架材は、長さ方向に沿って前記所定の間隔で、各柱材の先端を挿入可能な複数の取付孔を有し、各取付孔にそれぞれ各柱材の先端を挿入して、各柱材に固定され、各柱材、前記中間横架材および前記上部横架材は繊維強化樹脂製であることを、特徴とする。
本考案に係る繊維強化樹脂製の防護柵は、全ての柱材、中間横架材および上部横架材が繊維強化樹脂製であるため、軽くて容易に運搬することができる。また、金属製の部材と比べ、腐食に強く、寿命を延ばすことができる。繊維強化樹脂製であるため強度が高く、各部材を固定して一体化することにより、より強度を高めることができる。中間横架材を各柱材の挿入孔に挿入し、上部横架材の各取付孔に各柱材の先端を挿入するため、接着材や接続金具のみで互いに固定する場合と比べて、交点強度が高く、より強固に固定することができ、さらに強度を高めることができる。
本考案に係る繊維強化樹脂製の防護柵で、中間横架材は1つでも複数でもよく、各柱材には、中間横架材と同じ数の挿入孔が設けられていることが好ましい。なお、中間横架材が複数の場合には、互いに平行を成すように、各柱材に固定される。本考案に係る繊維強化樹脂製の防護柵で、各柱材、中間横架材および上部横架材は、さらに軽量化を図るため、中空パイプから成ることが好ましい。
本考案に係る繊維強化樹脂製の防護柵は、複数の補強材と複数の接続材とを有し、各柱材は中空パイプから成り、各補強材は各柱材の下端部の内部に嵌合され、各接続材は一端が各柱材の上端部の内部に嵌合され、他端が前記上部横架材の取付孔に挿入して固定され、各補強材および各接続材は繊維強化樹脂製または樹脂製であることが好ましい。この場合、補強材により、各柱材の下端部の強度を高めることができ、設置時に各柱材が割れたり破損したりするのを防ぐことができる。また、接続材により、各柱材の上端部の強度を高めることができるとともに、各柱材と上部横架材とを強固に固定することができる。
また、本考案に係る繊維強化樹脂製の防護柵で、各柱材と前記中間横架材、各柱材と各補強材、各柱材と各接続材、および各接続材と前記上部横架材は、各部材を貫通して取り付けられた繊維強化樹脂製の固定ピンと接着材とにより固定されていることが好ましい。この場合、固定ピンと接着材とを併用することにより、各部材を強固に固定することができ、強度を高めることができる。固定ピンが金属製の場合には、その部分だけ腐食が進行して強度が低下し、破損につながるおそれがあるが、固定ピンが繊維強化樹脂製であるため、そのようなおそれがなく、安全性が高い。
本考案によれば、軽くて容易に運搬することができ、交点強度が高く、腐食に強く、寿命が長い繊維強化樹脂製の防護柵を提供することができる。
本考案の実施の形態の繊維強化樹脂製の防護柵を示す(a)正面図、(b)側面図である。 図1に示す繊維強化樹脂製の防護柵の(a) 図1(a)のA部分の拡大図、(b) 図1(a)のB部分の拡大図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本考案の実施の形態の繊維強化樹脂製の防護柵1を示している。
図1に示すように、繊維強化樹脂製の防護柵1は、複数の柱材2と、1または複数の中間横架材3と、上部横架材4と、複数の補強材11と、複数の接続材12とを有している。
図1に示すように、各柱材2は、繊維強化樹脂製の中空の角パイプから成り、側部のそれぞれ同じ高さ位置に、中間横架材3と同じ数の挿入孔2aを有している。挿入孔2aは、円形状を成し、中間横架材3をぴったりと挿入可能な大きさで、柱材2の側部に垂直方向に貫通して設けられている。各補強材11は、繊維強化樹脂製の短い角柱から成る。図1および図2に示すように、各補強材11は、各柱材2の下端部の内部に嵌合されている。接続材12は、繊維強化樹脂製の短い角柱から成る。接続材12は、一端12aが各柱材2の上端部の内部に嵌合され、他端12bが柱材2の上端面から上方に突出している。各柱材2は、所定の間隔をあけて互いに平行に、一列に並んで配置されている。
図1に示すように、中間横架材3は、繊維強化樹脂製の中空の丸パイプから成り、各柱材2の同じ高さ位置の挿入孔2aに挿入されて、各柱材2に固定されている。図1および図2に示すように、上部横架材4は、繊維強化樹脂製の中空の角パイプから成り、1つの側面に、長さ方向に沿って各柱材2の間隔と同じ間隔で設けられた複数の取付孔4aを有している。各取付孔4aは、正方形状を成し、各柱材2の接続材12の他端12bをぴったりと挿入可能な大きさで、側面の厚みを貫通して設けられている。上部横架材4は、各取付孔4aにそれぞれ各柱材2の接続材12の他端12bを挿入して、各柱材2に架け渡して固定されている。
図1および図2に示すように、各柱材2と中間横架材3、各柱材2と各補強材11、各柱材2と各接続材12、および各接続材12と上部横架材4は、各部材を貫通して取り付けられた繊維強化樹脂製の固定ピン5と接着材とにより、互いに固定されている。
なお、図1に示す具体的な一例では、柱材2は3本から成り、中間横架材3は2本から成っている。各柱材2は2つの挿入孔2aを有し、上部横架材4は3つの取付孔4aを有している。各中間横架材3および上部横架材4は、互いに平行を成すよう、各柱材2に固定されている。
次に、作用について説明する。
防護柵1は、建物や橋脚などの構造物に沿って取り付けられる作業用または検査用の足場などに取り付けて用いられる。繊維強化樹脂製の防護柵1は、全ての柱材2、補強材11、接続材12、中間横架材3および上部横架材4が繊維強化樹脂製であるため、軽くて容易に運搬することができる。また、金属製の部材と比べ、腐食に強く、寿命を延ばすことができる。繊維強化樹脂製であるため強度が高く、各部材を固定して一体化することにより、より強度を高めることができる。
繊維強化樹脂製の防護柵1は、補強材11により、各柱材2の下端部の強度を高めることができ、設置時に各柱材2が割れたり破損したりするのを防ぐことができる。また、接続材12により、各柱材2の上端部の強度を高めることができるとともに、各柱材2と上部横架材4とを強固に固定することができる。
繊維強化樹脂製の防護柵1は、中間横架材3を各柱材2の挿入孔2aに挿入し、上部横架材4の各取付孔4aに各柱材2の接続材12の他端12bを挿入するため、接着材や接続金具のみで互いに固定する場合と比べて、交点強度が高く、より強固に固定することができる。また、固定ピン5と接着材とを併用して各部材をさらに強固に固定しており、より強度を高めることができる。固定ピンが金属製の場合には、その部分だけ腐食が進行して強度が低下し、破損につながるおそれがあるが、固定ピン5が繊維強化樹脂製であるため、そのようなおそれがなく、安全性が高い。
なお、防護柵1は、足場の床板の上部付近の側面を塞ぐ長板を有していてもよい。そのような長板は、中間横架材3と同様に各柱材2に固定することができる。
1 繊維強化樹脂製の防護柵
2 柱材
2a 挿入孔
11 補強材
12 接続材
3 中間横架材
4 上部横架材
4a 取付孔
5 固定ピン

Claims (3)

  1. 複数の柱材と、1または複数の中間横架材と、上部横架材とを有し、
    各柱材は、それぞれ同じ高さ位置に、前記中間横架材を挿入可能に貫通した1または複数の挿入孔を有し、一列に並ぶよう所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、
    前記中間横架材は、各柱材の同じ高さ位置の挿入孔に挿入されて各柱材に固定され、
    前記上部横架材は、長さ方向に沿って前記所定の間隔で、各柱材の先端を挿入可能な複数の取付孔を有し、各取付孔にそれぞれ各柱材の先端を挿入して、各柱材に固定され、
    各柱材、前記中間横架材および前記上部横架材は繊維強化樹脂製であることを、
    特徴とする繊維強化樹脂製の防護柵。
  2. 複数の補強材と複数の接続材とを有し、各柱材は中空パイプから成り、各補強材は各柱材の下端部の内部に嵌合され、各接続材は一端が各柱材の上端部の内部に嵌合され、他端が前記上部横架材の取付孔に挿入して固定され、各補強材および各接続材は繊維強化樹脂製または樹脂製であることを、特徴とする請求項1記載の繊維強化樹脂製の防護柵。
  3. 各柱材と前記中間横架材、各柱材と各補強材、各柱材と各接続材、および各接続材と前記上部横架材は、各部材を貫通して取り付けられた繊維強化樹脂製の固定ピンと接着材とにより固定されていることを特徴とする請求項2記載の繊維強化樹脂製の防護柵。
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