JP3194244U - バランス機能を備えた保持器付き回転軸受 - Google Patents

バランス機能を備えた保持器付き回転軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP3194244U
JP3194244U JP2014004712U JP2014004712U JP3194244U JP 3194244 U JP3194244 U JP 3194244U JP 2014004712 U JP2014004712 U JP 2014004712U JP 2014004712 U JP2014004712 U JP 2014004712U JP 3194244 U JP3194244 U JP 3194244U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
cap
cage
fixed ring
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014004712U
Other languages
English (en)
Inventor
吉武 一男
一男 吉武
Original Assignee
吉武 一男
一男 吉武
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 吉武 一男, 一男 吉武 filed Critical 吉武 一男
Priority to JP2014004712U priority Critical patent/JP3194244U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3194244U publication Critical patent/JP3194244U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】軸受内部の保持器が安定感のあるバランス機能を有するとともにグリスの供給を簡便にして回動軸の回転を可及的向上させ、長期にわたる正常運転を可能とした回転軸受を提供すること。【解決手段】取付脚2を有する固定輪1と、回転自在の帽形輪5、及び周縁に多数個の球体14を配列した樹脂製保持器11で構成される。帽形輪5は左右一対で固定輪の両側に対設され、前記保持器11が帽形輪の内輪部外側に遊嵌され且つ固定輪の内曲片3により横方向への動きが抑止されて回転バランスがよく、更に帽形輪の鍔壁9縁部にグリス注入口10を形成した。【選択図】図1

Description

本考案は回動軸の回転を円滑にするバランス機能を備えた保持器付き回転軸受に関する。
各種構造体における回動軸の回転には軸受が不可欠であり、その回転をスムーズにするためにベアリング保持器が内部に組み込まれた構成をとることが多いものの、保持器、潤滑剤の態様によっては回動軸の回転機能に影響することは当然の事柄でもある。例えば下記特許文献1には、爪折れ状態を生じることなく転動体(ボール)をポケットに挿入することを可能とした樹脂製保持器を特徴とする技術が記載され、保持器に転動体を取り付ける際に該転動体が爪部の外側に当接しても爪部が内側に屈曲変形することが回避されるとする構成をとっている。
また特許文献2には、転動体の組み込み時に位置ずれがあったとしても転動体をポケット内にスムーズに取り付けでき、爪部の弾性変形特性の悪化を防ぎグリスポケットの容積減少を抑制する機能を有することができるとしている。
ところで一般的には長尺な回動軸といえども従来既存の軸受のもつ基本的態様のものを踏襲していて軸受そのものの構造上の利便性を追求しているものは稀であり、経年劣化があった場合に修理をするか必要時に交換するといった程度の作業をすることで現状が維持できるものとして格別の考慮を払っていないものが殆どといえる(例えば特許文献3参照)。
特開2009−191865号公報 特開2012−72883号公報 特開平11−56119号公報(図1の符号9)
しかして前記特許文献1では、保持器が周方向に沿った厚みがあり、先端部の頂点位置と傾斜角度を規定する爪部を有するというものであるが、ボールを固定する際にややもすると爪部の弾性変形が阻害される懸念がある。またこの保持器では構造上十分なグリス量を確保できるか否かが不明であり、転動体の大きさも玉径が2mm以下のものとしているため用途も限定されるなどの問題がある。
また特許文献2に開示された技術は、情報記録再生装置における軸受であるからその限りにおいては有効であるが、例えば軸受内に挿通する回動軸を起点とする大がかりな開閉装置に実施するには不向きであることは否めない。
本考案は従来技術の軸受が持つ諸不利を解消するべくしてなされたもので、軸受内部の保持器がスラスト荷重に耐えられるバランス機能を有して回動軸の回転を飛躍的に向上させ、長期にわたる正常運転を可能とした回転軸受を提供することを意図している。
上記課題を解決する本考案の態様は、取付脚を有する固定輪と、回転自在の帽形輪、及び周縁に多数個の球体を配列した樹脂製保持器で構成され、前記帽形輪は左右一対で固定輪の両側に対設されるとともに回動軸を挿通する角孔を形成した奥端壁同士を固着して一体状となし、前記保持器が帽形輪の内輪部外側に遊嵌され且つ固定輪の内曲片により横方向への動きが抑止されて回転バランスを保ち、しかして帽形輪の鍔壁縁部にグリス注入口を屈曲形成したことを特徴とする。
左右一対の帽形輪に遊嵌されている保持器は、固定輪の内曲片により左右への動きが抑止されているため同一軌道上を確実にフリー回転し、同時に保持器に配列されている球体も帽形輪の鍔壁内側に沿い転動して帽形輪の回転をスムーズにする。つまり左右の帽形輪が固定輪の内部にあってその動きを長期にわたって保持し、帽形輪の角孔に挿通する回動軸にも好影響をあたえる結果、回動軸を起点とする各種開閉装置等の操作性を良好なものとする。
保持器は樹脂製のためグリスの潤滑機能が存分に発揮されて一度塗布すると頻繁に供給する必要はないが、回動軸の回転頻度、室内温度等により再度の供給を要する場合は、帽形輪の鍔壁縁部にあけた注入口よりグリス潤滑剤をスプレー式に注入することにより容易に補充でき、したがって不測の事態にも速やかな対応が可能で、軸受の面倒な取り外し・交換などの作業を必要としない。
(a)は本案軸受の取付正面図、(b)は内部構造を俯瞰した一部切断図である。 (a)は軸受の要部断面図、(b)は帽形輪の背面図である。 (a)は保持器の背面図、(b)は保持器を帽形輪に嵌合した側面図である。
本考案を実施する形態につき図面を参照して説明すると、図1(a)は本案軸受の正面外観の一例を示すもので、外側の固定輪1と一体の取付脚2が室内高所にある架設材4に配置されてねじ固定され、固定輪1には左右一対の帽形輪5が両側に設けられている。なお図では軸受を架設材の上面に配置してあるが元々は架設材4下面に取り付けられる。そして帽形輪5には中央に角形回動軸Pを挿通する角孔8が形成されている。
(b)図は軸受固定輪1の一部を切欠いて内部構造を俯瞰したもので、左右(図では上下)が全く対称であることが分かる。固定輪1は内周面に沿って鉤状の内曲片3を形成してあり、この内曲片3と帽形輪5の鍔壁9との間に保持器11の取付突子13及び球体14が位置するため帽形輪5はフリー回転しても左右への動きは鍔壁9と内曲片3に制御されて回転バランスを保ち、それゆえ左右の帽形輪5は同一軌道上を円滑に回転する。図中10は帽形輪5の鍔壁9縁部に外方屈曲したグリス注入口を示す。
しかして図2(a)は要部の上半部断面であり、(b)は帽形輪5の外観背面を示すもので、帽形輪5は側端の鍔壁9に連なって横凸状の内輪部6が形成され、該内輪部6の奥端壁7に四角形状の前記角孔8を形成したものであり、左右の帽形輪5は奥端壁7においてねじ止めされ両者は一体状となっている。そして帽形輪5の鍔壁9は固定輪1の外側面に位置し、左右の帽形輪1は前記回動軸Pの回転とともに固定輪1の内面を回転する。またグリス切れとなったときは図示のようにスプレー缶Cの液状グリスを注入口10より補充する。
図3(a)(b)において帽形輪5の内輪部6外側に遊嵌する前記保持器11は樹脂・ナイロン製からなり、保持器の環状部12が内輪部6の外側にフリー回転し、環状部12の側部周面に列設した多数個の取付突子13間に直径5ミリほどの球体14を夫々挟着したもので、該球体14もフリー回転することは勿論である。
保持器11及び帽形輪5の回転を円滑にするグリスは、一般的な軸受同様設置時にあらかじめ塗布しておくため通常は運転に全く問題はなく、しかも保持器11に樹脂製のものを使用するため擦過痕を生じたり、きしみ音を発生することはないが、長期使用中には製品の経年劣化や室内の温度変化、更には設置場所や環境状態によっては潤滑剤の寿命に影響することも少なくなく、特に農業用ハウスなどの室内高所に設置した軸受の場合、修理や交換を余儀なくされるとその作業には熟練を要するため設置者側・農家側の双方にとって労力・費用面などの負担も看過しえない一面がある。
しかるに本案軸受では帽形輪5の鍔壁9周縁をわずかに内方屈曲してグリス注入口10を形成してあるので、高所といえども脚立を利用してグリスを充填してあるスプレー缶Cを注入口10に注入する簡単な作業ですみ、このためグリス供給切れを感知した時は熟練を要さずに誰もが容易に補充でき、保持器・帽形輪の回転動作を絶えずスムーズに保持することができる。
1 固定輪 2 取付脚 3 内曲片 4 架設材 5 帽形輪
6 内輪部 7 奥端壁 8 角孔 P 回動軸 9 鍔壁
10 注入口 11 保持器 12 環状部 13 取付突子 14 球体
15 スプレー缶

Claims (1)

  1. 取付脚を有する固定輪と、回転自在の帽形輪、及び周縁に多数個の球体を配列した樹脂製保持器で構成され、前記帽形輪は左右一対で固定輪の両側に対設されるとともに回動軸を挿通する角孔を形成した奥端壁同士を固着して一体状となし、前記保持器が帽形輪の内輪部外側に遊嵌され且つ固定輪の内曲片により横方向への動きが抑止されて回転バランスを保ち、しかして帽形輪の鍔壁縁部にグリス注入口を形成したことを特徴とするバランス機能を備えた保持器付き回転軸受。
JP2014004712U 2014-08-18 2014-08-18 バランス機能を備えた保持器付き回転軸受 Active JP3194244U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004712U JP3194244U (ja) 2014-08-18 2014-08-18 バランス機能を備えた保持器付き回転軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004712U JP3194244U (ja) 2014-08-18 2014-08-18 バランス機能を備えた保持器付き回転軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3194244U true JP3194244U (ja) 2014-11-13

Family

ID=51946110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014004712U Active JP3194244U (ja) 2014-08-18 2014-08-18 バランス機能を備えた保持器付き回転軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3194244U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6439469B2 (ja) 転がり軸受
US20140334761A1 (en) Spherical Roller Bearing Cage with Inward Flange Turned Radially Outward
JP5636819B2 (ja) 転がり軸受
JP3194244U (ja) バランス機能を備えた保持器付き回転軸受
KR20120027188A (ko) 와셔 및 그 와셔를 이용한 모터 베어링 시스템
KR101878548B1 (ko) 리테이너가 있는 베어링
KR20180105663A (ko) 구름 베어링용 밀봉 부재 및 구름 베어링 장치
KR20190115374A (ko) 테이퍼 롤러 베어링
JP2018035944A (ja) 玉軸受の製造方法
JP4530666B2 (ja) スラスト軸受組立体
JP2011202671A (ja) 転がり軸受用保持器及び転がり軸受
US10267363B2 (en) Grease dispenser device for rolling bearings
JP2002098150A (ja) 玉軸受
JP4929103B2 (ja) 蝶番
WO2010137434A1 (ja) 玉軸受用保持器および玉軸受
JP2008249128A (ja) 転がり軸受及びモータ
KR20170095585A (ko) 볼 베어링용 케이지
KR20120005007A (ko) 와셔 및 그 와셔를 이용한 모터 베어링 시스템
JP5764959B2 (ja) 玉軸受
JP2003269465A (ja) 玉軸受
JP3197358U (ja) 軸受
JP2015052349A (ja) 円すいころ軸受
CN102829080A (zh) 带阻尼的滚针轴承
JP2005133893A (ja) 冠型保持器及び該保持器を組み込んだ玉軸受
US20090000583A1 (en) Segmented rolling element bearing

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3194244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250