JP3194203B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JP3194203B2
JP3194203B2 JP10055292A JP10055292A JP3194203B2 JP 3194203 B2 JP3194203 B2 JP 3194203B2 JP 10055292 A JP10055292 A JP 10055292A JP 10055292 A JP10055292 A JP 10055292A JP 3194203 B2 JP3194203 B2 JP 3194203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative film
image
pseudo
film
photographed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10055292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05276378A (ja
Inventor
隆司 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10055292A priority Critical patent/JP3194203B2/ja
Priority to US08/008,950 priority patent/US5337164A/en
Publication of JPH05276378A publication Critical patent/JPH05276378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3194203B2 publication Critical patent/JP3194203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、標準ネガフィルムの
画像情報を読取り画像処理を行なう画像読取装置に関
し、特に疑似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読
取り画像処理を行なう画像読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば35mmの標準ネガフィル
ムを用いて疑似パノラマ撮影が行なわれたり、また標準
ネガフィルムを用いて標準撮影と疑似パノラマ撮影が行
なわれている。この疑似パノラマ撮影が行なわれた疑似
パノラマ撮影ネガフィルムの画像をプリントしたり、ま
た標準撮影と疑似パノラマ撮影が混在した標準ネガフィ
ルムの画像をプリントするが、疑似パノラマ撮影の画像
をプリントする場合には疑似パノラマ撮影ネガフィルム
の撮影されていない非画像部を覆ってプリントする必要
がある。
【0003】このような疑似パノラマ撮影ネガフィルム
を用いてプリントする場合に、画像読取装置で疑似パノ
ラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処理を行
ない複写機などで出力しているが、この画像処理の前処
理としてシェーディング補正を行なっている。シェーデ
ィング補正は、使用するネガフィルムの未露光部の駒ま
たは、それに相当するフィルターをフィルムホルダにセ
ットするなどし、これを投影機に挿入して未露光部の情
報を基にしてシェーディング補正を行っていた。そのた
め、通常に撮影されたネガフィルム以外に、撮影に用い
られたネガフィルムと同タイプの未露光の駒を用意する
必要があり、取扱いが面倒であった。
【0004】また、疑似パノラマ撮影ネガフィルムが増
加しているが、従来の標準撮影ネガフィルムと同じ制御
手順で画像情報を読取り出力されている。例えば、露光
制御データを取込む際、疑似パノラマ撮影ネガフィルム
に対応した制御法が従来法ではなく、標準撮影ネガフィ
ルムと同じ制御法を用いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、未露光の駒
は、保存状況や時間の経過により色が退色したり、傷が
つく等の不都合が生じていた。そのため、色が退色した
未露光の駒でシェーディングを行うと撮影したネガフィ
ルムと、未露光の駒でカラーバランスが崩れ、色再現を
正確に行うことができない。
【0006】また、疑似パノラマ撮影ネガフィルムでは
標準撮影ネガフィルムと同じ制御法を用いているため、
撮影された部分以外の非画像部があるにもかかわらず、
現在のところ撮影されたネガフィルムとは別に未露光の
駒のネガフィルムが用いられていた。そして、読取り動
作に加え、シェーディング動作を別に前もって別に行う
必要があった。
【0007】加えて、露光制御データを取込む際、精度
を上げるため標準撮影フィルムの画像部のほとんどの範
囲をデータとして取り込んでいた。そのため、疑似パノ
ラマ撮影ネガフィルムでは、画像部が駒の中央部の範囲
にしかないため、標準ネガフィルムと同じ範囲を露光制
御データとして取込むこととなり、露光制御データが実
際の濃度よりも薄くなってしまい、結局実際より薄い疑
似パノラマ撮影ネガフィルムと判定し、疑似パノラマ撮
影ネガフィルムへの露光量を減らしてしまうため、でき
あがったプリントが実際よりも露光不足に仕上がってし
まう。
【0008】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、疑似パノラマ撮影ネガフィルムからのプリント仕
上りを良好に行なうことができる画像読取装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、標準ネガフィルムを用いて
撮影された疑似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を
読取り画像処理を行なう画像読取装置において、前記疑
似パノラマ撮影ネガフィルムの撮影された部分以外の非
画像部を用いてシェーディング補正を行う手段を有する
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、標準ネガフ
ィルムを用いて撮影された疑似パノラマ撮影ネガフィル
ムの画像情報を読取り画像処理を行う画像読取装置にお
いて、前記疑似パノラマ撮影フィルムの撮影された画像
部のみを露光制御データとして用いて露光制御する手段
を有することを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、標準ネガフ
ィルムを用いて撮影された疑似パノラマ撮影ネガフィル
ムの画像情報を読取り画像処理を行う画像読取装置にお
いて、前記疑似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を
読取る前のプレスキャン中に、シェーディング補正デー
タと露光制御データを取込む手段を有することを特徴と
している。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、疑似パノラマ撮影ネ
ガフィルムの画像情報を読取り画像処理を行なう場合
に、疑似パノラマ撮影ネガフィルムの撮影された部分以
外の非画像部を用いてシェーディング補正を行う。この
ように、未露光のフィルムの駒を余分に用意する必要が
なく、撮影された疑似パノラマ撮影ネガフィルムの同一
駒内でシェーディングが行われるため、フィルムを現像
したときの条件が等しくなり、色再現を正確に行うこと
ができる。また、シェーディング補正を疑似パノラマ撮
影ネガフィルムの同一駒内で行うため保存状態が等しく
なり、未露光のフィルムの駒を用いるより正確なシェー
ディング補正を行うことができる。
【0013】また、請求項2記載の発明では、疑似パノ
ラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処理を行
う場合に、疑似パノラマ撮影フィルムの撮影された画像
部のみを露光制御データとして用いて露光制御する。こ
のように、露光制御データを撮影された疑似パノラマ撮
影ネガフィルムの非画像部を除いた画像部だけで読取る
ため、正確な露光制御が行なえる上、正確なネガポジ反
転が行える。
【0014】また、請求項3記載の発明では、疑似パノ
ラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処理を行
う場合に、疑似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を
読取る前のプレスキャン中に、シェーディング補正デー
タと露光制御データを取込む。このように、1回のプレ
スキャン中でシェーディング補正を行うため、シェーデ
ィング補正を別途行なう必要がなく、使用者に特にシェ
ーディング補正を気にさせず読取りを行え、しかも露光
制御データを撮影された画像部だけで読取るため、正確
な露光制御が行なえる上、正確なネガポジ反転が行え
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の画像
読取装置の具体的実施例を説明する。 1.画像読取装置の概要 図1に標準ネガフィルムに標準撮影された標準撮影ネガ
フィルムF1を示し、図2に標準ネガフィルムに疑似パ
ノラマ撮影された疑似パノラマ撮影ネガフィルムF2を
示しており、図1の標準撮影ネガフィルムF1では1駒
の全体が画像部Aになっているが、図2の疑似パノラマ
撮影ネガフィルムF2では1駒の中央に画像部Aが、そ
の上下に非画像部B,Cが形成されている。このような
標準撮影ネガフィルムF1及び疑似パノラマ撮影ネガフ
ィルムF2は図3の画像読取装置にセットされ、この画
像読取装置で画像情報を読取り画像処理が行なわれる。
【0016】図3はこの発明を実施した画像読取装置の
概要構成例を示す図、図4はネガ用フィルムキャリアの
斜視図である。
【0017】この画像読取装置は、図3に示されている
ようにフィルムプロジェクタ200、ミラーユニット3
00及びデジタルカラー複写機等の情報処理部400を
備えており、透過型で原稿画像の読取りを行う。
【0018】フィルムプロジェクタ200の構成 このフィルムプロジェクタ200では、フィルムプロジ
ェクタ本体201の上面と側面に、原稿フィルムFを支
持したネガ用フィルムキャリア202を縦方向または横
方向からフィルムプロジェクタ本体201内に挿入する
ことができる大きさの溝203がそれぞれ設けられてい
る。このネガ用フィルムキャリア202は、図4に示す
ように、一対の枠202a,202bが開閉可能になっ
ており、この枠202a,202bの間に原稿フィルム
Fを挟むことができるようになっている。このネガ用フ
ィルムキャリア202は35mmネガフィルム用のキャ
リアで、また別に図示しないリバーサルフィルム用のキ
ャリアとが準備されている。従って、フィルムプロジェ
クタ本体201には、これらのフィルムを装着すること
ができるようになっている。
【0019】フィルムプロジェクタ本体201内には、
リフレクタ210及びハロゲンランプ211からなる光
源ランプが映写レンズ212と同軸上に配置されてい
る。ハロゲンランプ211の近傍には、このハロゲンラ
ンプ211を冷却するための冷却ファン213が設けら
れている。更に、ハロゲンランプ211の左側には、こ
のハロゲンランプ211からの光を収束するためのコン
デンサーレンズ214、凸レンズ215及び所定の波長
の光線をカットするための熱線吸収フィルタ216がそ
れぞれ映写レンズ212と同軸上に配置されている。
【0020】熱線吸収フィルタ216の左側には、フィ
ルムの分光特性及びランプの分光特性を補正するための
フィルム用補正フィルタ217、光源ランプのフィラメ
ントが見えないように拡散板218が配置されている。
このフィルムプロジェクタ200の電源は、ベースマシ
ン500の電源とは別に設けられている。
【0021】ミラーユニット300の構成 ミラーユニット300では、全反射ミラー301を底部
302とのなす角度が45度となるようにフィルムプロ
ジェクタ本体201に支持するようにしている。また、
底部302には開口303が形成されていて、この開口
303にフレネルレンズ304が設けられている。フレ
ネルレンズ304は全反射ミラー301によって反射さ
れ、拡散しようとする映写光を平行な光に変えることに
より、画像の周辺部が暗くなるのを防止する機能を有し
ている。
【0022】このミラーユニット300はフィルムプロ
ジェクタ200によるカラーコピーを行なわないとき
は、フィルムプロジェクタ本体201に収納される。そ
して、ミラーユニット300は、使用するときにベース
マシン500のプラテンガラス501上の所定の場所に
載置される。
【0023】情報処理部400の構成 情報処理部400は、集光レンズ410、光電変換素子
のCCD420、画像読取部430及び画像処理部44
0で構成され、この情報処理部400は図5のように構
成されている。 2.画像信号処理の概要 図5はカラー画像読取装置の画像信号の処理回路の構成
の一例を示している。
【0024】1〜3は画像入力用のCCDラインセンサ
で、複数の光電変換素子が線状に配列されたCCDアレ
ーである。CCDラインセンサ1〜3から入力された画
像信号は、各色毎に設けた増幅器4〜6で増幅され、更
に各色毎に設けたA/D変換器7〜9でR,G,B各々
のデジタル信号に変換され、色別の1ライン分の時系列
信号となり、この時系列信号はシェーディング補正部1
0に入力される。
【0025】このシェーディング補正部10はCPU1
1で制御され、このCPU11にはラインメモリ12が
接続されている。このラインメモリ12は、CCDライ
ンセンサ1〜3の感度ばらつきや電光照明光源の光量む
らを補正するためのCCD1ライン分のR,G,B各々
のシェーディングデータを画素毎に記憶するラインメモ
リで、半導体ランダムアクセスメモリRAMにより構成
されている。また、シェーディング補正部10では画像
信号とラインメモリ12から読みだされたシェーディン
グデータとの間でCPU11からの制御信号をもとに演
算を行い、画像信号のCCD主走査方向の出力変動の補
正及びR,G,Bのホワイトバランスの補正を行う。
【0026】CPU11にはサンプリング位置格納RA
M13、露光制御データ格納RAM14及びシェーディ
ングデータ退避RAM15が接続されている。サンプリ
ング位置格納RAM13は、後で述べるシェーディング
データや露光制御データをサンプリングする位置を格納
するRAMであり、露光制御データ格納RAM14は後
で述べるフィルム露光状態を判別するための露光制御デ
ータを記憶するRAMであり、またシェーディングデー
タ退避RAM15はラインメモリ12に記憶されている
シェーディングデータを一旦退避させる退避RAMで、
いずれもCPU11でアクセスする構成となっている。 3.読取動作 次に、この画像読取装置の読取動作を図6に基づいて説
明する。この図6は制御手順を示すフローチャートであ
る。 3−1.疑似パノラマ撮影モードと標準撮影モードの設
定 まず、ステップS1でコピーキーの動作を判断する。コ
ピーキーがオンの場合は、図1に示す標準撮影ネガフィ
ルムF1と、図2に示すような疑似パノラマ撮影ネガフ
ィルムF2が存在するため、前記標準撮影ネガフィルム
F1と疑似パノラマ撮影ネガフィルムF2の読取りモー
ドをステップS2で判断するため、本体のキー入力によ
りモードの設定を行う。ここでは、キー入力によりモー
ドの設定を行なっているが、画像処理などを用いて標準
撮影と疑似パノラマ撮影を判別して、モードの設定を行
なってもかまわない。 3−2.標準撮影モード 次に、ステップS2で標準撮影モードが選択されると、
フィルムベースの未露光の駒を図2に示すネガ用フィル
ムキャリア202にセットし、ネガ用フィルムキャリア
202を標準撮影ネガフィルムF1を撮影する方向と同
じ方向に投影機の挿入口から挿入する。ステップS31
でベースフィルムがセットされたことを確認すると、シ
ェーディングのスキャンが始まり、図5に示すサンプリ
ング位置格納RAM13から送られる図7に示すような
端部L1とL2の間の中央部付近の位置データX1をも
とにCPU11からのサンプリング信号で、ステップS
32のシェーディングデータのサンプリングが行われ
る。
【0027】通常、シェーディングデータは、照明光量
分布及びラインセンサ(光電変換素子配列体)の個々の
素子の感度ばらつき等を補正する。これに加え、ネガフ
ィルムのシェーディングではネガフィルムのオレンジマ
スキングを補正し、ダイナミックレンジを有効に使うた
めにフィルムの未露光部を用いてシェーディングを行
い、オレンジマスク分の色データを除去する方法がとら
れている。また、ここではデータの精度を上げるため複
数ラインサンプリングされ、CPU11を用いて平均化
して最終的なシェーディングデータを求め、図5のライ
ンメモリ12に蓄えられる。
【0028】シェーディングのスキャンが終ると、標準
撮影ネガフィルムF1をネガ用フィルムキャリア202
にセットし、このネガ用フィルムキャリア202を投影
機の読取りたい挿入口すなわち、シェーディングで挿入
した時と同じ方向から挿入する。
【0029】ステップS33で標準撮影ネガフィルムF
1がセットされたことを確認し、コピーボタンが押され
たか否かをステップS34で判断し、コピーボタンが押
されたことを確認すると、まずプレスキャンが始まり、
投影画像を適切に読取るために、ステップS35で標準
撮影ネガフィルムの各種条件を補正する露光制御データ
を取込む。
【0030】通常、ネガフィルムはラチチュードが広
く、露光オーバーから露光アンダーまでのネガフィルム
を同じようにプリントする必要があり、撮影時の露光条
件は実際には、未知であるのでネガフィルム上の画像濃
度をサンプリングして、ネガフィルムへの露光量を調整
する必要があるため、露光制御データの取込みが行なわ
れる。例えば、露光制御データを基に、ランプ光量を変
えてネガフィルムへの露光量を変え、露光オーバーから
露光アンダーまで読取り素子に入る光量を等しくして、
露光オーバーから露光アンダーまで同じようにプリント
する方法等がある。
【0031】また、ネガフィルム上の画像濃度のサンプ
リングは、できるだけ広い範囲を読取る方が露光制御す
なわちネガポジ変換の精度を高くすることができる。
【0032】そこで、標準撮影ネガフィルムF1の場合
は、実際には、図5に示すサンプリング位置格納RAM
13から送られる図8に示すような端部L1の位置デー
タをもとにCPU11からのサンプリング信号で、サン
プリングを開始し、端部L2の位置までサンプリングを
行なっている。ここでは、端部L1から端部L2まで露
光制御データのサンプリングを行なっているが、その一
部でもかまわない。
【0033】最後に、上記方法を用いて、ステップS3
6で標準撮影ネガフィルムF1の画像部Aを読取る。 3−3.疑似パノラマ撮影モード また、ステップS2で疑似パノラマ撮影モードが選択さ
れると、図2に示す疑似パノラマ撮影ネガフィルムF2
をネガ用フィルムキャリア202にセットし、このネガ
用フィルムキャリア202を投影機の横挿入口から挿入
する。ステップS3で疑似パノラマ撮影ネガフィルムF
2がセットされたことを確認し、コピーボタンが押され
たか否かをステップS4で判断し、コピーボタンが押さ
れたことを確認すると、プレスキャンが始まり、ステッ
プS5でシェーディングデータを取込む。
【0034】シェーディングは、標準撮影ネガフィルム
F1の読取りで説明したような理由で行われ、特に疑似
パノラマ撮影ネガフィルムF2に関しては、図9に示す
ようにL3〜L4の間またはL5〜L6の間の非画像部
をB,C用いて、シェーディングが行われる。
【0035】次に、標準撮影ネガフィルムF1の読取り
で説明したように投影画像を適切に読み取るために、ス
テップS6で疑似パノラマ撮影ネガフィルムF2の各種
条件を補正する露光制御データを取込む。また、疑似パ
ノラマ撮影ネガフィルムF2上の画像濃度のサンプリン
グは、できるだけ広い範囲を読取る方が精度を高くする
ことができるので、露光制御データは、図10に示すL
4の画像部Aに入ったところから画像部Aが終るところ
L5まで露光制御データの採取が行われる。
【0036】例えばプレスキャンが始まり、図5に示す
サンプリング位置格納RAM13から送られる図9に示
すようなL3とL4の間の中央部付近の位置データを基
にCPU11からのサンプリング信号で、ステップS5
のシェーディングデータのサンプリングが行われる。次
に、サンプリング位置格納RAM13から送られる図9
に示すようなL4からL5の間の位置データをもとにC
PU11で露光制御データのサンプリングが行われ、図
5の露光制御データ格納RAM14に露光制御データが
格納される。即ち、シェーディングデータの取込みと、
露光制御データの取込みが一連のプレスキャンの動作中
に行われる。
【0037】また、ここでは、露光制御データのサンプ
リングを精度を高くするため図10のL4からL5の範
囲すなわち、疑似パノラマ撮影ネガフィルムの画像部で
行なったが、画像によってL4からL5の範囲の一部を
サンプリングしてもかまわない。要するに、読取る画像
によって、図5のサンプリング位置格納RAM13に格
納された露光制御データをサンプリングする位置を変え
てもかまわない。最後に、露光制御データを基に、ステ
ップS7で疑似パノラマ撮影ネガフィルムF2の画像部
Aの読取りが行われる。
【0038】
【発明の効果】前記のように、請求項1記載の発明は、
疑似パノラマ撮影ネガフィルムの撮影された部分以外の
非画像部を用いてシェーディング補正を行う手段を有し
ており、疑似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読
取り画像処理を行なう場合に、疑似パノラマ撮影ネガフ
ィルムの撮影された部分以外の非画像部を用いてシェー
ディング補正を行うことができる。従って、未露光のフ
ィルムの駒を余分に用意する必要がなく、撮影された疑
似パノラマ撮影ネガフィルムの同一駒内でシェーディン
グを行なうことができ、フィルムを現像したときの条件
が等しくなり、色再現を正確に行うことができる。ま
た、シェーディング補正を疑似パノラマ撮影ネガフィル
ムの同一駒内で行うため保存状態が等しくなり、未露光
のフィルムの駒を用いるより正確なシェーディング補正
を行うことができる。
【0039】また、請求項2記載の発明は、疑似パノラ
マ撮影フィルムの撮影された画像部のみを露光制御デー
タとして用いて露光制御する手段を有するから、疑似パ
ノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処理を
行う場合に、疑似パノラマ撮影フィルムの撮影された画
像部のみを露光制御データとして用いて露光制御するこ
とができ、撮影された疑似パノラマ撮影ネガフィルムの
画像部だけの露光制御データをで読取るため、正確な露
光制御が行なえる上、正確なネガポジ反転を行なうこと
ができる。
【0040】また、請求項3記載の発明では、疑似パノ
ラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取る前のプレスキ
ャン中に、シェーディング補正データと露光制御データ
を取込む手段を有するから、疑似パノラマ撮影ネガフィ
ルムの画像情報を読取り画像処理を行う場合に、疑似パ
ノラマ撮影ネガフィルムのプレスキャン中に、シェーデ
ィング補正データと露光制御データを取込むことができ
る。従って、1回のプレスキャンの中にシェーディング
補正を行うため、シェーディング補正を別途行なう必要
がなく使用者に特にシェーディング補正を気にさせず読
取りを行え、しかも露光制御データを撮影された画像部
だけで読取るため、正確な露光制御が行なえる上、正確
なネガポジ反転が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】標準ネガフィルムに標準撮影された標準撮影ネ
ガフィルムを示す図である。
【図2】標準ネガフィルムに疑似パノラマ撮影された疑
似パノラマ撮影ネガフィルムを示す図である。
【図3】画像読取装置の概要構成例を示す図である。
【図4】ネガ用フィルムキャリアの斜視図である。
【図5】カラー画像読取装置の画像信号の処理回路の構
成の一例を示す図である。
【図6】制御手順を示すフローチャートである。
【図7】標準撮影ネガフィルムのシェーディングデータ
の取込みを示す図である。
【図8】標準撮影ネガフィルムの露光制御データの取込
みを示す図である。
【図9】疑似パノラマ撮影ネガフィルムのシェーディン
グデータの取込みを示す図である。
【図10】疑似パノラマ撮影ネガフィルムの露光制御デ
ータの取込みを示す図である。
【符号の説明】
F1 標準撮影ネガフィルム F2 疑似パノラマ撮影ネガフィルム A 画像部 B,C 非画像部 400 情報処理部 410 ラインセンサ 420 CCD 430 画像読取部 440 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/401 G06T 1/00 460

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準ネガフィルムを用いて撮影された疑
    似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処
    理を行なう画像読取装置において、前記疑似パノラマ撮
    影ネガフィルムの撮影された部分以外の非画像部を用い
    てシェーディング補正を行う手段を有することを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 標準ネガフィルムを用いて撮影された疑
    似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処
    理を行う画像読取装置において、前記疑似パノラマ撮影
    フィルムの撮影された画像部のみを露光制御データとし
    て用いて露光制御する手段を有することを特徴とする画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 標準ネガフィルムを用いて撮影された疑
    似パノラマ撮影ネガフィルムの画像情報を読取り画像処
    理を行う画像読取装置において、前記疑似パノラマ撮影
    ネガフィルムの画像情報を読取る前のブレスキャン中
    に、シェーディング補正データと露光制御データを取込
    む手段を有することを特徴とする画像読取装置。
JP10055292A 1992-01-30 1992-03-26 画像読取装置 Expired - Fee Related JP3194203B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055292A JP3194203B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 画像読取装置
US08/008,950 US5337164A (en) 1992-01-30 1993-01-26 Negative film image reading device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055292A JP3194203B2 (ja) 1992-03-26 1992-03-26 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05276378A JPH05276378A (ja) 1993-10-22
JP3194203B2 true JP3194203B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=14277111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055292A Expired - Fee Related JP3194203B2 (ja) 1992-01-30 1992-03-26 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3194203B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05276378A (ja) 1993-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5337164A (en) Negative film image reading device
JPH0722311B2 (ja) カラ−画像読み取り装置
JPH03206762A (ja) 画像処理装置におけるフィルム画像パラメータ抽出方式
US6538717B2 (en) Method of image reading by one time to-and-fro scanning
US6900911B1 (en) Image processing apparatus and image correcting method
US6757083B1 (en) Image input apparatus
US6316761B1 (en) Image reading method having reading conditions different in light quantity
JPH11187221A (ja) 画像読取装置
US6806870B1 (en) Image display control apparatus including adjustment based on brightness
JP3194203B2 (ja) 画像読取装置
US7212690B2 (en) Image reading apparatus and image reading method
JP2001177732A (ja) 画像処理装置
US5986741A (en) Imaging apparatus
JPH11225270A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP3194205B2 (ja) 画像読取装置
JP3469463B2 (ja) 画像処理装置
JPH0335669A (ja) 写真フィルム読取り方法
JP3289171B2 (ja) 写真焼付装置及び画像処理装置
JP2000125084A (ja) 原稿読取装置
JP2000358141A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP2922957B2 (ja) 画像読取装置
JP4002329B2 (ja) 画像読取装置
JPH11215306A (ja) 画像読取方法
JP2000092309A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH03234181A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees