JP3193910B2 - 耳飾り類の着用のための段階式締め付け装置 - Google Patents

耳飾り類の着用のための段階式締め付け装置

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剛 中嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耳朶の一面に接す
る受け部と、耳朶の面に接する締め付け部とを有し、
締め付け部の受け部方向への移動により耳朶を締め付け
て耳飾り類を着用するための段階式締め付け装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】耳飾りの類を耳朶へ着用する方法には、
スクリュー(ねじ)式、クリップ(挟み)式、ピアス
(刺通し)式等がある。穿孔を必要としない前2者の方
法は誰でも気軽に利用され得るけれども外れるという問
題がある。クリップ式が最も簡便であるが調節が全く出
来ないため殆どの場合、緩いか痛いかのどちらかという
ことになる。そこでスクリュー式が主流を占めることと
なるが、ねじ止めの常として一定の締め付け力を保持し
にくいという欠点がある。ねじ止めは着用中の揺れや振
動によって一旦緩むと閉め直さないかぎり元へ戻らない
ため、耳朶から容易に離脱し、紛失する例も少なくな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は着脱が容易で、
しかも一定の締め付け力を保持することができる安全性
の高い、耳飾り類を着用するための装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、一方に受け部を配置し他方に締め付け部を配
置する本体を有し、その本体に締め付け部を通す通口部
を設け、締め付け部には溝部を移動方向に複数個設け、
溝部と係合、離脱可能な曲面を有する突部を上記係合、
離脱方向へ移動可能に本体に組み込むとともに、同突部
を係合方向へ弾力的に付勢するという手段を講じたもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の装置は、耳朶の一面に
接する受け部と、耳朶の他面に接する締め付け部とを有
し、締め付け部を受け部方向へ移動させることによっ
て、耳朶を締め付け、耳飾りを着用する装置に属する。
このような装置構成において、本発明のものは段階式に
締め付け位置を選択できることを特徴とする。
【0006】受け部と締め付け部とは耳朶を両側から挟
んで締め付けるためのものである。締め付け部が操作を
するための側であるのに対して、受け部の方は締め付け
部による圧迫を受け止める側ということができる。従っ
て耳飾りとしての装飾体を取り付ける箇所には、普通、
受け部の側が選択されるであろう。
【0007】上記の受け部を一方に配置し、他方に締め
付け部を配置するために本発明の装置は本体を有する。
故に、本体は受け部と締め付け部とを然るべき位置に設
けるための手段である。本体の両側に受け部と締め付け
部を設ける場合、間は耳朶が収まる空間となるので、こ
の場合本体は例えばU字形やJ字形のような外観とな
る。しかし、この外観に捕らわれるべきではない。
【0008】本体には、締め付け部を通すために通口部
が設けられる。通口部は締め付け部を移動可能に通し
て、後述の手段によって保持するために設けられる。締
め付け部は受け部の方向へ移動させることができ、かつ
その移動方向に複数個設けた溝部を有する。この溝部
が、締め付け部を所望する位置に保持する位置決め手段
の一方の要素となる。この溝部と係合、離脱可能な曲面
を有する突部は、係合、離脱方向へ移動可能に本体に組
み込まれる。突部は上記位置決め手段の他方の要素とな
るが、常に係合方向へ付勢しておくために弾力的な作用
的を働かせる。各種のばねをこの作用力を得るために利
用することができる。
【0009】溝部と溝部との間には隔離部を設けること
ができる。隔離部は隣接溝部を隔離してピッチを調整
し、また境にエッジを作る。
【0010】上記突部として望ましいのは、球面或いは
円筒面である。これらの曲面は浅い溝部にも確実に係合
し、また離脱も容易であり、また曲面の正確さは上記係
合と離脱動作に節度感を与える。曲面から成る突部の大
きさと溝部の深さや溝部を構成する斜面の角度の緩急及
びピッチは係合と離脱動作を円滑に行なうために重要な
要素になるので予め検討された最適の数値が選択され
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して実施例により本発明をよ
り詳細に説明する。実施例の装置は、一方に受け部11
を配置し、他方に締め付け部12を配置する本体10を
有し、受け部11と締め付け部12との間は耳朶が入り
込む空間13となる。
【0012】ほぼU字形に形成される実施例の本体10
は、受け部11に向かって締め付け部12を移動可能に
取り付けるために他端側に、通口部14を有する筒状部
材15を取り付けた構造とされる。通口部14は正確に
受け部11の方向を向いているものとする。
【0013】締め付け部12は移動方向に長い軸状の部
材とされ、その先端には耳朶への接触子12a、基端に
は移動操作のための操作子12bを有する。この締め付
け部12の中間部分には溝部16が移動方向に複数個設
けられている。溝部16は緩い傾斜で浅くほぼV字状に
構成されたもので、隣り合う溝部16、16の間には隔
離部17が設けられる。隔離部17を含む溝部16のピ
ッチ間隔を後述する突部18としての球体の直径とほぼ
同寸に設定している
【0014】突部18として、実施例ではボールベアリ
ング用の鋼球を使用している。このため高精度のものを
比較的廉価に入手することができる。前記の直径を持つ
鋼球は、前記筒状部材15の中に弾力的な付勢手段19
とともに組み込まれ、溝部16に対して係合及び離脱可
能とされる。故に上記突部18が溝部16に入り込む割
合は浅く、直径(又は前記ピッチ)の10%〜40%望
ましくは20%程度とされている。
【0015】溝部16へ突部18を係合させるために、
弾力的な付勢手段19として、コイルばねが筒状部材1
5の中に組み込まれる。そのコイルばねは本体10の端
部と上記鋼球との間に圧縮状態で組み込まれ、付勢力に
より、溝部16を有する締め付け部12を、筒状部材1
5を閉じている端部部材20に押し付ける。このとき端
部部材20及び通口部14壁面には溝部両側の軸部又は
隔離部が同時に2箇所又はそれ以上接触することが望ま
しい。
【0016】装飾体21は、受け部11の反対側に取り
付けられる。また、前述の接触子12aや操作子12b
は締め付け部12の軸体の両端部にかしめ加工等により
取り付けられる。なお。突部16に鋼球を用いる実施例
の場合、付勢手段19にはステンレス鋼線を用い、他の
構成部品はこれらの鋼球と鋼線の使用に耐える材料によ
って形成されている。
【0017】故に、操作子12bを指先で摘んで締め付
け部12を軸方向へ押し或いは引くことによって、或る
溝部16に係合している突部18は浅い斜面によって隔
離部17まで押され、次の溝部16に係合する。係合
中、突部18は溝部16に着座して緩みなく安定し、か
つ溝部16と隔離部17との境のエッジ22にも引っ掛
かり、不意の振動や衝撃などで外れる恐れはない。
【0018】図3に本発明に係る装置の変形例を示す。
これは断面を緩い傾斜で浅く曲線状にした溝部26を有
しており、例示のものは突部18と略同径の円弧から成
っている。溝部26の間には隔離部27が設けられる。
この例においても突部18が溝部26に入り込む割合は
前記例と同程度で良い。他の構成も前記例と同様で良い
ので符号を援用し、説明は略す。なお、28は滑り止め
を示す。
【0019】また例示の溝部16は対称的な形状を有す
るから押し引きの操作力に差はないが、これを非対称と
することで、接触子11へ向かう方は緩傾斜とし、逆方
向はそれより急傾斜とすれば、締め方向へは動き易いが
緩め方向へは動き難いものとすることも可能である。図
4参照。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、かつ作
用するものであるから、締め付け部を押し引きするだけ
で、着脱操作と締め付け力を加減する操作を行うことが
でき、従って取り扱いが容易であるとともに、自然に緩
むことがないので、着用中に耳飾り類を離脱させること
がなく、安全性が高いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耳飾り類の着用のための段階式締
め付け装置の実施例を示す分解斜視図。
【図2】同じく図1のものの断面説明図。
【図3】同上装置の変形例を示す断面説明図。
【図4】溝部の変形例を示す部分説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44C 1/00 - 3/00 A44C 7/00 - 27/00 B23Q 5/00 - 5/58 B25B 1/00 - 11/02 F16H 19/00 - 37/16 F16H 49/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耳朶の一面に接する受け部と、耳朶の
    面に接する締め付け部とを有し、締め付け部の受け部方
    向への移動により耳朶を締め付けて耳飾り類を着用する
    ための装置であって、 一方に受け部を配置し他方に締め付け部を配置する本体
    を有し、その本体に締め付け部を通す通口部を設け、締
    め付け部には溝部を移動方向に複数個設け、溝部と係
    合、離脱可能な曲面を有する突部を上記係合、離脱方向
    へ移動可能に本体に組み込むとともに、同突部を係合方
    向へ弾力的に付勢したことを特徴とする耳飾り類の着用
    のための段階式締め付け装置。
  2. 【請求項2】 突部は球面又は円筒面によって構成され
    たものである請求項1記載の耳飾り類の着用のための段
    階式締め付け装置。
  3. 【請求項3】 溝部はV字状に構成されたもので、隣り
    合う溝部の間には隔離部が設けられている請求項1記載
    の耳飾り類の着用のための段階式締め付け装置。
  4. 【請求項4】 隔離部を含む溝部のピッチ間隔が、突部
    としての球体の直径と同寸又はそれ以下に設定されてい
    る請求項3記載の耳飾り類の着用のための段階式締め付
    け装置。
  5. 【請求項5】 溝部は曲線状に構成されたもので、隣り
    合う溝部の間には隔離部が設けられている請求項1記載
    の耳飾り類の着用のための段階式締め付け装置。
  6. 【請求項6】 溝部と隔離部との境に、突部と引っ掛か
    り可能なエッジを有する請求項3記載の耳飾り類の着用
    のための段階式締め付け装置。
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