JP3193727B2 - 弾力性のあるヒンジ付コネクターを持つ金属容器 - Google Patents

弾力性のあるヒンジ付コネクターを持つ金属容器

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、概略的には容器に関するものであり、より
詳細には成形された(formed)エッジを持つ薄肉の金属
容器に関するものである。
発明の背景 薄肉の金属容器は、特定の物のパッケージング用に多
く使われており、そのパッケージングは、ある程度の恒
久性を有することを意図している。それらは、中身を良
好に保護し、容器自体に魅力的なデザインを恒久的にプ
リントする機会を与える点で有利である。従って、該容
器は長期間用いることができ、また、中身が短時間後に
消費される場合には、容器はしばしば他の保存目的のた
めに置いておかれる。
薄肉の金属容器は、深絞り加工によって薄い金属シー
トから作られるのが典型的である。それらには、分離可
能な蓋と下部とを持つものがある一方、多くの背の低い
容器を含めて下部から分離できないヒンジ付の蓋を持つ
ものもある。ヒンジ付およびヒンジ無しの金属容器は、
両方共、蓋と下部が嵌まり合う(interfit)ように意図
されているので、蓋が下部と等しくないという点で共通
している。従って、1つの容器を形成するためには、2
つの異なるツールのセットが普通必要とされる。ひとつ
は容器蓋を作るためであり、もうひとつは下部を作るた
めである。典型的には、下部は、未加工の金属エッジの
露出を避けるために、内側へロールされるかまたは折り
返されたエッジを有し、時には、蓋の受け止めエリア/
停止部になるように、上部に形成された出っ張り(ledg
e)を有している。蓋すなわちカバーは、やはり未加工
の金属エッジの露出を避けるためにロールされるかまた
は折り返されたエッジを有しているのが典型的であり、
該エッジは、外側へロールされるのが典型的であり、蓋
の内壁が容器下部にフィットするようにしている。ヒン
ジ付容器の場合、蓋はさらに、容器下部についている結
合ヒンジの半分に嵌まるヒンジの半分を有する。
ヒンジ付容器の蓋と下部との間のヒンジの接続は、く
り返される容器の開閉を容易にし、また、容器蓋を置き
忘れる可能性をなくす。しかしながら、ヒンジ付容器
は、ヒンジを形成するのにかかるコストのために、片割
れ容器が分離可能なヒンジ無しの容器よりも作製費用が
一般的に高い。例えば、背の低い金属容器のヒンジは、
片割れ容器の側面から延びた金属タブから一体成形され
るのが典型的である。このようなヒンジを形成するため
に、片割れ容器が形成されるシート金属の余白は、タブ
を形成するように加工されなければならず、それからタ
ブは、ロールされるか、そうでなければ、ヒンジの半分
を形成するために加工される。ヒンジ付金属容器におけ
るヒンジの厳密な構成は異なっていてもよいが、そのよ
うなヒンジの形成は、一般には、余分の金属加工工程
や、ヒンジ無しの金属容器用に必要であるよりもさらに
複雑なツールセットを必要とする。
特定の金属容器を作るためのツールセットや機械の段
取りにはかなりの費用がかかることがあり得る。生産が
比較的長く続いて、同じツールセットを多数の容器のコ
ンポーネントの製造に用いることができれば、その費用
は正当化され得る。ひとつのサイズの容器から他に変え
るために、ツールセットまたは機械の段取りを変えるこ
とは簡単ではなく、また安価でもない。例えば、より浅
いまたはより背の高い容器を形成することを望む場合
は、絞り加工ツールおよびフォーミングツールを変えね
ばならず、上記で指摘したように、それが高くつくこと
になり得る。この問題は、ヒンジ付容器の場合には、そ
れらを作るために必要となる比較的より高価なツールセ
ットと、より複雑な段取りのために、より一層重大にす
らなる。従って、製品の寿命にわたってサイズ変更の可
能性がある為に、パッケージングの用途がある条件を伴
う場合、金属容器の製造コストが増加するということ
で、プラスチックや紙でできた、他のさらに慣用のより
安いタイプのパッケージングの使用を消費者に考慮させ
ることになるかもしれない。容器は、コスト削減のため
に、同じ設備を用いて製造された、2つの等しい片割れ
容器を用いて作ることが概念的には可能であるが、一般
には、等しい片割れでは、ひとつの容器を形成するよう
に嵌まり合うことができず、特に、ヒンジ付容器を形成
するために組み合わせることは容易にはできない。
発明の概要 上記に顧みて、本発明の全体的な目的は、ヒンジを形
成するための余分な金属加工工程および複雑で高価なツ
ールセットの必要性を回避することによって、比較的低
いコストで製造が可能なヒンジ付の蓋のある金属容器を
提供することである。
結果として生じる本発明の目的は、片割れ容器に別々
にヒンジコンポーネントを形成する必要なしに、2つの
片割れ容器をヒンジで接続して容器を形成するのに用い
ることが出来る、費用効率の高いヒンジメカニズムを提
供することである。
本発明の関連した目的は、例えば、2つの容器蓋のよ
うな、2つの等しい容器コンポーネントを組み合わせ
て、背の低いヒンジ付金属容器を形成するために用いる
ことができるヒンジメカニズムを提供して、金属容器を
形成するためにはただ1セットのツールがあればよいよ
うにし、それによって容器の製造コストを削減すること
である。
本発明の他の関連した目的は、従来のヒンジ無しの容
器を、ヒンジ付容器に転換するのに用いることができる
ヒンジメカニズムを提供することである。
本発明のさらなる関連した目的は、構造が単純で、働
きが信頼でき、製造するのに安価であるようなヒンジメ
カニズムを提供することである。
2つの片割れ容器をつないでヒンジ付容器を形成する
ために用いられるメカニズムを、内部のおよび外部の特
徴部分を加えるために用い、該メカニズムの特徴を利用
することが、本発明の特別の側面に従った目的である。
本発明のこれらおよび他の目的に従って、金属容器蓋
と金属容器下部とをつないでヒンジ付容器を形成するた
めの、弾力性のあるヒンジ付コネクターが提供される。
容器蓋および下部は、絞り加工されたシート金属から形
成されるのが典型的であり、それぞれ閉端部と、成形エ
ッジで終わる直立壁を有する。容器蓋および下部の成形
エッジは、容器の周囲形状を定める。ヒンジ付コネクタ
ーは、概略的には、容器の周囲形状またはその一部にマ
ッチする形状とされ、リング部材、部分セグメント、お
よびリング部材と部分セグメントとをつなぐ一体形成さ
れたヒンジを含む。リング部材は、好ましくは、その周
囲が実質的に連続するものであり、容器下部の成形エッ
ジをグリップするための下向き座部を有し、そして、容
器蓋の成形エッジの全ての辺より少ない辺をグリップ
し、該蓋の成形エッジの少なくとも一辺をフリーにする
ための上向き座部を有する。部分セグメントは上向き座
部を有し、該座部は容器蓋の成形エッジのうち、少なく
ともフリーな辺をしっかりとグリップする大きさであ
る。一体形成されたヒンジは、通常の状態では、容器を
閉じるように位置し、そして、容器蓋がヒンジを中心に
ピボット回転して容器を開けることを可能にする。ヒン
ジ付コネクターは、好ましくは、製造するのが比較的安
価な、射出成形熱可塑性物質から形成される。
本発明の特徴は、2つの片割れ容器をつないでヒンジ
付容器を形成するために、一体形成されたヒンジを持つ
弾力性のあるコネクターを用いることである。従って、
蓋と下部は、単純な成形エッジを有し、片割れ容器に別
々にヒンジコンポーネントを形成する必要性が回避さ
れ、ヒンジ付容器のコストをかなり削減する事になる。
本発明の他の特徴は、コネクターのおかげで、片割れ
容器は、嵌まり合う必要がなく、等しいサイズと形状を
有していてもよいことである。現在の好ましい施工で
は、単純な成形エッジを有する2つの等しいレギュラー
な容器蓋が、ヒンジ付コネクターにより一緒につなが
れ、背の低いヒンジ付容器が形成される。等しい片割れ
容器を使用すると、両方の片割れ容器が同じツールを用
いて形成できるので、容器のコストがさらに削減され
る。
本発明の他の特徴は、従来のヒンジ無しの容器の蓋と
下部とをつなぐために、ヒンジ付コネクターを有利に用
いることができて、ヒンジ付容器が形成されることであ
る。従って、現存するヒンジ無しの金属容器を、ヒンジ
付容器に容易に転換することができる。
以下の詳細な記載を図面と共に参照すれば、他の目的
および利点は、明らかになるだろう。
図面の簡単な説明 図1は、2つの片割れ容器が、一体形成されたヒンジ
を有する弾力性のあるコネクターによってつながれた容
器の斜視図である。
図2は、完全に開いたポジションにある、ヒンジ付コ
ネクターの上面図である。
図3は、完全に開いたポジションにある、ヒンジ付コ
ネクターの下面図である。
図4Aは、コネクターが完全に開いたポジションにある
場合の、ヒンジ付コネクターのヒンジ部分の、拡大した
断片的な断面図である。
図4Bは、コネクターが閉じたポジションにある場合
の、ヒンジ部分の、拡大した断片的な断面図である。
図5は、閉じたポジションにある容器の前面図であ
る。
図6は、図5の線6−6に沿って容器を拡大した断片
的な断面図である。
図7は、図5の線7−7に沿って容器を拡大した断片
的な断面図である。
図8は、ヒンジ付コネクターの他の態様の上面図であ
る。
図9は、図8の線9−9に沿ったヒンジ付コネクター
の拡大した断片的な断面図である。
図10は、図8のコネクターを用いて形成された容器の
正面図である。
図11は、図10の線11−11に沿った容器の断面図であ
る。
図12は、図11と類似だが、コネクターから容器蓋をリ
リースするためのラッチメカニズムの働きを説明してい
る。
図13は、一体形成されたクラスプ(留め具)およびハ
ンギンタブを有する、他の態様のヒンジ付コネクターの
上面図である。
図14は、2つの片割れコネクターをつないでいる、図
13のヒンジ付コネクターの断片的な断面図である。
図15は、図14と類似の断片的な断面図であるが、ヒン
ジ付コネクターのクラスプが、ロックのポジションにあ
る。
図16は、本発明のその他の態様を示す、断片的な断面
図である。
図17は、内側へ曲られた成形エッジを持つ容器の使用
を説明する断片的な断面図である。
図18は、涙形の成形エッジを持つ容器の使用を説明す
る断片的な断面図である。
図19は、折り返されたエッジの使用を説明する断片的
な断面図である。
図20は、2つのスウィング可能な部分を有するヒンジ
付コネクターを利用した容器の側面図である。
図21は、線21−21に沿って切り、コネクターの内部の
特徴部分を示す図20のコネクターの断面図である。
図22は、ヒンジ付コネクターに装飾的な外部の特徴部
分を持つ、本発明の一例を示す斜視図である。
図23は、方形でない風変わりな形状の容器の斜視図で
ある。
図24は、従来のヒンジ無しの容器から転換された、ヒ
ンジ付容器の斜視図 である。
図25は、図24の容器の尺度を拡大して示した断片的な
断面図である。
図26は、図25と類似の断片的な断面図であって、内側
へカールされたエッジを持つ容器下部に、容器蓋をつな
いでいる本発明の別の態様を示している。
図27は、図25と類似の拡大した断片的な断面図であっ
て、本発明のさらなる態様を示している。
本発明は、種々の変更や、代替の構造を受け入れるこ
とができるが、ここで説明された特定の態様は、図面に
示され、以下に説明される。しかしながら、開示された
特定の形態に本発明を限定する意図はなく、反対に、本
発明は、添付のクレームによって定義された本発明の思
想および範囲内にある、全ての変更、代替の構造および
同等物をカバーするものである、ということを理解すべ
きである。
好ましい態様の詳細な説明 図面を見ると、図1は、本発明の教示に従って構成さ
れた容器30を示している。閉じた容器の正面図が、図5
に示されている。容器は、ヒンジ付容器を形成するため
の弾力性のあるヒンジ付コネクター40でつながれた、容
器蓋32と容器下部34とを有する。容器蓋32と下部34は、
それぞれ、典型的に深絞り加工によって形成された、薄
い金属の本体を有している。容器蓋は、閉端部42、直立
壁44、および成形エッジ46を有する。同様に、容器下部
は、閉端部48、直立壁50、および成形エッジ52を有する
(図6)。容器蓋の成形エッジ46は、容器下部の成形エ
ッジ52に整合する。このように使われる「整合する」と
いう語は、2つの成形エッジが、互いに嵌まり合うか、
または、実質的に等しい周囲のサイズと形状を有するこ
とを示すものとする。後者の場合、2つのエッジは、等
しく成形される必要はない。例えば、蓋のエッジは、外
側へカールされたエッジでもよく、一方、下部のエッジ
は、折り返されたエッジでもよい。成形エッジは、容器
の全体的な周囲形状を定める。片割れ容器32、34のどち
らも、それらの上に直接形成されたヒンジコンポーネン
トを有さないので、片割れ容器は、ヒンジ付容器を形成
するために直接組み合わせることができない。
本発明の特徴によれば、容器蓋32と下部34とがヒンジ
でにつながれて閉じた容器を形成するよう、容器蓋32と
下部34との間に、弾力性のあるヒンジ付コネクター40
が、安価だが効果的なインターフェースとして備えられ
る。コネクター40は、容器の周囲形状に整合するように
形成され、片割れ容器の成形エッジにフィットするため
の座部を有する。図1に示されるように、コネクター40
は、容器下部34に普通に取り付けられているリング部材
54および容器蓋32にしっかり取り付けられているスウィ
ング可能な部分セグメント56を含む。リング部材54と部
分セグメント56は、該部分セグメントと該リング部材と
共に一体形成されたヒンジ58により接続されている。ヒ
ンジ58のおかげで、容器蓋32は、容器下部34のヒンジ側
を中心にピボット回転することが出来る。ヒンジ58がコ
ネクター40の構成部分なので、片割れ容器上に、直接別
個のヒンジコンポーネントを形成する必要がない。この
ように、片割れ容器は、形成するのが比較的安価な、単
純な成形エッジを有する。コネクター40は、好ましく
は、成形(mold)された熱可塑性材料から出来ており、
該材料は好ましくはポリプロピレンである。成形された
プラスチックのコネクターは、製造するのがかなり安価
であるから、ヒンジ付コネクター40を利用したヒンジ付
容器30は、従来の全て金属のヒンジ付容器に比べ、かな
り安くなり得る。
図2は、コネクターが「完全に開いた」ポジションに
ある、ヒンジ付コネクター40の上面図を示す。このポジ
ションでは、部分セグメント56は、該セグメントがリン
グ部材54に折り重なる閉じたポジションから、約180度
スウィングされて離れている。完全に開いたポジション
にあるコネクター40の下面図が、図3に示されている。
リング部材54と部分セグメント56は、両方とも、片割れ
容器の成形エッジによって定められた容器周囲形状に整
合する大きさ、形状に作られる。リング部材54は、容器
下部の成形エッジを受けるための下向きの下部座部60を
有し、そして、容器蓋の成形エッジの全部の辺よりは少
ない辺を受け、成形エッジの少なくとも1辺をフリーに
残す、上向きの上部座部62を有する。スウィング可能な
部分セグメント56は、座部64を有し、該座部は、部分セ
グメント56が閉じたポジションにあるときには上を向い
ているが、図3に示されている完全に開いたポジション
にあるときは下を向いているように見える。座部64は、
容器蓋の成形エッジの少なくともフリーな辺(リング部
材の上部座部によって受けられない辺)をしっかりグリ
ップするための大きさに作られる。一体的形成されたヒ
ンジ58は、容器が閉じているときに、上部座部62と部分
セグメントの座部64との両方によって容器蓋の成形エッ
ジが受けられるように位置している。容器が開いている
ときは、容器蓋32の成形エッジ46は、上部座部62からは
離れるが、部分セグメントの座部64によってまだ保持さ
れ、ヒンジ58のまわりを容器蓋がピボット回転できるよ
うにされている。
本態様においては、リング部材54は、片割れ容器の全
周に一致する連続したボディを有する。しかしながら、
リング部材54は連続したピースである必要はなく、分離
したセグメントを含んでもよいことが理解されるだろ
う。そのような場合、リング部材54の全体の形状は、容
器下部34の成形エッジ52によって維持されるだろう。
本態様において、リング部材54と部分セグメント56に
ある、3つの座部60、62、64は、全てチャンネル(溝
形)の形態となっている。図示したように、リング部材
54は、ウェブの形態を有するベース76(図6も参照)に
よって分けられた、上部チャンネル70と下部チャンネル
72とを有している。リング部材54は、内周壁78および外
周壁80を含んでおり、それらはベース76によって接続さ
れ、上部および下部チャンネル70、72を形成している。
部分セグメント56は、同様に、ベース82と、該ベース82
から上向きに延びるチャンネル84とを有する。図2に示
すように、ヒンジに沿ったリング部材54のベース76の上
部側は、部分セグメント56のベース82を受けるために開
いている。図4Aの断面図で最もよく示されるように、ス
ウィング可能なセグメントのベース82は、ヒンジ58によ
って、リング部材のベース76に接続されている。ヒンジ
58は、薄くフレキシブルなウェブの形態であり、部分セ
グメント56がヒンジのまわりをピボット回転できるよう
にしている。図4Bに示すように、部分セグメント56が閉
じたポジションまでピボット回転するとき、そのベース
82は、リング部材54のベース76のオープンセクションの
上に重なる。このポジションにおいては、部分セグメン
トのチャンネル84は、容器蓋32の成形エッジ46を受ける
ために、リング部材の上部チャンネル70と共働する。
容器が開いているときは、図1に示すように、リング
部材54が容器下部34に固定されたままとなり、部分セグ
メントが容器蓋32に取り付けられたままとなることが意
図されている。その目的のために、下部チャンネル72
と、部分セグメントのチャンネル84は、上部チャンネル
70が蓋の成形エッジを保持するよりも、もっとしっかり
と容器の各々の成形エッジを保持することができるよ
う、異なったグリッピングの特徴を有するように、チャ
ンネルを構成するのが好ましいことが多い。このように
して、使用者が容器を開こうとすると、上部チャンネル
70は、他のチャンネルが関連の成形エッジをリリースす
る前に、容器蓋32をリリースするだろう。このように用
いる際、「グリッピング」は、以下で述べるような、比
較的しっかりしたスナップのフィットから、比較的ルー
ズなスライドするフィットまでにわたる広汎な意味を持
つものである。
図6を見ると、本態様では、下部チャンネル72は、容
器下部の成形エッジ52が挿入されたときにそれをしっか
りと捕えるための、グリッピング手段を有する。下部チ
ャンネル72におけるグリッピング手段は、複数の戻り止
め突起および「クラッシュ」リブを含む。戻り止め突起
は、リング部材54を容器下部の成形エッジ52に、比較的
リジッドに取り付けるために使用される。図示するよう
に、下部チャンネル内の戻り止め突起は、壁80上のスペ
ースを置いた位置からチャンネル72内へと突き出したニ
ブ86を含んでいる。ニブ86は、容器下部34の成形エッジ
52が挿入されると、該エッジ上にスナップしてそれを捕
えるように、ベース76から所定の高さの所に位置する。
選択された位置に配置された一連のニブ86を使用する代
わりに、容器下部の成形エッジを捕えるために、下部チ
ャンネルの周りに延びて壁80上に連なったニブを使用す
ることも可能である。下部チャンネル72にある、図示さ
れたグリッピング手段もまた、下部チャンネルの周りの
選択された位置に配置された複数のクラッシュリブ90を
含んでいる。クラッシュリブ90は、壁80から下部チャン
ネル内へ突き出ている。容器下部の成形エッジ52が下部
チャンネル内に挿入されると、クラッシュリブは、成形
エッジ52に隣接する容器下部の直立壁50の内面に係合
し、それを押す。クラッシュリブ90は、このようにし
て、成形エッジ52を、戻り止めニブ86の方に向かってし
っかりと保持するので、成形エッジはニブによってしっ
かりと捕えられる。図4Aに示すように、類似のニブ83と
クラッシュリブ81を、スウィング可能なセグメント56上
のチャンネル84に形成してもよく、それによってチャン
ネルは、蓋32の成形エッジをしっかりとグリップするこ
とが出来る。
戻り止めなしで、ぴったり合った摩擦によるフィット
が所望であれば、ニブを無くして、成形エッジをクリッ
プするためのクラッシュリブだけを使用することが出来
る。例えば、図6に示される本態様では、容器蓋32のエ
ッジ46との摩擦でフィットするように、上部チャンネル
70にはクラッシュリブ92が備えられている。その他のタ
イプのグリッピング手段を、所望のグリッピング特性を
達成するためにチャンネル内に用いることも可能である
ということが理解されるだろう。
本発明の重要な特徴および用途に従って、本態様で
は、容器蓋32および下部34の成形エッジ46、52は、実質
的に等しい。従って、蓋32および下部34は、普通には嵌
まり合わず、閉じた容器を形成するために直接に組み合
わせることはできない。従って、そのような片割れ容器
をつないで、ヒンジで閉じた容器を形成するために、ヒ
ンジ付きコネクターを用いるのが有利である。成形エッ
ジは等しくてもよいが、容器蓋と下部は等しいものであ
る必要はない。例えば、等しい周囲形状で、同じように
成形されたエッジを有するが、高さが異なる、2つのレ
ギュラーな容器蓋を、背の低い容器を形成するためにコ
ネクター40を用いることによって組み合わせてもよい。
しかしながら、両方の片割れ容器を製造するために同じ
道具を使用することによって削減される固定コストの利
点を生かすために、2つのレギュラーな容器蓋等の、2
つの等しい片割れ容器を用いてヒンジ付容器を形成する
ことが、ここでは好ましい。
本発明の付随的な特徴は、容器を開けるのを容易にす
るために、一体形成されたウェッジをコネクター40が有
することである。図2に戻って参照すると、ウェッジ94
は、リング部材54と一体形成されたU字形ウェブ96上で
支持され、かつ、ヒンジ58からリング部材を渡ったとこ
ろに配置される。図7は、図5の閉じた容器30の断面図
を示す。そこで示されるように、外壁80の上方部分は、
U字形ウェブ96の2つの脚部の間で除去されており、容
器蓋32の成形エッジ46が露出している。ウェッジ94は、
該ウェッジの先端が、容器蓋32の成形エッジ46とベース
76との間のギャップをさすように、U字形ウェブ96上で
支えられている。容器を開けようと試みる使用者は、リ
ング部材54に向かって矢印98で示されたようにウェブ96
を押すだけで、ウェッジ94が成形エッジ46とベース76と
の間に挿入され、上部チャンネル70から蓋32を押し開け
て出し、これによって容器が開く。
図8は、ヒンジ付きコネクターの他の態様の上面図で
ある。上述の態様の様に、コネクター100は、一体形成
されたヒンジウェブ106でつながれた、リング部材102と
部分セグメント104とを有する。本態様では、リング部
材102は、ヒンジウェブ106からリングを渡ったところに
位置するラッチセクション108を有する。図9の断面図
で示されるように、ラッチセクションにおけるリング部
材の外壁112は、一体成形され、下向きにぶら下がっ
た、リリースタブ118をその外側に有し、かつ容器蓋の
成形エッジを捕えるために上部チャンネル130内に突き
出した戻り止めニブ116をその内側に有する。
図10は、2つの等しい片割れ容器121、122を、ヒンジ
付きコネクター100でつなぐことによって形成された、
容器120の正面図である。図11は、図10における閉じた
容器120の、線11−11に沿った断面を示している。図に
示すように、容器蓋121の成形エッジ128は、リング部材
の上部チャンネル130に受けとめられ、ラッチセクショ
ンの戻り止めニブ116が、該成形エッジをグリップし
て、上部チャンネルから該成形エッジが外れるのを阻止
しており、それによって容器蓋を閉じたポジションのま
ま維持する。
容器が簡単に開くようにするラッチセクション108の
働きは、図12に示されている。使用者が、リリースタブ
118を押すことによって容器を開けようとすると、外壁1
12はゆがんで外壁の上方部分が外側へ十分に移動し、戻
り止めニブ116が容器蓋の成形エッジ128からはずれる。
この様にして、戻り止めニブ116は、容器蓋の成形エッ
ジ128がリング部材の上部チャンネル130から外れるのを
妨げない。容器蓋121は、その後、上部チャンネル130か
ら容易に離れて、容器が開くであろう。
図13〜15は、ヒンジ付きコネクター300の別の態様を
示している。図13に示すように、コネクター300は、上
記の2つの態様の様に、一体形成されたヒンジウェブ30
6によってつながれた、リング部材302と部分セグメント
304とを含んでいる。本態様の特徴として、リング部材
の上部チャンネル310内で容器蓋の成形エッジを保持す
るために、コネクター300が、リング部材302上に一体形
成されたクラスプ308を有している。コネクター300はま
た、リング部材302上に一体形成されたハンギングタブ3
12を備えている。ハンギングタブ312は孔を有してお
り、展示または保存目的で、コネクター300を有する容
器を釘等に掛けるために使用することが出来る。
図14は、ヒンジ付きコネクター300を用いて形成され
た容器の断面図を示している。図に示すように、リング
部材302は、内壁316と外壁318とを有しており、これら
はベースウェブ320によって接続されて、容器蓋325の成
形エッジ324を受けるための上部チャンネル310及び容器
下部329の成形エッジ328を受けるための下部チャンネル
326を形成している。
クラスプ308とハンギングタブ312は、好ましくは、リ
ング部材302の外周に一体成形される。図に示された態
様では、クラスプ308は、薄いウェブ330によって、リン
グ部材の外壁318の下方端部に、ピボット回転するよう
に接続されている。クラスプ308の自由端部は、ラッチ
ヘッド332になるように形成されている。リング部材の
外壁318には2つの戻り止めタブ334が備えられ、これら
は、クラスプがリング部材の外壁318に接するロックの
ポジション内へと動かされると、該クラスプをタイトに
保持するように、クラスプ308に対してスナップインで
フィットするようにアレンジされている。ハンギングタ
ブ312(図13)は、同様に、使用しないときに外壁318を
折り重ねることができるように、リング部材の外壁318
にピボット回転できるように接続されている。折り重ね
たポジションでハンギングタブ312を保持するため、2
つの戻り止めタブ336が外側に設けられている。
図15で最も良く示されるように、クラスプ308が図に
示されたロックのポジションにあるとき、ラッチヘッド
332は、リング部材302の上部チャンネル310を越えて延
びている。このポジションでは、ラッチヘッド332は、
容器蓋の成形エッジ324がリング部材の上部チャンネル3
10からはずれるのを妨げており、それによって、容器蓋
を閉じたポジションでロックする。
図16は、ヒンジ付きコネクター131の他の態様を示し
ている。図16では、ヒンジの反対側にあるリング部材13
2の断面だけが示されている。この態様では、リング部
材にある上部座部134は、チャンネルを形成する2つの
壁の代わりに1つの直立壁136だけを有している。クラ
ッシュリブ138は、該壁の上に設けられて、壁136と、成
形エッジ137に隣接する容器蓋139の壁との間が、摩擦で
ぴったりフィットするようにさせている。摩擦によるフ
ィットは、容器蓋139が上部座部134から離れるのを比較
的容易にする。反対に、リング部材にある下部座部141
は、クラッシュリブ143とニブ145のようなグリッピング
手段を持つチャンネルの形態になっているので、リング
部材132が、容器下部142の成形エッジ144にしっかりと
取り付けられている。異なる適用では、容器の用途によ
って、上部座部と下部座部の両方が、またはさらに部分
セグメントにある座部が、ただ1つの直立壁を有するよ
うに形成することが好ましい場合もある。座部はまた、
所望のグリッピング特性を付与するために、チャンネル
や直立壁以外の形状を有するように形成してもよい。
上述した態様では、容器のエッジは、片割れ容器をつ
くっているシート金属の、未加工のエッジの露出をなく
すために成形される。成形エッジはまた、開端部にチャ
ンネルのような構造を与えることによって、片割れ容器
に剛性を与えている。それはまた、コネクターが容易に
適合され得るような容器特徴を提供する。ここで用いる
場合の「成形エッジ」なる語は、文脈によって特に示さ
ない限り、容器のエッジを形づくるために用いられる種
々の金属フォーミング技術を包含するものである。説明
の目的のために、上述した容器の成形エッジは、外側へ
曲げられカールされたエッジの形態にしている。しかし
ながら、本発明が、他のタイプの成形エッジ(涙形や折
り返されたエッジ等であって、これらは両方とも、成形
エッジなる語句に大きく包含される)への応用性をも有
することは理解されるだろう。加えて、エッジは、殆ど
の場合に、内側へ成形することも可能である。
例えば、図17は、外側へではなく内側へカールかれた
金属エッジを有する容器に、本発明を応用したものを示
す部分図である。それには、コネクター158によってつ
ながれた、成形エッジ154、156を有する容器蓋150と容
器下部152が示されている。エッジ154、156は内側へカ
ールされており、実質的に平面の外壁と、カールされた
内壁を提供している。上記の開示を考慮すれば、このよ
うな成形エッジとインターフェイスするためのヒンジ付
きコネクターの構成の方法は明らかであろう。
図18は、容器への本発明の応用を示しており、該容器
では、エッジ160、162は、涙形の断面を有するように形
成されかつコネクター164によってつながれている。涙
形のエッジは、チャンネルの直立壁が両方とも成形エッ
ジの輪郭部分に接触している配置構成を呈しており、前
述の態様、即ち、チャンネルの一方の壁がカーブしたエ
ッジと接触し、他方の壁がエッジの実質的に平面の部分
と接触している態様とは対照的である。図19は、さらに
他の態様を示しており、該態様では、成形エッジ166、1
68は折り返されており、折り返されたエッジはコネクタ
ー170によってつながれている。折り返されたエッジ16
6、168はもっと平らなプロフィールを呈し、ここでは、
エッジの形成に、折ってからエッジの合せ目を圧縮して
いる。
本発明のヒンジ付きコネクターは、2つの片割れ容器
をつないでヒンジ付きの容器を形成する機能を提供する
だけでなく、容器に付加的特徴を加える機会を与えてい
る。様々な特別な目的のために、内部のまたは外部の特
徴部分を含むようにコネクターを形成することによっ
て、射出成形されたコネクターの利点を活かすことがで
きる。
図20には、内部特徴部分を有するコネクターを利用し
た容器の例が示されている。この態様における容器180
は、概略的に方形の周囲形状を持った2つの実質的に等
しい片割れ容器182、184を有している。コネクター186
は、ヒンジウェブ194、196によって、リング部材192に
接続された、2つのスウィング可能なセグメント188、1
90を有する。それぞれの部分セグメントは、片割れ容器
の成形エッジをグリップすることにより、片割れ容器に
しっかりと取り付けられている。このように、各々の片
割れ容器は、それぞれコネクター186にヒンジ付けさ
れ、そして容器はどちらの側からも開けることが出来
る。図21は、リング部材192の断面図を示し、コネクタ
ーの内部特徴部分を示している。該内部特徴部分は、実
質的に方形形状のベースプレート200と、該ベースプレ
ート200の各面の中央に1つずつ、2つのロゼット202、
204を含んでいる。ベースプレート200の幅は、好ましく
は、従来のコンパクトディスクの直径より少し大きく、
ロゼット202、204は、好ましくはコンパクトディスクの
中央の孔にインターフェアーしながらフィットする形状
とされる。このようにして、プラスチックコネクター18
6を用いて形成される金属容器180は、2枚のコンパクト
ディスクを保持するのに使用できる、商業的に魅力的
な、背の低いコンパクトディスクのパッケージングを提
供する。
図22は、コネクターを利用して形成された容器208を
支持するための、コネクター206の特別な目的の外部特
徴部分の利用を示している。この例では、コネクター20
6は、リング部材212の側部にコネクター206と一体成形
された、2つの特別目的の支持部201を有し、そのため
該支持部は、平らな面の上で端部上に容器を立たせるの
に用いることが出来る。もちろん、他のタイプの装飾的
または機能的な外部特徴部分をコネクター上に形成する
ことができる。
本発明は、ここまでは、図面を簡潔にするため、また
本発明の重要な部分に焦点を絞って記載するために、方
形または正方形の容器に関連して説明してきた。本発明
が、複雑なまたは珍しい形状の容器にも適していること
は認識されるだろう。例えば、図23は、貝殻の形状に似
せて形成された容器214を示している。形状以外は、図2
3の態様は、前出の図面に関連して説明し示したものと
同様である。より詳しくは、容器214が、弾性のあるヒ
ンジ付きコネクター220でつながれた2つの片割れ容器2
16、218を含んでおり、該コネクターが、ヒンジ226でつ
ながれたリング部材222と部分セグメント224を有するも
のであることが分かるだろう。リング部材222および部
分セグメント224は、両方とも、容器の周囲形状に整合
するような形状とされる。リング部材は、上部チャンネ
ル228を有しており、これは、容器蓋216の成形エッジ21
7の全ての辺よりも少ない辺を受けるためのものであっ
て、部分セグメント224に取り付けるためにヒンジの辺
をフリーに残している。
本発明は、従来の単純な形状を持つ容器よりも、作る
のがより高価になりやすい、奇抜で、イレギュラーな形
状を持つ容器を形成するのに特に有利であることが理解
されるだろう。なぜなら、等しい片割れ容器を、容器を
形成するのに使用できるからである。従って、多数の等
しい片割れ容器を絞り加工するために、絞り加工や形成
の設備を構成し段取りできるので、それによって、容器
の固定コストは削減される。
ここまでの説明は、普通には嵌まり合わずヒンジ結合
には供さない、単純な成形エッジを有する2つの片割れ
容器を、互いにつないでヒンジ付きの容器を形成するこ
とができる本発明の有利な使用に焦点を絞ってきた。し
かしながら、成形エッジが等しいということは、本発明
の必要要件ではないことが理解されるだろう。実際、本
発明の別の重要な応用は、嵌まり合っている片割れ容器
を有する従来のヒンジ無しの容器を、ヒンジ付きの容器
に変換する点にあることが理解されるだろう。
この応用の例は、図24に示される。図に示すように、
容器230は、容器蓋232と、容器下部234と、ヒンジ付き
の容器を形成するために蓋と下部をつなぐヒンジ付きコ
ネクター236とを含む。上述した態様に類似して、ヒン
ジ付きコネクター236は、容器下部に取り付けられたリ
ング部材238と、容器蓋をグリップするスウィング可能
な部分セグメント240と、リング部材と部分セグメント
とをつなぐ、一体形成されたヒンジ242とを有する。図2
5の断面図に示されるように、リング部材238は、下部の
成形エッジ248を受けるための下部チャンネル246を有
し、蓋232の成形エッジ252を受けるための上部チャンネ
ル250を有する。また部分セグメント240も、容器蓋の成
形エッジをグリップするためのチャンネル254を有す
る。
この態様と前述の態様との間の主な差異は、この場合
の片割れ容器が、本当に嵌まり合い、そしてコネクター
236の助けなしに閉じた、ヒンジ無しの容器を形成する
こともできるということである。片割れ容器が嵌まり合
うので、容器蓋232と下部234の成形エッジ252、248は必
然的に異なり、そしてリング部材238と部分セグメント2
40は、等しくない2つの成形エッジのそれぞれの部分を
受けるように適合させられる。
本態様では、従来のヒンジ無しの容器に典型的である
ように、容器のトップ232は、外側へ曲げられカールさ
れたエッジ252を有し、容器下部234は、内側へたたんで
折り曲げられたエッジ248を有している。従って、リン
グ部材238の上部チャンネル250と、部分セグメント240
のチャンネル254は、蓋のカールされたエッジ252を受け
るために配置構成され、リング部材の下部チャンネル24
6は、下部234の、折り返されたエッジ248を受けるよう
に配置構成される。部分セグメント240を容器蓋232にし
っかり取り付けるために、部分セグメントのチャンネル
254には、蓋の成形エッジをグリップするためにニブ256
とクラッシュリブ258とが備えられている。同様に、リ
ング部材の下部チャンネル246には、容器下部の折り返
されたエッジ248をしっかりグリップするためのニブ260
が備えられている。反対に、上部チャンネル250は、自
体の中に形成されたクラッシュリブ262を有し、蓋の成
形エッジ252に隣接する容器蓋の壁に、エッジを摩擦で
ぴったりフィットさせている。
蓋の、外側へ曲げられカールされたエッジと、下部の
折り曲げられたエッジとの組み合わせに加えて、該ヒン
ジ付きコネクターは、互いに嵌まり合う成形エッジの他
の組み合わせをつなぐように適合されうる。例えば、図
26は他の態様を示しており、蓋270の、外側へ曲げられ
たエッジ268に嵌まり合う、内側へ曲げられカールされ
たエッジ266を有する容器下部264を用いている。リング
部材274の下部チャンネル272は、従って、下部の、内側
へカールされたエッジ226を受けるために配置構成され
る。
図27は、図25に示されたものに類似の、2つの嵌まり
合う片割れ容器278、280をつなぐための、ヒンジ付きコ
ネクター276のさらなる態様を示している。この態様で
は、リング部材284の上部座部282は、チャンネルを形成
する2つの壁の代わりに、ただ1つの直立壁288を有す
る。壁288は、容器蓋278の、外側へ曲げられたエッジ29
2の平らな内側に、ぴったりフィットするように、クラ
ッシュリブ290を有する。
本発明がもたらす可能性は、実際、大変広いと思われ
るので、現時点で網羅することは可能ではない。しかし
ながら、単純な成形エッジを有し、普通には嵌まり合わ
ない片割れ金属容器を接続して、ヒンジ付きの容器を形
成するために有利に用いることができる、弾性のあるヒ
ンジ付きコネクターこそが提供されたものであることが
理解されるだろう。該ヒンジ付きコネクターはまた、従
来のヒンジ無しの容器を、ヒンジ付きの容器へ転換する
のに有利に用いることができる。ヒンジ付きコネクター
の使用は、ヒンジコンポーネントを片割れ金属容器に直
接に形成する必要性を無くし、結果として、片割れ容器
を形成するために必要とされる金属加工がずっと簡単に
なる。該ヒンジ付きコネクターは、奇抜で商業的に魅力
的なデザインの容器を形成するために、複雑でイレギュ
ラーな容器の周囲形状に整合するように形成することが
できる。該コネクターはさらに、装飾的または機能的な
内部または外部特徴部分を持つ、特別目的の容器を形成
する機会を与える。
フロントページの続き (72)発明者 ブライド、デイヴィッド ケイ. アメリカ合衆国、イリノイ州 61111、 ラヴズ パーク、アップルウッド レイ ン 4624 (72)発明者 グレイ、アルフレッド エル. アメリカ合衆国、イリノイ州 61008、 ベルヴィディア、スクワーラル トゥリ ー レイン 12270 (72)発明者 ソロウィーイコ、ジョージ アメリカ合衆国、イリノイ州 61108、 ロックフォード、ハイリッジ 1904 (72)発明者 ジョンソン、ゲーリー ディー. アメリカ合衆国、イリノイ州 61109、 ロックフォード、バーナム ロウド 511 (56)参考文献 米国特許4546874(US,A) 米国特許4452373(US,A) 米国特許3944105(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 43/16 B65D 6/00

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属容器であって、 容器蓋および容器下部であって、各々が、閉端部と、成
    形エッジで終わる側壁部とを有し、容器蓋の成形エッジ
    および容器下部の成形エッジが、容器の周囲形状を定め
    ている該容器蓋および該容器下部と、 容器の周囲形状に整合するように形作られた弾力性のあ
    るコネクターであって、閉じた容器を形成するために、
    容器蓋の成形エッジおよび容器下部の成形エッジにフィ
    ットするようなサイズに作られた座部を有し、該コネク
    ターがリング部材と、部分セグメントと、リング部材と
    部分セグメントとつなぐ一体形成されたヒンジとを有し
    ている該コネクターと、 周囲が実質的に連続となっているリング部材であって、
    容器下部の成形エッジに係合するための下向き座部を有
    し、かつ容器蓋の成形エッジの全ての辺より少ない辺と
    係合するための、容器蓋の成形エッジの少なくとも1辺
    をフリーに残すための上向き座部を有する該リング部材
    と、 容器蓋の成形エッジの少なくともフリーな辺を、しっか
    りとグリップするための上向き座部を有する部分セグメ
    ントと、 ノーマル状態では容器を閉じるように位置されたヒンジ
    であって、容器蓋を当該ヒンジを中心にピボット回転し
    て容器を開かせる該ヒンジとの、 組み合わせを含む金属容器。
  2. 【請求項2】容器蓋の成形エッジと容器下部の成形エッ
    ジとが、全く等しく形成されている請求項1記載の金属
    容器。
  3. 【請求項3】容器蓋と容器下部とが、実質的に等しい請
    求項2記載の金属容器。
  4. 【請求項4】容器蓋の成形エッジと容器下部の成形エッ
    ジとが等しくない請求項1記載の金属容器。
  5. 【請求項5】コネクターが、成形された熱可塑性物質か
    らなる請求項1記載の金属容器。
  6. 【請求項6】コネクターを形成する熱可塑性物質がポリ
    プロピレンである請求項2記載の金属容器。
  7. 【請求項7】上部チャンネルの容器蓋への取り付けより
    もしっかりと、下部チャンネルが容器下部に取り付けら
    れるように、上部チャンネルと下部チャンネルとが等し
    くないグリッピング特性を有している、請求項1記載の
    金属容器。
  8. 【請求項8】下部座部がチャンネルを含み、該チャンネ
    ルは、容器下部の成形エッジが挿入されたときに、該エ
    ッジをしっかりとグリップするためのグリッピング手段
    を有している、請求項1記載の金属容器。
  9. 【請求項9】部分セグメントの座部がチャンネルを含
    み、該チャンネルは、容器蓋の成形エッジが挿入された
    ときに、該エッジをしっかりとグリップするためのグリ
    ッピング手段を有している、請求項1記載の金属容器。
  10. 【請求項10】コネクターのヒンジが、フレキシブルな
    薄いウェブの形態になっている請求項1記載の金属容
    器。
  11. 【請求項11】閉じた容器の成形エッジを押し開けて容
    器を開くため、リング部材上に支持され一体形成された
    ウェッジをコネクターが含んでいる、請求項1記載の金
    属容器。
  12. 【請求項12】弾力性のあるコネクターが、さらに、リ
    ング部材の外側表面にピボット回転するように接続され
    た一体形成されたクラスプを含んでおり、該止め具は、
    容器蓋の成形エッジがリング部材の上向き座部から外さ
    れるのを阻止するように、ロックのポジションへ移動可
    能である、請求項1記載の金属容器。
  13. 【請求項13】さらに、リング部材の外側表面に取り付
    けられた、一体形成されたハンギングタブを含んでいる
    請求項1記載の金属容器。
  14. 【請求項14】リング部材が内周壁と外周壁とを含んで
    おり、これらの壁は、ベースウェブでつながれて、容器
    蓋の成形エッジを受けるための上部座部として働く上部
    チャンネル、および容器下部の成形エッジを受けるため
    の下部座部として働く下部チャンネルを形成している、
    請求項1記載の金属容器。
  15. 【請求項15】リング部材がラッチセクションを含んで
    おり、該ラッチセクションは、外周壁からぶら下がって
    いる一体形成されたリリースタブと、容器蓋の成形エッ
    ジを捕えるための上部チャンネル内に外周壁から突き出
    ている戻り止めニブとを有するものであり、容器が開く
    のを容易にするためにリリースタブが押されるとき、外
    周壁は、ゆがんで、容器蓋の成形エッジから前記戻り止
    めニブを外すものである、請求項14記載の金属容器。
  16. 【請求項16】容器蓋および容器下部が、方形でない周
    囲形状をしており、ヒンジ付きコネクターが、その方形
    でない周囲形状に整合するように射出成形されたプラス
    チック部材である請求項1記載の金属容器。
  17. 【請求項17】成形エッジが、内側および外側に成形さ
    れた、カールされたエッジ、涙形のエッジ、および折り
    返しエッジを含む種類から選ばれた形状に形成されてい
    る請求項1記載の金属容器。
  18. 【請求項18】コネクターが、少なくとも1つの内部特
    徴部分を含んでおり、該特徴部分は、ヒンジ付きコネク
    ターと一体成形され、完全に容器内に配置されるように
    位置する特徴部分である、請求項1記載の金属容器。
  19. 【請求項19】コネクターが、少なくとも1つの一体形
    成された外部の特徴部分を含んでおり、該特徴部分は、
    容器の外側に配置されるように、コネクターから一体に
    延びている特徴部分である、請求項1記載の金属容器。
  20. 【請求項20】金属容器であって、 絞り加工された金属で形成された、容器蓋および容器下
    部であって、各々が、閉端部と、成形エッジで終わる直
    立壁とを有し、容器蓋の成形エッジと容器下部の成形エ
    ッジとが実質的に等しく、容器の周囲形状を定めている
    該容器蓋および該容器下部と、 成形された熱可塑性物質で形成された一体化されたヒン
    ジ付きコネクターであって、容器蓋および下部を、それ
    ぞれの成形エッジにおいてつないで閉じた容器を作るた
    めのものであり、該ヒンジ付きコネクターは、成形エッ
    ジを受けるために容器の周囲形状に整合するように形成
    された、固定リングおよびスウィング可能なセグメント
    を含み、かつ該固定リングと該スウィング可能なセグメ
    ントとをつないでいるヒンジウェブを含み、該ヒンジウ
    ェブは、スウィング可能なセグメントを固定リングに対
    してピボット回転することができるようフレキシブルで
    ある、該ヒンジ付きコネクターとの組み合わせを含んで
    いる金属容器であって、 固定リングは固定ベースを有し、該固定ベースは、容器
    下部の成形エッジを受けるための下向きの下部座部と、
    容器蓋の成形エッジの全辺よりも少ない辺を受けて容器
    蓋の成形エッジの1辺をフリーに残すための上向きの上
    部座部とを分離させており、固定ベースは、スウィング
    可能なセグメントを受けるための上向きのオープン部分
    を有しており、 スウィング可能なセグメントはスウィング可能なベース
    を有し、該スウィング可能なベースは、スウィング可能
    なセグメントが閉じたポジションまでピボット回転した
    ときに、固定ベースのオープンセクションの上に重なる
    ものであり、かつスウィング可能なセグメントはスウィ
    ング可能なベース上に上向きの座部を有し、該上向きの
    座部は、容器蓋の成形エッジのフリーな辺をしっかりグ
    リップするためのものであり、スウィング可能なセグメ
    ントが閉じたポジションにある時、その上の該座部は、
    容器蓋の成形エッジを受けるための、リング部材上の上
    部座部と共働するものである、 該金属容器。
  21. 【請求項21】上部チャンネルが容器蓋に取り付けられ
    るよりも、もっとしっかりと下部座部が容器下部に取り
    付けられるように、固定リングの、上部座部と下部座部
    とが等しくないグリッピング特性を有している、請求項
    20記載の金属容器。
  22. 【請求項22】容器蓋と容器下部とが実質的に等しい請
    求項20記載の金属容器。
  23. 【請求項23】容器蓋の成形エッジを押し開けて上部座
    部から外すため、固定リング上に支持された一体形成さ
    れたウェッジをヒンジ付コネクターが含んでいる請求項
    20記載の金属容器。
  24. 【請求項24】ヒンジ付きコネクターが、固定リングに
    ピボット回転するように接続された一体形成されたクラ
    スプを含むものであって、固定リングの上部座部から容
    器蓋の成形エッジが外されるのを阻止するように、該止
    め具が、ロックするポジションと移動可能である、請求
    項20記載の金属容器。
  25. 【請求項25】固定リングが、内周壁と外周壁とを含ん
    でおり、これらは、上部座部および下部座部としてそれ
    ぞれ働く上部チャンネルおよび下部チャンネルを形成す
    るために、固定ベースによってつながれたものである、
    請求項20記載の金属容器。
  26. 【請求項26】固定リングがラッチセクションを有し、
    該ラッチセクションは、外周壁からぶら下がっている一
    体形成されたリリースタブと、容器蓋の成形エッジを捕
    えるための上部チャンネル内に外周壁から突き出ている
    戻り止めニブとを含んでおり、容器が開くのを容易にす
    るためにリリースタブが押されると、外周壁は、ゆがん
    で、容器蓋の成形エッジから前記戻り止めニブを外すも
    のである、請求項25記載の金属容器。
  27. 【請求項27】ヒンジ付容器を形成するために、金属の
    容器蓋と金属の容器下部とをつなぐための、成形された
    熱可塑性物質からなる、ヒンジ付きコネクターであっ
    て、容器蓋は第一番目の所定のサイズと形状の成形エッ
    ジを有し、容器下部は、容器蓋の成形エッジに整合す
    る、第二番目の所定のサイズと形状の成形エッジを有
    し、これら成形エッジは容器の周囲形状を定めており、 該ヒンジ付きコネクターが、 一体形成されたヒンジによってつながれた、リング部材
    と部分セグメントとを有し、該リング部材と該部分セグ
    メントとは容器の周囲の形に整合するように形づくられ
    ており、 リング部材は、前記第二番目のサイズと形状の成形エッ
    ジを受けるための下向きの下部座部を有し、かつ、前記
    第一番目の所定のサイズと形状の成形エッジを受けるた
    めの上向きの上部座部を有し、該上部座部は、リング部
    材の全辺よりも少ない辺に沿って延び、リング部材の少
    なくともヒンジの辺をフリーに残しており、 部分セグメントは、ヒンジによってリング部材のヒンジ
    の辺につながれており、かつ前記第一番目の所定のサイ
    ズと形状の成形エッジをしっかりとグリップするための
    上向きの上部座部を有し、閉じたポジションへと部分セ
    グメントがピボット回転できるように、該ヒンジ部材は
    フレキシブルであり、閉じたポジションでは、リング部
    材のヒンジの辺の上に部分セグメントが重なり、部分セ
    グメントの座部とリング部材の上部座部とが、前記第一
    番目の所定のサイズと形状の成形エッジの、対応する部
    分を受けるために共働するものである、 ヒンジ付きコネクター。
  28. 【請求項28】第一番目のサイズと形状が、第二番目の
    サイズと形状と、実質的に等しい請求項27記載のヒンジ
    付きコネクター。
  29. 【請求項29】第一番目のサイズと形状の成形エッジ
    が、第二番目のサイズと形状の成形エッジと嵌まり合う
    ものである請求項27記載のヒンジ付きコネクター。
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