JP3193093U - ネックレス - Google Patents

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Abstract

【課題】背中の部分に上下方向のスライドファスナーが設けられた衣服の着衣及び脱衣を単独でできるネックレスを提供する。
【解決手段】一端に結合された第1連結部材13、及び他端に結合されて第1連結部材13に対して着脱自在に連結される第2連結部材15を具備して首回りに装着されるネックレス本体3と、第1連結部材13及び第2連結部材15がネックレス本体3の装着者の首後部側に位置するように位置付けられたネックレス本体3の一端又は他端にネックレス本体側端部11cが連結されるとともに首後部側襟部7aから背中中間部に亘ってスライドファスナー5が上下方向に設けられた衣服7のスライドファスナー開閉用スライダー9にファスナー側端部11dが連結される連繋部材11とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、背中の部分に上下方向のスライドファスナーが設けられた衣服の当該スライドファスナーを、衣服着脱時に着衣者が単独で開閉できるようにしたネックレスに関するものである。
背中の部分に上下方向のスライドファスナーが設けられた女性用衣服は、該衣服の着脱時に上記スライドファスナーのスライダーが、スライドファスナーの上下方向中間位置にスライドした時に手がスライダーに届かなくなるため、スライダーを操作することができず、スライドファスナーを開閉するために補助者の助けを借りなければならないということが高齢者、肥満者に多く見られる。
このような問題点を解消するものとして、下記特許文献1〜3の発明・考案が提案されている。
特開2006−280847号公報 特開2010−22798号公報 実用新案登録第3110917号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に開示されている発明・考案は、いずれもスライドファスナー付衣服を着衣する際には補助具を介してスライダーを引っ張って着衣することができるものの、着衣した後は見栄え上補助具をスライダーから取り外し、当該衣服を脱ぐまで上記補助具を携帯しておかねばならず面倒であるとともに、該補助具の携帯を忘れたり紛失したりする虞がある。さらに、当該衣服を脱ぐ際には、首後部側に位置するスライドファスナーのスライダーに補助具を連結しなければならずはなはだ面倒である。
本考案は、上記課題に鑑みて、背中の部分に上下方向のスライドファスナーが設けられた衣服の当該スライドファスナーを、衣服着脱時に着衣者が単独で開閉できるようにしたネックレスを提供するものである。
具体的には、第1の考案である請求項1に係る考案は、
一端に結合された第1連結部材、及び他端に結合されて上記第1連結部材に対して着脱自在に連結される第2連結部材を具備して首回りに環状に装着されるネックレス本体と、
上記第1連結部材及び第2連結部材が上記ネックレス本体の装着者の首後部側に位置するように位置付けられた上記ネックレス本体の一端又は他端にネックレス本体側端部が連結されるとともに、首後部側襟部から背中中間部に亘ってスライドファスナーが上下方向に設けられた衣服の上記スライドファスナー開閉用のスライダーにファスナー側端部が連結される連繋部材とを有することを特徴とする
第2の考案である請求項2に係る考案は、
請求項1に記載のネックレスにおいて、
上記連繋部材のファスナー側端部は、上記スライダーに対して着脱自在に連結されることを特徴とする。
第3の考案である請求項3に係る考案は、
請求項1又は2に記載のネックレスにおいて、
上記連繋部材のネックレス本体側端部は、上記ネックレス本体の一端又は他端に対して着脱自在に連結されることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、背中の部分に上下方向のスライドファスナーが設けられた衣服を着衣する際、先ず、上記連繋部材のファスナー側端部を上記スライダーに連結するとともに上記スライドファスナーを開いた状態で上記衣服を着る。この状態でのネックレスは、上記ネックレス本体の一端に上記連繋部材のネックレス本体側端部が連結されている場合、背中側で上記連繋部材のファスナー側端部が上下方向最上端に位置し、その下方に上記連繋部材のネックレス本体側端部とネックレス本体の一端との連結部及び上記第1連結部材、その下方にネックレス本体の他端に連結された上記第2連結部材の順に上下方向に一直線状に垂れ下がって(垂下して)いる。
そこで、着衣者は、一方の手(例えば左手)を後側に回して、その手で上記第2連結部材又はその近傍の上記ネックレス本体を摘むとともに、他方の手(右手)で上記スライドファスナーの下端又はその近傍の上記衣服を押さえながら、一方の手を上方に動かしてネックレス本体を引っ張ることにより上記スライダーが衣服上端の上記襟部までスライド(移動)して上記スライドファスナーが完全に閉じる。この時、上記ネックレスは、そのネックレス本体の一端に連結された上記第1連結部材が着衣者の首後部に位置するとともに、ネックレス本体の長手方向中間部が上記のようにして当該ネックレス本体の上記第2連結部材を摘んだ一方の手側の肩(左肩)上に載置され、かつ、当該ネックレス本体の他端に連結された上記第2連結部材が着衣者の前側に垂下している。
次いで、着衣者は、一方の手(左手)を首後部側に回して上記第1連結部材を摘むとともに他方の手(右手)で着衣者の前側に垂下している上記第2連結部材を摘んでこれを右方向(時計回り)に回して首後部側で上記第1連結部材と第2連結部材とを着脱自在に連結することのより着衣が完了する。
なお、衣服を脱ぐ(脱衣の)際には、首後部側で互いに連結している上記第1連結部材及び第2連結部材を一方の手及び他方の手で摘んで、両連結部材の連結を解除した後、ネックレス本体を後側(背中側)に回して手放す。これにより、ネックレスは、上記連繋部材のファスナー側端部が上記スライダーに連結されて該ファスナー側端部を最上端に位置するとともに上記第2連結部材を最下端にした状態で後側に垂下する。
次いで、着衣者は、一方の手で上記スライドファスナーの上端近傍を押さえて、他方の手で上記ネックレス本体の上下方向下端あるいは中間部を摘んで下方に引っ張る。これにより、上記スライダーが最下方にスライドして、スライダーが全開するので、脱衣することができる。
なお、上記着衣及び脱衣の操作において一方の手を左手、他方の手を右手として説明したが、これとは逆に、一方の手を右手、他方の手を左手としても良い。
このように、請求項1に係る考案では、背中の部分に上記スライドファスナーが設けられた上記衣服の着衣及び脱衣、即ち着脱に際して、上記ネックレス本体及び該ネックレス本体に連結された上記連繋部材で構成されたネックレスが後側(背中側)で展開して一直線状に垂下しているため、着衣者は該ネックレスに十分に手が届いて、該ネックレスを摘んで上方又は下方に引っ張ることにより、上記スライダーを移動させて上記スライドファスナーを閉じたり、開いたりすることができるので、着衣者は補助者の手を一切借りることなく単独で容易かつ確実に着衣及び脱衣をすることができる。
また、請求項1に係る考案では、首回りに巻く上記ネックレス本体の一端又は他端に上記連繋部材を連結しているため、上記ネックレス本体の環状長さ(展開長さ)が短い場合であっても、衣服の着脱の際、背中側で垂下している上記ネックレスの展開長さが上記連繋部材の長さ分だけ長くなり、これにより着衣者は上記ネックレスに十分に手が届くことができる。
また、請求項1に係る考案では、着衣したとき、上記連繋部材が首後部側における環状の上記ネックレス本体と衣服襟部との距離(間隔)を一定に保持するので、該ネックレス本体を違和感なく装着することができる。
また、請求項1に係る考案では、背中の部分にスライドファスナーが設けられた衣服を、着衣者の大半が身に付ける上記ネックレス本体を利用して単独で着衣及び脱衣ができるため、衣服着脱用の専用補助具が不要であるとともに該補助具の携帯忘れや紛失等の虞がなくなる。
また、請求項1に係る考案では、ネックレス本体が首後部側で上記連繋部材を介してスライドファスナーの上記スライダーに連結されているため、上記ネックレス本体が首回り方向に回動して、互いに連結した上記第1連結部材及び第2連結部材が首横や首前に位置ずれすることがなく、当該ネックレス本体を安定して装着することができる。
さらに、請求項1に係る考案では、上記ネックレス本体と上記スライダーとを連繋する上記連繋部材に真珠等の宝玉を装飾することにより首後部側のお洒落をもすることができる。
請求項2に係る考案では、請求項1に係る考案の上記効果に加えて、上記連繋部材をスライドファスナーの上記スイラーダーに対して着脱自在に連結するようにしたため、ネックレスが付いた衣服を脱ぎ、該衣服をハンガー等に掛けて収納する際、上記ネックレス本体及び連繋部材からなるネックレスを当該衣服から取り外して収納することができ、これによりネックレスが衣服に垂れ下がった状態での収納に伴う衣服の型くずれを防止することが出来る。
請求項3に係る考案では、請求項1及び請求項2に係る考案の上記効果に加えて、上記連繋部材をネックレス本体及びスライドファスナーのスライダーに対して、着脱自在に連結するようにしたため、背中の部分にスライドファスナーが設けられていない衣服を着衣する時に上記連繋部材とネックレス本体との結合を解除して分離して、ネックレス本体のみを通常のネックレスとして装着することができる。これにより、ネックレス本体を、背中の部分にスライドファスナーが設けられた衣服の着衣時のみに装着することなく、通常のネックレスとしても装着できるため、ネックレス本体の有効着用が図られて経済的に好ましい。
本考案の実施形態に係るネックレスの連結状態を示す説明図である。 図1のネックレスの分解図である。 図2のA−A線断面図である。 図3の矢視イ側面図である。 図1の第2連結部材の平面図である。 図1の留め具の平面図である。 本考案の実施形態に係るネックレスを取り付けた衣服の着衣に際してのスライドファスナーの全開状態を示す説明図である。 図7状態のネックレスを上方に引っ張ってスライドファスナーを閉じる状態を示す説明図である。 図8状態からスライドファスナーが完全に閉じた状態を示す説明図である。 図9相当の着衣者の正面図である。 図10の状態からネックレス本体の両端を連結する説明図である。 図11相当の着衣者の正面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態に係るネックレス1の連結状態を示す説明図、図2は図1のネックレスの分解図である。
本考案の実施形態に係るネックレス1は、首回りに環状に装着するネックレス本体3と、該ネックレス本体3及び背中の部分にスライドファスナー5が上下方向に設けられた衣服7の当該スライドファスナー5開閉用のスライダー9を連繋する連繋部材11とで構成されている。
上記ネックレス本体3の一端には環状の第1連結リング3aを介して第1連結部材13が結合され、当該ネックレス本体3の他端には環状の第2連結リング3bを介して第2連結部材15が結合されている。
また、上記ネックレス本体3は、多数個の真珠、ルビー等の宝玉3cに柔軟なワイヤ、糸等の線材3dを通して数珠状をなし、当該ネックレス本体3の一端及び他端に対応する上記線材3dには該ネックレス本体3の捩れを防止する捩れ防止具3e、3eが取り付けられている。
なお、上記線材3dは、後述のように該線材3dの線条方向に引っ張られるため、該引っ張り力に耐え得る、例えば釣り糸のような線材にすることが肝要である。
そして、上記一端側の捩れ防止具3eは上記第1連結リング3aに、上記他端側の捩れ防止具3eは上記第2連結リング3bにそれぞれ連結されている。
上記第1連結部材13は、図3に示すように、上方が開放し周壁外側の一側面に係合部13aが固着された断面U字状で環状の金属製枠体13bと、頂部に宝玉13cが載置されて上記枠体13bの上方開放部を塞ぐように該枠体13bに一体に固着された装飾冠13dとで構成されている。上記係合部13aには、係合穴13pが設けられて該係合穴13pに上記第1連結リング3aが遊嵌して係合している。
さらに、上記第1連結部材13の上記枠体13bの上記係合部13aに対向する他側面には、図4にも示すように側面視で凸状の係合口13eが開口されている。該係合口13eには、上記第2連結部材15が係脱可能に挿入される。そして、上記係合口13eは、底面13fと、該底面13fから垂直に起立した一対の下側起立縁部13g、13gと、該下側起立縁部13g、13gの上端から上記底面13fに対して平行に延びる一対のガイド縁部13h、13hと、該ガイド縁部13h、13hの内端から互いに離間して上方に延びる一対の上側起立縁部13j、13jと、該一対の上側起立縁部13j、13jの上端同士を互いに連結する上縁部13kとで凸状に開口している。
このように形成された上記係合口13eは、矩形状下側穴13mと、該下側穴13mよりも横幅(図4において左右方向の幅)の小さい矩形状上側穴13nとが形成され、これら下側穴13mと上側穴13nとは幅方向中間部で互いに連通して形成されている。
一方、上記第1連結部材13に着脱自在に連結する上記第2連結部材15は、図2、図5に示すように、弾性金属板を互いに重なるように折り曲げて、平面視横長の矩形状をなし、曲げ側を挿入側15aとするとともに該挿入側15aに対向する側を操作側15bとし、上側板部15cが水平な下側板部15dに対して操作側15bを上方に傾斜するように形成されている。そして、上記上側板部15cは、その略中央部から上記操作側15b方向に帯状に上側に向けて隆起するとともに、当該上側板部15cの上記操作側15bの短辺からさらにその長辺に沿って延びて押圧操作部15eを形成している。また、上記下側板部15dの長辺の長さは、上記上側板部15cの長辺よりも上記操作側15b方向に長く形成され、その先端部が略三角形状に形成され、該先端部に上記第2連結リング3bを遊嵌する係止孔15fが開孔されている。また、上記上側板部15c及び下側板部15dの短辺の長さは、同じ長さで、かつ第1連結部材13における上記係合口13eの上記下側係合口13mの幅、即ち上記一対の下側起立縁部13g、13g間の長さよりも若干小さく形成されていて、当該第2連結部材15が上記係合口13e内に挿入及び該係合口13eから取り出しできるようになっている。さらに、上記押圧操作部15eの短辺長さ(押圧操作部15eの長手方向に直交する方向の長さ)は、上記第1連結部材13における係合口13eの上記上側係合口13nの幅、即ち上記一対の上側起立縁部13j、13j間の長さより若干小さく形成されていて、上記押圧操作部15eが上記上側係合口13n内を上下方向に移動できるようになっている。
このように構成した上記第1連結部材13と第2連結部材15とを連結するには、先ず、一方の手で第1連結部材13を、他方の手で第2連結部材15を摘んで、第1連結部材13の上記下側係合口13mと第2連結部材15の上記挿入側15aとを対応させて、該挿入側15aを上記下側係合口13mに挿入する。この挿入が進行するにしたがって上記第2連結部材15における上記上側板部15cの上記操作側15bが、下側係合口13mの上記ガイド縁部13h、13hに押圧されて、上記下側板部15dに近づくように撓み、上側板部15cの上記操作側15bの端縁が上記ガイド縁部13h、13hを通過すると、上記上側板部15cの押圧操作部15eが上記下側係合口13mと上側係合口13nとの連通部から該上側係合口13n内に当該第2連結部材15のバネ力(復元力)により嵌入する。これにより、上記上側板部15cの上記操作側15b短辺(上記押圧操作部15eの両側に位置する2辺)が、上記上側係合口13nの上側起立縁部13j、13jにおける上記枠体13b内側に係合して、当該第2連結部材15が第1連結部材13の上記下側係合口13mから抜け出ることができない。
一方、第1連結部材13と第2連結部材15との係合を解除するには、一方の手で第1連結部材13を、他方の手で第2連結部材15を摘んで、該他方の手の指で第2連結部材15の上記押圧操作部15eをバネ力に抗して上記下側板部15d側に押圧して、上記上側板部15cの上記操作側15bの短辺を上記係合口13eの上記下側係合口13m内に移動させた後、当該第2連結部材15を上記下側係合口13nから引き抜くことにより解除することができる。
次に、上記連繋部材11は、数個(本実施形態では3個)の真珠、ルビー等の宝玉11aに柔軟なワイヤ、糸等の線材11bを通し、該線材11bのネックレス本体側端部11cが連結環17及び留め具19を介して上記ネックレス本体3の上記第1連結リング3aに連結されている。また、上記線材11bのファスナー側端部11dが連結環17及び留め具19を介して上記スライダー9の摘み部9aに連結されている。
上記摘み部9aは、その基端部9bを、上記スライダー9の突条部9cに貫通して形成された係止孔9dに遊嵌している。また、上記摘み部9aには、上記基端部9bを周縁の一部とする貫通穴9eが形成され、該貫通穴9eの内部に上記突条部9cが遊嵌している。これにより、上記摘み部9aは、上記基端部9bを支軸として図1において、上下方向に回動するようになっている。また、上記摘み部9aの反基端側には、図2に示すように係合孔9fが貫通して形成されている。
上記スライダー9は、上記衣服7の首後部側襟部7aからその背中上下方向中間部に亘って設けられた上記スライドファスナー5を開閉するもので、上記摘み部9aを介して下方に移動(スライド)させると、スライドファスナー5がその上端の上記首後部側襟部7aから下方に開き、これとは反対方向の上方に向けてスライダー9を移動させると、上記スライドファスナー5が閉じるようになっている。
また、上記留め具19は、図6に示すように内部に大径の嵌入穴19aが形成されるとともに該嵌入穴19aから離間して小径の孔部19bが貫通して形成された留め具本体19cと、該留め具本体19cの厚み方向中間部に上記孔部19b近傍を支軸(図示せず)として回動する開閉片19dとを備えている。上記留め具本体19cには、上記嵌入穴19aと当該留め具本体19cの外側とを連通するゲート19eが形成されている。そして、上記開閉片19dの爪部19fを指で反時計回りに回動することにより、当該開閉片19dのドア部19gが上記ゲート19eを開き、該ゲート19eから上記嵌入穴19aに上記第1連結リング3a又は上記摘み部9aを挿入した後、上記爪部19fを指から放すことにより上記ゲート19eが閉じ、これにより上記留め具19と、上記第1連結リング3a又は上記摘み部9aの上記係合孔9fとが係合して連結する。なお、この連結を解除するには、上記操作手順の逆手順を行うことにより解除することができる。
次に、上記のように構成した上記ネックレス1を用いて、背中の部分に上記スライドファスナー5が設けられた上記衣服7の着衣の仕方、及びネックレス1の首回りへの装着の仕方について説明する。
先ず、上記衣服7を着るに先だって、図2に示すように分解された上記ネックレス1における上記連繋部材11のファスナー側端部11dの上記留め具19を上記手順にしたがってスライダー9の上記係合孔9fに係合して連結する。同様にして、上記連繋部材11のネックレス本体側端部11cの上記留め具19と上記第1連結リング3aとを連結する。そして、このようにして上記ネックレス本体3と上記連繋部材11とからなる上記ネックレス1が取り付けられた上記スライドファスナー5の上記摘み部9aを摘んで上記スライダー9を当該スライドファスナー5の最下部までスライドさせて該スライドファスナー5を全開状態にする。
しかる後、上記衣服7を着ると、図7に示すように、上記ネックレス1は、背中側(後側)で上記連繋部材11のファスナー側端部11dが上下方向最上端に位置し、その下方に上記連繋部材11のネックレス本体側端部11cとネックレス本体3の一端側の上記第1連結リング3aとの連結部及び該第1連結リング3aに連結した上記第1連結部材13が位置し、さらにその下方に上記ネックレス本体3、該ネックレス本体3の他端側に連結した上記第2連結部材15の順で垂下している。
次いで、着衣者は、一方の手(本実施形態では左手)で上記第2連結部材15又はその近傍のネックレス本体3を摘むとともに、他方の手(右手)で上記スライドファスナー5の下端又はその近傍の上記衣服7を押さえながら、一方の手を上方に動かして、上記ネックレス本体3を引っ張る(図8参照)ことにより、上記スライダー9が上記スライドファスナー5の最上端までスライド(移動)して、該スライドファスナー5が完全に閉じる(図9参照)。なお、この時、着衣者は、上記スライダー9が上方に移動するにつれて上記ネックレス本体3を摘む位置が上記スライダー9に段階的に近付くように摘むことにより、該スライダー9をより一層円滑に上方にスライドさせることができるようになる。
図9に示すように、上記スライドファスナー5が完全に閉じた状態での上記ネックレス1は、ネックレス本体3の一端に連結された上記第1連結部材13が着衣者の首後側に位置するとともに、図10に示すように上記ネックレス本体3の中間部が、上記のようにして第2連結部材15又はネックレス本体3を摘んだ一方の手(左手)の側の肩(左肩)上に載置され、かつ当該ネックレス本体3の他端に連結された上記第2連結部材15が着衣者の前側最下端に垂下している。
そこで、着衣者は、一方の手(左手)を首後部側に回して該首後部側にある上記第1連結部材13を摘むとともに、他方の手(右手)で前側に垂下している上記第2連結部材15を摘んで、これを右方向(時計回り)に回した後、首後部側で上記第1連結部材13の上記係合口13eの下側係合口13mに上記第2連結部材15を上記挿入側15aから挿入して、該第2連結部材15の押圧操作部15eが上記上側係合口13nに嵌入することにより、これら両連結部材13,15を着脱自在に連結して上記衣服7の着衣と上記ネックレス本体3の首回りへの装着とが終了する。(図11,12参照)
ここで、上記第1連結部材13と第2連結部材15とを連結させる際、着衣者は、上記第1連結部材13の上記係合口13eの形状と上記第2連結部材15の形状とを認知しているため、第1連結部材13の上記係合口13eと上記第2連結部材15の上記挿入側15aとが対応するように両手で両連結部材13,15を摘んで首後部側で該連結部材13,15を容易に連結することができる。
このようにして、上記衣服7の着衣とネックレス本体3の首回りへの装着とが終了した状態における上記連繋部材11は、上記ネックレス本体側端部11cがネックレス本体3の一端側に連結され、上記ファスナー側端部11dがスライダー9に連結されて、首後部側で身体に当接して垂下している。即ち、図11において、第1連結部材13と第2連結部材15とを連結した後、両手をこれら連結部材13,15から放した時の連繋部材11の状態に相当する。
次に、上記のようにして着衣した上記衣服7の脱ぎ方(脱衣の仕方)及び該衣服7からのネックレス1の取り外し方(脱着の仕方)について説明する。
先ず、両手を首後部側に回し、一方の手(左手)で首後部側の第1連結部材13を摘むとともに他方の手(右手)で首後部側の第2連結部材15を摘み、該第2連結部材15の上記押圧操作部15eを指で押圧しながら該第2連結部材15を第1連結部材13の上記下側係合口13mから引き抜いて、両連結部材13,15の連結を解除して分離する。
しかる後、上記ネックレス本体3を一方の手で摘んで、左肩側から背中側に移動して手放すと、上記ネックレス1は、図7に示すスライドファスナー5が完全に閉じた状態で、上記スライドファスナー5のスライダー9が最上端に位置して、該スライダー9に上記連繋部材11のファスナー側端部11dが連結された状態で垂下しており、着衣者が手を背中側に回しても当該ネックレス1に十分に届いてこれを摘むことができる。
そこで、他方の手を背中側に回し、垂下したネックレス1の上記ネックレス本体3の上下方向中間部(可能な限り上方が好ましい)を摘むとともに、他方の手で上記スライダー9近傍の上記襟部7aを押さえた状態で、他方の手を下方に動かして上記ネックレス本体3を引っ張ると、上記スライダー9が下方に移動して上記スライドファスナー5が全開となって、着衣者は上記衣服を容易に脱ぐことができる。
このようにして、首後部側の上記襟部7aから背中中間部に亘ってスライドファスナー5が上下方向に設けられた衣服7を単独、かつ容易に脱衣することができる。
なお、脱衣した上記衣服7に取り付けられた上記ネックレス1を、該衣服7から取り外す操作及び当該ネックレス1の上記ネックレス本体3と上記連繋部材11との連結を解除して分離する操作は、上記着衣操作手順の逆手順を行うことにより容易に行うことができる。
このように構成した本考案の実施形態に係るネックレス1は、該ネックレス1を用いて、背中の部分に上下方向のスライドファスナー5が設けられた衣服7を補助者の手を借りることなく単独で容易かつ確実に着衣及び脱衣をすることができる。
また、首回りに巻く上記ネックレス本体3の一端に上記連繋部材11を連結しているため、上記ネックレス本体3の環状長さ(展開長さ)が短い場合であっても、衣服7の着脱の際、背中側で垂下している上記ネックレス1の展開長さが上記連繋部材11の長さ分だけ長くなり、これにより着衣者は上記ネックレス1に十分に手が届くことができる。
また、着衣したとき、上記連繋部材11が首後部側における環状の上記ネックレス本体3と衣服襟部7aとの距離(間隔)を一定に保持して該ネックレス本体3を違和感なく装着することができる。
また、背中の部分にスライドファスナー5が設けられた衣服7を、着衣者の大半が身に付ける上記ネックレス本体3を利用して単独で着衣及び脱衣ができるため、衣服着脱専用の補助具が不要であるとともに該補助具の携帯忘れや紛失等の虞がなくなる。
また、ネックレス本体3が首後部側で上記連繋部材11を介してスライドファスナー5の上記スライダー9に連結されているため、上記ネックレス本体3が首回り方向に移動してずれることがなく、当該ネックレス本体3を安定して装着することができる。
また、上記ネックレス本体3と上記スライダー9とを連繋する上記連繋部材11に真珠等の宝玉11aを装飾することにより首後部側のお洒落をもすることができる。
また、上記連繋部材11をスライドファスナー5の上記スイラーダー9に対して着脱自在に連結するようにしたため、ネックレス1が付いた衣服7を脱ぎ、該衣服7をハンガー等に掛けて収納する際、上記ネックレス本体3及び連繋部材11からなるネックレス1を当該衣服7から取り外して収納することができ、これによりネックレス1が衣服7に垂れ下がった状態での収納に伴う衣服7の型くずれを防止することができる。
さらに、上記連繋部材11をネックレス本体3及びスライドファスナー5のスライダー9に対して、着脱自在に連結するようにしたため、背中の部分にスライドファスナー5が設けられていない通常衣服を着用する時に、上記衣服7から上記連繋部材11を取り外すとともに該連繋部材11とネックレス本体3との結合を解除して分離し、ネックレス本体3のみを通常のネックレスとして装着することができる。これにより、ネックレス本体3を、背中の部分にスライドファスナー5が設けられた衣服7の着衣時のみに装着することなく、通常のネックレスとしても装着できるため、ネックレス本体3の有効装着が図られて経済的に好ましい。
なお、上記実施形態では、本考案の一実施形態であって、本考案は当該実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記ネックレス1のネックレス本体3及び上記連繋部材11は、宝玉3cを数珠状にしたものであるが、装飾を施した鎖状、紐状のものであっても良い。
また、上記第1連結部材13及び上記第2連結部材15は、互いに連結することができる構造のものであれば、如何なる構造のものであっても良い。
また、上記ネックレス本体3には、捩れ防止具3eが連結されているが、該捩れ防止具3eは必ずしも設ける必要がない。
また、上記連繋部材11のネックレス本体側端部11cは、ネックレス本体3の一端の上記第1連結リング3aに連結したが、上記第1連結部材13の係合部13aに連結するようにしても良く、あるいは上記ネックレス本体3の他端の上記第2連結リング3b又は上記第2連結部材15に連結するようにしても良い。
また、上記連繋部材11のファスナー側端部11dは、上記留め具19を介して上記スライダー9の摘み部9a先端の係合孔9fに係合しているが、該摘み部9a先端に係合孔9fが形成されていない場合には、上記摘み部9aの上記貫通穴9eに係合するようにすることもできる。
さらに、上記ネックレス1を用いて背中の部分にスライドファスナー5が上下方向に設けられた衣服5の着衣の仕方について、上記連繋部材11のファスナー側端部11dを上記スライダー9の摘み部9aに連結した後、当該連繋部材11のネックレス本体側端部11cをネックレス本体3の上記第1連結リング3aに連結すると説明したが、この手順とは逆に上記連繋部材11のネックレス本体側端部11cを上記第1連結リング3aに連結した後、上記ファスナー側端部11dを上記摘み部9aに連結するようにしても良い。
本考案は、背中の部分に上下方向のスライドファスナーが設けられた衣服の着衣及び脱衣時に、当該スライドファスナーの開閉並びに上記衣服着衣者の首部に装着するネックレスに適用することができる。
1 ネックレス
3 ネックレス本体
5 スライドファスナー
7 衣服
7a 襟部
9 スライダー
11 連繋部材
11c ネックレス本体側端部
11d ファスナー側端部
13 第1連結部材
15 第2連結部材

Claims (3)

  1. 一端に結合された第1連結部材(13)、及び他端に結合されて上記第1連結部材(13)に対して着脱自在に連結される第2連結部材(15)を具備して首回りに環状に装着されるネックレス本体(3)と、
    上記第1連結部材(13)及び第2連結部材(15)が上記ネックレス本体(3)の装着者の首後部側に位置するように位置付けられた上記ネックレス本体(3)の一端又は他端にネックレス本体側端部(11c)が連結されるとともに、首後部側襟部(7a)から背中中間部に亘ってスライドファスナー(5)が上下方向に設けられた衣服(7)の上記スライドファスナー(5)開閉用のスライダー(9)にファスナー側端部(11d)が連結される連繋部材(11)とを有することを特徴とするネックレス。
  2. 請求項1に記載のネックレスにおいて、
    上記連繋部材(11)のファスナー側端部(11d)は、上記スライダー(9)に対して着脱自在に連結されることを特徴とするネックレス。
  3. 請求項1又は2に記載のネックレスにおいて、
    上記連繋部材(11)のネックレス本体側端部(11c)は、上記ネックレス本体(3)の一端又は他端に対して着脱自在に連結されることを特徴とするネックレス。
JP2014003732U 2014-06-25 ネックレス Expired - Lifetime JP3193093U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000883A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 花心 金 ファスナー上げ器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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