JP3210542U

JP3210542U - ショルダーストラップ脱落防止フック

Info

Publication number: JP3210542U
Application number: JP2016006306U
Authority: JP
Inventors: 範義宮▲崎▼
Original assignee: 宮崎範義
Priority date: 2016-12-20
Filing date: 2016-12-20
Publication date: 2017-06-01
Anticipated expiration: 2026-12-20

Abstract

【課題】肩にフックをつけることでショルダーストラップを引っ掛け、姿勢を変えても滑り落ちるのを防ぐことができるショルダーストラップ脱落防止フックを提供する。【解決手段】両端にフックがついたフックアームとフックアームのフックの根本部分にとりつけた輪からなる。この輪を両腕に通し、フックアームを肩に装着しフックを固定する。フックアームは金属やプラスチックの板を打ち抜いて加工する。フック部分は、ひっかけたストラップがどの方向に動いても外れないように先端が丸くハート型に開くような形状とする。フックアームの肩の部分は平とし、首の部分は平の部分に約９０度ひねりを入れ首の形に合わせる。アームを保護するため布や熱収縮チューブで覆う。フックの付け根部分に、弾力性のある布の紐で腕を通す輪をとりつけて製作完了。【選択図】図２

Description

本考案は、バック等のショルダーストラップを頭から通してクロスに掛けることなく、片方の肩にかけた場合の脱落防止に資するもので、服飾関連分野となる。

貴重品が入っている訳ではない軽いバック等を片方の肩に掛けた場合、フックがついたフックアームを肩に沿わして装着することで、バック等のショルダーストラップがすぐに滑り落ちるのを防ぐ。

これまで肩にかける工夫は主にショルダーストラップ側に施されていた。また、服飾ではトレンチコート等の肩にはボタン止めのストラップがついている。軍用のコートなどでは強度が強く、仲間が倒れた時など引っ張ることに役立った。トレンチコートのボタンタイプのストラップにショルダーストラップを掛けた場合、ひっぱられた時など転倒などの安全性に問題が残る。本考案のフックは強い力が加わった時は曲がって力を解放するような仕様として安全性を保つ。手軽に片方の肩にバック等をかけることが出来る手軽さ、安全性、おしゃれを考慮した肩掛け方法を可能にする。
本考案では、片方の肩に手軽にバック等のショルダーストラップを掛けることが可能になる。これまでこうした構造、形状のものが見られなかったのは、服飾デザインとしてなじみがなかったこと、脱落防止のフックを簡単に装着する方法が考案されなかったためと思われる。本考案では、フックを肩に固定する方法について、両腕に通す輪を利用しており、輪と肩に沿って左右に伸びるフックアーム、フックの先端を丸く開いた形状にし、フックにかけたショルダーストラップの動きに耐え、さらに重量が前側にかかる形状のためフックアームが安定して装着できるよう課題を克服している。

上述のように、「ショルダーストラップ脱落防止フック」は安定した肩掛けを可能にし、手軽なバック等の肩掛けが出来るだけでなく、両手が解放されることで物等の運搬性が格段に向上する。

本考案の「ショルダーストラップ脱落防止フック」の使用例を示す正面図と背面図。「ショルダーストラップ脱落防止フック」の構造図。添付図面は、構造と部品を示したもの。

「ショルダーストラップ脱落防止フック」は、外出時、色など洋服にあった色を選ぶ。次に、アームについている輪を両手に通し両腕とアームの首に沿った丸みの部分の密着性を調整する。重さはフックアームの材質が金属の場合でも２０〜３０グラムと軽く、バック等使用しないときも装着感はない。またコートの上から装着するため、コートを脱ぐ際は、コートと一体になって脱ぐことが出来る。一度装着すれば外す時以外さわる必要がない。また冬用などコートが複数ある場合は、はじめからコートの色に合わせたものを装着しておけば、外出時にそのままコートを着れば装着も完了する。

１．フックアーム本体。真鍮やステンレス、プラスチックのフック部分は一定の力で引っ張られた時に曲がり、体に受ける力を逃がす。
２．フックアームを覆う布、または熱収縮チューブ。長さ２４．５センチ。厚み３ｍｍ程度。
３．フックアームに取り付ける輪。直径３ｍｍ程度の布紐。輪の直径１４センチ（寸法は、あくまで目安。弾力性のある布などでは当然異なる）
４．全体図。フック部分の形状は先端を丸く、根元から先端に向けハート形に広がる形状にして、ひっかけたショルダーストラップが頻繁に動いても外れにくい形状とする。金属の場合は布等で覆い加工が済んだあとで曲げてフックを形成する。プラスチックは布等で覆う前に熱で加工を済ませる。

Claims

軽いバックやカバンは左右どちらかの肩にかけて使用することが多い。しかし左右どちらかの肩にかけた場合、かがんで足元を直すなど姿勢が変化すると、かけたバックやカバンはすぐに滑り落ちていちいち掛けなおさなくてはならない。日常よくある片方の肩掛けに対し、左右どちらでも「ショルダーストラップ脱落防止フック」を肩に装着することで手軽、安全、快適な外出が出来る。脱落防止フックは左右にフックがついた金属またはプラスチック板を打ち抜いてフックなど加工を加える。目立たぬ色や素材の布で覆い、肩に固定出来るよう左右の腕を通す輪がついており、洋服やコートを着終えたあとに装着する。フックはバックなどのストラップがすれ違いざまに自動車等に引っかかったり、ひったくりにあったりした場合、体の転倒などを防ぐため形状が変化してストラップが外れるよう、一定以上の力が加わった場合変形するような強度にしておく。肩にかけたストラップをいちいち手で押さえて、脱落を気にすることなく両手を自由につかうことも出来る。