JP3192520B2 - コンバインの走行装置 - Google Patents

コンバインの走行装置

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JP3192520B2
JP3192520B2 JP08579693A JP8579693A JP3192520B2 JP 3192520 B2 JP3192520 B2 JP 3192520B2 JP 08579693 A JP08579693 A JP 08579693A JP 8579693 A JP8579693 A JP 8579693A JP 3192520 B2 JP3192520 B2 JP 3192520B2
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side clutch
plunger
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plungers
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Inventor
穣一 中村
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セイレイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイドクラッチ装置及
び副変速機構を備えたコンバインの走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のコンバインはサイドクラッチ装置
に油圧アクチュエータを採用したものが多くなった(例
えば、特開昭62ー168763号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記油圧ア
クチュエータの場合は、サイドブレーキ操作の操作量と
ブレーキ力とが対応しなくなり、そのため路上走行の際
に走レンジの高速走行の操作が行われると、サイドブレ
ーキが効きすぎてコンバインが急旋回して危険であると
いう課題があった。そこで、本発明はかかる従来の課題
に鑑みて、高速レンジに操作されたときに、油圧アクチ
ュエータのプランジャーの操作量を制限する機構を設け
て急旋回の防止を図ったコンバインの走行装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の構成は、サイドクラッチ機構CL,CRと
サイドブレーキ機構BL,BRとからなるサイドクラッ
チ装置、及び副変速機構を備えたコンバインの走行装置
において、該副変速装置の切換を行う副変速レバー61
が高速レンジHに操作されたときに、前記サイドクラッ
チ装置の作動を行う油圧式アクチュエータ52のプラン
ジャー53a,53bの操作量を制限するプランジャー
操作量規制機構60を設け、該プランジャー操作量規制
機構60は副変速レバー61のHST式変速装置Hへの
操作により変位される調整板54により構成し、該調整
板54はプランジャー53a,53bの一端の非作用側
端部Pbに接当し、該プランジャー53a,53bの他
端の作用側端部Paをサイドクラッチ機構の操作アーム
51a,51bに接当させたものである
【0005】
【作用】以上の構成により、副変速レバー61が高速レ
ンジHに操作されたとき、プランジャー操作量規制機構
60が作動して、プランジャー53a,53bの操作量
を制限するため、サイドクラッチ装置CL,CR,B
L,BRの効き具合いが弱められ高速走行時の機体の急
旋回が防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明にかかるコンバインの走行装置
の要部説明図、図2はミッションケースMの断面図、図
3は図2のサイドクラッチ軸部の断面図、図4はコンバ
インの全体側面図である。図2において、ミッションケ
ースMの上部側面には、HST式変速装置Hが付設され
ている。該HST式変速装置Hの油圧ポンプ軸10に
は、入力軸11が連結され、該入力軸11には、入力プ
ーリー12が固設されており、該入力プーリー12に
は、ベルトを介してエンジンからの動力が伝達される。
そして、HST式変速装置H内の油圧ポンプから吐出し
た圧油にて油圧モーターを駆動することにより、油圧モ
ーター軸13から変速回転として出力されるのである。
【0007】上記油圧モーター軸13上のギア14は、
PTO軸15上のギア16と噛合されており、該ギア1
6は副変速軸17上の固設ギア18と噛合されている。
上記PTO軸15がミッションケースMの外部に突出し
た部分には、作業機を駆動するPTOプーリー19が固
設されている。上記副変速軸17上には、摺動ギア2
0、21が摺動可能に設けられており、該摺動ギア2
0、21がカウンタ軸22上の固設ギア23、24に択
一的に噛合することにより、副変速を得ることができる
のであり、該副変速された動力は、カウンタ軸22上の
ギア25を介してサイドクラッチ軸26に固設されてい
るセンターギア27に伝達される。
【0008】図3にも示されているように、上記サイド
クラッチ軸26は、ミッションケースMの側面開口部に
嵌装固着されているブレーキケースCに軸受け支持され
ており、該サイドクラッチ軸26の中央部には、上記セ
ンターギア27が固設されている。該センターギア27
両側のサイドクラッチ軸26上には、サイドギア28が
遊嵌されており、該サイドギア28は、ハウジング29
と一体に構成されている。該ハウジング29の内側は、
サイドクラッチシリンダ30として構成されており、該
サイドクラッチシリンダ内には、ピストン31とサイド
クラッチ軸26にスプライン嵌合されている摩擦板保持
部32が配設されている。上記ピストン31と摩擦板保
持部32との間には、スプリング33が配設されてお
り、該スプリング33によりピストン31は、解除方向
へ付勢されて所定位置に維持されている。
【0009】上記ハウジング29の内周部には、サイド
クラッチ摩擦板34が配設されており、上記摩擦板保持
部32の外周部には、サイドクラッチ摩擦板35がスプ
ライン嵌合されている。上記サイドクラッチ摩擦板3
4、35は、ハウジング29の内周部に嵌合されている
止め輪36にて係止されて交互に重合配設されており、
油圧ポンプからサイドクラッチシリンダ30内に供給さ
れる圧油にてピストン31が摺動することにより押圧さ
れるのである。このようにサイドクラッチ摩擦板34、
35が押圧されることにより、つまりサイドクラッチ機
構CLまたはCRが接合されて、上記センターギア27
からの回転がサイドギア28を介してスプロケット軸3
7上のファイナルギア38に伝達され、駆動スプロケッ
ト39に伝達されるのである。
【0010】ブレーキケースCには、戻しバネ等にて解
除方向に付勢されているサイドブレーキカム軸40が回
転可能に挿嵌されており、該サイドブレーキカム軸40
の先端部には、サイドブレーキカム41が設けられてい
る。該サイドブレーキカム41はサイドブレーキカム軸
40のブレーキケースC外側に固設されているブレーキ
アーム42を介してサイドブレーキカム軸40が回動す
る。
【0011】上記ハウジング29の内周部には、サイド
ブレーキ摩擦板43が固設されており、ブレーキケース
Cのハウジング29内に突出した部分に設けられている
摩擦板保持部44の外周部には、サイドブレーキ摩擦板
45がスプライン嵌合されている。該サイドブレーキ摩
擦板43、45は、上記摩擦板保持部44の外周部に止
め輪46を介して嵌装されているスチィールプレート受
け47に係止されて交互に重合配設されており、上記サ
イドブレーキカム軸40のサイドブレーキカム41とブ
レーキアクチュエータ48の凹部49が当設して回動
し、ブレーキアクチュエータ48が上記ボールアクチュ
エータ50に乗り上げ押し出されることにより、該ブレ
ーキアクチュエータ48に押圧されるのである。上記の
ごとくサイドブレーキ摩擦板43、45押圧されること
により、つまりサイドブレーキ機構BLまたはBRが制
動され、スプロケット軸37の回動が制動されて、容易
に旋回することが出来る。
【0012】上記サイドクラッチ機構CL,CRとサイ
ドブレーキ機構BL,BRとからなるサイドクラッチ装
置を図1に示す操作構造により作動して機体の操向をす
るようにしてある。すなわち、2つの上記操作アーム5
1a,51bがコントロールバルブ(図示省略)により
作動する油圧式アクチュエータ52に設けられた2本の
プランジャー53a,53bの出入り動作によって揺動
し、上記ブレーキアーム42を介しサイドブレーキカム
軸40が回動してサイドクラッチ装置の作動が行われ
る。
【0013】上記サイドクラッチ装置の作動を行う上記
油圧式アクチュエータ52では、プランジャー53a,
53bがそれらの作用側端部Paで上記操作アーム51
a,51bに当接する一方、プランジャー53a,53
bの非作用側端部Pbに当接するように調整板54が、
ステアリングレバー操作に応じて上下に変位するように
設けられている。従って、走行中、ステアリングレバー
操作で機体が旋回すると、上記調整板54が下がりプラ
ンジャー53a,53bの非作用側端部Pbの移動量を
規制するため、作用側端部Paの操作量が大きくなり、
その分だけ上記操作アーム51a,51bの回動量を大
きくしてクラッチ及びブレーキの効きをよくできる。
【0014】また、上記プランジャー53a,53bの
傍らに規制用プランジャー55が上記調整板54に当接
可能かつ上下に変位可能に設けられている。また規制用
プランジャー55を上下動させる作動レバー56が設け
られ、該作動レバー56は副変速レバーガイド57の高
速レンジHの位置に設けられた感知アーム58と一端を
連結したボーデンワイヤー59に連結されている。即ち
上記規制用プランジャー55、作動レバー56、感知ア
ーム58及びボーデンワイヤー59はプランジャー操作
量規制機構60を構成する。
【0015】次に、走行時における上記プランジャー操
作量規制機構60の作動を説明する。まず、上記副変速
レバーガイド57において、上記副変速軸17に取り付
けられた副変速レバー61が高速レンジHに操作される
と、該レバー61が上記感知アーム58に当接し、その
ため上記作動レバー56が規制用プランジャー55を所
定量押し上げて、調整板54の下がり量を規制する。従
って、プランジャー53a,53bの非作用側端部Pb
の上がり量が大きくなり、その分だけ作用側端部Pbの
操作量が減り、サイドブレーキの効き具合いが減少する
ため、ステアリング操作された時機体が急旋回すること
がない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の油圧式アク
チュエータにより作動するサイドクラッチ装置と副変速
機構とを備えたコンバインの走行装置にあっては、走行
中副変速レバーを高速レンジに操作したときプランジャ
ー操作量規制機構が働いて、油圧式アクチュエータのプ
ランジャーの操作量が制限される。その結果、高速走行
時サイドクラッチ装置が効きすぎることがなく、従来装
置のようなステアリング操作時に機体が急旋回するとい
う危険性が回避されることになり安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部説明図。
【図2】ミッションケースMの断面図。
【図3】図2のサイドクラッチ軸の断面図。
【図4】コンバインの全体側面図。
【符号の説明】
52 油圧式アクチュエータ 53 プランジャー 60 プランジャー操作量規制機構 61 副変速レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドクラッチ機構CL,CRとサイド
    ブレーキ機構BL,BRとからなるサイドクラッチ装
    置、及び副変速機構を備えたコンバインの走行装置にお
    いて、該副変速装置の切換を行う副変速レバー61が高
    速レンジHに操作されたときに、前記サイドクラッチ装
    置の作動を行う油圧式アクチュエータ52のプランジャ
    ー53a,53bの操作量を制限するプランジャー操作
    量規制機構60を設け、該プランジャー操作量規制機構
    60は副変速レバー61のHST式変速装置Hへの操作
    により変位される調整板54により構成し、該調整板5
    4はプランジャー53a,53bの一端の非作用側端部
    Pbに接当し、該プランジャー53a,53bの他端の
    作用側端部Paをサイドクラッチ機構の操作アーム51
    a,51bに接当させたことを特徴とするコンバインの
    走行装置。
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