JP3192410U - サイクロン式分級器及び当該分級器を備えた集塵装置 - Google Patents

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武田 勝
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Abstract

【課題】内壁の上部から下部にいたる全面で粉体を分級可能なサイクロン式分級器及び当該分級器を備えた集塵装置を提供する。【解決手段】サイクロン式分級器は、上部に天板13aを有する円筒形状であると共に、側壁上部に接線方向に取りつけられた入口管12を備えた胴部13と、胴部の内部に装備され上端が天板によって閉止され、下端が開口された円錐台状の第一コーン部14と、第一コーン部と連続して設けられ下端が開口された逆円錐台状の第二コーン部15とにより構成される。また、このサイクロン式分級器を備えた集塵装置は、胴部の下部に上部が開放されたダストボックス16を設け、第二コーン部の側壁に複数の孔部15bを設けると共に、第二コーン部の下端開口に胴部外に連通した排出管17を設けて構成される。【選択図】図1

Description

本考案は粉体とガスの混合流からガスを分離して粉体を捕集するサイクロン式分級器及び当該分級器を備えた集塵機に関する。
粗粉の分級を効率化するためのサイクロン式分級装置を開示した特許文献として、以下のようなものがある。
特許文献1記載のサイクロン式分級器は、漏斗状部下端の粗粉排出口に対向するように内側ガイドを設けるとともに粗粉排出口にカバーを設け、前記内側ガイドとカバーとの間に流路を構成する。そして、この流路に上向きのブローアップ気流を生じさせ、微粉を巻き上げる一方で、この気流で巻き上げられない粗粉を粗粉貯留槽に排出することによって、微粉と粗粉の分級を行うものである。
特許文献2に記載のサイクロン式分級器は、粗粉排出口に末広がり状に拡口する外側ガイドを設けるとともに、この外側ガイドの下方に円錐形の内側ガイドを設ける。さらに、両ガイドの間に中央隔壁を設け、粗粉捕集室に向かう下降流(外側)と、ブローアップエアの上昇流(内側)の流路を分離して形成する。これによって、粗粉は前記下降流によって粗粉捕集室で捕集される一方で、微粉は前記上昇流によって巻き上げられて捕集され、微粉と粗粉が分級を行うものである。
特開2001−179134号公報 特開2005−288273号公報
粉体の空気輸送、流動乾燥、流動冷却、噴霧乾燥等により生じる粉体とガスの混合流からガスを分離して粉体を捕集するためには、上部に蓋板を有する円筒状胴部、胴部の蓋板の中央に同心円状に挿入された内筒、胴部の側壁に接線方向に取りつけられた入口管、内筒と接続され胴部外に連通する粉体排出管により構成されているサイクロン式集塵装置が広く利用されている。
図3は上記従来汎用のサイクロン式集塵装置を示すものであり、入口管1から円筒状胴部2に接線方向に送入された粉体とガスの混合流は胴部2内壁に添って旋回しながら下降し、この間に粉体に遠心力が働いて粉体は壁方向に移動し、重力によりダストボックス3内に落下しガス流から分離される。一方、ガスは内筒4の下部開口4aから排出管5を通って外部に排出されるものである。
ところが上記粉体とガスの混合流の旋回速度は、胴部2の上部2aおよび中間部2bでは粉体を胴部2内壁に遠心力で押し付けるのに十分なものであるが、中間部2bより下部にいたると、急激に速度が低下する。その結果、遠心力が弱まり、粉体が内壁に押し付けられることなく浮遊し、開口4aから排出管5を通り外部に排出されてしまうことがある。
そこで本考案は上記従来例の問題点を解消すべく、サイクロン式分級器内壁の上部から下部にいたる全面で粉体を分級可能なサイクロン式分級器及び当該分級器を備えた集塵装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載のサイクロン式分級器は、上部に天板を有する円筒形状であると共に、側壁上部に接線方向に取りつけられた入口管を備えた胴部と、胴部の内部に装備され上端が天板によって閉止され、下端が開口された円錐台状の第一コーン部と、当該第一コーン部と連続して設けられる下端が開口される逆円錐台状の第二コーン部とにより構成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、請求項1記載のサイクロン式分級器を備えた集塵装置であって、胴部の下部に上部が開放されたダストボックスを設け、第二コーン部の側壁に複数の孔部を設けると共に、第二コーン部の下端開口に胴部外に連通した排出管を設けて構成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図1に示されるように本考案に係るサイクロン式分級器10を備えた集塵機11においては、入口管12から円筒状胴部13に接線方向に送入された粉体とガスの混合流は、第一コーン部14と胴部13の内壁との間の円錐環状を呈する空間18において、下降に従い徐々に速度を上げる。なぜなら第一コーン部14と内壁との間の距離が徐々に小さくなるからである。
かように速度を上げた混合流は、次いで第二コーン部15と内壁との逆円錐環状を呈する空間19に至り、徐々に速度を落とすことになる。なぜなら第二コーン部15と内壁との間の距離が徐々に大きくなるからである。
上記のとおり、本考案によれば混合流の旋回速度を上げたうえで、徐々に速度を落としていくことから、従来例のように一定速度から急速に速度が落ちるようなことが無く、混合流に含まれる粉体に与えられる遠心力が急減することも無い。したがって、粉体が胴部13の内壁の上部から下部に至るまで、均質に押し付けられることになり、胴部13内で浮遊することも無くダストボックス16内に落下していくものである。
かようにして本考案によれば、サイクロン式分級器内壁の上部から下部にいたる全面で粉体を分級可能なサイクロン式分級器及び当該分級器を備えた集塵装置を提供することが可能となるのである。
本考案にかかる集塵機の構造・作用を示す説明図 胴部と入口管・排出管の関係を示す説明図 従来例にかかる集塵機の構造・作用を示す説明図
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案
の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
この考案に係るサイクロン式分級器を備えた集塵機を図1に示す。サイクロン式分級器10は、内径が一定の円筒状の胴部13と、胴部13の内部に装備される円錐台状の第一コーン部14と、当該第一コーン部14と連続して設けられる逆円錐台状の第二コーン部15とにより成り、集塵機11は更にサイクロン式分級器10の下部にダストボックス16を備えて成るものである。
図2に示すように胴部13上端部には、サイズの異なる粉末が混在した混合流をこの胴部13の接線方向に流入させる入口管12が設けられている。また、胴部13の下部には第二コーン部15と連通した排出管17が設けられている。
胴部13は上部が天板13aにより閉止されており、当該天板13aには第一コーン部14が吊架されている。第一コーン部14は円錐台形状を呈するものであり、当該第一コーン部14の下端は開口され、当該開口には第二コーン部15が連設されるものである。
第二コーン部15は下端が開口され、内部が空洞の逆円錐台形状を呈する部材であり、側壁15aには複数の孔部15b・・が設けられている。第二コーン部15の下端開口は胴部13外につながる排出管17と連通しており、孔部15bから内部に流入した、粗い粉塵を除去されたガスは、排出管17を通じて外部に排出されるものである。
胴部13の底板には図示されない開口部が存し、上部が開放されたダストボックス16と連接されるものである。ダストボックス16は箱状体であり、サイクロン式分級器10により分級された粗い粉塵が落下収納されていくものである。
上記のようにに構成された集塵機11は、以下のように作動して粉塵ガス中の粉塵を能率よく回収および捕集することができるものである。
すなわち、集塵機11を作業現場などに設置した状態で図示されない吸引機を作動させると、サイクロン式分級器10内の空気が吸引され、胴部13内は負圧となる。そして作業部位の粉塵が吸引され、胴部13内へ導入された粉塵を含む混合流は円錐環状空間において図1に示す矢印のように旋回流を形成する。この粉塵中には、粗い粉塵および微細な粉塵や煙状の粉塵、さらには、粉塵ガスの種類によっては油分なども含まれる。粗い粉塵にはサイクロン効果によって遠心力が作用し、胴部13の内周面に偏せられた後、重力によって沈降する。なお、円錐環状空間を流れる旋回流の一部は、側壁15aに設けられた孔部13bを透過して排出管17へ吸引される。
10・・サイクロン式分級器 11・・集塵機 12・・入口管
13・・胴部 13a・・天板 14・・第一コーン部
15・・第二コーン部 15a・・側壁 15b・・孔部
16・・ダストボックス 17・・排出管

Claims (2)

  1. 上部に天板(13a)を有する円筒形状であると共に、側壁上部に接線方向に取りつけられた入口管(12)を備えた胴部(13)と、
    胴部(13)の内部に装備され上端が天板(13a)によって閉止され、下端が開口された円錐台状の第一コーン部(14)と、
    当該第一コーン部(14)と連続して設けられる下端が開口される逆円錐台状の第二コーン部(15)と、により成るサイクロン式分級器。
  2. 請求項1記載のサイクロン式分級器を備えた集塵装置であって、
    胴部(13)の下部に上部が開放されたダストボックス(16)を設けたこと、
    第二コーン部(15)の側壁(15a)に複数の孔部(15b)を設けると共に、第二コーン部(15)の下端開口に胴部(13)外に連通した排出管(17)を設けたこと、
    を特徴とする集塵装置。
JP2014002876U 2014-06-02 2014-06-02 サイクロン式分級器及び当該分級器を備えた集塵装置 Expired - Lifetime JP3192410U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022134687A1 (zh) * 2020-12-23 2022-06-30 江苏博迁新材料股份有限公司 一种气相粉体分级设备

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