JP3192349B2 - タッチ入力ペン - Google Patents
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- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
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Description
面上に透明の入力キーパネルや表示画面上の任意の位置
を入力するためのタッチ入力ペンで、特に入力ペンを機
器本体内もしくは付属品に、収納できる携帯可能な小型
情報機器のタッチ入力ペンに関するものである。
入力ペンで文字や図形を入力したり、表示画面上に表示
された入力ペンでタッチして機器を操作する電子機器に
おいては、例えば実開平2ー145437号公報に示す
ように、携帯時に入力ペンを機器本体内に収納できるよ
うに、空洞や切り欠きを設けて入力ペンを収納し、ま
た、入力ペンの紛失を防止し携帯性を高めている。上記
入力ペンは、文字,図形等を書く際に、書き易さの点で
手で握るグリップ部分がある程度の太さが必要である。
しかし、従来の入力ペンでは、全長に亙って一様に太く
するか若しくはグリップ部分のみ太くしていた。
タッチ入力ペンは、上記したように入力ペン自体を太く
して使用性を向上させようとすると、入力ペンの機器へ
の収納時には、機器を構成するハウジングの肉厚と内部
を構成する部品のサイズを小型化したとしても、ペン収
納部の内径が大きくなり、従って機器の厚さ,幅が大き
くなってしまい、機器の大型化による携帯性の低下及び
材料費の増加によるコスト高になる等の難点があった。
として、タッチ入力ペンを使用時,収納時で伸縮できる
ようにし、伸縮に連動してグリップ部分の直径が、文
字,図形等を入力するとき握り易い径に太くできること
を目的とし、中心軸上に透孔を有し先端にテーパ部を設
けたペン本体部と、つまみを有したペン摺動軸を上記透
孔に摺動自在に設けたつまみ部と、上記テーパ部上でス
ライドする複数のチャック状部材からなるグリップ部
と、ペン先を有し上記ペン本体部の先端に固着した頭部
と、つまみによる上記ペン摺動軸の移動で頭部を被う頭
部収納部とからなることを特徴とするものである。
ップ部分の材質を摩擦力の高い物質とすることで更に使
用性を向上させることを目的とし、上記グリップ部を合
成ゴム,エラストマー等の摩擦力の高い物質からなるこ
とを特徴とするものである。
力ペンの伸縮に連動して使用時にグリップ部の蛇腹部分
の直径を太くし、使用性を向上させると同時に蛇腹によ
るグリップ部の溝で滑りにくくすることを目的とし、中
心軸上に透孔を有し先端に連接軸を介してペン先を設け
たペン本体部と、つまみを有したペン摺動軸を上記透孔
に摺動自在に設けたつまみ部と、上記ペン本体部上で伸
縮する蛇腹状のグリップ部と、上記ペン摺動軸に連接し
たペン先を被うペン先収納部とを有し、つまみによる上
記ペン摺動軸の移動で該ペン先収納部とグリップ部とが
連動することを特徴とするものである。
力ペンの伸縮に連動して蛇腹状のグリップ部を太くする
ことにより、使用性を向上させると同時に蛇腹によるグ
リップ部の溝で滑りにくくすると共に、使用時のペン長
さを長くすることを目的とし、上記蛇腹状のグリップ部
の一端をペン先収納部の底部に装着し、該グリップ部の
他端を上記ペン本体部の端部に装着してなることを特徴
とするものである。
力ペンの伸縮に連動してペン収納時のペン先を保護する
こと、及び蛇腹状のグリップ部の圧縮移動にて発生する
ペン先とグリップ部との隙間を埋めることを目的とし、
上記ペン先収納部は、開口を外方に向けた断面コ字状の
筒部とペン先の連接軸が挿入された透孔を設けた底部と
からなることを特徴とするものである。
力ペンの蛇腹状のグリップ部を握ってもこのグリップ部
が伸びた状態に戻ってしまわない使用状態を保持できる
ことを目的とし、上記グリップ部は、傾斜をもった鋸歯
状の蛇腹としたことを特徴とするものである。
ン本体部に対して軸方向に可動する先端にテーパを設け
た摺動軸を移動させることにより、手で握るグリップ部
を、軸方向とは直交方向に押し、グリップ部の太さを任
意に変えることができる。即ち、ペン摺動軸をペン本体
部から引き出すと、グリップ部がペン本体部のテーパ部
で摺動し、グリップ部を太くでき、ペン摺動軸をペン本
体部に引き戻すと元の太さに戻すことができる。
のグリップ部を合成ゴム,エラストマー等の摩擦力の高
い物質により構成することにより摩擦力向上を図ること
ができる。
造のグリップ部と、ペン本体部に対して軸方向に摺動す
るペン摺動軸の移動によりグリップ部の蛇腹部分を圧縮
することによりグリップ部の外径を太くすることがで
き、蛇腹によるグリップ部の溝を大きくすることによ
り、スリップ止め効果を強化することができる。
ン本体部内を通し、ペン摺動軸の先端(ペン先方向)部
分にグリップ部の一端を、ペン本体部にグリップ部の他
端を装着させることにより、ペン摺動軸によるペンの延
長動作に反比例してグリップ部を縮める動作を発生する
ことができる。
端に、ペン本体部のペン先を包むペン先収納部を設ける
ことにより収納時の先端ストレスを防止でき、更にグリ
ップ部の蛇腹部分の圧縮移動にて発生するペン先とグリ
ップ部との隙間を埋めることができる。
プ部に傾斜を持たせることにより、グリップ部を握った
としても使用状態を保持することができる。
面と共に説明する。 (実施例1)本発明の一実施例を説明すると、本タッチ
入力ペン1は、図3に示すように、つまみ部2,ペン本
体部3,グリップ部4,頭部収納部5,頭部6から構成
される。上記つまみ部2は、つまみ7の一端に棒状の摺
動軸8が同軸上に一体に連接されている。上記ペン本体
部3は、一端につまみ7の一部を収納し得る円筒状のつ
まみ収納部9が設けられ、他端を円錐台形状にしたテー
パ部10が設けられる。また、このペン本体部3の中心
軸部には上記ペン摺動軸8が軸方向に摺動し得る透孔1
1が穿設されている。また、後述する頭部6とペン摺動
軸8とを連接するため、透孔11より径の大きい連接孔
12を透孔11に連ねて設けられている。上記グリップ
部4は、熱可塑性樹脂、場合によっては金属等の部材か
らなり、例えば図1,図2に示すように、外径表面に凹
凸の滑り止めが設けられ、後方に行くに従って肉厚が薄
くされ、且つ内径表面にペン本体部3のテーパ部10に
沿う如く傾斜を有する、例えば3部材からなる4a,4
b,4cから構成される。上記頭部収納部5は、頭部6
の一部を収納し得る円筒状の円筒部13とこの円筒部1
3の底部に上記つまみ部2のペン摺動軸8に連接される
連接突起14が設けられる。また、頭部6は、円錐状の
ペン先15と胴部16とペン本体部3のテーパ部10に
連接される連接突起17が設けられる。
3のように分解されるが、この組立ての一例は次の通り
である。まず、つまみ部2のペン摺動軸8をペン本体部
3の透孔11につまみ収納部9側から挿入し、次に、ペ
ン本体部3のテーパ部10にグリップ部4をはめ込む。
次に、円筒部13をグリップ部4に装着するに当たり、
この円筒部13の連接突起14をグリップ部4の溝18
にねじ込み嵌合(ツイストロック)すると共に、つまみ
部2のペン摺動軸8の先端に接着剤等で接合し、円筒部
13とグリップ部4とつまみ部2とを一体に連接する。
また、頭部6の連接突起17をペン本体部3の連接孔1
2に挿入し、頭部6とペン本体部3とを一体に連接す
る。
いて、図1(a)に示す使用時の状態で、例えば左手で
ペン本体部3を持ち、つまみ7を右手でつまみ収納部9
に収納する如く押込むと、グリップ部4はペン本体部3
のテーパ部10を滑り、このグリップ部4の外径(直
径)d1からペン本体部3の外径に略々等しい外径d2ま
で小さくなり、同時に頭部6の胴部16を被うように円
筒部13が移動し、図1(b)に示す収納時の状態とな
る。また逆に、つまみ部7を引張ると、グリップ部4は
ペン本体部3のテーパ部10上を外径を大きくしながら
滑り、グリップ4の外径d2からd1に大きく広がり使用
時の状態となる。
ペン本体部3の外径より大きくなったグリップ部4を、
親指,人さし指,中指等で握ることになる。また、収納
時の状態では、使用時の全長より短くなる。
説明すると、上記実施例1のグリップ部4は、通常熱可
塑性樹脂や金属等の硬質部材で構成されているが、これ
を合成ゴム,エラストマー等の弾力性を有し摩擦力の高
い材料とする。上記グリップ部4を弾力性を有し摩擦力
の高い材料とすることにより、指の感触がよいことは勿
論のこと、図1(a)のタッチ入力ペン1の使用時の状
態で、グリップ部4を指で握ることにより、このグリッ
プ部4の内径表面とペン本体部3のテーパ部10の表面
との摩擦力が増強し、ペン本体部3に対する頭部6の移
動若しくは滑りがない。
ると、本タッチ入力ペン21は、図4に示すように、つ
まみ部22,ペン本体部23,グリップ部24,ペン先
収納部25,ペン先26から構成される。上記つまみ部
22は、つまみ27の一端にペン本体部23内を摺動す
る棒状のペン摺動軸28が同軸上に一体に連接され、ま
た、このペン摺動軸28の先端に複数本からなる連接棒
29が設けられている。上記ペン本体部23は、一端に
つまみ27の一部を収納し得る円筒状のつまみ収納部3
0が設けられ、このつまみ収納部30に連らなって上記
ペン摺動軸28が摺動し得る透孔31が穿設されてい
る。また、ペン本体部23の他端はグリップ部24に相
当する部分の外径を他の部分より小さく設けられてい
る。
納し得る円筒状の円筒部31と底部32とからなり、こ
の底部32には透孔33が設けられている。ペン先26
は、後方より連接棒34が設けられ、この連接棒34の
先端は、上記透孔33を介してペン本体部23と一体に
接続されている。また、上記ペン先収納部25の底部3
2には、上記連接棒34の周囲に配置された複数本から
なる連接棒29と一体に接続されている。
弾力性のある合成ゴム等からなり、このグリップ部24
をペン先26、ペン先収納部25を介してペン本体部2
3の他端まで挿入され、一端を全周に亙ってペン先収納
部25の底部32に装着され、他端をペン本体部23の
端部に装着される。
おいて、図4(a)に示す、グリップ部24の蛇腹が縮
んだ使用時の状態で、上記実施例1と略々同様に、例え
ば左手でペン本体部23を持ち、つまみ27を右手でつ
まみ収納部30に収納する如く押込むと、連接棒29に
連らなったペン先収納部25が連接棒34が案内となっ
てペン先26側に摺動し、このペン先26を収納部25
が被うように収納される。上記ペン先収納部25の移動
と共に、図4(a)に示すように、グリップ部24の蛇
腹が縮んだ外径d3の状態から、図4(b)に示すよう
に、蛇腹が伸びきりペン本体部23の外径と略々等しい
外径d4の状態まで小さくなる。
張ると、ペン先収納部25が摺動し、このペン先収納部
25からペン先25が突出し現れると共に、グリップ部
24の蛇腹が伸びた外径d4の状態から縮んだ外径d3の
大きくなった使用時の状態となる。
る際、ペン先26がペン先収納部25に収納されている
状態となっているので、ペン先26に傷が付く虞れがな
く、また、ペン先収納部25とつまみ部22とが一体と
なっているので、例えば、電子機器に収納するときに、
つまみ27を押込むことによりタッチ入力ペン21を電
子機器の収納孔の奥まで確実に収納し得て、電子機器側
にワンウエイクラッチタイプのペン取出し機構をペン先
部分に設けることが可能となる。更に、グリップ部24
の蛇腹の圧縮にて発生するペン先26とグリップ部24
との間隙を埋めることもできる。
の使用時の状態で、ペン本体部23とつまみ部22とを
ロックする手段として以下に説明する。図5は、図4
(a)におけるつまみ部22をペン本体部23から少し
引き出した状態の一部斜視図である。上記つまみ部27
より伸びたつまみ摺動部35に長手方向にスライド溝3
6が設けられ、また、このスライド溝36の途中にロッ
ク溝37が設けられる。上記つまみ収納部30の内側
に、上記スライド溝36を摺動し、且つロック溝37に
ロックされる突起38が設けられる。従って、タッチ入
力ペン1の使用時の状態で、つまみ27を少しく回動さ
せることにより、上記突起38がロック溝37にはまり
ロックされ、使用時にペン本体部23にペン先26がよ
り安定して固定されることになる。
ロックする他の手段として、図6(a)及び図6(b)
に示すように、ペン本体部23′とこのペン本体部2
3′内を摺動するつまみ部22′の相互に接触する部分
の断面を楕円形状とし、図6(b)に示す矢印方向につ
まみ部22′を回動することにより、この場合2ケ所で
相互に接触してロックを掛け得るものである。
グリップ部24の山形の蛇腹を、傾斜をもった鋸歯状の
蛇腹としたグリップ部24′とするものである。このグ
リップ部24′の構成により、グリップ部24′を握っ
たとしても蛇腹はより縮む方向に働き、従ってペン先収
納部25がペン本体部23に引き寄せられる力が発生
し、別途特別なロック機構を必要としない。
であるから、次のような効果を奏する。請求項1の効果
として、入力ペンの収納時のグリップ部の外径(直径d
2)に対し使用時の外径(直径d1)に太くできること
で、文字,図形等の入力時操作性を向上させることがで
き、機器を構成するハウジング,内部部品を小型化する
ことにより、ペン収納時の外径(d2)の収納スペース
にて収納が可能となり、小型化の機器に収納を行うこと
が可能となる。これにより、より携帯性(小型化,軽量
化)を増すことができ、使い勝手のよい装置を提供する
ことができる。
果に加えて、グリップ部の弾力性,摩擦力が高くするこ
とができ、文字,図形等の入力時、指で握った感触が良
好で滑りにくくなり、商品性を高め、入力時の手の疲れ
を低減できる。
状とすることにより、部品点数を少なくして上記請求項
1の効果と同様の効果を得ると共に蛇腹の溝によりグリ
ップ部を握った時の滑り止めの効果も得ることができ
る。
動させるペン摺動軸をペン本体部に潜らせ、このペン先
収納部に蛇腹状グリップ部の一端を、ペン本体部に他端
を装着させることにより、上記請求項3の効果に記載し
た効果に加え、ペンの伸縮に連動してグリップ部の蛇腹
の直径を太くし、使用性を向上させると同時に蛇腹によ
るグリップ部の溝で滑りにくくすると共に、使用時のペ
ン長さを長くすることができる。
にペン先を包むペン先収納部を設けることにより、収納
時の先端ストレスを防止でき、更にペンを電子機器の奥
まで確実に収納することができ、更にグリップ部の蛇腹
部分の圧縮にて発生するペン先とグリップ部との隙間を
埋めることにより使用性を向上させることができる。請
求項6の効果として、グリップ部を傾斜をもった鋸歯状
の蛇腹とすることにより、グリップ部を握ったとしても
使用状態を保持することができ、ペン摺動部とペン本体
の特別なロック構造を設けることなく状態の保持を行う
ことができる。
縦断面図である。
る。
る。
である。
例を示す一部斜視図である。
施例を示す横断面図である。
施例を示す一部縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 中心軸上に透孔を有し先端にテーパ部を
設けたペン本体部と、つまみを有したペン摺動軸を上記
透孔に摺動自在に設けたつまみ部と、上記テーパ部上で
スライドする複数のチャック状部材からなるグリップ部
と、ペン先を有し上記ペン本体の先端に固着した頭部
と、つまみによる上記ペン摺動軸の移動で頭部を被う頭
部収納部とからなることを特徴とするタッチ入力ペン。 - 【請求項2】 上記グリップ部を合成ゴム,エラストマ
ー等の摩擦力の高い物質からなることを特徴とする、請
求項1に記載のタッチ入力ペン。 - 【請求項3】 中心軸上に透孔を有し先端に連接軸を介
してペン先を設けたペン本体部と、つまみを有したペン
摺動軸を上記透孔に摺動自在に設けたつまみ部と、上記
ペン本体部上で伸縮する蛇腹状のグリップ部と、上記ペ
ン摺動軸に連接したペン先を被うペン先収納部とを有
し、つまみによる上記ペン摺動軸の移動で該ペン先収納
部とグリップ部とが連動することを特徴とするタッチ入
力ペン。 - 【請求項4】 上記蛇腹状のグリップ部の一端をペン先
収納部の底部に装着し、該グリップ部の他端を上記ペン
本体部の端部に装着してなることを特徴とする、請求項
3に記載のタッチ入力ペン。 - 【請求項5】 上記ペン収納部は、開口を外方に向けた
断面コ字状の筒部とペン先の連接軸が挿入される透孔を
設けた底部とからなることを特徴とする、請求項3に記
載のタッチ入力ペン。 - 【請求項6】 上記グリップ部は、傾斜をもった鋸歯状
の蛇腹としたことを特徴とする、請求項3に記載のタッ
チ入力ペン。
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JP15168695A Expired - Fee Related JP3192349B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | タッチ入力ペン |
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