JP3192330B2 - 多局インターホンシステム - Google Patents
多局インターホンシステムInfo
- Publication number
- JP3192330B2 JP3192330B2 JP23776294A JP23776294A JP3192330B2 JP 3192330 B2 JP3192330 B2 JP 3192330B2 JP 23776294 A JP23776294 A JP 23776294A JP 23776294 A JP23776294 A JP 23776294A JP 3192330 B2 JP3192330 B2 JP 3192330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- circuit
- master unit
- turned
- power supply
- Prior art date
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- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多局インターホンシス
テムに係り、特に複数の選局スイッチを同時に押下した
場合にすべての子機を待ち受け状態に復旧させることが
できる多局インターホンシステムに関する。
テムに係り、特に複数の選局スイッチを同時に押下した
場合にすべての子機を待ち受け状態に復旧させることが
できる多局インターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、病院のナースステーション
や、事務所等の業務用として使用される1台の親機と、
各室に設けられた複数の子機間で通話を行う多局インタ
ーホンシステムが知られている。この多局インターホン
システムは図2に示すように、親機51および子機接続
端子T2を介して親機51にそれぞれ接続される複数の
子機52を備え、特定の子機52と親機51を通話可能
な状態に接続するため、親機51にはそれぞれの子機5
2に対応した選局スイッチ53が備えられている。この
選局スイッチ53は接点53a、子機接続端子T2に接
続される接点53bおよび通話回路54に接続される接
点53cとを備えている。接点53aは接点53bと常
時接続されて待ち受け状態を構成する。
や、事務所等の業務用として使用される1台の親機と、
各室に設けられた複数の子機間で通話を行う多局インタ
ーホンシステムが知られている。この多局インターホン
システムは図2に示すように、親機51および子機接続
端子T2を介して親機51にそれぞれ接続される複数の
子機52を備え、特定の子機52と親機51を通話可能
な状態に接続するため、親機51にはそれぞれの子機5
2に対応した選局スイッチ53が備えられている。この
選局スイッチ53は接点53a、子機接続端子T2に接
続される接点53bおよび通話回路54に接続される接
点53cとを備えている。接点53aは接点53bと常
時接続されて待ち受け状態を構成する。
【0003】この待ち受け状態の親機51から特定の子
機52を選局して呼出すために、特定の子機52の何れ
かに対応した親機51の選局スイッチ53の釦55を押
下させる。釦55が押下されたことにより接点53aが
切換えられて接点53cと接点53bとが接続され、子
機52と親機51の通話回路54とが接続されて通話可
能状態になる。
機52を選局して呼出すために、特定の子機52の何れ
かに対応した親機51の選局スイッチ53の釦55を押
下させる。釦55が押下されたことにより接点53aが
切換えられて接点53cと接点53bとが接続され、子
機52と親機51の通話回路54とが接続されて通話可
能状態になる。
【0004】ここで、選局スイッチ53の釦55は押下
されるとロックされるものであり、1度釦55を押下す
ることにより通話可能状態が維持される。そのため通話
終了時にこのロックを解除するため復旧スイッチ56が
設けられている。この復旧スイッチ56は特定の子機5
2に対応した何れかの釦55が押下されると、連動して
ONからOFFに切換わる。また、通話終了後、復旧ス
イッチ56を押下してOFFからONにすることによ
り、選局スイッチ53が連動して切換えられ接点53a
と接点53bとが接続され、待ち受け状態に復旧され
る。
されるとロックされるものであり、1度釦55を押下す
ることにより通話可能状態が維持される。そのため通話
終了時にこのロックを解除するため復旧スイッチ56が
設けられている。この復旧スイッチ56は特定の子機5
2に対応した何れかの釦55が押下されると、連動して
ONからOFFに切換わる。また、通話終了後、復旧ス
イッチ56を押下してOFFからONにすることによ
り、選局スイッチ53が連動して切換えられ接点53a
と接点53bとが接続され、待ち受け状態に復旧され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような多局インタ
ーホンシステムでは復旧スイッチを押下しなければ、選
局スイッチのロックを解除することができないので、複
数設けられた選局スイッチの2重押し、3重押しをする
虞があった。また、選局スイッチを押し間違えた場合に
は、その都度、復旧スイッチを押下させてから押すべき
選局スイッチを押下しなければならず、操作が煩わしか
った。
ーホンシステムでは復旧スイッチを押下しなければ、選
局スイッチのロックを解除することができないので、複
数設けられた選局スイッチの2重押し、3重押しをする
虞があった。また、選局スイッチを押し間違えた場合に
は、その都度、復旧スイッチを押下させてから押すべき
選局スイッチを押下しなければならず、操作が煩わしか
った。
【0006】さらに、通話時に必要のない選局スイッチ
が押下されていると、他の子機に漏話する欠点があっ
た。
が押下されていると、他の子機に漏話する欠点があっ
た。
【0007】
【目的】本発明はこのような従来の問題点を解決するた
めになされたもので、所定の局数以上の選局スイッチを
同時に押下しても待ち受け状態に自動復旧させることが
でき、而も漏話を防止することができる多局インターホ
ンシステムを提供することを目的とする。
めになされたもので、所定の局数以上の選局スイッチを
同時に押下しても待ち受け状態に自動復旧させることが
でき、而も漏話を防止することができる多局インターホ
ンシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の多局インターホンシステムは、親機と、親機に
設けられた通話回路を介して接続される複数の子機とを
備え、親機は、通話回路および各子機間にそれぞれ設け
られた通話スイッチと、子機を選局するノンロックスイ
ッチおよびノンロックスイッチを押下することにより通
話スイッチをオンする保持回路を有する複数の選局スイ
ッチ手段と、選局スイッチ手段に電源を供給する電源供
給回路と、所定の局数の選局スイッチ手段から出力され
る予め設定されている閾値電圧と、実際に押下された選
局スイッチ手段の個数に応じて予め設定されて出力され
る電圧とを比較し後者の電圧が大きい場合には電源供給
回路をオフ状態にさせて保持回路をオフ状態として通話
スイッチ回路をオフ状態にすることにより親機の通話回
路とすべての子機との接続を解除して待ち受け状態に自
動復旧するためのCPUとを備えたものである。
本発明の多局インターホンシステムは、親機と、親機に
設けられた通話回路を介して接続される複数の子機とを
備え、親機は、通話回路および各子機間にそれぞれ設け
られた通話スイッチと、子機を選局するノンロックスイ
ッチおよびノンロックスイッチを押下することにより通
話スイッチをオンする保持回路を有する複数の選局スイ
ッチ手段と、選局スイッチ手段に電源を供給する電源供
給回路と、所定の局数の選局スイッチ手段から出力され
る予め設定されている閾値電圧と、実際に押下された選
局スイッチ手段の個数に応じて予め設定されて出力され
る電圧とを比較し後者の電圧が大きい場合には電源供給
回路をオフ状態にさせて保持回路をオフ状態として通話
スイッチ回路をオフ状態にすることにより親機の通話回
路とすべての子機との接続を解除して待ち受け状態に自
動復旧するためのCPUとを備えたものである。
【0009】
【作用】この多局インターホンシステムにおいて、待ち
受け状態になっている親機の各選局スイッチ手段のノン
ロックスイッチを、CPUに予め設定されている所定の
局数以下で押下させると、選局された子機の選局スイッ
チ手段の保持回路がオン状態になり、電源供給回路から
通話スイッチ回路に電源が供給される。これにより通話
スイッチ回路がオン状態になるので、親機の通話回路と
子機とが接続され通話状態が形成される。
受け状態になっている親機の各選局スイッチ手段のノン
ロックスイッチを、CPUに予め設定されている所定の
局数以下で押下させると、選局された子機の選局スイッ
チ手段の保持回路がオン状態になり、電源供給回路から
通話スイッチ回路に電源が供給される。これにより通話
スイッチ回路がオン状態になるので、親機の通話回路と
子機とが接続され通話状態が形成される。
【0010】また、CPUは予め設定されている所定の
局数、即ち所定数の選局スイッチ手段から出力される電
圧と、実際に押下された選局スイッチ手段の個数に応じ
て出力される電圧とを比較して、実際に押下された選局
スイッチ手段から出力される電圧が大きい場合には電源
供給回路をオフ状態にさせる。電源供給回路がオフ状態
になると保持回路もオフ状態になり、この保持回路がオ
フ状態になると通話スイッチ回路もオフ状態になる。し
たがって、親機の通話回路とすべての子機との接続が解
除され待ち受け状態に自動復旧される。
局数、即ち所定数の選局スイッチ手段から出力される電
圧と、実際に押下された選局スイッチ手段の個数に応じ
て出力される電圧とを比較して、実際に押下された選局
スイッチ手段から出力される電圧が大きい場合には電源
供給回路をオフ状態にさせる。電源供給回路がオフ状態
になると保持回路もオフ状態になり、この保持回路がオ
フ状態になると通話スイッチ回路もオフ状態になる。し
たがって、親機の通話回路とすべての子機との接続が解
除され待ち受け状態に自動復旧される。
【0011】これにより、従来必要であった選局スイッ
チのロックを解除する復旧スイッチを設ける必要がなく
なる。
チのロックを解除する復旧スイッチを設ける必要がなく
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の多局インターホンシステムを
適用した実施例について図面を参照して説明する。
適用した実施例について図面を参照して説明する。
【0013】多局インターホンシステムSは、図1に示
すように、親機1および子機接続端子T1を介して親機
1にそれぞれ接続される複数の子機2を備えたものであ
る。
すように、親機1および子機接続端子T1を介して親機
1にそれぞれ接続される複数の子機2を備えたものであ
る。
【0014】親機1は、通話回路3および各子機2間に
それぞれ設けられ、親機1および選局すべき子機2を接
続する通話スイッチ4と、対象となる通話スイッチ4を
制御する選局スイッチ手段6と、選局スイッチ手段6に
電源を供給する電源供給回路5と、選局スイッチ手段6
から出力される電圧に基づき電源供給回路5を制御する
CPU(中央処理装置)7とを備えている。
それぞれ設けられ、親機1および選局すべき子機2を接
続する通話スイッチ4と、対象となる通話スイッチ4を
制御する選局スイッチ手段6と、選局スイッチ手段6に
電源を供給する電源供給回路5と、選局スイッチ手段6
から出力される電圧に基づき電源供給回路5を制御する
CPU(中央処理装置)7とを備えている。
【0015】通話スイッチ4にはPNP形トランジスタ
Tr1が使用されており、このPNP形トランジスタT
r1のベースは後述する選局スイッチ手段6に接続さ
れ、エミッタは通話回路3に接続され、コレクタは子機
接続端子T1を介して子機2に接続されている。
Tr1が使用されており、このPNP形トランジスタT
r1のベースは後述する選局スイッチ手段6に接続さ
れ、エミッタは通話回路3に接続され、コレクタは子機
接続端子T1を介して子機2に接続されている。
【0016】選局スイッチ手段6はノンロックスイッチ
8と保持回路9とを備えている。ここでノンロックスイ
ッチ8とはキートップ押下で接点とともに動作し、指を
離すと接点が解離しキートップが初期状態に復帰するス
イッチのことをいう。一端が基準電位点に接続されたノ
ンロックスイッチ8はダイオード10のカソードに接続
され、ダイオード10のアノードに接続される抵抗R3
を介して保持回路9のPNP形トランジスタTr3のベ
ースに接続されている。このPNP形トランジスタTr
3のエミッタは後述する電源供給回路5に接続され、P
NP形トランジスタTr3のコレクタは保持回路9のN
PN形トランジスタTr4のベースに抵抗R5を介して接
続されている。また、PNP形トランジスタTr3のベ
ース、エミッタ間には抵抗R4が接続されている。そし
て、保持回路9を構成するNPN形トランジスタTr4
のエミッタは基準電位点に接続され、コレクタはダイオ
ード11のカソードに接続され、このダイオード11の
アノードは抵抗R3とダイオード10の接続点に接続さ
れている。また、NPN形トランジスタTr4のベー
ス、エミッタ間には抵抗R6が接続されている。
8と保持回路9とを備えている。ここでノンロックスイ
ッチ8とはキートップ押下で接点とともに動作し、指を
離すと接点が解離しキートップが初期状態に復帰するス
イッチのことをいう。一端が基準電位点に接続されたノ
ンロックスイッチ8はダイオード10のカソードに接続
され、ダイオード10のアノードに接続される抵抗R3
を介して保持回路9のPNP形トランジスタTr3のベ
ースに接続されている。このPNP形トランジスタTr
3のエミッタは後述する電源供給回路5に接続され、P
NP形トランジスタTr3のコレクタは保持回路9のN
PN形トランジスタTr4のベースに抵抗R5を介して接
続されている。また、PNP形トランジスタTr3のベ
ース、エミッタ間には抵抗R4が接続されている。そし
て、保持回路9を構成するNPN形トランジスタTr4
のエミッタは基準電位点に接続され、コレクタはダイオ
ード11のカソードに接続され、このダイオード11の
アノードは抵抗R3とダイオード10の接続点に接続さ
れている。また、NPN形トランジスタTr4のベー
ス、エミッタ間には抵抗R6が接続されている。
【0017】さらに、保持回路9を構成するNPN形ト
ランジスタTr4のコレクタ、ダイオード11のカソー
ド間にはダイオード12のカソードが接続され、このダ
イオード12のアノードは抵抗R7を介して通話スイッ
チ4として使用されているPNP形トランジスタTr1
のベースが接続されている。
ランジスタTr4のコレクタ、ダイオード11のカソー
ド間にはダイオード12のカソードが接続され、このダ
イオード12のアノードは抵抗R7を介して通話スイッ
チ4として使用されているPNP形トランジスタTr1
のベースが接続されている。
【0018】また、PNP形トランジスタTr3のコレ
クタはダイオード13のアノードに接続され、このダイ
オード13のカソードは抵抗R8を介してCPU7のA
/D変換入力ポート7bに接続されている。なお、この
CPU7のA/D変換入力ポート7b、抵抗R8間には
抵抗R9が接続され、この抵抗R9は基準電位点に接続さ
れている。これによりCPU7のA/D変換入力ポート
7bに入力させる電圧を、選局スイッチ手段6により選
局された局数に応じて変動させることができる。
クタはダイオード13のアノードに接続され、このダイ
オード13のカソードは抵抗R8を介してCPU7のA
/D変換入力ポート7bに接続されている。なお、この
CPU7のA/D変換入力ポート7b、抵抗R8間には
抵抗R9が接続され、この抵抗R9は基準電位点に接続さ
れている。これによりCPU7のA/D変換入力ポート
7bに入力させる電圧を、選局スイッチ手段6により選
局された局数に応じて変動させることができる。
【0019】電源供給回路5にはPNP形トランジスタ
Tr2が使用されており、このPNP形トランジスタT
r2のベースは後述するCPU7の電源供給制限ポート
7aに抵抗R1を介して接続され、エミッタは電源VDD
に接続され、コレクタは選局スイッチ手段6のPNP形
トランジスタTr3のエミッタに接続されている。ま
た、PNP形トランジスタTr2のベース、エミッタ間
には抵抗R2が接続されている。
Tr2が使用されており、このPNP形トランジスタT
r2のベースは後述するCPU7の電源供給制限ポート
7aに抵抗R1を介して接続され、エミッタは電源VDD
に接続され、コレクタは選局スイッチ手段6のPNP形
トランジスタTr3のエミッタに接続されている。ま
た、PNP形トランジスタTr2のベース、エミッタ間
には抵抗R2が接続されている。
【0020】CPU7は選局スイッチ手段6からA/D
変換入力ポート7bに入力されるアナログ信号(電圧信
号)をデジタル信号に変換させ、このデジタル信号と予
め設定された閾値とを比較することにより局数を判別す
ることができる。つまり選局スイッチ手段6からCPU
7のA/D変換入力ポート7bに入力される電圧が、予
め設定された所定の局数の電圧より大きい場合には、C
PU7は電源供給制限ポート7aの出力を制御し、電源
供給回路5として使用されるPNP形トランジスタTr
2をオフ状態にさせる。
変換入力ポート7bに入力されるアナログ信号(電圧信
号)をデジタル信号に変換させ、このデジタル信号と予
め設定された閾値とを比較することにより局数を判別す
ることができる。つまり選局スイッチ手段6からCPU
7のA/D変換入力ポート7bに入力される電圧が、予
め設定された所定の局数の電圧より大きい場合には、C
PU7は電源供給制限ポート7aの出力を制御し、電源
供給回路5として使用されるPNP形トランジスタTr
2をオフ状態にさせる。
【0021】また、CPU7は子機2のオンフック信
号、オフフック信号を検出して通話路に電源を供給して
いる通話回路3に接続されている。このCPU7は通話
回路3が子機2のオンフック信号を検出すると、電源供
給回路5として使用されるPNP形トランジスタTr2
をオフ状態にさせる機能を有している。
号、オフフック信号を検出して通話路に電源を供給して
いる通話回路3に接続されている。このCPU7は通話
回路3が子機2のオンフック信号を検出すると、電源供
給回路5として使用されるPNP形トランジスタTr2
をオフ状態にさせる機能を有している。
【0022】なお、以上の説明においては1つの子機に
対する選局スイッチ手段6と通話スイッチ4の構成につ
いて説明したが、他の子機もそれぞれ同様な構成を有す
るものであるので、他の子機についての説明は省略す
る。
対する選局スイッチ手段6と通話スイッチ4の構成につ
いて説明したが、他の子機もそれぞれ同様な構成を有す
るものであるので、他の子機についての説明は省略す
る。
【0023】このように構成された多局インターホンシ
ステムSにおいて、待ち受け状態になっている親機1の
例えば何れか1つの子機2を選局する選局スイッチ手段
6のノンロックスイッチ8を押下すると、保持回路9の
PNP形トランジスタTr3のベースが抵抗R3、ダイオ
ード10を介して基準電位点に接続され、電源供給回路
5として使用されるPNP形トランジスタTr2のコレ
クタからPNP形トランジスタTr3のエミッタに電源
が供給され、PNP形トランジスタTr3のエミッタ、
ベース間に抵抗R4、抵抗R3による電位差が生じること
によりPNP形トランジスタTr3がオン状態となる。
PNP形トランジスタTr3がオン状態となると、保持
回路9のNPN形トランジスタTr4のベース、エミッ
タ間に抵抗R5、抵抗R6による電位差が生じ、NPN形
トランジスタTr4がオン状態となるので、ノンロック
スイッチ8を介して接続されている基準電位点の接続が
解除されても保持回路9への電源供給は保持されるよう
になっている。
ステムSにおいて、待ち受け状態になっている親機1の
例えば何れか1つの子機2を選局する選局スイッチ手段
6のノンロックスイッチ8を押下すると、保持回路9の
PNP形トランジスタTr3のベースが抵抗R3、ダイオ
ード10を介して基準電位点に接続され、電源供給回路
5として使用されるPNP形トランジスタTr2のコレ
クタからPNP形トランジスタTr3のエミッタに電源
が供給され、PNP形トランジスタTr3のエミッタ、
ベース間に抵抗R4、抵抗R3による電位差が生じること
によりPNP形トランジスタTr3がオン状態となる。
PNP形トランジスタTr3がオン状態となると、保持
回路9のNPN形トランジスタTr4のベース、エミッ
タ間に抵抗R5、抵抗R6による電位差が生じ、NPN形
トランジスタTr4がオン状態となるので、ノンロック
スイッチ8を介して接続されている基準電位点の接続が
解除されても保持回路9への電源供給は保持されるよう
になっている。
【0024】これにより、通話スイッチ4に使用される
PNP形トランジスタTr1のベースがNPN形トラン
ジスタTr4、ダイオード12および抵抗R7を介して基
準電位点に接続され、PNP形トランジスタTr1のエ
ミッタ、ベース間に電位差が生じPNP形トランジスタ
Tr1がオン状態になるので、親機1の通話回路3と子
機2とが接続され通話状態となる。
PNP形トランジスタTr1のベースがNPN形トラン
ジスタTr4、ダイオード12および抵抗R7を介して基
準電位点に接続され、PNP形トランジスタTr1のエ
ミッタ、ベース間に電位差が生じPNP形トランジスタ
Tr1がオン状態になるので、親機1の通話回路3と子
機2とが接続され通話状態となる。
【0025】また、ノンロックスイッチ8が2重押し、
3重押しされた場合には、押下されたノンロックスイッ
チ8を有する選局スイッチ手段6から出力される電圧が
上がる。CPU7は選局スイッチ手段6からA/D変換
入力ポート7bに入力されるアナログ信号(電圧信号)
をデジタル信号に変換して予め設定された閾値と比較
し、ノンロックスイッチ8の2重押し、3重押しを検出
する。CPU7はノンロックスイッチ8の2重押し、3
重押しを検出すると、電源供給制限ポート7aを制御し
PNP形トランジスタTr2をオフ状態にし、通話スイ
ッチ4への電源供給を停止させる。これによりノンロッ
クスイッチ8を押下した選局スイッチ手段6は復旧する
ので、親機1と全ての子機2とを待ち受け状態にさせる
ことができる。
3重押しされた場合には、押下されたノンロックスイッ
チ8を有する選局スイッチ手段6から出力される電圧が
上がる。CPU7は選局スイッチ手段6からA/D変換
入力ポート7bに入力されるアナログ信号(電圧信号)
をデジタル信号に変換して予め設定された閾値と比較
し、ノンロックスイッチ8の2重押し、3重押しを検出
する。CPU7はノンロックスイッチ8の2重押し、3
重押しを検出すると、電源供給制限ポート7aを制御し
PNP形トランジスタTr2をオフ状態にし、通話スイ
ッチ4への電源供給を停止させる。これによりノンロッ
クスイッチ8を押下した選局スイッチ手段6は復旧する
ので、親機1と全ての子機2とを待ち受け状態にさせる
ことができる。
【0026】
【効果】以上の実施例から明らかなように、本発明の多
局インターホンシステムによれば、選局スイッチ手段を
CPUで設定された局数以上に選局しても待ち受け状態
に自動復旧させることができるので、復旧スイッチを設
ける必要がなくなる。したがって、スイッチ操作が簡単
になり、また復旧スイッチの押し忘れによる漏話を防ぐ
ことができる。
局インターホンシステムによれば、選局スイッチ手段を
CPUで設定された局数以上に選局しても待ち受け状態
に自動復旧させることができるので、復旧スイッチを設
ける必要がなくなる。したがって、スイッチ操作が簡単
になり、また復旧スイッチの押し忘れによる漏話を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多局インターホンシステムの一実
施例を示す回路図。
施例を示す回路図。
【図2】従来の多局インターホンシステムを示す回路
図。
図。
S・・・・・・多局インターホンシステム 1・・・・・・親機 2・・・・・・子機 3・・・・・・通話回路 4・・・・・・通話スイッチ 5・・・・・・電源供給回路 6・・・・・・選局スイッチ手段 7・・・・・・CPU 8・・・・・・ノンロックスイッチ 9・・・・・・保持回路 VDD・・・・・・電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−254844(JP,A) 実開 昭49−77806(JP,U) 実開 昭53−90411(JP,U) 実開 昭53−112319(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 9/00 - 9/10
Claims (1)
- 【請求項1】親機(1)と、前記親機に設けられた通話
回路(3)を介して接続される複数の子機(2)とを備
え、 前記親機は、前記通話回路および前記各子機間にそれぞ
れ設けられた通話スイッチ(4)と、前記子機を選局す
るノンロックスイッチ(8)および前記ノンロックスイ
ッチを押下することにより前記通話スイッチをオンする
保持回路(9)を有する複数の選局スイッチ手段(6)
と、前記選局スイッチ手段に電源(VDD)を供給する電
源供給回路(5)と、所定の局数の選局スイッチ手段か
ら出力される予め設定されている閾値電圧と実際に押下
された選局スイッチ手段の個数に応じて予め設定されて
出力される電圧とを比較し後者の電圧が大きい場合には
前記電源供給回路をオフ状態にさせて前記保持回路をオ
フ状態として前記通話スイッチ回路をオフ状態にするこ
とにより前記親機の前記通話回路とすべての子機との接
続を解除して待ち受け状態に自動復旧するためのCPU
(7)とを備えたことを特徴とする多局インターホンシ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23776294A JP3192330B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 多局インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23776294A JP3192330B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 多局インターホンシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102791A JPH08102791A (ja) | 1996-04-16 |
JP3192330B2 true JP3192330B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17020080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23776294A Expired - Fee Related JP3192330B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 多局インターホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192330B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101909995B1 (ko) | 2014-03-31 | 2018-10-19 | 호야 칸데오 옵트로닉스 가부시키가이샤 | 광 조사 유닛 |
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1994
- 1994-09-30 JP JP23776294A patent/JP3192330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101909995B1 (ko) | 2014-03-31 | 2018-10-19 | 호야 칸데오 옵트로닉스 가부시키가이샤 | 광 조사 유닛 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08102791A (ja) | 1996-04-16 |
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