JP3191377U - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品を直立ないし急な傾斜の展示姿勢にしても安定性が高く、展示中にふらついたり転倒したりしにくい包装容器を提供する。【解決手段】包装容器1は、長尺板体3に、商品保持板形成部4、側板形成部5、底板形成部7、脚板形成部8および固定板形成部9が折目線T2〜T4を介して連設され、底板形成部7が折目線T2で折り曲げられ、脚板形成部7が折目線T3で折り曲げられ、固定板形成部9が折目線T4で折り曲げられ、底板形成部の相方係合部材V2が、側板形成部の係合部材V1に係止されて側板形成部5が底板形成部7に固定され、更に商品保持板形成部4の係合部材V3に、固定板形成部9の相方係合部材V4が係止されて固定板形成部9が商品保持板形成部4の背面4Bに固定されることにより、傾斜した商品展示形態F1にされる構成となっている。【選択図】図4

Description

本考案は、搬送時や保管時には商品を被って保護し、商品展示の際には直ちに展示に適した形態に変化させることのできる包装容器に関するものである。
従来、この種の包装容器としては、下記の特許文献1に開示されたものが知られている。この文献開示の包装容器は紙段ボール製で主に構成され、上面開口を有する矩形箱状の容器本体と、容器本体の上縁部の一辺に設けられた第1折目線から延在して前記上面開口を被う蓋板部と、を備えたものである。この包装容器では、展示に際して、蓋板部が第1折目線で下向きに折り曲げられ、第1折目線近くに設けられた第2折目線で蓋板部が水平方向に折り曲げられて底板部とされ、更に底板部が第3折目線で上向きに折り曲げられて脚板部とされ、容器本体の底面の背部に配備されたリベットに脚板部からの紐を巻き付けて固定するようになっている。これにより、上面開口が開放されるとともに容器本体が傾斜した姿勢で商品展示が行なわれるのである。
実公昭43−15558号公報(第1頁、第1図〜第3図)
上記した従来の包装容器は、比較的脆弱な紙段ボール製であるため、材料自体が撓んだり容易に変形したりする。そのために、できるだけ脚板部を短くして支持強度を保つようにしている。これにより、容器本体の傾斜角度が小さくならざるを得なかったのである。このように容器本体の傾斜角度が小さいと、離れた位置にいる顧客から容器本体内の商品をしっかり確認し難いという難点がある。それに対し、容器本体が直立に近い傾斜姿勢になるように脚板部を長くすると、そのぶん机上などに置かれる底板部分の面積が狭くならざるを得ない。すると、安定性が悪くなって、展示中にふらついたり転倒したりするおそれが生じる。
他方で、この包装容器はリベットや紐など、容器構成板材以外の別部品を必要とするため、部品点数が多くなり、これらの取り付け作業の必要となるため、作業の手間がかかり、製造コストも高くなるという課題もある。
本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、商品を直立ないし急な傾斜の展示姿勢にしても安定性が高く、展示中にふらついたり転倒したりしにくい包装容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る包装容器は、長尺板体の長手方向の一端側から他端側に向けて、商品保持板形成部、側板形成部および蓋板形成部が折目線を介して連設されて成り、前記蓋板形成部は、前記商品保持板形成部との折目線から他端側に向けてそれぞれ折目線を介して連設された底板形成部、脚板形成部および固定板形成部から構成され、前記蓋板形成部の底板形成部が蓋止方向とは反対側に折目線で折り曲げられて前記底板形成部が前記側板形成部と重ね合わせられ、前記脚板形成部が前記商品保持板形成部の背面に向けて折り曲げられ、前記固定板形成部が前記商品保持板形成部の背面と平行に折り曲げられ、前記底板形成部に設けられている相方係合部材が、前記側板形成部に設けられている係合部材に係止されることにより、前記側板形成部が前記底板形成部に固定され、更に、前記商品保持板形成部に設けられている係合部材に、前記固定板形成部に設けられている相方係合部材が係止されて前記固定板形成部が前記商品保持板形成部の背面に固定されることにより、商品展示形態にされる構成にしてある。
また、請求項1の構成において、商品展示形態のときに前記商品保持板形成部が前記底板形成部に対して傾斜するように、前記商品保持板形成部における係合部材の配置と、前記固定板形成部における相方係合部材の配置が設定されているものである。
そして、請求項1の構成において、商品展示形態のときに前記商品保持板形成部が前記底板形成部に対して直立するように、前記商品保持板形成部における係合部材の配置と、前記固定板形成部における相方係合部材の配置が設定されているものである。
更に、請求項1の構成において、前記蓋板形成部の他端側に吊り下げ用孔が形成され、前記側板形成部および前記蓋板形成部が一体で折り返されて前記商品保持板形成部の背面に重ね合わせられ、前記重ね合わせられた状態において前記商品保持板形成部と前記側板形成部および前記蓋板形成部とが固定されるように、前記商品保持板形成部における係合部材の配置と、前記側板形成部および前記蓋板形成部における相方係合部材の配置が設定されているものである。
また、前記各構成において、前記係合部材および前記相方係合部材が、前記長尺板体の長辺部に形成された切り起こし部で構成されているものである。
そして、前記した各構成において、一端開口を有する有底筒状に形成された外箱を備えており、当該外箱は、前記商品保持板形成部の表面に商品を保持し前記側板形成部および前記蓋板形成部が折り曲げられて前記保持された商品の表面を前記蓋板形成部が被った状態にある長尺板体を、出し入れ自在に収容する構成とされているものである。
更に、前記した各構成において、上面開口および前面開口を有するとともに前記長尺板体の商品保持板形成部の表面に取り付けられる商品載置台を備えており、当該商品載置台は、商品を載せる載置板部と、前記載置板部の後辺部に立設されて前記商品保持板形成部の表面に取り付けられる背板部と、前記載置板部の左右側辺部に立設された側板部と、前記載置板部の前辺部に起倒自在に設けられて前記前面開口を開閉自在に蓋止する前蓋部と、前記側板部に設けられていて、前記前蓋部の側端に形成された掛止部を係脱自在に掛止するロック機構と、から構成されているものである。
本考案に係る包装容器によれば、折り曲げられた側板形成部が底板形成部に固定され、商品保持板形成部の係合部材に固定板形成部の相方係合部材が係止されることにより、固定板形成部が商品保持板形成部の背面に固定されて商品展示形態にされるので、側板形成部と底板形成部の前部が二枚重ねで固定されるから、その部分の剛性を高くすることができる。これにより、比較的急角度の傾斜展示であっても安定性が高く、展示中にふらついたり転倒したりしにくい包装容器を得ることができる。
また、商品保持板形成部が傾斜した商品展示形態を採るものでは、側板形成部および底板形成部が商品保持板形成部の下端部から前方へ突出しているので、机上などに接地する底板形成部を広く採ることができる。また、側板形成部と底板形成部の前部が二枚重ねで固着されているので、その部分の剛性も高くすることができる。これらにより、比較的急角度の傾斜展示であっても安定性が高く、展示中にふらついたり転倒したりしにくい。このように傾斜角が大きいと、遠方の顧客から商品の概要を視認しやすくなる。
そして、商品保持板形成部が直立した商品展示形態を採るものでありながら、側板形成部と底板形成部が係合部材および相方係合部材でしっかり係止固定され、商品保持板形成部と固定板形成部も係合部材および相方係合部材でしっかり係止固定されており、底板形成部も比較的広いので、安定した直立姿勢を保持することができる。
更に、吊り下げ用孔を有し、側板形成部および蓋板形成部が一体で折り返されて商品保持板形成部の背面に重ね合わせられるものでは、比較的薄く前後に重畳されて立てられた展示形態にされるから、壁や展示パネルなどに吊り下げて展示することができる。
また、係合部材および相方形成部材が切り起こし部で構成されているものでは、
側板形成部と底板形成部の固定および商品保持板形成部と固定板形成部の固定を別部品である係合部材を用いることなく、長尺板体のみで行なうことができる。従って、部品点数が最少となり、簡素な構成で安価な包装容器を提供することができる。
そして、長尺板体に加えて外箱を有するものでは、保持した商品を被った状態の長尺板体が外箱に収容されるから、商品保管中や商品搬送中は、外箱内で商品がより確実に保護される。一方、外箱からすばやく長尺板体を取り出して組み立てるだけで、簡単かつ迅速に所定の展示形態にさせることができる。
更に、前面開口を開閉する前蓋部を有する商品載置台を備えたものでは、前蓋部を開いた状態では、商品を商品載置台に容易に出し入れすることができる。一方、前蓋部を閉じてロック機構でロックした状態では、商品を確実に保持でき商品落下を防ぐことができる。
本考案の一実施形態に係る包装容器を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 前記包装容器および外箱を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるA−A線矢視断面図である。 前記包装容器の長尺板体を折り曲げる状態を示す図であって、(a)は蓋板形成部に対して商品保持板形成部を折り曲げた状態を示す側面図、(b)は(a)の状態から側板形成部に対して蓋板形成部を折り曲げた状態を示す側面図である。 (a)は図3(b)の状態から脚板形成部に対して固定板形成部を折り曲げた状態を示す側面図、(b)は(a)の状態から底板形成部に対して脚板形成部を折り曲げた状態を示す側面図、(c)は(b)の状態を示す背面図である。 図4(b),(c)の状態を示す斜視図である。 前記包装容器の長尺板体の背面に別の係合部材および相方係合部材を配備した状態を示す背面図である。 前記包装容器の別の商品展示形態を示す図であって、(a)は底板形成部に対して商品保持板形成部を直立させた形態を示す側面図、(b)は商品保持板形成部に対して側板形成部および蓋板形成部を折り返して吊り下げた形態を示す側面図である。 前記包装容器の表面に商品載置台を取り付けた状態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図8に示した商品載置台のロック機構に用いる構成部品を示す図であって、(a)の(i)はスライダ受板の左側面図、(a)の(ii)はスライダ受板の右側面図、(a)の(iii)はスライダ受板の正面図、(b)の(i)は掛止用板の左側面図、(b)の(ii)は掛止用板の右側面図、(b)の(iii)は掛止用板の正面図、(c)の(i)はスライダの左側面図、(c)の(ii)はスライダの右側面図、(c)の(iii)はスライダの正面図、(d)は正面から視て右側のロック機構を示す部分平面図である。 前記商品載置台を示す側面図である。 前記包装容器で展示される商品の別例を示す斜視図である。
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本考案を具体化した一例に過ぎず、本考案の技術的範囲を限定するものでない。図1は本考案の一実施形態に係る包装容器を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
図1において、この実施形態に係る包装容器1は、例えば正面視で長尺矩形帯状に形成された段ボール製の長尺板体3で構成されている。この長尺板体3は、長手方向の一端3A側から他端3B側に向けて、商品保持板形成部4、側板形成部5および蓋板形成部6が折目線T1,T2を介して連設されている。
前記の蓋板形成部6は、側板形成部5との間の折目線T2から他端3B側に向けてそれぞれ連設された、底板形成部7、脚板形成部8および固定板形成部9で構成されている。底板形成部7と脚板形成部8との間には、左右に延びる折目線T3が設けられている。脚板形成部8と固定板形成部9との間には、左右に延びる折目線T4が設けられている。
商品保持板形成部4の左右側辺部には、切り起こし部(係合部材)V3,V3がハの字状切り込みによって形成されている。側板形成部5の左右側辺部には、切り起こし部(係合部材)V1,V1がハの字状切り込みによって形成されている。底板形成部7の左右側辺部には、側板形成部5の切り起こし部V1,V1と係脱自在に係合する切り起こし部(相方係合部材)V2,V2がハの字状切り込みによって形成されている。そして、固定板形成部9の左右側辺部には、商品保持板形成部4の切り起こし部V3,V3と係脱自在に係合する切り起こし部(相方係合部材)V4,V4がハの字状切り込みによって形成されている。固定板形成部9における他端3B近くの左右中央部には、フックねじ14(図7(b)参照)などに掛けられる吊り下げ用孔13が形成されている。
そして、この包装容器1は、図2(a),(b)に示すように、一端開口11および底部12を有する有底角筒状に形成された外箱2も備えている。一方、包装容器1では、長尺板体3の商品保持板形成部4の表面4Aに、多数の商品S,S,S,・・・が両面粘着テープ(保持部材)10などで固着保持されている。この場合、保持部材として、前記の両面粘着テープ10に替えて、接着剤、面ファスナなどを用いることも可能である。更に、側板形成部5および蓋板形成部6が折目線T1,T2で折り曲げられることにより、蓋板形成部6が商品S,S,S,・・・の表面を被った状態になっている。このような包装容器1が外箱2に出し入れ自在に収容されるのである。
上記のように構成された包装容器1の作用を次に説明する。この場合、4列2段の商品S,S,S,S・・・が、予め商品保持板形成部4の表面4Aに固着保持されているものとする。
まず、図3(a)に示すように、商品S,S,S,・・・を保持した商品保持板形成部4が、折目線T1で折り曲げられて水平方向から矢印R1方向に持ち上げられる。次に、蓋板形成部6の底板形成部7が蓋止方向とは反対向き(R2方向)に折目線T2で折り曲げられる。これにより、図3(b)に示すように、底板形成部6の脚板形成部7が側板形成部5と重ね合わせられる。続いて、固定板形成部9が商品保持板形成部4の背面4Bと平行となるように、予め折目線T4で矢印R3のように折り曲げられる。
そして、図4(a)に示すように、脚板形成部8が商品保持板形成部4の背面4Bに向けて折目線T3で矢印R4のように折り曲げられる。尚、前記した、固定板形成部9を折り曲げる作業と、脚板形成部8を折り曲げる作業は、どちらが先に行なわれても構わない。次に、図4(b)に示すように、底板形成部7に設けられている切り起こし部V2,V2が、側板形成部5に設けられている切り起こし部V1,V1に重ね合わせられ、重ね合わせられた状態で共に引き起こされる。これにより、切り起こし部V2,V2が切り起こし部V1,V1に係脱自在に係止される。その結果、側板形成部5が底板形成部7に上下重畳された状態で固定される。尚、この固定作業は、既述した底板形成部7と側板形成部5の重ね合わせ作業の直後に行なってもよい。そして、商品保持板形成部4に設けられている切り起こし部V3,V3に、固定板形成部9に設けられている切り起こし部V4,V4が重ね合わせられ共に引き起こされて係脱自在に係止される。これによって、固定板形成部9が商品保持板形成部4の背面4Bに固定されるのである。
これら図4(b),(c)および図5に示したように、固定板形成部9が商品保持板形成部4の背面4Bに固定されたことにより、包装容器1は、商品保持板形成部4が底板形成部7に対して傾斜した商品展示形態F1となる。すなわち、商品展示形態F1のときに商品保持板形成部4が底板形成部7に対して傾斜するように、商品保持板形成部4における切り起こし部V3,V3の位置と、固定板形成部9における切り起こし部V4,V4の位置が設定されている。このような商品展示形態F1の包装容器1が机上Dに置かれて展示に供される。尚、図4(b)に示すように、商品Sは、例えば透明な合成樹脂製の商品ケースC内に商品本体Eを収容したものである。商品本体Eは特に限定されず何でもよいが、ここでは例えば鱗取り具を示してある。
このように、本実施形態の包装容器1によれば、側板形成部5と底板形成部7の前部が二枚重ねで固定されるから、その部分の剛性を高くすることができる。これにより、傾斜角が比較的急な傾斜展示であっても安定性が高く、展示中にふらついたり転倒したりしにくい包装容器1を得ることができる。また、前記のように傾斜角が大きいと、遠くの顧客からでも、展示された商品Sの概要を視認しやすくなる。
尚、上記の実施形態では、底板形成部7に対し商品Sを傾けて展示するようにしたものを例示したが、本考案の包装容器はそれに限定されるものでない。
例えば、図6に示すように、長尺板体3の背面の左右に、一端3A側から他端3B側に向かって、面ファスナ(係合部材)W5、面ファスナ(係合部材)W1、面ファスナ(係合部材)W3、面ファスナ(相方係合部材)W4、面ファスナ(相方係合部材)W6、および面ファスナ(相方係合部材)W2がそれぞれ接着剤などで固着されている。面ファスナW5,W5と面ファスナW1,W1と面ファスナW3,W3は商品保持板形成部4に設けられ、面ファスナW4,W4は側板形成部5に設けられ、面ファスナW6,W6は脚板形成部8に設けられ、面ファスナW2,W2は固定板形成部9に設けられている。このような図6に示した構成を採用すると、包装容器1は、傾斜した商品展示形態F1のみならず、他の商品展示形態を採ることが可能になる。
例えば、図7(a)に示すような商品保持板形成部4が折目線T1で側板形成部5と直角に折り曲げられ、底板形成部7が折目線T2で側板形成部5から180度折り返されて切り起こし部V2と切り起こし部V1が共に起こされて係合される。更に、脚板形成部8および固定板形成部9が折目線T3,T4で折り曲げられたのち、面ファスナW1に面ファスナW2が係止されて固定板形成部9が商品保持板形成部4の背面4Bに固定される。これにより、包装容器1は、商品保持板形成部4が直立した商品展示形態F2となる。すなわち、商品展示形態F2のときに商品保持板形成部4が底板形成部7に対して直立するように、商品保持板形成部4における面ファスナW1の位置と、固定板形成部9における面ファスナW2の位置が設定されている。
このような包装容器1によっても、底板形成部も比較的広いので、安定した直立姿勢を保持することができる。
そして、図7(b)に示すように、側板形成部5および蓋板形成部6が一体に折目線T1で折り返されて商品保持板形成部4の背面4Bに前後に重畳される。このとき、商品保持板形成部4の背面4Bにある面ファスナW3に、対面する側板形成部5の面ファスナW4が係合する。そして、商品保持板形成部4の面ファスナW5に、対面する脚板形成部8の面ファスナW6が係合する。これらにより、商品保持板形成部4と側板形成部5および蓋板形成部6とが固定される。そして、この包装容器1は、竪壁Xにねじ込まれているフックねじ14に吊り下げ用孔13が掛止され、吊り下げ態様である商品展示形態F3として展示されるのである。
更に、この包装容器1は、図8に示すように、長尺板体の商品保持板形成部4の表面4Aに例えば上下2つの商品載置台20,20が取り付けられている。各商品載置台20は上面開口30および前面開口31(図10参照)を有している。各商品載置台20は、商品Sを載せる載置板部21と、載置板部21の後辺部に立設された背板部22と、載置板部21の左右側辺部に立設された側板部23,23と、載置板部21の前辺部に形成された折目線26を介して矢印R5のように起倒自在に設けられて前面開口31を開閉自在に蓋止する前蓋部25と、側板部23,23に設けられた左右のロック機構29,29と、から構成されている。背板部22は、接着剤などの固着部材43により商品保持板形成部4の表面4Aに取り付けられる。各ロック機構29は、前蓋部25の側端に形成された側板部27から延在した掛止部28を係脱自在に掛止するものである。左右の側板部23,23間は、例えば仕切板部24,24,24で仕切られて仕切空間を形成している。各仕切空間内には、それぞれ商品Sが出し入れ自在に収容される。
前記のロック機構29は、図9および図10に示すように、側板部23の内側面に固着される掛止用板33と、掛止用板33の内側面に固着されるスライダ受板34と、掛止用板33の段部37およびスライダ受板34のガイド溝36に摺動自在に装着されて案内されるスライダ32と、から構成されている。掛止用板33の内側面には、前蓋部25の側板部27を収容するための段部39が形成されている。段部39の奥側には、掛止部28を掛止する掛止溝部38が形成されている。また、掛止溝部38の外側面には、スライダ32の受け板42を案内する段部37が形成されている。スライダ受板34を構成する竪板部35の内側面には、横方向に延びるガイド溝36が形成されている。スライダ32は、竪板部40と、竪板部40の上端から鉤状に延びる受け板42と、竪板部40の外側面に形成されて横方向に延びる凸条41と、から構成されている。凸条41はスライダ受板34のガイド溝36に収容されて案内される。
この商品載置台20では、前蓋部25が折目線26で前方に折り曲げられて前面開口31が開放される。これにより、載置板部21上に商品Sを簡単に出し入れすることができる。一方、載置板部21上に商品Sを収容したのちは、前面開口31が前蓋部25で蓋止される。このとき、前蓋部25の側板部27および掛止部28がロック機構29のスライダ受板34と竪板部33との隙間に挿入され、掛止部28が掛止用板33の掛止溝部38に入り込んで掛止される。その状態で、スライダ32が手で前方に摺動され、側板部27の上面を抑え込んでロックする。
従って、前蓋部25で蓋止しているときは、透明な前蓋部25を透して商品Sを見ることができるし、商品Sが前方に落下するおそれもない。一方、ロック機構29のスライダ32を後部の待避位置まで移動させたのち、側板部27および掛止部28を手で引き上げることで、ロック状態をいとも簡単に解除でき、前蓋部25を開いて商品Sを出し入れすることができる。
尚、上記では、全体が矩形箱状の商品ケースC内に商品本体Eを収容した商品Sを示したが、本考案の包装容器が適用される商品はそれに限られない。例えば、図11に示すような商品SAでも適用可能である。この商品SAは、例えば前面に出し入れ口45を有する透明な商品ケースCAと、出し入れ口45を開閉するために商品ケースCAの外側面に上下スライド自在に配備された透明な蓋体47と、蓋止状態の蓋体47をロックするための鍵部48,49と、商品ケースCA内に設置された置き台46と、置き台46に保持された商品本体EAと、を備えている。
この商品SAは包装容器1の商品保持板形成部4の表面4Aに固定して使用されるが、商品本体EAが宝石などのような貴重品であっても、閉じた蓋体47が鍵部48,49でロックされるので、商品本体EAの盗難を防止できる。そして、直に見せなければならないときは、鍵部48,49を解錠して蓋体47を開け出し入れ口45から商品本体EAを取り出して顧客に見せることができる。
尚、上記では、長尺板体の素材として、紙段ボールを用いた例を示したが、本考案はそれに限定されない。例えば、段ボール構造を有するプラスチック段ボール、あるいは折り曲げ可能なプラスチック板または厚硬紙などを用いることも可能である。
1 包装容器
2 外箱
3 長尺板体
3A 一端
3B 他端
4 商品保持板形成部
4A 表面
4B 背面
5 側板形成部
6 蓋板形成部
7 底板形成部
8 脚板形成部
9 固定板形成部
10 保持部材
11 一端開口
12 底部
13 吊り下げ用孔
20 商品載置台
21 載置板部
22 背板部
23 側板部
25 前蓋部
28 掛止部
29 ロック機構
30 上面開口
31 前面開口
F1〜F3 商品展示形態
S,SA 商品
T1〜T4 折目線
V1,V3 切り起こし部(係合部材)
V2,V4 切り起こし部(相方係合部材)
W1,W3,W5 面ファスナ(係合部材)
W2,W4,W6 面ファスナ(相方係合部材)

Claims (7)

  1. 長尺板体の長手方向の一端側から他端側に向けて、商品保持板形成部、側板形成部および蓋板形成部が折目線を介して連設されて成り、
    前記蓋板形成部は、前記商品保持板形成部との折目線から他端側に向けてそれぞれ折目線を介して連設された底板形成部、脚板形成部および固定板形成部から構成され、
    前記蓋板形成部の底板形成部が蓋止方向とは反対側に折目線で折り曲げられて前記底板形成部が前記側板形成部と重ね合わせられ、
    前記脚板形成部が前記商品保持板形成部の背面に向けて折り曲げられ、
    前記固定板形成部が前記商品保持板形成部の背面と平行に折り曲げられ、
    前記底板形成部に設けられている相方係合部材が、前記側板形成部に設けられている係合部材に係止されることにより、前記側板形成部が前記底板形成部に固定され、
    更に、前記商品保持板形成部に設けられている係合部材に、前記固定板形成部に設けられている相方係合部材が係止されて前記固定板形成部が前記商品保持板形成部の背面に固定されることにより、商品展示形態にされることを特徴とする包装容器。
  2. 商品展示形態のときに前記商品保持板形成部が前記底板形成部に対して傾斜するように、前記商品保持板形成部における係合部材の配置と、前記固定板形成部における相方係合部材の配置が設定されている請求項1に記載の包装容器。
  3. 商品展示形態のときに前記商品保持板形成部が前記底板形成部に対して直立するように、前記商品保持板形成部における係合部材の配置と、前記固定板形成部における相方係合部材の配置が設定されている請求項1に記載の包装容器。
  4. 前記蓋板形成部の他端側に吊り下げ用孔が形成され、
    前記側板形成部および前記蓋板形成部が一体で折り返されて前記商品保持板形成部の背面に重ね合わせられ、前記重ね合わせられた状態において前記商品保持板形成部と前記側板形成部および前記蓋板形成部とが固定されるように、
    前記商品保持板形成部における係合部材の配置と、前記側板形成部および前記蓋板形成部における相方係合部材の配置が設定されている請求項1に記載の包装容器。
  5. 前記係合部材および前記相方係合部材が、前記長尺板体の長辺部に形成された切り起こし部で構成されている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の包装容器。
  6. 一端開口を有する有底筒状に形成された外箱を備えており、
    当該外箱は、前記商品保持板形成部の表面に商品を保持し前記側板形成部および前記蓋板形成部が折り曲げられて前記保持された商品の表面を前記蓋板形成部が被った状態にある長尺板体を、出し入れ自在に収容する構成とされていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の包装容器。
  7. 上面開口および前面開口を有するとともに前記長尺板体の商品保持板形成部の表面に取り付けられる商品載置台を備えており、
    当該商品載置台は、商品を載せる載置板部と、前記載置板部の後辺部に立設されて前記商品保持板形成部の表面に取り付けられる背板部と、前記載置板部の左右側辺部に立設された側板部と、前記載置板部の前辺部に起倒自在に設けられて前記前面開口を開閉自在に蓋止する前蓋部と、前記側板部に設けられていて、前記前蓋部の側端に形成された掛止部を係脱自在に掛止するロック機構と、から構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の包装容器。
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